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<はじめに> |
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「伊吹と〜…」 |
「ひ、瞳の…」 |
「「千歳紹介コーナー!!」」 |
「さぁ、待ちに待った、千歳の紹介コーナーの始まりだよ〜!!」 |
「伊吹さん、誰も待ってないと思います…」 |
「えー、そんなことないでしょ!!全国5000万人もの<千歳>ファンのお客様がこのコーナーを待ってたはずだよ。」 |
「そうでしょうか…?ちなみに、今日の予約なさったお客様の人数は何人でしたか?」 |
「うぐっ!!……ろ、6人…かな。だって、今日は平日なんだからしょうがないじゃん!!休みの日ならもっと来るんだからぁ〜!」 |
「そうですね。でも、伊吹さんはいつもオーバー過ぎます。そんなのだと、誇大広告で訴えられちゃいますよ…」 |
「(うぅ…瞳ちゃん、最近は手厳しいなぁ…)そ、そんな事より、自己紹介です!」 |
(話を逸らされてしまいました……) |
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<自己紹介> |
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「私は貝塚伊吹っていいます。ここ、和風創作料亭<千歳>で料理長やっています。見た目は若いかもしれませんけど、ちゃんと調理師免許も持ってるんですよ」 |
「私は若菜瞳と申します。こちらのお店では給仕をさせて頂いております。先日まで高校生だったのですが、ある事情により今は退学して、ここでお勤めしております」 |
「<千歳>って言うのは、私たちが働いている料理屋さんで、昭和の50年代にできたお店なんです」 |
「場所は大阪のミナミと呼ばれるところにあります。外観は2階建ての広い和風のお屋敷で、お店はその1階部分となっております」 |
「2階部分には私たち、従業員用のお部屋もあって、お店の従業員の多くがここに住んでるんですよ。」 |
「お屋敷自体はここのオーナーである姫川千歳さんのものですけどね…」 |
「でも、家賃も取られているわけじゃないのに、綺麗でいいお部屋なんですよねぇ。それに、お風呂も大きいし♪」 |
「わたしもあのお風呂は大好きです。ここの仲間になるきっかけにもなってくれた大切な場所です…」 |
「あとですねぇ、お店はお昼と夜に営業していまして、お昼はリーズナブルなお値段でおいしいお料理をお作りしております」 |
「お昼は、お昼休みのサラリーマンやOLのお客様がたくさんいらっしゃいますね。ちなみに、お昼の営業時間は午前11時から午後3時までとなっております」 |
「そして、夜は少しシックな感じの高級感溢れる料亭に早変わりなのです!」 |
…とは、言いましても高級料亭のように敷居が高いわけじゃありません。なにせ、手品ショーが行われているくらいですからね…」 |
「あはは、シルヴィアさんが来てからは手品ショーも人気になっちゃいましたからねぇー…」 |
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でも、お客様がたくさん来て頂けるのはいいことですよね。シルヴィアさんの手品は団体のお客様には特に喜んで頂いていますし」 |
「まぁ、忘年会や新年会には引っ張りだこみたいだねぇ」 |
「あ、それと夜の<千歳>は午後6時から11時30分までとなっております。お時間にお間違えのないようお気をつけ下さいね」 |
「じゃあ、今日はこの辺で紹介を終わらせていただきますね。ホントは私のお料理の話や秘密の薬の話もしたかったんですが…」 |
「伊吹さん、またあの怪しい薬を作る気ですか…?」 |
「それでは皆様、今日はこの辺で…!!」 |
(聞いていませんね…) |
「「ご来店、お待ちしておりま〜す!!」」 |