外伝/第1話 : 『楠木檜〜仁義なき戦い…広島編〜』




目次

0: 龍因子持つ少年 1日目:不良と委員長と喧嘩番長
2日目:カンナとツンデレと家庭事情 3日目:日常に割り込む果たし状
4日目:川原の血闘 5日目:さらば広島…



0:龍因子持つ少年


GM:え〜それでは、デモン・パラサイト特別編…題名何にしよかなぁ…あ、先に自己紹介してもらってから考えよか。(笑)

プレイヤー1:あいよ。(笑)名前は楠木 檜(くすのき ひのき)、16歳の男で共生生物は<ドラグーン>。感染源は、子供の頃家族で遊びにいった龍神湖でヨットから落ちて溺れ、水をガボガボと飲んで沖に流れてった時に発症して、沖から自力で泳いで帰ってきたって感じで。

GM:はいはい。

プレイヤー1(以下 楠木):で、親父が『青龍会』っていうヤクザの組の一番下っ端、チンピラです。(笑)

GM:チンピラ(ランダムで)出してたもんなぁ。(笑)

楠木:うん、何で出るかな…まぁいいけど。(苦笑)で、その親父がなかなか出世できずに情けないので、俺がしっかりしな!となってる。

GM:しっかりしなアカン16歳て…。(笑)

楠木:まぁ、そんな感じです。(笑)

GM:ん、じゃあ…今回は前の学校を出るまでのシナリオにしよか。

楠木:そうやな、何で須狭山に転校することになったのか…って感じで。

GM:うん…あ、職業何やった?

楠木:『不良』やで。そこは、最初からLv3なのと合わせて考えてんけど…これまで街中にいた他の“悪魔憑き”の不良共を影でボコってLvが上がってた、その代わり周りからは不良のレッテルを貼られることになったってことにした。

GM:なるほどね…じゃあ、もう自分が“悪魔憑き”であることは自覚してるってことでいい?

楠木:うん、いいよ。小さい頃に何かの弾みで変身しちゃったんやろ。

GM:OKで〜す。じゃあ…前の学校…他県ってことにしよか。何県がいい?

楠木:ヤ●ザといえば広島県!(笑:超偏見です)「冬の土管は止めときな…自然との魂の奪い合いじゃけぇのぉ…」

GM:じゃけぇ!(笑)じゃあ広島には仁義なき学校があるってことで。(笑)

楠木:すげぇ学校や!でも、それでいい。(笑)




1日目:不良と委員長と喧嘩番長


GM:はい、じゃあ1日目〜。

楠木:「あ゛〜…タリぃけどすることねぇし…今日は学校でも行くかぁ〜…」

GM:あ、学校行く?

楠木:うん、今日は行く。大体週に1,2日だけ登校する感じで。(笑)

GM:あ、じゃあここは凄い不良学校な。で、登校すると…校門前で先生が竹刀持って指導してるわ。

竹刀教師(GM):「くぅるぁ!楠木ぃ!また遅刻かぁ!」

楠木:「…んだぁ?来てやっただけ有難く思いやがれ、コンチクショー!」

竹刀教師(GM):「くぉのクソガキー!おらぁ!」ビシッ!(竹刀で殴る)

楠木:「!!ってぇんだよ!!」ドカッ!(殴る)

竹刀教師(GM):「うぐぁ!!」

GM:……っていうのが日常茶飯事の学校。(笑)

楠木:うん、今のでよ〜く分かった。(笑)

GM:じゃあ教室行く?

楠木:うん、行く。

GM:教室に行ったら…そやなぁ…クラス全員で30人やねんけど…。

楠木:実際出てきてるのは…。

GM:10人くらい…学級閉鎖や!(笑)

楠木:出てきただけで俺、優等生側やん。(笑)まぁ授業始まってても全く気にせず、ガラガラッと入って席にドカッと座るわ。

教師(GM):「何だぁ、楠木ぃ…?…まぁいい、席についておけ」

楠木:「言われんでもそうするわい」で、机に足乗せてジャンプでも読んどく。

GM:ん、先生も形だけの授業はしてる。多分誰も聞いてへんのは分かってるけど、一応仕事はするってことで。

楠木:黒板とだけ向き合って、生徒の方は見ぃへん感じやな。

GM:そうそう。……さぁて、どうしよっかなぁ…やっぱここは女絡みか?ヒノキ(プレイヤーの方)やし…。

楠木:あぁ、俺に女絡みは当然なんや…大歓迎やけど。(笑)まぁ人生経験が(ランダムで)『大失恋をした』になってるから、それがいいかも。

GM:お、じゃあ大失恋してもらおか。女やったらこの場合…。

楠木:正反対の…クラス委員とか……委員長!!

GM:委員長!!それでいこか!!(笑)じゃあ一人だけ真面目な生徒、委員長がいた。

楠木:いつも何かと突っかかってくんねんな。(笑)

GM:うん、お約束……何でこんな学校におんねん。(笑)

楠木:多分高校受験の時にインフルエンザにでもかかって行き場所無かったんやろ。(笑)

GM:なるほど、ありそう。(笑)じゃあ委員長が突っかかってくるわ。

委員長(GM):「もぉ〜、楠木君!ちゃんと授業聞かなきゃ駄目でしょ〜!」

楠木:「っせぇなぁ…お前は俺の何なんだよ、母親かぁ〜?」

委員長(GM):「そ、そんなこと聞かれても困るけど…でも私は委員長なんだからぁ!」

楠木:「あぁ〜?そんなの俺には…そんなの関係ねぇ!」(拳を下へ)

GM:出た、関係ねぇ。(笑)

委員長(GM):「もぉ〜、しっかりしてよねぇ〜」

楠木:と言われてもなぁ…。あ、委員長の名前は何?保科さん?

GM:あ、じゃあそれで。(笑)保科 友香(ほしな ともか)にしよか。

楠木:OK〜。あ、じゃあ俺は普段反発しつつも、密かな恋心抱いてるってことにしようかね。

GM:そうしてくれると進めやすいな。

楠木:了解。「それよりよぉ保科、今日暇?帰りにどっか遊びに行かね?」

保科(GM):「……え?」

GM:って、ちょっと頬を赤らめて…。

保科(GM):「う……うん…楠木君となら…」

楠木:あっれぇ〜?!いきなり好感度高いぞ、コイツ!?(笑)

GM:うん、ちょっと高めからスタートやから。(笑)

楠木:分かった。(笑)

GM:まぁ何やかんやで仲はいいてことで。じゃあ授業も終わって…HRもどうせ適当やろな。

担任教師(楠木):「あ〜…本日も特にナシ、なんで帰ってよし。あ、街中で問題だけは起こすな〜。以上」

GM:そんな感じで。(笑)じゃあ街歩こうか。

楠木:そうやな、商店街の中をブ〜ラブラ適当に歩いてる。

保科(GM):「ど、どこ行くの?」

楠木:「んぁ?テキトー」

保科(GM):「適当?!(笑)もぉ〜……あ、じゃあれ撮ろうよ!」

GM:ってプリクラを指差すわ。

楠木:「え、ちょ…ちょ…そ、それは……俺、一応硬派なんで、あの女子だらけの列に並ぶのは勘弁というかぁ〜…勇気いるというか…」(汗)

GM:あぁ、確かに女子高生で列になってるよなぁ、アレ。(笑)

楠木:うん、ちなみに名古屋の某ゲーセンは1フロア全てプリクラだけの所があって、そこは男立ち入り禁止ってなってる所もある。

GM:そうなんや!

楠木:うん、あのカーテンの中は色々できるからな。……まぁ、それはともかく…あ、じゃあクレーンゲームで何か取ったるか。取れるかぁ?

GM:あぁ、その場合は「操作」やな、目標値は8でいこか。

楠木:一応「操作」は初級で5あるなぁ…(コロコロ)13、余裕!

GM:おぉ、じゃあ一発で取れたわ!やるな!

楠木:「あぁ?何だこれ…別にいらねぇし…やるよ、ほれ」って押し付ける。

保科(GM):「え、これ、くれるの?!……ありがとう、大事にするね」

楠木:「!!かっ、勘違いするんじゃねぇぞ?俺は取るのが楽しいだけで景品はいらねぇだけだからな!」(笑)

保科(GM):「そう…でも、ありがとう」

楠木:「……ふんっ…」(そっぽを向く)

GM&楠木:…………恥ズイ……。(爆笑)

GM:あ、じゃあ所持金100円減らしといてな。

楠木:そこはシビアやな!(笑)了解。

GM:ん、まぁ好感度が上がったから。ピンピロリロリン♪

楠木:好感度あるんや。(笑)

GM:うん、そういう制度作ったから。(笑)じゃあその調子で街を歩いてたら…いかにもな不良が絡んでこよか。

楠木:過去に因縁とかあるような奴やな。(笑)

GM:お、そやな。じゃあ結構有名な喧嘩屋ってことにしよか。

喧嘩番長(GM):「てめぇは…楠木じゃねぇかぁ…おめぇにやられた傷が、まだ疼くんだよ…」

楠木:「……ちゃんと治してから来ないと、悪化するぜ?」

GM:いや、別に膿んでるわけじゃないからな?!(笑)

楠木:あぁ、そういうことか。(笑)「じゃねぇと…また同じ目に合うだけだぜぇ?」

喧嘩番長(GM):「…何だとぉ…?やってみなきゃ分かんねぇだろ!」

楠木:「やれやれだぜ…保科、下がってな」

GM:え、敢えて、

保科(GM):「け、喧嘩は止めて!!」

GM:って割って入るろか?(笑)

楠木:危ない危ない…。(汗)「下がってろ!足手まといだ!」

GM:よっしゃ、よっしゃ。(笑)今はゲーセン出た所くらいってことで。ってことで戦闘しよか。


≪戦闘:喧嘩番長≫

GM:こっちは3人で一塊やから、実際は3人いるけど行動もダメージも合わせて一回やから。

楠木:了解、つまり殴ったら3人にダメージいくねんな。

GM:そうそう…こっちは3人で凄い息の合った攻撃やな。三位一体の攻撃。(笑)

楠木:●ェット・ストリーム・アタック?!(笑)

GM:そうそう。(笑)え〜っと…ここは人間の姿のままでいいな?

楠木:もちろん、ここで変身できへん。

GM:そうやな。じゃあ行動値は?

楠木:俺は5やな。

GM:こっちは…9あるわ!まぁ3人やしな。

楠木:一人3ずつなんや。(笑)

GM:そうそう。(笑)…あ、でもやっぱ過去に何かあった奴とだけのタイマンにしよか。3人がかりってのも何やし……じゃあやっぱり行動値3でいいわ。

楠木:お、じゃあ俺からやな。やっぱ喧嘩はタイマンが一番や!


<1ターン目>


<楠木(5)⇒喧嘩番長(3)>

GM:こっちは達成値は全部3Dのみにする、んでダメージは1D−1にするわ。

楠木:了解。じゃ、俺からやな。まず殴るわ(コロコロ)達成値は19。

GM:ん、避けれるわけもなく…ダメージどうぞ。

楠木:「っらぁ!!」MAXで8点!

GM:はいはい。

喧嘩番長(GM):「てんめぇ…よくもやりやがったなぁ…」

楠木:「おら、とっととこいやぁ!」

GM:よっしゃ、攻撃(コロコロ)11で殴るわ。

楠木:回避が…(コロコロ)7て…<衝動>で振りなおすわ(コロコロ)12でピッタリ避けれた!

GM:OKOK。

喧嘩番長(GM):「て、てめぇ…!」

楠木:「へっ、どこ狙ってやがる」


<2ターン目>

楠木:じゃあ《対抗戦闘力》ってのを使ってから殴り返すわ(コロコロ)達成値は17やな。

GM:17…それは無理やな。

楠木:ダメージは…うわ、7点かよ。ダイス目悪かったな…。

喧嘩番長(GM):「ぐあぁ…!しかし、まだまだぁ!!」

GM:(コロコロ)達成値は10、低いかな。

楠木:(コロコロ)11、避けた!

喧嘩番長(GM):「くっ…また避けられたか…?!」

楠木:「どぉした、もう足にキテるじゃねぇか〜」

喧嘩番長(GM):「くっそぉ〜…!」


<3ターン目>

楠木:殴るわ(コロコロ)低!13の達成値。

GM:それでも当たったわ。

楠木:ダメージが…げ、最低値か…3点。

GM:あらぁ、さすがにそれはガードするわ。

喧嘩番長(GM):「へっ、効かねぇなぁ」

楠木:「ちっ、加減が過ぎたか…!まぁいい、その分楽しませてくれよぉ〜♪」

GM:おっしゃ攻撃(コロコロ)達成値は8!

楠木:(コロコロ)9、避けた!

GM:こっちの攻撃が当たらんなぁ…。

楠木:必死です。(笑)


<4ターン目>

楠木:「そろそろおネンネしなぁ!」(コロコロ)達成値は18!

GM:18は無理やなぁ。

楠木:ダメージが…アッパー気味に顎に入れたる!7点!

GM:7点…まだ耐えれる!

楠木:あれ〜?(汗)結構頑丈やな…。

喧嘩番長(GM):「くっそぉ〜…こうなったら…」

楠木:「こうなったら…どうする?」

GM:ナイフを取り出した!シュッ!

楠木:をいをいをいをい…。(汗)

GM:ダメージが簡易武器攻撃の2Dになったから。(笑)まず達成値は(コロコロ)14。

楠木:うわ、そっちまで跳ね上がったな!(汗)(コロコロ)無理か、<衝動>で振りなおす!(コロコロ)10…無理か…刺されとくわ。

GM:うわぁ。(笑)ダメージが…9点やな。

楠木:「ぐあぁ…っ!」左肩でも刺されたってことで。

GM:はいはい…これ、犯罪ですよ。(笑)周囲で悲鳴が上がったわ。

楠木:ちっ、サツが来る前に終わらせる…!


<5ターン目>

楠木:「獲物使ってその程度か!」殴る!(コロコロ)達成値は22!

GM:避けは無理無理。

楠木:ダメージは6点!

GM:大分フラフラやな。

楠木:まだ立ってんのかよ…。またナイフで刺されたら死ぬぞ、俺…。(汗)

GM:あ、ナイフはもう無いから。

楠木:そうなん?じゃあ筋肉締めて、左肩から抜けやんようにしたってことで。

喧嘩番長(GM):「くっ…抜けねぇ…!てめぇ!」

GM:で、殴るわ(コロコロ)達成値が…あ、1、1、3は効果的失敗か!(汗)じゃあ当たらんかったわ。


<6ターン目>

楠木:じゃあ……って俺、考えたら《対抗戦闘力》の分のダメージダイス足すの忘れてた…?!…まぁいいや、これで倒せばいいか。てわけで(コロコロ)達成値は14。

GM:あぁ、当たってるわ。

楠木:「人も集まってきたし…そろそろ終わらせてもらうぜ!」ダメージは8点!

喧嘩番長(GM):「ぐっぶぉぁぁぁーっ!!」

GM:吹っ飛んでって、さっきのクレーンゲームにガッシャーン!て叩きつけられたわ。

楠木:あぁ、アラーム鳴ってまう…!(笑)


≪戦闘終了≫

楠木:「一昨日来やがれ!!」

GM:って言いながらも肩にナイフ刺さってんねんけどな。(笑)

楠木:あ。(笑)抜いてポイッて捨てとくわ。

GM:はいはい。(笑)じゃあ保科さんが駆け寄ってくるわ。

保科(GM):「だ、大丈夫?!」

楠木:「あぁ…んなことより、まずはこの場を離れるぞ」って言いながら一回路地裏に入って、ワイシャツ破って傷口縛るわ。

GM:芸細かいな。(笑)それ見て保科さんも色々処置してくれるわ。1D回復してくれていいで。

楠木:(いっコロ)2点回復、残りエナジー8点!

保科(GM):「病院へ行きましょう…?」

楠木:「こんなもん、肉食って一晩寝たら治る!」

保科(GM):「そんな訳ないわよ!!」(汗)

楠木:「心配いらん。それよりほら、家まで送るから帰るぞ」

GM:ん、じゃあ心配しながらも家まで送られました。

楠木:「ここまで来りゃあ、帰れるじゃろ。わしゃ、もう帰るけぇのぉ」(笑)

GM:急に広島弁(?)になったぁー!!(笑)

保科(GM):「気を、つけてね…?」

楠木:「ふん、お前に心配されるほどではない」って言って帰るわ。「ただいまー」

GM:帰ると…家に親父いるんかなぁ?

楠木:うん、何もせずに一日中酒飲んだくれてる。(笑)

親父(GM):「あぁ〜…?何だぁ、帰ったのかぁ…グビッ」

楠木:「ちょっと焼酎借りるぞ」

GM:え、飲むん?

楠木:いや、クイッと口に含んで、ブーッって傷口に吹きかける。

GM:格好いいー!(笑)じゃあ1D回復。

楠木:(いっコロ)1点かよ〜!

GM:まぁ“悪魔憑き”やから、ほんまに飯食って寝たら回復するからなぁ。

楠木:そやな。「母ちゃん、飯まだ〜?」

GM:……案外荒んでない家庭やな…。

楠木:いや、親父が何もせん分、母親が多分苦労してるんやろ。

GM:あぁ、まぁそうか。

楠木:「母ちゃん、今日も飯は3合炊いてね、俺用に」

母親(GM):「あんたはよく食べるわねぇ…」

楠木:「育ち盛りなんだよ!」(笑)

GM:え〜っと…飯くったらエナジー5点、<衝動>1点回復やって。

楠木:お、ほとんど全快に近づいたな…。

GM:ってところで、今日は終わりかな。

楠木:そうやな…多分風呂で「しみる!しみる!」って言いながら。(笑)

GM:そら結構しみるやろなぁ。(笑)

楠木:穴開いてるからな。(笑)で、寝るか。

GM:寝たらエナジー1D、<衝動>1点回復な。

楠木:エナジーも<衝動>も全快したで。(笑)

GM:凄い、ナイフで刺されても一晩寝て完全回復や!(笑)

楠木:何事もなかったかのように。(笑)




2日目:カンナとツンデレと家庭事情


楠木:さて、じゃあ2日目はどうしようかなぁ……午前中は学校行かずに家でボーっとしながら煙草吸ってるわ。

GM:はいはい。(笑)じゃあダメ親父は酒飲んで寝てるわ。

楠木:あ〜…んで、昼過ぎになったらバイトに行く!

GM:あぁ、バイトする?

楠木:うん。

GM:何する?

楠木:ガテン系、工事現場。

GM:はい。(笑)じゃあ現場に行ったら親方おるわ。

親方(GM):「うぉーい、楠木ぃ!」

楠木:「うぃーっす!」

親方(GM):「おぅ…ここの木材…カンナで削っといてくれ」

楠木:また細かい仕事やなぁ!力仕事ちゃうんかい、むしろ職人技?!(笑)まぁ言われたからには…「あ、はい!…シャーコ…シャーコ…」

親方(GM):「お、おめぇもカンナの削り方が上手くなったもんだ…」

楠木:「へぇ、親方のお陰です!」

GM:あと鉄骨とかも運んでもらおかな…「剛力」で目標値12で。

楠木:12か…一応「剛力」は初級あるから(コロコロ)1、2て…<衝動>で振りなおすわ(コロコロ)お、今度は効果的成功やわ。

GM:おぉ、じゃあ凄い上手くいっぱい運べたわ。

親方(GM):「お、やるなぁ!」

楠木:「いえいえ、まだまだっす!」

親方(GM):「じゃあ今日のバイト代は弾んどいてやるよ」

楠木:「あざぁーす!」

GM:1万円ボーナスで貰えた。

楠木:やったね。(笑)

GM:じゃあ帰り際、その工事現場の前を保科さんが通ったわ。

楠木:「お?委員長、こんな時間に帰りかい?」

保科(GM):「あ、楠木君。何で学校来ないでバイトなんかしてんの?!」

楠木:「……親父が働かねぇんだよぉぉぉ!!!」(魂の叫び)

GM:(爆笑)

楠木:「俺は自分の食いぶちくらい稼がなきゃ駄目なんだよ…よく食うし」

保科(GM):「そ、そうなんだ…」

GM:ちょっと気まずそうやわ。(笑)

楠木:「あっと、すまん。つい当たっちまった…」

保科(GM):「う、ううん…家庭の問題は、人それぞれだもんね…」

楠木:「まぁな…そう思ってくれれば有難い」

保科(GM):「私も…お父さんとお母さんが不仲で…離婚、しそうなんだ…」

楠木:「そうか……」やや同情風の顔で聞いておくわ。

GM:まぁ、そうやって家庭の事情を色々話してくれるわ。どういう内容かは思いつかんけど…。

楠木:こういうのは大抵、旦那の不倫か、株に失敗して多額の借金を背負った、とかそんなんが王道やろなぁ。

GM:なるほど。(笑)じゃあそういうのを夕焼け時、高台にある公園で話してるってことで。

楠木:高台の公園…一体何を狙ってるやら。(笑)

GM:で、そうやって話してて、最後に、

保科(GM):「悩みを聞いてくれて、有難う…」

楠木:「あぁ、俺は別に構わんよ。じゃ、帰るか。途中まで送ろう」

保科(GM):「ありがと…楠木君って優しいんだね、本当は」

楠木:「!!ば、ばかやろっ…勘違いすんじゃねぇよ!」(笑)

GM:何てツンデレ。(笑)

楠木:「べ、別に送るのが目的じゃねぇ、俺の帰り道が途中まで一緒なだけだ!」(笑)

保科(GM):「う、そうだね。じゃ、帰ろっか」(笑)

楠木:不良ってのは、得てしてツンデレやねん。(笑)

GM:そういうもんか。(笑)じゃあ今日の所は帰ろうか…あ、昨日の傷について触れてくるわ。(笑)。

楠木:じゃあ薄皮張ってる傷口見せたろ。「言ったろ?肉食って寝たら治るって」(笑)

保科(GM):「まさか…本当に治るなんて…」

楠木:「実は見た目程深くなかったんだって」

保科(GM):「いや、しっかり刺さってたよ?!」(笑)

楠木:「ああいうことを想定して、俺の学生服は防刃繊維でできてるんだよ」(笑)

GM:特注かよ。(笑)じゃあ、そんな会話しながら帰りました、と。

楠木:そうやな……あ、じゃあ保科と別れた後、スーパーに寄ってさっきの金で米と肉を…5000円分買って帰るわ。(笑)

GM:や、優しいなぁ〜!!(笑)

楠木:母孝行やねん。(笑)「母ちゃん、今日はこれで肉丼作ってくれ〜」

母親(GM):「あぁ…これだけあれば、たくさん作れるわぁ〜」(笑)

GM:じゃあ肉食って寝た、と。(笑)エナジー…は減ってないか。<衝動>1点回復してくれていいで。

楠木:あいよ、何か毎朝全快の状態で目覚めるなぁ。(笑)




3日目:日常に割り込む果たし状


GM:次の日はどうする?学校か、サボりか。

楠木:じゃあ…今日は行こか。「タリィけど…今日はバイトのシフトも入ってねぇしなぁ…行くかぁ」

GM:では学校に行きました。

楠木:今日は水曜か…行きにコンビニでサンデー買ってかんと。(笑)で、また堂々と2限目くらいに入っていくわ。

GM:はいはい。(笑)まぁ今日も生徒数は10人くらいで。

クラスメイト(GM):「うっす」

楠木:「うっす。…何だ、今日はタカ来てたのか」

タカ(GM):「おぅ…昨日徹夜で麻雀してて…疲れちまったよ…」

楠木:「そういう時は呼べよ、てめぇ〜」

タカ(GM):「面子足りてたんでな、悪ぃな」

楠木:「そうかぁ〜…まぁ次は呼んでくれよぉ?」

タカ(GM):「あぁ、分かったぜ」

GM:じゃあそこで委員長入ってこよか。

保科(GM):「あ〜、また麻雀の話なんかしてる〜」

楠木:「話くらい、いいだろ?!」(笑)

保科(GM):「どぉせまた賭けてたんでしょ〜?」

楠木:「さぁな、俺は不参加だったからな」

保科(GM):「もぉ〜、駄目だよぉ〜?」

楠木:「いいんだって、そうやって小遣い稼げば」

GM:まぁ、そういう感じで今日も学校が終わって…帰るも帰らんも自由で。ちなみに保科さんは今日は部活ってことにしよう。

楠木:何部?図書部?

GM:ん〜…生徒会の書記とかかな…じゃあ生徒会の仕事ってことで。

楠木:なるほどね……あ、じゃあ俺初期の持ち物にバイクあるから、駐輪場でバイクの手入れしとこ。「ったく、誰だよこんな所にガム捨てた奴…踏んじまってるじゃねぇか…ゴシゴシ…」

GM:マメや〜!(笑)じゃあタイヤの溝掃除してたら……一昨日の喧嘩番長がやってきたわ。

楠木:同じ学校なん?

GM:ん〜…いや、他校ってことで。

楠木:はいはい…名前何にしようかな…。

GM:そうやなぁ………じゃあ森岡 哲也(もりおか てつや)で。

楠木:森岡、ね…了解。

哲也(GM):「……おぃ…」

楠木:「…あぁ、てめぇか…」

哲也(GM):「今日はてめぇに、果たし状を持ってきたぜ…」

楠木:「果たし状…いつの人間だよ、お前…」(汗)

GM:コイツ、鉄下駄履いてるから。(笑)

楠木:口に草銜えてる昔の番長スタイルやな!(笑)

哲也(GM):「ほれ、受け取れ…」

楠木:「…ったく、面倒くせぇな…俺だって暇じゃねぇんだぜ?」て言いながら一応受け取るわ。

GM:ん、じゃあ見ると…『明日の放課後、川原に来たれし』的なことが書いてあるわ。

楠木:ビリビリに破って捨てたろ。

哲也(GM):「あ、ちょ、せっかく書いたのに…!」(笑)

楠木:「うん、その努力は認めよう」(笑)

哲也(GM):「漢字辞書調べながら書いてんぞ?!」(笑)

楠木:「そうか…でもなぁお前…『果たし状』が『旗死状』になってるぞ?」(笑)

GM:どんだけアホやねん、コイツ!?(笑)

哲也(GM):「まぁいいから…明日来いよ…?」

GM&楠木:って、口頭で済むがな!!(爆笑)

楠木:しまった…ここまでアホやったとは…。(笑)まぁ「ふん…用が済んだら、とっとと帰れ」

哲也(GM):「あぁ、今日はそうさせてもらおう…」

GM:帰ってったわ。

楠木:あいよ。じゃあ今日は夜シフトでバイトしようかな。

親方(GM):「おぅ!今日もカンナやるか、カンナ!」(笑)

楠木:「またですか!」(笑)

GM:そうやなぁ…「操作」で目標値12で。(笑)

楠木:12か…(コロコロ)15!成功!

親方(GM):「今日もうめぇなぁ、お前!お前のカンナ削りはもう最高だな!」

楠木:「あざぁーっす!」(笑)

親方(GM):「よし、今日もバイト代弾んでやろう」

楠木:「いつもありがとうございます〜」(笑)

GM:また1万円くれたわ。(笑)

楠木:やった。じゃあ今日も何か買って帰るか…今日は端数の3900円分、米と旬の魚にしとくか。

GM:親孝行やなぁ〜。(笑)

楠木:「ほら、今はこの魚が旬だってさ」

母親(GM):「ありがとうねぇ〜…あの人が働かないばっかりにお前に面倒かけて…」(涙)

楠木:「いいって。…ほらよ、親父…酒だ。そろそろ切れるだろ」

GM:……こんな親父、甘やかしていいんかなぁ。(笑)

楠木:酒が切れて暴れられるよりはマシ、ってことで。(笑)

親父(GM):「うぃ〜っす」

楠木:「あんま飲み過ぎんなよ…言っても無駄だろうが…。それより親父、そろそろ上に認められるようなことしてくれよ…」

親父(GM):「…上はな…俺のことなんて、認めちゃくれねぇんだよ…グビッ…」

楠木:「根性の問題だって!ちょっと『白虎組』に突っ込んでこいよ!」

GM:…白虎組?

楠木:ウチの『青龍組』の敵対組織。(笑)

親父(GM):「び、白虎組だと?!あ、あんなとこ…つ、突っ込めるわけ、ねぇだろうが…」(汗)

楠木:「こぉのビビリがぁ!どんだけヘタレやねん、クソ親父ぃ〜!」

親父(GM):「俺ぁ昔…あそこのヤスって奴に刺されたんだよ…」

楠木:「俺だって昨日刺されたとこだ!」(笑)

GM:ほんまや。(笑)

親父(GM):「お、俺はもう嫌だぁー!!」

楠木:「じゃあカタギになればいいだろうがぁー!」(笑)

GM:とんでもない半端者や。(笑)まぁそう言いながら今日も酒飲んでるわ。

楠木:はぁ…じゃあ今日は諦めて、飯食って寝るわ。




4日目:川原の血闘


GM:よし、じゃあ次の日にいこうか。次の日は?

楠木:ん〜、一応学校行くか。

GM:じゃあ今日も生徒数10人な。(笑)

楠木:今週3回も来てしまった…真面目や。(笑)

GM:先生も感心してるわ。(笑)

担任教師(GM):「おぉ、お前は今週真面目だなぁ。週に3回も来るとは…」(笑)

楠木:「まぁただの気まぐれっすけどね」(笑)今日は木曜か…ヤンジャン読んどこ。

GM:で、教室に入ったら気づいてんけど、今日は保科さんが何故かいない。

楠木:「あれ?…おいおい、委員長のくせにサボりかよ…大分染まってきたじゃねぇか」(笑)

GM:そうきたか。(笑)じゃあまぁ、特に何もなく放課後です。

楠木:ん〜、呼び出されてんねんなぁ……じゃあバイト先の工事現場に行って、誰もおらんうちに鉄パイプ一本持ってから川原に行くわ。

GM:OKOK。

楠木:じゃあ川原の土手から下見下ろして、「森岡ぁ!!来てやったぞぉぉー!!」

哲也(GM):「よく来たな…」

GM:土手に数人固まってて、哲也が前に出てくるわ。

楠木:じゃあ正面にまで出ていくわ。

哲也(GM):「楠木ぃ…これを見ろぉ!」

楠木:「…何?」

GM:後ろに不良3人がおって、保科さんをナイフで脅してるわ。

楠木:「て、てめぇら…!!」

保科(GM):「来ちゃダメぇ!来ちゃダメよぉー!」

楠木:「いつも言ってんだろ?てめぇの指図は受けねぇ!」

保科(GM):「こんな所で喧嘩したら…貴方本当に退学になっちゃう!」

楠木:…俺は真面目な方やと思うけどなぁ〜…。(笑)

GM:話したら分かってくれそうやけどな。(笑)まぁそっちは鉄パイプ、こっちはナイフ持ってるから傷害事件にはなってまうからな。

楠木:あぁ、まぁそうか。「で、何だ?森岡とサシでやり合って、勝てばソイツを放すんだな?」

哲也(GM):「そういうことだ」

楠木:「…ちっ、めんどくせぇ…まぁいい、仏の顔も三度まで、だ。今日こそてめぇに引導を渡してやる…!」

哲也(GM):「今日こそ決着をつけてくれる…!」

GM:ってことで、戦闘や!


≪戦闘:森岡哲也≫


<1ターン目>

GM:森岡やけど……今までとは違う雰囲気を纏ってるわ。行動値14!

楠木:いぃ?!何があったんだ、盛岡ぁー!(笑)


<哲也(14)⇒楠木(5)>

GM:ってことで森岡から攻撃な(コロコロ)達成値12のパンチ!

楠木:避け!(コロコロ)11か、<衝動>使うわ(コロコロ)げ、9て…もっかい使うわ(コロコロ)14、避けれた!必死や…。(汗)

GM:避けられたか…。

楠木:「何だコイツ…今までとは動きが違う…?!」

哲也(GM):「今までの俺とは思うなよ…?」

楠木:まぁ殴るか(コロコロ)…振りなおす(コロコロ)達成値19。

GM:(コロコロ)アカン、ダメージください。

楠木:あいよ、簡易武器やな…ダメージが11点。鉄パイプで全力で殴る!

GM:これは痛い…。(汗)

楠木:え、鉄パイプを曲げられるとかないよな?(汗)

GM:それは大丈夫やけど…明らかにそんな痛い攻撃くらっても耐えてるね。

楠木:「お、おかしいぞ、コイツ…」(汗)

哲也(GM):「〜〜〜ふんっ!!」

楠木:「気合だけで耐えてやがる…?!」(笑)


<2ターン目>

GM:じゃあまたパンチ!(コロコロ)達成値15!

楠木:高!(コロコロ)アカン、<衝動>!(コロコロ)よっし、効果的成功!16で避けれた!

GM:避けられたか…!

楠木:じゃあ鉄パイプで殴るわ(コロコロ)達成値は18。

GM:18か…(コロコロ)あかん、当たるわ。

楠木:ダメージが…低いな、6点。

GM:6点?

哲也(GM):「ふぅん!!」

楠木:「気合で弾かれたぁー?!ど、どういうことだ?!」(汗)

哲也(GM):「俺は…生まれ変わったんだよ…」

楠木:「プロテインか!!それともビリーか?!」(笑)

哲也(GM):「そうだ、俺はあのビリー隊長と共に特訓に特訓を重ねたのだ…」(笑)

楠木:意外と努力の人やった…ちょっと尊敬してまいそうや。(笑)


<3ターン目>

GM:ってわけでパンチ(コロコロ)達成値が高め、16!

楠木:高い!(汗)(コロコロ)振りなおす!でもこれで第一段階…(コロコロ)衝動表は4。

GM:『悲哀:急に悲しいことを思い出して動きが止まる。このターン終了時まで行動不可』(笑)

楠木:「親父が…しっかり働いてくれれば…俺はここでこんなことしてないのに…!」(涙)

GM:それは悲しい!(笑)でもダメージ入るな…。

哲也(GM):「急に泣き出しやがって…今更命乞いかぁ?!」

楠木:「ち、違うわぁー!!」

GM:じゃ、ダメージやけど…8点な。

楠木:「ぐぁっ…!て、てめぇ、何だこの力は…?!」(汗)

哲也(GM):「言っただろ…俺は生まれ変わったんだ…」

GM:ていうか、まだ立ってる?

楠木:うん、残りエナジー7点やけどな。これは変身していいんかなぁ〜…?(葛藤)

GM:ん〜、保科さんは見てるけどなぁ…。

楠木:…あ、俺自分が“悪魔憑き”やから、他にそういうのがいるの知ってるんか。

GM:あぁ、そうやな。

楠木:「てめぇ…まさか憑かれたのか?!…この力、普通じゃねぇ…前に親方にダンプで轢かれた時くれぇのダメージだ…!」(汗)

GM:轢かれたんかい!!(笑)…ん〜、本当はヴィシャスなら自然と感知できるねんけど…あ、じゃあこれは俺のルールやけど…「知覚」で目標値8に判定してみて。

楠木:ん?(コロコロ)9、成功やな。

GM:はいはい、じゃあ自分と同じ匂いがするわ。“悪魔憑き”の匂い。

楠木:「…ちっ、そういうことかよ…!」

GM:まぁこれでこのターンは終わり。


<4ターン目>

GM:で、またこっちのパンチ!(コロコロ)今度は低いな…11。

楠木:もう動けるな?(コロコロ)よっしゃ!11でピッタリ避けれた!

GM:おぉ、やるな!

楠木:で、もう変身する!!

GM:保科さんいんのに?

楠木:「保科ぁー!俺がいいと言うまで目ぇ閉じてろぉー!」

保科(GM):「え?う、うん…」

GM:目閉じたわ。

楠木:じゃあ遠慮なく、《龍化変》(ドラゴニックフォーム)!!「ガォォーン!!」

哲也(GM):「な、何だぁ、コイツは…?!」

楠木:で、判定は3Dになるな。普通に殴るわ(コロコロ)達成値は効果的成功ですね。(笑)

GM:ま、マジかよ…。(汗)

楠木:肉弾で18点のダメージ!結構ビックリしてたんやな。(笑)

GM:そうやな。(笑)


<5ターン目>

哲也(GM):「…まさか…てめぇが変身するとはなぁ…」

GM:って言いながらこっちも変身するわ。何か蛇を連想させる姿やな、手も蛇で頭も蛇。

楠木:蛇か…。

哲也(GM):「シャー!シャー!」

GM:こっからは固定値でいくわ。達成値は21。

楠木:か、簡単に言いやがって…。(汗)(コロコロ)16…<衝動>で振りなおすわ…(コロコロ)ヤバイ!効果的失敗?!もう一回!(コロコロ)21!避けれた!

GM:ギリギリやなぁ。(笑)

楠木:どうしようかな…じゃあ《対抗戦闘力》使って+1Dにする!んで第二段階(コロコロ)衝動表は9。

GM:『辛抱:ほんの一瞬変身しかける』…あ、関係ないな。

楠木:OK、じゃあ殴るわ(コロコロ)達成値は25!

GM:それは避けれない!

楠木:じゃ、ダメージが…肉弾で20点!

GM:いってぇ〜…。(汗)


<6ターン目>

哲也(GM):「な、何という攻撃力だ…しかし!俺は負けん!」

GM:と言っても普通に殴るしかない、達成値は21。

楠木:高いってば…(コロコロ)アカンなぁ、噛まれとくわ。

GM:じゃあ肉弾で17点!

楠木:うぉ…一気に1/3以上減った…いてて。(汗)じゃ、俺のターンだ!殴る!(コロコロ)達成値26!

GM:それは当たる!(汗)

楠木:ダメージは肉弾で17点!

GM:ギ、ギリギリやな…。(汗)

哲也(GM):「まだだ…まだ終わらんぞぉ〜…!」


<7ターン目>

GM:じゃあ21で殴る。

楠木:21ねぇ…(コロコロ)アカン、<衝動>で振り直す。あ、でもこれで第三段階や(コロコロ)衝動表は8。

GM:『限界:衝動を無理やり抑え込む。あちこちの血管が破裂し、10点ダメージ』

楠木:10点はデカイ…!(汗)(コロコロ)しかも避けれねぇ…!(汗)もう一回<衝動>!(コロコロ)…こ、効果的失敗…。(汗)

GM:おぉっと、やっちゃったかぁ〜?!(笑)防護点無視になりますよ〜?

楠木:もう一回!これで第四段階!(コロコロ)衝動表は9。

GM:…あ〜『焦燥:焦りから転倒する』(爆笑)

楠木:どんどんドツボにはまってってるぅ〜?!

GM:まぁ判定はしてくれていいで、−5で。(笑)

楠木:6Dなら…(コロコロ)…2と3ばっかや…何で6D振って19…−5で14…。(汗)

GM:死んだな。(笑)ダメージは22点。

楠木:死んだぁー?!(汗)

GM:<暴走>したー!!(笑)

楠木:<暴走>したなぁ。(笑)「Wooooooooo!!!!!!」

GM:まぁこれで転校の理由つくやん。(笑)じゃ、そっちの攻撃やで〜。

楠木:地面に押えつけてグチュグチュ噛みついたんねん。

GM:それなんてエ●ァ…。(汗)

楠木:攻撃!食う!(コロコロ)達成値は29!

GM:当たる、当たる。

楠木:ダメージは…低!18点や…<暴走>しやん時と変わらん。(苦笑)

GM:まぁどっちにしてもやられたわ。

楠木:OK、じゃあ地面に抑えこんで噛みつくわ。で、そのまま吸い込むように<魔種吸引>!

哲也(GM):「う、うわぁぁぁぁぁー!!!」

GM:森岡は倒れた。


≪戦闘終了≫

GM:<魔種吸引>は1Dしてみて。

楠木:(いっコロ)4。

GM:4は…《リジェネレイト》、ターン終了時に5点回復って石やな。

楠木:お、やったね。さて、じゃあ保科押さえてる3人も殴りに行くか。

GM:いや、3人は<暴走>した時点で逃げてた!こいつらは一般人やったからな。

楠木:あら?じゃあ人間の姿に戻って…あ、素っ裸やな…いいや、仁王立ちしとこ。(笑)

GM:何て奴?!(笑)あ、3人逃げたから保科さんもさすがに目開けてるで。

楠木:「…み、見るなよ…」(笑)

GM:いらんもんまで見てもたわ。(笑)怯えてますね…あまりに大きなモノに。(笑)

楠木:それはどっちに?!(笑)まぁいいや、まずは森岡を…意識は?

GM:森岡君の意識はないよ。

楠木:そいつの服はどうなってる?

GM:ん〜、腕のとことかが微妙に破れてるだけ。

楠木:あ、じゃあその服奪い取る!無いよりマシ!

GM:はい、今度は森岡君が素っ裸になりました。(笑)

楠木:ん、じゃあ着てから保科の方に行くか。「保科、怪我は…」

保科(GM):「触らないで!!」

楠木:「…………」

保科(GM):「…………」

楠木:……じゃあ、そのまま走って家まで帰るか。

GM:ん、OK。一人残された保科さんが佇んでるわ。そして急に雨が降りしきる…。

楠木:き、急に雨が…。これで人生経験『大失恋をした』、クリアっと…。(涙)

GM:はい、じゃあ家に帰ってきました。

楠木:親に言う。「引っ越そう!」

親父(GM):「…何だぁ、急に…?」

楠木:「すまねぇ…俺はもう、ここにはいれねぇ…一人ででも出て行く。明日の朝にでも発とうと思う」

親父(GM):「知らねぇよ、勝手に出ていきな!」

GM:…食い扶持が…。(笑)で、お母さんも出てきて、

母親(GM):「アンタ…急にどうしたの?!」

楠木:「………す、すまねぇ…詳しくは言えねぇんだ…ただ、俺はもう、この街にはいれねぇ!」

母親(GM):「…分かったわ…じゃあ、家計は母さんが支えるから…!」

楠木:「母さん!俺と一緒に行こう!もうコレ(親父)は置いていこう!」(笑)

GM:…置いて行きたいところやろうけどなぁ。(笑)

母親(GM):「父さんは私がいないとダメなのよ…」

楠木:「……そっか、分かった。じゃあ転校手続き云々は頼んだ…俺……」

GM:…?

楠木:…須狭山学園て、何県なん?大阪?

GM:ん〜…いや、じゃあ福井県にしよか。また中途半端な所やけどなぁ。(笑)

楠木:人口密度低いからいいんちゃう?(笑)「俺、福井に行くよ!」

母親(GM):「分かったわ…体には、気をつけるんだよ?」

楠木:「あぁ、母さんも…」




5日目:さらば広島…


GM:じゃあそうやって次の日の朝になりました。

楠木:布袋一つを肩に担いで朝一の電車にでも乗るかな。

GM:あ…じゃあ駅のホーム、電車が入ってきてヒノキが乗る車両まで歩こうとしたら…保科さんが立ってるわ。

楠木:…気まずそうにして、横を通り過ぎるわ。

GM:じゃあ、ゆっくりとしたすれ違い様に。

保科(GM):「………………ずっと…元気でいてね」

楠木:「………あぁ、お前もな…」

GM:って言い合って、背を向け合って…サヨナラってことで。

楠木:あぁ、電車に乗り込むわ。

GM:じゃあしばらくして電車が動き出すわ。ガタンゴトン…ガタンゴトン…。

楠木:窓の外の景色を眺めながら…「さらば、広島…」

GM:そしてヒノキは他PCのいる学園へと転校した、と…。『楠木檜〜仁義なき戦い…広島編〜』…完!



〜Fin.〜