第1話 : 聖戦士、ふたたび



〜目次〜

〜Preplay〜
〜Opening Phase〜
〜Middle Phase〜
〜Climax Phase〜
〜Ending Phase〜
〜座談会〜



〜Preplay〜


GM:……じゃ、始めるで?

PLしゅう:これ、呑飲まなやってられんねんなぁ…。(苦笑)

PL黒白:寝るからダメ。(笑)

GM:では!……あ、まずはあれか。セッショントレーラーというか…。

PLひょうすべ:今回予告。(笑)

GM:〜〜これが一番嫌やねん…。(汗)

PL黒白:だぁーいじょうぶやって。(笑)

GM:はぁ…じゃ、読むで。






《今回予告》

幻想世界オリジンを座巻する、大宇宙からの侵略軍。その名は、大星団テオス。
無数の星々を従え、あらゆる孤界の民を造物主の秩序のもと統治する大軍団の征くところ、敵はない。
その最前線に立つのは、すべてを打ち砕く地龍ベルギオットとその軍勢。
猛攻の前に、小国ピアニッシモは陥落間近。
ついに姫までが、神々に救いを求めて塔から身を投げた。
だが、その姫を颯爽と救い、迫り来る邪悪の軍勢に立ち向かう地球からの聖戦士がいた!
今、あらゆる世界から集まった勇者と共に、聖戦士の戦いが幕を開ける!

異界戦記カオスフレアSC『聖戦士、ふたたび』

―――人よ、未来を侵略せよ!




GM:…ふぅ。はい、そういうわけで第1話『聖戦士、ふたたび』です。

PL黒白:前回のフォーリナーが還ったとしても…第2、第3のフォーリナーが!(笑)

GM:かませフラグか。(笑)じゃ、まずは……あぁ、キャラ紹介からいってもらおうか。

PLひょうすべ:あぁ、そうやな。

GM:OK、じゃあPC@からいこうか。


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◆PC@:辰巳 アキト 〜ひょうすべ

PLひょうすべ(以下 アキト):はい、ではPC@!辰巳 アキト(タツミ アキト)です!年齢が男で…。

GM:落ち着け!年齢が男って何だ!(笑)

アキト:間違った。(笑)性別が男の、年齢25歳。コロナが『光翼騎士』、ミームが『フォーリナー/グレズ』です。ブランチがフォーリナーの『装着者』とグレズの『マシンライフ』です。宿命は…『決戦存在』。

PLしゅう:えらい格好いいな…。

アキト:何かと戦いたい…んじゃないかなぁ?色々書いてあったから、よく覚えてない。

GM:『決戦存在』?えっと……『あなたは、決して特別な存在ではない。ただ、諦めるということを知らないだけだ。決して絶望せず戦い続けるあなたのフレアは、誰よりも強く光り輝いて、やがて夜明けを呼ぶだろう』

PLしゅう:…弱気を呼ぶ?

PL黒白:そんなん呼ばれたら嫌や。(笑)

GM:夜明け、な。(笑)

アキト:はい。闘争は『高潔な魂』で頑張って戦います。…ちなみに、どんなこと書いてある?

GM:全部読めって?(笑)『あなたは刃を手にして戦場にある者といえども、守るべきモラルがあると考えている。弱者に手を上げ、無差別に己の欲望を満たす存在は、誰であっても許しておくことができない』らしい。

アキト:…ヤバイ、大丈夫かな、これ…考えてたキャラと…。

GM:これから、そうなっていくと考えれば…。

アキト:あぁ、それでいいか。じゃ、そんな感じで。性格的には…今のところは特に…日本に住んでて、職にあぶれて…。

PL黒白:職にあぶれてるんや。(笑)

アキト:うん、この現代日本の就職難のせいで職にあぶれてしまって、ヒッタクリに身をやつしています。

PLるしふぇる:……ひったくり?!!(笑)

アキト:うん、ひったくり。(笑)世相を反映させるTRPG…。

PL黒白:それがカオスフレア。(笑)

GM:『カオスフレアは、良い子の皆のゲームです』

PL黒白:テロップ流しとかんと。(笑)

GM:あ、あと因縁も言っておいて。好きに選んでくれていいから。

アキト:はいはい。“信長姫”からの“感服”にした。

GM:会ったら感服されるんや…はいはい。

アキト:ま、こんな感じかね。


◆PCA:コーラル・C・ウィスタリア 〜黒白

GM:はい、ではお次?

PL黒白:PCAは僕でいいの?

GM:うん、そうやね。

PL黒白(以下 コーラル):ではPCA、名前がコーラル・C・ウィスタリア、性別は男。外見年齢は12歳、実年齢は100を超えた辺りから数えていない。コロナは『星詠み』で、ミームは『オリジン』、ブランチが『ロードモナーク』。領主様ですね。宿命とかも?

GM:ま、PC@が言ったし、一応言ってもらおか。

コーラル:宿命は『死』、特徴は一切歳を取らなくなるってものやったけど………。

GM:………あ、もう全部読もうか。『死』は、『あなたは死んだ。あるいは死ぬような大怪我をした。だが、あなたの中にあるフレアは、死の危険と呼応して逆にあなたの中で増大し、あなたはカオスフレアとなった』

アキト:ようは…アンデッドやん。(笑)

コーラル:そうかも。不老なだけで、死にはするけど。(笑)闘争は『亡郷』、故郷がダスクフレアのせいで無くなったんやったかな?

GM:『亡郷』、『あなたの故郷は、ダスクフレアによって虚無に飲み込まれた。あなたの記憶の中にしか、故郷は残っていない』

コーラル:そういうことです。

アキト:え?つまり…故郷が無くなって、今は城にいるってこと?

コーラル:そうやね。それで今は領主になってるけど。

GM:成り上がってんな。

コーラル:そういうことやな。(笑)特技はデイブレイクばっかりです♪因縁は“エニアV世”からの“慕情”…慕われてます。

GM:慕情なんや…。


◆PCB:“冥龍姫”エルルヤンカシュ 〜るしふぇる

GM:じゃ、お次はPCB…そちらのアムルタートの方です。

PLるしふぇる(以下 エルル):名前は“冥龍姫”エルルヤンカシュ。イルルヤンカシュの一番新しい娘です♪

GM:つまり…アムルタート族内で、一番の下っ端ってことやねんけどな…。

エルル:女の子の10歳。コロナ『聖戦士』、ミーム『アムルタート』、ブランチ『プレデター』。髪の色は黄緑色、瞳の色は茶色、肌は真っ白。身長110cm、体重ヒミツ☆

他全員:……………。(沈黙)

エルル:宿命は『祝福』!

GM:はいはい、読めってことね。

コーラル:じゃないと、分からないから。(笑)

GM:GMって大変だ…。『祝福』…『あなたは祝福された存在だ。運命や神々、予言といった人智を超えた何者かが、あなたに三千世界を救うための力を与えてくれたのだ』

エルル:…だ、そうです。2万年後くらいにはアムルタートのトップになる予定です♪

コーラル:また気の長い話や…。(汗)

GM:イルルヤンカシュ生きてる間は無理やろうけどな。「あ、私、まだ現役だから」とか言い出しそう。(笑)

コーラル:2万年くらいなら言いそう。(笑)

GM:イルルヤンカシュも母親のティアマトを殺して今の地位ついたからなぁ。

エルル:…闘争は『興味』。

GM:はいはい、ちょっと待ってね…(パラパラ)…『あなたはオリジンや他の孤界に存在する不思議な事物に興味津々だ。根元的に違う存在である彼らは面白くてたまらない。だから、世界そのものを滅ぼしたいとは考えていない』

エルル:興味津々…生まれたばっかやし。

GM:ま、色んなものに興味抱いてください。

コーラル:「あれぇ?このカサカサ動く黒い虫は何?」

GM:「美味しいのかぁ?パクッ」

全員:(爆笑)

コーラル:きたねぇ〜。(笑)

アキト:最悪やな…。(汗)

エルル:あ、あと、普段行動する時はお目付け役の騎乗龍に乗ってる。

GM:はいはい、アイテムのやつやな。名前は?

エルル:……後で言う。

コーラル:つまりまだ決まってない。(笑)

GM:リムシュ2世とかじゃないんや。(笑)

エルル:あと因縁が“イルルヤンカシュ”からの“愛情”。ま、こんな感じかな。


◆PCC:ダグラムU世 〜しゅう

GM:はい、お待たせPCC。

PLしゅう:……あ、ども。

GM:ども。(笑)

PLしゅう(以下 ダグラム):ダグラムU世です。

コーラル:ほんまにそのままでいくんや?!(笑:他PC達が勝手に付けた)

GM:何か一人称が「我輩」とかっぽい名前やな。(笑)

ダグラム:(知らない間に描かれたイラストを見て)……頭、パンプキン、なんかなぁ?

GM:タマネギ戦士にも見える。(笑)

アキト:「オレサマ、オマエ、マルカジリ」(笑)

ダグラム:そんな感じかなぁ。(笑)

GM:さぁ、パーソナリティを言ってくれ!(笑)

ダグラム:オ…オデ、ダグラム2世なんダナ…。

全員:(爆笑)

ダグラム:こ、コロナは『執行者』なんダ、ナ…ミームは『ニふぃリム』…。

GM:…ネフィリム?(笑)

ダグラム:ニふぃリム。(笑)

GM:…訛って言えへんのか!!いいよ、いいよぉ!そのプレイ!(フレア飛ばす)

コーラル:自己紹介で飛んだぁー!(笑)

ダグラム:ブランチ『じ鬼ヘイ(獣鬼兵)』…。

コーラル:アントロポスとかいう…。

ダグラム:じ鬼ヘイ!(笑)おで、じ鬼ヘイなんだ!

GM:いいよ、いいよぉ〜。(笑)

ダグラム:づ、づぐられしモノ、なんダナ…。(宿命『造られし者』)

GM:『造られし者』…ちょっと他より長いな…『あなたは人為的に生み出されたカオスフレアだ。そこにあなたの意思が介在していたかどうかは分からない。だが、どんな理由で生まれてきたのであれ、あなたが三千世界を守る宿命を帯びていることに変わりはない』

ダグラム:介在……してた訳ないやろぉ!?(笑)

アキト:イタズラの産物としか思えへん!(笑)

ダグラム:顔、パンプキンで…身体はローブで包んでて…で、浮いてるから。

GM:ジャック・オー・ランタン?!!(笑)

ダグラム:イメージ的にはそんな感じで…●ップルや。(笑)…ところで、この【アレイティア】ってどんな技?内容書いてないねんけど…。

コーラル:あぁ、ダスクフレアの攻撃を無効化すんねん。

アキト:無かったことにできんねん。

ダグラム:え、それ…強すぎじゃね?

GM:いや、1シナリオ1回やで?(笑)

ダグラム:あぁ、そうやんなぁ!?全部、はい、無効化、無効化…。(笑)

GM:そしてGM涙目。(笑)

コーラル:さすがにそれはヒドイ。(笑)

GM:1シナリオ1回です。(笑)あ、闘争は?

ダグラム:闘争は…『復讐』なんダナ。全てに復讐する!

アキト:主に、自分を創った奴とかやろ。(笑)

GM:『復讐』、『あなたは、奪われた…。それは大切なものかもしれないし、誰かの命や名誉であるかもしれない。そして、その喪失感を埋めるためには、あなたは否応無くダスクフレアと戦わねばならないのだ』……これ、失ったものは多分、自分の体とかやで。

アキト:間違いない!(笑)

ダグラム:何故造ってしまったノダ…!!ダスクフレアというか、全世界とや!

GM:ま、それも含めて戦ってってください。(笑)あ、因縁は…(シートを覗き込んで)いいのか?それを読んでいいのか?(笑)

ダグラム:“GM”からの“嫌がらせ”。生まれてきたのが嫌がらせやから。(笑)

GM:…じゃあお望みどおり、イジメ倒してやろう。(笑)じゃ、ここで自己紹介終了!


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GM:続いて次は、各自のハンドアウトいきま〜す。


◆PC@用ハンドアウト : 辰巳 アキト◆
シナリオパス:“チェレスタ姫”への“友情”

GM:ってことで、まずはアキト。

アキト:はい!

GM:まぁ事前にキャラ設定言われてたから、ちょっとオリジナル入れるけど…。


いつもの日常、いつもの日々。
今日も街中でバイクに乗り、取りやすそうな獲物を物色している。
その時、恐ろしい龍に襲われ、国を救ってくれと神様に祈りながら、
塔から身を投じる美少女の白昼夢を見る。
君は思わず、彼女を救いたくて走り出した!…というか、アクセルを吹かした!
夢から覚めた時、君の腕の中にはお姫様がいて、眼前には迫り来る龍が、手には光輝く武器があった。

―――君の戦いが、こうして始まった。



アキト:光り輝く…ナニかやねんな。(笑)

GM:剣ではないって聞いてるからな。(笑)

コーラル:それがナニかは…作中でのお楽しみ。(笑)


◆PCA用ハンドアウト : コーラル・C・ウィスタリア◆
シナリオパス:“ピアニッシモ王国”への“義務感”

コーラル:義務感…っと。

ダグラム:……ピアニッシモ王国て…。(苦笑)

GM:ええがな、別に。(苦笑)


オリジンの小国家ピアニッシモは、今まさに迫り来る大星団テオスによって、
滅亡の瀬戸際にあった。
王女チェレスタの友人である君は、王国領領主の一人として負傷者の救護にあたっていたが、
それもいつまで続くか、分からなかった。
そんな時、大臣から姫が伝説の救世主を求めるため、塔から身を投じたという知らせが入った!

―――君は急ぎ、姫様の元へと駆け出した。



コーラル:な、なんだってぇぇぇー?!!急いで行くわな、そりゃ。

GM:はい、行ってください。


◆PCB用ハンドアウト : “冥龍姫”エルルヤンカシュ◆
シナリオパス:“イルルヤンカシュ”への“忠誠”

GM:ってことで、次はエルルだな…。

エルル:エルルヤンカシュ!!

GM:長いねん、言いにくいねん、舌噛みそうやねん。(苦笑)

コーラル:すっげぇ文句出た。(笑)

ダグラム:エロロでええやん…。

他全員:やっぱり言った!!(爆笑)

ダグラム:……え??(汗)

コーラル:絶対言うやろなー、って言っててん。(笑)

アキト:コイツは絶対言う、って。(笑)

ダグラム:し、しまった…読まれてたか…チクショー…。(笑)


かつて造物主と戦った龍の末裔。それが君だ。
今君は主君であり、母でもある冥龍皇イルルヤンカシュと共に、
神炎同盟の本拠である宝永の街に身を寄せている。
そんな君のもとに、造物主に寝返った呪うべき龍皇、ヤム・ナハルの臣下ベルギオットが
軍勢を率いて神炎同盟に攻め入ったとの報せが入った。

―――君は勅令のもと、ベルギオット討伐に出陣した。



ダグラム:おぉ、宝永…俺(龍馬)が住んでるやん。

GM:そう、その宝永。あの後アムルタートと富嶽が同盟結んで、ここで信長とイルルは一緒に住んでんねん。

アキト:あぁ、そういやそんな話になっとったなぁ…。

エルル:「ママ、行ってきま〜す!」

イルルヤンカシュ(GM):「あぁ、気をつけて行ってくるんだぞ…?」

エルル:「あ、あのね、あのね!」

GM:ちょ、続きはオープニングでやりませんか?!(汗)

コーラル:確かに、まだシナリオパスの段階や。(笑)

エルル:そっか。(笑)


◆PCC用ハンドアウト : ダグラムU世◆
シナリオパス:“ベルギオット”への“憎悪”

GM:ってことで、ダグラムさんです。

ダグラム:憎悪…憎んでばっかやな…。


三千世界最強の傭兵集団、それがVIPERだ。
雇用主たるペテルセン会長の意向とあらば、高額の報酬と引き換えに
あらゆる敵と戦う。
だが、今度の敵は一味違う。
テオスの龍、ベルギオットはどんなカラクリか、殺しても殺しても復活する化け物だ。
君達は撤退を余儀なくされ…

―――ピアニッシモ城へと追い詰められつつあった。



ダグラム:あぁ…俺、死んだな、これ…。

GM:…生きろ!(笑)



〜Opening Phase〜



◆Opening 01-1◆龍のはばたき  Scene Player―エルルヤンカシュ

GM:ではでは、オープニングフェイズにいきます!!最初のシーンプレイヤーはエルル。

エルル:はぁい。

GM:ま、まずは描写を。


富嶽の首都、宝永は巨大な樹の上に広がる大都市だ。
その一角に、君の主君であるイルルヤンカシュはジグラット…ピラミッド型の建造物を築き、
神炎同盟の一員としての活動を精力的に続けている。
そして今日、君は彼女の座する玉座の間に呼び出された。



GM:えっと…何て呼ばれたい?ここではプライベートじゃなくて、職場としての呼び方。

ダグラム:ワレ。オンドレ。

コーラル:そんな母親、嫌過ぎる。(笑)

エルル:エルルちゃん♪

GM:……いや、ここは仕事モードで堅くいかせてもらう。

イルルヤンカシュ(GM):「来たか、エルルヤンカシュ。大儀であった、近う寄れ!」

エルル:「ママー♪」

イルルヤンカシュ(GM):「……ここでは母上と呼びなさい」

エルル:「…ママ〜……」

イルルヤンカシュ(GM):「…………」

エルル:「……ははうえ…」

イルルヤンカシュ(GM):「うむ。…今、信長公から知らせがあったところによれば、西方の同盟国ピアニッシモに、テオスの軍勢が攻め入ったという。その陣頭に立っておるのは…地龍ベルギオット!龍でありながら、造物主に寝返った忌まわしきヤム・ナハルの眷属じゃ!」

エルル:「………」

イルルヤンカシュ(GM):「彼奴はフレアを吸収し、ダスクフレアへと限りなく近づいているという…。完全なダスクフレアに成長する前に、お主が見事討ち果たすのじゃ!……これがお主の、初陣じゃな」

エルル:「うん、がんばるぅー!」

イルルヤンカシュ(GM):「うむ、いい返事じゃ…。では、ただちに出陣せよ!龍の恥をすすぐのは龍のみぞ!」(バッと片手を突き出して)

ダグラム:熱い…熱いよこの人…どこの隊長さんですか?(笑)

アキト:ていうか、えらい男前な性格になったな、姫さん。

GM:ほんまにな…こんな熱かったっけ、この人…?

エルル:「あ、ママー…クーちゃん、連れてっていい?」

イルルヤンカシュ(GM):「うむ、奴ならば、好きに使うがいい」

エルル:まぁ、クーちゃんの方が明らか年上やけど。(笑)

GM:だからお目付け役としても、丁度いい。

エルル:あ、そっか。

イルルヤンカシュ(GM):「クーよ……我が娘を、よろしく頼むぞ?」

GM:って言いながら、クーに乗って出て行くのを見送ったところでシーン終了。

エルル:は〜い。


◆Opening 01-2◆災厄の龍ベルギオット  Scene Player―ダグラムU世

GM:では次は…PCCは、ダグラムだな。

アキト:出た。(笑)

ダグラム:さいあく〜…俺のことやろ。俺の存在価値が分からない…。


テオスとの最前線にあるピアニッシモ王国の防衛。
それが君達に与えられた任務だった。
楽な任務ではなかったが、VIPERにこなせない任務などない。

だが、今ピアニッシモを脅かす敵は一味違った。

街路を割って迫り来る巨大な龍、ベルギオット。
奴は何度倒しても、不屈の生命力で復活を遂げるのだ。
さしものVIPERも弾丸のほとんどを失い、街路の片隅に追い詰められていた。



ダグラム:ビッパー…。(笑)

コーラル:バイパーやってば。(笑)

GM:他の隊員の台詞。

隊員(GM):「…おい、ダグラム…生きてるか…?」

ダグラム:「ニコニコー」

アキト:笑っとる。(笑)

隊員(GM):「ベルギオットの野郎…どれだけ撃ってもくたばる様子がねぇ…。重陽子ミサイルでも、ありゃあダメだな…。…ダグラム、お前は生き残りを連れて、城まで撤退しろ。ここでこれ以上やっても、犬死だ…」

ダグラム:「………」

隊員(GM):「…うっ…(腹を押さえて)俺か…?俺はさっき、破片をくらっちまってな…内臓まで届いてる…。生きて帰ったら、アラバマのお袋に…『ジョーは最後まで勇敢でした』って、伝えてくれ…」

コーラル:問答無用で死亡フラグかよ!(笑)

アキト:一人でいきなり何言ってんの、こいつ?!(笑)

エルル:死亡フラグが満載すぎるー…!!(笑)

隊員(GM):「なぁに…傷が癒えるのが間に合えば…俺もすぐ、追いかけるから、さ…さぁ、行ってくれ!」

ダグラム:「…デッヂュー(デッド・ユー)」スタスタスタスタ。

GM:スタスタ行きやがった…!(笑)じゃあ、そこでシーン終了です。

コーラル:凄い勢いで死亡フラグ立った奴やった…。(笑)

GM:後半は完全にアドリブやけどな。(笑)

コーラル:そんなGMにフレアやわ!(笑:飛ばす)

GM:お、ありがとー。(笑)


◆Opening 01-3◆ピアニッシモの危機  Scene Player―コーラル・C・ウィスタリア

GM:お次のシーンプレイヤーはA、コーラル。

コーラル:はい。


今やピアニッシモ城は地龍ベルギオットの軍勢に包囲され、風前の灯火となっていた…。
君はそれでも諦めることなく、治療活動を続けている。

そんな君の元に、顔なじみの大臣――ベンガスタが血相を変えてやってきた。



アキト:凄い名前の大臣やな…。(笑)

コーラル:メモしとかんと、忘れそうや…。

ベンガスタ(GM):「おぉぉぉぉ、コーラル殿コーラル殿コーラル殿!!」

ダグラム:結局そんなキャラかい!(笑)

コーラル:え、サプリにそう書いてあんの?

GM:ん?『PCAどのPCAどのPCAどの!!』って書いてあるよ。

全員:(爆笑)

ベンガスタ(GM):「姫は…チェレスタ姫はこちらではございませんかぁー?!」

コーラル:「いや、姫はこちらには来ていませんが…姫がどうかなさったのですか?」

ベンガスタ(GM):「…こちらではない…こちらではない!!あぁ〜…なんたるこっちゃー!!」

コーラル:こっちは何のこっちゃ、や!(笑)

ベンガスタ(GM):「姫は…この困難に心を痛められ…救国の伝説に従うといって、部屋を出られたのです!!」

コーラル:「な、なんだってぇー?!」…その救国の伝説ってのは、あの飛び降りるってやつ?知ってていいん?

GM:あぁ、そこを聞いて欲しいねん。(笑)

コーラル:あ、そういうシーンか。(笑)「救国の伝説?それは、どんな伝説なのですか?!」

ベンガスタ(GM):「それは…お城の一番高い塔から、王家の乙女が身を投じれば、始原(プロパテール)はその心根に対して救世主を遣わす…という伝説があるのです!」

コーラル:そこまで分かってて、何でここに来た!!(笑)

GM:ほんまやな、コイツ。(笑)

ベンガスタ(GM):「あぁあぁ…私が姫にあんな伝説をお話しなければ…!!」

コーラル:完璧にお前のせいやなぁいかぁぁー!!(爆笑)「いいから!早く塔へ行くぞ!!」

ベンガスタ(GM):「おぉおぉ…ご、御案内致しますぅー!!あぁぁ〜…なんたるこっちゃ〜…!」

GM:…ふぅ、ここでシーン終了。コーラル、いいツッコミやったからフレアあげよう。

コーラル:やった。(笑)

エルル:GMにあげる。(笑)

GM:センキュー。(笑)

コーラル:しかし…ビックリするわ。いきなり国のトップが身投げて…。

ダグラム:お馬鹿さんですねー。

コーラル:ほんまに…そんな子に育てた覚えはありません!!(笑)


◆Opening 01-4◆姫君の運命  〜Master Scene〜

GM:あ、ここで一回マスターシーンです。

アキト:あれ、いきなりマスターか。

GM:うん、アキトはもうちょっと待ってな。


悲壮な決意を胸に、チェレスタ姫はピアニッシモで一番高い塔の望楼から、
懐かしい街の風景を眺めた。
生まれ育った景色を目に焼きつけ、迫り来る龍を睨み据えると…

彼女は躊躇わず、ドレスを翻して塔から真下の池へと身を投じた!

「あぁ神々よ、全ての始まりたる始原よ!
わたくしの命を捧げます、わたくしの魂を捧げます!
ですから…我が民と我が国土、我が魂の故郷たるピアニッシモに救い主をお遣わしください!」

「――――さよなら、みんな……」



GM:…姫の眼前に池の水面が迫った…ところで、マスターシーン終了です。

ダグラム:みなもが、何でここに…。(笑)

エルル:にゃもー。(笑)

GM:シルバーレイン参照です。(笑)


◆Opening 01-5◆聖戦士降臨  Scene Player―辰巳 アキト

GM:さて…お待たせしました。PC@、アキトのシーンです。

コーラル:お、きたで〜。

ダグラス:俺やな…。

コーラル:違うわ。(笑)


それは、いつも通りの光景だった…。
街中でいつも通りバイクに跨り、徐行し…君は獲物を物色していた。



アキト:ブゥン…ブゥン…「…お、あのババア…ええ感じに自転車の籠に鞄入れとるやんけ…」

老婆(コーラル):「よいしょ…よいしょ…」

アキト:「…ちっ、さっさと走り出せよ…!!」

GM:いい感じの…ダメ人間やな。(笑:2人にフレアを飛ばす)


そうやって君は…今日も夕暮れの街中で獲物を見つめていた。
だが、そうしていると…不意に……



アキト:…あ、ゴメン。そのババアの荷物だけ取っていい?

GM:あぁ、獲りたい?じゃあ…「肉体」で目標値10で。

アキト:OK、それなら(コロコロ)成功!

GM:じゃ、見事に獲れました。

老婆(GM):「あぁー!ひったくり…ひったくりよぉー!!」

アキト:ブゥ〜ン…!!「トロイんだよ、ババァ!あーっはははははっ!!」

全員:(爆笑)

通りすがり(エルル):「ちょ、ちょ待てよぉ!ひったくりなんて、いけんぇんだぜ?!ちょ、待てよぉ!」ブゥ〜ン!

アキト:何か追いかけてきた…じゃ、振り切る!

GM:はい。(笑:フレア×2)

エルル:飛んできた。(笑)

GM:いいプレイしてくれたら、どんどん飛ばすぜ〜。

アキト:じゃ、そのまま振り切って…人気のない公園で中身チェック。

GM:中身チェック…お婆さんやったな。すると…。

エルル:カエルの小さいお守り、とか…。

GM:あー、そだな…じゃあガマ口の財布と、近所の神社のお守り、あとは娘夫婦と孫の写真とかが入ってる。一応携帯電話…あの、ボタンが3つだけ付いてるやつとか。

エルル:蛇の抜け殻とか。(笑)

GM:あぁ、財布の中に入ってるかもな。お金増えますように、って。(笑)

アキト:お金、金額的にはいくら?3万くらい?

GM:(いっコロ)買い物の後だったらしい、1万円やな。

アキト:じゃ、その1万円を貰っておこう…この先まったく役に立たなくなる1万円を。(笑)

コーラル:ほんまやで、それ。(笑)

GM:とりあえず、描写に戻すな?


夕焼けに赤く染まる、人気のない公園。
そこで君は奪った物を物色していると…不意にここではない世界、今でない場所の幻影を見た。
そこでは、天を貫く塔のてっぺんから、今まさに涙と共に身を投じる美しい姫君がいた。
姫君は、誰かに救いを求めて、身を投げたのだ。

君は何故か、自分ならそこに行ける…彼女を救えることを、確信した!



アキト:そう思ったんやな、じゃあ走るわ!

ダグラム:…何でそこで走るん?おかしい話やん。

アキト&コーラル&エルル:(当然のように)盗んだバイクやからやん!

GM:あ、バイクも盗品やったんや。青春と犯罪は紙一重です。(笑)

アキト:じゃ…あの世界に飛び込んでみっか!

GM:OK、アキトはその世界へと飛び込んだ!


咄嗟にアクセルを噴かし、アキトは異世界への門へと飛び込んだ!
すると次の瞬間…君はどことも知れぬ城の中庭にいた。
ふと上を見上げれば、夢で見たのと同じ少女が、まっしぐらに落ちてくる!



GM:……え、これ、死ぬんじゃね?

コーラル:ヒュ〜〜〜………。

エルル:グチャッ!!

コーラル:そこは池に落ちようよ!(笑)

GM:…そこが書いてないって、どうよ、これ…考えろってことか…。じゃ、アキトが飛び込んできた勢いを受け、そのまま二人は池に落ちた!

アキト:うわ、落ちてもた…。

GM:そして水上に顔を出した時、姫は君の顔を見ると満面の笑みで君の首に腕を回し、抱きついてきた!

アキト:「うっぷ…げほげほっ…!な、何があったんや?!!」

チェレスタ姫(GM):「あぁ…!祈った甲斐がありました!どうぞ…どうぞこの国を、ピアニッシモをお救いください!」

アキト:「な、なんなんだ、お前?!!」

チェレスタ姫(GM):「あ、申し遅れました…。わたくし、チェレスタと申します…!」

アキト:「ていうか、まずは水からあげ…上げさせろよー!」

GM:あぁ、そういや立ち泳ぎのままやったな。(笑)じゃあ、二人はまず、池から這い上がった。姫はドレスの裾を絞りながら…。

チェレスタ姫(GM):「ふぅ…それで、貴方様のお名前は?」

アキト:「あ〜…た、辰巳…アキト」

チェレスタ姫(GM):「タツミ様、ですね?お願い致します、タツミ様!」

GM:そう言いながら、姫はまた抱きついてきた。

アキト:「っつーか、どこだよ、ここはぁー!?」

コーラル:チンピラやなー。(笑)

GM:ま、アキトの叫びが響いたところで、このシーンとオープニングフェイズは終了です。

アキト:あ、ここでなんや。はいはい。

GM:じゃ、次はミドルフェイズへいきま〜す。



〜Middle Phase〜



◆Middle 01-1◆ピアニッシモの危機  Scene Player―コーラル・C・ウィスタリア

GM:ではミドルフェイズいきます。このシーンプレイヤーはコーラル。

コーラル:あ、はーい。

GM:ま、まずは描写いくな。


飛び降りたチェレスタ姫を追って、中庭へと駆け込んだ君がみたものは…
見慣れない格好をした人物、アキトに抱きついている姫の姿だった。
姫は君の姿を見ると、少し紅潮した表情で手を振った。



コーラル:え、僕は塔へ行ったんじゃなかったの?

GM:うん、塔へ向かってたら姫様が飛び降りたのが見えたから、慌てて中庭に向かった、と思ってください。

コーラル:あぁ、なるほどね。

ベンガスタ(エルル):「無礼者!貴様…姫様に何をしている!!?」

コーラル:大臣、急に格好良くなった!さっきテンパりまくってたのに!(笑)

アキト:ちなみに、この紅潮はどの意味で?今更照れた?

GM:いや、喜んで興奮してる意味で紅潮してると思ってくれ。で、姫が話すよ。

チェレスタ姫(GM):「コーラル!聖戦士様です!聖戦士様が来てくださいました!」

アキト:……こんなゴミクズとは知らず…。(笑)

コーラル:まぁ、ほんまに知らんしな。(笑)

エルル:しかも、聖戦士じゃなくて光翼騎士やし。(笑)

コーラル:「つまり…伝説の通りになった、と?!」

チェレスタ姫(GM):「はい!わたくしの祈りが通じたようです!」

コーラル:「はぁ〜、なるほどぉ〜…。まぁ、それはそれとして…姫?誰がこんなことをするように育てましたかな?」

チェレスタ姫(GM):「う…だ、だって!わたくしだってこの国のことを思って…!」

コーラル:「この国のことを思うのであれば…!もっと他にも色々とできることはあるでしょう!?こういうことは最後の手段でしょう!?」

チェレスタ姫(GM):「ですから!その最後の手段を使う時だと、わたくしは判断したのです!」

コーラル:「あなたにはまだ、私も、他の家臣達も付いているでしょうに!!」

チェレスタ姫(GM):「ご、ごめんなさい、コーラル…。あ、ところでタツミ様?」

アキト:「…あん?」

チェレスタ姫(GM):「簡単に御説明致しますと…ここはピアニッシモ王国。タツミ様から見れば異世界にあたる、この世界…オリジンに存在する国の一つです」

アキト:「……なに言ってんの?」

エルル:もっともな答えや。(笑)

チェレスタ姫(GM):「はい、そう思われても仕方がありません…。何せここは、タツミ様がこれまで生まれ、育ってこられた世界とは違う世界なのですから…」

アキト:「いや…えっと…帰して欲しいんですけどねぇ…」

チェレスタ姫(GM):「今、我がピアニッシモ王国とこのオリジンは、テオスなる異界の侵略者と、その手先である邪悪な龍、ベルギオットによって滅ぼされようとしております!」

アキト:あ、ちなみにその龍って、もう見えてる?

GM:今は城の中庭やから、姿は見えんけど…騒ぎは聞こえてくるな。

アキト:あぁ、まだ見えてへんねんや。

GM:うん。ただ国の街中には入ってきてる。今は少しずつ城に近づいてきてるのを、それこそVIPER部隊とか国の兵士達が必死に止めようとしてるとこ。

コーラル:さっきダグラムの時に、街の片隅に追いやられてたもんなぁ。(笑)

アキト:「とりあえず、訳分かんねぇこと言ってんじゃねぇよ!」

コーラル:「えー…確か、タツミ様、とか申されましたかな?」

アキト:「ん?あ、あぁ」

コーラル:「えぇ、貴方様が混乱なさるのも無理のないお話だと思います。詳しいお話をしたいと思いますので、どうぞ城の中へ…」

GM:あぁ、移動する?

コーラル:うん、アンタも姫様も水浸しのままやからな!(笑)

GM:あ、忘れてた。(笑)

チェレスタ姫(GM):「いけない、コーラル、彼にタオルを…」

コーラル:「…だ、そうですよ?ほら、早く行ってきて!」

ベンガスタ(GM):「は、ははははいぃー!ただいまぁー!」

エルル:大臣が行くんや。(笑)

コーラル:「ほら、侍女達も早く!姫様が風邪をひくから!」

GM:じゃあ着替えて、城内の一室に集まりました。

アキト:はい。

チェレスタ姫(GM):「では、改めて御説明致します…」

アキト:(頭を拭きながら)「…このタオル、ふかふかだな…柔軟剤は何を使ってるんだ?」(笑)

コーラル:「●ールドです」(笑)

アキト:この世界にもあるんかい!(笑)

GM:あの会社だけ、こっちの世界に進出してたんや。(笑)

チェレスタ姫(GM):「ベルギオットは不死身といえるほどの再生能力を持った強大な龍で、あれに立ち向かうには強い生命の力、フレアを帯びた勇者…カオスフレアの力が必要なのです」

コーラル:「ちなみにカオスフレアというのは…かくかくしかじか…といった、一般の人では持てない力を持った人のことを指すのです」

チェレスタ姫(GM):「そう…そしてタツミ様。貴方も、そしてこのコーラルもまた、カオスフレアなのです…」

アキト:「いや、その……」

チェレスタ姫(GM):「はい?」

アキト:「俺が…そんな奴だなんて、どう考えてもないだろう?」

チェレスタ姫(GM):「いいえ、貴方はカオスフレアです。そこで…身勝手なお願いであるのは百も承知ですが…タツミ様、貴方様のお力を、どうかわたくし達にお貸しください…!」

アキト:「…帰る…帰るよ、もう!」

チェレスタ姫(GM):「この時点で貴方様が呼ばれたということは…始原が…世界が、貴方様を必要としているということなのです!」

アキト:「………い、いや…帰るって!」

チェレスタ姫(GM):「そこを…そこをどうか…!」

コーラル:「…というか、ですね…」

アキト:「んん?」

コーラル:「アイツをどうにかしないと、貴方帰れないと思うんですよね」

アキト:「アイツを…どうにか、って…アイツって、アレだろ?あの外にいる、意味分かんない奴…」

コーラル:「そう、アレです」(笑)

アキト:「あんなもん、倒せるわけねぇだろうが!!」

GM:…って言い合っているところで、一人の兵士が血相を変えて駆け込んできました!

アキト:おぉ?

兵士(GM):「姫様、お逃げ下さい!ベルギオットの手勢が、城内に侵入しました!!」

アキト:…城内来たんかいー!!(汗)

エルル:話してる場合ちゃうかった!(笑)

GM:ま、アキトとコーラルにフレアを渡して、っと…っこで一回シーン切りま〜す。

ダグラム:出番やな…手先として城内に侵入するか…。

GM:あ、ここでアキトとコーラルはパスを1個取ってくれ。

コーラル:“アキト”への“不安”、今は不安やな。

アキト:“オリジン”への“不満”とかにしとく。

GM:はいはい…不安と不満か。(苦笑)

コーラル:まぁ最初は仕方ないって。(笑)

GM:だな。対象はシナリオ中は変えれんけど、感情は後々変えてくれていいからな。じゃ、手札調整だけしといてくれ。


◆Middle 01-2◆襲撃!  Scene Player―ダグラムU世

GM:次のシーン、シーンプレイヤーはダグラムです。

ダグラム:うん、だから手先として城に行く。「グェッヘッヘッヘッヘッ…」

GM:来るな。(笑)ここで他PCが出たい場合は、登場難易度は7です。じゃ、まずは描写いきま〜す。


ベルギオットの軍勢の一部が城内に侵入したという報告を受け、
君は急ぎ城に戻った。
中庭に走りこんだ君が見たのは、ピアニッシモの王女チェレスタと、
彼女を守るように立つアキトとコーラルの姿。
そして姫達と向かい合うように立つ、身体の各所に鱗を生やした
人型の兵士達の姿だった…。



コーラル:だ、大臣逃げやがった…。(笑)

エルル:守るように立つんや。(笑)

アキト:守るか!むしろこっちが守ってほしいわ!(笑)

GM:ちなみにさっきまで城内にいたけど、追い詰められてまた中庭まで逃げてきたってことにしてください。

ダグラム:俺の姿見たら恐怖判定やで?名状し難い姿してるから。

GM:このゲームにそんな判定はねぇ。(笑)じゃ、敵兵士…龍人兵の台詞。

龍人兵(GM):「グアアァァ!!殺せ!殺せ!殺せ!」

ダグラム:「ガンホー!ガンホー!ガンホー!」(笑)

アキト:最悪や…あっちに混ざりやがった。(笑)

龍人兵(GM):「抵抗するなら殺しても構わんとベルギオット様は仰られた!男は殺せ!女は犯せぇ!」

コーラル:(サプリに)そんなん書いてあんの?!

GM:男は〜…以下はアドリブさ。(笑)

ダグラム:ていうか、俺がそっちについてる理由がない。

GM:いやいや…アンタはそもそも、龍人達を討伐するために派遣されてんで?

ダグラム:おかしい、おかしい…全てに対する復讐やから。

アキト:じゃあ全員殺したらいいんちゃう?

ダグラム:そやな…男は犯す!…あれ?

他全員:(爆笑)

ダグラム:…いいわ、女も犯す!

GM:結局どっちでもいいんかい。(笑)


◆Middle 01-3◆冥龍姫、降り立つ  Scene Player―エルルヤンカシュ

GM:ここにはないけど、ちょっと挿入シーン。エルルのシーン作るな。

エルル:は〜い。

GM:では、ピアニッシモ王国まであと少しといった上空、お目付け役のクーが話す。

クー(GM):「エルルヤンカシュ様ぁ…ここが目的の城です…あぁ!城が、攻め入られています!…あ!あそこにいらっしゃるのはお姫様!」

エルル:「クーちゃん!」

クー(GM):「はっ!ただちにあの場へ降ります!しっかり捕まっていてください!……ちなみに、私はエルル様を下ろしてすぐに戦線を離脱したいです。どうぞ御武運を…」

エルル:常備化してるから無理。(笑)

クー(GM):「…と言いたいところですが!御一緒いたします!」(笑)

エルル:「うん!クーちゃん、レッツゴー!」

クー(GM):「いきます!!」

GM:ブオォー!っと城の中庭に龍が飛来して…さっきのシーンに戻ります。じゃないと、エルルだけなかなか参加できんからな。

アキト:あ、それでオリジナルのシーンなんか。

GM:そゆことです。

エルル:ありがとー。(笑)


◆Middle 01-4◆龍人兵戦  Scene Player―ダグラムU世

GM:ってことで、さっきのシーンに戻るから…一応エルルは登場判定を目標値7でやってくれ。失敗したら、クーが直前で引き返す。(笑)

コーラル:やっぱり怖かったんや。(笑)

エルル:<根源>やったな。(コロコロ)8で成功!

GM:あ、アキトとコーラルも一応やっといてくれ。失敗したら、ここに来るまでにハグれたことにするから。

アキト:戦わんけど…(コロコロ)成功、おるのはおる。

コーラル:(コロコロ)OK、大丈夫です!

GM:じゃ、これで全員揃ったな。(溜息)では、そこに降り立ったエルルとクーを見て、龍人兵達が色めき立ちます。

龍人兵(GM):「ベルギオット様?!……いや、冥龍皇にしがみつく腰抜けか!」「馬鹿な…!」

GM:…あ、違う、「馬鹿な!」は倒されてからの台詞やった。

全員:(爆笑)

コーラル:うん、「腰抜けか!」の後に「馬鹿な!」て、何のことか分からんかった。(笑)

GM:続けて書いてあるから、ややこしいねん!(笑)あ、エルルを見てチェレスタも反応する。

チェレスタ姫(GM):「龍?!…ベルギオットではないの?」

エルル:「エルルー!ママに言われて来たのー!あ、ママに名乗り上げろって言われてたんだ。私の名前は“冥龍皇”イルルヤンカシュの娘、“冥龍姫”エルルヤンカシュです!」

チェレスタ姫(GM):「ということは、冥龍皇の…?それは心強い!頼りにさせて頂きます!」

エルル:「はーい!あ、この子はクーちゃんていうのー…」

コーラル:「えぇい!親睦を深め合うのは後にしなさい!姫はお下がりください!」(笑)

GM:ってことで、戦闘です!…一般人が一人おるけど、どうする?

コーラル:あ…まだ覚醒してなかったっけ。

アキト:…ごめん、ここではまだしたくない。3人ではいけん?

GM:ん〜、できなくはない。じゃ、3人で戦闘といきましょう。敵は龍人兵、3体で1グループ、これが3グループいます。1グループ1体として扱うね。

コーラル:は〜い。

アキト:じゃ、訳も分からんままに、姫さんと一緒に下がってるわ。


《戦闘:龍人兵グループ》

《1ターン目》

GM:最初の彼我の距離は、<射撃>は届くけど<白兵>なら移動が必要な距離と思ってください。

コーラル:は〜い。




  ┌――――――――――――――┐ 
  │              | 
  │      ア チェ    | 
  |              | 
  │    エ  コ      | 
  │              | 
  |              | 
  │              | 
  │    B  C      | 
  |     A        | 
  │              | 
  │              | 
  |      ダ       | 
  └――――――――――――――┘ 
                 

 城内:中庭  

A〜C:龍人兵

チェ:チェレスタ姫

ア:アキト

コ:コーラル

エ:エルル

ダ:ダグラム



ダグラム:あ、俺の立ち位置、ここやから…むしろ、俺がコイツら操ってる?

コーラル:また訳の分からん行動取るー!(汗)

GM:まぁ、いいけどさ…。(汗)じゃ、まずは全員の行動値を教えてください。一応アキトも含めてPC@から順番で。

アキト:はいよ、行動値は13!

コーラル:僕は6。

エルル:6〜。

ダグラム:皆遅いなぁ…14や!

GM:無駄に早いなコイツ。(笑)じゃ、順番はこうで〜す。

《ダグラム→アキト→龍人兵→コーラルorエルル》

GM:この順番な。てことで、まずはダグラムから。

ダグラム:オデ…ダブラム…ダブラムは高笑いしている…。

GM:…え、いいん?

コーラル:いやいや!この人自分でキャラ作ってへんからやり方分かってへんねん!(笑)

アキト:えっとな?!セットアップで《獣化》、マイナーで《ウィークポイント》使ってから…!

GM:近接だったら、まずは近寄らんとダメだぞ。

アキト:あ、そか…。とにかく!《獣化》しとけ!

ダグラム:…戦う理由が分からない…オデは何で戦ってるんダ…。

コーラル:ええから早く行動して!

ダグラム:高笑いした。

GM:じゃ、それで終わり。次はアキト、何かする?

アキト:何か、って言われてもなぁ…。

GM:ぶっちゃけ、今の貴方の手元にはババアから奪った小さな鞄しかありません。(笑)

アキト:じゃあその1万円を握りしめて、「これで勘弁してください…!」と言いたいのを堪えてる。(笑)

GM:OKです。(笑)じゃ、こっちの行動やな…まさかノーダメで行動できるとは。(笑)

ダグラム:一人も減ってへん。(笑)

コーラル:誰のせいや。(笑)

GM:じゃ、龍人兵Aグループの行動から…。

エルル:あ、クーちゃん、飛行状態やから。相手が飛行じゃない限り、エンゲージ封鎖は無効やから。

GM:あぁ、はいよ。じゃあ…どうしよかね…。(配置された駒を見て)この一人離れてんの、誰やっけ?

コーラル:そこの人。

ダグラム:戦う意味が、俺には分からない…。

GM:そっちはそうでも、こっちからしたら敵や。Aグループがダグラムに行く。マイナーで近づいてエンゲージ、メジャーで《龍戦斧》、斧を振り下ろしてきた!

ダグラム:…あ、死んだかもしんねぇ、オレ…。

GM:(コロコロ)<白兵>で目標値18。

ダグラム:2D振って9やろ、避けれるやろ(コロコロ)あ、失敗した…。

コーラル:フレア飛ばす?!

ダグラム:いや、いらん。ダメージ頂戴。

コーラル:…何でいつも、急に聞かん坊モード入るかなぁ…?(ぶつぶつ)

ダグラム:この呪われし身体が憎いから。

GM:ま、とりあえずダメージが30点です。

ダグラム:ん、3点やな。謹んで貰っとくわ。

エルル:《耐性:肉体》持ってるんや!?(笑)

龍人兵(GM):ガイ〜ン!「な、何だコイツの身体は?!」

GM:じゃ、残りのBはコーラルに、Cはエルルにそれぞれいこうか。

コーラル:見た目12歳の僕にまで…。

GM:そら敵として立ったら、年齢関係なく皆殺しさ。まずはBがコーラルにエンゲージ(コロコロ)<白兵>で目標値17。

コーラル:それは…(コロコロ)ムリっす…。(汗)

ダグラム:これは最初の戦闘で全滅やな…一回全滅プレイってしたかってん。

GM:こないだデモパラ(第10話参照)でなりかけたから、もういいわ!(笑)

エルル:ほんまや。(笑)

アキト:俺が敵のバランス間違えたから…。(笑)

コーラル:全員漏れなく<暴走>したからな。(笑)

GM:ま、コーラルに34点な。

コーラル:ん、まだHPは83ある。

GM:か、堅ぇ…!(汗)

コーラル:僕はたまたまHPが多いだけ。(笑)

GM:次はCがエルル…(コロコロ)ごめん、ダイス目めっちゃ高かった。目標値22で避けてくれ。

エルル:回避?(コロコロ)ごめん、《黄金の炎》でクリティカル値9やから、出目11でクリティカルして避けた。

GM:おぉう、避けられたか。

エルル:「クーちゃん、ナイス!」

クー(GM):「ふふっ…お任せください!」

コーラル:あ、下の奴が華麗に避けたんか。(笑)

GM:今のやと、そうなる。(笑)じゃ、こっちは終了ですよん。

コーラル:どっち先やる?

エルル:エルル、先にやる!マイナーで《勇者の証》使って…更にクーちゃんが上空高くに飛び上がる!

GM:…ん?マイナーでできる行動は1個じゃないか?

エルル:うん、でもクーちゃんの能力で、移動を+1回できんねん。

GM:あ、そういうやつを取ったんか。はい、了解です。

エルル:で、メジャー…「いっくよー、クーちゃん!《天覇虚空衝》ー!!」

クー(GM):「突貫します!!」

GM:とりあえず技名叫べたからフレアあげよう。(笑)

エルル:うん、それを狙った。(笑)《天覇虚空衝》で…(コロコロ)達成値ちょっと低い、16。

GM:(コロコロ)こっちの回避値は11、当たったわ。

エルル:わぁい♪ダメージは『クレイモア』で5D振れるんだ♪…12×5+12+16で…88点!死んだ?

コーラル:それはさすがに逝ったんちゃう?

GM:………えっと、エルルがクーと一緒に急降下して突撃、そのままの勢いで再び上空に戻った時には…龍人兵Cは…ミンチよりひでぇ状態になってた

全員:(爆笑)

GM:言ってまうと、4回死んで尚お釣りがくる。(笑)

コーラル:「これが…アムルタートの力だというのか…!」

エルル:自分の身長の2倍ある『クレイモア』担いで、猛スピードで上空から振り下ろすから。(笑)

GM:ヒドイ話もあったもんだ。(笑)じゃ、最後にコーラルどうぞ?

コーラル:はいよ。…っていっても、至近距離やから<白兵>しかできんのか…。じゃ、一応取ってた<白兵>技使うわ。近衛兵達が「領主様、危ない!」って突っ込んでいく。

アキト:あれ?『農民兵』ちゃうかった?

コーラル:いや、それは<射撃>技。(笑)

GM:農民は使い捨てかぁー!(笑)

アキト:人間大砲とか、そんなんやろ。(笑)

ダグラム:肉の壁やん…。(笑)

コーラル:急に現れた近衛兵達の攻撃!《チャンピョン》入ってるからLP1点使うけど…(コロコロ)低い…達成値11。

GM:それは…(コロコロ)回避値14で避けたわ。

コーラル:あら、じゃあどうしようもない。

GM:じゃ、これで一周かな。


《2ターン目》

GM:では頭に戻って…ダグラム。

ダグラム:ダグラムは自分を攻撃した敵に反撃することを覚えたようだ。ダグラムは『ライトエネルギーセイバー』…何や、これ…それで斬りかかった。(コロコロ)達成値15。

GM:ブゥン…!<白兵>だな?こっちは(コロコロ)回避値13で当たった。

ダグラム:ダブラムは、全ての怒りをここに込めた……あ。

コーラル:ダイス目低ぅ!(笑)

GM:実はあんまり怒ってへんやろ。(笑)

ダグラム:ん、17点?

エルル:え、ダメージ低!

GM:「こんにゃろー!」て龍人兵は怒った。

アキト:ん?いやいや、そんなに低いはずない!えっと……(確認中)…あ、合ってるわ…。

エルル:…そんな弱いもんなん…?

ダグラム:これが俺の精一杯や。

コーラル:いや、違う!ほんまはセットアップとかマイナーでめっちゃ強化して殴るキャラやのに、普通に素殴りしたからや!(笑)

GM:そういうことかい!(笑)じゃあ一応…その一撃で龍人兵の左腕が斬り飛ばされた。しかし、高熱の武器に瞬時に傷口を焼かれ、血は流れ出ない…。

コーラル:おぉ〜、演出入れるねぇ〜。(笑)

GM:こういうのは好きやねん。(笑)次はアキトかな?

アキト:アキトは…あまりのリアルなグロ光景に、呆然としてる。

GM:何せさっき、1グループが血風に変わったからな。

アキト:「な、何だ、こいつらは…!?」

GM:じゃあ横で、姫様が励ましてるわ。

チェレスタ姫(GM):「貴方様には、もっと凄い力が眠っているんですよ!?」

アキト:「そ、そんなわけねぇだろ!俺なんか、ただのヒッタクリだぞ!?」

コーラル:「姫様!タツミ様!ここは私共が食い止めます!ここは早くお逃げください!」

チェレスタ姫(GM):「…いいえ、彼にはここで一度、この世界の現実を教えなければいけません…」

エルル:すっげぇ!非情やった!(笑)

コーラル:さすが姫様…私の教育方針、そのままですね!(笑)

GM:まぁ口ではそう言ってても、実は姫様自身足が震えて、逃げれんってことにしといてくれ。(笑)正直、アキトにしがみ付いて立ってんのが精一杯や。

アキト:あぁ、そんな感じでいいや。支えあってる感じやな。

GM:そうそう、そんな感じ。じゃ、こっちの番やな。まだAとBが残ってる…Aはダグラムに殴る、《得意技》使って…(コロコロ)<白兵>の16。

ダグラム:ダグラムはほとんど無意識のように動いた…(コロコロ)…10やって。(笑)

コーラル:意識なさすぎやろ?!(笑)

GM:じゃ、ちょっと高めで52点だな。

ダグラム:ん、5点やな。

GM:Bはコーラルに再び(コロコロ)達成値17といって殴ります。

コーラル:避けれる気がしない…(コロコロ)うん、やっぱりムリ。

GM:じゃ、ダメージが…50点。

コーラル:はいはい、残りHP33…次で落ちるな。

GM:ていうか、LPに移行だな。

コーラル:あ、そっか。[覚醒]やったな。

GM:このターンで少なくともBは落としましょう、ってとこでこちらは終わりです。

エルル:クーちゃん、バサバサ(上空)+《勇者の証》で、普通に殴る。《天覇虚空衝》はフレアが勿体無いってことが分かった。

GM:うん、オーバーキルにも程があった。(笑)

エルル:「えーい!」クーちゃんの上からベシベシ殴った(コロコロ)クリティカルで達成値40。

GM:(コロコロ)こっちは回避値13、全然ムリだな。

エルル:《万色の龍》で差分値もダメージに足すから…+27で…98点いったわ。

GM:4回どころか…危うく5回転しそうなダメージくらったな…。血風どころか、一瞬で掻き消えたくらいのイメージだぞ、これ。(笑)

エルル:さっきより強くなった。(笑)

コーラル:やっぱりアムルタートは強いよ。(笑)

GM:あ〜…じゃあここで、ちょっと…。


敵の姿が掻き消えた時…呆然と立ち尽くすアキトの頬にピチャリ…と何かが当たった…


コーラル:うわぁ〜…グロ注意や…。(汗)

アキト:…手で拭って見てみる…。

GM:拭った手の甲が、紫色の液体で濡れている。

アキト:……ぺろり。

他全員:えぇぇぇぇぇー?!!(爆笑)

アキト:いやいや、そういうのはナシでいこか。(笑)それ見て固まってる。「………!!!」

GM:だろうな。(笑)ま、そういうのを挟みつつ…最後にコーラルかな。

コーラル:あ、はい。あと1体…Aはちょっと離れてるから…<射撃>、つまり今度は『農民兵』+『チャンピョン』を使う!「あの獣鬼兵の前の敵を倒し、彼を助けるのだ!行けぇー!」

GM&アキト&エルル:(農民兵になって)「うぉぉぉー!!」(笑)

農民(アキト):「一揆!一揆!一揆!」(笑)

農民(エルル):「打ち壊しじゃー!」(笑)

コーラル:それで(コロコロ)達成値17!

GM:(コロコロ)あぁ、こっち回避値18だったよ。

コーラル:農民兵達が蹴散らされた!(笑)

龍人兵(GM):「農民風情が…邪魔をするなぁー!」

ダグラム:無駄死にを…。

コーラル:あ、じゃあフレア1枚使って達成値20にして当てる!

アキト:おぉ、一人の勇敢な農民が刺しに行った!(笑)

コーラル:多分、そいつが『チャンピョン』やで。(笑)

農民(GM):「お、お前を殺せば、年貢が減るだぁー!」

全員:(爆笑)

コーラル:しかし、これ<射撃>攻撃って…何投げてんねんやろ。

エルル:投げるんじゃなくて、そいつらが射撃武器なんやろ。(笑)

GM:つまり…竹槍構えた鉄砲弾。(笑)

コーラル:「タマ取ったらぁー!」(笑)25点!

GM:あ、さっきのダグラムの17点が効いてる。(笑)では…。


大量の農民達が殺到し、走り去った後には…
無残にも刺し貫かれ、踏み潰された龍人兵の亡骸が横たわっていた…



コーラル:これ、数の暴力ってやつじゃ…。(笑)

GM:ま、今まさにこの国に対してコイツらもやってるしな。

コーラル:あ、それもそうか。

GM:うん。ってことで、戦闘終了です。


《戦闘終了》

GM:本来やと、もっと簡単にしても良かったけど…まだ作ったばっかのキャラやから、一回各自の性能を確認してもらうつもりでやりました。

エルル:うん、凄い良く分かった!(笑)

コーラル:僕も、かな?

ダグラム:ダグラムはボーッとしている…。

アキト:あかん…教えとかんと…。(笑)

GM:あ、ここであのセリフか。

龍人兵(GM):「ば、馬鹿な…!たかが人間数に…あ、いや、数十人に…!!」

全員:(爆笑)

コーラル:すんませんねぇ、大群で押し寄せて。(笑)

エルル:クーちゃん強い!あの加速力が大きい!

GM:ま、色々実感してもらったところで、一回演出入ります。


最後の龍人兵が倒れると同時に、正門の方からすさまじい咆哮が響いてきた。
ベルギオットもまた、城に迫りつつあるようだ…。



ベルギオット(アキト):『Guoooooooooo!!』

GM:はい、咆哮が響いたところでシーン終了です。あ、全員パスだけ取っといてください。

アキト:はい!“オリジン”への“恐怖”!!(笑)

GM:間違いないわな。(笑)

コーラル:“エルル”への“感服”で取っとくわ。さすが龍は強いの〜。

エルル:ん〜、まだ他の人は良く分からんし…“チェレスタ姫”は“良い人”。(笑)

GM:感想文かよ…だが許可する。(笑)

ダグラム:………“存在”への“疑問”。

GM&コーラル:あくまで自分のことかぁー!(笑)


◆Middle 01-4.5◆邂逅  Scene Player―辰巳 アキト

GM:では次のシーンへ…。

エルル:待って!…敵はまだ、一人残ってる。

GM:…へ?

ダグラム:そうや…俺を倒さんかったら、この先には進めへんで!

エルル:(コーラルに)「アレも敵だよね?」

コーラル:「え゛…?…いや、確かアレはウチの雇った傭兵部隊のVIPERの…」

ダグラム:ビッパーやってば。

エルル:「だって…怖いもん…こわぁ〜い…!クーちゃん、こわ〜い〜!」

コーラル:「いやいや、人は見た目で判断しちゃいけないんですよ〜?」

アキト:良い人すぎる…。(笑)

ダグラム:でも俺に限って、見た目通りでいいと思うで?

エルル:「…ママ、国を守れって言ってた…だから、アレから守る…」(笑)

ダグラム&アキト:(ダグラムのキャラを再確認中)

GM:…そっちは、どんな感じ?

アキト:ん、ごめん。ちょっと俺の記入ミスがあった。

ダグラム:これ…剣で斬るより、殴った方が明らかに強いですやん!(笑)

アキト:うん、だから《獣化》はとりあえずしろよ。

GM:OK?じゃ、ちょっと演出。


城内に侵入してきた龍人兵の第一波を退けた君達だが…
そんな君達の目の前に、変わった獣鬼兵がいた。

果たして、敵なのか味方なのか…。



エルル:(即)《天覇虚空衝》ー!!(コロコロ)達成値15、さぁ回避して!

コーラル:っていきなり本気で殺しにいった!?(汗)「いや、だからあれはウチの雇った…!」

ダグラム:(コロコロ)回避値16で避けた。お返し、まずセットアップで《獣化》、オートアクションで《隠密獣鬼兵》で姿を消すから不意打ち、マイナーで《ウィークポイント》、メジャーで《高速戦闘型》を使う。

アキト:…って戦い方です。それ使ったら移動しながら攻撃できるから、距離あっても大丈夫。(解説中)

GM:…これをどうやって納めたらいいのか…考える時間を俺にくれ…。(汗)

コーラル:ガンバレGM、でも急がんと多分、どっちか死ぬで。(笑)

ダグラム:ま、とりあえずそれで(コロコロ)達成値16や。

GM:姫様は横でオロオロしている。

エルル:えっと、リアクションで《灰燼の吐息》、突き返し(コロコロ)達成値17!

ダグラム:そこで《大いなる力》やな、相手の達成値を…−20するわ。

エルル:うわ、いきなりA使いはった…!(汗)

コーラル:こ、こんな所で…!

GM:……多分、次のシーンで大いに後悔すると思うけど…GMは止めない。

ダグラム:じゃ、ダメージやな……100点やな。

エルル:「ガォ−−!!」([覚醒])

GM:…止めない…と思ったけど、さすがにマズイな…一回描写挟む。


アキトの隣に立ち、龍の姫と獣鬼兵の戦いをオロオロと見ていた
チェレスタ姫が“何か”を握り締めて震える声で呟く。

「こ、これの使い方さえ分かれば…彼らを止めることができるかもしれないのに…!」



アキト:………(察した)えー!こんな所で使うの、俺?!理由が微妙すぎんねんけどー!!!

コーラル:「姫様、それは一体?!」(笑)

チェレスタ姫(GM):「これは昔から我が一族に代々伝わる…これさえ使いこなせばどんな争いでも納めることができると言われてきた国宝なのです!」

コーラル:「あぁー!そういえば3代前の国王が確か没する直前にそんなことを言ってましたわ!」

チェレスタ姫(GM):「これに関する文献は全て失われ、使い方は誰にも分からないままなのです!」

コーラル:「なんと!ならば、私がすぐに調べて…!」

アキト:「国宝?…貰ったぁー!」(奪い取る)

チェレスタ姫(GM):「あぁ!な、何を?!」

アキト:「あぁん?国宝っていうからどんなもんかと思えば…こんなオモチャ…」

チェレスタ姫(GM):「お、オモチャ?!それは国宝なんですよ!?」

アキト:「へっ、帰ってネットで売るかぁ!」……ごめん、GM…あまりにも理由が微妙すぎんねんけど…ここでないとアカン?

GM:すまん…色々と思う所があると思うが…俺ではコイツらを止めれん…ていうか、止まる気ないやろ?

ダグラム:殺すで。

エルル:止めやん。

コーラル:…こいつら…。(汗)

GM:すまんな、ここで割って入ってほしい…のと、実はシナリオ的にもそろそろ身につけてほしいってのはある。

アキト:そっか…分かった。何という出来レース…。

ダグラム:2回目、さっきと同じことを(コロコロ)達せ…。

エルル:突き返し!(コロコロ)クリティカル!

コーラル:GM泣かせやで、コイツら…。

GM:話聞かんわ、勝手に殺し合いわ…。(汗)

アキト:じゃ、取った!

GM:はい。ではアキトがソレを手に取った瞬間、ソレは光り輝いた!

コーラル:「こ、これは…?!」

チェレスタ姫(GM):「ま、まさか、国宝がタツミ様に反応を…!?」

コーラル:「すると、タツミ様が本当に…!」

アキト:「!!これ、どうやって使うんだ?!」

チェレスタ姫(GM):「大半の資料は失われてしまいましたが…唯一残っていた文献によると、腰に巻くもののようです!」

アキト:「こう、か…!?昔、テレビで見たぜ、こういうやつ……ちょっとやってみっかぁ!!」」(装飾の付いたベルトを腰に巻……)……入らない…。

全員:(爆笑)

コーラル:GM!ここは入ったことにするんや!(笑)

チェレスタ姫(GM):「あぁ!まるでタツミ様のために造られたようにピッタリと!」(笑)

アキト:「…向こうでは冬だったから厚着なんだよ!夏服だったら普通に入るんだけどな…!(コーラルに)…ちょっとそこの、悪いが…後ろのボタン、はめてくれねぇか?」(笑)

コーラル:はいはいはい。(笑)

アキト:(装着完了)「よし……。おい、その二人!ガタガタやってんじゃねぇよ!」(ベルトが光り、全身が甲殻に包まれる)

コーラル:これ、どうなんの?

アキト:ん、ラ●ダー的なやつでいいよ。


ピアニッシモ王国の国宝を腰に巻き起動させたアキトの全身が光り輝き、
光りが納まった時には、その全身が…甲殻ようなものに覆われていた。



GM:…でいいんかね?

アキト:うん、そんでいいよ。(笑)

コーラル:「こ、これは…アキト殿が変身した?!」

チェレスタ姫(GM):「た、タツミ様…?」

アキト:「ふぅ…腹がパンパンだぜ…」

全員:(爆笑)

GM:ってことで、2人を止めてください。ここで一回アキトも自分の能力を確認してくれ。HPが0になったらLPには突入せずに、そこで終了とします。

アキト:は〜い、了解〜。

エルル:…もう0になってる…。

GM:あぁ、じゃあエルルは離脱してください。

エルル:ん、クーちゃんが手の届かない高さまで上空に飛び上がった。

クーちゃん(GM):「エルル様!しっかり!」

コーラル:「何と、あの龍の姫を倒すとは…奴も大したもんだぁ…」

ダグラム:「…俺に歯向かう奴は、皆殺ス…」

アキト:先に行動していい?さっき動いてたし。

ダグラム:あぁ、別にいいで。

コーラル:…もしもの時用に、アキトの後ろにつく。ここでアキトが落ちたらシャレにならん気がする…。

GM:まぁその時はシナリオ崩壊やなー。

コーラル:…1シナリオ1回の技を使うかもしれん…。(汗)

アキト:じゃ、いくで。「何かこれ、分かってきたぜ!」オートアクションで《適格者》で達成値をプラス、マイナーで《機神の咆哮》で+30ダメージ、メジャーで《アクセルブレイク》!(コロコロ)達成値は30かな。

コーラル:うぉ、さすが。

ダグラム:(コロコロ)17、ムリ!

アキト:差分値13で……116点の<根源>!

ダグラム:116点の<根源>とな?!それは一撃で死んだわ!

エルル:すげぇ!(笑)

GM:OK、戦闘終了や!二人は気絶じゃなくて、片膝ついてる状況と思ってくれ。

コーラル:立ち上がれないんや。

アキト:「今のが俺の、ライダーキックだ!」

ダグラム:「お、オデが…!オデの防御力が…突破される、なんて…」バタッ。

エルル:クーちゃんが、すーっと降りてくる。

GM:じゃ、そこで隠れて見てた大臣が出てくる。

コーラル:隠れてたんかい!(笑)

ベンガスタ(GM):「そこまで!そこまでにしてくだされ、皆様方!」

アキト:「〜〜〜腹がパンパンすぎて、そろそろ限界だ!解除するぜ!」(笑:ベルトを外した)はぁ、苦しかった…。

ベンガスタ(GM):「ここで騒いでいる場合ではありませんぞ!敵が更に城の方へと攻め入ってきております!」

GM:ってことで、ここで一回シーンを切ります。各自、HPとLPは全快してくれていいです。

エルル:わぁ〜い♪

GM:あと、全員にフレア配るよ。

ダグラム:…あと2枚くらいくれへん?

GM:ダメ。無駄遣いしたの自分やから、諦めなさい。(笑)

エルル:パスはぁ〜?

GM:いや、ここはあくまで『シーン4.5』、オマケみたいなもんだからナシ。

エルル:えー…。

GM:まぁ安心し、シーンはまだまだあるから。じゃ、一回手札調整しといてな。

アキト:なかなか自分のスートが来ない…。

GM:しかし…さっきのシーンの最後に『龍の咆哮が』…って俺、言ったよな?

コーラル:うん、言ってたねぇ。(笑)

エルル:え、さっきLPに[覚醒]した時のやつじゃない?(笑)

GM:違う、もっとデカい声。(笑)無駄に時間使ったからペナルティやな…次のシーン、ちょっと状況を悪化させます。

ダグラム:誰のせいや、ほんまに…。

コーラル:間違いなくあんたら二人や!(汗)


◆Middle 01-5◆災厄の龍  Scene Player―エルルヤンカシュ

GM:次のシーン、シーンプレイヤーはエルル。まずは描写いっきま〜す。


ピアニッシモ城の正門前。
街へと繋がる広い道の上で、君は忌まわしき災龍皇の眷属、ベルギオットと向かい合っていた。
ベルギオットの口元には、同族である龍にしか分からないであろう、笑みが浮かんでおり、
興味深げに、君達を眺めていた。



エルル:「裏切り者ー!」

ベルギオット(GM):「…ふっ…冥龍皇に与する龍か…。まさかあのなり損ないの元に、貴様ほどの者がいるとはな…」

GM:…こいつが一体、何を知ってるっていうんや…?

アキト:ていうか、いきなり相手褒めだしたで、こいつ。(笑)

エルル:一応もっかい名乗り上げるー!「我こそはぁ!“冥龍皇”イルルヤンカシュが娘ぇ、“冥龍姫”エルルヤンカシュであるぞぉー!」

ベルギオット(GM):「ふん…あのなり損ないの娘か…エサにもならんわ…」

エルル:「がぉー!!」

ベルギオット(GM):「だが貴様が矮小な人間ごときと並んで俺に向かってくることは、少々不満だがな…まぁいい!龍の本質は闘争にある!共に戦いと破壊を楽しもうではないか!!」

コーラル:挑発されてますね〜…。

GM:ってことで、連戦です。だから、さっきの所でアキトには覚醒してもらいたかった。

アキト:あぁ…そういうことかぁ…なるほどね……この戦闘中で変身した方が格好良かったんじゃない?

GM:それやと導入が難しいのと…何より、さっきの戦闘終わりそうになかったから。(苦笑)

アキト:そういうことか…了解。

エルル:「さぁ、クーちゃん、いっくぞぉー!」

GM:あ、もう全員ここにいるとします。

アキト:い、いつの間に?!(汗)

GM:さっきのシーンの後、大臣に連れてこられた。(笑)

アキト:「ま、まだ俺は協力するなんて言ってねぇぞ!?」

ダグラム:それは俺が言いたい!(笑)

エルル:あんたは雇われ傭兵やろ!(笑)

ダグラム:そ、そんな話聞いてないぞー?!

GM:最初のハンドアウトで言うたがな。(笑)

コーラル:相変わらず人の話を聞かんなぁ。(笑)

エルル:大体、アンタ個人の好みじゃなくて、VIPERの上の人が決めたことやねんから。

ダグラム:なんてこった…俺はロボットだったのか…。

アキト:とりあえず、後ろの方に立ってるわ。

コーラル:あ、僕も…。

アキト:いや、戦術的な意味じゃなくて…まだそんなにやる気はない、っていう意味で。

コーラル:あぁ、じゃあそのちょっと前。(笑)「いやいや、やらな、食われてまいますって。さっきの力、凄かったじゃないですか!」

アキト:「いやいや…どう考えても…マグレだろ…」

コーラル:「マグレであんな力が出せますか!」(笑)

アキト:「ていうか俺、もう巻きたくねぇんだけど!腹がキツキツなんだよ!」(笑)

GM:プレイヤーはそうでも(笑)、アキトは…外そうと思っても外れない。

アキト:…え、外れへんの?じゃあさっきのも?

GM:うん、言いかけて流されたけど。(苦笑)外そうとしても、どうやっても外れません。

アキト:そ、そうやったんか…じゃあ…。(再びベルトを巻こうと…)

GM:プレイヤーは別にいいから!(笑)

コーラル:ムリはしないで!(笑)


《戦闘:ベルギオット》

GM:じゃ、戦闘です!こちらの行動値は12だから…順番はこうだな。

《ダグラム→アキト→ベルギオット→エルルorコーラル》

コーラル:あ、僕が何かの補助行動する時以外はエルルが先でいいよ。

エルル:は〜い。


《1ターン目》

GM:ってことで、ダグラムからだな。

ダグラム:しゃーない…今度は真面目に戦おか。

コーラル:そうしてくれ。(笑)

エルル:距離はどんなもん?

GM:攻めてきてるって話やったから、最初は殴って届く距離にしようとかと思ったけど…こっちに腰を落ち着ける時間を与えたから一応ペナルティとして…さっきと一緒でいいか、<射撃>は届くけど<白兵>なら移動が必要な距離。

ダグラム:じゃ、歩いて殴る。

GM:………へ?普通の素殴り?

アキト:っえぇぇぇぇぇー?!!それは有り得へんって!!(汗)

GM:さっきのレクチャー、何やってん。(笑)

ダグラム:それもそっか…。じゃ、マイナーで《獣化》した。それで近づいて殴る(コロコロ)達成値16。

アキト:あ〜もぉ…もう《獣化》さえしてくれたら、それでいいわ…。(諦め)

GM:諦めた。(笑)(コロコロ)こっちの回避値は15、当たったな。

ダグラム:当たったか…52点。

GM:それは<肉体>属性?

ダグラム:うん、<肉体>。

GM:ガイ〜ン!といい音がした。

ダグラム:ふむ…いい手応えだ…。

ベルギオット(GM):「ん?痒いな…今何かしたか?」

コーラル:…え、ガイーン!ていった?(汗)

GM:うん、いった。

コーラル:めっちゃ耐性付いてますやん…。(汗)

GM:まぁ鱗に傷ついた程度やな。

ダグラム:あ、じゃあここでちょっといいこと言うとこか…《魂魄破壊》。

エルル:それマイナーで使わなアカンってば!

ダグラム:あ、そうなんか…じゃあ今のナシ。

GM:はいはい。(苦笑)じゃ、お次はアキト?

コーラル:「貴方ならいけますって!」

チェレスタ姫(GM):「タツミ様…貴方なら、きっと…!」

アキト:「……ちっ、仕方ねぇなぁ…少し、遊んでやるか!」

GM:お、そのやる気出したことにフレアあげよう。

アキト:スートがきた!…でも最初っからやり過ぎんのもなぁ…。

コーラル:まだクライマックスじゃないってことを念頭に置いて行動したらいいんじゃない?

アキト:そうやな。…まぁ変身してオートで《適格者》、マイナーアクションで《機神の咆哮》使って…メジャーで《アクセルブレイク》…こと、ライダーキックで攻撃ね。

GM:はい、どうぞ〜。

アキト:代償HP22やけど…(コロコロ)達成値が<白兵>の27!

GM:《反撃能力:白兵》を使用!スキルはバンバン使います(コロコロ)あ、こっち達成値25で失敗や。

アキト:ラッキー!<根源>っすよ〜…ダメージが101点!

エルル:あ、<白兵>やったら移動いるんちゃう?

アキト:あぁ大丈夫、このライダーキックは移動と<白兵>を同時に行えるから。

GM:はい、了解。

ベルギオット(GM):「ぐふぅっ…!こ、この力は一体…?貴様…まさか、フォーリナーか!!」

アキト:「いや…よくは、知りませんが…」(笑)

ベルギオット(GM):「そ、そうか…まぁ、俺はフォーリナーだと、思う」(笑)

アキト:「あ、そうなんですか?ありがとうございます」(笑)

コーラル:敵もわざわざ拾わんでいいから。(笑)「さすがはフォーリナー様!」

アキト:な、何か崇められてるぞ、俺…。

コーラル:「その調子でやっちゃってください!」

アキト:「ま、任せときな…」

コーラル:「サポートはします!むしろサポートしかできません!」(笑)

GM:じゃ、こっちいくで〜。《得意攻撃》+《鬼神の技》を…今前にいるのはダグラムとアキトか…(いっコロ)フォーリナーやな。

アキト:フォーリナーって…アキトと呼んで。(笑)

GM:すまん、アキトだ。(笑)(コロコロ)達成値は<白兵>の28。

アキト:回避は出せる自信が…(コロコロ)達成値12て…16足りんのか…。

コーラル:サポートしましょか?

アキト:あ、頼める?じゃあ自分で+4して16まで上げる。

コーラル:《女神の祝福》で+10する!

アキト:おかげで回避値26!…あれ、足りん?

ダグラム:しゃーない、たまには助けたろ。《大いなる力》で−8な。

GM:おぉう、つーことはこっちが達成値20になったから、避けられました。空振りした拳が地面に小さなクレーターを作りました。

コーラル:ゴォーン!

アキト:「おーっと、あぶねぇ、あぶねぇ…」

コーラル:「大丈夫ですか、アキト様!」

アキト:「あぁ、問題ねぇ…助かったぜ…」

ダグラム:俺も何か喋ろ…「グェヘヘヘヘ…」

GM:3人共にフレアあげるよ…最後のがよく分からんけど。(笑)

コーラル:あ、演出どうしよ…剣振ったらフレア飛ぶことにしよかな…。

エルル:え、錫杖じゃないの?

GM:独鈷杵とか格好いいと思うで?(笑)

コーラル:いや、あの、別に僕、坊さんキャラじゃないんで…短剣でいいです。(笑)

アキト:あ、ここで一回皆のスート教えて?何渡せばいいか、分からん。

GM:あぁ、アキトがハート、コーラルがクローバー、エルルがスペード、ダグラムはダイヤ。

ダグラム:手札スペードばっかりや…。(汗)

GM:A切るから分からんままに集めてまうねん!(笑)はい、次は…エルルやな。

エルル:「クーちゃん!高く飛び上がるんだ!」バサバサバサッ!

クー(GM):「では…いきます!」

エルル:マイナーアクションで《勇者の証》キラ〜ン!《天覇虚空衝》ー!!

GM:はいはい。(フレア飛ばして)達成値は?

エルル:(コロコロ)低い…達成値17。

GM:(コロコロ)回避値13か、当たりやな。身体デカイから避けられへん。

エルル:じゃ、ダメージが…95点ー!更に、《ドラゴンクラッシャー》!<耐性:肉体>無視!

コーラル:おぉ、そんなんあるんや。

GM:……ていうか、耐性のこと忘れて計算し始めてた…。

アキト:うんうん、あれはよく忘れる。(笑)

GM:まぁ結果オーライやけど。(笑)では、その一撃を受けて…。

ベルギオット(GM):「Guooooo!!…バタッ…」っとなった。首も飛んだわ。

エルル:やった、倒した♪

GM:首は飛んだ…確かに死んだ…んだけども…。

コーラル:あ、そっか!こいつって殺しても蘇るとかいってた…!

GM:その通り。斬られた首の断面からグチュグチュグチュ…って肉が盛り上がってて…アンギャーってまた首が生える。

ベルギオット(GM):「ふん…その程度ではワシは死なんわ!」

コーラル:…そこは死んどけよ…。

エルル:死んどけよー!

ベルギオット(GM):「そんなこと言うな!不死身ぶりが売りなんだ、ワシは!」

エルル:《天覇虚空衝》って言ったのにぃ…。

コーラル:フレアをクライマックスに向けて溜めたいのに…。

エルル&コーラル:死んどけよぉー!!

ベルギオット(GM):「し、死ねなんて簡単に言うな!言われる方は傷つくんだぞ!そういうのが深刻なイジメ問題に発展したりするんだぞ?!!」

全員:(爆笑)

アキト:なんか…いい奴やな。(笑)

コーラル:首が切れたんだぞ?そこは生き物として死んどけよー!

ベルギオット(GM):「トカゲは切っても生えてくるもんだろう!?」

コーラル:頭は生えんだろうが!(笑)

ベルギオット(GM):「それは私がただのトカゲではなく、龍だからだ!」

ダグラム:どないやねん!(笑)

エルル:この裏切り者めー!さっさと死んでしまえー!

ベルギオット(GM):「そ、そんなこと言うから…俺はお前らとは縁を切ったんだ!」

エルル:「私の部下になるなら、今からでも戻ってきてもいいんだからね!」

ベルギオット(GM):「誰がなるか、誰がぁ!」

GM:………ベルギオットは怒り狂っている。

コーラル:やばい…こいつ、打たれ弱いぞ…。(笑)

アキト:…ん?ベルギオットってのは、裏切り者なん?

GM:うん、元々はアムルタートの一族。正確に言うと、裏切り者の眷属やな。

アキト:それがテオスに行ったってこと?

GM:そういうことだな。ってことで、最後にコーラルの行動が残ってる。とはいえ…今できることって、また民兵突撃くらいしかすることがない…。「皆のもの、かかれ!」

農民兵(GM&アキト):「うぉぉぉぉー!!」

コーラル:(コロコロ)あら、低い…達成値13。

GM:(コロコロ)あ、ごめん、回避値15。

コーラル:民兵達が無駄に死んでいった…?

GM:いや、突っ込んで行って…直前で左右に分かれて走って逃げてった。

エルル:(爆笑)

コーラル:やっぱ、ただの農民じゃなー。(笑)

GM:まぁフレアあげるから、許したって。(笑)


《2ターン目》

GM:ってことで、ダグラムに戻るよ。

ダグラム:ん。…しかし<耐性:肉体>があったら、どうしようもないなぁ…。とりあえず殴る(コロコロ)達成値18。

GM:(コロコロ)回避値14、当たり。

ダグラム:ダイスは無駄に高い、54点。

GM:耐性で5点か…。更に鱗が3枚剥がれた。

エルル:そういう時に《魂魄破壊》とか言うねん!

ダグラム:あ、忘れてた…まぁ勝てるやろ?

コーラル:いや、このゲーム…舐めてたら死ぬで?えぇか?舐めたら死ぬで?大事なことやから2回言ったで?

ダグラム:大丈夫、いけるいける。

GM:どーかなー…?とりあえず、次はアキトや。

アキト:ん、攻撃。「何回でも立ち上がるってなら…その度に何回でも蹴ってやるぜ!」

コーラル:お、格好いい。(フレアを飛ばす)

アキト:ま、ライダーキックのコンボね(コロコロ)達成値29の<白兵>!

GM:(コロコロ)15、まぁ避けれんわ。

アキト:HPガッツリ使うけどな…じゃ、ダメージが…104点の<根源>ダメージ!

GM:お、じゃあそのキックを食らって…吹き飛びました。

ベルギオット(GM):「ば、馬鹿な!?不死身のはずの俺のこの身体が…これがマーキュリーの力だというのか…?!ぐ…Guoooo…!!!!」

アキト:「まーきゅりー…ってのは何だ?!」(笑)

コーラル:「えっとですねぇ…かくかくしかじか…あなたのフォーリナーとしての力を引き出す武器、それがマーキュリーなのです!」

アキト:「つまり…こいつのことか!」(ベルトを叩いて)

GM:とりあえず二人にフレアをあげて、っと…。


アキトの一撃を受け、ベルギオットは地響きを立てながら、身体がゆっくりと倒れていく…。


《戦闘終了》

コーラル:死んだ?

GM:うん、お亡くなりになったよ。ちなみに、不死身状態に関係なく倒す条件は、<根源>でHPを0にすることでした。

アキト:あぁ、そうやったんか…。

ダグラム:…《魂魄破壊》、やっとけばよかった…。

コーラル:ほんまや。(笑)

エルル:「あれが…マーキュリーっていうのかぁ…」

コーラル:「あれがマーキュリーっていうんです」

エルル:「初めて見たぁ…あれがママの言ってたマーキュリー…」

アキト:マーキュリー、マーキュリー言いやがって…。(笑)

GM:とりあえず俺の耳には『フレアを寄越せ』と聞こえた。(笑)

エルル:正解。(笑)

GM:ま、いいやろ。(笑:フレアを飛ばす)

エルル:カオスでは…『とりあえず喋ったら寄越せ』やから。(笑)

コーラル:じゃないと、戦闘ですぐ無くなるからなぁ。(笑)

GM:分かった、分かった。(苦笑)ま、とりあえずこのシーンは切るよ。パスを取りたかったら取ってください。

エルル:“ダグラムU世”への“見た目の恐怖”、単純に見た目が怖いから。(笑)あと、“イルルヤンカシュ”への“忠誠”を“愛情”に変える〜。

GM:うん、多少細かくても俺はいいと思う。(笑)

コーラル:“アキト”への“不安”を、“期待”に変えるよ。あと新しく“ベルギオット”への“嫌悪”も取る。

アキト:俺は…“自分”への“自信”。

GM:お、いいね、それ。で、ダグラムは?

ダグラム:“空気”への“同化”や。

他全員:意味が分からん…!(爆笑)


◆Middle 01-6◆ひとまずの決着  Scene Player―ダグラムU世

GM:では次のシーン、シーンプレイヤーは…ダグラムだ。

ダグラム:…正直、俺は空気やで?

GM:同化してる場合ちゃうで、シーンプレイヤーやで。(笑)


君はボロボロになったピアニッシモの町並みを眺めていた…。
あの後、ベルギオットが倒れるのに合わせるかのように、瞬く間にテオスの軍勢は敗走した。
次の襲撃があるのかどうかは分からないが、とりあえず今回の戦闘は終わったようだ。
ピアニッシモには静寂が戻ってきている。



ダグラム:「…オデに…平伏セ…」

全員:(爆笑)

GM:面白かった、フレアあげよう。(笑)

ダグラム:…って、またクローバーかぁぁー!!(汗)


ふと、その静けさを破るかのように、この国の大臣・ベンガスタが君の方へと歩いてきた。

「おぉおぉ、お疲れ様でした!ダグラムU世殿!ダグラムU世殿!!」



ダグラム:「……敵……」

ベンガスタ(GM):「いやぁぁ、はっはっはっ!この度の苦難を退けられたのも、ダグラム殿をはじめ、皆様のおかげぇ!こぉのベンガスタ、心の底より感謝申し上げますぞぉぉー!!ふはははは!!」

ダグラム:「…コイツ…目が、笑ってナイ…」(笑)

コーラル:ていうか…何でこの大臣こんなハイテンションやねん。(笑)

ベンガスタ(GM):「つきましては!姫様の御意見もあって、ささやかながら祝宴を開くことになっておりますれば、ダグラム殿もいかがですかなぁ?!はっはっはっ!!」

ダグラム:「…オデが出たら、迷惑ダ…オデは一人…」

GM:ど、どうした急に…。

ベンガスタ(GM):「そぉんなことはございません!さぁ、皆さんがお待ちです!どうぞ、城内へ!……私はこれより祝宴の準備と…死んでいった民や兵士、そしてあのベルギオットの弔いの準備をしませんとな…」

コーラル:「そうですね、弔わないと…」

ベンガスタ(GM):「はい…御存知の通り、弔ってやらねば、黄泉還りとして再び我々を襲ってきますからな…。どれほど憎い相手でも、死したならば弔ってやるのがオリジンの流儀ですぞ」

ダグラム:「黄泉還ったならバ…マタ、倒せばイイ…」

ベンガスタ(GM):「ははは!そぉれは心強い!さすがですなぁ!…とはいえ、やることは山積みですがな!あぁ〜えらいこっちゃ、えらいこっちゃ…」

コーラル:絶対最後は、えらいこっちゃなんや。(笑)

ダグラム:…流された…。(笑)

GM:ま、それで大臣はどっかに忙しそうに走っていって…君達は城の方へと案内されて行って…このシーンは終了です。

ダグラム:《隠密獣鬼兵》使って隠れたい…。

GM:まー、とりあえず城の中には連れて行かれるから…パーティ中は壁の花でも決めこんでくれ。

ダグラム:花どころか…壁の…何やろ、呪いの人形的な…。(笑)

コーラル:あ、ていうかここって、出れる?

GM:あぁごめん、言い忘れてた。登場難易度は8です。

コーラル:(コロコロ)あ、失敗した…登場しようとして、服の裾踏んでこけた。(笑)

エルル:(コロコロ)出れたー。「大臣、大臣〜!」

ベンガスタ(GM):「はいはい、何ですかな?」

エルル:「クーちゃんも祝賀会に出ていいのぉ〜?」

ベンガスタ(GM):「ははは!もぉちろんですともぉ!こちらにも正装を御用意しておりますぞぉ〜!」

エルル:「でもぉ…クーちゃん、人型にはなれないよ?」

ベンガスタ(GM):「なぁに、御心配いりません!すでに十分、皆様と共に溶け込んでおりますよ!誰も気にはしません!ふはははは!」

コーラル:この大臣も…おかしな奴やなぁ。(笑)

GM:とりあえず…テンパるか笑うかのキャラ…になってしまった、何故か。(笑)

エルル:まぁ騎龍っていっても、小さいけど。フェアリードラゴンくらい。

GM:あぁ、俺も幼龍を想像してたから丁度いいよ。ま、シーン終了!パスは取っていいよ。

ダグラム:“人々”からの“嫌悪”!

他全員:何で?!(笑)

アキト:すでに決め付けてる!(笑)

コーラル:まだ誰とも喋ってないのに!(笑)

ダグラム:だって…(描かれたイラストを見て)…目、3つあんねんで?

アキト:天●飯に謝れ!!(笑)

コーラル:ほんまや。(笑)

GM:他はいいかな?じゃ、次いくよ〜。


◆Middle 01-7◆疑念  Scene Player―コーラル・C・ウィスタリア

GM:では次のシーン、シーンプレイヤーはコーラル。

コーラル:は〜い。


ピアニッシモ城の中は、お祭り騒ぎと化していた。
そんな中、ベルギオットを倒した英雄の一人であるとして、
君は何人もの人々に取り囲まれる羽目になっていた。

いい加減、人の洪水溺れそうになっていたところでチェレスタ姫が現れ、
君を少し離れた場所へと連れ出してくれた。



チェレスタ姫(GM):「凄い人気ね、コーラルは…。まぁ、貴方の癒しの力で助けられた人も多いから、仕方のないことかもしれないけれど」

コーラル:何もしてなかった気もするけど…。(笑)

GM:そこはフレーバーで。(笑)

チェレスタ姫(GM):「本当は…ごめんなさいを、言いにきたの…。何も言わずに、塔から身を投げたりして…」

コーラル:まぁ、さっき散々怒ったから良いけどね。

チェレスタ姫(GM):「本当にごめんなさい…。でも…どんなに小さな可能性でも、このピアニッシモを救えるなら賭けてみたかったの…」

ダグラム:でも、あんなキモチワルイのが来るなんて…パンプキンが…。

全員:(爆笑)

チェレスタ姫(GM):「我ながら、身勝手な話ね…」

ダグラム:キモチワルイのを戦わせたから?

全員:(爆笑)

GM:こ、ここではアキトのことやから!(笑)

チェレスタ姫(GM):「でも、貴方やタツミ様達のおかげで、無事にテオスの侵攻を押し戻すことができたわ。引くのが早すぎるのが、気にならなくはないけど…」

コーラル:「分かって頂ければいいのです…。貴方には、私も、他の兵や民…そしてアキト殿もいるのですから」

チェレスタ姫(GM):「そうね…ありがとう。もっと、皆を頼るようにするわね」

ダグラム:でもコレは除外してください…。(笑)

GM:チェレスタ姫は優しい子なので、しません。(笑)

コーラル:「…でも、貴方の国を想う気持ちは、とても大切なものです。これからも、ずっとのそのままでいてください」

チェレスタ姫(GM):「そうね…ありがとう、コーラル…」(フレアを飛ばす)

ダグラム:綺麗にまとめやがって…。

コーラル:いいがな。(笑)

チェレスタ姫(GM):「だから…次の侵攻が近くにあるのかどうかは分からないけど…その時は、頼らせてもらって、いいかしら?」

コーラル:「私も…敵の撤退が早すぎるのは気になっていました…。ですが、その時も私は貴方の力になりましょう」

チェレスタ姫(GM):「ありがとう…。でも、今日くらいは忘れて、この時を楽しみましょう?」

コーラル:「そうですね…そうしましょう」

GM:ってとこで、シーン終了です。パスはどうする?

コーラル:姫様に取ってないから取る。“チェレスタ姫”への“庇護感”で。

GM:あいよ。


◆Middle 01-8◆月下のチェレスタ  Scene Player―辰巳 アキト

GM:ではお次、シーンプレイヤーはアキト。

アキト:お、きたな…。ちなみに姫さんは何歳?イラストやと結構胸でかかったけど…。

ダグラム:48歳。

コーラル:それで姫を名乗るの?!女王やろ、それは!(笑)

GM:あの胸で14歳、とか…。

アキト:えぇ〜…俺が一応成人してるから、近くしてほしい…。

GM:じゃあ大人と子供の境界線、19歳でどうや。

アキト:あ、OK!それでいこう!

GM:はいはい、チェレスタ姫の年齢は急遽19歳ということに決まりました。(笑)

アキト:おぃーっす。(笑)


祝宴に人々が浮かれている夜。
君はチェレスタ姫に誘われ、ホールから少し離れた所にある
バルコニーへと案内された。
そこからは、正門近くで倒れているベルギオットと、見上げる程高い塔の姿が、
煌々と輝く月に照らされて、よく見渡せた。



アキト:あ、今は変身してなくていい?

GM:うん、さすがに常時変身はしてなくていい。(笑)

アキト:ていうか、ベルトは?俺としては付け外しの感じで考えててんけど…。

GM:あ〜……俺は逆に、一回付けたら外れないように考えてたから…どうしようかな…。

コーラル:マーキュリーって、普段は別の形になってるし…外せていいんじゃない?

GM:あ、それもそっか…。じゃあ普段は至って普通のベルトってことにしよか。

アキト:あぁ、それで…。

エルル:え、普段はお婆ちゃんの財布じゃないの?

全員:(爆笑)

GM:あの財布の中にあった蛇の抜け殻とか。(笑)

アキト:そんなん、巻きたくないわ!(笑)じゃ、普段は普通のベルトで、付け外しができるってことにしといて。

GM:はい、了解です。じゃ、ちょっと姫と会話しましょか。

チェレスタ姫(GM):「綺麗な月…ベルギオットが攻めてきてから、ゆっくり夜空を眺める余裕も持てませんでした…」

アキト:「そうか……人が、あんなに死ぬなんて、思わなかった…」

チェレスタ姫(GM):「悲しいけど…それが、戦争です…」

アキト:「凄い侵攻されてたけどな」

チェレスタ姫(GM):「えぇ…でも、それでも勝ったのは私達です。それもこれも…本当にありがとうございました、タツミ様…貴方のおかげです。どれほどお礼を言っても、言いたりません…」

ダグラム:この姫様には現実が見えてない…全部アキトがやったことになってる…。

コーラル:そこはPC@のフォーリナーの特権でしょ。(笑)

チェレスタ姫(GM):「本来ならば貴方には、我々を助けるどころか…逆に恨まれても、仕方のないことですから…」

アキト:確かに。(笑)

コーラル:いきなり呼ばれて「さぁ、戦え」やからな。(笑)

アキト:「確かに…無茶言ってくれるぜ…」

チェレスタ姫(GM):「本当に申し訳ありません…。それでも、それでも私は嬉しかったです。あの時、タツミ様が来てくれたことが……あ、あの時は…はしたなくも抱きついたりして、その…申し訳ありませんでした…」

アキト:「……まぁ…抱きつかれた分には…感触的には、悪くなかったけどな」

GM:姫は赤くなって絶句している。(笑)

アキト:あとは……難しいな…まだ「守る」とも言い切れるほどでもないしなぁ…。

GM:じゃ、もう少し続けよう。

チェレスタ姫(GM):「あの…タツミ様には、これまでの生活があり、それが大事なことも分かっています…。ですから、貴方様を元の孤界に戻す手段を講じるつもりではありますが……その…もし、タツミ様さえ宜しければ…このままオリジンに……ずっと、私の側に………い、いえ!なんでもありません!」

アキト:「あ、アホなこと言うなよ!!」

チェレスタ姫(GM):「……………」

アキト:「ただ、な…一つだけ言うけど…元の世界にはもう、興味はねぇんだ…」

チェレスタ姫(GM):「そ、そうなんですか?」

アキト:「どうせ俺なんか…職にあぶれたクズだしな…」

チェレスタ姫(GM):「でも貴方様は…この世界においては、重大な鍵を握る勇者です」

アキト:「………そうか……ま!ここで俺がやれることがあるってんなら、俺がやってやるよ!」

チェレスタ姫(GM):「本当ですか!?ありがとうございます!」

アキト:「…へっ、いいってことよ!」

チェレスタ姫(GM):「では、夜風も冷たくなってきましたし…そろそろ中に入って休みましょうか…」

アキト:「あぁ…そうだな」

GM:では、紅潮した頬を隠すように、チェレスタ姫は室内に向かって歩き出す。

アキト:「あ、姫さん!」

チェレスタ姫(GM):(立ち止まって)「は、はい!?」

アキト:「あとな、俺のことは…アキトでいいよ」

チェレスタ姫(GM):「あ、アキト…様」

アキト:「いや…ただのアキトでいい」

チェレスタ姫(GM):「…わ、分かりました…。それでは、これからもよろしくお願い致します…アキト」

エルル:(急に)「アキト〜!どこ行ったの〜?!」(笑:探している…らしい)

アキト:「急に何々だよ、おめぇは!慣れなれしいんだよ!」(笑)

GM:ま、そうやってワイワイとパーティ会場に戻っていく、というところでシーン終了です。パスはどうする?

アキト:“チェレスタ姫”への“友情”を……“愛情”は言い過ぎやし…友情と愛情の狭間って何?(笑)

エルル:友達以上恋人未満。(笑)

GM:ん〜、敢えて情じゃなくて、貸し借りで考えるとか…あ、姫からの期待感、とか。

アキト:あ、それでいいな。“チェレスタ姫”からの“期待感”に変えとくわ。

GM:はい、了解です。


◆Middle 01-9◆災龍皇幻臨  Scene Player―エルルヤンカシュ

GM:はい次のシーンですが、シーンプレイヤーはエルルです。

アキト:何かエルル多いな…。

コーラル:龍だから?

GM:多分、そうだな。今回のシナリオが龍に関するものだから。

エルル:エルル、参上〜。

GM:他PCの登場難易度は8です。

コーラル:は〜い。


宴もそろそろ終わりを見せ始めた頃、ホールのど真ん中に…

“ソレ”は唐突に現れた。

美しい女性の姿をかたどった、幻の人影。
幻影であることは明らかなのにも関わらず、そこからは圧倒的な
破壊と殺意の気配が漂っていた。
ホール中の人々が戸惑いと恐怖にざわめく中、
その幻影は静かに…だが朗々とした声で己の名を名乗った。

「わらわは災龍皇ヤム・ナハル。うぬらが下したベルギオットの主である」



ヤム・ナハル(GM):『まずは、我が臣下である地龍を討つことに成功したうぬらを褒めてつかわそう』

コーラル:(コロコロ)…あ、出れねぇ…。(笑)

GM:じゃ、違う部屋に行ってた。

ダグラム:…やめなはれ、って聞こえた…。

全員:(爆笑)

エルル:「お前は…ママが言ってた、悪い奴だなー!?」

ヤム・ナハル(GM):『ママ…?ふっ、イルルヤンカシュのことか…まさか彼奴の娘も来ていたとはな…。だが、それでもその抵抗もここで終わりよ…諦めて降伏するがよい。我らが造物主の軍の力、このようなものではない…所詮奴など…下っ端中の下っ端よ!』

コーラル:出たで〜。(笑)

GM:まぁ、付けたしとかなアカンとこかな、と。(笑)

ヤム・ナハル(GM):『…信じられぬか?では、その証拠を見せて進ぜよう。もっとも…見た後にはうぬらが降伏を口にすることもできるかどうかは、分からぬがな…』

ダグラム:ハッピ〜♪

アキト:やばい、壊れた…。(笑)

ヤム・ナハル(GM):『では、さらばじゃ。せいぜい苦悶の声をあげて、わらわを楽しませるのじゃぞ…?』

エルル:「ま、待てー!!」(剣で斬りかかる)

GM:では、その一撃で幻影は光の粒子となって散りました。散ったその粒子は…。

ダグラム:俺のライトセーバーに集中や!

全員:(爆笑)

GM:そのまま粒子はキラキラキラ〜…と正門の方へと流れるように飛んでいきました。

エルル:「クーちゃん、追いかけるんだ!とぅ!」

GM:あぁ、追いかける?OK、OK…では追いかけて正門の外へと行くと、そこでは…。

コーラル:…あの倒した奴のところでしょうねぇ…。

GM:ま、正解やな。災龍皇だった幻影の光の粒子は、途中赤い光の雨となってベルギオットの死体に降り注ぎ…その屍がドクンッ…と鳴動した。

アキト:うわぁ…。(汗)

GM:そして閉じていたはずの瞳が、爛々と…。

ダグラム:ランランルー☆(笑)

GM:ルーはしてない、ルーは。(笑)爛々とした輝きを放ち、開かれ…ベルギオットは全身から黒い炎を放ちながら、その身をゆっくり起こした…。

アキト:ほらぁ…ちゃんと死体処理せぇへんから〜。(笑)

コーラル:これからするとこだったんじゃない?

ベルギオット・屍(GM):『コノ…力は………Wooooo!!!!』

ダグラム:吐いた?

GM:別にオロロロロ〜…とはしてない。(笑)

エルル:「とう!クーちゃん、皆を呼びに行くんだ!ここは私が食い止める!」(笑)

エルル(GM):「…食い止める、って言ったけど…別に倒してしまっても構わないんだよね、アレ?」

全員:(爆笑)

エルル:GMにフレアや!(笑)

コーラル:僕もや!(笑)

ダグラム:ここは渡しとこ。(笑)

GM:ほい、ありがとー。(笑)…お、GMフレアが5枚溜まったな。後でボーナスについて説明するね。

コーラル:わぁい♪

GM:じゃ、描写の続き〜。


ベルギオットの叫びに呼応するかのように、
街のそこかしこから悲鳴が上がり、これまでの戦いで死んでいった
ピアニッシモの民や兵、また龍人兵の屍達が、屍の龍の下へと集まってくる…。



コーラル:あちこちから「キャー!」とか「うわー!」とか聞こえてくるんやな。

GM:そうそう。

ダグラム:え、死体は放ったらかしやったん?

GM:いや、ちゃんと弔ったのに…ってこと。

アキト:え、弔った者も黄泉還ったん?

GM:うん、さっきの赤い粒子で強制的に皆黄泉還りになった。

ベルギオット・屍(GM):『コレダ…コノ力だ…絶対にして、不可侵の…不完全ナル世界を完全ナ状態に戻すタメの…力……だが、まだフレアが足りン…。アヤツラのフレアを……そして、姫のフレアを…!!』

アキト:…え、姫?

GM:姫のフレアも…です。


黄泉還りの軍勢を率い、もはや血も流さない身体となった屍の龍は、
その前脚の一撃で城の正門を破壊する!



コーラル:おぉう!(汗)

エルル:そ、その前にエルルいるよ!?

GM:ん〜、でも今はクーに乗ってないから地上やろ?だから、集まってきた他の黄泉還り達を切り払ってる間に、ベルギオットが先攻して…ってことですね。

エルル:あ、そうなるね、確かに…。

アキト:デカイしな…。

GM:そゆことです。じゃ、ここで一回シーン切ります。エルルはパス取っていいよ。

エルル:ん〜…この龍、名前何やった?

GM:ベルギオット(屍)…さっきまでのベルギオットとは別モノ扱いでいいです。

コーラル:あぁ、2回取れるんや。

GM:構わんよ。

コーラル:…ベルギオット(笑)…。

GM:笑いではない。(笑)

エルル:“ベルギオット”は“しつこい”…。

アキト:む、無理やり黄泉還らされたことを、少しは可哀相と思ったれよ…。(汗)

GM:おぉ、優しいなアキト。(フレアを飛ばす)

エルル:そやな…じゃ、“ベルギオット”への“哀れみ”にしとくー。

GM:はいよ、じゃあ次のシーンいきます。


◆Middle 01-10◆黒炎の顎  〜Master Scene〜

GM:ここはマスターシーンですね。しばしお聞きください。


屍の龍が一歩進むたびに、その全身を包む黒い炎が広がり、
押さえ込もうと飛び出た兵士達や、
動き出した家族の屍を追ってきた住民達を包み込み…

全てをそのままベルギオットの一部として、吸収していく!



コーラル:きゃー…。(汗)

アキト:黄泉還り達が吸収されてってんの?

GM:黄泉還りもやし…それを止めようとした、生きてる元家族達も一緒に吸収されてってる。

アキト:うぉあ〜…。(汗)

GM:で、それを城門から見てた大臣、ベンガスタの台詞。

ベンガスタ(GM):「な、なんとしても…なんとしてもコイツを姫様の元へは行かせるなぁー!」

GM:大臣自身も、近づいてくるベルギオットに対して剣を構える…超へっぴり腰やけど。

コーラル:あ、戦うんや…逃げればいいのに…。

GM:一応大臣だからねぇ。

ベンガスタ(GM):「ひ、姫様姫様!お逃げを…お逃げを!!」

コーラル:とりあえず2回呼ばな気が済まんのか、こいつは…。(笑)

GM:で、ベルギオットが城門の前まで来て…。


「くっ、来るな……来るなぁぁぁぁぁぁー!!!!」

その叫びもむなしく…門の前、城の入り口を前にして大臣ベンガスタもまた、
屍龍ベルギオットの放つ黒い炎に飲み込まれてしまった…。



アキト:あれぇ?!(汗)

コーラル:え、大臣死んだん?!(汗)

GM:死んだな。シーン終了。


◆Middle 01-11◆夜明けを告げる光  Scene Player―辰巳 アキト

GM:ここのシーンプレイヤーはアキトですね。

アキト:あれ?今ってクライマックス?

GM:いや、まだミドル。……えらいミドル長いな、このシナリオ…。


城門を打ち破り、黒い炎を纏ったベルギオットが中庭に姿を見せる。
間違いなく、奴はバルコニーに立つ君達に向かって近づいてきていた。



GM:どうやら全員、外の状況を知るためにバルコニーに出てきているようです。

コーラル:あ、そうやったんや。祝賀会の途中に騒ぎがあって〜…ってことか。

GM:そういうことだな。

アキト:…大臣、何で一人で突っ込んだんやろ…。(笑)

コーラル:実は凄い自信があったんかもしれん。(笑)

GM:「俺ならいける!」とか思ってたかもしれんな。(笑)


「あの黒い炎は…まさか、プロミネンス?!」

ベルギオットが纏う黒い炎に、チェレスタ姫が恐怖の視線を屍龍へと向ける。

その時だった。

「そう…あれこそがダスクフレア。三千世界を滅ぼすことで、
新たな世界を生み出そうとする、造物主の卵…」

絶望に包まれた空気を断ち切るような、澄んだ声が響く。
声の源に目を向けると、そこには喪服に身を包んだ一人の女性の姿があった。



エルル:あ、登場判定いる?

GM:いや、ここは全員登場だからいらない。

エルル:じゃ、クーちゃんに咥えられて戻ってくる。

コーラル:あぁ、そういやさっきまで門の所にいたしね。

GM:じゃあ今はクーに咥えられて、バルコニーの横をホバリングしてると思ってくれていいよ。

コーラル:しかし…喪服…?

GM:初登場のNPCだな、一応名乗るよ。

チェレスタ姫(GM):「あ、貴女は…?」

喪服の女性(GM):「私の名前はエロール・カイオス…以後お見知りおきを…といっても、ここにあるのは幻影ですが…」

ダグラム:「エロール……エロ…やらしい…」

アキト:いや言うやろなとは思ったけどな!(笑)

エロール(GM):「黒き炎、プロミネンスに身を包むダスクフレアは、通常の手段では傷つくことはありません。彼らに傷を負わせるには、かつて造物主によって滅ぼされた世界の欠片、絶対武器(マーキュリー)が必要です」

コーラル:…マーキュリーって、そういうものやったんや…。

アキト:(腰のベルトに手を添えて)「こ、これのことか…?」

エロール(GM):「そう、それが必要なのです。…ですが、それではダスクフレアに傷つけるだけで限界でしょう。本当の意味でダスクフレアを倒すために必要なのは、造物主が否定した、未来をもらたそうとする意思を持つことです」

コーラル:「つまり…フレア!」

エロール(GM):「その通りです。すでに貴方達にはあるはずです。お互いを信じあい、未来を生み出そうとする絆の繋がりが…」

アキト:……微妙〜…。(笑)

コーラル:微妙とか言わないで!(笑)

エロール(GM):「微妙かもしれませんが、信じて進むのです!」(笑)

コーラル:微妙なことは否定しないの?!(笑)

GM:この人には、そこまで分かりません。(笑)

エロール(GM):「さぁ、進むのです…あなたがたが生み出す、未来を守るためにも…」

GM:そう言いながら彼女、エロールの幻影は消えて…いこうとしてますけど、絡む?

アキト:「ちょ!ちょちょ、ちょっと待てよ!」

GM:じゃあ、足から腰の辺りまで消えかけてたけど、止まった。(笑)

エロール(GM):「はい、何ですか?」

アキト:「信じる力、って言われても…自分の力なんか、信じられるわけねぇだろ!」

コーラル:「いやいやいや…そんなことは…」

エロール(GM):「自分を信じることができない…ならば、仲間を信じてみてはどうでしょう?」

アキト:「な、仲間ぁ?仲間なんて…俺はここに来て、一人ぼっちだぜ…」

エルル:「エルルは仲間だよぉ!」

アキト:出てきた。(笑)

GM:とりあえず、アキトとエルルにフレアをあげよう。

エルル:うん、そろそろクライマックスやから溜めに走らんと。(笑)

アキト:まぁ、分からんでもない。(笑)

コーラル:あ、GM。その横で、ベルギオットを押さえようとしてる兵士達に声かけてることでいい?

GM:あぁ、別にいいよ。

コーラル:「よいか、皆の者!何としても守り抜くのだ!」

兵士(GM&アキト):「うぉぉぉぉぉ!!」

コーラル:「己の力を信じよ!!」

兵士(GM&アキト):「おぉぉぉぉぉぉ!!!!

GM:はい、あげよう。

コーラル:もらえた〜。そういう戦いをするって人達がいるんだよ、ってとこを見せたかった。

GM:はいはい。

エロール(GM):「そう…信じる力とは…無限の力…」

エルル:もっと言う!「この剣にかけてぇ…!」(笑)

GM:ちょ、何でも言うたら何枚でも貰えると思うなよ?!とりあえずあと1枚あげるから、このシーンは終わっとけ!(笑)

エロール(GM):「貴方は一人じゃない…だから、信じて、進むのです」

アキト:「…わかった、俺も信じよう…」

GM:では、そのアキトの力強い返事に微笑みを浮かべ…今度こそ、エロールの幻影は虚空へと掻き消えていきました…。ここでこのシーンは終了、パスをどうぞ。

アキト:ミドルってこれがラスト?

GM:あと1個や!皆ガンバレ!俺も頑張る!(笑)じゃ、PC1から順にどうぞ。

アキト:あと1個…じゃ、俺は“仲間”への“信頼”。

コーラル:じゃ、僕は“兵”への“信頼”にしようかな、と…。

GM:“兵”からの…じゃなくて?

コーラル:あ、そうやな!“兵”からの“信頼”にする!

エルル:“アキト”への“期待感”…ちょっと普通すぎて面白くないかな…。

GM:普通でええがな。(笑)Cは?

ダグラム:取らへん。信じるのは自分のみ、や。

アキト:じゃあ“自分”への“信頼”とか。

ダグラム:じゃ、それで。

GM:人任せか……ていうか、書け。

ダグラム:え、書かなアカン?

他全員:書け!!


◆Middle 01-12◆貪欲なる闇  Scene Player―コーラル・C・ウィスタリア

コーラル:…ダグラム(のPL)がノロノロ書いてる間に次いっちゃえ。(笑)

GM:だな。(笑)次のシーン、シーンプレイヤーはコーラル。でも全員登場。

コーラル:おぉ…ここでくるとは…ちょっと予想外。

GM:状況としては、さっきのシーンのそのまま続き。


エロール・カイオスの幻影は音もなく消えた。
それと同時にベルギオットの身体から吹き上がったプロミネンスが
バルコニーの中に侵入してくる。
まるで生き物のように蠢く黒い炎は、
まっすぐにチェレスタ姫に向かっていた。



コーラル:な、なんだってぇー!?

ベルギオット・屍(GM):「フレアをぉ〜…創生(リジェネシス)のために…より多くのフレアを、俺に…!」

GM:ズルズルズル…と黒い炎が、触手のようにチェレスタ姫へと伸びていきます。

エルル:「そんなことはさせない!」

GM:はい、阻止したければ行動できます。

アキト:お、どんな?

GM:姫を助ける判定は、<根源>により判定を行うこと。誰か一人でも<根源>の達成値が40を超えたら、プロミネンスの干渉を弾き、チェレスタ姫を救うことができます。

コーラル:40て…サポートはできる?

GM:OKとします。

アキト:<根源>って出た時点で…。(笑)

エルル:何とかできんの、フォーリナーだけやし。(笑)

コーラル:俺らにどうやって40以上出せっていうんや。(笑)

GM:俺に言うなよ!ここ(サプリ)に書いてあんだよ!出来レースでもいいじゃねぇか!(笑)

ダグラム:ほんまに出来レースやで、これ。(笑)

エルル:クリティカルが出ればいけそうやけどねぇ…。

アキト:ま、ここは俺がやるか。<根源>で40やな?A使って…今38いった。

コーラル:《女神の祝福》、+6する!

アキト:センキュー!これで達成値44!

GM:はい、クリアです。

コーラル:ここで守らんかったら、嘘やからな。(笑)

GM:では、姫に向かって伸びていた触手を…。

アキト:キックや!

GM:OK!

アキト:「待ちな!ここまでだ!」

チェレスタ姫(GM):「あ、ありがとうございます、アキト…!足を引っ張ってばかりで、ごめんなさい…」

GM:アキトとコーラルにフレアね。

アキト:…あ、変身してなかった…。

チェレスタ姫(GM):(触手に捕まった)「あぁぁぁぁぁ!!」(笑)

コーラル:「ひ、姫ぇぇー!!」(笑)

アキト:いや!変身してなくてもキックや!(笑)

コーラル:…そうか!変身してない…つまり、自分を信じるためのフラグや!

GM:あぁ、いいな、それ。それでいこう。…でもそれで蹴って、弾けるんかなぁ?

アキト:いや、ごめん!…口上を述べてからの変身や!それから蹴ったことにして。(笑)

GM:まぁいいよ。(笑)

アキト:「この城と…姫は、俺が守る!!」(ベルトが光って変身する)

エルル:ここまでで、0.1秒です。(笑)

GM:早口すぎて何言ってるか分からへん。(笑)エルルにもあげる。

エルル:やった♪


蠢き、伸びてきていた黒き触手…
その先端がチェレスタ姫に、届こうとする。

「ダメ…!今、フレアを奪われるわけには…!」

必死に抵抗しようにも、思うように身体が動かずにいる姫。
だが、そこで…黒き魔の手を弾き返す、一閃…

その身を武装に包んだアキトの放った蹴りが、姫を救った。



GM:ではその一撃で、触手はシュルシュルシュル〜…と引っ込んでいきました。

コーラル:帰ってった。(笑)

GM:ま、ここで失敗されたら姫様が美味しく頂かれて終わりやったからな。では、その妨害に怒りに燃えたベルギオットの咆哮が夜空に響いたところで、シーン及びミドルシーンが終了。次はクライマックスです!パス取りたかったら、どうぞ!

コーラル:僕はMAXだからいいや。

アキト:“チェレスタ姫”への“友情”を“守護”に変える!

エルル:“コーラル”は“偉そう”で取った。(笑)

コーラル:な、何で?!(笑)

エルル:演説とかしてたから。(笑)

コーラル:一応偉いんスよ?領主ですからね?見た目12歳ですけど。(笑)

ダグラム:………。

GM:ダグラム…どうする?

アキト:もう“リア充”への“爆発”とか適当に書いたって!

ダグラム:“ニコニコ”への“書き込み”とかにしとく…。

コーラル:まっったく意味が分からん!(汗)

GM:ただのニコ中じゃねぇか…。(汗)



〜〜Climax Phase〜



◆Climax 01-1◆暁の激闘  Scene Player―辰巳 アキト

GM:シーンプレイヤーはPC@、アキト!ていうか全員登場や!

アキト:OK、任せろ!

GM:じゃ、まずは描写やな。


紅蓮の炎ではなく、漆黒のプロミネンスを揺らめかせながら、
ベルギオットが君達に向かって輝く瞳を向ける。
ネフィリムの傭兵やピアニッシモの兵士達も必死に攻撃を仕掛けているが、
屍龍の纏う黒い炎の前には一切の効果がなく、
そのまま彼らも黒い闇へと飲み込まれていく…!

「足りん……もっと多くの、強いフレアが、必要だ……」

ダスフクレアと化した龍の口元が、ニヤリと歪む。



チェレスタ姫(GM):「お願いします、勇者様!…いえ、アキト!」

アキト:い、今まで勇者様とか呼ばれたことなかってんけど?!(笑)

GM:ほんまやな…なにでここで勇者様なんやろ…。

アキト:「き、急にどうしたんだ?アキトでいいっつっただろ!」(笑)

チェレスタ姫(GM):「つ、つい…。(笑)アキト…そして、夜明けを告げる暁の戦士達よ!夕闇の化身を討ち、三千世界に未来という朝をもたらすため……勝ってください!」

ダグラム:………いちいち言葉使いが中2病くさい…。

GM:F.E.A.R.に謝れ!そういうゲームや!(笑)で、今止めようとしてる兵士達からも声が上がります。

兵士A(GM):「くそっ…!再生どころじゃねぇ…何をやっても全く通じねぇ!」

兵士B(GM):「すまん、後は任せた…!俺達の分まで…やっちまってくれ!」

兵士C(GM):「お、お母さぁぁぁぁぁん!!!」

コーラル:「へ、兵士達ぃぃぃー!!」(笑)

GM:ていうかアカン…どうしても死亡フラグな台詞だけ燃えてしまう…。(笑)

コーラル:うん、凄い生き生きしてた。(笑)フレアあげたいけど…手札が心もとない…。

エルル:そう…渡したかったけど、クライマックスやから止めとく。

GM:はいはい。

コーラル:「えぇい!皆の者!何としても…散っていった者達の仇を取るぞ!」

GM:ほい、フレアっと…。まぁそれ聞いた兵士からは…。

兵士D(GM):「あ、ありゃあムリですぜ、旦那ぁ!」(笑)

アキト:今のは農民兵やろ!(笑)

コーラル:これはGMに渡さざるをえない!(笑)

GM:センキュー。(笑)

ベルギオット・屍(GM):「創生(リジェネシス)だ……新たなる世界を生み出すために…まず、この不完全な世界を葬るのだ…。その為には、貴様らのフレアが必要なのだ…カオスフレア達よ!!…いかにカオスフレアであろうと…絶対武器(マーキュリー)だろうと…今の俺の相手ではないわ!!」

ダグラム:…ふっ。(鼻で笑う)

GM:じゃ、このまま最終戦闘に入りますが…。

アキト:あ、一言言いたい。

コーラル:僕も!フレア欲しいし!(笑)

GM:じゃ、順番にどうぞ…さぁ、こい!

アキト:姫に言うな。「俺が…あんな奴、チョチョイと倒してやるぜ…!」

チェレスタ姫(GM):「期待しております、アキト…!」

アキト:「ま、そこで待ってな…!」

チェレスタ姫(GM):「はい!」

GM:ほい、フレア。

アキト:ども〜。

コーラル:「では…行って参ります、姫様…」

チェレスタ姫(GM):「気をつけてね、コーラル…」

コーラル:「はっ…。よいか、皆の者!我らを信じよ!己を信じよ!」

兵士(GM&アキト):「うおぉぉぉぉぉ!!!」

GM:ほいっと。(フレアを飛ばす)

エルル:「イルルヤンカシュが娘、エルルヤンカシュに任せるのだぁ!」

クー(GM):「姫様、私もどこまでもお供しますぞ!」

GM:ん、どうぞ。(フレア)

ダグラム:「これ…あれかな、ボーナス出るんかな?」

コーラル:「出る、出る、きっと出る」(笑)

ダグラム:「それは元の傭兵料とは別料金で?」

コーラル:「ん……こんだけ出そう」

ダグラム:「あ〜…じゃ、やろか」

アキト:「ほらよ、前払いだ!」(笑:1万円を差し出す)

ダグラム:「これ…貰っても使えねぇよぉ!」(笑)

GM:まぁ、代わりにフレアをあげよう。(笑)じゃ、戦闘いきますか!


《戦闘:屍龍ベルギオット》

GM:敵は前衛エンゲージに龍人兵が2体、その少し後ろの別エンゲージにベルギオット、この3体です。

アキト:はいはい…こっちはどうする?

コーラル:あー、どうする?僕は援護系だし、別エンゲージにしようかな。

アキト:いや、シーン攻撃とかされた時、同一エンゲージじゃないと守れんから…最初は同一エンゲージにいよう。あとは様子見て動こう。

GM:OK?じゃ、行動値を順に言ってくで。

《ダグラム⇒アキト⇒ベルギオット⇒龍人兵×2⇒エルルorコーラル》

GM:この順番でいきますわ。

ダグラム:毎度同じセットアップで《獣化》。

GM:…あ、ごめん。その前にベルギオットが《永劫の刹那》を使用する!

コーラル:うん、最初に一発かましてPCビビらすのが、GMの仕事や。(笑)

エルル:それは確かにある。(笑)…あれ?でも、セットアッププロセスは一個しか使えないんじゃ…。

GM:《永劫の刹那》はセットアップじゃなくて、イニシアティブプロセスだから、ここでいい。…まぁ、こんなプロセスあったんか!て感じやけど。(笑)

エルル:ほんまやな…実に興味深い。(笑)

GM:えっと、正確に言うと…《那由他の一瞬》使ってメインプロセスの達成値を+20して、《永劫の刹那》+《星を落とすもの》+《勇者の証》+《巨龍の咆哮》でシーン攻撃します!対象はシーン攻撃やから、全員!

コーラル:ダグラム君、出番やで?

ダグラム:え?何で?

コーラル:あんた…ここ、《アレイティア》の使いどころですよ!(笑)

GM:…ちょっと一発くらい食らってみるのも、オツなもんやと思うで?

エルル:いや、運良くて1人か2人しか残らんから、それ。(笑)

GM:そこを絆の力で乗り切るんだ!(コロコロ)ちなみに絆が弱いと達成値63で回避することになる。(笑)

ダグラム:よし、皆避けよか!いける、いける!

アキト:いけ……るわけないやろがぁ!(汗)

ダグラム:(コロコロ)回避値13といって避けてるで。

GM:避けてねぇよ、モロ当たりだよ、差分値50だよ。(笑)他の人は?

アキト:Aも切ったし…クリティカルしても届かん、振る気も起こらん…。

エルル:ちなみに当たったら、どんなもん?

ダグラム:皆、死んだらいいねん…。

GM:当たったら……まぁ言ってもいいわ、<邪炎>で126+5D+差分値ダメージです。

アキト:…俺が《きらめきの壁》+《光翼の盾》を使って、一身にダメージ受ければ耐えれるかもしれん……けど、ここは《アレイティア》と言うといてくれ。(苦笑)

ダグラム:なんだよぉ〜…しゃーないなぁ…これ、フレア1枚使うねんで?

他全員:1枚かよ!!

エルル:技名叫んだら、きっとGMがフレアくれるから!(笑)

コーラル:さぁ、叫べ!(笑)

ダグラム:………あれーてぃあ……。

コーラル:さ、叫ぶ気がまったくない…。(汗)

エルル:「お、オデにはそんなの…き、効カネ…」くらい言え!(笑)

GM:………お情けでダグラムにやろうかと思ったけど…今のはやっぱエルルだな。(笑:フレア)

エルル:…ほら!ジョーカーきた!(笑)

ダグラム:…まぁ、そういう時もあるわ…。

コーラル:な、何でそこだけ潔いの…?(汗)

ベルギオット・屍(GM):「ほぉ…面白い…だが今のは小手調べ、ここからが本番だ!!」


《1ターン目》

GM:では、最初はダグラムからですね。

ダグラム:Aに殴るっきゃない(コロコロ)達成値19。

GM:とりあえず殴るんや(コロコロ)こっちの回避値は13。

ダグラム:当たった?じゃ、とりあえず53点。

GM:はい、A吹っ飛んだ。

アキト:え、それで終わるん?

GM:うん、そうやで?だからさっきエルルのダメージが4、5回転云々て言っててん。(笑)

コーラル:オーバーキルにも程があるわ、確かに。(笑)

アキト:じゃあ、どうしようかな…普通にBに攻撃するよりも…俺、移動は[飛行]で移動できるから、Bを飛び越えて直接ベルギオットに攻撃できんねん。

コーラル:あぁ、じゃあ直接いっちゃえ!ベルギオットは<根源>じゃないとダメだろうし。

アキト:やな!龍人兵を飛び越えて、ベルギオットに攻撃!

ベルギオット・屍(GM):「来るがよい!フォーリナーよ!」

アキト:「あぁ、今すぐ行ってやるよ!」

ベルギオット・屍(GM):「貴様だけは…俺自らの手で葬らねば気が済まぬ!」

アキト:「その度に、何回だって蹴りつけてやるぜ!」いつものライダーキックのコンボ!(コロコロ)達成値が<白兵>で29!

GM:(コロコロ)まぁ俺のダイス目や、安心し。回避値20でした。(笑)

コーラル:結構な数のダイス数握ってたのに…。(笑)

GM:基本的に1D6振ったら1か2しか出ないのが俺クオリエィ。(笑)

コーラル:い、嫌過ぎる…けど、今は有難いで、それ。(笑)

アキト:…120点の<根源>ダメージ!ジャンプして、「ライダーキーック!!」

ベルギオット・屍(GM):「ふっ…片腹痛いわ!」

アキト:「…けっ、何度でも蹴り倒してやるよ!」

GM:おぉ…。(フレア)…ん?(計算して)あ…でもやっぱ痛いかも…。

ダグラム:そら、腹が痛いって言ってるんやし。(笑)

アキト:蹴った片腹側だけやな。(笑)

GM:じゃ、ベルギオット・屍だな。目の前に一人来たから、そいつを殴ろう。マイナーで《勇者の証》、メジャーで《巨龍の咆哮》+…本家本元の《天覇ぁ虚空衝ぉぉ》!!

コーラル:き、きたぁ!(笑)

エルル:ほ、本家本元はこっちやも〜ん!クーちゃんとエルルは二身一体でようやく撃てるくらいやけど…。(笑)

ベルギオット・屍(GM):「俺ならば、一人でも撃てる!」(笑)(コロコロ)達成値+20やから……<白兵>で達成値61!

アキト:き、厳しいなぁ…。(汗)

エルル:でも、堅いやろ?

アキト:う〜ん…とりあえず避けるだけ避けてみるか…(コロコロ)ははは、回避値14やって。まだまだ足りん。(笑)自分で7足して21までは上げれる。

コーラル:《女神の祝福》で+20はできる。これで達成値41かぁ…。

GM:ただ今、差分値20の状態です。

アキト:差分値分もダメージがくるから…できれば、もうちょっと下げてほしい…当たるのは当たるから。

ダグラム:しゃーないなぁ…そこまで言うなら、下げたろか。《あんまり大したことない力》、−10する。

アキト:いや、大したことある!ありがと!これで、何とかなる…んじゃないかな!?

コーラル:「フォーリナーを…アキトを、守る!!!

GM:………。(何も言わずフレアを飛ばす)

コーラル:はい、そういうことです。(笑)

GM:うん、分かった。(笑)差分値10まで下げられたか…。じゃ、ダメージは…162点!

アキト:ひ、162ぃ?!(汗)

ダグラム:−10意味なかったな…。

アキト:いけるか…?《光翼の盾》で……ってこれ、手札枚数分になってんの?!(汗)

エルル:うん、1stに比べて弱体化されたから。(苦笑)

コーラル:何か格好いいこと言え!

アキト:「…んなもん、俺に効くわけねぇだろ?!!」

GM&コーラル&エルル:はい!(笑:フレア×3)

ベルギオット(GM):「面白い!ならば…耐えてみせよ、フォーリナー!!」

アキト:《光翼の盾》で−30点できるから…HP13残して耐えた!!

GM:OKです!(笑)

ベルギオット(GM):「な、何ぃ?!立っている、だとぅ?!」

アキト:「まぁ、ね…そんな攻撃、屁でもねぇよ…」(汗)

コーラル:はい、アキトにフレア。

ベルギオット(GM):「…ふっ、強がってはおるが、あと一撃…といったところかのぉ…グフフフ…」

GM:ではお次は…あ、残ってる龍人兵がいるな。

ダグラム:俺は…味方やで?この人達とは敵対行動取るから。

コーラル:取るな!(汗)

GM:こっちからしたら、アンタも敵やの。(苦笑)(コロコロ)はい、<白兵>で達成値20。

ダグラム:敵の敵は味方のはず…(コロコロ)当たったわ。

コーラル:飛ばす…!

ダグラム:いらん、いらん、どうせカキンやから。(笑)

GM:そうなんだよなぁ…<肉体>で33点。

ダグラム:3点だけくらっとくわ。

エルル:何て堅いんだ…。

GM:じゃ、こっちは終わり。

コーラル:やることは決まってるから、先にエルルやって〜。

エルル:は〜い。マイナーで《勇者の証》キラ〜ン!クーちゃん、レッツゴー!龍人兵に(コロコロ)クリティカルした、達成値41!

GM:(コロコロ)回避値10や。

エルル:じゃ、ダメージいくで?まず固定値で36+…。

龍人兵(コーラル):(即)「ぐっはぁぁぁー!!」(笑)

龍人兵(GM):「ベルギオット様の軍隊で1、2を争うこの私がぁー!」(笑)

コーラル:とりあえずそのドラゴンアタックにあげるわ。(笑)

GM:おれは、そんなコーラルにあげるわ。(笑)はい、龍人兵は消し飛びました〜。

エルル:多分、突撃して…剣とか当たる前に衝撃波だけで消えた。(笑)

GM:まぁ所詮1ターンの足止め要員や。(笑)

エルル:「そんなんじゃ、足止めにもならないんだぞー?!」

GM:いや、アキトが十分ボロボロだから。まぁフレアあげるわ。

コーラル:僕もあげる。今はちょっとフレアを減らしたい…。

GM:減らすんや…そこでコーラルの手番やで?

コーラル:やることは、一つ!《ラジエル》使用!シーン全体、味方対象のHP完全回復!手札全部捨てなアカンけど…バラ撒いたから、1枚だけや!

ダグラム:5点回復した…。

GM:そこはちゃんと味方として受け入れるんや。(笑)

アキト:全快?!マジ助かる…!

コーラル:「大天使ラジエルよ!…皆を守れぇ!」

ベルギオット・屍(GM):「ば、馬鹿な!傷が癒えただと…?!」(フレアを飛ばす)

エルル:「格好いいぃ〜!」(フレア)ダメージ1点もくらってないけど…。(笑)

コーラル:結構返ってきた…これでまだ戦える…。

GM:さて…これで1ターン目が終了か…。(汗)

コーラル:長いねぇ…。(汗)


《2ターン目》

GM:じゃ、2ターン目の頭に戻って…ダグラムからだな。

ダグラム:…しゃーない、少しは真面目にいこか。

コーラル:そうしやんと…死ねるで。

ダグラム:まずオートアクションで《隠密獣鬼兵》使用して姿消す。マイナーで《ウィークポイント》、メジャーで《高速戦闘型》使って攻撃する(コロコロ)達成値<白兵>で13…。

GM:こっちの回避値が(コロコロ)30。

ダグラム:ぜ、全然足りてへん…。(汗)

コーラル:《女神の祝福》で+8する!

ダグラム:これで今21…自分で《大いなる力》使って、−10するから…差分値1やけど、当てた。不意打ちでバッドステータス[束縛]にしたうえで、85点。

アキト:あれ、属性は<肉体>のまま?

ダグラム:《魂魄破壊》っていった方がいい?

GM:……俺の口からは、何も言うまい…。

アキト:まぁ持ってると考えていいやろな…。

ダグラム:…あ、マイナーで《ウィークポイント》使ったから無理やん…。

GM:……描写らしきものを言ってあげよう。ダグラムの手応え的には…ベルギオットの身体はグジュグジュしていた…

コーラル:耐性取れてるー!(笑)

GM:所詮屍状態ですからね。(笑)

ダグラム:何や、良かったんや。(笑)

コーラル:「フレアの力を!」って言って援護したことにする。ルビは『フレアを寄越せ!』(笑)

GM:はいはい、いい働きしたからダグラムもあげる。(フレア×2)

コーラル:わぁい♪

ダグラム:特に頑張ってへんけどな…。

エルル:次は…仮●ライダー。

アキト:OK!俺のフレアが燃え上がるぞ!…まぁ、まったく同じことしかできないんですけどね…ライダーキックしか能のない男ですから。(笑)

コーラル:序盤は仕方ない。(笑)

ベルギオット・屍(GM):「ふっ…またその技か!」(笑)

アキト:「同じ技でも…一箇所を集中的に蹴り続ければ…いつかは瓦解するんだよ!」(笑)

ベルギオット・屍(GM):「おのれ…先ほどからレバーばかり狙ってきおって…!」(笑)

アキト:「いくぜ!」ライダーキック!(コロコロ)達成値31!

GM:(コロコロ)俺、GMやるべきじゃないな…ダイス目が悪すぎる…。

コーラル:PCにはありがたいけどねー。(笑)

GM:6D振れるのに、回避値26しかいかなかったよ…。

アキト:差分値5か…ま、これでいっか。107点の<根源>ダメージ!

ベルギオット・屍(GM):「ぐっ……だが、まだまだ!大分その痛みに慣れてきたぞ!」

アキト:「慣れんな!」(汗)

コーラル:勘弁してくださいよ。(笑)

GM:まぁフレアはあげるよ。(笑)

アキト:ボス、今でどんなもん?

GM:ん、グジュグジュ腐ってるよ。

アキト:…腐ってるだけ?

GM:うん、あちこち肉が削げ落ちて、骨とか見え始めてる。

アキト:や、やられ具合的には?

GM:身体の半分は吹っ飛んでるよ。

コーラル:ようやく半分か…。(汗)

GM:で、こっちの手番。[束縛]されてた身体の一部を切り離してバステ解除。

コーラル:腐ってるからこそできる芸当や…。

GM:こいつ…腐ってやがる!(笑)

コーラル:遅すぎたんだ!(笑)

ベルギオット・屍(GM):「ならば…この技をくらうがいい!」

GM:……どの技にしよう…。

アキト:知らん。(笑)

GM:それもそうか。(笑)えー…マイナーで《勇者の証》、メジャーで《龍の一撃》+《炎熱の王》アキトとダグラムに対して火を吐いた!(コロコロ)…ダイス目まで腐ってやがる…<射撃>で達成値34。

ダグラム:頑張ればいける…(コロコロ)回避値17。

アキト:(コロコロ)こっち回避値13や。

ダグラム:じゃ、《大いなる力》で10下げる。

GM:ではこっちの達成値が24になった。

ダグラム:自分で10足して27、これで避けた。

アキト:俺も自分で10足して……あ、1足んね…。

コーラル:《女神の祝福》、+5!

アキト:お、ありがと!避けた!

ベルギオット・屍(GM):「え、えぇい!避けるでないわ!」

アキト:「くらってたまるか、そんな攻撃!」

ダグラム:「このボス…弱い…」

GM:……欄外にさぁ、『慣れたプレイヤーにはこの能力では物足りないかもしれないので、その時用の技の追加』とかあんねんけど…使っていい?

エルル:いいんじゃない?(笑)

アキト:え…俺、結構カッツカツやねんけど…。

GM:あ、とりあえず今避けた2人にフレアは飛ばすよ。で、こっちは必死になったので、強化されました。

コーラル:は〜い。

GM:ってことで、お次はエルルかコーラル。

エルル:エルル、発進ー!「クーちゃん、飛び上がれ!」バサバサバサ!で、マイナーで《勇者の証》キラーン!…どれくらいダメージ出せばいい?

コーラル:200点くらいかなぁ?

GM:ふふふ…悩むがいい…。

エルル:200はいかんやろうけど…まぁ、やれるだけやってみる。《勇気ある誓い》使って…「これぞ合体必殺!《天覇虚空衝》ー!」バシュ!

GM:さぁ、きやがれ!(フレア)

エルル:(コロコロ)あ、リアルにクリティカル出した。(笑)

GM:6ゾロかよ…(コロコロ)お、俺も珍しく出目良かったぞ!…回避値32やけど。

コーラル:さっきよりちょっと上がったな。(笑)

GM:まぁ1D6で出目5とか6は俺には出せんからな。4出たら御の字。

コーラル:なんなの、その確率…。(汗)

エルル:フレアいっぱい使って(コロコロ)達成値127!

GM:差分値95て…!

エルル:《天覇虚空衝》スペシャルアターック!(笑)

GM:スペシャルくらってしまった…!(フレアを渡す)

エルル:ダメージが…179点!

GM:か、身体の9割方もってかれた…。

コーラル:まだちょっと残るか…!(汗)

GM:翼も尻尾も片足も肉の大変も消し飛んでるよ。(笑)

アキト:ただの貧相なトカゲみたいになってもた…。(笑)

エルル:「見たかぁ!これが本家の《天覇虚空衝》だぁー!」

ベルギオット(GM):「やるな…!だが、私はまだ立っている!」

エルル:片足のくせにぃー!(笑)

GM:ま、フレアはやるよ。(笑)

コーラル:じゃ、いくか…でもちょっとフレアが心もとない…。「皆、力貸してください!」

アキト:「おう!…お前は、仲間だ!」(フレアを飛ばす)

チェレスタ姫(GM):「コーラル、頑張ってください!」

GM:姫様からも飛んだよ。あとアキトもあげる。

エルル:ウチもあげるー。

コーラル:お、やった♪じゃあ、1シナリオ1回の切り札やけど…《ミカエル》使用!これは自動成功です!(コロコロ)結構出目いい、230点の無属性ダメージ!対象はシーン!太陽光線を飛ばした。

ダグラム:そ、それ一発目で使いやがれよ!(笑)

コーラル:ほんまは、さっきの《ラジエル》がオートアクションやったから、一緒に使えたんだけど…勘違いしててん。(笑)

GM:…OK、じゃあその一撃をくらってベルギオットの身体がグラつく…!が、踏みとどまる!

ベルギオット・屍(GM):「まだだ…俺はまだ終わらんよ!」

コーラル:ですよねー。(笑)頑張ればもう一発くらいいけそうやけど…。

GM:ま、とりあえず、な。(フレアを飛ばす)

アキト:ようやくLPいったか…。


《3ターン目》

コーラル:はい、ダグラムの手番ですよー。

GM:…いや、違う。

コーラル:……え?

GM:苦しい時に使おうと思って残してた《那由他の一瞬》が残ってるさ!

コーラル:げ!それがあったか!(汗)

ダグラム:終わった…。

コーラル:まぁ[覚醒]すればいいか…。

GM:そのくらいのギリギリ感を楽しもうぜ?楽勝ムードじゃつまらんだろ。

アキト:そんなこともないけど…!(笑)

GM:セットアッププロセスで、《那由他の一瞬》使ってメジャーアクションを行います!《星を落とすもの》+《夕闇の波道》+《勇者の証》+《巨龍の咆哮》!対象は全員(コロコロ)ダイス目わりぃ!せっかく9Dになったのに…。(汗)達成値59!

ダグラム:避けねぇ、ていうか避けれない。

エルル:差分値分は減らさんと…(コロコロ)回避値14!

コーラル:(コロコロ)僕も14。

GM:各自でダメージは出してください…140+差分値の<邪炎>ダメージ!

コーラル:倒れる…けど、[覚醒]で立ち上がる!

エルル:「がぉー!!」《ドラゴンアウェイク》発動ー。([覚醒])

コーラル:2人で倒してなー。

ダグラム:何故俺を数に入れる…。(汗)まぁ、俺も[覚醒]やな。

アキト:…防ぎきれん![覚醒]や!

GM:お、全員[覚醒]か…いい感じやな…。さ、次こそダグラムの手番やで。

ダグラム:次こそ《魂魄破壊》使わなアカンねんなぁ…。

アキト:そうやな、LPいったら耐性付くからな…。

ダグラム:ん、《魂魄破壊》…!代償HPは無くなったしな…《高速戦闘型》LP1点使うんかい…。(汗)

コーラル:「フレアを燃やし尽くせ!」

GM:別に降参でもいいで?(笑)

ダグラム:なんでやねん。(笑)《魂魄破壊》+《隠密獣鬼兵》+《高速戦闘型》使って…(コロコロ)達成値17!

GM:(コロコロ)回避値39!

ダグラム:39?(汗)そりゃ、ムリだ…。

コーラル:ちょっと厳しいね……。

アキト:で、次俺の手番…LPが200とかある奴やと厳しいな…。

コーラル:やれるだけやってみたら?援護はするよ?

アキト:そうやな…。「皆の力がほしい!」厳密に言うと熱いハートが欲しい!(笑)

エルル:…どうしよかな…厳しいねんけど…。倒しきれんかった時に、トドメのこと考えると…。

GM:じゃあ…叫べ!血反吐を吐きながら、その熱いハートを示すんや!(笑)

アキト:「げほっ…!…お、俺が…俺がこの城と、姫を…守る!!」

GM:よぉっし!守ってみせろ!フレアや!

アキト:………ハートきた!!これで攻撃や![覚醒]したことで、オートアクションで《適格者》、マイナーアクションで《機神の咆哮》、メジャーアクションで《アクセルブレイク》、更に[覚醒]したことでダメージロールで《憤怒》使ってダメージに最大HP分上乗せする!

コーラル:MaxHP、高くなかった?!

アキト:HP167や!(笑)

GM:高!(笑)

アキト:それで攻撃!(コロコロ)まず達成値が30や、それに自分のフレアで+10する!

コーラル:《女神の祝福》で+10!「フレアの力を!」

アキト:OK、これで達成値50!

GM:ま、あげよう。(笑)こっちは…(コロコロ)回避値やけど…。

コーラル:正直、このダイス目次第では終わるかもしれん…。

GM:…ふっ…俺のダイス目を舐めるなよ…?6D振って合計値18ってなんやぁぁぁー!!

PC4人:(爆笑)

コーラル:期待値いってない?!(笑)

GM:言うたろ!6D振ったら、出目が1、1、2、2、4、4や!(笑)修正値足しても回避値22です…。

コーラル:か、悲しすぎる…。(笑)

GM:皆よく『GMをやるとダイス目が爆発する』とか言うけど…どうやら俺には適用されないらしい…。

コーラル:それは人それぞれ…と言ってやりたいけど…総じて出目悪いから、何とも言えない。(笑)

アキト:差分値28か…ダメージの総計が…298点の<根源>ダメージ!

GM:……………。

PC4人:……………。

GM:(駒を示して)…仮に、ベルギオットの身体が、こうあるとしよう…。

アキト:…げ、どっかの部位が残ったか…?

GM:………飛び蹴りの勢いそのままに、口から尻まで突き抜けたわ!!

全員:(爆笑)

GM:ぶっちゃけると、5倍以上くらったよ!

アキト:あ、そんな低かったんや…。(笑)

コーラル:まぁ、序盤の敵だからねぇ。(笑)

GM:はぁ…普通にやれば強い敵やのに…俺の出目のせいで…。(涙)じゃ、演出入れるけど…アキトがその全身でもって突撃し、屍龍の身体を貫いた!その身体に空いた穴はしばらく躍動を続けたが…やがてその部分から全身へと光のヒビが広がり…パリ〜ン!と砕け散った…。

アキト:OK〜!やった…!


《戦闘終了》

GM:で、どこからともなく声だけ響くよ。

ベルギオット・屍(GM):『ば、馬鹿な…馬鹿な…!俺は龍を…あらゆる生命を、超越したはず…だ…!』

コーラル:パラパラパラ〜。

アキト:「安らかに眠れ…」

エルル&コーラル:はい、フレア。(笑)

アキト:こ、ここにきて…!(笑)


ベルギオットの命の火が消えると同時に、彼を構成していた
フレアが還元され、光となって拡散していく…。

今度こそ、終わったのだ…。



アキト:「皆、仲間だ!」

GM&コーラル&エルル:はい!(フレア×3)

エルル:「ベルギオット…安らかに眠りなさい!」

GM:さっきアキトが言った気もするが、やろう!言うとけ、言うとけ!急がんとエンディングに入るぞ!(笑:フレア)

アキト:そんなGMにありがとう!(笑:フレア)

GM:こっちきた!ありがとー!(笑)

エルル:ベルギオット、頑張ったよ!(笑:フレア)

コーラル:お疲れ様会みたいや…。(笑:フレア)

GM:最後にめっちゃきた…。(笑)じゃ、クライマックスを閉じるぜ〜。



〜〜Ending Phase〜



◆Ending 01-1◆運命の選択  Scene Player―辰巳 アキト

GM:エンディング、最初のシーンプレイヤーはアキト!

コーラル:あ〜…もう題名でどんな内容か分かった。(笑)

GM:他PCの登場は不可でお願いします。では描写。


屍の龍となったベルギオットもついに完全に滅び、
ひとまずピアニッシモ王国と三千世界に平穏が訪れた。
召還された君の役目も、終わったといっていいのだろう。
そんな君を、チェレスタ姫が真っ直ぐ見つめていた…。



チェレスタ姫(GM):「ありがとうございました、アキト…。貴方のおかげで、三千世界の命が滅びを免れることができました…」

アキト:「へっ…礼には及ばないぜ…」

チェレスタ姫(GM):「…ですが、これ以上の戦いを強要するわけには参りません」

アキト:「………………」

チェレスタ姫(GM):「ベルギオットの死によってフレアが拡散し、活性化している今なら…アキトを元の世界に戻すことも叶うでしょう。……いかが、なされますか?」

アキト:「そう、だなぁ……どうしようかねぇ…」

チェレスタ姫(GM):「ただ…わたくしの本音を少し言ってしまいますと…正直、戦いの全てが終わったわけではありません。ですから、このままオリジンに残って頂けるのならば…とても、心強いです。でもそれは、わたくしの身勝手な話ですから…」

アキト:「いや、そんなこと言われても…」(笑)

チェレスタ姫(GM):「あ、気にしないでください、独り言です」(笑)

コーラル:それは「気にしろ」って言ってんのと一緒や。(笑)

アキト:…じゃあ、寄り添って…「何、馬鹿なこと言ってんだ…」って言って、頭撫でたろか。

チェレスタ姫(GM):「…あ、あぅ…」

GM:姫は赤くなって俯いている。

コーラル:いいねぇ、いいねぇ…。(フレア)

エルル:うん、いいねぇ…。(フレア)

アキト:……こいつら…自分の経験値を上げるためにばら撒きやがって…。(笑)

コーラル:だって、今がチャンスだし。(笑)

GM:ま、それは確かに。(笑)さて、どうするね?

アキト:………抱き寄せてキスをする。

他全員:おぉぉぉ?!

コーラル:は、早いなぁ、決断!(笑)

アキト:いいんや!俺は落とすぞ、チェレスタを!

チェレスタ姫(GM):「い、いいんですか、その…わたくしで…?」

アキト:「あぁ…」

チェレスタ姫(GM):「…そ、その…凄く、嬉しいです…けど、何ていうか…」

GM:下を向いてモゴモゴ言っている。

アキト:「俺が、ずっとお前を守ってやるよ…」

チェレスタ姫(GM):「………っ!」

GM:姫はその瞳にうれし涙を浮かべて、黙って君の首に抱きつく。

コーラル:おぉ、いいねぇ…。

GM:じゃ、残るってことでいいんやな?

アキト:うん、残る残る。

GM:では、抱き合う二人のいるバルコニーからカメラが遠ざかって…シーン終了。


◆Ending 01-2◆巡る命  Scene Player―コーラル・C・ウィスラリア

GM:では次のシーン、シーンプレイヤーはコーラル。

コーラル:はい!


オリジンにおいて、死者の弔いに敵味方、世界の区別はない。
鎮魂の場としてしつらえられた空間に、傷つき倒れた者たちの
魂のフレアが天へと昇っていく。
フレアは循環していく。
彼らの魂も、再び新たな命を得て三千世界に戻ってくるのだろう…。



GM:ここには細かい指示はない。コーラルが今後どうしたいか、ってのを考えてくれ。

コーラル:ど、どうしたいか?

GM:うん、そういうシーンみたい。じゃあ…あ、ベンガスタ死んだんやったな…その後任の大臣が話しかけてくる。40代くらい、チョビ髭生やしたナイスミドルな叔父様や。

コーラル:り、リチャードさん?(笑:カオスフレア第T部参照)

GM:いや…ナーガ・クーラさんにしよう。(笑)

ダグラム:…理事長?!!(笑:真・女神転生第U部参照)

GM:即席で造ったキャラやから…理事長にお任せすることにした。(笑)

ナーガ(GM):「それで…これから君はどうするのかね?んん?」

コーラル:「さぁって…どうしようかなぁ…」

ナーガ(GM):「これからまた、自分の領地、自分の世界を守り…そこに住む民草を導いていくのかね?」

コーラル:「それは、そうだね…領主だしね…。ただ、僕もいつの日か、あんな風に還れる日がくるのかなぁ…」

GM:還る?

コーラル:魂が、ってこと。『不死』ではないけど、『不老』なんで。

ナーガ(GM):「そうか…不老の者には、不老の者の悩みもあるのだろう…。だが、我々としては、君に長く側にいてもらえることは、有難いことだが、ね」

コーラル:「ま、“約束”しちゃったからねぇ…もうしばらく、付き合ってみるさ」

ナーガ(GM):「ふっ…よろしく頼むよ」

GM:ま、こんな感じで?

コーラル:うん、また自分の領地に帰って普通の日々を送るよ。

アキト:よっ、さすがチビっこ!(笑:フレア)

コーラル:僕はGMにあげる。(笑)

GM:おぉ、センキュー。(笑)


◆Ending 01-3◆母のお膝元  Scene Player―エルルヤンカシュ

GM:さて…PCB、エルルいこか。…BとCは完全にオリジナルで造らなアカンねんなぁ…。

コーラル:あぁ、そのタイプなんや。

GM:ま、宝永に帰ったことにしようか。

エルル:は〜い。バッサバッサ…。

GM:じゃ…即興やけど描写いくで!


初陣を……


エルル:「ママ、ただいまー!」

GM:ちょっと待て!俺今描写って言ったよな?!(汗)

コーラル:言ったよ。エルルは落ち着け。(笑)

アキト:シーンはまず描写からやから。(笑)

GM:そもそも今、頭の中がフル回転やから、多分対応できん…。(汗)


初陣を勝利で飾り、君はクーと共に、宝永へと帰還する。
宝永の地に降り立つ君を、母とイルルヤンカシュを始め、
龍将軍達が出迎える。

「よくぞ戻った、我が娘よ…」

イルルヤンカシュが君を労う。



エルル:「ママ、ただいまー!」

イルルヤンカシュ(GM):「あぁ、おかえり…初めての外は、どうだった?」

エルル:「んとね…んとね……ベルギオットっていうのを倒してきた!」

イルルヤンカシュ(GM):「そうか…よくぞやってくれた!奴こそは、我ら龍族の誇りを汚す一族の者だからな…」

エルル:「でねでね、なんかねー、アキトっていうねー…変身するマーキュリーってのを持ってるのに会ったー」

イルルヤンカシュ(GM):「マーキュリー…フォーリナーか!…そうか、それほどまでにこの世界は……これは一度、信長殿と相談せねばなるまいな…」

エルル:「強かったよ、強かったよ!」

イルルヤンカシュ(GM):「そうか…よし、お前はもう、今日は休みなさい。疲れているだろう?私はこれから信長殿と会議を開く。ラハブ!参謀なんだ、お前もついてこい!」

ラハブ(GM&アキト):(見事にハモって)「わ、私がですかぁ?!!」

全員:(爆笑)

コーラル:ラハブ、おいしすぎる!(笑:GMにフレア)

エルル:ラハブー!(笑:GMにフレア)

コーラル:もはやラハブは、ウチらの中ではアムルタートのアイドルやからな。(笑)

GM:性格残虐とか書かれてるくせに、ただのテンパったトカゲだからな。(笑)

ラハブ(GM):「で、でででは姫様!き、今日のところはぁお休みくださいぃぃ!」

GM:…なんでラハブこんなキャラになったんや…。

エルル:きっと教育係りやねん。(笑)

GM:あぁ……ロクな教育受けれなさそうやけど。(笑)ま、そういう感じで一回おウチに帰って、ゆっくりと休むこととなりました、と。

エルル:チャンチャン♪


◆Ending 01-4◆彷徨う魂  Scene Player―ダグラムU世

GM:では最後にPCC、ダグラム!

ダグラム:…そんな人、おったんや…。

コーラル:あなただ。(笑)

GM:どんな内容にしようかねぇ…。とりあえず、君は任務も終わったので、VIPERの本部に戻ってきています。

ダグラム:ビッパー…。


今、君の目の前には机の上に大量に積み上げられた書類の前で、
頭を抱える上司、エリザベス・パーラメントがいる。
彼女は君が入ってくるのを見ると、労いの言葉をかける。

「よくややってくれたな…ダグラムU世…」



アキト&コーラル:U世のとこまで言うんや。(笑)

ダグラム:「…ふぅ…やれやれ、だ…」って言って…顔をベリベリベリ〜…と剥がす。

他全員:えぇぇぇぇぇぇぇぇー?!!(爆笑)

ダグラム:「この格好でいるのも疲れたぜ…ったく、他の奴らは無能だしよぉ〜…あ、もう“ダグラムU世”なんてダセェ名前はもういいから、いいから!」(手をヒラヒラと)

コーラル:そ、そうもってったか!(笑)

アキト:なるほどなー。(笑)

GM:面白いから採用。(笑)

ダグラム:俺のことは“べヒーモス”と呼んでくれ。

他4人:(爆笑:フレア×4)

エリザベス(GM):「本当…見ていて飽きない奴だよ、君は…ビス」

ダグラム:…何かビーフステーキみたいやな…。(笑)

GM:愛称として略したら、多分こうなる。

コーラル:あ、なるほど。(笑)それは名前?コードネーム?

ダグラム(以下 ベヒーモス):ま、コードネームの方やな。

エリザベス(GM):「今回の君達から受けた報告にあったのだが…“赤い粒子”、これがとても気になる。私も上からその点でせっつかれていてね…。帰ってきたばかりのところを申し訳ないが、次はあの“赤い粒子”についての捜査を頼んでもいいかな?」

ベヒーモス:「じゃ、また新しいお面を調達しといてくれ〜」

アキト:毎回顔変わるんや。(笑)

エリザベス(GM):「わぁ、分かった…君好みのものを用意しておこう」

コーラル:あれ、好みやったんや。(笑)

エリザベス(GM):「次は…パンプキン・シザーズなんてどうだ?」(笑)

ベヒーモス:「OK〜、上等や!」

エリザベス(GM):「分かった…他諸々の準備と一緒に、明日の朝までに準備しておこう。ま、今日のところは一晩、ゆっくり休んでくれ」

ベヒーモス:「はいはい、っと…」

GM:ではダグ…じゃなかった、ベヒーモスが退室したところで、このシナリオは終了です。

アキト:…最後の最後でキャラ立てやがった…。(笑)

全員:お疲れ様でーす!!

〜第1話・Fin.〜



〜〜座談会〜〜


GM:さて、清算タイムやな…。

ベヒーモス:俺は経験点300点な、俺最強、俺強ぇ〜。

アキト:300点とか…キャラシーに技書ききれへん。(笑)

GM:まず、他人に飛ばしたフレアの枚数の1/2が各自の経験点になる。ここは各自で頼むわ、端数は切り上げ。

アキト:15枚配ったから…8点やな。

コーラル:17枚やから、9点や。

エルル:そんな配ってたんや…。

GM:あとはプロミネンスの数…やから、+8点ですね。

コーラル:おぉ、でかい!

GM:次は…『素晴らしい活躍をした』…全員+1点でいいや。

コーラル:わぁい♪

GM:…『他の参加者を助ける発言をした』…。

ベヒーモス:(即)俺やな、間違いない。

GM:…………………………………………ま、全員+1点で。

コーラル:めっちゃ悩んだ!(笑)

GM:『セッションの進行を助けた』で全員+1点、『会場の手配』はどうする?

エルル:皆でいいよ。

GM:OK、じゃあ更に+1点。最後に…GMにフレアが10枚以上配られたので+2点してくれて結構です。

アキト:おぉ、大きいね!

GM:じゃ、順次何点になったか申告お願いしますわ。

アキト:じゃ、俺から。アキトの経験点は22点です。

コーラル:コーラル、23点取りました。

エルル:エルルは18点〜。

ベヒーモス:15点や。

GM:結構皆デカイな…ま、ガンガン成長した方が面白いから、これでいいや。エルルとダグラムは、次はもうちょっとフレアを配りましょう、ってとこやな。

エルル:技だけじゃなくて、基本値上げることも考えよかな…。


**********************************************

アキト:あ、最後にアレやろうや、一言感想。

GM:あぁ、言う?じゃ、どうぞ。

アキト:…振っといて何も考えてなかった…。(笑)インタビューしてや。

GM:インタビュー?じゃあ…フォーリナーを演じてみてどうでしたか?

アキト:あ、どうもありがとうございます。

GM:どうも、お疲れ様でした。(笑)

アキト:今回、フォーリナーを演じさせて頂きまして…。(笑)

GM:えぇ、とても良く演じきれていたと思いますよ。(笑)

アキト:ありがとうございます。また皆にも見ていただきたいですね。

GM:はい、頑張って起こします。(笑)

コーラル:…何の発表会や。(笑)最初って難しいよな。

GM:ちょっとベルトを渡すタイミングを間違えたかなーと思ったけど…。

アキト:うん、俺としては姫のピンチとかで変身したかったなーってのがあった。

GM:俺もそうさせてあげたかったけど…あの最初のベルギオット戦、舐めてかかるとヤバかったから最初からいてほしかったってのはある。アンタが『光翼騎士』やしな。

アキト:あ、それがあったか…。

エルル:いけた、いけた。こっちは[覚醒]と《不死鳥の炎》で2回死ねるから。

GM:いや、屍状態では耐性はなかったけど…生身状態の時は<耐性:肉体>があったから厳しかったと思う。

アキト:あ、やっぱり屍の時は耐性なかったんや。

GM:うん、腐ってたから。(笑)

コーラル:コイツ、腐ってやがる。(笑)

アキト:あとは…次の話も姫様出てくるよな?

GM:さぁ…まだ次のシナリオは見てないけど…まぁそこは出していいよ。

アキト:うん、それで残るって選択をしたんやし。

GM:まぁ帰ったら、この話が読み切り仕様になるだけや。(笑)

アキト:元から帰る理由もないしな。(笑)

コーラル:幽とは逆パターンやな。

アキト:そう、逆でいこうかと。

GM:いやー…この世界で良心を磨きまくって、「この財布をあの老婆に返さなければ…」ってなっていつか帰るかもしれん。(笑)

コーラル:ここでまさかの老婆フラグ。(笑)

アキト:いいよ、もう!帰ったところで職もないのに!(笑)

GM:いやぁ、その老婆のツテで仕事貰えるかもしれん。(笑)

コーラル:あぁ、そっちはそっちで美談に持っていくんや。(笑)

GM:そうそう。(笑)

アキト:…帰りたくねぇよ、もう…。(笑)ま、こんな感じでいいや。

GM:はいよ。次がPCAのコーラル。

コーラル:はい、PC@から格下げになったコーラルです。

GM:立ち位置はあんまり変わらんけどな。

コーラル:うん…周りが変わらないからね。『星詠み』のまま。(苦笑)ミームとブランチ選ぶのが難しかった…だから、切り札を詰め込んだキャラになっちゃった。

GM:十分働いてたけどな…。それに今回、一番獲得経験点高いんやし、成長幅は大きいやろ。

コーラル:そうやな、何を取るか…。

GM:そういや思ったんだけど、1stに比べて平均HP高くなったんじゃない?

アキト:あー、それはあるかも…。

GM:1stの時は平均HP50無かったのに、今回もっと高いやろ?

エルル:うん、それよりは高い。

GM:つまり回復技が結構重要になってくるかもしれん。

コーラル:そうなんかなぁ…25とか30点回復の技ならあったけど…。

GM:それが案外重要だったりするんだって。

アキト:うん、今回の全快技は助かった。

コーラル:切り札を取りつつ、何か援護系小技を取るのが僕のやり方やから。

GM:大事な役割や…今後の手数の成長に注目やな。

アキト:そういや、これってキャンペーン?

GM:に、しようと思えばできる。

コーラル:ムリならキャッチ&リリース。(笑)

アキト:リリースはされたくない!リリースキャラではない!(笑)

コーラル:行き倒れようぜ!(笑)

アキト:嫌やぁ!(笑)

GM:じゃ、エルルは何かある?

エルル:クーちゃんのキャラシー作らな。

GM:…え、あれってアイテムだろ?いらねぇじゃん。

エルル:作らなアカン!

GM:な、何のために…?(汗)

アキト:ただの自己満足や。(笑)

エルル:キャラ立てするために!

GM:アイテム欄のみにしてくれ。キャラ立てされると、戦闘がメンドいことになる…。

コーラル:言ってまうと…シーン攻撃くらってダメージ受けることになってまうな。

GM:そういうこったな。今はあくまでアイテム扱いやからな。

エルル:そっか……暇つぶしで作ろうかと思ったけど…。

アキト:結局ただの自己満足や。(笑)

GM:クーの血統は?リムシュの子孫とか?(笑)

エルル:いや…ナンナルの子孫。

GM:…え、ナンナル、俺(シルヴァーナ)と太陽にいるんですけど…。(笑)

コーラル:物理的にムリやった。(笑)

GM:まぁイルルヤンカシュの子供達…が将軍とかのアムルタートで、その子供同士の間にてきた子供、って感じかな。

エルル:うん、そんな感じで。

GM:亜種だな。

エルル:スカベンジャーやな!

GM:いずれは、ってことならな。何万年後かくらい。(笑)今は幼すぎてブランチ枠がない状態。

エルル:いずれは巨大化する!

ダグラム:…納得した?…何で俺、《俺ごとやれ!》とか持ってんの?何で俺が死ななアカンねん…。

アキト:あぁ、それやってもらって俺が攻撃したらダメージ2倍になるなーと思って持たせた。(笑:キャラ作成者)正直、今回も使ってほしかったな、と思った。(笑)

GM:言うたろか!ベルギオット・屍のLPは50や!400点もいらんねん!(笑)

ダグラム:しかも俺LPいってたから、死んでまうわ!(笑)

コーラル:大丈夫、蘇生技あるから。(笑)

GM:ていうか、ダグラムのキャラが今後どうなるか、凄い楽しみやねんけど。(笑)

ダグラム:とりあえず名前変えるで?

アキト:毎回変わるんやな。(笑)

ダグラム:別人かもしれん。私の変わりはいっぱいいるもの。(笑)

GM:面白いから許可しよう。(笑)

ダグラム:あ、あとさ…《ウィークポイント》消して《高周波ソード》に変えたらアカン?差分値そんなに出やんで、これいらんねんけど…。

GM:あ〜…まぁ、今回自分で作ったキャラじゃないから、それ1個だけ許可しよう。ていうか、本当は自分でキャラ作れよ。(笑)

コーラル:それは確かに!(笑)

GM:ま、こんな感じか…俺はGMとしての技術を磨こうかね…。

ダグラム:結構久しぶりやろ。

GM:1年振りくらい。やっぱキャラやってる方が肌に合うけどな…ま、これは頑張るよ。

アキト:いけてた、いけてた!ガンバレ!(笑)

GM:ん、ガンバル。(笑)じゃ、今回はこんなもんで。

全員:お疲れ様でしたぁ〜!

〜おしまい〜