第1話 : 新しき出会い



目次

0:まず考えること
1:ホッケ村と大地震
2崖の亀裂と“血煙の騎士”
3:開戦の狼煙、明日への視点
4:“獣の牙”、森での出会い
5:異世界からの来訪者
6:敵襲と協力
7:ゴブリン
8:セシルの目的、団長の承認
座談会〜異世界への挑戦〜



0:まず考えること


GM:……とうとう、この時が来たか……。(感無量)

プレイヤーA:念願の時やな。最初、バチッと決めてや。

GM:そうやな……では、真・女神転生TRPG…。

プレイヤーA:違う違う違う違う。(笑)

プレイヤーB:うぐぅ〜!

GM:……何伝説、クリスタニアにしよっか。

プレイヤーA:ん〜…(手元の漫画を見て)絶望伝説?

GM:いきなり絶望から始まるんや。(笑)

プレイヤーB:神話伝説。

プレイヤーA:神話…伝説…同じ?(笑)

プレイヤーC:世紀末伝説。

GM:ん〜、なるべく漢字二文字で○○伝説って感じで。

プレイヤーD:漢字二文字、かぁ〜…。

プレイヤーB:たい焼き伝説。

プレイヤーA:今の話、聞いてた?(笑)


〜Thinking Time〜

GM:時代としては、レイルズ達とほぼ同時期と考えてくれていいわ…あ、いや、あの10年前くらいかな。

プレイヤーA:レイルズ達か…あれは漂流伝説やったな…。

GM:そうそう、あの混沌とした時代。

プレイヤーD:混沌伝説?

プレイヤーC:新生児の新生、は?

GM:新生伝説?じゃあ、それでいこっか。

プレイヤーD:神聖?

GM:いや、新しく生まれる方な。

プレイヤーA:はいはい、じゃあそれでいこう。

GM:OK!



1:ホッケ村と大地震


GM:はい、それじゃあ新生伝説クリスタニア、第1弾!…題名は…何にしよう。(笑)

プレイヤーA:相変わらずかい。(笑)

GM:とりあえず導入として、出会う話やから……あ〜、じゃあ『新しき出会い』でいいわ。はい。

プレイヤーD:投げやりやなぁ〜。(笑)

GM:じゃあまず、焦点をダナーンから始めよう。

プレイヤーA:ああ、じゃあ俺達はしばらく待機やな。

GM:うん、まだ結界は閉ざされてるから。

プレイヤーB:じゃあ私もまだやね…。

プレイヤーA:ってか、一人だけやな。

GM:そうやな、じゃあ名前と性別、職業くらい言っといて。

プレイヤーC:はいはい。えっと、名前はセシル・レイヴァース。種族は人間の、クラスは『ウォーリア』、セカンドクラスは『ハンター』。戦神マイリーを崇拝してます。

GM:崇拝してるんや。(笑)

プレイヤーD:…信仰?

プレイヤーC(以下 セシル):そう、信仰!

GM:崇拝と信仰では大分意味変わってくるなぁ。(笑)

セシル:信仰してます!23歳の女です。

GM:はいはい〜。じゃあセシルは、ダナーン地方…っていってもそんなデカくはないねんやん。半島というか…四国くらいの土地で、冒険者稼業をしてその日暮しの生活をしてるわけやけども、何せ狭い半島内やからな、冒険たってそんななかなかネタが無いわけや。で、日々大熊退治したり、コボルト退治したり、スパイダー退治したり…。

プレイヤーB:要は村の駆け出し用心棒みたいなもんなんや。

プレイヤーD:後はせいぜい、山賊から村守ったり、くらいか。

GM:そうそう。とはいっても、そんなんがそうそう金になるわけでもなく、日々困窮してたわけや。そういう所で、村から始めるな。

セシル:はいはい。

GM:村っていっても、ほんまに小さい村やけどな。

セシル:…で、今日の稼ぎもないところから?

GM:あぁ、じゃあそうしようか。

セシル:「はぁ…今日も稼ぎが無いわねぇ…」

GM:え、それは夜の酒場とかでいいの?

セシル:あ〜、じゃあそういうことで。

GM:はいはい。じゃあ村唯一の小さな酒場にいる、と。

セシル:で、そこで酒を煽ってんねんな。

GM:一人で?

セシル:あ〜…じゃあ、マスターと。

GM:マスターと。

マスター(D):「お嬢さん…そのくらいにしときなよ…」

GM:そんな感じ。(笑)40代くらいの、渋いおじさんのマスターが、

マスター(GM):「何でも王都、スパイアの方では政争が大変らしい……それに比べてここは暢気なもんだよ…」

セシル:「それもそうねぇ…」

マスター(GM):「しかも噂では、あの“血煙の騎士”と言われる男が近々こちらの方に来るらしい」

セシル:「“血煙の…騎士”?」

マスター(GM):「そうだ、“血煙の騎士”、だ」

GM:まぁ一応説明しとくと、ダナーンの王国騎士団、騎士団長のことや。ダナーンで一番強い騎士と思っといて。

マスター(GM):「あぁ、その男が近々こちらに来るらしい。そもそも、この地方もあの人の領地だから、視察を兼ねて帰ってくるのか…それとも噂によると、この辺りの地方領主が反乱を起こすという噂があったから、その討伐に来るんじゃないか、という話もある…」

GM:言うなれば、傭兵であるアンタにとっては…。

セシル:稼ぎ時、チャンスやチャンス。

GM:そういうこっちゃな。まぁ、どっちに付くかは、アンタ次第やけど。

セシル:ん〜……。

GM:…あとこれは補足説明な。この国には皇女がいるらしいねんけど…その皇女は宰相に幽閉されてるんじゃないか、という噂があんねん。本当の皇女を抑えて、宰相がこの国を牛耳ってるんじゃないか、っていうな。

セシル:なるほどね。

GM:それで、それを確かめようとした冒険者が王居に忍び込んだらしいねんやん。でもそれは失敗した、という話も流れてきてる。

セシル:ほほぉ〜…まぁスパイアでそういう噂があるってことやね。

GM:うん、あくまで噂やけどな。マスターが稼ぎ話にならんかな、って話してくれてんねん。あ、あとその忍び込んだ奴ら、今も逃げてんねんやん。そいつら捕まえたら報奨金あるで、っていう話にも繋がるわけや。

プレイヤーA:…懐かしいなぁ〜…。(笑)

GM:ほんまになぁ…。(笑)

マスター(GM):「まぁ、俺の知ってる稼ぎ話といったら、このくらいかな」

セシル:「そう…どうもありがとう、マスター」

マスター(GM):「あぁ。まぁ酒はその程度にしとけよ」

セシル:「えぇ、今日はもう寝るわ」

マスター(GM):「あぁ、そうしな」

GM:ってことで次の日、夜明け。

雀(D):チュンチュン…。

プレイヤーA:擬音担当?(笑)

セシル:朝か…じゃあ今日もしがない稼ぎを得に行きましょうか…。

GM:そうやな。(笑)

セシル:この場合、ギルドかどっかに行けばいいの?

GM:う〜ん、そうやな。といっても村長さんから仕事貰う程度やけど。

セシル:村長クエストかぁ〜…。

プレイヤーD:村クエや。(笑)

プレイヤーB:レベル的に、村の前で見張っといて〜くらいじゃない?

GM:ん〜、まぁLv1でもゴブリンクラスなら倒せるからなぁ。

村人(D):「オラの畑を荒らす獣を倒してけろ」

GM:けろ。(笑)まぁ、そんな感じやなぁ。

セシル:じゃあ今日もショボイ依頼をこなしていくしかないわね。

プレイヤーA:ショボイ…。(笑)

GM:じゃあ村長さんの所に行ってんな。

セシル:うん。「おはようございま〜す」

GM:ん、じゃあ村長さんが、

村長(GM):「はい、おはよう。じゃあ今日は村の見廻りでもお願いしようかねぇ」

セシル:「見廻り、ですか…」

村長(GM):「はい、村の中で何もないか、見廻ってください」

セシル:「はい、分かりました」じゃあ見廻ろかー。

GM:ん、見廻りすんねんな。じゃあ村を適当にブラブラしてると…急に大きな地震がきた!

セシル:地震?!

GM:うん。その地震はしばらく続いたかと思うと、やがてパッと止まりました。

セシル:「あ〜…おっきい揺れだったわねぇ〜…」

GM:うん。今、森を歩いてる所やったから、特に被害はないけど…。

プレイヤーA:(取りつかれた様に)お客様!落ち着いてください!?え、クロスが破れた?では今からお伺い致しますので…!

プレイヤーD:落ち着け!今は仕事のことを忘れるんや!(笑)

セシル:しかし、地震があったからといって、特になぁ…。

GM:え?相当大きい地震やってんで?村とか…。

セシル:あ、そっか。村…というかまず、家が倒壊してないか確かめに行かんと。(笑)

GM:あ、自分の家、ここにあるんや。

セシル:え、そういうもんじゃないの?

GM:いや、冒険者稼業やし…。

プレイヤーA:酒場の2階の空き部屋借りてる、とかさ。

GM:そうそう。村の名前、何にしよか。実家…ジッカー?

プレイヤーA:そんなまた安直な。(笑)

プレイヤーD:ポッケ村?

GM:ああ、じゃあホッケ村にしよか。

プレイヤーB:ユッケ村とかは?

プレイヤーA:美味しそうな村やな。(笑)

GM:じゃあホッケ村で。んで、ホッケ村に戻ってきた、と。じゃあ遠くから見ても分かるけど、煙が出てんな。

セシル:うわ、煙が出てる…!

GM:丁度昼間やったからさ、そろそろ昼飯にしようか、って時間帯やったからさ。

セシル:火事やん!

プレイヤーD:炊事、洗濯、火事、親父…!

GM:そうやな、親父達も暴れてんな。(笑)

セシル:急いで鎮火活動するわ。

GM:はいはい、消化活動手伝った、と。まぁ幸いそんな大きな村じゃなかったし、まだ昼時やったってこともあって、家屋が何箇所か倒壊したけど、幸い死人は出んかったわ。

セシル:火事は消えた?

GM:そうやな、大体消えたわ。

セシル:酒場も燃えた?

GM:酒場は…そうやな、じゃあちょっとだけ焦げてたことにしよか。

プレイヤーA:あとは酒瓶が倒れて割れた、くらいか。

GM:そうやな。

マスター(GM):「台無しやぁ〜!」

GM:ってマスターも嘆いてるわ。

セシル:「あぁ!私の酒がぁ〜!」

GM:アル中かよ。(笑)

プレイヤーB:どうせいつも、ツケで呑んでんねんやろ。(笑)

GM:「次の稼ぎで返すから〜」って。(笑)

プレイヤーA:宝払いか。(笑)

GM:じゃあそんなこんなで、マスターの所でグダグダやってると、村の若者がセシルの所にやってくるわ。

村の若者(GM):「セシルさん!ちょっと村長さんが呼んでます!来て下さい!」

セシル:「分かった、すぐ行くわ!」



2:崖の亀裂と“血煙の騎士”


GM:ん、じゃあ村長さんの所に行った、と。

村長(GM):「セシル君、君に来てもらったのは他でもない…」

プレイヤーA:…理事長やん。(笑:「真・女神転生」第U部参照)

GM:しまった…!(笑)

村長(GM):「ほ、他でもないのじゃ…。先ほどの地震が他に影響がないか、少しこの近辺を見てきてくれないかの?」

セシル:「村の周りですね、分かりました!」

GM:はい、では…。

セシル:あ、ごめん。ちょっとプレイヤー発言やねんけど、この村の周りってどうなってんの?

GM:あぁ、森、森。田舎村やから。特色として、『神々の…』っていうのがあって、観光名所の崖があんねん。下から上を見上げても、上が雲で隠れて見えへんねん。

セシル:崖が観光名所なんや…東尋坊みたいやな。

GM:そうそう。で、その昔、ある有名なソーサラーがどのくらい高いのか確かめようとして、〔フライ〕の魔法で試しに飛んでみたら……あくまで噂やけど、雲から雷が落ちてきて死んでしまったっていう話があんねん。

セシル:要は分からんかったってことやな。

GM:そういうことやな。で、村の人々の間には、「あの崖は神様が作ったものやから、人間は入ったらアカンねんで」っていう伝説がある。

セシル:なるほどね〜…。

GM:で、その辺りが落石とかしてないか、見てきてくれっていう話に戻んねん。危ないからな。

セシル:じゃあすぐに森通って、崖見に行くわ。

GM:はいはい、じゃあしばらく歩いて…。

プレイヤーD:すげ〜…報酬の話とかせぇへんねんや…。

プレイヤーB:報酬はこの村での生活費とかなんやろ。(笑)

セシル:いや、報酬は全部酒で!(笑)

GM:酒で払われるんや!(笑)

プレイヤーA:じゃあ、村長さんから全部マスターに生活費いってるってことにしとけばいいねん。

GM:そうやな。じゃあそうこうして、崖の所まできました。

セシル:着いた〜。

GM:で、見てみたら、これまでは何事もなかった崖やってんけど、一箇所凄い亀裂が入ってるのを見つけた。

セシル:これはピッケル掘るしかない!!

全員:(爆笑)

プレイヤーA:『マカライト鉱石が手に入った』(笑)

プレイヤーD:マカライトなんや。(笑)

セシル:え、で、亀裂は大きい?

GM:大きいどころか…「え?これって…道ちゃうん?」っていう感じの亀裂やで。

セシル:「これって…道ちゃうん?!」

GM:うん。(笑)だから、入って登っていける感じの亀裂やな。

セシル:なるほどね〜…。

GM:じゃあここで[知覚]ロールやってみて。

セシル:[知覚]?…『ウォーリア』は【殺気知覚】とかもあんねんで〜。

GM:殺気…近い気もするけど…あ〜あと『ハンター』でもあったな…じゃあ動物知識もあるかもしれんし、+20%でいいわ。

セシル:+20%?じゃあ51%やから(コロコロ)あ、成功。

GM:成功した?はいはい。じゃあその崖に刻まれた亀裂が、まるで動物の爪でグワーッって引っ掻いたかのような跡のようにも見える。

セシル:これは…ティガレックス…!


注)この時期、プレイヤー全員がPSPソフト『モンスター・ハンター2・ポータブル』にハマっていました。(笑)

GM:まぁそんな感じ…なんかな?言ってしまえば、不自然な感じでもあるな。

セシル:えっと、上まで繋がってる?

GM:見える範囲ではな。上まで行くとどうなってるかは分からんけど。

セシル:動物が引っ掻いたような亀裂…ってことは、相当デカイ動物ってことやな。

GM:まぁ本当にそんな動物がいれば、やけどな。高さ何百m級やな。

セシル:なるほどね〜……まぁ気にせず入るんですけどね。(笑)

GM:えぇ〜!(笑)じゃあ入って行くと…どのくらい入っていくん?

セシル:どういう道なん?

GM:まぁ普通に歩いて登っていける所もあれば、ちょっとよじ登らなあかん所もある…普通の山登りを想像してくれたらいいよ。

セシル:あ、上に上に行くわけか。じゃあとりあえず自分に無理の無い程度に登ってみる。

GM:はいはい。じゃあ大方30分くらい登ってみた。まだまだ上に行ける感じではある。この辺りでそろそろ日も暮れてきてんけど。

セシル:あ、じゃあ降りようか。

GM:はいはい、じゃあ村に帰ってきました。村長さんに報告してな。

村長(GM):「どうじゃった、セシル殿?」

セシル:「え〜っと……村の奥に、崖があるじゃないですか」

村長(GM):「うむ」

セシル:「そこに、まるで動物の爪あとのようなものがあって…」

他4人:………??

プレイヤーA:合ってんねんけど…何か違う。(笑)

プレイヤーD:まるで普通の動物が側面に傷つけた程度のような…。(笑)

GM:語弊ありまくりやろ。(笑)

プレイヤーB:重要なんは、亀裂やろ。(笑)

セシル:そうや、亀裂や!(笑)「凄い大きな亀裂ができていて、上に登れそうになっています」

村長(GM):「何じゃと、それは大変じゃ!」

セシル:「え、そうなんですか?」

GM:うん、これは史実として知っておいてほしいねんけど、今から10年くらい前にも同じような大地震があってな、その時にも噂によると、大きな亀裂が発見されたってことやねん。で、その時に他の村の若者達やねんけど登っていって、それ以来帰ってこぉへんっていう話やねん。

セシル:…危なかったぁ〜。(汗)

GM:うん、だから「危ないから近寄ったらアカンで」っていう話やねん。

セシル:「はい!」いい子やから守るわ。

プレイヤーA:…シナリオ終了…。

セシル:じゃあ今日もアルコールを摂取しにいくわ。

GM:ん。(笑)じゃあマスターが、かろうじて残ってた酒を入れてくれるわ。

セシル:はぁはぁはぁ…。(手がブルブル)

GM:アル中〜!(笑)

プレイヤーD:手震えてますよ〜!(笑)

セシル:じゃあお酒呑んで、今日はもう寝ます。

GM:あ〜、その前にマスターが言うわ。

マスター(GM):「セシル…お前、一体いつまでこうしてるつもりだ?」

セシル:「うっさいわ!あんたは酒を持ってこればいいのよ!」(笑)

プレイヤーD:どこの親父や。(笑)

マスター(GM):「おいおい、呑みすぎだぞ…。お前もいい歳なんだから、結婚でもしてだなぁ…」

セシル:「私はハンター一筋なの!」

マスター(GM):「しかしお前なぁ、良くて熊程度を相手にして、何がハンターだ」

GM:って言いながら、一応酒注いでくれんで。

セシル:「もっと強い敵を倒したいわ…」

マスター(GM):「そうは言っても…この島にいる限りじゃなぁ…」

GM:実は昔、マスターも冒険者やってん。でもあまりにもやることが無さ過ぎて辞めてん。一応古代の遺跡とかあんねんけど、発掘されつくしてるからな。

セシル:「ん〜…じゃあやっぱり、この地方を出るしかないのかしら…」

マスター(GM):「とは言っても、海を越えて行くわけにもいかないしなぁ…」

GM:で、まだ皆は知らんけど、崖も越えれへんし、鬱屈した精神だけが溜まってんねん。海は海流が凄い荒れてて、船出しても即効で沈んでまうしな。

セシル:…どうやって、ここの人達は来たん?

GM:あ、いいこと言ってくれた。あんな、この地方には伝説があんねん。凄い海流が荒れてて、どうやって入んねんっていう話やってんけど、伝説によると何百年も昔、この国の建国王がある一匹の大白鳥に導かれて、この島にやってきたっていう、まぁ御伽噺レベルの話がある。だから白鳥は凄い大切にされてんねん。国の国鳥に指定されたりして。

セシル:なるほどね〜……。とはいえ、今日はもう遅いので、寝ます。(笑)

GM:完全、呑んだくれやん。(笑)まぁそうやって、いつも通りマスターに愚痴まいてる、と。

セシル:そうそう。「有名になりたいわ…戦神マイリーのように…」

プレイヤーA:いきなり神クラスかよ…。

GM:ん、そうやって酒呑んでたら、急に村の方が騒がしくなってきたで。あ、今は夜がちょっと更けてきたくらいな。

プレイヤーD:夜の7,8時くらい?

GM:まぁ概念的にいえばな。

セシル:外が騒がしい…?

GM:騒がしいな。馬の蹄の音とか、人の声とかで。

セシル:なるほどね……(ガチャっと扉を開けて)「じゃかぁしいわぃ!この呑んだくれ共がぁ!」

プレイヤーA:そりゃお前だろ。(笑)

GM:まぁ、外に出た、と。(笑)じゃあそこに甲冑着た騎士がおんで。

騎士(GM):「村の者は皆、こちらに集まれー!」

セシル:…じゃあ、ちょっと足よろめきながら行くわ。

他4人:大丈夫なんか?!(笑)

セシル:「ったく…何なのよ、一体…」

GM:じゃあ村の広場に集まりました。村長が立ってて、その横に騎士とその従者っぽいのが一人。

セシル:「…また、偉そうな奴が来たわねぇ〜…」

GM:そう、偉そうな奴や。[知識]+40%判定してみて、有名やし。

セシル:(コロコロ)+40%?じゃあ成功。

GM:ん、じゃああの鎧は、この国の近衛騎士団の甲冑やって分かったわ。

セシル:ダナーンの近衛騎士団ってこと?

GM:うん。で、この騎士団の団長が、さっき言ってた“血煙の騎士”やねん。だから“血煙の騎士”の直属の部下と思っといて。

セシル:はいはい。

GM:悪名高い、あまりいい噂はないけどな。で、広場に集まった、と。じゃあ騎士が叫ぶわ。

騎士(GM):「この中で戦える者はいるか?!」

セシル:……うわぁ〜…出たくねぇ〜…。

GM:(笑)

村人(A):「あ、あの〜…セシルさんがぁ〜…」

村人(B):「あ〜あの人冒険者なんですよぉ〜」

GM:チクリがおった!(笑)

村人(A):「いっつもお世話になっておりまして〜」(笑)

騎士(GM):「よぉし、そこの女、前に出ろ!」

セシル:「…ちっ、仕方ないわねぇ〜…」前出た。「何なのよ?」

GM:じゃあその騎士は、あんたを上から下まで見て、ん〜…って顔してるけど、

騎士(GM):「よし、まぁお前でいい。ちょっと来い」

GM:って言って、村長の家まで連れていかれるわ。あと、村の男が2,3人も、かな。

プレイヤーD:ガタイの良さそうなのをね。

セシル:…まぁ、強そうやし、従おか。

プレイヤーB:長い物には巻かれろ主義や。(笑)

GM:じゃあ村長さんの家に行った。そこで、騎士が上座に座って、村長が隣に座ってて、あんたらが向かいに立たされてるわ。

騎士(GM):「え〜お前達に来てもらったのは他でもない、“血煙の騎士”殿の噂は知っているな?」

セシル:「あぁ、はい、知ってますよ」

騎士(GM):「うむ、今度大規模な戦いがあるから、臨時でお前達を雇ってやろうということだ」

セシル:「はぁ…ありがとうございます」

騎士(GM):「一日辺り、金貨100枚」

村人(A):(即)「お世話になります」

GM:早!(笑)

セシル:金貨100枚…100Gってこと?

GM:そうやな。で、相手の首に合わせて、特別報酬もあるって感じ。

セシル:ああ、なるほどね。

騎士(GM):「どうだお前、やらないか?」

プレイヤーA:(背もたれにもたれかかって)やらないか?

GM&セシル:(爆笑)

GM:え〜、村の男達は徴兵やから強制な。自分は一応、傭兵やから選択させてもらえるけど。

セシル:…“血煙の騎士”の噂って何やったっけ?

GM:残虐非道で、刃向かう者には容赦ない。宰相の腹心の部下。

セシル:…が、何しようとしてんの?

GM:マスターの話聞いてなかったんかい。(笑)

セシル:酔っ払ってて。(笑)

GM:大規模な戦いがあるって言ってたやん。

セシル:あぁ、反乱があるかもしれんから、ってやつか。

GM:そうそう。で、騎士がやってきて、戦力になりそうな人間を見繕ってんねんやん。

セシル:あ、なるほどなるほど。はいはい、それなら分かった。「報酬があるなら、参加させてもらうわ」

GM:はいはい、じゃあ他の男達と行くことになったわ。

セシル:…いいんかなぁ、これで…。

GM:はい、じゃあ次の日になったで。その地方の州都にある駐屯所に連れて行かれるわ。で、そこには騎士がざら〜っと並んでて、さすがに“血煙の騎士”ラッセンには会えへんけど、その部下…名前何がいい?

プレイヤーA:ラッセン……じゃあクリスチャン。

GM:クリスチャン……じゃ、クリスっていう女騎士がいるわ。有名ではないけど、小隊長くらいの人。

クリス(GM):「では我が国の為、参加してもらおう」

セシル:「はい」

GM:で、その反乱するって言われてる人が、その辺りの領主で…名前忘れたけど、確か元王の弟やねん。公爵やな。

セシル:その人が反乱起こそうとしてるから、その人と戦えってことやな?

GM:そういうことやな。

セシル:「ま、報酬あるし」所詮、傭兵やし。

GM:はいはい。

クリス(GM):「もしこの戦いで名を上げることができれば、近衛騎士団への昇格も考えよう」

セシル:「分かりました、頑張ります」

クリス(GM):「うむ、頑張りたまえ」

GM:まぁ、そんなこんなでしばらく時間が飛ぶけど…何かすることある?

セシル:ん〜、特になぁ。家族もおらん、独り身やし。

GM:今は州都やから、そこそこの街やで。噂とかも聞けるやろうし…。

セシル:あ、じゃあ噂とか聞いてみよ。

GM:はいはい、じゃあ誰からどんな噂を聞く?

セシル:ん〜…【聞き耳】とかいう能力あんねんけど。(笑)噂をこっそり聞いてみる。

GM:あぁ、いいよ。…普通に話しかけてもいいと思うけど。普通に傭兵同士とかなら、仲間意識とかもあるやろうし…よっぽど嫌われてないかぎり。(笑)

傭兵(A):「ったく、またあのセシルかよ…」

傭兵(D):「あのアル中め…」

傭兵(A):「あいつ、こないだ剣握ってても手震えてたぜ?」

GM:(爆笑)

セシル:水袋にはいつも酒が入ってんねん。(笑)(コロコロ)あ、ちなみに判定失敗したわ。

プレイヤーD:何も聞けてへんやん、アルコールに負けて。(笑)

GM:“酒まみれ”のセシルやな…じゃあ、今回の戦争は元々勝てる戦争で、しかもあの“血煙の騎士”まで参戦するから、絶対勝てるやろ〜と…。

セシル:全員、タカくくってるわけや。

GM:そう、楽勝雰囲気やな。

セシル:ん〜、なるほど……まぁ他はいいか。飛ばしてくれていいよ。



3:開戦の狼煙、明日への視点


GM:はいはい、じゃあ何日か経って、出陣の声がかかって…。

プレイヤーD:ブフォォ〜♪(法螺貝)

GM:そう、戦争開始やな。つっても、そんなに言うほど大人数でもないねんけど。何千人規模や、それが行軍しました、と。で、それが領主の城に着きました。もう戦争自体は本当に楽勝。ウワーっていって、ガーンっていって、グワーンってなって…。

セシル:うわぁ〜…戦争をバカにしてるかのような説明やな。(笑)じゃあ参加するよ。

GM:はいはい、じゃあ何でか知らんけど、上手いこと城の中に侵入できた、と。城っていうか、館みたいなもんやけど。

セシル:じゃあ館の中を奥へ進んで行こか。

GM:はい、じゃあダレてくるから、そろそろ戦闘入れよか。敵兵が現れた!

敵兵士(B):「ぐぉぉっ!」

セシル:「邪魔よ!」

敵兵士(B):「失せろ、酔っ払い!」

セシル:「何で知ってんのよ!」(笑)

GM:イニシアティブ(いっコロ)

セシル:(いっコロ)6。

GM:あ、じゃあこっちから。斬りかかるわ(コロコロ)成功。

セシル:この防御技能で避けんねんな?(コロコロ)失敗。

GM:あら、じゃあ10点。

プレイヤーB:高!

セシル:うわ、5点も通った…攻撃〜(コロコロ)14、は普通に当たりやな。

GM:回避…こんなん絶対無理やろ〜…(コロコロ)あ〜無理無理。

セシル:えっと、11点。

GM:はいはいはい、ズバッときたな。次のイニシアティブ(いっコロ)6。

セシル:(いっコロ)3。

GM:こっちから、斬る(コロコロ)当たってんで。

セシル:えっと避け(コロコロ)無理です!

GM:ダメージは6点。

セシル:じゃあこっちやな(コロコロ)攻撃当たってます。

GM:(コロコロ)あぁ、避けれん、避けれん。

セシル:12点!

GM:うぉ、やられた!

セシル:「邪魔よ!」

GM:まぁ一般兵士やしな。はい、じゃあそんなこんなで奥に進んでいった、と。で、いかにもな王座の間っぽいところに着いたで。

セシル:領主、いる?

GM:うん、いるで。

プレイヤーB:一番乗りや…。

セシル:「領主!貴様の首、貰いうけに来た!」

領主(A):「ふふん、片腹痛いわ!」

プレイヤーD:急に領主になった。(笑)

GM:しかもまた悪役ぽい。(笑)領主は凄い落ち着いた感じの渋いおじさんやで、めっちゃ男前やし。

プレイヤーD:あとは取り巻きが2人いるくらい?

GM:そうやな。

領主(GM):「お前達、下がれ」

取り巻き(A&B):「「はっ」」

領主(GM):「若者よ…何を生き急いでいるのだ…もっと他に目を向ける所があるのではないのか?」

セシル:「他に…?私には生活がかかっているのよ!

プレイヤーA:いっぱい、いっぱいや。(笑)

領主(GM):「もっと、明日の方へと目を向けるのだ」

セシル:「明日…どころか、今日の夜食べるのがいっぱいいっぱいなのよ!」(笑)

プレイヤーA:ほんまにその日ぐらしやな。(笑)

セシル:「食べることができなければ、盗むこともある!」

プレイヤーD:普通に犯罪者やん。(笑)

GM:一切れのパンの為に人殺すんやろ。(笑)

領主(GM):「しかし…理想を失っては、お終いだぞ?」

セシル:「…………」

領主(GM):「見たところ、冒険者の様だが?」

セシル:「…そうだ」

GM:何で急に口調が変わんの?(笑)

領主(GM):「ならば、崖へ行くがよい」

セシル:「崖…というのは、あの亀裂の入った崖のことか?」

領主(GM):「そうだ。あの崖の向こうに、目を向けなさい」

プレイヤーA:…何かお父さんみたいやな。(笑)

セシル:諭されてしまった。(笑)

GM:どうするん?

セシル:「し、しかし!あんたの首を獲らないと私は…立場というものが…」

領主(GM):「私の首を獲るのは簡単だが、それで果たしてお前の将来はあるのか?」

セシル:「確かに…倒したところで、特には…」

領主(GM):「それならば尚の事、崖へ行くがいい」

セシル:「………ということは、私はこの場で見逃してもらっていいのか?」

プレイヤーA&B&D:何であんたが見逃してもらうねん!(笑)

GM:明らかにあんたが追い詰めてる側ですよ。(笑)

領主(GM):「私の命が欲しいというのなら、お前にやろう。だがしかし…まだ他にするべきことがあるのではないのか?」

セシル:「………今は貴様の話、受け入れよう」

領主(GM):「そうか…ならばこの屋敷の奥に用意がある。それを持って行くが良い」

セシル:「かたじけない…」

領主(GM):「只一つ、頼みごとがある」

セシル:「何だ?」

領主(GM):「ワシの息子を、よろしく頼む…」

セシル:「どこにいる?」

領主(GM):「崖の…上だ」

GM:10年前にも亀裂入った時、他の村の若者数人が登ってったって言ったやろ?あれがこの領主の息子やってん。で、まぁ息子の様子、見てきてくれへんか?ってこと。

セシル:「探してみよう」

GM:ん、じゃあ領主の用意してくれた、食料とか水とか…酒の方が良かった?

セシル:いや、水でいい。(笑)

GM:あとは1000G相当の宝石とかやな。あ、あと崖下に行くくらいまでの馬かな。

セシル:「かたじけない…!」貰って行くわ。「お主はどうするのだ?」…何か侍みたいなキャラになってきた。(笑)

領主(GM):「ワシのことはいい、ワシはここで朽ち果てる運命なのだ…この国の行く末を頼むぞ!」

セシル:「分かった…重ねてかたじけない!」

プレイヤーD:完全に侍や。(笑)

GM:ん、で、裏口から出て、崖に向かうねんな?

セシル:そうやな。

GM:じゃあセシルが出て行くのを見届けると、領主は館に火をつけるわ。

プレイヤーD:燃える領主館をバックに駆け抜けて行くねんな。

GM:そうやな。

セシル:「お主のこと、忘れぬ…!」

GM:あんだけ酒飲んでグデグデキャラやったのに。(笑)じゃあ馬を一昼夜走らせて、次の日の早朝に崖に着いたで。

セシル:「よし、ここを登ってみよう…」

GM:ん、じゃあ何やかんやで登りだした、と。

セシル:普通の登っていけんの?

GM:うん、行けるよ。よっぽど鈍臭い奴じゃないかぎり。で、登ること半日ばかり、もういい加減はぁはぁ言い出して、まだかいなー!っていう所で……到着。

セシル:とりあえず…疲れたから保存食食べよう。(笑)

GM:まぁ食べてもいいけど。(笑)そこはちょっと高台みたいになってて、下みたら、もう雲海が広がってるわ。

セシル:おぉ〜、じゃあ今まで見たこともない大陸が目の前に広がってるわけや。

GM:そうやな。目の前には全く知らん大陸が広がってるな。

セシル:「これが…新大陸か…」

GM:認識としては、神々の大陸やけどな。

セシル:あ、そっか。

GM:ただ下の人達が想像していたような、酒の川が流れて、極楽蝶が舞ってて、っていう…。

セシル:あ、そういう風に思ってたんや。

GM:うん、神々の世界やから。でも実際には全然そんなことはなくて、「あれ?これ、さっきまでの続きちゃうん?」っていう感じ。拍子抜け。

セシル:「意外と…拍子抜けだ…」

プレイヤーD:荒野が広がってて?

GM:荒野ではないな、森。森が広がってる。ここで[知覚]振ってみ。

セシル:(コロコロ)92、絶対失敗やな。

GM:あ〜、じゃあ森にちょっと違和感覚えたけど、その違和感が何なのかまでは分からんかったわ。

セシル:そっか…今高台ってことは下りなあかんのか。

GM:下りるって言ってもなだらかな坂やけどな。

セシル:ああ、なんや。じゃあまず何よりも、息子探したらんとな。

GM:じゃあまずは村とか探さなな。

セシル:ってことは、このなだらかな坂を下りていくってことやな。

GM:うん。じゃあしばらく行って…行けども行けども森の中。

セシル:行けども行けども…ここは迷いの森か?!

GM:『ハンター』やったな、[知覚]+20%でやってみて。

セシル:+20%(コロコロ)まぁそれでも失敗するんですけどね。(笑)

GM:あぁ〜、じゃあ相変わらず何か違和感感じんねんけど、原因が分からへんままやな。で、そのまま夜になったで。

プレイヤーB:ハマったな…。

セシル:いかん…そろそろ食料が尽きてきた…。(笑)

GM:え、いや、保存食×1で1日3食分やで?

セシル:あ、そうなんや。じゃあまだ大丈夫か。『ハンター』やねんから、テント張るくらいはできるよな?

プレイヤーB:野営?

セシル:そう、野営。

GM:じゃあもうちょっと具体的に野営の仕方教えて。どうするん?

セシル:【サバイバル】ってのを使う…あ、これ自動成功か。『野外生活において知っていて当然の専門知識なら、当然のように使える』やってさ。

GM:あぁ、はいはい。じゃあ…まぁ普通のことやな。

セシル:うん。テント…は持ってないか。適当に葉っぱ集めてベッドにして、火をパチパチしながら…。

GM:ああ、火をパチパチさせるんや。OK,OK。じゃあ人影が…何か気づく技能ある?

セシル:【殺気感知】ならあるけど…。

GM:あ、それいいよ。

セシル:(コロコロ)やった、01!

GM:無駄にクリティカル!(笑)じゃあ凄い敏感に感じ取ることができたよ。複数の足音が近づいてくるわ。

セシル:(剣に手をかけ)「何奴?!」

プレイヤーD:武士や。(笑)

GM:じゃあその「何奴」って声で足音がびくって止まるわ。はい、一言ずつどうぞ。

プレイヤーA&B&D:………え?(不意を打たれた)

GM:あんたらは不意打ちする気やったのに、先に感づかれてん。

プレイヤーA:不意打ちする気やったんや。

GM:うん。何か言う?

プレイヤーD:ん〜…まさかいきなりこっちに振られるとは思わんかったから。(笑)

プレイヤーA:何も考えてなかった。(笑)言葉って分かるん?

GM:最初は…分からへん。

プレイヤーA:「☆〜♪@m?・・〜!!」

GM:そう、まさにそんな感じ!(笑)

プレイヤーD:「どうする?バレたけど…」とか相談してみる。

プレイヤーB:「〔スリープ・クラウド〕、バレたけどやってみよかな…」

プレイヤーA:「あ〜…サラマンダーがそこにいる〜…」

プレイヤーD:「焚き火見てるんかい!」(笑)

GM:あ〜、じゃあここで一回場面変えよっか。(笑)

プレイヤーA&B&D:そうして。(笑)



4:“獣の牙”、森での出会い


GM:はい、じゃああんたらは、獣の牙に所属する団員やな。で、今日も今日とて団長に呼び出されて、

団長(GM):「この無駄飯食らい共が…ここでグダグダするんだったら、見廻りの一つでもしてこーい!」

GM:って追い出されんで。

プレイヤーA:「はぁ…」

プレイヤーD:やる気ない生返事やなぁ〜。(笑)

GM:じゃあまず、自己紹介からいこっか。

プレイヤーA:じゃあ俺から。名前はシルヴィーノ

GM:またなんちゅーか…。(笑)

プレイヤーD:分かりやすくていいやん。(笑)

セシル:ちょっとイタリアっぽくなったな。(笑)

プレイヤーA(以下 シルヴィーノ):種族はバードマン、クラスは『シャーマン』、セカンドクラスは『ビーストマスター』、大鷲フォルティノを信仰してる。年齢は22歳やけど、20年間精霊とだけ話す引きこもりやった。

他4人:(爆笑)

プレイヤーB:え、何歳から?

シルヴィーノ:もちろん、生まれた時から。

プレイヤーB:親とも?(笑)

シルヴィーノ:ずっと殻に籠っててん、文字通り。(笑)

プレイヤーD:さすが鳥。(笑)

シルヴィーノ:で、唯一凄く仲良くなってた風の精霊シルフがおってんけど、20年目でそいつがどっか行って行方不明になったから、それを探すツテとして獣の牙に所属してん。で、2年経っても相変わらず人と話すのが苦手なキャラ、以上。

GM:はいはい。(笑)お次は?

プレイヤーD:えっと、名前はティアル、意味は青、男で年齢で23歳、クラスは『レンジャー』でセカンドクラスが『ビーストマスター』の、双面の狐スマーシュの部族。

GM:…ちょっと待って!

プレイヤーD(以下 ティアル):ん?

GM:この時代…双面の部族は敵や…。じゃあ双面の裏切り者ってことで。故あって、部族追い出されたことにしよう。

シルヴィーノ:2重スパイとかでもよさそうなもんやけど…。

ティアル:2重スパイ…ってことは、ウチ結局は敵やん。(笑)追い出されたってことでいいよ。

GM:うん、はみ出し者ってことで。

ティアル:あ、じゃあ逃げだしてきて、行き倒れてたところを獣の牙に拾われたってことにしとこう。で、今はまだちょっと迫害されつつ、ショウモナイ任務押し付けられたりしてるってことで。

GM:はいはい、愚連隊やな。

シルヴィーノ&ティアル:愚連隊…。(汗)

GM:はい、じゃあお次〜。

プレイヤーB:……設定、どこまで喋っていいもんかなぁ。

GM:別に隠すようなこと、ないやん。

プレイヤーB:え、でも、本性バレて嫌われたりするかもしれんやん。

GM:確かに蛇の部族とかには嫌われるかもしれんけど、言ってしまえば獣の牙なんてそんな奴らの集まりやん。

プレイヤーB:それもそっか…。名前はナリアで、年齢はン百17歳。種族は人間で、出身地方はとりあえずはフィンガル地方、実際はダナーンやけど。熊さんに育ててもらった。クラスは『ソーサラー』で『ビーストマスター』、神獣は超レアなフーズィさんです。何で今まで生き残ってたかというと、何やらかんやらで封印されてて、12年くらい前に封印が解けて…。

GM:出てきた、と。

プレイヤーD(以下 ナリア):そうそう。で、他にも生き残ってるフーズィの仲間を探すために、獣の牙に所属してる。

GM:はいはい。で、まぁそんな愚連隊3人組に…。

ティアル:あくまで愚連隊なんや。(笑)

GM:一応改めて説明しとくと、この獣の牙っていうのは、ベルディア地方にいるバルバスの猛虎の民と暗黒の民の連合軍、あとこいつらに降伏した双面の部族を始めとする他の部族達と、戦争中なわけや。で、獣の牙っていうのは各部族のはみ出し者が傭兵として集まって連合して、帝国軍と戦ってるっていう話や。

ティアル:降伏してんのか〜…。

セシル:帝国軍と獣の牙、ね…はいはい。

GM:この神獣の民っていうのは凄い閉鎖的な人たちで、部族同士でもなかなか交流がないねんやん。で、唯一あったのが双面の部族やってん、商売とかが得意な部族やったから色んな所廻ってて。でも奴らが裏切ったせいで連絡網がズタズタになって、んで苦戦を強いられてんねん。そもそも獣の牙を作ったのが双面の部族やってん、あまり大きくない弱い部族やったから。得意なんは二枚舌なとこだけで、戦争とかはあんまり得意じゃなかったから。それで帝国に対抗するために他の部族を言いくるめて、あちこちから傭兵を送ってもらってできたのが獣の牙やねん。

セシル:なるほどね〜。

GM:でもその張本人が裏切って降伏して、余計指揮系統が色々あってんけどズタズタにされて、獣の牙ってのはあちこちの地域にあんねんけど、それぞれ孤立して苦戦強いられてんねん。で、最近この辺りにもベルディアの帝国兵が…言うてもゴブリン程度やねんけど、妖魔の類がちらほら見られるから、こうやって斥候行って来いっていう話になんねん。

セシル:なるほど、分かりました。

GM:で、その任務をしてるところで夜になって、森を歩いてたら、火が燃えてたと。そこでこれは只事じゃないっていうんで、近づいてったら……訳の分からん言葉で話しかけられた、と。これでさっきに繋がるわけや。

セシル:あぁ、ここで「何奴?!」になるわけか。

GM:そうそう。

ティアル:「いきなり何か、訳の分からん言葉で話しかけられた!」

ナリア:「もしかして…あれが暗黒の民?」

GM:あ、ティアルは[知覚]+40%で判定していいよ。

ティアル:+40%?00出んかぎり成功やで(コロコロ)うん、成功。

GM:ああ、じゃあ一時期ベルディアの方に行ったことあったか何かで、聞き覚えあったで。ベルディアの民と同じ言葉話してるってのが分かったわ。

GM&シルヴィーノ:つまり敵やな。

セシル:えぇ?!(汗)

ティアル:あ〜、そうなるわな。

セシル:あ、あの〜…一人羽生えてる人いんねんけど…。

シルヴィーノ:ん?

セシル:そういうのも見たことないの?

GM:見たことないよ。

セシル:ダナーンには人間しかおらんの?

GM:人間、エルフ、ドワーフだけ。

セシル:なるほど…「その羽、毟り取ってやる!」

シルヴィーノ:わっさ、わっさ。(挑発)

ティアル:こっちとして敵と見なして、生け捕りにして連れて帰って拷問かけようとか、そんな感じなんかな?

シルヴィーノ:とりあえず…爪からでいいんじゃないですか?

セシル:えぇぇ〜?!爪は…爪はぁ〜!

シルヴィーノ:けじめをつけなさい!

セシル:おねぇ、止めてぇ〜!(笑:ここまでが、ひぐらしネタ)

ティアル:「よし、拘束するぞ!」

シルヴィーノ:「はぁ…めんどくさ…」

ナリア:〔センス・マジック〕で、辺りに何か潜んでないか見る。

GM:ん、特にないで。

ティアル:どうする?分散して囲む?全員で突撃する?

シルヴィーノ:クリティカルでバレてるし、各個撃破は避ける。

ナリア:全員でいいよ。

ティアル:分かった。じゃあ武器抜いて、前に立ちふさがる。

シルヴィーノ:弓構える。

GM:ん、じゃあセシルは、訳の分からん言葉を話してる3人が武器構えてるけど。

セシル:それはもう戦うしかないでしょ〜!(笑)

ティアル:言葉は聞き覚えあるだけ?こっちは話されへん?

GM:あ〜物凄い片言なら話せる。

ティアル:「武器捨テテ、降伏シロ!」

GM:もっともっと片言。

セシル:「コウフク・シロ!」

GM:まだまだ。

シルヴィーノ:「ブキ、ステル、コウフク、スル」

GM:そんな感じ、そんな感じ。

セシル:「コウフクー、シナイー」

GM:それはE・Tや。(笑)

セシル:E〜…。(笑:人差し指突き出す)

シルヴィーノ:T〜。(笑:人差し指あわせる)

ティアル:仲良くなっちゃった!(笑)

GM:宇宙人扱いか。(笑)で、どうする?降伏の意思はないみたいやけど。

ナリア:イニシアティブやな。

シルヴィーノ:やっちまうか。

ティアル:仕方ないな。

GM:誰が振る?

ナリア&ティアル:リーダー。

シルヴィーノ:…いいん?引きこもりやで?

ティアル:あかん気がしてきた!(笑)

ナリア:じゃあ振るわ。(笑)(いっコロ)3。

セシル:(いっコロ)2。

ティアル:またどっちも低いしなぁ。(笑)

ナリア:こっちからや。(笑)

GM:今は20mくらい離れてると思ってな。

ナリア:有効範囲100mの〔スリープ・クラウド〕、モクモクモクモク…。

GM:セシルは抵抗してみぃ、失敗したら寝てまうで。

セシル:うそぉ〜…(コロコロ)お、13、耐えた!

ナリア:「えぇ?!」

ティアル:「何者、こいつ?!」

ナリア:MP6も使ったのに…。

シルヴィーノ:「…これぁ、多少手荒なことしても仕方ないよなぁ」

ティアル:「やっちゃいましょう!」

セシル:うわぁ〜…。(笑)

GM:あ、ちなみに1ラウンドでは10mまで動けるから。

ティアル:あれ、まだ届かへんやん…。

GM:で、命中修正にマイナスくらうけど、全力移動を選択したら50mまで動けるんやと。

ティアル:なるほど…とりあえず魔法で弱らせてよ、まだ届かんし。

シルヴィーノ:はいはい、じゃあせっかく目の前に焚き火もあることやし…サラマンダー!〔ファイア・ボルト〕だ!

ティアル:完全殺す気?!(笑)

シルヴィーノ:敵だからいいんだよ!(笑)はい、抵抗して。

セシル:(コロコロ)93、絶対失敗やな〜。

シルヴィーノ:魔法の4点、装甲点無視な。

セシル:「あ、熱いっ…!」

ティアル:…僕か……9m移動する!

GM:…あ、バードマンは飛んでたら移動力2倍やってさ。

シルヴィーノ:早…まぁ今は夜やし、森の木邪魔やから飛ばんけど。

GM:それもそうか…。え、で、9m移動?

ティアル:うん、剣抜きながら近寄る。

セシル:「何か近づいてきたぞ、こいつ…!」

ティアル:だぁって、降伏する気なさそうやもん。実力行使ですよ。

セシル:…で、こっちの番やな?

GM:うん。

セシル:よぅっし、今近づいてきた奴を返り討ちにしてやる!

GM:えっと移動して攻撃したら−20%で、全力移動して攻撃したら−40%やって。

セシル:じゃあ移動して…ん?9m移動したってことは…あと11m?

ティアル:ふふふ…1ラウンドで動けるのは10mまでだよ。

GM:1mくらい、剣の長さで届くやろ。

シルヴィーノ:だな、伸ばした腕の長さ+剣のリーチは1m以上は余裕である。……迂闊だったな。(笑)

ティアル:いいよ、別に…それでも−20%やし。

セシル:(コロコロ)あ〜、これは失敗や…スカッ。

ティアル:よっし、近づいてきてくれた!イニシアティブや!

ナリア:(いっコロ)4。

セシル:(いっコロ)9!

ティアル:先攻取られた?!また殴られる…。

セシル:じゃあこのまま、狐っぽい奴に攻撃。(笑)

ティアル:いやいや、見た目は人間やから。(笑)

GM:いや、分かるよ。服装が狐の尻尾とか毛皮でできたやつやし。

ティアル:あ、そうなんや、モコモコや〜。

セシル:これは普通に判定やんな?(コロコロ)21、よし成功。

ティアル:防御…回避か(コロコロ)ん、無理、95。

シルヴィーノ:絶対失敗か。

セシル:えっとダメージが6点!

ティアル:あ〜3点通った〜…。

シルヴィーノ:じゃ、こっちのターンやな。ナリア、どうぞ。

ナリア:じゃあちょっとだけ近寄って〔スリープ・クラウド〕。

ティアル:ちょっ、僕も巻き込まれる…!(汗)

ナリア:その辺は避けてやるよ…半径5mの範囲を調整すればできるよな?

GM:ん〜…まぁ上手いこと巻き込まんかったってことでいいか。

ナリア:まぁ寝ても、蹴り起こせばいいし。

ティアル:敵が目の前にいるのに?起こされる前にズンバラリですよ。

シルヴィーノ&ナリア:その時はその時や。

GM:うわぁ…。(笑)

セシル:抵抗やな…(コロコロ)あ〜、あかんわ、寝た。

GM:{集中力}っていう手もあるで?{集中力}以下の目が出れば成功に変えれんねん。

セシル:あ、やってみる(コロコロ)やっぱ、あかんわ。

GM:あぁ、じゃあ寝たな。

ティアル:よっし…。(安堵)

セシル:一体、どうされてしまうのかしら…。



5:異世界からの来訪者


ティアル:とりあえずは武装解除だ!

ナリア:シルヴィーノ、アレ運んで〜。

シルヴィーノ:え、何で俺?

ナリア:ナリアちゃん、[筋力]4だもん♪

シルヴィーノ:俺だって4だよ!(笑)

GM:何やその非力争いわ。(笑)

シルヴィーノ:というわけで、必然的に運ぶのはあんただよ。

ティアル:俺か?!

GM:ティアルは…『レンジャー』か…『レンジャー』で一番力強いんや。(笑)

シルヴィーノ:非力パーティだなぁ。(笑)

ナリア:とりあえず縛ろう、誰か縄ある?

シルヴィーノ:あぁ、ロープなら20m買ったよ。亀さんぽく縛るか。(笑)

セシル:あ、あの、特性油なら持ってますので、これを…。

GM:何の話や。(笑)

セシル:潤滑油にもなるらしいから。(笑)

GM:潤滑の意味が違うわ。(笑)

ティアル:んじゃ、とりあえず縛って連れて帰ろうか。

ナリア:そうやな、獣の牙まで連行やな。

シルヴィーノ:引きずってこ、ズリズリズリ…。

セシル:ZZzzz…。

ティアル:寝てる。(笑)

ナリア:もう縛ってるし、叩き起こそ。「自分で歩け、この野郎!」ゲシゲシ!(蹴ってる)

セシル:「はっ、縛られてる…!私、縛られてる…!」

GM:何興奮してますのん。(笑)

ティアル:「じゃあ僕が、こいつが変な動きせんか見とくから、あんたこの武器とか持っといて」

シルヴィーノ:「ん〜」

GM:じゃあそれを渡されたシルヴィーノは、見たこともない材質の武器やって思った。

シルヴィーノ:「これ…売ったらどのくらい…」あ、売るって概念ないんか。

GM:無いなぁ。

ナリア:自分で使おうかなぁ、とか。

シルヴィーノ:「こんなもん、俺にはとても振れねぇなぁ、重てぇ」(笑)

GM:まぁ切れ味とかが、凄いのは分かる。

シルヴィーノ:「あ、これはいい仕事してますねぇ〜」

GM:鑑定団や。(笑)はい、じゃあ砦に戻ってきたで。

セシル:うわ、来てしまった…。

シルヴィーノ:「団長、お土産〜」

ティアル:即、献上。(笑)

GM:じゃあまたちょっと説明になるけど、この獣の牙は一番上に団長がおんねん。この団長ってのは代々獅子ディレーオンの鬣の部族が団長になんねん。

セシル:ディレ…。

シルヴィーノ:ライオンな。

セシル:あぁ。

GM:で、その下に百人隊長っていう隊長クラスの人が何人かいて、その他は皆一般兵やねん。だから階級は2つ、いや3つか。

セシル:単純やな。

GM:うん。で、その百人隊長っていうのは…。

セシル:隊長が100人いるのではなく?

GM:うん、一人で敵100人を倒せるくらいの猛者やねん。あと、部下が100人いるわけでもない。特に強い戦士を指して、そういう呼び方されてるってこと。敵が攻めてきた時は、この百人隊長が適当に部下選んで戦いに行くっていう感じ。だから指揮も何もない、適当なやり方。

ナリア:とりあえず団長の所に行く。

ティアル:「団長、団長、こんなのがいましたぁ〜!」

シルヴィーノ:「団長、只今パトロールより戻って参りました」

団長(GM):「おぉ、よく戻ってきたな」

ナリア:「団長、こんなのを拾ってきました〜」

団長(GM):「どれどれ?」

ティアル:差し出す。

GM:セシルは起きてんねんな?

セシル:うん。「異国に来て捕まるとは…不覚!こうなれば、腹を割くしか…!」

ティアル:縛られてるくせに。(笑)

シルヴィーノ:「どうします?油、ロウソク、縄ならありますけど?」

ティアル:何する気?!(笑)

ナリア:「こいつ、暗黒の民と同じ言葉を話していたんです!」

GM:あぁ、じゃあ『ソーサラー』やし、言葉分かるかもしれんし…何か技能ない?

ナリア:…【教養】がある。クリスタニアで使われてる言語は普通に話せるらしい。

GM:あぁ、そんなんあるんかい。じゃあ普通に話せるわ。

シルヴィーノ:…話せるなら、争う必要はなかったんじゃないだろうか…。

GM:ま、今気づいたしな。(笑)

ナリア:最初から、戦闘状態やったからな。

シルヴィーノ:俺達次第だった気が…まぁいいけどな、別にどうでも。(笑)

ナリア:ま、話し合う気もなかったし。じゃあ言葉分かるし、話しかけるわ。「どこから来たの?」

セシル:「あの崖の上からよ」

GM:反対、反対。(笑)

シルヴィーノ:めっちゃ登ってたやん。(笑)

ティアル:頂上がここや。(笑)

セシル:「あの崖の向こう側からよ」

ナリア:「向こう側?向こう側からなんて、来れるハズないでしょ!」

セシル:「ん〜…よく分からんが、とにかく登れたのだ!」

ナリア:「登れたって……団長、もしかして?!」

団長(GM):「うむ…確かに。明日にでも視察団を派遣しよう。今日のところはお前達、休みなさい」

ナリア:「はぁい」

ティアル:「了解〜」

シルヴィーノ:「この女、どうします?」

団長(GM):「地下牢にでも放り込んでおけ!」

シルヴィーノ:「了解です」

ティアル:「はぁい」

ナリア:「この女!」ゲシゲシ!

ティアル:あんた、何かさっきからえらい敵意出してんな、女同士やのに。(笑)

セシル:「く、くそぉっ…!」

ティアル:チンピラみたいになってる…。

ナリア:ン百年も封印されてたから、ストレス発散させたねん!(笑)

シルヴィーノ:ン百年も寝れて、ストレスはむしろ溜まらんやろ〜。(笑)

ティアル:「はいは〜い、こっち来てね〜」

セシル:…ま、従うわ。

GM:はいはい、じゃあ次の日になった、と。

シルヴィーノ:様子見に行く。生きてるかなぁ〜?

ティアル:そら1日くらいじゃ死なんでしょ。(笑)牢の中やから、もう手足も自由なんかな?

GM:まぁそうやな。

セシル:自由にしたわね…?自害してやる…。

全員:(爆笑)

GM:どんどん武士になってってるやん。(笑)

ティアル:舌とか噛み切んねんな。(笑)

セシル:武士の名誉の方が大切やった。(笑)

シルヴィーノ:「食事の時間だ、起きろ。ってかパンやるから落ち着け」(笑)

GM:じゃあ団長も一緒に見に来たわ。

ティアル:3人一緒に…完全にウチら取り巻きやな。(笑)

GM:それは仕方ない、部下ABCや。(笑)じゃあナリア、通訳したってな。

ナリア:はいはい。

団長(GM):「女、お前、下の世界から来たらしいが、どうなっているんだ?」

ナリア:「どうなっているんだ?」

セシル:「下?下とはどこのことだ?」

団長(GM):「お前達の住んでいる世界のことだ」

ナリア:「貴方、あの半島から来たの?」

GM:意訳してる…。(笑)

ナリア:キャラ的にもそこは興味津々やからな。

セシル:「まぁ、そうだな。何か登ってこれたから…」

団長(GM):「そ、そんなバカな…!」

ナリア:「でも…私はよく知らないけど確か昔にも同じような人達が…」

団長(GM):「それもそうだな…よし、お前達、ちょっと行って見て来い。女、お前、道案内をしろ」

セシル:「…私を解放してもいいのか?」

GM:誰も解放するとは言ってませんよ。(笑)

ティアル:当然縛ったまま行くよ。その間丸腰になるけど、いいんかな?

シルヴィーノ:いいよ、別に。

GM:ちなみに片道2、3日くらいかかるから。

ナリア:結構遠いねんな…馬とか貸してや。

GM:馬…馬…残念ながらないな、歩いて行きなさい。

ナリア:え〜…じゃあちょっと飛んで見てきてぇや。

シルヴィーノ:俺一人かよ。(笑)

ティアル:道案内はどないすんねん。(笑)

ナリア:あ、そっか…まぁ私も興味あるし、行くか。

シルヴィーノ:「というわけで、行きます」

団長(GM):「うむ、頼んだぞ」

GM:じゃあまた2,3日かけてえっちらおっちら行くわけや。

ティアル:「女の世話は任せたよ〜ん」

ナリア:「ほら、さっさと歩け!」ピシピシ!(鞭叩き)

セシル:「…殺す…いつか殺す…」(笑)

シルヴィーノ:「あ〜…眠…」

GM:とても友好的とも、まとまりがあるともいえへんな。(笑)せっかくの機会やから、根掘り葉掘り聞けばいいのに。

ナリア:あ、そっか。「今は半島ってどうなってるの?」

セシル:「どうって…こないだ大きな地震があって…」

ティアル:僕は少しは言葉分かるんかな?

GM:片言やけどな、単語単語で拾えるくらい。

シルヴィーノ:まったく無視して、その辺の精霊と話しとく。

GM:そもそもやる気がない、と。(笑)

ナリア:引きこもり〜。(笑)

シルヴィーノ:傍目から見たら、一人でブツブツ喋ってるだけに見えるっていう。(笑)

ティアル:「ほら、飯作るから手伝え!」

シルヴィーノ:「サラマンダーさん、あの干し肉焼いて…あいつごと」

ティアル:「こらー!」(笑)

ナリア:ウチは下の世界が建国してることとかも知ってていいの?

GM:え、知らん知らん。ルーミスが結界張ってて、下の世界はまったく見えんかったし。はい、そんなこんなで崖に着いたで。

ナリア:「あの地方、どうなったの?」

セシル:「どうなったって…地震があった」

ナリア:「貴方が来たってことは…他にも誰か登ってくるの?!」

セシル:「え?…どうやろ、知らん」

ティアル:まぁほんまに分からんわな。(笑)

シルヴィーノ:会話がほとんど成り立ってない…。(笑)

ナリア:「もう、いいわ!」

ティアル:一方通行やったな。(笑)

GM:はい、じゃあ着いたで。今までは厚い雲に覆われて見えんかった下が、今は見えるわ。大地が広がってる。

ティアル:「ば、ばかな…」

GM:バードマンは視力はいいの?

シルヴィーノ:鳥目…タレント使えば1km以上向こうでもはっきり見える。

GM:ほぅ、見たかったら見てもいいし…興味なかったら見やんでもいいけど…団長命令は絶対やけど。

シルヴィーノ:…じゃあフォルティノの力借りるか…「すべてを見渡す大鷲の目よ…」〔イーグル・センス〕やな、タレントポイント1消費、と。

GM:はいはい、じゃあ下の方まではっきりくっきり見えるわ。確かに下にも集落とかあって、人が住んでる形跡が見えるわ。

シルヴィーノ:ふむふむ…。

ナリア:「あれが…私達の故郷…」って見えへんのか。

GM:うん、そういう能力がないかぎりは。

ナリア:無い。「何が見えるの?」

シルヴィーノ:「人、家」

GM:(笑)

ティアル:「人がいるの?!」

セシル:「羽生えてんねんやろ?飛んで見てきたら?」

GM:登ってくんの、大変やん。(笑)

シルヴィーノ:「見た感じ、俺と同じような姿の者がいない。そんな所に一人で行く気はない」

ティアル:賢明なんか、ただのビビリなんか…。(笑)

シルヴィーノ:「…だがまぁ、精霊達は落ち着いている。悪い所ではなさそうだ」

GM:まぁそうかな…?

シルヴィーノ:…あ、ちょっとこの辺りはノームが騒がしいかな、崖崩れたし。

GM:ん〜それもやし、戦争あったから悲しみの精霊の姿が結構見えるわ。

シルヴィーノ:あ、そっか…。「どこも同じだな…どこも争いばっかりだ…やっぱりこの世界に救いはない…俺は引きこもる」

ティアル:そこに繋がるんや。(笑)まだ亀裂はあんねんなぁ?

GM:うん、あるよ。

ティアル:「うわぁ、こんな所にこんな亀裂が…しかも本当に下りれそうな…これはやっぱり急いで報告しないと!帰ろう!」

GM:じゃあまた2,3日かけて、えっちらおっちら…。

セシル:しかもその間、縛られっぱなし。(笑)

GM:ほんまや。(笑)

ナリア:「あ、飛んで先帰って報告しといて〜」

シルヴィーノ:「あぁ、そうしようか。じゃ、お先」バビューン。

GM:一人で帰ってきたんや。

シルヴィーノ:「一足先に戻りました!」

団長(GM):「おぉ、どうだった?」

シルヴィーノ:「確かに崖に亀裂が入ってて、下に人々住んでますね」

団長(GM):「あぁ…これは由々しき事態だ…で、あの女は?」

シルヴィーノ:「後から来るんじゃないですか?」(笑)

団長(GM):「えぇー!」(笑)

シルヴィーノ:「いやまぁ、あの二人も一緒ですし」(笑)

団長(GM):「それはそうだが…」(笑)

ナリア:じゃあしばらくして、「団長、帰りましたー」

団長(GM):「おぉ、帰ってきたか。じゃあよし、あの女を連れてこい」

ナリア:「はぁい」

GM:じゃあ百人隊長がズラ〜っと入ってくるわ。

ティアル:うぉあぁ〜…お偉いさん方大集合…。(汗)

ナリア:ガチガチしとく。

シルヴィーノ:ボーっと見とく。

団長(GM):「女、お前の知ってることを全て話すのだ」

セシル:「何だ…?知らぬわ!」

ティアル:武士〜。(笑)

シルヴィーノ:通訳は?

GM:ああ、いらんよ。百人隊長の中にも話せる人はいるしな。

団長(GM):「では、何の為に来たのだ?」

セシル:「何の為…とは言われても……あ、ああ、新しい世界を探しに来た。冒険者だからな」(笑)

団長(GM):「冒険者?何だそれは?」

セシル:「こう……スリルとロマンを追い求める者だ!」(笑)

GM:ちょっと理解できん顔してはるわ。

ティアル:「あんた、何言ってんの?スリル?ロマン?そこら辺に満ち溢れてますが?」

GM:こっちは「他にも何かあるんちゃうか?」っていう顔もしてる。

セシル:「あぁ、他にもある。あの領主の息子を探さないと。10年前にあの崖を登ってきた人間を知らぬか?」

GM:じゃあ全員がザワザワしだすわ。で、百人隊長の一人が「知ってるぞ」って声をあげるわ。

百人隊長A(GM):「あぁ、知ってるぞ。名前をレードンという奴だろう?」

セシル:「何?レードン?…生意気な名前の奴ね」

他4人:えぇぇぇ〜?!(笑)

ティアル:ひっでぇ〜。(笑)

シルヴィーノ:何てこと言いやがる。(笑)

GM:主役やのに。(笑)

セシル:「まぁ、そいつのことだ!」…何か偉そうやな。(笑)

GM:捕虜のくせにな。(笑)

百人隊長A(GM):「その男がどうしたというのだ?」

セシル:「私はその男を捜しに来た!」

百人隊長A(GM):「そうか…あの男なら確かにこちらに来ている、10年前にな。今、どこにいるかは分からんがな」

セシル:「そう……ま、生きてるならいっか」

GM:え、それで納得?(笑)

ティアル:アバウトやなぁ〜。(笑)

GM:あくまで噂やしな、本人かどうかの確証もないから。

セシル:要は会って確かめるまでは探さなあかんってことやな。

GM:そういうこっちゃな。

セシル:別に言伝を預かったわけではないよな?

GM:うん、まぁこの国の行く末を頼むっていうくらいやな。

ナリア:遠まわしに「連れて帰ってこい」ってことの気もするけど。

GM:一応、王位継承者やからな。第3位くらいかな、宰相に命狙われてたけど。

団長(GM):「本当はお前達、こちらに侵略に来るつもりなのではないのか?」

セシル:「侵略?まったく無い、と思うわ。そもそもここがどこなのかも、よく分からん!」

ティアル:…ある意味、凄い正直者ではあるなぁ。(笑)

GM:というか、もう完全にそういう喋り方なん?(笑)

ナリア:男装の麗人?(笑)

セシル:そんな感じで。(笑)



6:敵襲と協力


GM:まぁ、そうこうしてる時に、

見張り(GM):「敵襲だぁー!!ベルディア軍が攻めてきたぞー!!」

GM:っていう声が聞こえてくんで。で、それ聞いて百人隊長が何人か飛び出してったわ。

ティアル:じゃあ僕らも…?

GM:いや。

団長(GM):「お前達はこの女を見張っておけ」

ティアル:「あら?はぁ〜い」

ナリア:じゃあ地下牢に連れていく。

セシル:また牢屋かい…でもこの3人か…逃げ出したろかな。

ティアル&ナリア:えぇっ?!(笑)

シルヴィーノ:じゃあ地下牢に行くまでの廊下で、セシルの胸倉掴んで壁に押し付けだろ。

セシル:えぇぇ〜?!(笑)

シルヴィーノ:「てめぇが仲間呼んだんじゃねぇのか?!」

ティアル:そこまで疑うんや。(笑)

セシル:「し、知らぬ!」

GM:あ、一応ベルディアの民ではないことは、証明されたで。敵兵ではないっていう風に認識されてる。

シルヴィーノ:あ、なんや。じゃあいいや。(ぽいっ)

セシル:あれぇ〜?(笑)

ナリア:客人扱い?

GM:でもない。まだ何しに来たか分からんし。(笑)

ナリア:そか、じゃあ地下牢で。

ティアル:ギィ〜、バタン!

シルヴィーノ:「ま、そのうち収まるだろうから、ちと待っておけ」

GM:あんたは何もせぇへんの?

セシル:とは言われてもなぁ…特に何もできんし…敵襲?知ったこっちゃないわ。(笑)

GM:でも辺りは混乱してんで?

セシル:じゃあそれに乗じて逃げよか?…でも逃げたところで、どうしようもないねんなぁ。

ナリア:えっちらおっちら引っ張って行く。

セシル:…いいや、為すがままにされとくわ。

GM:そ、そうかぁ〜…。(汗)どうしような…あ、じゃあ…その牢屋に向かって歩いてる時に、さっきレードンを知ってるって言ってた百人隊長が近づいてくるわ。

百人隊長A(GM):「おい女、俺達にその力、貸すつもりはないか?」

シルヴィーノ:「隊長…正気っすか?こんな得体の知れない女を…」

百人隊長A(GM):「今は1人でも多くの力が必要な時だ」

セシル:「貸す理由がよく分からん。何でまた急に…」

シルヴィーノ:「理由?それはお前のこの剣と鎧だろう」

GM:つまりはそういうこっちゃ。鉄製の武具はこっちでは珍しいものやからな。

百人隊長A(GM):「お前が俺達の敵ではないということを証明したいなら、俺達に力を貸せ!」

セシル:「なるほど…剣は武士の魂だしな…」

GM:あんた武士ちゃうやん、傭兵やん!(笑)

シルヴィーノ:勝手にクラス変えないでください。(笑)

ナリア:ハンターから武士に、ランクアップやな。(笑)

ティアル:早くも転職か。(笑)

セシル:「ま、剣さえ返してくれるなら、手伝おう」

シルヴィーノ:「手伝うっていうなら、剣を返そう」

GM:どっちが譲歩するか、やな。(笑)

ティアル:「戦う理由がないっていうんなら、戦う理由を作ってあげればいいんですよ、隊長」

百人隊長A(GM):「そうだな、さすがは双面の部族だ」

ティアル:口だけで世渡りしますから。

GM:じゃあその百人隊長に連れられて行くで。

セシル:しかし…ここで勝って信じてもらえて…その後、どないすんねんって話やけどな。

ティアル:いやいや、ここで信じてもらえたら、もっと詳しい情報貰えるかもしれんやん。

GM:まぁすべてはここの戦いが終わってからや。とりあえず勝たな。

セシル:そうやな、よし戦おう!

シルヴィーノ:……えっと、俺も?

GM:当然や!(笑)ビーストマスターっていうだけでも貴重な戦力やねんから。

ティアル:まだ1レベルですけどね。(笑)

セシル:…何か、上手いこと利用されてる感もあるが…。

シルヴィーノ:うん、利用してるから。(笑)

GM:はい、妖魔の部隊が攻めてきた!数はそんなに多くはない、ゴブリンが100くらいやな。

セシル:100?!!!(汗)

ティアル:いや、別にウチらだけちゃうからな?(笑)

ナリア:百人隊長で、何十人単位で倒せるな、ゴブリンなら。

GM:そうやな。自分らの所にゴブリンの1小隊がやってきたわ。5匹な。

ティアル:「5匹、か…」

シルヴィーノ:「やれやれ…」



7:ゴブリン



<1ターン目>

GM:じゃあ戦闘始めよか。

ティアル:イニシアティブ、かな。

シルヴィーノ:「さぁって、お仕事お仕事っと」

GM:まぁ実際これがお仕事やからな、今日の食費を稼ぐための。

シルヴィーノ:「こないだサボったら、食事にミミズ出されたからな…」

GM:むしろ主食ちゃうん。(笑)

シルヴィーノ:人間形態ではキツイやろ。(笑)

セシル:ゴブリンが5匹やねんな?

ティアル:うん、ABCDEやな。

シルヴィーノ:…ゴブリンっていう響きだけで懐かしいな。

GM:ほんまにな。(笑)Aが小隊長で、B〜Dが普通のゴブリンな。小隊長だけ後列で、あと全部前列。そっちは隊列どうする?

セシル:無論、前やな。

ティアル:僕もそうかな、並んで立つわ。

ナリア:後ろ〜、一発殴られたら多分死ぬ。(笑)

シルヴィーノ:セシルの後ろ、怪しい動き見せたらすぐに矢を撃つ。

セシル:何て奴だ…まだ信じてもらえてない…!(笑)「ならば、武勲を立てて示してみせよう!」

ナリア:「…って言ってるけど?」(笑:通訳)

シルヴィーノ:「ふん、では見せてもらおうか…」

ティアル:っていうか、そうか。この2人はまったく会話できへんのか、通訳ないと。

GM:いや、そこでも片言くらいなら分かるで?

セシル:片言かぁ〜…。

シルヴィーノ:「武勲、見セロ。俺、オ前、信用、ナイ」

GM:そう、まさにそんな感じ!(笑)単語を組み合わせる程度の。

シルヴィーノ:俺、案外これ得意。(笑)

GM:何でまた…。(笑)さ、イニシアティブいこか。

ティアル:誰が振る?

シルヴィーノ:セシルでいいよ。

セシル:はいはい(いっコロ)6。

GM:はい、そっちから。

セシル:よし!…どうしよう。

GM:今、自分らとゴブリンの間は10mくらいと思ってな。

ナリア:あ、じゃあ固まってる間に〔スリープ・クラウド〕撃っとく。半径5mやけど、何匹くらい入りそう?

GM:じゃあなぁ…2匹入ることにしよか。このBとCやな。

ナリア:ん、じゃあ〔スリープ・クラウド〕するわ。

GM:はいはい(コロコロ)…20%じゃなぁ…2匹とも寝たわ。

ナリア:これは…何ターンで起きる、とかじゃないねんな。

GM:うん、誰かに起こしてもらわなあかんねん。その代わり、ちょっとした衝撃でいいけど。はい、お次〜。

セシル:他に魔法使える人。

シルヴィーノ:ん〜……Aはめんどくせぇな…Cを起こせる位置にいるのはDか…じゃあDにノームの力借りて〔スネア〕放つ。抵抗どうぞ。

GM:(コロコロ)まぁ成功するはずもなく…どうなる?

シルヴィーノ:こけた、起き上がるのに1ターンな。こけてる間は殴る時、+20%やから。

セシル:じゃあそこですかさずDに攻撃、+20%やったな(コロコロ)…あれ、96で外した。

GM:絶対失敗ですやん。(笑)

シルヴィーノ:…今のはワザと、かな?仲間をかばって…では後ろで弓をキリキリと…。

セシル:違うんです!ごめんなさい!(笑)

ティアル:同じくDに攻撃…+20%やったな…(コロコロ)うん、失敗♪

シルヴィーノ:お前ら…俺のMP無駄にすんな…。

GM:+20%でも当たらんねんなぁ…まぁまだ1レベルやしな。(笑)じゃあゴブリンのボス、Aが石蹴ってB起こすわ。で、Bはこのターンで起き上がる。Dも起き上がってそのまま殴るわ…セシルにやな。

セシル:こっちか。

GM:起き上がりざまやからちょっとマイナスつけて(コロコロ)それでも当たったわ。

セシル:避けてください!(コロコロ)あかん、当たったわ…。

GM:ダメージは5点やな。

セシル:5点?じゃあ丁度ゼロやわ。

GM:あら、じゃあゴブリンがビックリしてるわ。

ゴブリンD(GM):「こいつ、かてぇぞ!」(笑)

セシル:「効かないね!」

GM:で、EはCを起こして、Cが起き上がって終わりかな。


<2ターン目>

GM:はい、イニシアティブ。

セシル:(いっコロ)4!

GM:振りなおし。

セシル:(いっコロ)9!

GM:はい、そっちから。

ナリア:ティアル、防護点なんぼ?

ティアル:ん?3点。

ナリア:じゃあ〔ボディ・プロテクション〕かけたるわ、今から10ターン中は+2点な。

ティアル:おぉ、ありがたい。じゃあ先に殴るよ、目の前にいるBやな(コロコロ)95…当たる気がせぇへん…。

セシル:よぉっし、じゃあこっちも目の前のDを…。

シルヴィーノ:その前に援護射撃、もっかい〔スネア〕でこかしたるわ。

GM:(コロコロ)ん、こけたよ。

セシル:+20%やな、ありがたい(コロコロ)07、普通に当たってたな…じゃない、+20%で78%やったから…。

シルヴィーノ:クリティカルやん。(笑)

GM:クリティカルなら避けれる!(コロコロ)出るわけねぇ〜!

セシル:クリティカルはダメージ2倍?えっと…14点の倍で28点!

シルヴィーノ:グチュゥッ!

GM:グチャァッ!D逝ったわ。(笑)

ティアル:一撃か…すげぇ。(笑)

セシル:貫通したな。(笑)

GM:じゃあこっちやな、Aがティアル殴りに行って(コロコロ)失敗。Bは起きてたな、セシル殴るわ(コロコロ)失敗。C…もセシルかな(コロコロ)当たってんで。

セシル:(コロコロ)お、ちょうど避けたで。

GM:あれぇ、じゃあD…は死んで、Eがセシル殴りに行って(コロコロ)失敗か。


<3ターン目>

GM:はいイニシアティブ〜。

セシル:(いっコロ)6!

シルヴィーノ:こっちから。(笑)

GM:バレた!(笑)

ティアル:後列組、何かする?

シルヴィーノ:そろそろMPがヤバイな…。

ナリア:「頑張れ〜、頑張れ〜!」(笑)

ティアル:一人完全に応援モードに入ったな。(笑)

セシル:じゃあ前線二人で頑張ろか、今立ってる奴らは全員無傷やな?

シルヴィーノ:うん、無傷。

セシル:OK、じゃあCにエストックで攻撃(コロコロ)当たってる。

GM:(コロコロ)避けれね〜。

セシル:9点!

GM:はいはい…。

ティアル:同じくC殴る(コロコロ)はい、失敗〜。

GM:今のところ全部ミスやな。

ティアル:1レベルやもん。

シルヴィーノ:俺もCに弓撃つか…(コロコロ)39%とか出る気がせん。

GM:はいはい、じゃあこっちやな。小隊長がティアル(コロコロ)当たってんで。

ティアル:(コロコロ)87は避けれん。

GM:7点。

ティアル:2点通った〜…。

GM:まずBがセシルに(コロコロ)失敗。Cもセシルに(コロコロ)当たってんで。

セシル:(コロコロ)あかん、当たったわ。

GM:ダメージは6点。

セシル:1点通ったかぁ〜…。

GM:でEが…ティアルやな(コロコロ)02、クリティカルやな。(笑)

シルヴィーノ:さよなら、ティアル。君のことは忘れない。(笑)

ティアル:こっちもクリティカル出せばいいねん!(コロコロ)ま、無理か…ていうか今日80以上しかでてない…。

GM:ダメージは倍にして20点。

セシル:おおっと?!デカイよ、これは?(汗)

ティアル:…うん、倒れたね。ぱたっ。

GM:え、ぴったり?

ティアル:ぴったりどころか、オーバーキルしてるよ。−5点かな。

GM:抵抗判定してみて。

ティアル:26%とか出るわけない…(コロコロ)おぉ?18?まだ生きてるよ〜!

シルヴィーノ:…ちっ。

ティアル:な、なんだよー!(笑)

ナリア:まぁ最前線で倒れてることには変わりないな。

GM:そういうこっちゃな。

セシル:「誰か、運んでやってくれ!回復とか…」

シルヴィーノ:「そんなワザがねぇ」

ナリア:「接触しなあかん」

GM:しに行ってやれよ。(笑)


<4ターン目>

GM:とりあえずイニシアティブやな。

セシル:(いっコロ)0…。

ナリア:それは10や。(笑)

GM:そっちやな。

セシル:Cに殴る(コロコロ)あかん、失敗や。

シルヴィーノ:Cに弓矢(コロコロ)97の絶対失敗。

ナリア:ピコピコと倒れた狐の所に寄って行って、タレントの〔フェザー・タッチ〕使う。触れてる間、毎ターン回復する。まず1ターン目…。

シルヴィーノ:Y・Bタッチ?(笑)

ティアル:それは止めて。(笑)

ナリア:6点回復。

ティアル:HP1!起き上がれるんかな…。

シルヴィーノ:今起き上がったら、即殴られるで。(笑)

GM:死んだふりが賢明やな、狐らしく。(笑)

ティアル:そうやな、死んだふりしとこ。(笑)

GM:で、こっちのターンやな。……前に出てきたのは、ナリアやな?

ナリア:うん、触ってる。

GM:…あれ?あんたは?

シルヴィーノ:最初の位置から、一歩も動いてない。(笑)

GM:そか。(笑)じゃあAがナリアに攻撃(コロコロ)21、当たってんで。

ナリア:うわ…(コロコロ)当たった〜…。

GM:6点!

ナリア:4点通った〜…。

GM:Eもナリアに…(コロコロ)これは失敗。次、BとCはセシルにやな(コロコロ)66と78でどっちも失敗。


<5ターン目>

GM: はい、イニシアティブ!

セシル:(いっコロ)4。

GM:振りなおし〜。

セシル:(いっコロ)6!

ナリア:こっちからやな…鳥さん鳥さん、防護点なんぼ?

シルヴィーノ:ん?3点。

ナリア:前にきて。

シルヴィーノ:嫌だ。(笑)

ナリア:回復中、壁になってよ。

シルヴィーノ:俺は後ろに引きこもってるから。つーか、倒れる人数増えるだけだっての。

ナリア:むぅ…。

セシル:倒せばいいねん!Cに攻撃(コロコロ)あかん、81は失敗や…膠着しだしたな…。

ナリア:回復〜(いっコロ)9点回復!

ティアル:これでHP10点やな。立ち上がるわ。

シルヴィーノ:…矢は当たらんしな…Cにタレントの〔フェザー・ショット〕撃つわ。抵抗どうぞ。

GM:おぉ?(コロコロ)あ、成功したわ。半減?

シルヴィーノ:えっと…いや、抵抗に成功したら回避扱いやってさ。俺の羽が…。

GM:残念やったな。(笑)

シルヴィーノ:1円ハゲできた。(笑)

GM:で、こっちやな。まずAがナリアに(コロコロ)あ、失敗したわ。Bがティアルに(コロコロ)当たった。

ティアル:何でウチには当てるかなぁ…(コロコロ)あ、でも避けれたわ。

GM:あれ。じゃあCとEがセシルに(コロコロ)Cが成功。

セシル:(コロコロ)当たった。

GM:ダメージは10点。

セシル:うわ、結構高いな…。(汗)

GM:(コロコロ)Eは失敗。で、終わり。


<6ターン目>

シルヴィーノ:イニシアティブ、4以上で頼む!

セシル:(いっコロ)10!

GM:イニシアティブはいつも勝つねんな。(笑)

ナリア:先に回復しとくわ(いっコロ)10点回復。

ティアル:おぉ、もういいよ。全快した、ありがと〜。

ナリア:じゃあそのまま下がるわ。

シルヴィーノ:じゃあCに弓矢…振る場所が悪いのかな…(コロコロ)お、成功した。

GM:おぉ(コロコロ)当たったで。

シルヴィーノ:…でぇ〜、最低ダメージや、3点。(笑)

GM:やっぱ振る場所の問題やな。(笑)

ティアル:じゃあBに攻撃(コロコロ)あかんなぁ…。

セシル:相変わらず当たらへんなぁ。(苦笑)じゃあCに攻撃ね(コロコロ)よし、きた!14で成功!

GM:(コロコロ)87、当たった。

セシル:よし!13点!

GM:お!…惜しいなぁ…。じゃああがティアルに(コロコロ)当たった。

ティアル:(コロコロ)89、当たった。避けれん!

GM:え〜っとダメージが…10点。

ティアル:でか…ひどいGMや…。

GM:さっきからMAXダメージばっか出るからな。(笑)

シルヴィーノ:相変わらずダイス目いいなぁ…。(笑)

GM:で、Bが(コロコロ)07で当たった。

ティアル:(コロコロ)お、避けれた!

GM:おぉ。じゃあBとCがセシルに(コロコロ)B失敗のC成功。

セシル:一発やな(コロコロ)56、当たったわ。

GM:6点。

セシル:ん、1点か…はいはい。


<7ターン目>

GM:で、イニシアティブやな。

セシル:(いっコロ)6!

シルヴィーノ:はい、こっち、と。

セシル:敵は固定なんや。

シルヴィーノ:うん。

ナリア:この場合は4やな。

セシル:なるほど…で、Cが確かもうすぐ死ぬよな?

GM:はっきりとは言えんけど、フラフラしてる。(笑)

セシル:じゃあ先に…。

シルヴィーノ:矢を撃つ(コロコロ)10、成功。

GM:おぉ?(コロコロ)当たってんで。

セシル:頑張れ!

シルヴィーノ:4+2の…6点。

GM:おぉ、C死んだわ。

シルヴィーノ:よっし…。

ティアル:じゃあB殴るわ(コロコロ)お、初めて当たった!

GM:(コロコロ)98、絶対失敗やな。

ティアル:記念すべき初ダメージ…8点!

GM:はいはい〜。お次?

セシル:E殴る!(コロコロ)99、あっぶな〜、普通失敗やな。(笑)

ナリア:…ほんじゃ、Eをショートソードで殴りに行こうかな…。

GM:さっき一回下がったし、また移動分の修正は受けてもらうで。

ナリア:マイナスして…10%か、まぁいいや。出る時は出る(コロコロ)無理やった。

ティアル:スカッ。

GM:で、終わりやな。まずA、Bが(コロコロ)あ、どっちも失敗したわ。

ティアル:ほっ…。

GM:で、CDが死んでEがセシルに(コロコロ)…。

セシル:(コロコロ)避けた!

GM:いや、そもそもこっち当たってへんから。(笑)

ナリア:無駄避け。(笑)

セシル:そ、そっすか。(笑)


<8ターン目>

セシル: イニシアティブやな(いっコロ)8!これはいいねんなぁ。(笑)

ティアル:ほんまになぁ。(笑)

セシル:じゃあセシルがこのまま攻撃するわ(コロコロ)21、当たってる!

GM:(コロコロ)90失敗!

セシル:OK、ダメージ…14点!

GM:でかいなぁ…はいはい。

ナリア:次、ナリアちゃんが刺す(コロコロ)外した〜。

シルヴィーノ:Eに弓矢(コロコロ)これもミスかな。

ティアル:Bに斬りかかる(コロコロ)79は失敗…。

GM:で、こっちかまずAが(コロコロ)成功!

ティアル:(コロコロ)お、避けれた!避けは成功すんねんなぁ。

GM:Bも攻撃(コロコロ)これも成功。

ティアル:(コロコロ)さすがに当たるかぁ。

GM:ダメージ7点。

ティアル:2点きたか…。

GM:Eは…ナリアに攻撃(コロコロ)成功やな。

ナリア:当たったらヤバイ…(コロコロ)お!避けれた!

GM:あら、じゃあイニシアティブやな。


<9ターン目>

セシル:(いっコロ)あ、ごめん!1!

ティアル:先攻取られた!

GM:お、マジで?じゃあ続けて攻撃。(コロコロ)AもBも失敗。

ティアル:よっし…。

GM:Eが…セシルに(コロコロ)当たってる。

セシル:(コロコロ)よっし、12で避けた!

ティアル:で、こっちやな。B殴るわ(コロコロ)あ〜無理無理。

セシル:じゃえ殴る(コロコロ)ん、成功!

GM:(コロコロ)69は当たったな〜。

セシル:よし、ダメージが…8点!

GM:あら、じゃあまだ生きてるわ。

ナリア:続けてナリアちゃんがショートソードで刺す(コロコロ)お、一個0が出た…08!成功!

GM:(コロコロ)ん、ごめん10で避けたわ。

ナリア:………。

シルヴィーノ:Eに弓矢(コロコロ)97は失敗やな。

GM:はいはい。


<10ターン目>

セシル:イニシアティブ(いっコロ)10!

シルヴィーノ:Eは俺に任せて、A、Bにいってくれ。

セシル:分かった、任せた!じゃあBに攻撃するわ。

GM:移動攻撃扱いな、−20%。

セシル:いいよ(コロコロ)それでもギリ成功!

GM:(コロコロ)07、避けた!

シルヴィーノ:結構高度な戦いやな。(笑)

ティアル:どっちも出目いいなぁ。(笑)僕もE殴るわ(コロコロ)69は失敗ですね〜。

シルヴィーノ:…いい加減、この戦い長いな…勿体無いけど、Eに〔ファイア・ボルト〕撃つ。

GM:勿体無い。(笑)

シルヴィーノ:いいよ、ここで1体減らしてABに集中しよう。(コロコロ)こういう時にかぎってMAXダメージ出るしぃ〜!

GM:抵抗しようがしまいが、焼け死んだわ。(笑)

シルヴィーノ:こうなると勿体なく感じる。(笑)

セシル:ま、これで残りはABだけやな。

ナリア:じゃあ私も勿体無いけど〔エネルギー・ボルト〕使うわ。

GM:っていうか、この戦いの長さにはあんたらのMPの出し惜しみがあるんじゃないですか?(笑)

ナリア:うん。(笑)

シルヴィーノ:使用回数少ないから、使い所見てんねん。

GM:そんなもんかなぁ…ナリアは、どっちに?

ナリア:A、隊長に6点。

GM:(コロコロ)抵抗なんかできるわけもなく…6点な、はいはい。

ナリア:これで打ち止め。

GM:こっちは残り2体か…まずAがティアルに(コロコロ)失敗、Bもティアルに(コロコロ)あ、これは成功。

ティアル:避け(コロコロ)失敗〜。

GM:8点な。

ティアル:3点かぁ、痛いなぁ〜。

GM:これで終わり。


<11ターン目>

セシル:イニシアティブ(いっコロ)OK,6!続けていくで。セシル、Aに攻撃(コロコロ)42、成功!

GM:(コロコロ)41、失敗。

セシル:よし、ダメージは…9点。

ティアル:Bを殴る(コロコロ)お、珍しく当たった。

GM:(コロコロ)ん、こっちも当たった。

ティアル:たまにはでかいの頼むでぇ〜…11点!

GM:お、はいはい。

ナリア:「頑張れ〜、頑張れ〜」(応援モード)

シルヴィーノ:Eに〔フェザー・ショット〕、装甲無視の2点。

GM:(コロコロ)ゴブリンに抵抗できるわけもなく…でも2点か。(笑)

シルヴィーノ:D6ダメージですから。

GM:なるほど…じゃあこっちやな。まずAがティアルに(コロコロ)81、失敗。Bはセシルに(コロコロ)成功。

セシル:避け(コロコロ)は失敗!

GM:ダメージは9点。

セシル:4点通り、っと。はいはい。

GM:で、こっちは終わり。


<12ターン目>

セシル:よっし、イニシアティブだ!(いっコロ)6!

シルヴィーノ:実は先攻取られたん、1回だけやろ。(笑)

ティアル:イニシアティブは凄いな。(笑)

セシル:セシル、Aに攻撃(コロコロ)成功!

GM:避け(コロコロ)00、クリ…違う!ファンブルやん!(笑)

ナリア:この場合、こっちのクリティカル扱い?それともそっちの装甲点無視?

GM:ん〜、どうやったかな…とりあえずそっちのダメージ2倍でいいよ。

セシル:はいはい。じゃあ13の倍で26点。

GM:あぁ、死んだわ。全快状態でも死んでたわ。

セシル:よっし。

ティアル:残りBだけ?じゃあ殴る(コロコロ)02、クリティカル。

GM:おぉ〜?!ここにきて強気になったな。(笑)(コロコロ)避けれるわけがない。

ティアル:えっと、9点の倍で18点!

GM:はい死んだ、終わり〜!



8:セシルの目的、団長の承認


シルヴィーノ:だぁ〜、疲れた。(笑)

GM:ゴブリン相手に時間かかったで、ほんまに。(笑)

ナリア:でも1ターン10秒と考えて、2分くらいやな。(笑)

GM:ほんまや。(笑)はい、じゃあ自分らがゴブリン共を蹴散らしたと同時に、他のところの戦いも大体終わったわ。まぁこっちの勝ちやな。幸い、死傷者は一人も出んかったわ…いや、出かけたか。(笑)

ティアル:ヤバかった。(笑)

GM:クリティカルのMAXダメージやったからな。(笑)

ティアル:無傷状態でも死んでたからな。(笑)

GM:ま、あれは運が悪かった。(笑)じゃあ百人隊長が、

百人隊長(GM):「よぉっしお前ら、帰るぞぉ〜!」

GM:言うて、皆帰っていくわ。あ、あと百人隊長の一人が見てて、セシルに声かけてくるわ。

百人隊長A(GM):「セシル、お前やるじゃないか」

セシル:「任せてください」

GM:はい、そんなこんなで全員砦に戻ってきた、と。で、「戦いの後は宴会やー!」ってことで宴会になったで。

シルヴィーノ:…いかん!酒乱が!(笑)

GM:そうや!酒乱がおった!(笑)

セシル:「…これは酒か?!久しぶりに飲ませろ!」

シルヴィーノ:〔ピュアフィリケーション〕で呑む直前に真水に変えたろ。(笑)

セシル:「ただの水じゃないか!」(笑)

GM:こっちの酒ってのは果実酒が主流やからな。

セシル:今までとは違うわけや。

GM:そうやな。

シルヴィーノ:今までがワインが主流で、それが果実酒になってん。

GM:甘みが増してんな。

セシル:「これは、ジュースじゃないのか?まるで100%のグレープジュースのような…」(笑)

GM:でもアルコール度数は高いで、濁酒系やから。

セシル:なるほど。

GM:洗練されてはいいへんけど、野性味溢れる味やな。

セシル:「ま、これはこれでいい味だ」

ナリア:「まぁまぁ…」って注ぎにいくわ。「貴方って強いのね〜」

GM&シルヴィーノ:媚び売りだした!(笑)

ティアル:最初、虐待してたのに。(笑)

セシル:「ま、任せなさい」

シルヴィーノ:「はい、ちょっと火で炙ったチーズをあげよう」

セシル:「あ〜、これはかたじけない」

ティアル:肉って出るん?

GM:出るよ、戦時中やからそんなに量はないけど。じゃあ百人隊長Aが酒持って近寄ってくんで。

百人隊長A(GM):「よぅ、新入り。お前はもう俺達、獣の牙の一員だ!」

セシル:あれぇ、そんな簡単に!(笑)

シルヴィーノ:「隊長…んな安直な…」

百人隊長A(GM):「馬鹿野郎!」バーン!(殴り倒す)

シルヴィーノ:「ぐほぅ…!」

ティアル:「あぁっ!引きこもりが飛んでった!」(笑)

百人隊長A(GM):「同じ敵を倒す、それイコール味方。つまり仲間だ!」

ティアル:その隊長さんは、何の親獣?

GM:ん〜、じゃあブルーザにしよか。

シルヴィーノ:猪か。

GM:うん、こう体つきもドン!としたごっつい人。じゃあ団長も近寄ってきて、

団長(GM):「もしセシルが獣の牙に入りたいというのなら、私はその意思を尊重しよう」

セシル:「そ、そんな…」

GM:この団長、っていうかディレーオンの部族が「承認」って言ったら、全員それに従わなあかんねん。ただ、承認に値することちゃうと、承認せぇへんから。

セシル:なるほどね〜…で、認めてくれたんか。

GM:あんたが入りたいならな。

セシル:「じゃあ…よろしくお願いします。ただ、条件があるわ。レードンの居場所とか情報をくれるなら…」

GM:あぁ、それくらいなら。ただ、他の報酬は一切出ぇへんで。

セシル:あれ?そうなん?

GM:日々の食料くらい。

ティアル:まぁそれはウチらもそうやねんけどな。

セシル:ま、それは仕方ないか。

GM:じゃあ団長が、

団長(GM):「では今日より、セシルの獣の牙への入団を承認する!」

GM:って言って、セシルの入団が認められた、と。じゃ、第1話はこのくらいで。

セシル:こんなもんか。

シルヴィーノ:「やれやれ…また騒がしくなるな…」

ティアル:っていう引きこもりの台詞で、第1話終了〜。(笑)

GM:(笑)



Fin.








座談会〜異世界への挑戦〜


GM:じゃあ最後にまた一言ずつくらい、言ってもらおか。

ティアル:主人公からどうぞ。

セシル:え、主人公なん?

ティアル:いや、一番スポット浴びてたから。

セシル:ん〜、まぁ今回で何となく世界観は分かった。あとはこれからもそれを詳しく掴んでいくくらいかな。

シルヴィーノ:一回原作読んだ方がいいな。

GM:そうやな。

ナリア:…ナリアちゃんのキャラがよく分からへん…。

GM:自分で扱いにくいキャラ作るなよ。(笑)

ナリア:フーズィっていうだけで、部族の特色が少ないから…。

GM:選んだ自分が悪いんやん。

ナリア:だぁって、回復できる部族が少ないねんもん。

GM:フェネス、ブルーザ…あとは熊さんでもできるし、時間かかるけど。

ティアル:あれ、熊さんって回復できたっけ?

シルヴィーノ:できるよ。回復用の結界がある。

GM:一晩かかるけどな。

シルヴィーノ:むしろ、さっきのゴブリン1匹、封印してくれたら良かった…。

GM:ゴブリンに命かけるん?!(笑)

ティアル:どんな引きこもりやねん!(笑)

GM:で、ティアルは?

ティアル:1レベルじゃタレントが使えないー!

GM:…ってのは、今の芸能界に対する言葉?

セシル:プロデューサーみたいなこと言うな。(笑)

シルヴィーノ:「ったく最近の若いタレントは…すぐ弱音吐きやがる」(笑)

ティアル:違いますよ〜。(笑)まぁまだ1レベルってこともあって、なかなか攻撃当たらんのが切ないなぁ。

GM:まぁそこは、これからレベル上がるごとに変わっていくさ。

ティアル:あとは、クリティカル1撃死はもう勘弁。(笑)

GM:それこそ運の世界やから仕方ない。で、最後に?

シルヴィーノ:…このキャラ難しいなぁ。

ティアル:今までに無いタイプやからなぁ。

シルヴィーノ:うん、新しい世界に挑戦しすぎたな…ただ一つ言えることは、引きこもりバンザイ。(笑)

GM:そこはOKなんや。(笑)

シルヴィーノ:うん、ここはOK。(笑)ま、これから除々に打ち解けて心を開いていくっていう…。

GM:あぁ、そういうプレイをしていく、と。なるほどなるほど、いいね。(笑)ま、こんなとこかな。じゃあこれにて第1話、終了〜。

シルヴィーノ:「俺達の戦いはこれからだ!」

ティアル:打ち切り?!(笑)

GM:まだ序章始まったとこですよ。(笑)



おしまい