第2話 : 天空城の虜



〜目次〜

PREPLAY
OPENING PHASE
MIDDLE PHASE
CLIMAX PHASE
ENDING PHASE



PREPLAY


GM:じゃあ始めようか。異界戦記カオスフレア、第2話『天空城の虜』を始めます!まずは今回予告から。

幽:また未来を侵略すんねんな。(笑)





<今回予告>

始原世界オリジンを守護する、神王エニア3世。
この可憐な少女王に、恐るべき夕闇の魔人、ダスクフレアの手が伸びる。
冥府の秘宝を我が物にせんとするダスクフレア、ユルゲンスハイムはそのために必要なオジリンの至宝『天命のタブレット』を奪うため、エニア3世を天空城へと連れ去ってしまった。
果たして勇者達は、エニア3世を救い出せるのだろうか?
そして、冥府の秘宝とは何か?

異界戦記カオスフレア!天空城の虜!

「人よ!未来を侵略せよ!!」




龍馬:…ビール飲みたいです…。(汗)

シルヴァーナ:素面ではやりにくい、と。(笑)

GM:ちなみにエニア3世はこの世界の中央、エルフェンバインの女王で…。

龍馬:そんなことはいい、問題は眼鏡をかけてるかどうかや!

GM:かけてないよ。(汗)

龍馬:なら、良し。(満足気)

幽:いいのか、それで…。(苦笑)

龍馬:まぁ最近、P4の影響で眼鏡もいいかな、と…。

シルヴァーナ:コロコロと変わるなぁ。(笑)

GM:…正直、どうかと思うで、そういう考え…流されてさぁ…。(呆)

龍馬:まぁまぁ、始めようや。(笑)

GM:はいはい、じゃあハンドアウトからいこか。


◆Opening 00-1◆光と闇の狭間の出会い  Scene Player―広川 幽

シナリオパス:“エニア3世”への“親近感”


GM:ということで、まずはフォーリナーからな。

幽:は〜い。


界渡りを起こし、亜空間へと飲み込まれた君は、あやうく暗黒の深淵に落ちそうになる。


GM:まぁどういうことかというと…前回の終わりに放浪の旅に出て…腹が減りすぎて倒れた。

幽:ちょっ!いきなり情けない登場やな!(笑)

GM:うん、ちょっとイジった。(笑)


しかし!闇の中に現れた可憐な少女が、君を深淵から救い出してくれた!


GM:つまり、腹が減って倒れてる君に彼女は御飯をあげたのだ!(笑)

シルヴァーナ:あ、哀れみ受けとる…。(笑)こう、馬車の窓からパンを一つポイッてされたんやろ。(笑)

エニア3世(GM):「これでもお食べなさい」(笑)

幽:その行為のどこに親近感を感じたらいいんやぁー!

全員:(爆笑)


彼女はエニア3世と名乗り、君をオリジンへと導いてくれた。


GM:こう、道を馬車でパカパカと走ってたら、君が倒れてたから…窓のカーテンたまたま開けて見てしまってんな。


だが、オリジンに着いてみれば、彼女は悪い魔術師に連れ去られらたという。


龍馬:いぃぃぃー?!つい今しがた助けてくれたんちゃうん?!

GM:まぁ流れとして、先に幽だけ国に帰らせて、後から自分も帰ろうとしたら…ってことやな。


何としても彼女を助け、恩を返そうと君は決心した。


幽:まぁ、そう言うのなら…そうか、あんな扱い受けてもちゃんと恩感じるんや…。

GM:いや、御飯の渡し方は分からんけどな。(笑)そこの演出はこの後や。


◆Opening 00-2◆戦場に散る友  Scene Player―北辰土佐守龍馬

シナリオパス:“稲城石見守忠長”への“友情”


GM:じゃ、次は龍馬な。

龍馬:うぃ。

幽:シルヴァーナさんは、またPC3やな。

シルヴァーナ:それでいい、渋い脇役キャラを目指してるから。

龍馬:しかし、また“友情”からなんや…前もキリンへの友情やったし…。

シルヴァーナ:交友関係が広いんやろ。

龍馬:まぁ、そういうことにしとこ。


宝永を襲撃し、羅喉丸を奪い去ったダスクフレア、ユルゲンスハイム。
その追跡を命じられた君は、途中別働隊の稲城艦隊から連絡を受ける。
ユルゲンスハイムの居城、天空城のおおよその位置を把握したというのだ。


龍馬:別働隊…って、俺、別に戦艦持ってませんよ?

GM:ん〜…まぁ、別の艦に乗せてもらってるんやろ。

龍馬:乗っけてもらってるんかい…。

GM:艦長じゃなくて武士取ったんやから、仕方ないやろ!

幽:臨時クルーや。(笑)

龍馬:そんなん、嫌や。歩いていく。

GM:何で歩くねん!(汗)

シルヴァーナ:到着する頃には全てが終わってそうや。(笑)


しかし、その代償に稲城はオリジンの空に散った。


全員:って、散ったんかい!!(爆笑)

龍馬:早かったなぁ、友情の終わり。(笑)


志半ばに倒れた友のためにも、何としてもユルゲンスハイムを倒さねばならない!


龍馬:「惜しい男を亡くしたものだ…」


◆Opening 00-3◆龍族の誇りと勅命  Scene Player―シルヴァーナ・ピースクラフト

シナリオパス:“ユルゲンスハイム”への“好敵手”


GM:ってことで、次はPC3。

シルヴァーナ:はいはい…ライバルなんや。

幽:ダスクフレア相手やのに、ライバル?!あかんのちゃう?

GM:ん〜、分からんけど…強い奴を見てたらワクワクする人種なんやろ。(笑)

シルヴァーナ:「アイツの攻撃と俺の防御力、どっちが上かなぁ、ワクワク」(笑)

幽:この戦闘民族め…。(笑)

GM:じゃあハンドアウトいくで。


不敵にも空中宮殿、エヌマ・エリシュを襲撃したダスクフレア、ユルゲンスハイム。
その恐るべき魔力は、ただそこにいるだけで世界を揺るがす凄まじいものだった。
そのユルゲンスハイムの行方が、ようやく知れたという。
イルルヤンカシュは君に、龍族の誇りとこの地上に生きるものの運命のため、君にユルゲンスハイムを討伐せよと命じた。
無論、君に否の言葉はない。


シルヴァーナ:もちろん、無いさ。ニヤリと笑って…「了解した」

幽:何でニヤリ笑い…?

シルヴァーナ:後で分かるわ♪


**********************************************

GM:とまぁ、こういうハンドアウトでした、と。

幽:じゃあ、自己紹介というか成長申告でもしよか?

GM:あぁ、そうやな。


▲PC@:広川 幽

幽:では僕から。毎度お馴染みPC@の広川 幽です。成長で、《プレイヤーズ・コール》取って、切り札を一つ。もう一つが《盾の乙女》で周りの人間の達成値を上げる補助技を。

龍馬:それは有難い。

幽:あとは《時流の間隙》で差分値をダメージに足すのを他人にも使えるっていうやつ。《盾の乙女》と組み合わせで使える補助技です。最後に、前回フレアが消費し勝ちだったので、《ウィンドロード》取って、移動するだけでフレアが貰える技も取った。以上。


▲PCA:北辰土佐守龍馬

龍馬:ん、じゃあPCAの龍馬です。名前変えたいです…。

GM:それは無理やな。(笑)

龍馬:ちょっと恥ずかしくなってきた…。え〜っと、特技は《捨て身の覚悟》、これは<白兵>ダメージが2倍になる代わりに自分も同じダメージをくらいます。《光を呼ぶ者》は属性が根源に変わります、これでどんな奴にもダメージ与えられる。《千羽鶴》はダメージが<魔術>×4点減少できる。《心眼》は隠密してる相手にも攻撃できる。《電光石火》は行動値に<技術>を足す。《金色の魔法》はEDで願い事を一つ叶えることができる…皆、安心して死にや。

幽&シルヴァーナ:死ねるかぁー!!(笑)

GM:いやぁ、PCを生き返らせる技は他にあるから、それは不可やなぁ。NPCならいいけど。

龍馬:じゃあ皆、安心して大怪我しいや。

シルヴァーナ:何で蘇りにしか使わないんだ。(汗)

幽:これって確か、世界に変な影響を与えない程度の奇跡を起こす程度やったはず。

GM:…花を咲かせてくれる、とか?

幽:そんな感じ。(笑)

龍馬:ま、こんな感じです。


▲PCB:シルヴァーナ・ピースクラフト

シルヴァーナ:じゃ、PCBのシルヴァーナです。まずは先を見越して《豪腕怪力》、両手武器を片手で振り回せる技を。次は《苦痛耐性》で…。

龍馬:いよいよマゾに…。

シルヴァーナ:うん、痛みを快感に変えれるからHPが上がる技。(笑)《巨龍の咆哮》で差分値をダメージに上乗せの技も一つ。最後に《ドラゴン・テイル》っていう、尻尾で攻撃して1点でも与えたら[転倒]させる技。

龍馬:足が無いやつは?

シルヴァーナ:地面に叩きつけたらいいがな。(笑)あ、んで前回は考えてなかったけど、ちょっと今回から人格障害が出ました、このキャラ。(笑)

龍馬:どういうこっちゃ。(笑)

シルヴァーナ:まぁ後々頑張って演じてみるさ。(笑)簡単に言えばサドとマゾの二重人格やけどな。(笑)俺は以上です。

GM:は〜い、ではOpeningPhaseにいこか。



OPENING PHASE



◆Opening 01-1◆境界の域にて  Scene Player―広川 幽

GM:いきましょか、まずシーンプレイヤーは幽から。

幽:はいはい。


光が、すべてを飲み込んだ。


GM:え〜、つまり、もう死に掛けてますね。(笑)

幽:死…?!(汗)

GM:もう腹減りすぎて倒れて、目の前が真っ白になってる状態。(笑)


まるで流星のように君の周囲を様々な風景が通り過ぎていく。


幽:走馬灯かぁぁぁー!!

全員:(爆笑)


だが、ふと気づくと、君は闇の中に飲み込まれていなかった。


龍馬:戻ってこれた…。(笑)

幽:生きてる…俺、生きてるよ…!(笑)


あわやと思った瞬間…。


龍馬:あわやというとこまで逝ってたんかい!(笑)

シルヴァーナ:かなりギリギリのラインやぞ、そこ。(笑)


柔らかな声が響き、喉に…食事が通った。


シルヴァーナ:無理やり口に流し込まれる方法やったか…!(笑)

GM:いや、別にそんな腹黒い子じゃないで?(笑)

シルヴァーナ:流動食…いや、ここはケーキとか用の生クリームとか。むしろ天然でやりそうや。(笑)

GM:あぁ、それはあるかも。(笑)で、話しかけてくるわ。

少女(GM):「だ、大丈夫ですか?!」

幽:…え、これはもう食べた後?

GM:食べた後…というか、喉に詰め込まれた後というか。(笑)まぁ飲み物とかも含めて一通り食べたってことで。

幽:じゃあ一息ついたとこやな。…いきなり行き倒れから開始って、どんなロールプレイしたらいいんや?!(汗)

GM:「ぷはぁー!」

シルヴァーナ:腹をパンパンッ!と叩いて「あ゛〜生き返った…」

幽:く…難しいな…!

GM:で、落ち着いて見てみたら、目の前に少女がいる。

幽:ど、どう絡もう…。

シルヴァーナ:「あんたぁ、俺の命の恩人だよ。はっはっはっ」って感じで。

幽:そんなの僕のキャラじゃない…。(汗)

少女(GM):「もしかして…貴方は地球の人ですか?」

幽:あぁ、まぁ学生服のままやからな。分かるか…。「え〜っと…知ってるのか?」

少女(GM):「もちろん、知っていますよ。“界渡り”…ソーテリアを起こしてしまったんですね」

幽:「それを知ってるってことは…もしかして、帰る方法も分かるのか?!」

少女(GM):「帰る方法…いえ、そこまでは分からないです…」

幽:「そうか…」

少女(GM):「私の名前はエニア3世、オリジンの世界にある“イスタム”という国の女王です」

幽:「女王…女王がこんな所をフラフラしていて、いいのか?」

GM:まぁ何か視察に行ってた帰りやねん。

エニア3世(GM):「貴方は地球という世界からここへ飛ばされてきたのですね…。とりあえず、私の国に行きましょう」

GM:って連れてってくれるわ。

幽:あぁ、連れてってくれるんや。じゃあそこに親近感…というか、恩返ししようを考えとこう。

エニア3世(GM):「ただ、私はまだ少し寄るところがあるので、こちらの馬車でお送りしますわ」

GM:ってことで馬車の一つに乗せてくれるわ。それで先にイスタムって国に行っておいてくださいってことやな。

幽:はい、分かりました。じゃあ最後に一言。

シルヴァーナ:「私は金で動く」

全員:(爆笑)

龍馬:その台詞、いいなぁ。(笑)

幽:何言おうとしたか忘れたー!(笑)

エニア3世(GM):「イスタムに着いたら私の所に着てください。貴方が地球に帰れるように、お手伝いは致しますから。……その代わりと言っては何ですが、地球の話を聞かせてくださいな」

幽:「あぁ、分かった。そんなことでよければいくらでも聞かせてあげるよ」

エニア3世(GM):「では、また貴方に会えるのを楽しみにしているわ」

GM:と言って、どっかに行きました。

幽:じゃあ別の馬車に乗せてってもらおう。

GM:はい、じゃあ次のシーンにいこか。


◆Opening 01-2◆宝永燃ゆ  Scene Player―北辰土佐守龍馬

GM:じゃ、次は龍馬ね。

龍馬:ん、はいはい。「さぁ、今日はどんな女の子がおるんかなぁ!」

幽:今、戦艦ちゃうん。(笑)

龍馬:あー、しまった!(汗)

シルヴァーナ:まぁクルーにおるやろ。

龍馬:そうそう!オペレータとかな!(笑)

GM:龍馬は前回の後、一回富嶽に戻りました。

龍馬:「まさか…まだ僕にも帰れる所があったのか…!」(笑)

GM:多分、艦で迎えにきてくれてん。

龍馬:おぉ、VIP待遇やな。

GM:で、そこで稲城と出会ってん。

龍馬:石見守と、その妹な!名前は何にしよかなぁ…忠長の妹やから…。。

GM:……………。

シルヴァーナ:忠美でいいやん。

龍馬:忠美!?(笑)まぁ、それでいいや。

GM:何か勝手に妹できたし…。(汗)まぁいいや…じゃあ描写いくで。


巨大な炎が、天を焦がしていく。
宝永の中心地、上野の寛永寺の結界の中、敵襲の知らせを受けて信長と君は駆けつけた!


龍馬:エマージェンシー!…っていうか、信長と知り合いやったんや。

GM:うん。

龍馬:ラッキー!「姫様ー!姫様ー!……はぁはぁ…」(荒い息)

シルヴァーナ:あ、危ない人や…。(汗)


寛永寺は炎上し、敵襲撃者であろう死人の群れと、それに殺されて黄泉還りとなった僧侶達が地獄絵図を作っていた!


龍馬:「姫様!ここは私めにお任せを!」《捨て身の覚悟》!

幽:いきなり死ぬ気満々か!(笑)

GM:まぁ信長が先に寛永寺に駆けつけます。

信長(GM):「くっそ〜…死人使いか!たわけた真似をしやがる…!」

龍馬:…え、結局敵は何々?

GM:だから、死人の群れ。1話でも言ったけど、黄泉還りしたらゾンビみたいになってくる。

龍馬:ゾンビか…じゃあ愛剣『陸奥守』で斬りまくるで。

GM:はい、どうぞ。

龍馬:「おら!」グッサー!グッサー!「1!2!3!4!…100!200!」

幽:途中めっちゃ飛んだ!ていうか斬り過ぎや!(笑)

GM:まぁそれでも無理やな…数は少なくとも5000はおる。

全員:(爆笑)

幽:三国無双でも、難しい数字や。(笑)

龍馬:「くっそ〜、キリがないな…600までいったけど…」

信長(GM):「……ちっ!結界の中の妖刀・羅喉丸が奪われてやがる!」

龍馬:それは何?デッカイ戦艦?それともモビルスーツ?

GM:いや、羅喉丸は刀や。

幽:妖刀って言ってたやん。

龍馬:まったく聞いてへんかった。(笑)「おかしいな、それ俺の腰にあったはずやのに…」

シルヴァーナ:また妄想か。(笑)

信長(GM):「お前の腰にはそんなもん付いとらん!…あれを持てば、船1隻の人間を殺しつくすまで止まらないっていう、正真正銘の妖刀だぞ!」

龍馬:「でも俺、今600人斬ったで」

信長(GM):「600人?!それの100倍は殺せる!」

龍馬:「ろ、6千人?!」

シルヴァーナ:違う、6万人だ!(笑)

龍馬:しまった、桁が違う!国が滅ぼせる!(笑)

シルヴァーナ:ていうか、船1隻じゃきかんだろ、その数。(笑)

信長(GM):「それに羅喉丸は、まがりなりにも将軍家の宝刀だ。それが奪われたとなっちゃ、メンツが立たねぇ…。龍馬!ここは私に任せて、羅喉丸を追え!」

龍馬:「…は、はい。でも姫様は…」

信長(GM):「私なら大丈夫だ!」

GM:まぁ実際強いからな。

シルヴァーナ:一振りで100、200、300……って百単位で。(笑)

龍馬:すっげー!(笑)

GM:いや、そこまでではないけどな。(笑)

龍馬:…つまり、その刀があれば…全ては俺のもん、やな…。

幽:そういや、そういうキャラやったな…。(汗)

シルヴァーナ:むしろ、刀に飲まれるとか…。

龍馬:いや、もう飲まれてるから。

シルヴァーナ:まだ姿も見てない刀にか!(笑)

龍馬:最初から飲まれてる!マイナス×マイナスはプラスや!

シルヴァーナ:いや、マイナス+マイナスで結局マイナスだろ。(笑)

幽:間違いない。(笑)

龍馬:よし…じゃあ刀を鍔をカチャンと鳴らせて納めて……「行ってきまーす」

幽:軽!

GM:「行って参る!」くらい言えよなぁ。

龍馬:そういうノリちゃうねん。

幽:家出る時にお母さんに言うノリやったで。(笑)

母(シルヴァーナ):「あんた、明るいうちに帰ってきぃやぁー」(笑)

龍馬:「おぅ、夕飯までには終わらせる」(笑)

信長(GM):「帰ってくるな!」(笑)

龍馬:帰ってくるな言われてしもた…。

信長(GM):「とにかく!もし、アレがオリジンの魔法使いの手に渡ったら何に使われるか分からん!」

龍馬:…俺の方が危ない気がするけど…。

GM:そこは「信用してるで」って話やん。

龍馬:うん、まぁ信長には使わんから。そこは大丈夫、安心して。

GM:ん、んで信長より命を受けた君は羅喉丸を追って、各地を転々としていた。

龍馬:あぁ、もう転々としてるんや。

GM:うん、それである日、友軍から救難信号を受けた。

龍馬:どうやって信号受け取ったんやろ…徒歩やのに。

幽:ほんまに徒歩なんや!

GM:……何で歩くかなぁ……。(汗)

シルヴァーナ:…じゃあ伝書鳩でいいやん。それも半機械化されて、ちゃんと相手の所に行くやつ。

他3人:すっげぇー!そのハト!(笑)

伝書鳩(シルヴァーナ):バサバサ……ピピピッ!「目的、龍馬サマト確認」

龍馬:あ、じゃあ…。(腕を伸ばしてとまれるようにする)

伝書鳩(シルヴァーナ):ビー…ガシャッ!「ドッキング、完了」(機械の爪で腕を鷲掴む)

龍馬:「いってぇぇぇぇー!!」(笑)

GM:じゃあその伝書鳩を採用しよか。(笑)

伝書鳩(GM):「龍馬サマ!龍馬サマ!救難信号ガ出テイマス!」

龍馬:喋れるんかい!(笑)

伝書鳩(GM):「発信元ハ……別働隊ノ稲城艦隊!画像通信イタシマス!」

GM:…どうやって画像を…。(汗)

シルヴァーナ:嘴をカパッて開くと空中にホログラムが出るんやろ。(笑)

龍馬:すっげぇー!何だ、この機械。(笑)

幽:凄い文明レベルや。(笑)

GM:じゃあホログラムで石見守が現れますね。

忠長(GM):『り、龍馬殿…!近くにいてくれて、よぉござったぁ!ワシじゃ!稲城石見守忠長じゃ!』

龍馬:え、えらいおっさん臭い喋り方やな…。(汗)

幽:いや、お侍さんはこんなんや。(笑)

GM:歳もまだ若いで。

龍馬:…堅っ苦しいのってダルいよね〜。

シルヴァーナ:少しは見習いなさい。(笑)

忠長(GM):『羅喉丸が運び込まれたと思しき敵の居城、“天空城”を見つけ申した!しかし、不覚にも敵に気取られ…』

龍馬:ちょ、ちょっと待ってくれ。信長は俺を信用してたんちゃうんか?!

GM:ん〜、そんなん全体に指揮出しますよ。

幽:何で個人に解決させようとすんねん。(笑)

龍馬:それでもな?…こっちは一人、向こうは艦隊…何やこの扱いの差は!(笑)せめて馬くらいくれよなぁ…。

GM:まぁ龍馬には艦隊は扱えへんと分かって言ったんやって。

龍馬:そういうことやなぁ…俺なら私物化するからな。

幽:するなよ。(笑)

忠長(GM):『敵に気取られ、我が方の被害は甚大でござる…!我が艦、石見もこれまでにござる…』

龍馬:ヘボすぎる…。(汗)

忠長(GM):『龍馬殿。敵の城の座標を送り申す。恐らくは移動できる城でありましょうが、見たところ遠くへは行けぬ様子でした。今ならばまだ間に合いましょう…』

龍馬:だから徒歩やっちゅーねん!

GM:誰かに言ったら乗せてくれるよ、そのくらい。

龍馬:ん〜、そう言われてもなぁ…。

幽(急にクルーになって):『左舷、大破ぁ!もう持ちません!!』(笑)

GM:ドゥン!ドゥン!

シルヴァーナ(同じくクルー):『艦内で火災発生!消化、急げ……う、うわぁぁー!!』

GM:ドゥンドゥンドゥンドゥン!!

忠長(GM):『も、もうこの艦も持ちそうにありません…ど、どうか…どうか龍馬殿!憎っきユルゲンハイムを討ち、羅喉丸を取り返してくだされー…!!』

龍馬:「え、ちょ、そんな…」

GM:(遮る)ドーーーーン!!!

龍馬:「せめて俺に馬をー!!」(笑)

伝書鳩(シルヴァーナ):「追伸:足は各自で入手するように♪」

龍馬:何てこった…。

幽:ていうか、そんな追伸入れる余裕あったんや。(笑)

龍馬:じゃあ携帯でタクシー呼ぼ。「あ、もしもし?」

GM:タクシーって…。

タクシー会社(シルヴァーナ):「はい、こちらオリジン・タクシーです」(笑)

幽:あるんや!(笑)

龍馬:「あ〜、ちょっと天空城まで乗せてって欲しいねんけど」

タクシー会社(シルヴァーナ):「天空城ですかぁ…あちらは少し料金かかりますけど、よろしいですかねぇ?」

龍馬:「刀、一振りでどぉ?」

タクシ会社(シルヴァーナ):「いやぁ、刀一本では…あちらの目的地は保険の対象外となっておりまして〜…」

龍馬:「いやいや、刀言うても一振りで100人殺せる刀やで?」

GM:…って、それ信長の刀か?!(笑)

幽:殺されんで?!(笑)

龍馬:いや、羅喉丸をあげるつもりやってんけど。(笑)

幽:タクシーのおっちゃんに妖刀渡すな!(笑)

GM:大体、足くらい調達しようと思ったら何とでもできるやろ。調達の判定するとか…ちょっとは考え…。

龍馬:(無視!)あ、あそこにいるのは野生のドラゴン!よし、アイツを乗騎にしよう!うりゃぁー!

GM:…ほら、調達の対象にバイクとかあるで!(笑)

龍馬:格好いいー!何故かそこだけアメリカン!ショットガン片手に走っていく!(笑)

シルヴァーナ:…まぁ、実在の龍馬も拳銃は持ってたけど…。(笑)

幽:武士って、何々だ…。(汗)

GM:まぁそういう感じで色々できるから。じゃあここでシーン切ろか。


◆Opening 01-3◆その名はユルゲンスハイム  Scene Player―シルヴァーナ・ピースクラフト

GM:じゃ、シルヴァーナさんいきますよ。

シルヴァーナ:おぅ……今はどっちの顔かなぁ…。

GM:あ、そっか…(ハンドアウトを見て)…あ、今はサディスト顔にしとき。(笑)

シルヴァーナ:OK。(笑)

GM:しかし…このゲームのシーンて、いつも突拍子ないよなぁ…。


強力な魔力が、君を床に叩きつけた!


龍馬:いぃぃぃぃー?!(笑)

幽:確かにいきなりやな!(笑)

シルヴァーナ:「ぐっはぁぁ…っ!」

幽:まさか無条件に負けロールプレイとは。(笑)

GM:はい、負けから開始です。(笑)


「グフフ…本当に我輩に勝てるつもりだったのか…?この魔王をも恐れさせた大魔法使い、ユルゲンスハイムに!」


龍馬:よ、弱そうや…。(笑)


黒いローブの男は“冥界の書”と呼ばれる禁断の書を手に、高らかに笑った。


GM:まぁようするに、エヌマ・エリシュの書庫にある禁書を取られたわけですよ。

シルヴァーナ:あぁ、なるほどな。

アムルタート兵(幽):(唐突に)「おのれ、曲者ー!」

ユルゲンスハイム(GM):「邪魔だ…はぁ!!」

アムルタート兵(幽):「ぐぁぁぁぁぁー!!」

シルヴァーナ:「ちっ、馬鹿が…!力の差も分からねぇのか…下がってろ!」

幽:あ、そっか。今はサドか。(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「この書こそ、冥府を統べる永遠の書!この我輩はこれを得て、冥府を支配する王となるのだ!はっはっはっはっ!」

シルヴァーナ:「……ちっぽけな夢だな…」

ユルゲンスハイム(GM):「ふっ、追ってきたければ追ってくるがいい。貴様らドラゴンのフレアは、生贄に最適だからな!」

龍馬:追っていいんかい!

幽:まぁそら追いかけるやろうけど…。

シルヴァーナ:「……追う恋より、追われる恋の方が好みなんだが、な…」

GM:そういうキャラになるんや!(爆笑)

シルヴァーナ:裏人格だと、台詞回しがいちいちエロくなる。(笑)「血を血で洗う戦い…それこそが俺の、唯一の愛情表現…」

幽:嫌な愛情表現や…。(汗)

シルヴァーナ:「いいだろう…しばらくは俺は、アンタを追おう。愛しき人、と見立ててな…」

龍馬:うわぁぁ〜…。(汗)

GM:OK、じゃあそこで逃げられてしまいました。

シルヴァーナ:俺もそこで気絶しようか。

GM:じゃ、ここからはダイに貰ったものを使おうか。

シルヴァーナ:おぉ、使ってくれ。

龍馬:何?

GM&シルヴァーナ:自作ハンドアウト。(笑)

龍馬:何やそれ、すっげぇ!!(爆笑)


数日して傷も癒えた頃。
アムルタートの住まう空中要塞“エヌマ・エリシュ”、堅固そのものを象徴するような城の一角に、そこだけまるで別世界のように存在する、花の舞い散る庭園がある。
その花園の中央、小高い丘となった所にある小さなバルコニーに君が足を運ぶと、美少女にして冥龍皇たるイルルヤンカシュがその小さな一身に風を浴びていた。
君が歩いて近づくと、それに気づいた彼女が振り返り、声をかけてくる。


幽:よぉこんなん自分で考えたなぁ!(笑)

シルヴァーナ:うん、二重人格を思いついた時に、登場のさせ方考えたらこれしかなかった。(笑)

GM:じゃあ声かけられんで。

イルルヤンカシュ(GM):「こんな所にまで呼び出して悪かったな、シルヴァ……ん?あぁ、今は…そうか、貴方が出ているのか…ニルヴァーナ、“涅槃への導き手”…」

幽:それがもう一個の名前?

シルヴァーナ:そういうこと。

GM:結局、どっちがどっちて?

シルヴァーナ:シルヴァーナが表でマゾ。ニルヴァーナが裏でサド。

幽:ニルヴァーナって何か意味あったっけ?

シルヴァーナ:そのまま涅槃、だ。仏教用語で極楽の意味だけどな。

幽:あぁ、そっか。

GM:で、話しかけられてんで?

ニルヴァーナ:「…ここにいたのか、イルル」

GM:タメ語?!ニルヴァーナはタメになんの?!(汗)

ニルヴァーナ:ニルだとタメ語になって、シルだったら敬語になる。

GM:なるほどな…OK、わかった。

イルルヤンカシュ(GM):「ニルヴァーナ…貴方に、頼みたいことがあるの」

ニルヴァーナ:「この間の、奴のことか…」

イルルヤンカシュ(GM):「そう…貴方が戦った闇の魔術師、ユルゲンスハイムの行方が知れたの」

ニルヴァーナ:「さすが、早いな」

GM:…何かイルルヤンカシュがこういう喋り方したら変な感じやけど…ニルヴァーナの時は友達やねんな!

シルヴァーナ:そういうことで!

GM:じゃあそういう設定、頂きました。(笑)

イルルヤンカシュ(GM):「奴めー…このエヌマ・エリシュ同様に空に浮かぶ、天空城なる城を拠点としているらしい。聞けば奴は、龍の秘宝である“冥界の書”を盗んだばかりではなく、人間共の王であるエニア3世とやらも攫ったらしい」

ニルヴァーナ:「ほぅ…随分活動的だな」

イルルヤンカシュ(GM):「エニア3世はわらわが知るところによるなら、このオリジンを守護する存在。その者を害せば、このスフィアそのものが危ういものとなってしまう」

龍馬:いぃぃぃー?!(汗)

幽:かなりの重要人物やった!(汗)

イルルヤンカシュ(GM):「それはわらわの考えにも反する…。事によれば、奴はダスクフレアかもしれん。だからユルゲンスハイムをこれ以上野放しにしておくことができなんじゃ」

ニルヴァーナ:「ん、それは良く分かる」

イルルヤンカシュ(GM):「貴方とはいささか縁もある相手…」

龍馬:あるん?

シルヴァーナ:(素に戻って)え、知らん。

GM:まぁ戦って倒されたってことやろ。

シルヴァーナ:それだけか。(笑)

イルルヤンカシュ(GM):「そこで、わらわの命を聞いて欲しいのだ。ユルゲンスハイムを討伐し、“冥界の書”を奪還してほしい」

ニルヴァーナ:「…いいだろう。君はもちろんだが、俺にとっては奴も今は“愛しの君”…奴ともう一度ヤリ合えるのなら、この身、何も惜しくはない」

GM:ん、そろそろフレアあげよか。(笑)

ニルヴァーナ:「前回は不覚を取ったが、次会った時は……犯すのなら足腰立たなくなるまで犯すのが礼儀というものだろう…」

GM:…らしいで?

龍馬:うん、まぁな。

ニルヴァーナ:分かってくれると思ったよ。(笑)

GM:今のは誰の声や?(笑)

龍馬:心の声や。(笑)

ニルヴァーナ:伝わったぜ!(笑)

GM:じゃ、ここでシーン終了にしよか。(笑)



MIDDLE PHASE



◆Middle 01-1◆荘厳なる巨城  Scene Player―広川 幽

GM:じゃあお次のシーン、PCは幽。

幽:馬車に揺られて街に着いた頃かな。

GM:うん、そうやな。


窓を開けて外を見てみると、目の前には巨城があった。
一見して、その驚くべき光景に君は一瞬、自分が夢を見ていたような気になった。
それほどまでに、荘厳な城だ。
そして君の脳裏に、光の中で出会った少女のことが思う浮かぶ。


GM:ってことで…どこまで言えばいいのかな…。

幽:…え、城に着いて終わり?(笑)

龍馬:さぁ、パス取ろか。“城”への“愛情”。(笑)

幽:城に?!

シルヴァーナ:じゃあ“キャッスル”への“執着”。(笑)

幽:言い方変わっただけで、結局城やし!(笑)

シルヴァーナ:ん〜、じゃあ“セレブ”に対する“憎しみ”。「あの金が憎い!」(笑)

幽:ただの嫌な人や!(笑)

GM:で、幽は『あのエニア3世ともう一度出会えば、元の世界に帰る方法が分かるかもしれない!』と思います。が!そうして悩む君の前に、一人の人物が現れた!

幽:……誰?

龍馬:それは俺だ!

幽:り、龍馬さん?!!(笑)

GM:何でやねん。(笑)

幽:まぁ<根源>次第では出れるんかな?

龍馬:それでも俺は、今はまだ戦ってるとこやから無理や。

GM:…え?何と戦ってるん?

龍馬:野良ドラゴンと。

幽:まだ捕まえてたん?!(笑)

龍馬:「大人しくしろ!この!…乗せろって!!」(笑)

野良ドラゴン(シルヴァーナ):「Gruaaaaa!!」(暴れてる)

幽:ロープ1本でどこまでできるかなぁ。(笑)

GM:…えっとな、そこで本当はもう一人PCいたらソイツの出番やってんけど、おらんから…それ用に作っといたキャラでいくわ。エニア3世の部下、名前はリチャードさん。

龍馬:案外普通の名前やな…。

幽:今はどこにいるの?門の前?部屋?

GM:門の前、馬車降りたとこ。

幽:じゃあ馬車降りて、門のあまりのデカさにポカンと見上げてる。

衛兵A(龍馬):「そこの不審者め!何をしている!」

幽:いきなりしょっぴかれた!?(笑)

リチャード(シルヴァーナ):「まぁ、待ちたまえ…」

衛兵A(龍馬):「はっ、これはリチャード殿!」

リチャード(シルヴァーナ):「彼は大事な客人だ」

衛兵A(龍馬):「知ってるんですか?!…知ってるのか、雷電?!」(笑)

GM:まぁ先に伝書鳩で連絡受けてたってことで、知ってていいよ。

シルヴァーナ:いや、むしろノリでやってるけど、これでいいのかリチャード。(笑)

GM:あ、うん、むしろそれでOK。(笑)

シルヴァーナ:了解。(笑)

リチャード(シルヴァーナ):「貴方が“界渡りの少年”…幽殿ですな?」

幽:「は、はい!」

衛兵A(龍馬):「あの〜、ではこちらの紙にお名前とご住所、あと連絡先を〜…」(笑)

衛兵B(シルヴァーナ):「あと、こちらの身分証明書を首からかけておいてください」(笑)

幽:何このお役所仕事!(笑)

衛兵A(龍馬):「ではこのまま、携帯を持ってATMまで行ってください」(笑)

衛兵B(シルヴァーナ):「その際、決して銀行のATMは使わないでください」(笑)

幽:「振り込め詐欺?!…あれ?この紙…『借用書』って書いてあるー?!」(笑)

衛兵A(龍馬):「ただ今ですと、利率は40%となっております」

幽:「たっかぁー!!!」(汗)

シルヴァーナ:暴利にも程がある!(笑)

GM:姫様の客人をいきなり詐欺にかけるな!(笑)じゃあリチャードさんが言うわ。

リチャード(GM):「ようこそおいでくださいました、幽様。すぐにお部屋を御用意致しましょう」

幽:「あ、はい。お願い致します」

龍馬:警備甘いなぁ…。

シルヴァーナ:まだ身元もはっきりしてないのに…。

GM:ええねん、その辺は緩くて。

龍馬:世界滅びかけてんのに。(笑)

GM:…あ、ここでシーン切れる。

幽:早!

龍馬:パスは?“借用書”?

幽:いやいや!…でもリチャードにしても、そこまで話してない…。

シルヴァーナ:じゃあ合わせて、“リチャード”からの“借用書”、とか。(笑)

GM:実はリチャードが書かせてた?!(笑)

幽:何て奴だ…。(汗)あ、じゃあもう少し話しとかんとな。「そういえばあの子…エニアは?」

リチャード(GM):「エニア様ですか?エニア様は今は……何だったかなぁ…ちょっと手帳を見て……隣国であるティカル騎士団の方へ謁見しております」

幽:「ふぅん…いつ頃帰ってくるの?」

リチャード(GM):「あ〜…お戻りは恐らく明日になるでしょう」

龍馬:案外早いな…。

GM:まぁあんまり時間あけてもあれやからな。

リチャード(GM):「とにかくその間、こちらでお待ちください」

GM:立派な部屋に通されるわ。

幽:「お、お世話になります」(笑)

GM:ベッドは凄いフカフカで…。

龍馬:鉄格子があって…。

シルヴァーナ:部屋入ったら降りてくる。ガガガガガ…。

幽:あ、あっれぇー?!(汗)

リチャード(シルヴァーナ):「明日、身分が確たるものになるまで、こちらでお待ちください」(笑)

幽:「信用してないにも程があるぅー!!」(ガチャガチャ)

龍馬:最高級の部屋やな、安全やで。

シルヴァーナ:まったくだ。

幽:誰も入ってこれない…でも僕も出れない。(笑)

兵士A(シルヴァーナ):「では、これよりいくつかの質問をさせて頂きます」

幽:完全に疑われてるー!

兵士A(シルヴァーナ):「指先を少し失礼して…(機材を取り付ける)…今から貴方は質問にYesとだけお答えください」

幽:「い、イエス…」(汗)

兵士A(シルヴァーナ):「…貴方、今脈拍が上がりましたね?」

GM:拷問にかけられるわ。(笑)

兵士A(シルヴァーナ):「爪を!」ビッ!

幽:「ぎゃー!!」(汗)

GM:ケジメをつけなさい!(爆笑)

幽:何の?!僕が何した?!行き倒れのケジメ?!爪剥ぐくらいならそのまま放っとけよー!!(涙)

GM:まぁ鉄格子云々は冗談にして、まぁ部屋に通されました、と。(笑)じゃあ次にいこか。

幽:特にないから、パスはいいよ…。


◆Middle 01-2◆戦いの傷痕  Scene Player―北辰土佐守龍馬

GM:じゃあ次は龍馬な。

龍馬:…ていうか自分、さっきから全然フレア配らんけど…アンタが配らな、ウチらはどうしようもないねんで?

GM:ん?……まだそういうシーンがなかった!

龍馬:厳しいなぁ!(汗)

GM:そうかな…まぁいいや。じゃあ龍馬は馬とか竜とかを捕らえようとしながらも失敗して…それでも何とか天空城を目指してるみたいですね。

龍馬:竜を捕まえようとして、追いかけて、そのまま着くっていうパターンやねん。(笑)

シルヴァーナ:ようやく追いついたと思って、周り見回したら城が目前に!(笑)

龍馬:「あっれぇ〜?着いちゃったぁ〜」(笑)

GM:まだ着いてません。(笑)


天空城を目指す君の前に、黄泉還りの怪物達が立ち塞がった!
こいつらを倒さないかぎり、天空城には辿り着けないらしい…。


龍馬:またか…今更、黄泉還りの100匹、200匹くらい…。じゃあもう、凄いで?バッタバッタと……やられる。

幽:ぎゃー!(笑)

龍馬:だって、こっち一人やぞ?!

シルヴァーナ:1,2体を切り伏せた所で、敵の勢いに負けて飲み込まれてくねんな。

幽:数の暴力…。(汗)

GM:……ごめん!間違えた!違うハンドアウト読んでた!(笑)

シルヴァーナ:全然知らん人?(笑)

GM:そう!名も無きどっかの誰かさんが、一人で突貫して…アンデッドの前に倒れた人が、ここにまた一人…ってことです。(笑)

名も無き戦士(幽):「ば、馬鹿な!公国最強の戦士であるこの私がぁぁー!!」(笑)

GM:まぁ、そういう話が世の中には散らばっていますってことで。(笑)

龍馬:な、何やったんや、今のシーン…。

GM:名も無き一人の男が今、倒れたっていうシーン。(笑)

幽:その後、彼の姿を見た者はいない。(笑)

龍馬:ど、どうでもいいシーンやった…。(笑)

GM:じゃあ龍馬の本当のハンドアウト読むな。

龍馬:多分、竜追いかけて全然正反対の方向に行ってんで。

GM:……いや、稲城艦隊の方に行ったみたいやな。

龍馬:何しに?!我ながら、何しに?!

GM:グッチャグチャになった稲城艦隊の所に、生存者を捜しに行ったんかな。

龍馬:…だから俺、個人だって……。「さて、じゃあ金目のものは、っと♪」

シルヴァーナ:…じゃあ急に足元の瓦礫からガッ!て足首掴まれる。(笑)

龍馬:「どわぁ!…い、生きていたのか!!」(笑)

GM:…(ハンドアウトを読んで)…あ、ほんまに生きてたわ。(笑)

シルヴァーナ:おぉ、適当に演出しただけやのに。(笑)

龍馬:「も、もちろん心配して来てんで?」(汗)…まぁ、背中にガッチリ金目のものを背負ってるんやけど。(笑)

幽:そして頭に手ぬぐいかぶって、鼻の下で結ぶ。(笑)


大小合わせて20隻を超える中規模艦隊だった、稲城艦隊。


龍馬:結構凄かったんやな…。


それが黄泉還りの襲撃を受け、今では見る影もない惨状を晒している。
残った船だけでは残存兵を収容しきれず、地上にテントを張って、さながら難民キャンプのような有様である。


龍馬:歩いて帰ったらいいねん、歩いて!こっちは歩いて来たんや!…とりあえず、御飯貰お。

シルヴァーナ:難民キャンプから?!…むしろタカられるんちゃう?

幽:間違いない。(笑)

元クルー(GM):「おぉ、龍馬様ー!龍馬様が来てくださったぞぉー!」

龍馬:「ふっ、良きに計らうがよい…」

元クルー’s(幽&シルヴァーナ):「うぉおぉぉぉぉぉぉぉーっ!!」(歓声)

元クルー(幽):「飯を!飯をくれぇぇぇー!」

元クルー(シルヴァーナ):「援軍は?!後から来るのですか?!」

龍馬:「ごめん、正直無理」(あっさり)

元クルー(幽):「そ、そんなぁー…」

元クルー(シルヴァーナ):(ボソボソと)「…おぃ、アイツ案外役に立たねぇぞ…」

GM:兵士達の間で悪評が流れた。(笑)

元クルー(幽):(ボソボソと)「…ったく、じゃあ一体何しにここまで来たんだか…」

龍馬:(聞こえてた)「墓場泥棒や」

シルヴァーナ:そこは隠せよ。(笑)

GM:じゃあ稲城の副官が来るわ。

副官(GM):「今は何とか近隣のオリジン人の助けも借り、何とか凌いでおります」

龍馬:「…忠長さんは?」

副官(GM):「…………艦長は……御見事な最後にございました…」

兵士(シルヴァーナ):「皆が退避する中…最後まで残り、艦と共に運命を……」

龍馬:「そうか…忠長、お前との友情、忘れない…」

兵士(幽):「無念にございます、龍馬殿…!」

龍馬:「だから忠美は俺のもんやな!お前ら手出すなよ?」

副官(GM):「……忠美様は…今や……はぁぁ…今はもう、帰らぬお人と…」

龍馬:殺すんかい!稲城一族全滅?!……いや、まだ末の妹がいることを俺は知ってるぞ!「宝永にいる末の妹のことは俺に任せとけ!」

副官(GM):「…(凄い渋い顔で)…まぁ…そう言って頂けるのでしたら、稲城様も喜ばれるでしょう…」

龍馬:「そうだろうな」

幽:そうかなぁ…。

副官(GM):「どうやら、敵の魔法使いめが面妖な術を使っているようで、富嶽本営にはまだ連絡がつきませぬ」

龍馬:この伝書鳩あげるわ、はい。

GM:伝書鳩じゃ着かんねん!機械やし!(笑)

シルヴァーナ:ジャミングされてて、電波狂って真っ直ぐ飛べへんとか?

GM:そうそうそれそれ!

副官(GM):「今は早急に、あのユルゲンスハイムとやらを倒すのが先決のようです」

龍馬:…誰ですか、それ?

GM:何でやねん…。(疲)

副官(GM):「憎きことに、あの魔法使いめは我が艦隊の戦死者達を黄泉還りに変えて連れ去りました。稲城様の亡骸も…無念です…!」

龍馬:た、忠長行っちゃったん!?

シルヴァーナ:ってことは忠美もか。

GM:そうやな。

龍馬:いぃぃぃ〜…何てこった…。(汗)

副官(GM):「まともに飛べる艦も少なく…助けにはなれませぬが、せめてこれをお持ちください!」

龍馬:お、何くれるん?

GM:『ポーション』5個らしい。(笑)

龍馬:ヘボッ!どこのファンタジーですか?!(笑)

シルヴァーナ:一時期、コンビニに売ってたぞ、それ。(笑)

幽:あのマッズイ飲み物か。(笑)

龍馬:ポーション…これは媚薬?多分これローションの間違いやろ〜。

幽:ヌルヌルにしてどないすんねん!(汗)

龍馬:まぁ、こんなん使わんやろ。それより馬くれ、馬。

GM:馬ぁ?そんなん、ないわ!ポーション5個や!

龍馬:「ん、じゃあ行ってくるわ。アンタら、どうすんの?」

副官(GM):「我輩達はここでしばらく留まる他、ありませぬ…。帰る術もありませぬ故…」

龍馬:「よし!では先立つ物として、この『ポーション』5個をあげよう!」(笑)

副官(GM):「それは…先ほど、拙者がお渡ししたものではござらんか…!なけなしの『ポーション』を渡したのに、何という無礼な…!!」(涙)

幽:これ斬られても仕方ないで。(笑)

龍馬:でもいらんもん!(笑)

副官(GM):「…しかし、貰っておきます」

PC3人:貰うんかい!(笑)

龍馬:「俺はいらん。それより怪我人に使ってやれよ」

副官(GM):「おぉ、では有難くそうさせて頂きます!」

GM:じゃあそこで『ポーション』のお返しにフレア1枚あげて、シーン切ろか。

龍馬:あ、パスどうしようかな…。

GM:副官とか?

幽:“副官”への“苛立ち”とか?(笑)

GM:こんなもん(『ポーション』)いらんのじゃー!(笑)

龍馬:あ、じゃあ“ポーション”に取ろ。

GM:…“ポーション”への“憎悪”?!「俺はこの世の全てのポーションが憎い…!」(笑)

幽:おかしいやろ、それ!何で物を対象に…!(笑)

龍馬:こんなもん、渡しやがって!(笑)

幽:確か前回も“眼鏡”への“憎悪”とか、“ハーレム”への“憧憬”とか訳の分からん取り方してたけど…ちゃんと人に取ってください!(笑)

龍馬:友達おらんねん。(笑)

シルヴァーナ:人を見やんかい。(笑)


◆Middle 01-3◆謎の少女  Scene Player―シルヴァーナ・ピースクラフト

GM:お次はシルヴァーナ。

シルヴァーナ:あ、じゃあさ、任務に就く前に城の武器庫に行っていい?

GM:はい、いいですよ。

シルヴァーナ:じゃ、武器庫の衛兵に「悪いが、次の任務に使いたいから、ハルヴァードを一本借りていくぞ」

GM:じゃあ「社会」で達成値は31です。

シルヴァーナ:(コロコロ)15、そこでAのフレア切って+20して達成値35、成功。

幽:おぉ、いきなりAを…。

龍馬:まぁまた返ってくる可能性もあるからな。

シルヴァーナ:そういうこと。このゲーム、フレアをケチったら不利や。

GM:じゃ、ハルヴァードが手に入りました。

シルヴァーナ:「悪いな、貰っていくぞ」

衛兵(幽):「はっ、どうぞお使いください!」

GM:能力は「行動値」+3、ダメージが「肉弾」×2+1D、<白兵>−2。

幽:重過ぎて、達成値下がるんやな。

GM:そういうことやな。

龍馬:名前決めたらんと。「まさかり」とか、どぉ?

シルヴァーナ:斧になってるやん!…まぁ近いけど。(笑)

衛兵(幽):「御武運をお祈りしております!」

シルヴァーナ:「あぁ、ありがとう。ちゃんと返しにくるよ」ってとこで、遮ってゴメン。描写頼むわ。

GM:はいよ。

シルヴァーナ:あ、今はシルヴァーナの方な。

幽:マゾの方か。

シルヴァーナ:マゾって…ちょっと痛みを快感に変えてるだけじゃないか。

幽:マゾやん。(笑)

GM:じゃ、描写いこか。


夜空に煌々たる満月が浮かぶ中、君は憎き闇の魔術師ユルゲンスハイムのいる天空城を目指していた。
その途中、前方で配下の龍人兵達が何やら騒ぎ始める。
不審に思いそちらを見た君は、予想だにしない光景に驚愕した。
そこにあったのは紛れもない…冥龍皇イルルヤンカシュの姿だったからだ!


シルヴァーナ:「な、何いぃー!?」

GM:皆騒いでますね。

龍人兵(GM):「おぉー!イルルヤンカシュ様が来てくださったぞぉー!」

龍人兵(幽):「姫様ぁー!!」

シルヴァーナ:駆け寄る!「姫!一体ここで何を!!?」

GM:そう思って駆け寄りますと…。

イルルヤンカシュ?(GM):「騒ぐでない、シルヴァーナよ…私はイルルヤンカシュではない。よく、似てはいるが、な…」

シルヴァーナ:「で、では貴方様は一体…?」

GM:ちょっと本物より肌が黒いらしい。

龍馬:ビール飲みすぎたんやろ。(笑)

シルヴァーナ:肝臓悪くしてるやん!(笑)「ですからあれほどお酒は控えるようにと!」(笑)

黒イルルヤンカシュ(GM):「そうではない!(笑)それよりも…シルヴァーナよ」

シルヴァーナ:「はっ」

黒イルルヤンカシュ(GM):「シルヴァーナ…急ぐんだ。ユルゲンスハイムは“冥界の書”の力を解放しつつある…」

龍馬:え、結局誰やねん。

GM:あ、それは今はまだ分からん。まぁよく似てる人や。

シルヴァーナ:「それは…誠でありますか…」

偽イルルヤンカシュ(GM):「ユルゲンスハイムの心は歪んでいるが、純粋だ…」

龍馬:どっちやねん。

GM:ベ●ータみたいなもんや。

偽イルルヤンカシュ(GM):「あの男は、心の底から黄泉還りを何とかしたいと思っていただけだろう」

シルヴァーナ:「それは…黄泉還り、というのは本当の意味で蘇ることを目指している、と?」

GM:ん〜、恐らくそういうことなんやろなぁ。

偽イルルヤンカシュ(GM):「だが、その純粋さがアダとなり、ヤツにつけ込まれたのだ。ユルゲンスハイムはダスクフレアへと変貌してしまった…」

GM:そこで急に苦しみだす。

偽イルルヤンカシュ(GM):「くっ…!どうやら喋りすぎたようだ…!…これをやろう、いつも世話になっていた礼も兼ねてな…。いいか、急げ!」

龍馬:どうせポーションやって。(笑)

シルヴァーナ:受け取るよ。

GM:『火炎石』を3個渡してくれたらしい。

龍馬:何、この扱いの差?!

幽:ええやん!ウチなんか借用書だけやで?!(笑)

GM:どういうアイテムかっていうと…。

龍馬:BBQ用の燃料ちゃう?(笑)

GM:違う。(笑)『火炎石』は攻撃が<白兵>を<魔術>に変えれる。

シルヴァーナ:おぉ、属性変化か、有難い…。

幽:ウチなんか口に生クリーム流し込まれてたのに…。

シルヴァーナ:その分、鉄格子付きの部屋貰えたやん。(笑)

龍馬:ほんまや、何て羨ましい…。(笑)

幽:貰ったわけじゃないし、羨ましいか、これ?(笑)

シルヴァーナ:じゃあ戻すけど…「分かりました、行って参ります。貴方様も早くお休みください」

GM:あぁ、じゃあそれ聞いてどっか行くわ。…で衛兵達が騒ぐわ。

衛兵(GM):「で、結局誰だったんですかねぇ〜?」(笑)

シルヴァーナ:「さぁ〜…俺も一応話してたけど、結局誰やったんやろなぁ」(笑)

衛兵(GM):「誰かと勘違いされてるんじゃないですかねぇ?」(笑)

シルヴァーナ:「かもしれんなぁ…貰える物は貰ったけど」(笑)

龍馬:じゃあフレアあげよ。

シルヴァーナ:どこに対して貰えたんやろ。(笑)

龍馬:ま、全部。どんどんあげな、勿体無いからな。

シルヴァーナ:それもそうか。じゃ、“イルルヤンカシュ(偽)”への“困惑”でパス取るわ。

GM:OK、それでいいよ。じゃあ、ここでシーン終わりかな。


◆Master Scene◆

GM:ここはマスターシーンやな。


夜空に浮かぶ満月。
天空城の塔に閉じ込められたエニア3世は、月を見つめ佇んでいた。
やがて、重々しい音を立てて、部屋の扉が開く。
そこには、凶眼を闇に光らせるユルゲンスハイムが立っていた。


エニア3世(GM):「ユルゲンスハイム…馬鹿なことはもう止めて!私を解放なさい!貴方は、そんな人ではなかった…」

龍馬:知り合いかい。

GM:知り合いみたいやな。

ユルゲンスハイム(GM):「いぃえぇ、神王陛下。これも我輩の姿…何一つ、偽りはありませんぞ」

龍馬:結局変態やったってことか。

エニア3世(GM):「貴方は闇の魔術を使い、それに肉体を蝕まれても心は高潔であった!貴方以上に気高い魂を持つ魔法使いはいなかったというのに…!」

龍馬:最初から蝕まれてたんかい!(笑)

シルヴァーナ:確かに。(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「我輩もあの頃の自分のことは覚えておりますよ、陛下。しかし、ダスクフレアになった今、あの過去ははるかに遠い……」

龍馬:自覚してるんや。

ユルゲンスハイム(GM):「そう、欲望に抗うなど、我輩は何と愚かであったことか!」

幽:龍馬は共感するんちゃう?

龍馬:いやいや、欲望はコントロールしやな。

エニア3世(GM):「貴方は…もう、本当に昔の貴方ではないのですね?」

ユルゲンスハイム(GM):「そうです、陛下…この力に比べれば、光も闇も、善も悪も、何ほどのものでもない。全て等しく価値がない!…貴方も早く、考え直されることだ…」

龍馬:価値が無かったら何のために行動してんねん!

GM:そんなん、ユルゲンスハイムに聞いてくれ。まぁ、それは後ほど出るやろ。


ユルゲンスハイムはそう言い捨てると、踵を返して部屋から出て行く。
エニア3世はそれを悲しげに見送り、月を見て呟く。

「幽さん……早く、早く来てください…!全てが、手遅れになる前に…」


龍馬:何でそこで幽頼みやねん。

シルヴァーナ:行き倒れに生クリーム注入しただけの関係やのに…。

GM:確かに…何か凄い幽に好意を抱いてはるな。

幽:期待されてんのかなぁ…幽閉されてんのに…。

GM:恐らく、夢見の力があって、それで何かを見たんやろな。 

幽:でも今の僕は…「ここから出してぇ〜!」ガチャガチャ!

GM:いや、閉まってないから!(笑)

龍馬:衛兵の英断や!(笑)

GM:まぁ、ここでMasterSeneは終わりです。


◆Middle 02-1◆  Scene Player―PC3人

GM:お次のシーンからは調査に関するシーンです。調べれる内容は今大事なことで…まずは『ユルゲンスハイム』って奴のこと、コイツが全ての元凶や。次に『天空城の場所』。次が『エニア3世が囚われている所』、『羅喉丸が奪われたこと』、『“冥界の書”が奪われたこと』。

龍馬:奪われてばっかやな…警備、ザルやな。

シルヴァーナ:ま、5つか。

GM:そうやな。

龍馬:違うで!

他3人:??

龍馬:姫のスリーサイズも調べやな!

GM:(スルー)さて、それでやなぁ…。

龍馬:あれぇ〜?(笑)

GM:だって、14歳やで?エニア3世。

龍馬:…ええやん。

GM:いい加減、考え直せ!14歳はまだ子供や!

龍馬:し、しかし、そこに夢があるんだ!

GM:はいはい…。じゃ、それぞれに調べるシーン作るで。自動的に『エニア3世』については幽になるし、『羅喉丸』については龍馬になるし、『冥界の書』についてはシルヴァーナになる。

幽:他は何やった?

GM:『ユルゲンスハイム』と『天空城』については…まぁこれは皆共通で。

龍馬:それは別にいいんちゃう?

GM:一番大事なんが、いいわけないやろ!(笑)

龍馬:“羅喉丸”を取り返せ、とは言われたけど、倒せとは言われてないからな。

GM:まぁ、そらそうやけどな…。

幽:…僕、そもそもまだ姫様が攫われたことも聞いてない…。

GM:あ、そういやそうか。まだ部屋に入っただけやもんな。


◆Middle 02-2◆情報収集『エニア3世』:リチャード  Scene Player―広川 幽

GM:幽からいこか。部屋にリチャードさんが来ました。タッタッタッタッ。

幽:「おや、リチャードさん、どうしました?」

リチャード(GM):「幽様…大変ですぞ。エニア様が攫われました!!」

幽:「な、何だってぇー!?」

龍馬:唐突すぎる…。(笑)

GM:全てが唐突やねん、このゲーム。(笑)

幽:「一体、どういうことなんですか?彼女は無事なんですか?!」

リチャード(GM):「…無事かどうかは、分かりません…」

衛兵(シルヴァーナ):「犯人からの声明、要求などは?!」

リチャード(GM):「声明はあった…エニア様を攫った、というものがな」

龍馬:声明してるんや。

GM:ユルゲンスハイムのことは皆知ってるからな。

リチャード(GM):「あのユルゲンスハイムが…エニア様を攫ったというのです!」

幽:僕はユルゲンスハイムって知らんから、そういう名前の奴が攫ったんやなぁくらいに聞いておく。「ユルゲンスハイム?そいつは何者です?!」

龍馬:根暗な変態。

GM:まぁ、間違ってはいいへんけど。(苦笑)根暗かどうかは知らんけど。

龍馬:そんなトカゲみたいな顔して陽気やったとか、嫌やで…。

ユルゲンスハイム(GM):(ラップ調で)「Yo!Yo!俺、YURUGENSU−HAIMU〜♪俺の魔術サイコー♪」

全員:(爆笑)

龍馬:そ、そんな奴やったんや…。(笑)

シルヴァーナ:一体奴に何があったんや…。(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「俺と繋がれてるモノ、それは愛JO!♪」

幽:ダスク化って恐ろしい…。(笑)

GM:まぁここで何をするかっていうと、いかにして情報を聞き出すかってことやねん。ということで情報判定、「社会」で達成値は12〜20で段階があって、それに応じて情報が出てくる。

幽:フレア無いから厳しいなぁ…(コロコロ)18やな。

GM:OK、じゃあ…まず、エニア3世がイスタム神王であることはもう分かってますね。それで、オリジンを守護する七大使徒をコントロールする“天命のタブレット”の継承者であり、オリジンの自然現象が一定以上混乱することのないようにコントロールしてんねんて。

幽:世界の管理者ってこと?

GM:そういうこと。相当素晴らしい人みたいやな。

幽:フラフラしてるわ、口に生クリーム流し込んだりするけど。(笑)

GM:で、ですね…実はオリジンは常に造物主(デミウルゴス)の呪いによって崩壊の危機にさらされており、それを阻んでいるのが“天命のタブレット”によって制御される七大使徒ららしい。これで上手いことやって造物主の呪いを阻んでいるってこと。でもその“天命のタブレット”を持ってるエニア3世が攫われたから、大変やって話やな。

幽:達成値18は、これくらい?これの他にも何か調べていいの?

GM:リチャードさんが答えれる範囲であれば。

幽:ん〜、どこに囚われてるか、とかは?

GM:それは天空城やろう。

幽:その場所は?

GM:さぁ〜…どこなんやろな。

龍馬:1年中空見上げてたら、そのうち通るって。(笑)

シルヴァーナ:海の上空ばっか行かれたら分からんけどな。(笑)

幽:せ、せめて次にどこに行けばいいかくらいの情報を…!(汗)

リチャード(GM):「ただ今、捜索中でございます」

幽:「どこで攫われた?」

リチャード(GM):「ティカル騎士団視察からの帰り道でございます」

幽:「もういい!まずはそこに行く!」そう言って走り出す!

リチャード(GM):「行ってらっしゃいませ」(笑)

龍馬:そしてその後、彼の姿を見た者はいなかった…。(笑)

幽:また行き倒れんねんな。(笑)

GM:じゃあフレアあげよう。で、パスはどうする?

幽:“リチャード”への…“苛立ち”?(笑)

GM:………あ!ごめん!これ読んでたら…天空城への行き方、この人知ってた!(笑)

リチャード(シルヴァーナ):「おぉっと!今思い出しましたぞ〜!」(笑)

幽:「ちょっとぉぉー!しっかりしてくれ!」(汗)

リチャード(GM):「ただ、もう一度「社会」を振ってくだされ。…しかも目標値は少し高くて…その〜、30ほどなんですがねぇ」(笑)

幽:無茶言うなぁー!(汗)(コロコロ)…あ、6,6でクリティカルした!+20になるから…達成値は38!

GM:おぉ、じゃあ現在地まで知ってるわ!凄いな…。

幽:勇者ですから!

龍馬:いや待て!…本当に凄いのはリチャードや。(笑)

他3人:それは確かに!(笑)

GM:まぁ知ってたっていうか、今このタイミングで新しい伝令が走ってきたんや!

伝令(シルヴァーナ):「リチャード様!たった今、新しい情報が入りましてございます!」

リチャード(GM):「何ぃ?!どれどれ…」

GM:って見たら…まぁユルゲンスハイムについての情報やな。

リチャード(GM):「ユルゲンスハイムとは…かつて東の魔王オルディアとも渡り合ったという、伝説の魔術師。闇の魔術に精通し、魔族以上の魔力を誇ったと言われています。そして時のオリジン神王に与えられたのが、天空城とのことです」

幽:あぁ、もともとオリジンのものやったんや…。

龍馬:つまりいずれは俺のもんや!

GM:え〜、移動能力を備えた空中要塞で、神出鬼没の基地として魔族との戦いに貢献しました。ユルゲンスハイムが研究のために隠居してからは、その所在が分からなくなっています。が!今、それを見つけてきた伝令。(笑)

龍馬:凄過ぎる。(笑)

シルヴァーナ:どんだけ有能やねん。(笑)

GM:天空城の現在位置は…アクイロ山脈の西方、ダルクの頂きある!場所にして…富嶽のエリアとイスタムの間にある山脈やな。

幽:OK,じゃあそこにダッシュで行くよ!……それとも、皆も一緒に来るんかな?

衛兵(シルヴァーナ):「わ、我々はもう少し、準備を整えてから参りますので…」(笑)

幽:「逃げ腰?!(笑)もういい、先に一人で行く!」バーン!て扉開けて飛び出ていく!

GM:はい、飛び出て行きましたー。

リチャード(シルヴァーナ):(暗い声で)「…くくくっ…計算通り…」

他3人:えぇ?!(笑)

リチャード(シルヴァーナ):「あぁ言えば、奴が向かうことは計算済みだ…」(笑)

GM:く、黒いなぁ…。(笑)

幽:パスどうしようかなぁ…。

GM:あ、この情報収集シーンは3人で一つやからまだ決めやんでいいで。

幽:OK,分かった。じゃあ待機で。


◆Middle 02-3◆情報収集『羅喉丸』:女郎  Scene Player―北辰土佐守龍馬

GM:じゃ、お次は龍馬さんです。今はどこにいるんやっけ?

龍馬:(即)女郎。

GM:…女郎にはおらんかったはずやけど…。(汗)

龍馬:それを決めるのは俺や!

GM:はぁ……じゃあ女郎にいました。

龍馬:馴染みの遊郭や。

キャバ嬢(シルヴァーナ):「シャチョさん、シャチョさん!」(笑)

龍馬:そんな所じゃねぇー!!でも、はいフレア!

全員:(爆笑)

龍馬:もっと格式高い所です!

GM:絶対南の方の変な女がいる所やって。(笑)

龍馬:何か皆肌が黒い…!(笑)

キャバ嬢(シルヴァーナ):「実は…実家のママが病気で…お金がないから治せないの…だから…」

キャバ嬢(幽):「ドンペリ入りまーす!」(笑)

キャバ嬢(シルヴァーナ):「ケースで持ってきてぇ〜」(笑)

龍馬:「もぉ…しゃーないなぁ…飲め飲めー!」

幽:(ふと我に返って)…何してはるんですか?

龍馬:ん?ドンちゃん騒ぎ。

GM:まぁ、そういう所で飲んでたら…こんな所に噂入るんかなぁ…まぁ逆に入りそうやな。じゃあその浅黒い肌の女が知ってるかもしれん。(笑)「社会」振ってみて。

龍馬:俺「社会」低いで?(コロコロ)達成値8。

幽:フレアは?

龍馬:使わん。

GM:8…じゃあ、何もないなぁ。

龍馬:そら酒飲んでるだけやもん。「あぁ〜、ドンペリうめぇなぁ!ていうか、ぶっちゃけ“羅喉丸”とか、どうでもいいしぃ〜」

GM:ん〜……。(汗)

幽:情報収集する気がない…。(汗)

GM:まぁ…飲んでたらそら分からんか…。じゃあそのまま飲み続けてたってことですね。

龍馬:うん、ずっと飲んでるわ。


◆Middle 02-4◆情報収集『冥界の書』『ユルゲンスハイム』  Scene Player―シルヴァーナ・ピースクラフト

GM:じゃあさっさと次に行きましょう。

シルヴァーナ:俺はまだエヌマ・エリシュにいるのかな?

GM:うん、そうやな。

シルヴァーナ:じゃ、“冥界の書”について調べようか。

幽:どこで?書庫?

シルヴァーナ:書庫、もしくは知ってそうな老龍に。(コロコロ)達成値はクリティカルして…42!

GM:すげぇ!じゃあ全部分かるわ。“冥界の書”とは、エヌマ・エリシュの奥深くに封じられていた禁断の書である。冥界の秘宝が書き示されているとも、不死の秘密が隠されているとも言われている。内部に何者かの霊が封じられているとも言われ、イルルヤンカシュはこれに触れることを厳しく禁じていた…以上です。『何者かの霊が封じられている』っていうのが重大なポイントですね。

幽:明らかに…さっき出てたやつやろ。(笑)

シルヴァーナ:造物主やな。(笑)「爺さん、ありがとうよ。この任務が終わったら、酒を一杯奢ろう」

老龍(幽):「あの書に触れてはならん…あの書に触れた者は皆、その身を崩していくのじゃ…」

シルヴァーナ:はい、フレア。(笑)

GM:じゃあ、“冥界の書”については以上ですね。あと誰か、代表して『ユルゲンスハイム』についてもう一回調べてみて。

幽:一番社会が高いのは…シルヴァーナさんですね。

シルヴァーナ:はいよ。

GM:ちなみにファンブルしたら…何かとんでもないことが起こります。(笑)

シルヴァーナ:ぷ、プレッシャーが…(コロコロ)あぶね!1,2て…達成値は13。

GM:OKOK。

幽:もうちょっと格好いいこと言ってくれたらフレア渡せるのに〜。

シルヴァーナ:え〜っと。(笑)じゃあそこだけ顔つき変えて、もう一回爺さんに聞こうか。

GM:変える?…あぁ、ニルヴァーナになるんか。(笑)

ニルヴァーナ:(色っぽい声で)「爺さん…奴に、ついて知りたいんだ…恋焦がれる身でね…」

老龍(GM):「恋…それは、闘争本能じゃな…」

幽:じゃあニルヴァーナさんにフレア。(笑)

ニルヴァーナ:それをすかさず達成値に変える。(笑)

GM:お、何ぼになった?

ニルヴァーナ:5消費で達成値18にしよう。

GM:おぉ、はいはい。まぁ最初はさっきも言ったような、『オルディアとも渡り合って…』っていう話になって、闇の魔術に精通して……あぁ、この辺から新しいかな。

老龍(GM):「奴は力への欲求に取り憑かれ、“羅喉丸”“冥界の書”を奪い、冥府の秘宝を我が物にしようとした…。しかし!その絶大なパワーを制御しきれず、オリジンの王の証であり、“冥界の書”に対応する力を持つ“天命のタブレット”を用いようと考えた。だが“天命のタブレット”の使用をエニア3世に求めるも拒まれ、彼女もろとも“天命のタブレット”を我が物にすべく、彼女を天空城へと連れ去った…。冥府の力を操る研究は部分的には成功しているが、どうやら決定的な何かに欠けているらしく、奴はそれを補うためにダスクフレアとなってしまったらしい…」

GM:…あれ?結局あんまり新しい情報じゃなかったような…。

幽:まぁ何でダスクフレアになったか、やな。

GM:そういうことやな。そういう話を爺の龍から聞かされた。

ニルヴァーナ:「……確か“冥界の書”は不死の秘密にも関わっていたな……馬鹿め、ダスクフレアに堕ちたところで、何も還ってきやしないのに…」

GM:おぉ!まさにその通りです!

幽:もういっちょ、フレアや!

シルヴァーナ:サンキュー♪

GM:じゃあここで情報収集は終わりやな。

幽:“羅喉丸”に関しては何もないけどな…。(汗)

龍馬:別にいいって、刀の一本くらい♪

シルヴァーナ:パスを“老龍”への“借り”とでも。(笑)

GM:OK。(笑)


◆Middle 02-5◆無理やりな再会(笑)  Scene Player―北辰土佐守龍馬

GM:まずは龍馬にしといて…皆合流しよか。何か飲んでるし。

幽:そこで合流すんねんな。

龍馬:じゃ、南の国に旅立つかな。

キャバ嬢(GM):「シャチョさん、シャチョさん、こちらでお金払ってください」

龍馬:「はっ、そんなのあるわけねぇ!」

キャバ嬢(GM):「…お金ナカタラ…体張ってもらいますヨ〜」

シルヴァーナ:で、屈強な男達が出てくんねんな。

黒服(シルヴァーナ):「お客様…どうぞ、こちらへ…」

龍馬:「よっしゃ、これで同じリングに立ったな。その時点でお前の負けや!警察に突き出せばいいのに…」

黒服(シルヴァーナ):両脇を二人で抱えて、「警察より、もっといい裁き方がある…」

幽:内臓とか、内臓とか、内臓とか…。(笑)

龍馬:というわけで、首スパーン!

シルヴァーナ:いや、普通店入る時に武器は取り上げられてるやろ。「危険物は持ち込まないでください」って。

GM:そらそうだ。(笑)

龍馬:あっれぇ〜?ちょっと…。(汗)…だが、こんなこともあろうかと、ショットガンが!

幽:それさっき演出で持ってたやつやろ!?(笑)

龍馬:店にぶっ放す!

黒服(シルヴァーナ):「ならば、こちらは対空砲だ!」

龍馬:自分で店壊したぁー!(笑)

GM:撃たねぇよ!(笑)

龍馬:ガスバーナーを開けとくから。(笑)

シルヴァーナ:で、別の席でキャバ嬢がお客の煙草に火を…。(笑)

龍馬:「今だ!」(飛び出る)

シルヴァーナ:ドッカァーン!!

GM:せぇへんわ!!(汗)

幽:店の女の子達まで死ぬで?

龍馬:尊い犠牲や…。

客(シルヴァーナ):「う、うわぁぁぁぁぁぁー!!!!」

キャバ嬢(GM):「シャチョさぁぁぁぁぁん!!」

幽:ドゥン!(笑)

龍馬:「俺は気づいてた…お前、実は男だろ!」

キャバ嬢(シルヴァーナ):(顎に手をやり)「そ、剃り忘れてた?!」(笑)

幽:オカマバーやったんや。(笑)

GM:まぁ爆破云々は無かったことにして…お金払わんとこやな。

キャバ嬢(GM):「お金払わないんだったら、この指名手配書にあるこの人、倒してクダサイヨ」

シルヴァーナ:『賞金首:ユルゲンスハイム』(笑)

GM:『賞金、1億ベリー』(笑)

幽:価格ベリーなんや。(笑)

シルヴァーナ:億超えのルーキーやった。(笑)

キャバ嬢(GM):「お金払えないんだったら、早くこの人倒してきてヨ〜」

龍馬:な、何かもう訳が分からなくなってきた…。(汗)

キャバ嬢(GM):「合流のさせ方分からなくなってきたから、早く天空城に行ってきてヨ〜!」

幽:GMの叫びや。(笑)じゃあそこで通りかかろうか…<根源>は?

GM:8以上。

幽:1ゾロじゃなければ出れる(コロコロ)はい、出れた。「あ、あれ?龍馬さんじゃないですか?何してるんですか?!」

龍馬:「ん〜?何か金払えって煩いねん…」

キャバ嬢(GM):「早く1億ベリー払ってくだサ〜イ」

シルヴァーナ:…ようよう考えたら、どんだけ飲んでん。(笑)

GM:ボッたくりバーやってん。(笑)

シルヴァーナ:ビール一杯50万とかやねんな。(笑)

幽:「そうだ、龍馬さん!丁度いいところに!」

黒服(シルヴァーナ):「何や坊主、お前コイツの知り合いかぁ〜?じゃあお前もこっちに来てもらおか…」

幽:「どけぇぇぇー!!」(殴る)

黒服(シルヴァーナ):「…あ〜、いったいなぁ…今ので顎の骨折れたわ〜…これ治療費2000万くらいかかるわ〜」(笑)

キャバ嬢(GM):「1億2000万ベリー、払ってくダサーイ」(笑)

幽:無視する!「龍馬さん、大変なんです!女の子が一人攫われたんです!」

龍馬:「女ぁ…?…ここにいっぱいおるやん」

幽:「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」

キャバ嬢(シルヴァーナ):「あら坊や、可愛いわねぇ…こっちでお姉さんと遊ばない?」(笑)

幽:それも振り払って!(笑)「…エニア3世という、この国の皇女様が攫われたんです!龍馬さん、丁度いいところに…助けてください!」

龍馬:(即)「え、何で?」

幽:(虚をつかれて)…え、いや、だって、前回“信頼”してたし…。(汗)

龍馬:それはアンタが俺に、やろ?俺が何で行かなアカンの?

幽:だから頼んでんねんやん!(怒)

龍馬:でも、だって…俺…ここで皿洗いしやんと…。

シルヴァーナ:皿洗いで1億2000万?!時給800円で1日フルタイム、それで一生かかっても返せん。(笑)

幽:そんなん、助けた後に国が出してくれるから!…多分!

GM:それもどうかなぁ。(笑)

シルヴァーナ:…さて、十分楽しんだし、そろそろ収束させるか…(コロコロ)8、成功。また小型飛空挺で上空まで来て飛び降りて……店の屋根突き破って裏方に突っ込む!

全員:(爆笑)

幽:店が…店がどんどん滅茶苦茶にぃー!(笑)

シルヴァーナ:で、もうもうと立ち込める土煙の向こうから後頭部さすりながら…「いてて、着地に失敗しちまった…」

龍馬:「いや、ある意味成功や!」(笑)

シルヴァーナ:「おぉ、これは龍馬!それに幽も!」

幽:「シルヴァーナさん!」

シルヴァーナ:「さぁ、こうしてはいられない!行くぞ、兄弟達!」

キャバ嬢(GM):「屋根の修理足して1億4000万ベリー!」

幽:増えたー!(笑)

シルヴァーナ:「…さっき裏に落ちた時に見つけたんだが…」って懐から紙束出す。「ここの不正行為と不当請求の領収書束があったんだが…これを1億4000万ベリーで買う気はないか?」

キャバ嬢(GM):「……!!…か、買わせて頂きます…」(汗)

幽:こ、これが大人のやり方かぁ〜って尊敬の目で見ておく。(笑)

シルヴァーナ:「さて、行くか」

キャバ嬢(GM):「またの御来店をお待ちしております」(深々と)

幽:よ〜やく話進んだ!(笑)

GM:これでシーン切れる…!ほら、全員にフレアあげるわ!

龍馬:“オカマ”への“憎悪”で取っとこ…。

シルヴァーナ:“龍馬”への“借り”。(笑)

龍馬:借り作らされてもた。(笑)

幽:一応今回も“龍馬”への“信頼”にしとこ。(笑)

GM:よし、これでよ〜やく乗り込める!

シルヴァーナ:「敵はあそこだぁ!」

GM:あ、それぞれもう一個パス取っていいで、何かグジャグジャになってきてるし、次Climaxやし。

幽:ん〜…“シルヴァーナ”に取るかなぁ…何て取ろう。

シルヴァーナ:あ、歩いてる時にふと幽に振り向くと顔が変わってる。

ニルヴァーナ:「君が…“界渡りの少年”、か…くくっ…」

幽:「え?…し、シルヴァーナさん…ですよ、ね?」

ニルヴァーナ:「もちろんだとも……ふふふっ…」

幽:「何だか…以前と雰囲気が…」

ニルヴァーナ:「君はまだまだ…食べ頃ではないな…もう少し、育つのを見るのも一興、か…」

GM:怖!(笑)

幽:もう危ない人にしか聞こえない!でもだからこそ、はいフレア!(笑)さぁ、龍馬さんも何か格好いいこと言って!フレア渡せん!

龍馬:まぁ…何か…頑張ろうか。

幽:あげれるかぁー!(汗)

シルヴァーナ:“幽”への“期待”を…ニルヴァーナが勝手に取ったってことで。(笑)

幽:いいなぁ…そのキャラ…。(笑)でもここはやっぱ“シルヴァーナ”への“信頼”で取る!あと2個は取り方決めてんねん。


◆Middle Phase 03◆天空に浮かぶ城  Scene Player―広川 幽

GM:はい、じゃあようやく揃ったので天空城に着きました!

幽:まぁ塔の位置とかも分かってたしな。

GM:では、そこからは敵をバッタバッタとなぎ倒し…描写にいこか。


天空城に突入した君達は、激闘の末、ついにエニア3世の捕えられている塔の頂上にある部屋へと辿り着いた!


幽:扉をバーン!と開けて突入する!「エニア!無事か!!」

シルヴァーナ:「ここか…ようやく御対面、だな」


やって来た君達に一瞬、エニア3世は安堵の表情を浮かべる…だが!次の瞬間、彼女は叫んだ!

「逃げてください!罠です!!」

暗がりの中からユルゲンスハイムと、富嶽風の武者鎧を身に纏った黄泉還りが姿を現す。


ユルゲンスハイム(GM):「待っていたぞ、カオスフレア…。残念なことに、我輩の研究の完成には凄まじいフレアとフレアのぶつかり合いが必要になる。すなわち、カオスフレアとダスクフレアの戦いのような、膨大なフレアのぶつかり合いがな。我輩としても、貴様らの手を借りるのは不本意だが…付き合ってもらうぞ!」

幽:「お前の研究の目的とは何だ?!」

ユルゲンスハイム(GM):「……分からん」(笑)

PC3人:分からんのかい!(爆笑)

GM:何かの研究なんは確かやけど…やっぱちゃんとコレ(サプリメント)読んどかなアカンなぁ…。

幽:そ、そんな訳分からんことのために、皆こんな走り回ってたんか…。(笑)研究内容にパス取ろうと思ってたのに、これじゃ取りようがない。

GM:じゃあちょっと読んでみるから…NowLoadingで。(笑)

幽:読み込み開始〜。(笑)何か間繋がんと…。

シルヴァーナ:あぁ、じゃあニルの顔で回想…というか語りかけでもしよか?

幽:お願い!(笑)

ニルヴァーナ:「嗚呼……会いたかったよ、愛しの君よ……こないだは一人で先に果てて済まなかった…。さぁ、もう一度、今度はお互い燃え尽きるまで…殺しあおう!…それだけが、俺の唯一の愛情表現なんだ」

幽:格好えぇー!はい、フレア!渋くていいなぁ、そのキャラ…!(笑)

ニルヴァーナ:ていうかね?…ものっそいプレイし易いのはどういうことでしょうか。(笑)

幽:素か?!(笑)ちょっと壊れかけなところがいい!若干狂気を孕んでる感じで…。

シルヴァーナ:まぁ何がしたかったかっていうと、真面目キャラと壊れキャラの両方をやりたかったってだけやねんけどな。(笑)

幽:なるほど〜。

シルヴァーナ:で、GMは分かった?俺一人じゃ限界あるぞ?(笑)

GM:そうやねんけど……まったく分からない!!(汗)

龍馬:もう、世界制服とかでいいんちゃう?

GM:まぁ、それでいいかなぁ…。

幽:ショボ!それじゃパス取れないよ、格好悪い…。(汗)

シルヴァーナ:死者の蘇りがどうこう言ってなかった?

GM:あ、それや!死者を蘇らせることが目的なんや!多分やけど。

幽:それだけ聞いたら良い人っぽいけどな。(笑)

龍馬:むしろ協力したれよ。

GM:…あ〜、じゃあこうしよう。本当は死人を蘇らせたかったんやけど、それやとやっぱり無理やったわけ、中途半端な奴にしかならんかってん。半分生きてるか死んでるか分からん奴になるわけな。それを完璧にするために色んな所から物を盗みました!けど、それでもまだ力が足りないから……じゃあ協力したれよなぁ。(笑)

龍馬:そうなるやろ?!(笑)

シルヴァーナ:良い事してるで、この人。(笑)

幽:問題なんは、方法だけや。(笑)

GM:そう、方法が問題やねん。無理やり取ったからな。

龍馬:でも人命には変えられへんやろ〜。

GM:…いや待て!考えてみろ!…死んだ人はもう、帰らないんだ!

シルヴァーナ:それが自然の摂理。

GM:そこは諦めなさい。(笑)……あ、あとあれや!ていうかもう、グダグダやな!(笑)え〜っとな…“天命のタブレット”とか“冥界の書”とか“羅喉丸”がないと、世界が困るわけよ!造物主が阻止できなくなるから!だから「ちょっと借りる」ってだけでも困るんよ!だから各地から奪還の命が下ったんよ。

シルヴァーナ:無理やりやけど、ようやく繋がったな。(笑)

GM:そうそう。(笑)

幽:まぁコイツはそんなの関係ねぇ!ってことでダスクフレア化したんやろな。

GM:そうそう!ほら、完璧に繋がった!それでいこう!(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「そういうわけだ!」(笑)

全員:(爆笑)

シルヴァーナ:こっちの言う内容に乗っかってきたで、このボス。(笑)

幽:何てノリのいい奴…!(笑)何か格好いいこと言おうと思ったけど、思いつかない…。

ユルゲンスハイム(GM):「つまり!色々貸して欲しかったが誰も貸してくれなかったんだ!」

ニルヴァーナ:「だから、奪った、と…」

ユルゲンスハイム(GM):「そ〜いうことだぁ〜」

龍馬:「あんたも友達おらんかってんなぁ…」

ユルゲンスハイム(GM):「…こんな顔だからな…!」(笑)

龍馬:「可哀想に…」(笑)

幽:「悲しい存在や…」(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「顔で…人を…差別するとは…許せん!!」

幽:その通りや!(笑)でもコレとソレとは別や!

GM:ちょっと思い込みの激しい所もあんねん。(笑)

龍馬:高潔な魂、ちゃうかったんかぃ!?

幽:いいこと言った!はい、フレア!スートの3。

シルヴァーナ:同じく、俺も3やわ。

龍馬:3と3…散々か!

幽:ただの偶然や!(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「えぇい!ゴチャゴチャ言うなぁー!さぁ、ぶつけ合おうぞ、フレアを!そうすれば、我輩の計画は成り立つのじゃ!」

龍馬:「…ということは、ウチらと戦わんかったら成り立んのちゃう?」

ユルゲンスハイム(GM):「そういうことだぁー!!さぁ、逃げろ!!」

全員:(爆笑)

幽:もう訳が分からん!ボスが…というか、GMが壊れたぁー!(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「さぁ、逃げたければ逃げろー!」

ニルヴァーナ:「…そんなツレナイこと、言うなよ…」(熱い吐息)

全員:(爆笑)

ユルゲンスハイム(GM):「我輩から逃げぬのは…お主だけじゃー!」(涙)

ニルヴァーナ:「それはそうさ…俺はお前だけを求めて、ここまで来たんだぜ?」

ユルゲンスハイム(GM):「う、嬉しいことを言ってくれる…!さぁ!フレアとフレアをぶつけ合おう!!」

ニルヴァーナ:「あぁ…絶頂を迎えさせてやるよ…!」

GM:エロいな!はい!(笑:フレアを渡す)

幽:「お前の、失ったものを取り戻したい気持ちは分かる…でもお前の方法は間違っている!!」

龍馬:いや、違うもの…それも大切なものを失ってるからな?!もっと大切なものがあるやろ、他に?!人として大切なものが!(笑)

シルヴァーナ:間違いねぇ!(笑:フレアを渡す)

幽:まぁ死んだ恋人とかを蘇らせたいってとこがお約束かな。

GM:まぁ、そうかもな。

シルヴァーナ:あ、そういや隣に武者がいるって言ってたな…まぁ石見守か。

幽:おぉ、忘れてた。

GM:そういやそうやったな…うん、正解。石見守…の黄泉還り。

幽:そこはやっぱ…一瞬人間の心取り戻して苦しげに「…り、龍馬殿…私を…殺して、くれ…!」って言うとこじゃない?ていうか、言えよ!

GM:あぁ、じゃあ言った。(笑)

龍馬:え、でもさ…ここでコイツに協力したら石見守も蘇らせてくれるんやろ?

GM:それも確かじゃないからな?

シルヴァーナ:半分ゾンビ状態かもしれん。体のパーツが色々欠損した肉体に魂が戻るから……生きながらに死ぬような苦しみを味わせることになる。

GM:そうそう!そういうこと。

龍馬:…それ、結局ただのゾンビやん。

シルヴァーナ:そういうこった。いっそ殺したった方が優しさって話になってくる。

龍馬:じゃあ…コイツは結局ゾンビ作りたかったん?

GM:…見てみ?ユルゲンスハイムはこんな…ゾンビみたいな顔してるやろ?「自分がこんな顔で生きれてんねんから、皆も生きれる!」そう思ってもおかしくないやろ?そういうノリ、ちょっと上から目線で。「俺ができてんねんから、お前もできるやろ〜?」って感じ。

龍馬:さっき、「こんな顔やからアカンねん」って言ってたとこやのに…!(笑)

幽:ここで“ユルゲンスハイム”への“哀れみ”でパス取るわ。(笑)

GM:突っ込むな!もうこの話の中で突っ込むな!(汗)

シルヴァーナ:“醜顔”への“同情”でパス取る。(笑)

GM:ボスキャラやのに同情とか哀れみ受けたし!(笑)じゃあエニアが、

エニア3世(GM):「ユルゲンスハイムを、止めてください!!」

幽:「分かった!絶対に止めてやる!」

シルヴァーナ:「アンタは危ないから下がってな、フロイライン(お嬢さん)」

幽:ここで最後のパス、“エニア3世”への“誓い”で結ぶ!

GM:おっしゃ、誓った!

龍馬:じゃあ俺、“エニア”への“痴漢”で取る。

幽:なんちゅー取り方を…!(汗)

GM:ほら、全員にフレアあげよ!んで、戦闘いこか!

龍馬:Climax?

GM:いや、まだやな。今のユルゲンスハイムはまだそんなに強くない。

幽:…え、“今”は?(汗)

龍馬:まだ第一形態なんやな。

シルヴァーナ:「私の変身は108式まであるぞ」ってこと?

GM:そういうことです。(笑)

PC3人:108あるん?!(笑)

GM:それは嘘やけど。(笑)じゃ、軽く戦いましょか!


≪戦闘:ユルゲンスハイム≫


<1ターン目>

シルヴァーナ:これはまだMiddlePhaseやねんな?

GM:そうやな、Climaxじゃない。

シルヴァーナ:本番じゃないなら《光翼の盾》は3枚で止めておこう。12点分翼を展開。

幽:僕はセットアップで《白銀の聖授》だけかけておこう。

GM:セットアップはそんなもん?じゃあ行動値は?

幽:21!

シルヴァーナ:ちょっと下がってんな…13。

龍馬:俺は「技術」足して17やな。

GM:…あ、ユルゲンスハイムは行動値1や…そっちやな。

幽:じゃあ攻撃でもしようかな…様子見で。《天を穿つもの》!(コロコロ)達成値は17。

GM:(コロコロ)当たりで。

幽:空間から光が出てくるレーザー攻撃!ダメージは<根源>で21点で…。

ユルゲンスハイム(GM):(遮る)「ぐふぅ!見事なり、カオスフレア…!!」

PC3人:えぇぇぇぇぇー?!!(爆笑)


≪戦闘終了(笑)≫

ユルゲンスハイム(GM):「まさか我輩を倒すとは…!」(笑)

ニルヴァーナ:「ちょ、ちょ待てよ!お前はそんなもんじゃないだろう!?もっとやればできる子だろう?!」(笑)

幽:やればできる子って!はい、フレア!(笑)

龍馬:ていうかアンタ、こんなんに負けたん?(笑)

シルヴァーナ:その事実が嫌だからやり直しを要求するぞ、コンニャロー!(笑)胸倉掴んで壁にガンガン叩きつける!「ほら、立て!やり直しだ!!」

ユルゲンスハイム(GM):「し、しかし我輩はもう無理だ…。(笑)だが我輩は死なぬ……すでに“冥界の書”は6割まで完成した…!」

龍馬:6割じゃアカンやろー!(笑)

シルヴァーナ:半分過ぎて折り返しに入ったばっかやん!(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「ぐふふ…これで…ぐはぁ!」

GM:って倒れてシーン切れな。

幽:ふ、フレア調節せんと…。(汗)

龍馬:さ、飲み直そかー!

GM:まだだ!まだ終わらんよ!

龍馬:…“酒”への“渇望”…。

幽:また物にパス取ったぁー!(汗)

シルヴァーナ:ていうかそれは、プレイヤーの意思やろ。(笑)



CLIMAX PHASE



◆Climax 01-1◆融合巨大ユルゲンスハイム  Scene Player―広川 幽

幽:「さぁエニア…帰ろう」

GM:って言おうとしたら…天空城が崩れるぞー!

龍馬:でぇぇー?!(汗)

幽:エニアの手を引いて脱出や!(汗)

GM:登場してる全員が<射撃>で目標値15の攻撃を受ける。崩れる瓦礫による攻撃ですね。

龍馬:いぃ?!(汗)…ま、まぁ15なら避けれるか…(コロコロ)ん、避けた。

幽:(コロコロ)僕も避けれた。

シルヴァーナ:(コロコロ)あぶね、ギリギリ避けた。じゃあ瓦礫を避けながらユルゲンスハイムの胸倉掴んで壁に叩きつけ続ける。「おぃ、しっかりしろよ!そんなもんじゃねぇだろ?!」

ユルゲンスハイム(GM):「…し、シドーよ……ぐふぅ!」(死)

龍馬:ハーゴンやったんや。(笑)

GM:あ、その時にユルゲンスハイムの胸元から“冥界の書”が落ちるわ。

ニルヴァーナ:お、回収しとこう…胸倉掴んで正解やった。(笑)じゃあその死体を冷たい目で見下ろして…「ちっ…こんなツマラナイ奴だったとは…勝手に一人でイキやがって…」って言ってから窓から翼広げて飛び降りて逃げるわ。

GM:OK、じゃあ全員崩れる城から逃げれました。


ユルゲンスハイムは倒れた…。
だが、その死と共に、彼の魔力で維持されていた天空城が崩壊を始める!
彼の懐から“冥界の書”は見つかったが、“羅喉丸”は見つからない…。
そうこうしてるうちに、天空城は完全に崩壊し、落下し始めた。
そして君達は逃げ出した!


龍馬:どうやって逃げたんやろな…。

GM:それは飛び降りたんやろ!

シルヴァーナ:飛行能力はないけど、一応翼で滑空はできるかな。

GM:皆、飛び乗るんだ!

龍馬:じゃあ乗って翼掴む。ギュ!

シルヴァーナ:ヒュ〜〜!(垂直落下)

幽:や、止めてぇー!(笑)

シルヴァーナ:まぁゆっくりと滑空してって…そのままの勢いで少し地面削りながら減速して…。

龍馬:目の前は崖だ!(笑)

シルヴァーナ:フルブレーキー!!(汗)

幽:そして残り1cmの所で止まって、「ふぅ…止まった…」(笑)

GM:アンタらにフレアあげよう。(笑)さぁ、Climaxや!

幽:「エニア、これでもう大丈夫だ。城に帰れるよ!」

龍馬:…俺、最初から最後までずっとClimaxやった気が…。(笑)

シルヴァーナ:最初からClimaxだぜー!(笑)

GM:大盤振る舞いや!もういっちょ3人にフレアや!(笑)じゃ、描写いくで。


音を立て、天空城が崩壊していく。
だが邪悪な気配は薄れるどころか、強まるばかりだ…。
やがてアクイロ山脈全域に暗雲が立ち込め、地響きは大地を揺らし始める!
瓦礫となった天空城の残骸から無数の触手が伸び、漆黒の泥のようなものへと化していった。


シルヴァーナ:あれは…タタリガミだ!!(笑)

幽:オッコトヌシ様ぁー!

全員:(爆笑)

GM:でも確かにそんな感じ!(笑)


それは山肌をも飲み込み、巨大な姿へと変貌する。
山自体に匹敵するほどに巨大な怪物…その姿は、ユルゲンスハイムそのものだった!


龍馬:キモー!(汗)

幽:そ、想像が追いつかない…。(汗)

シルヴァーナ:デカイにも程ってもんがあるだろ…。(汗)

龍馬:…ちょっと、フードの下がどうなってるか覗いてみよ。(笑)全裸を期待。(笑)

GM:フードの下?しなしなのモノが…。(笑)…あ、イラストあった。何か髑髏みたいなんがいっぱい詰まってる。(笑)

龍馬:いらんもん見てもたぁー!(汗)

幽:キモすぎる…!(汗)

巨大化ユルゲンスハイム(GM):「くくくっ…素晴らしいぞ!これが“冥界の書”の力か!…6割だがな!」(笑)

龍馬:6割は6割なんかい!(笑)

巨大化ユルゲンスハイム(GM):「あぁ、6割だとも!(笑)礼を言うぞ、カオスフレア。お前達のフレアが我輩に力を与えてくれたのだ!…そう!貴様の一撃でな!」

幽:「仕方ないだろ!撤退の選択肢がある状況じゃなかったんやぁー!!」(笑)

巨大化ユルゲンスハイム(GM):「しかし…パワーはまだ6割のままか…やはり“天命のタブレット”が必要なのだな…。その姫を頂こうか…」

幽:「お前には渡さない!」

龍馬:もう、このまま帰ったらええんちゃう?どうせ動けんやろ?

GM:コイツ、このままにしたら暴れますよ?(笑)

ニルヴァーナ:「おぃおぃ…その前に、ヤルことがあるだろう…?さっきのはナシだ…さぁ、改めて熱く、絡み合おう…!」

龍馬:言い方がいちいちエロイねん!(笑)

ニルヴァーナ:そういうキャラなんだよ!(笑)

巨大化ユルゲンスハイム(GM):「この我輩の大きなモノと…絡み合おうぞ!」(笑)

ニルヴァーナ:「あぁ、存分にな!今度は勝手に一人でイクんじゃねぇぞ!!」(笑)

幽:さぁ、戦闘だぁ!

GM:OK,始めよう!


≪戦闘:巨大化ユルゲンスハイム≫


<1ターン目>

幽:行動値は21!

龍馬:17な。

シルヴァーナ:行動値13、同時にフレア5枚使用して《光翼の盾》展開!

幽:セットアップで《白銀の聖授》。

龍馬:逃げる準備。

幽:そこで弱気にならないでください!(笑)

GM:大きさは…山やからなぁ、相当デカイですよ?

幽:前のメタビーストの50mが小さいくらいやな…。(汗)

GM:若草山くらいにしよか。(笑:奈良県を代表する(?)山です)

シルヴァーナ:また微妙な高さやな!(笑)

龍馬:しかしこれ、どこ切ったらいいん?

シルヴァーナ:逆に考えれば、どこ切ってもダメージじゃない?(笑)「じゃ、大文字に斬ってやるよ!」

幽:山焼きやぁー!(笑)

GM:こっちの行動値は1な。

龍馬:結局1なんかい。(笑)


<幽(21)⇒龍馬(17)⇒シ(ニ)ルヴァーナ(13)⇒巨大化ユルゲンスハイム(1)>

幽:じゃあ、最初は攻撃しとくか〜…あ、無意味に移動して《ウィンド・ロード》!フレア1枚貰って攻撃しよう!《天を穿つもの》(コロコロ)達成値は16。

GM:ちょっと弱そうなボスやから3Dで(コロコロ)15、当たるよ。

シルヴァーナ:そもそも避けれるのか、コイツ。(笑)

幽:山やのにな。(笑)

GM:その部分だけ透過すんねんな。(笑)

幽:じゃあ《星を摘むもの》を使ってダメージ+<根源>で、29点の<根源>ダメージ!

GM:<根源>は素通りやな。

シルヴァーナ:そういや龍馬、また[覚醒]狙うか?それとも今回は止めとくか?

龍馬:…どっちでもええで、もぉ…。

シルヴァーナ:ちょっ、それ次第で俺、フレアの使い方変わるんだけど?!(汗)

幽:作戦の立てようがない。(汗)

龍馬:じゃあ…何かコイツ相手に[覚醒]すんのもシャクやな…止めとく。で、俺のターンやけど……はぁ〜…(深い溜息)コイツ相手に刀使うのも勿体無い…納めるわ。で、素手で殴る。

シルヴァーナ:うわぁ〜、こんなグチャグチャ、素手で…。(笑)

龍馬:それもそうやな。(笑)

幽:ショットガン、ぶっ放したったらいいねん。(笑)

シルヴァーナ:演出用だろうに。(笑)

龍馬:でもそれでいいわ、能力値は刀と一緒な。(コロコロ)あ、達成値12しかない…ていうか、これは<白兵>なんか?<射撃>なんか?(笑)

GM:ショットガン、本当に取ったわけじゃないから<白兵>やな。

龍馬:じゃあ銃床で殴るわ、達成値は12やけど。

GM:12やったら…(コロコロ)20で避けたで。

幽:じゃあ《時流の間隙》でフレア消費、その達成値を9上げる!

龍馬:じゃあ21になった。

GM:あぁ、じゃあ当たったな。

龍馬:何か申し訳ないな…ダメージは<魔術>で26点。

幽:ショットガンやのに…。(笑)

龍馬:ショットガン取り出すことが魔術やってん。(笑)

幽:そういうことか。(笑)じゃ、シルヴァーナさんですね。

シルヴァーナ:…ちなみにコイツ、山やけど[転倒]ってする?(笑)

GM:うん、するよ。ルール上は問題ない。

シルヴァーナ:じゃあ…。

龍馬:食われてこい!

シルヴァーナ:いぃ?!(汗)

龍馬:一寸法師作戦や!

シルヴァーナ:腹の中からって?(汗)

龍馬:行ってらっしゃい。

シルヴァーナ:…だが断る!マイナーで《勇者の証》、メジャーで《ドラゴンテイル》使って殴る!(コロコロ)達成値は15かぁ〜…低いかな。

GM:(コロコロ)あ〜っと、こっちは22。

シルヴァーナ:フレア9を消費、達成値24にして当てる!

GM:あぁ、じゃあ当たる。

シルヴァーナ:ダメージは<白兵>で40点、1点でも通れば[転倒]!

GM:OK、[転倒]しました!

幽:ダメージ高!

シルヴァーナ:ハルヴァードに変えたからな。

龍馬:「山が…動いた…!」

ニルヴァーナ:「さぁ…もっと激しく殺しあおう…!」

巨大化ユルゲンスハイム(GM):「うおぁあぁぁ〜!!」

ニルヴァーナ:「こないだは見せれなかった俺の技、全身で感じてくれ…」

巨大化ユルゲンスハイム(GM):「我輩のフードの中が見えるではないか!」(笑)

幽:さっき見たやん。(笑)

GM:そういや捲った奴がおったな。(笑)じゃあこっちの番か。マイナーを消費して立ち上がる。

シルヴァーナ:これで変な補助行動はないな。

GM:そうやな、じゃあ(いっコロ)幽を殴る。達成値は<白兵>で24。

幽:避けれる気がしない…(コロコロ)当たる。カバーリングを期待!

シルヴァーナ:ダメージ聞いてから考えさせてくれ…。

龍馬:こんな奴やから、どうせ5点とか6点やって。

GM:舐めすぎやろ…121点。

幽:はぁ?!(汗)瞬殺や!

シルヴァーナ:無茶言うな!(汗)…とはいえ…放置はマズイな…《銀の守護者》でカバーリング!

龍馬:《千羽鶴》で−48点したるわ。

シルヴァーナ:お、それで残り73か!それなら……《光翼の盾》で20点更に引いて53点、《不壊なる甲冑》にフレア消費で更に−17点、その上で最後に《龍破金剛壁》!

GM:ちゃんと叫んでや。(笑)

シルヴァーナ:「龍破ぁ!金剛壁ぃぃぃー!!」(笑)それで5点引いて…最終的に31点だけ通ったか。ま、まだ立ってるよ。

幽:有難い!

GM:耐えたか!すげぇな!(笑)

シルヴァーナ:良かった〜、《苦痛耐性》でHP上げといて…。(汗)

幽:じゃあターン終了時、クリンナップで回復するのが礼儀やな。(コロコロ)皆6点回復してくれていいで。

シルヴァーナ:それでも有難いさ。

龍馬:……あ、《千羽鶴》って1シナリオに一回やった。大切な人が助けてくれるらしい…俺、大切な人いたんや…。

GM:あぁ…じゃあ…。


それは、出立の前に石見守が持って行った《千羽鶴》だった…。
その想いの篭もりし千の鶴が、今崩れ去った天の城の瓦礫に混ざり落ちてきた…!
そして奇しくもそれが、強大なるダスクフレアの攻撃を弾き返す力となった!

これは単なる偶然だったのか……それとも…これがフレアの導きだとでもいうのだろうか…。


GM:って感じで。

龍馬:…でも守ったん、俺じゃない。(笑)

GM:そうやな…ちょっと落ちる場所間違えてんな。(笑)最後の力を振り絞って…でも間違えて…まぁ現実なんて、そんなもんや。

全員:(爆笑)


<2ターン目>

GM:じゃあ2ターン目ですね。

幽:じゃあ《ウィンドロード》使ってフレア1枚貰って、《妙なる調べ》!全員35点回復〜。

シルヴァーナ:有難い!全快だ!

幽:で、龍馬さん、どうする?

シルヴァーナ:待機して、俺が先に[転倒]させようか?

龍馬:………次の一撃で決めるから…皆、協力してくれる?

幽:それはするよ。

シルヴァーナ:出来ることなら。

龍馬:…フレア欲しいねんけど……何か言わなアカンの…?…もぉええやん、1枚くれたら…。

他3人:何か言え!(笑)

幽:必殺技名を叫ぶんだ!

龍馬:それは使う時やろ〜。

幽:…っていうか、何やった?

シルヴァーナ:“欲望爆発剣”。(笑)

幽:そういや、そうやったな。(笑)

龍馬:…………っ……〜〜…!(何かを言い淀んでいる)

巨大化ユルゲンスハイム(GM):「どうした!我輩が怖いか!ふはははは!」

龍馬:「逆や!あまりにもヘボ過ぎて、やる気が起きんねん!!」

幽:まぁ本当に倒してくれるなら、全力で支援はしたんで。正直あの攻撃がまた来るのは痛い。

シルヴァーナ:そうだな、落とすとしたらこのターンだ。

幽&シルヴァーナ:さぁ、格好いいこと言って!(笑)

龍馬:「……お…オラに…フレアを〜……」

幽:頑張ってそれか!(笑)まぁ前回の一刀両断を見てるからな、「龍馬さん、フレアを!」Kを1枚渡すわ!

シルヴァーナ:「前のアレだな、兄弟!」虎の子のジョーカーや!

GM:じゃあ支援として、エニアからも1枚あげるわ。

エニア3世(GM):「龍馬さん、これを!」

GM:…あ、スートじゃなかったな…残念でした〜。(笑)

シルヴァーナ:知り合いじゃないから、力(スート)分からんかってんな。(笑)え〜っと…またリプレイ起こす時用に描写入れるか…。


皆のフレアが、龍馬の刀へと集中していく!
そして集まった強い輝きが、敵に振り下ろされる瞬間を待つかのごとく、強く鳴動している!


龍馬:次のターンには決める!

幽:いや、このターンに決めてください!(汗)

龍馬:あれ…?動いていいんか?(汗)

幽:まだ実質何もしてへん!(笑)

シルヴァーナ:それとも先にこかそうか?当てやすくなるで?相手の回避値−10するし。

龍馬:それは有難い!じゃあお先にどうぞ、待機するわ。「支援を頼む!」

シルヴァーナ:「任せろ!先に行くぜ!」《勇者の証》+《ドラゴンテイル》で殴る!(コロコロ)…また達成値低いなぁ…14やし。(汗)

GM:14〜?(コロコロ)14でピッタリ避けちゃいますねぇ。

幽:そこで支援!《女神の祝福》で達成値+10!

GM:それは当たる!

シルヴァーナ:サンキュ!じゃあダメージが…<白兵>で39点+[転倒]!

GM:はいはい、食らいましたー!

シルヴァーナ:「俺の仕事はここまでだ…あとは頼むぜ、龍馬」

龍馬:「ん!」待機を解いて攻撃!“欲望…いまいち爆発しない剣”!

幽:爆発せぇへんねんや!(笑)

龍馬:達成値は(コロコロ)…2Dで3て…。(笑)

シルヴァーナ:ほんっとに爆発しなかったんだな!(笑)

龍馬:うん。(笑)とりあえず達成値13。

GM:(コロコロ)達成値22ありますから、避けちゃいますねぇ。

シルヴァーナ:いや、[転倒]で−10だから12や。

GM:あ、そっか。

龍馬:当たってるんわ当たってるんや。(笑)じゃあそこで《秘剣・唐竹割り》に全フレアを注ぎ込む、+75。

幽:支援、《女神の祝福》で+20。

龍馬:お、じゃあ+95…つまり差分の合計は96やな。これを《捨て身の覚悟》して…こんな奴に捨て身したくないけどなぁ…!(笑)まぁまだ[覚醒]あるし……それで2倍にして、192。《剣気》使ってるからダメージ+4で196。

幽:更に横からサポート、《時流の間隙》!更に差分値の96を足す。見た目は横から一緒にビーム撃つ!

龍馬:+96で…292!で、最後に基本分か…(コロコロ)25点やから、合計が…。

幽:まだ上げる!《星を摘むもの》で+12点!

龍馬:じゃあ429点!

GM:このゲーム…防護点とか、ないよな?

幽:無い。

GM:うん…あんな…じゃあ最初からそうしたらいいねん!!!!一発で終わってるわ!!!

全員:(爆笑)


≪戦闘終了≫


◆Climax Phase 01-2◆崩壊の時  Scene Player―広川 幽

巨大化ユルゲンスハイム(GM):「U−WA!U−WA!…我・輩・死・ん・だー!♪」

シルヴァーナ:元に戻ったぁー!!(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「KIMOTI,取り戻したYo!Yo!あの時の気・持・ち!♪Oh、アリガトー……センキュ!グッバイ!」

全員:(大爆笑)

幽:こ、これ…ほんまに高潔な魂やったん…?!(笑)

GM:この時は高潔やってん。(笑)

龍馬:…俺、血を「ぐはぁ!」って吐いてんねんけど…。

全員:(爆笑)

シルヴァーナ:「し、しっかりしろ!!」(笑)

龍馬:な、何せ429点…。(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「お前血MAMIRE、俺灰MAMIRE♪」

シルヴァーナ:体が灰になって崩れてってるー!(笑)

幽:「龍馬さん!しっかしりて!」

龍馬:「もう…このまま静かに…寝させて…」(笑)

シルヴァーナ:あ、灰の山に突っ込んで、“羅喉丸”探しに行く。

龍馬:おぉ、完全に忘れてた!

GM:はいはい…しかし、“羅喉丸”は見つかりません!

シルヴァーナ:あら、そうなのか。

GM:うん、どうもすでに別の所に行ったみたいですね。

シルヴァーナ:そか…じゃあその灰の山を見て。

ニルヴァーナ:「…微妙に欲求不満だが……まぁいい、それなりに楽しめたさ…」

龍馬:微妙にどころか…。(笑)

ユルゲンスハイム(GM):「お前欲求HUMAN、俺満ZOKU♪」(笑)

幽:早く浄化してくれ!!(笑)

龍馬:とっとと帰ってくれ!(笑)

ニルヴァーナ:「結局はお前の自慰か…そんなに寂しいことは、他にないぞ?」

幽:う〜……いいキャラや…。

シルヴァーナ:ていうか、アカン…ニルヴァーナが面白くてシルヴァーナの影が薄くなった…。(汗)

幽:そこは難しいなぁ。(笑)

GM:じゃあ描写いくで〜。


凄まじい破壊の嵐を引き起こした、巨大ユルゲンスハイムの…。


龍馬:ちょっと待て!……起こしたか?破壊。(笑)

幽:確かに…唯一の攻撃も弾いたし…。(笑)

GM:それもそうやな…。


凄まじい破壊の嵐を引き起こした……気がした、巨大ユルゲンスハイムの…。


全員:(爆笑)


ユルゲンスハイムの身体が砕けていく!
辺りを満たしていた暗雲が晴れ、邪悪な気配は薄れ始めた。

「皆さん!!」

と、エニア3世の声がかかる。


GM:…本当は色々書いてあるけど…割愛!

幽:割愛されたぁー!(笑)

龍馬:え、じゃあ「皆さん!」の続きは?(笑)

エニア3世(GM):「皆さん、本当にありがとうございました!」

GM:ってことです。

龍馬:正直俺…何しに来たか分からへん…。

シルヴァーナ:「御無事で何よりです、姫君」って膝まづくかな。

GM:そうそうそう。ま、これで解決ってことですね。

龍馬:じゃ、俺は皿洗いに帰らないとアカンので…。

シルヴァーナ:いや、それもう返したから!(笑)

幽:シルヴァーナの裏取引で。(笑)「さぁ、エニア!帰ろう!皆、心配してるよ!」

エニア3世(GM):「そうですね、帰りましょう…」

GM:って言ってから、少し寂しそうな顔になって、

エニア3世(GM):「でも…ユルゲンスハイムが、最後に元のユルゲンスハイムに戻ってくれたのが、救いです…」

龍馬:も、戻ってたん、あれ?!(笑)

幽:戻ってもロクな奴じゃなかったー!(笑)

GM:違うねん!エニアはあのユルゲンスハイムが好きやってん!幼い頃からあのラップ口調で楽しませてもらっててん!

幽:それ…魔術師じゃなくて、道化師や!(笑)

GM:(惜しむように)本当は、いい奴やったんや…。

幽:趣味悪いなぁ〜、エニア…。(汗)

GM:いや、好きっていうのはLikeであってLoveじゃないからな。

幽:それでも…悪いで?(汗)

GM:何でやねん。いつも「エニア、最Ko!♪お前皇Joで俺、王Ji♪」て喜ばせててん!

龍馬:いやいやいやいや!(笑)

幽:王子ちゃうし!(笑)

シルヴァーナ:つ、突っ込み出したらキリがないな。(笑)じゃ、俺はここらでお暇するわ。

幽:急にエンディングに持ってったな。(笑)

シルヴァーナ:終わりそうにないから。(笑)

GM:それもそうやな。(笑)

エニア3世(GM):「ありがとうございました!さようなら!」

シルヴァーナ:「あぁ、また縁があれば会おう…」早く帰って“冥界の書”を封印し直さんといかんからな。

GM:そうやな。

シルヴァーナ:「龍馬…刀のことは、また今度な?」

龍馬:「もう、無いと思うけどな…」(苦笑)

シルヴァーナ:「それでも捜すのが君の仕事だろう」(笑)

龍馬:「お願い…もう、俺を巻き込まないで…」(涙)

幽:何か引きこもりキャラになってもてるなぁ。(汗)

シルヴァーナ:「じゃ、幽君…」

幽:「あ、はい」

ニルヴァーナ:振り返って、一回下見て顔上げると…ニヤリ笑いになってる。(笑)「では…また会おうか、“界渡り”の少年…」

幽:…ニルヴァーナとは名乗ってないよな?分かっていいのかな?

ニルヴァーナ:名前は名乗ってなかったっけ?…じゃあ、そういう一面があるんやな、程度に認識してくれてたらいいよ。

幽:OK。(笑)じゃあ、ちょっと不思議そうな顔をしながらも、「えぇ、シルヴァーナさんも、お元気で!」

ニルヴァーナ:「あぁ…君もね…」

シルヴァーナ:って言って、しばらく歩いてからまた振り返って、「皆、元気でな!」て笑顔で手を振る。(笑)

幽:あれこそシルヴァーナさんだ!(笑)

GM:ややこしいな。(笑)

シルヴァーナ:そういうキャラや。(笑)二重人格って、こんなもんだろ?

幽:うん、そんな感じやね。

GM:OK!じゃあそれぞれのエンディングにいきましょう!



ENDING PHASE



◆Ending Phase 01-1◆病床の神王  Scene Player―広川 幽

GM:じゃ、まずは幽から。

幽:僕、連続でいいの?確か前回も最初やったけど…。

GM:うん、今回は別にいいよ。えっとな…エニア3世やけど、実は一回“天命のタブレット”取られててん。これは本当は情報収集の時に達成値がMAXやったら分かってんけど、“天命のタブレット”っていうのは、エニア3世の魂と同化してて、彼女は“天命のタブレット”そのものとも言えるらしい。それを一回取られてしまったことによって、病気になったらしい。

龍馬:頭の?さっきの伝染っちゃったんちゃう?

GM:いや、違う。(笑)

幽:YoYo言うようになんねんな。(笑)

エニア3世(シルヴァーナ):「う、うぅ…胸が、苦しいYo!」(笑)

GM:ラップ調は病気ちゃうってぇの!

シルヴァーナ:堅苦しい世界の中での楽しい一時やってんな。

龍馬:道化の仕方がちょっと問題やってんて。

GM:まぁそういうわけで…彼女は病床の元へ、幽を呼び出しました。

幽:じゃあ部屋に行くよ。

GM:ん、ではエニアは寝ながら話しかけてきます。

エニア3世(GM):「ようやくゆっくり話せますね、幽さん…」

幽:「言われてみれば…そうやね」

エニア3世(GM):「改めまして…エニアです」(笑)

PC3人:分かっとるわぁ!(笑)

エニア3世(GM):「貴方が地球に帰るためのお手伝いをすると言ったのに、こんなことになってしまって…本当に申し訳ありません」

幽:「そんなことはいいから、今は早く身体を治すんだ」

エニア3世(GM):「ありがとうございます…。でも、実は貴方に、お願いがあるの…」

シルヴァーナ:ちゃんとアピールしとかんと…また放り出されんで?

幽:キャッチアンドリリースされたらたまらんな〜、またのたれ死ぬで?

GM:………まぁ…またリリースされるお願いなんですけどね。(笑)

幽:結局そうなるんかぁー!(汗)

エニア3世(GM):「実は…ユルゲンスハイムは、今際の際の言葉が気になって仕方がないのです…」

幽:「何か言ってたっけ?」

GM:…あ、言ってない。

シルヴァーナ:あのラップ調しか。(笑)じゃあ…はい、回想シーン、スタート!(笑)

GM:モワモワモワ〜ン。(笑)じゃあ最後にユルゲンスハイムは…。

ユルゲンスハイム(シルヴァーナ):「お前のことを…愛していた…」

GM:格好いいやん!(笑)まぁ、それは消える際に言ってたかもしれんけど…その前、倒された直後くらいに。

ユルゲンスハイム(GM):「魔剣フューネラルよっ…!その力を解き放ち、我輩を…我輩をー…!!」

GM:…って言ってたらしい。

エニア3世(GM):「今回の事は…この先の、もっと大きな事件の前触れのような気がして…」

龍馬:考えすぎやって!あんな奴の起こした事件やで?

幽:ここにおらんでしょ、アンタは。(苦笑)でも被害を考えたら結構大きいんやけどな。艦隊潰されたり、アムルタートも強襲されたりで。

GM:話がグチャグチャになったのは…PC2がおらんからや!(笑)

龍馬:いや、アイツが情けないからやって…仇取ろうって気にならんかった…無駄死にやん…。

幽:石見守…哀れ…。

エニア3世(GM):「そこで…貴方には“天命のタブレット”を捜して頂きたいのです!」

GM:取られたままで、どっか行ってん。

幽:あぁ、取られててんや!

エニア3世(GM):「恐らくは、ユルゲンスハイムの言っていた魔剣フューネラル…そして妖刀・羅喉丸というのが手がかりになるでしょう」

幽:羅喉丸…初めて聞いたんじゃないだろうか…。

GM:いや、龍馬から聞いたってことに…。

龍馬:捜してるなんて、一言も言った覚えがない!捜してないしな。

シルヴァーナ:非協力的やなぁ〜…。(汗)

GM:龍馬がユルゲンスハイムに聞いてくれたら、色々情報出せてんけどな。

龍馬:まったく聞く気がないな。

GM:……………。(汗)で、やな…まぁ、結局は幽を、リリースしたいってことです。(笑)「ちょっと探してきてください」ってことで。(笑)

幽:はいはい。(笑)「じゃあ報酬…とまでは言わんけど、食料とか最低限のバックアップとかは期待できる?」

GM:まぁ、そうやな。

幽:前回は普通に「さぁ、森へお帰り…」ってされたから。(笑)

GM:いや、前回も一応渡されてんで?そこまでは酷くない!

シルヴァーナ:食べつくした後やってんな。

GM:そうそう。ある程度飼いならしといてから、「森へお帰り」は酷すぎやろ。(笑)

幽:殺意があるとしか思えん。(笑)

GM:まぁ、そういうわけで。(笑)

エニア3世(GM):「すみませんが、よろしくお願いしますね…?」

幽:「それは分かったから!いいから、今は安静にしてろ…必ず取り返してくるよ」

他3人:…偉いなぁ。(笑)

GM:何か訳の分からん所に飛ばされては危険な目に合わされて…何て偉いねん。(笑)

龍馬:いいように使われてんなぁ。(笑)

シルヴァーナ:まぁここでニートになっても仕方ないしな。(笑)

幽:勇者にしてしもたからなぁ…。

GM:皆言いたいことだけ言って…普通やったら、「こんな世界はどうなってもええねん!俺はとにかく帰りたいんやぁー!」ってなるで。(笑)

幽:なるやろなぁ。(笑)でも今はエニアが帰る手がかり持ってるみたいやし、治すしかないわ。

GM:そうやって餌だけチラつかせて…。(笑)

シルヴァーナ:タブレット取ってきても、「じゃあ次はあれを…」「次はあそこの…」って続いていくねん。(笑)

幽:その時はダスクフレア化して終了や!(笑)

GM:こんな世界には絶望した!(笑)

幽:絶望するわ、ほんまに。(笑)じゃあ旅立ちますかねぇ。

GM:はいはい、じゃあ幽はここで終わりやな。


◆Ending Phase 01-2◆信長の怒り  Scene Player―北辰土佐守龍馬

GM:お次は龍馬さんやな。

龍馬:…俺はいいで、別に…。

GM:あんねん!信長とのシーンやな。龍馬の報告を聞いた信長は…。

龍馬:報告したんや…偉いな、俺…。

GM:しろよ。苛立たしそうに、手にした大福を噛み千切る。

幽:大福…。(笑)

龍馬:その大福、俺も貰お。

信長(GM):「あぁ、食え食え!…あれだけ被害を出し…稲城までやられてこの様か…」

シルヴァーナ:絶望されるんちゃう?(笑)

龍馬:まぁ今回はされても仕方ない。(苦笑)

信長(GM):「あぁ、お前のせいじゃないのは分かってる。お前はよくやってくれた。“羅喉丸”はまだ、あちらさんの手の内か…持ち去られたってことなら仕方ないだろう」

龍馬:「仕方ないんや」

信長(GM):「あぁ…だがな、このまま済ませるつもりはないぞ?まだ全部のコトが終わってないっていうなら、返って好都合だ」

幽:敵は全部まとめて叩き潰す、ってことか。

GM:そういうことやな、その方が格好いい。

龍馬:一体、何を叩き潰すんですか?…世界?

GM:いや、信長はそこまで世界の征服とかは狙ってない。むしろ共存を謳う人や。

信長(GM):「ま、そういうわけで…戦の準備をしておけよ。近いうちに…やるぞ」

GM:ってとこですかね、龍馬のエンディングは。

龍馬:「とりあえず1億ベリー払っといてください」

GM:それはシルヴァーナが払ってくれたから!(笑)まぁあれが1億分で…残り4000万ベリー分は働けってことで。(笑)

龍馬:結局皿洗いか…。(笑)


◆Ending Phase 01-3◆冥龍皇の動揺  Scene Player―シルヴァーナ・ピースクラフト

GM:ほんじゃ最後に、シルヴァーナいこか。

シルヴァーナ:はいはい、取り返した“冥界の書”を提出しよう。

GM:あ、そやったな。じゃあ奪還してくれたので、凱旋した君にはイルルヤンカシュ自らが出迎えてくれました!

シルヴァーナ:「これは、姫自ら…」

幽:そういや、他の偵察とか別働隊で動かされてただろう龍達は?行きにイルルヤンカシュの偽者一緒に見てた龍達。

GM:あ〜……まぁ、人知れずやられてったんやろなぁ…。

シルヴァーナ:じゃあ帰り際にその跡を見つけて、遺品だけ拾って弔ったことにしといて。…じゃないと黄泉還る。

GM:それもそうやな、OKです。イルルヤンカシュの顔には誇らしげな笑みがある。

イルルヤンカシュ(GM):「よくやったぞ!え〜っと…」

GM:今はどっちの顔?(笑)

シルヴァーナ:今は周りに他のもいるから、シルヴァーナ。

イルルヤンカシュ(GM):「よくやったぞ、シルヴァーナ!」

シルヴァーナ:「は、有難き御言葉、光栄にございます!」

イルルヤンカシュ(GM):「シルヴァーナは誠、アムルタートの宝じゃ!」

シルヴァーナ:「そんな恐れ多い…」

イルルヤンカシュ(GM):「もしや…“冥界の書”は解放されたのか?」

シルヴァーナ:「…残念ながら6割、という話にございます」

イルルヤンカシュ(GM):「60%か…何と、そういうことか……うぅむ…分かった。で、他に聞きたいことはないか?」

シルヴァーナ:「恐れながら…一つございます」

イルルヤンカシュ(GM):「ん?何じゃ?」

シルヴァーナ:「あの…出立の際、姫様にとても良く似たお方にお会いしたのですが…」

幽:あぁ、そういえば!

龍馬:よぉ覚えとったな!

シルヴァーナ:まぁパスも取ったからな。

イルルヤンカシュ(GM):「な、何だと?!」

シルヴァーナ:「ただ、姫様に比べて…やや肌の色が…」(笑)

イルルヤンカシュ(GM):「黒かったのか?!」

シルヴァーナ:「はい」(笑)

イルルヤンカシュ(GM):「……そうか…シルヴァーナ…このことについては、他言無用じゃ。時が来たら、必ず話そう」

シルヴァーナ:「畏まりてございます」

幽:相変わらず上手くまとめるなぁ…。

シルヴァーナ:そういう風に持ってってるからな。

GM:予定調和や。(笑)

イルルヤンカシュ(GM):「今日のところは、ゆっくり休むが良い」

シルヴァーナ:「有難き幸せ」って言って別れた後、行きに情報くれた爺さんにパスあるから一緒に酒飲むわ。

GM:あぁ、そうやったな。(笑)

老龍(GM):「おぉ〜勇者よ!帰ってきおったかぁ〜!」

シルヴァーナ:「お爺さん、貴方のおかげでとても助かりました」

老龍(GM):「そうじゃろ、そうじゃろ!…で、酒はあるのか?」

シルヴァーナ:「えぇ、奢らせてください」

老龍(GM):「よぉし、では呑みに行くとするかの〜」

幽:生き残った部下とか、他の同僚とかが集まってくるんちゃう?(笑)

GM:あぁ、それいいな。(笑)

他龍兵(GM):「シルヴァーナさぁ〜ん!!」

シルヴァーナ:「あぁ、お前達も来い来い!今日は祝い酒だ!……あと、弔い酒も、だな」

他龍兵(幽):「さすが俺達の隊長だぜぇ!」(笑)

シルヴァーナ:じゃあ宴が始まって、皆が騒いでる中で少し抜け出して…持って帰ってきた遺品を埋めた墓石に、酒をかけてやろう。「あっちで、美味い酒でも飲んでくれ…」

GM:格好いいな。OK、じゃあそこでシナリオ終わろうか。

シルヴァーナ:また締めちゃった。(笑)

幽:問題ない、良い締め方や。(笑)




〜Fin.〜