第5話 : 研修旅行と秘密の部屋<上>



目次

1:時期外れの研修旅行
2:長すぎるトンネル
3:対 老狸
4:(ようやく)目的地到着
5:ホテル内での攻防(スポーツ編&温泉編)
6:研修開始
7:壁と靴と閉ざされた部屋
8:特攻!直情蝙蝠と俳優の嘘



1:時期外れの研修旅行


GM:…じゃあ、いこかー。題名は…決めてないので、またお任せします。

プレイヤーA(以下 シルヴィア):またぁ?(笑)

GM:だってさぁ、こういうのって題名言ってしまうと、結構内容が分かってしまうもんやん。

プレイヤーB(以下 月明):それもそうやな。(笑)

シルヴィア:まぁいいけどな…それっぽいの考えとくわ。

プレイヤーC(以下 夕樹):大変だねぇ、管理人も。(笑)

GM:じゃあ、そういうことで始めま〜す。

シルヴィア:はいよ。

GM:世間はゴールデンウィークですが、ここの世界でもGWです。

夕樹:リアルタイムだ。(笑)

月明:ていうか、“千歳”にGWて関係あるん?

シルヴィア:祝日は大体飲食店って、いつも混んでる感じだよな。

GM:混んでいる…ように見せかけて…。

夕樹:流行ってないの?

GM:いや、そうじゃなくて…実はこれから、千歳さん発案の研修旅行に行きます!

月明:えぇ〜!?GWに?!(笑)

GM/千歳:「お得意様方にはもう事前に、しばらく休みっていう連絡を入れてあるから大丈夫」

月明:OK〜、旅行やぁ!やったぁ!っていうか、俺も行っていいん?

シルヴィア:あ、そういや“千歳”で働いてないんだっけ?

GM:え、でも仲間になったやろ?

月明:…あ、そっか。ネットワークには入ったんや。

シルヴィア:そう、だっけか?

GM:そうやったやん。こう、

GM/シルヴィア:「仲間に入らないか?!」

GM/月明:「…くっ、そぉ〜…」

GM:っていう感じで。

シルヴィア&月明:そんなんやったっけ?!!(笑)

夕樹:そもそも、何が「くそ〜」か分からへん。(笑)

月明:大体、そんなキャラちゃうし。(笑)

GM/千歳:「え〜、それではこれより、研修旅行の説明をしま〜す」

夕樹:はぁい。

GM:行く所は…まぁ、飛騨の方です。

シルヴィア:飛騨・高山…避暑地やな、ちょい早いが。

月明:岐阜か。

GM:車の免許、持ってるよな?

シルヴィア:俺(プレイヤー)自身はな。でもシルヴィアは持ってないぞ?

GM:あれ?そうやったっけ?!

シルヴィア:また別のゲームのキャラやったらあったかもしれんけどな。(笑)

夕樹:誰か持ってないん?

GM:そ、それは無論、一人くらいは持ってる人は…。

月明:でもこの人数やと、大型免許いるんちゃう?

GM:そこは大丈夫です。大体千歳さんなんか、『ふゆう』やで。

月明:浮遊?!意味が分からん!(笑)

夕樹:浮いてどうすんねん!(笑)

GM:?…ああ、いやいや違う、『富裕』や。(笑)

シルヴィア:金持ちってことか。(笑)

月明:あ、そっちか。浮遊霊かと思った。(笑)

GM:うん、凄い金持ってんで、この人。だからでかい車は出してくれます。で、店の人間全員で行きま〜す。

夕樹:おぉ、凄い!

シルヴィア:豪華やな。

GM:うん、今回はオールメンバーやで。

シルヴィア:あ、じゃあ泉は?

GM:もちろんいますよ、影薄いけど。(笑)

月明:……あ、じゃああの娘も来るん?!

シルヴィア:あの娘?

月明:前回メンバーになった…。

GM:ああ、若菜瞳ちゃんか。もちろん、一緒やで。

夕樹:まぁ今は式神も封じられて、ただの一般人やけどな、今は。

GM:免許持ってそうなんは……巴さんやな。

夕樹:巴さんって、確か副店長の人やったっけ?

GM:そうやな、副店長っていうかマネージャーやけど。

月明:で、結局何人で行くん?

GM:…10人、かな?

月明:あ、じゃあギリギリ大型免許じゃなくていいな、あれは11人からやし。

GM:あ、そうやな。

シルヴィア:全員車内で、俺だけ天井とかやめてな。(笑)

夕樹:しがみついて?(笑)

月明:むしろ蝙蝠状態になってな。(笑)

シルヴィア:スペース確保?(笑)

月明:いや、紐つけて凧状態にして引っ張って行く。(笑)

シルヴィア:電線に引っかかってまう。(笑)

GM:それで行ってくれていいで?(笑)

シルヴィア:勘弁してくれ。(笑)

GM:ま、全員乗ったってことで。で、巴さんは偉い人なんで運転は下っ端が…。

シルヴィア:いや、だから誰も持ってないって。

GM:……そうやん…。

シルヴィア:今から取るか?つってもCP余ってないけど。

月明:俺もない。

夕樹:一応3CPは余ってるけど…。

GM:あ〜…じゃあいいや、巴さんが運転してくれるってことで。

シルヴィア:お願いします。

GM:ブオ〜ン…ブー……ギキキキキィー!!(効果音)

夕樹:ド〜ン!!(笑)

月明:いきなり?!(笑)

GM:一応技能判定を…(コロコロ)…。

月明:ここで何かあったら、この先どないしますのん。(笑)

シルヴィア:いざとなったら窓から飛んで逃げる…。

GM:まぁ特に事故もなく、安全に運転してます。

夕樹:あ〜、よかった。(笑)

GM:で、しばらくそのまま走っていくと、やがてトンネルが見えてきます。で、そのトンネルに差し掛かります。ブォオオオーン…。(効果音)

月明:車の音がサーキットみたいや。(笑)

夕樹:でもきっとこういう状況だったら、皆車の中でお菓子食べたり、ジュース飲んだり…。

シルヴィア:血を飲んだり…。

月明:それはアンタだけや。(笑)

夕樹:あとはトランプしたり、とにかく騒いでると思う。

GM:まぁそうなるかな。その影で、巴さんが疲れてるけど……ていうか、ちょっと微妙にキレてる。

シルヴィア:まずいぞ、ウチで最強の人がキレかかってる…!(笑)

夕樹:「どうして誰も運転できないのよ…!?」みたいな感じか。(笑)




2:長すぎるトンネル


GM:っていうところで、一回全員「知力」判定をしてほしいのですが。

シルヴィア:修正なし?

GM:なしの方向で。

シルヴィア:(コロコロ)4成功。

月明:(コロコロ)俺も4成功。

夕樹:(コロコロ)9成功。

GM:じゃあ全員、何かこのトンネルが、やたら長い気がしてきた。

夕樹:生駒のトンネルくらい?(笑)

GM:そらもう、あれより長いくらい。(笑)しかもこのトンネル、昔のやつやから電灯とかもほとんど点いてへんねん。

シルヴィア:ああ、あの岩壁が剥きだしのやつか。

GM:そうそうそう。

月明:そらなぁ…妖怪も出るさ、ここにいるもん。

シルヴィア:ほんとに出そう…ってそれ、俺らのことか。(笑)

夕樹:妖怪だらけやな。(笑)

シルヴィア:うわー…全然怖くないな。(笑)

月明&夕樹:そらそうだ。(笑)

GM:9妖怪と1人間か。

夕樹:守ってあげないと…。

GM:……で、気づいたのか。

夕樹:「何か…長くないっすか、このトンネル?」

シルヴィア:「まだ抜けないのか…?」

月明:あんたにとっては良い所やな。

シルヴィア:それもそうか、「もうずっとここでいい…」

GM:そういや日光苦手やったな。(笑)じゃあそこで巴さんもおかしいと思って、一回車止めた。

月明:交通違反や…。

シルヴィア:周りに車は?

GM:1台もいいへん。一応端っこに止めたけどな。

月明:じゃあ…行こうか。

シルヴィア:え、どこに?

月明:外調べるんちゃうん?

GM/巴:「うん。ちょっとそこのPC3人で調べてきて」

夕樹:明かり〜。

月明:自分、火出せるやん。

夕樹:…じゃあ最初から狐形態に戻って、テコテコ歩きながら狐火を出すわ。

シルヴィア:じゃあ降りるか。

GM:降りたところで3人共、「敏捷」で判定してみて。

シルヴィア:(コロコロ)13、5成功。

夕樹:(コロコロ)6成功。

月明:(コロコロ)…あ゛、ファンブル。

夕樹:何が起こったんや?!(笑)

シルヴィア:車の扉に挟まったとかちゃう?(笑)

月明:情けねぇ〜!(笑)せめてこけたとか…。

夕樹:頭から落ちたとか?(笑)

GM:………(黙考)よし、じゃあその次の瞬間、車がふっと消えました。

夕樹:何?!

GM:そしてさらに、ここ(シルヴィア&夕樹と月明)でパーティ分断な。

月明:ぇえ?!やばい、やばい。(笑)

シルヴィア:辺りには何が?相変わらず岩壁だけ?

GM:いや、本当の意味で何もない。前も後ろも全部暗闇だけ。

シルヴィア:そうか…まぁ暗い方が落ち着くからいいや。

月明:ゴキブリかいな。(笑)

シルヴィア:その例えはちょっと…。(笑)

夕樹:狐火の光が届く範囲だけまだトンネルって感じ?

GM:そうそう。

夕樹:さて、どうしようか。とりあえずその辺りを調べるか…。

月明:むしろ俺がどうしよう。(笑)

夕樹:明かりもないしな。

月明:そ、遭難してる…。(汗)

シルヴィア:ん〜、どうも不思議な空間やな。試しに壁にでも〔エネルギー波〕打ち込んでみるか。

月明:あ、それいいな。俺も…って手段がないか。

シルヴィア:壁に向かって〔エネルギー波〕(コロコロ)まぁ普通に成功するわな。

GM:…バァン!

シルヴィア:普通に崩れた?

GM:凹んだ。

夕樹:凹んだ?!岩壁なのに?!(笑)

GM:っていうか、あれや。まずこれしてもらうべきやった。忘れとったわ。

月明:えぇ〜、ちょっと何ぃ?忘れんといてよ〜。

GM:実はこのトンネルに入る前くらいに、巴さんが車内で、「ここには昔から狸が出るって話があるのよ〜」みたいなことを言ってたのを思い出した。

シルヴィア:狸の仕業か…。

夕樹:狸かぁ、同郷じゃないのか。

月明:むしろライバルやん。(笑)

シルヴィア:あ、確かに。(笑)

月明:で、どうしよう?

GM:ん〜、じゃあ二人いる方からやろうか。

夕樹:狐火の範囲で調べとく。

GM:じゃあどっからか、コツコツコツ……っていう足音が聞こえてくる。

夕樹:とりあえずそっちに向く。

シルヴィア:掌向けて「誰だ?!」って叫ぶ。

月明:……ごめんなさい。

シルヴィア:何だ、追いついたのか。(笑)

GM:ではない。(笑)じゃあ、年老いた狸っぽいのが出てきて…しかも二足歩行。(笑)

シルヴィア:可愛いやん。(笑)

夕樹:僕なんか九尾の狐やも〜ん。

月明:っていうか、やっぱ化け狸ってことは……アレがこんなんなん?(THE BIG DICK)(笑)

GM:〜〜〜ま、まぁそういうことにしとこう!(笑)

シルヴィア:じゃあボソッと…「負けた……」。

夕樹:勝ってても生活に困るやろうに。(笑)

月明:っていうか、勝った方が怖いわ。(笑)

GM:何もそんなとこで勝負せんでも。(笑)

シルヴィア:負けず嫌いやねん。(笑)で、狸が出てきてんな?どんな感じ?

GM/老狸:「…グスッ……スンスン…」

シルヴィア:な、泣いてる…?

夕樹:「やったのはお前か?!」

GM/老狸:「うん、そう」

月明:あっさり認めたぁ〜!(笑)

シルヴィア:「え〜、これから俺達はこの先の温泉で可愛い女の子達をナンパするという大切な用事があるから、今すぐ元に戻して欲しいんだが……」

月明:こぉの好色一代男めが。(笑)

シルヴィア:やるやろ?(笑)

月明:うん。(笑)

GM/老狸:「うん…そうやなぁ……通行料を払ってもらおうかなぁ」

シルヴィア:「お前の命じゃ安いか?」

月明:ここに悪人がおる。(笑)

夕樹:「サディスト」買い戻したはずやのにな。(笑)一応、通行料は何で払えばいいかだけ聞いてみる。

GM/老狸:「う〜ん、通行料は…そうだな、女が欲しいな」

夕樹:ここにはおらん。

シルヴィア:「分断された車の中にいっぱいおるぞ。それこそ命の保障はできんが、好きなのを選べ」

GM:うん、こっちにはそれが把握できてる。

GM/老狸:「1、2、3……女は車の中に6人か」

夕樹:で、野郎が中に1人とここに2人。

月明:そして別の所に飛ばされたのが1人。(笑)

GM:………どうしよう、かなぁ?いきなりファンブルは予想外の出来事や…。

月明:相変わらず確率無視してるわぁ。(笑)

夕樹:そんなに女が欲しいのなら……【幻影】で出してやる!

月明:お、狸と狐の化かし合いや。

夕樹:(コロコロ)クリティカルではないけど、成功はしてる。

GM/老狸:「……こんなもん、【幻影】だ…」

シルヴィア:まぁ目の前で出したしな。(笑)

GM/老狸:「通行料が払えないというのなら……」

シルヴィア:いや、だから車の中の奴から選べって。

GM/老狸:「…………だぁって!どこに飛ばしたか分からなくなったんだもん!!」(号泣)

PC3人:馬鹿だ、こいつぅ〜!(爆笑)

GM/老狸:「一人は出てくると思ったのにぃ〜…」(泣)

夕樹:残念ながら、野郎ばっかりだった、と。(笑)

シルヴィア:「この状況、元には戻せんのか?そうすれば…」

GM/老狸:「元に?戻せるよ?」

シルヴィア:戻せよ、じゃあ。(笑)

月明:しまった、この狸…ただの馬鹿だ。(笑)

GM:ちょっとボケてんねん。

夕樹:うん、ボケてるなぁ。(笑)

月明:え、じゃあ元に戻してくれるん?

GM:ん〜……そう、やな。戻そかー。

月明:あ〜、やっと戻れた…。

夕樹:車から転げ落ちたばっかりに。(笑)

GM:ただ、車は結界で閉ざされてて入れへんけどな。

月明:……じゃあ俺、結界の境目に引っかかってんのかなぁ…困ったなぁ〜。

GM:…あ、じゃあ車の扉に挟まってるってことで。(笑)

夕樹:情けねぇヒーローだな、おい。(笑)

月明:痛い、痛い。(笑)

GM:じゃあ防護点無視で1Dダメージでも受けてもらおうかな。

シルヴィア:ここでダメージか。(笑)

月明:(いっコロ)5点。

シルヴィア:また微妙にでかいしな。(笑)

夕樹:いきなり削られたな〜。(笑)

シルヴィア:「…で、これは一体どういうつもりだ?」

GM/老狸:「…女を出してくれるのか?」

月明:そ、その前に俺を出して?!(笑)

GM/老狸:「挟まってるなぁ…もうそのまま挟まっておけ」(笑)

月明:「いやほら、女の子出すにしても俺邪魔やん!」(笑)

夕樹:っていうか、何で払わなあかんねん。通るだけやし。

シルヴィア:まぁそうだな。全員合流できたし、あとはこの狸殺して仕舞いだろ。

月明:狸汁にしたるわ!結構美味いらしいし。

GM/老狸:「ほぅ…そうか…ワシと戦うというのか…」

夕樹:「いや、その前に…何で通行料を払わなあかんの?」

月明:それはそういう妖怪だからじゃ…。

GM/老狸:「それはワシの、ただの趣味じゃ

PC3人:(爆笑)

月明:しまった、そう答えてくるとは!何か共感してしまう自分がいる。(笑)

シルヴィア:「その気持ち、よっく分かるぜ爺さん」(笑)

夕樹:何か間違ってない?!(笑)

シルヴィア:「それこそ男のロマンだよなぁ…」

夕樹:通行料取ることがか?!(笑)

シルヴィア:いやいや、昔は年貢の代わりに村娘を差し出すってこともあったくらいやし…。

夕樹:それとこれとは違うやろ〜!(笑)

GM:っていうところで、その狸が全員の臭いをかいで、

GM/老狸:「クンクン……ぬ?お前ら、全員妖魔の類か…?」

夕樹:見たら分かるがな。(笑)

月明:狐、狐。(笑)

シルヴィア:つーか、この状況を簡単に受け入れてるしな。(笑)

GM:それもそうか。(笑)

シルヴィア:まぁ、車の中に一人だけ人間おるけどな。

GM/老狸:「…妖魔の類の女を抱くのも、また一興、か……」

PC3人:何だこいつ〜?!!(笑)

夕樹:こいつ絶対「好色」持ちやぁ!(笑)

月明:どうしよう、凄い斬りたくなってきてんけど。(笑)

シルヴィア:ま、負けてられねぇ!(笑)

GM/老狸:「無論、男は邪魔だな…」

シルヴィア:「俺の女に手ぇ出すったぁ、ふてぇ狸だ!」

夕樹:いつからあんたの女になったんだ?(笑)




3:対 老狸


GM:っていうとこで、戦闘な。

月明:あらら、頑張ってな。

夕樹:そういや、挟まったままか!(笑)

シルヴィア:何か、飛び道具とか無いん?

月明:飛び道具…一日に一回だけ使うことができるっていうのがある。

夕樹:い、一日一回かぁ〜…。

月明:……今日はもう、戦闘はないと信じて使うとか……。

シルヴィア:そ、それはちょっと…。(汗)

GM:移動順は…え〜っと、敏捷は?

シルヴィア:8。

夕樹:7.25。

月明:7。

GM:……あ、じゃあこっちが最後です。

月明:あら、遅。

シルヴィア:じゃ、俺から。

GM:あ、ちょっと待って。狐火は浮かべたまま攻撃できんの?

夕樹:え〜っと………あ、無理だ。狐火に「手加減無用」が付いてるから、最大火力で辺りを照らし続けることになる…。

月明:危ない、危ない。(笑)

夕樹:うん、止めとく。

GM:じゃあ完全な暗闇状態やな。命中に修正付けてもらうで、−6。

シルヴィア:暗闇?じゃあこのターンで蝙蝠状態になる。〔ソナー〕あるし。(笑)

GM:あ、じゃあ修正ナシで。

夕樹:僕、「鋭敏感覚」があるんだけど…。

GM:む…じゃあ−4かな。

月明:俺の「超反射神経」は?これって確か、「鋭敏感覚」も含まれてたはずやで。

GM:あ〜、じゃあそれも−4で。

シルヴィア:……っていうかさ、車の扉に人一人挟まってるんだから、その隙間から車の中の仲間は飛び道具を出せると思うんだが…。

月明:そういや、そうやな。泉の〔水流〕とか、いけるやん。

GM:あ〜、じゃあそれもアリにしよう。

夕樹:頭上から色んなものが飛んでいく…怖いなぁ。(笑)

シルヴィア:で、俺は変化して終わり。次、夕樹。

夕樹:ん〜、抜き打ちがあるから即座に撃てるけど…傷つけていいものかどうか……。

シルヴィア:いいよ。

月明:やっちゃえ。

夕樹:ん〜(コロコロ)外れた〜。

月明:俺自身は待機。代わりに泉の〔水流〕やるわ。

GM:はい、これ。(泉のキャラシーを渡す)ちなみにオーナーとかのは力が強すぎて車が危ないから使えません。

シルヴィア:そこまで強力か。(笑)

泉:〔水流〕(コロコロ)…あ、マイナス修正がついてるんやっけ?じゃあ無理〜。

シルヴィア:あ、ちなみに俺前衛な。

夕樹:後衛〜。

月明:…さらに後ろ。

GM:あ、車の位置は自分らの後ろ側な。で、こっちの攻撃。〔葉っぱカッター〕。

シルヴィア&月明:ポ○モン?!(笑)

夕樹:狸なのに。(笑)

GM:誰に…って無論、前衛か。

シルヴィア:ちっ、俺か。

GM:(コロコロ)成功しとるよ。

シルヴィア:妖術受け(コロコロ)げ、失敗した。

GM:ダメージは(コロコロ)切りの25点。

夕樹:結構強いやん!

シルヴィア:ててて……まぁ半分ちょい残ってるけど。で、お返しの〔エネルギー波〕(コロコロ)もちろん成功。

GM:避け(コロコロ)失敗やわ。

シルヴィア:(コロコロ)叩きの19点。

GM:ぉお。

月明:っていうか、そいつの位置教えてや。

シルヴィア:それもそうやな。じゃあ行動で、そいつの頭上に飛んで羽をバサバサやっとくわ。

GM:あ、じゃあ二人とも−2でいいわ。

月明:ただ外れたらアンタに当たるかもな。(笑)

シルヴィア:で、狸の上にボトって落ちる、と。(笑)

夕樹:さて、と。どうしようかな。位置も大体分かったし、〔魅了〕もできるなぁ。

シルヴィア:…狐が狸を?

月明:どんな光景や…。

夕樹:いいや、普通に焼こう。(コロコロ)危ない、なんとか成功。

GM:火か…葉っぱで受けられへんかな、やっぱ。

シルヴィア:そりゃなぁ。(笑)

月明:燃えてむしろダメージちゃう?(笑)

GM:そうなるか。(笑)普通に避けよう(コロコロ)避けれない。

夕樹:決まるかな(コロコロ)20点。

GM/狸:「うぁっちぃ!」

シルヴィア:燃えた。(笑)

泉:「そんなに熱いなら、冷ましてあげる」(コロコロ)あれ?16は失敗や。

シルヴィア:「あぶねっ!」(笑)

泉:「ちっ…」

夕樹:「わざとか?!」(笑)

GM:じゃあ、『ぽんぽんぽんぽん…』…。

夕樹:は、腹堤み…?

月明:ぽんぽん(お腹)壊したん?

GM:(コロコロ)よし、成功。

月明:何が?!

GM:踊りの妖術。

月明:誘う踊りやな?!(笑)

GM:その通り。(笑)誘う踊りを…蝙蝠に。

シルヴィア:うぇ!?俺かよ〜…。

月明:知力−威力LVで抵抗やな。

GM:威力LVは3で。

シルヴィア:9か、踊る可能性大だな…(コロコロ)はい、踊った〜。

夕樹:踊れる蝙蝠。(笑)

月明:どんな踊りなん?腹堤み?

シルヴィア:踊ってる間は何もできんの?

GM:いや、毎ターンの頭にLV3を抵抗判定して、成功したら−4の修正で行動できんで。

シルヴィア:ペナルティだらけだな…まぁ最初の判定さえ成功してしまえばあとは−4でも目標値14だし。

月明:何とかなりそうやな。

シルヴィア:うん。で、(コロコロ)このターンは踊ってるから夕樹やで。

夕樹:はいよ〜。焼くべきか、操るべきか…。

シルヴィア&月明:焼くべきやな。

夕樹:そっか。じゃあ(コロコロ)あ、でも−修正あるんか。失敗やわ。

泉:−3だったね(コロコロ)あ、クリティカル!!

夕樹:おぉ〜!

シルヴィア:スペシャルクリティカル表は?

泉:(コロコロ)10…は確か普通…。

GM:(表を見て)うん、普通のダメージやな。

泉:あらぁ、じゃあ(コロコロ)28点!

GM:……28点?!!!凄い〔水流〕がきたな〜。

泉:ジェット水流と名づけよう。(笑)

GM:いまの水流は痛かったぞ〜…。

夕樹:アバラ折れてそう。(笑)

GM:じゃあ狸は…全力攻撃させてもらおうかな。

月明:そういや、そんなルールあったなぁ。

GM:全力2回攻撃。蝙蝠に〔葉っぱカッター〕飛ばして、夕樹に〔噛み付き〕するわ。まずは〔葉っぱカッター〕(コロコロ)成功してるよ。

シルヴィア:避けとか受けにも抵抗判定いるん?

GM:いるな〜。

シルヴィア:(コロコロ)無理だっての!

月明:さようなら〜。

シルヴィア:本気でさよならしちゃうかも…。

GM:踊り続けてください。ダメージは(コロコロ)29点。

シルヴィア:やべっ…!!

月明:落ちた?

シルヴィア:ぎりっぎり残った。(汗)

夕樹:シュパパっと切られたね。

シルヴィア:それでも俺は踊るのさ〜!

月明:ていうか、踊らされてるんやん。(笑)

シルヴィア:確かに。(笑)

GM:で、夕樹に噛み付き(コロコロ)あ、失敗や。

シルヴィア:で、俺に戻る、と。まず知力ー3か…。

月明:それが一番厳しいな。(笑)

シルヴィア:(コロコロ)…9、ジャスト成功!

月明:おぉ〜。

シルヴィア:で、−4で〔エネルギー波〕(コロコロ)まぁ当たるわな。

夕樹:さっすが♪

GM:(コロコロ)ダメです、当たりました。

シルヴィア:ダメージは(コロコロ)案外普通、叩きの17点。

夕樹:ほんとに普通やな。(笑)

月明:ていうか、狸相手にどんだけ苦戦してんの。(苦笑)さっさと決めてしまお。

シルヴィア:だな。




4:(ようやく)目的地到着


GM:っていうか、そこで、

GM/老狸:「ぐぅあぁぁ!!」

シルヴィア:お?

GM/老狸:「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってくれ!!」

月明:問答無用!!

夕樹:こらこらこら。(笑)

シルヴィア:え、とりあえず俺の踊りを止めてや。(笑)

GM:はいはい、もちろん止めさせてもらますよ。

GM/老狸:「ちょ、ちょっと待ってくれ!ここまで強いとは聞いてなかったぞ?!」

月明:「聞いてなかった?」

夕樹:「誰から聞いた?!」

GM/老狸:「いや、別に誰かに聞いたというわけではないんじゃが」(笑)

月明:思わせぶりに言っただけかい!(笑)

シルヴィア:「まぁ、どう転ぼうともお前は狸汁になる運命だ」

夕樹:「晩飯、晩飯♪」

GM/老狸:「い、今すぐここを通すから、もう勘弁してくれ!この通り、お願いだ!」

夕樹:……こういう場合、どうするべきなんかなぁ?

シルヴィア:「……お前はこれまで、何人の女を取り上げてきたんだ?」

GM/老狸:「ん、ん〜……ま、まぁその…じゅ、10人くらい、かのぉ…」

月明:(即)首切り決定〜。

シルヴィア:首切るより、アレ切っちゃえ♪

月明:あ、それもそうやな。(笑)

夕樹:これ以上不埒な行いができないように。(笑)

月明:そうやな、それで許しといたろ。

シルヴィア:っていうか、その前にまず挟まったままの人を助けたらなな。(笑)

月明:そういや、まだ挟まったままか、俺!(笑)

GM:うん。(笑)じゃあもう結界とかも解くよ。

シルヴィア:じゃ、そのまま車の中の千歳さんにこいつの処遇を決めてもらおう。

月明:え〜、俺としてはちょん切るのに賛成やねんけど。

夕樹:まぁ変なことしてまた減給くらったりしたら嫌やし。

GM:千歳さんか〜…。

夕樹:「オーナー、どうしますか、こいつ」

月明:「今までしてきたことを考えたら、罰は必要やで」

シルヴィア:「だな。ただ殺すほどのものでもない、って言ってしまえばそれまでだけど」

月明:「まぁそうやな。でも正義の味方としては許せへん!」

GM:ん〜…でもなぁ、千歳さんも境遇的には近いもんがあるからなぁ…。

夕樹:あ、そうなんや。

シルヴィア:俺も「好色」として許せへん。(笑)

月明:ただ羨ましいだけやん。(笑)

シルヴィア:「俺だって若い頃はなぁ〜…」(笑)

GM:え〜、千歳さんとしては、

GM/千歳:「この件は私が預かるから」

月明:いきなりですね?!(笑)

夕樹:逆らったら恐ろしいことになるで。

GM/千歳:「だからこのまま、旅を続行しましょう」

シルヴィア:「了解しました」

夕樹:「ラジャ!」

月明:「…………」(不満げ)

シルヴィア:じゃあ車に乗って、「伊吹ちゃぁ〜ん、俺怪我しちゃったよぉ〜」

GM/伊吹:「えぇ〜?そう言われても〜…」

シルヴィア:何か一回、回復薬とかの実験台にされたことなかった?

GM:あ〜、あったな。じゃあ、

GM/伊吹:「山に着いたら何か作ってあげますから、少し待っていてくださいね」

シルヴィア:「はぁ〜い」

夕樹:葉っぱでズタボロだもんねぇ。

月明:服とかも…。

シルヴィア:こ、こんなところでポロリサービス?!(笑)

月明:いらねぇ〜!!(笑)

GM:じゃあここに千歳さんと真田さんだけ残って、残り8人で先に行くことになりました。

夕樹:は〜い。はぁ、一息ついた〜。あ、人間型に戻ったから服着ないと。

月明:あんたもか。(笑)

夕樹:仕方ないでしょ。(笑)

シルヴィア:最後に狸にガン飛ばしてこ。

GM/老狸:「も、もうしないから勘弁してくれぇ〜…」

GM:って、改心してるっぽかった。

シルヴィア:ふぅん。

夕樹:じゃ、逆らったら千歳さん怖いし、行こか。

GM:では、そのまま車は再び走り出しました。まぁ近い所やってんけどな。ぶぅぅぅんぅぅんぅうん……。

シルヴィア:な、何かこの車のタイヤ、パンクしてないか?(笑)

GM:ちょっと人多いからな。(笑)ま、そのまま無事に目的地に着いたってことで。とりあえず飛騨の高原ホテルとかの付近です。

月明:じゃあ俺、『椿の間』取った。(笑)

シルヴィア:じゃあ俺、『百合の間』〜。(笑)

夕樹:一人一部屋とか、あり得ない。(笑)

GM:ホテルの名前、何にしよかなぁ〜…。

シルヴィア:鈴蘭高原。

夕樹:また普通やな〜。(笑)

シルヴィア:こないだ行ったらあったから。(笑)

GM:じゃあちょっと変えて、『ホテル コスモス』で。見た感じ、汚くもないし、超綺麗っていうわけでもない、そこそこのとこ。

月明:ホテルなん?民宿じゃなくて?

GM:うん、ぎりぎりホテルっていう感じの小さい感じのやつ。

シルヴィア:ペンションっぽいな。

GM:うん。色は白色な。

月明:何か事件とか起きそうやな。(笑)

夕樹:まず橋とかが落ちて孤島になるとこから、ってやつか。(笑)

GM:じゃあ支配人っぽい人が来て、

GM/支配人:「これは皆様、ようこそいらっしゃいましたぁ〜!あ、私、柔野 三郎と申しますぅ。この度は千歳さんの紹介ということで、当ホテルにお越し頂き誠に有難うございます!」

月明:「ど〜も、ど〜も」

GM/柔野:「ところで…千歳さんはどちらへ?」

月明:あれ?どこやっけ?

シルヴィア:トンネルで狸を叱ってる。

月明:じゃあ、「狸汁作ってます」

夕樹:そうなるの?!(笑)

GM/柔野:「は、狸汁、ですか?何かよく、分からないのですが…」

夕樹:「まぁ気にしないでください」(笑)

GM/柔野:(小声で)「あ、ちなみに私も、妖怪でございます」

月明:「あら、狸?」

GM/柔野:「いえ、狸ではございません」(笑)

シルヴィア:引っ張るな〜。(笑)

GM/柔野:「え〜、私、山彦をやらして頂いております」

月明:やっほ〜。

シルヴィア:「ん?普段は人間として生きてるの?」

GM/柔野:「それは無論、他には普通の人間の方々もいらっしゃいますので………ですから、皆様も是非とも、妖怪だとバレないようにお願いします」

夕樹:僕は大丈夫だけど…。(横を見る)

シルヴィア:………いくら俺でも簡単にはバラさんよ。(苦笑)

月明:どうだか。(笑)

GM/柔野:「若いお嬢さん方のお客様が多いですので。あ、それとここではテニスもできますので、よろしければどうぞ、どうぞ」

シルヴィア:「む……案内してもらおうか」(「好色」モード発動)

夕樹:いきなり?!荷物くらい部屋に置こうよ!(笑)

月明:「よっしゃシルヴィア、勝負や!」(笑)

シルヴィア:「望むところだ」(笑)

夕樹:日中やったら、あんたペナルティ付くでしょ。卓球とかならいざしらず。(笑)

シルヴィア:そ、そう言われてみれば…。(汗)

GM:あ〜、今何時くらいにしよかな。朝出発したとして、途中で色々あったから今、昼の2:30くらいかな。

夕樹:まず温泉じゃないの〜?

月明:!!そうか、温泉か!じゃあ…行きますか!

シルヴィア:…そうですね、アレをしなくてはいけませんねぇ。(含み笑い)

月明:蝙蝠、卑怯やな〜。(笑)

シルヴィア:窓の外にぶら下がってたらいいだけやからな。全部逆さまやけど。(笑)

GM/柔野:「え〜、お部屋の方にご案内致します」

夕樹:そう!まずそれやろ!(笑)「このタオルと石鹸は持って帰ってもいいやつかなぁ?」

月明:えぇ?!せっこいな〜。(笑)

GM/柔野:「ん、ん〜、まぁタオルとか石鹸でしたらどうぞ。さすがにTVとかですと困りますけど」(笑)

月明:それはな、泥棒やん。(笑)

夕樹:部屋に入ったら…まず何故かお茶入れるよな。(笑)

月明:確かに。(笑)

シルヴィア:緑茶やねんな、大体。(笑)

夕樹:じゃ、全員分入れて配ろう。「はい、どうぞ〜」

月明:「………ぬる」

シルヴィア:「熱!」

夕樹:「どっち?!」(笑)

月明:「熱いの好きやねん」(笑)

シルヴィア:「体温ないから、熱いの嫌いやねん」(笑)

夕樹:「皆、我侭だな〜」(笑)

GM:じゃあそこで巴さんが、

GM/巴:「じゃ、今日はとりあえず、本当は研修旅行なんだけど、着いたばっかりだし、まぁ温泉でも入ってゆっくりしましょう」

夕樹:「は〜い!わぁい、温泉やぁ♪」

月明:(シルヴィアに)「じゃあ…テニスしにいこう」

シルヴィア:「あくまでそっち?!」(笑)

GM:あ、じゃあシルヴィアはダメージ受けてもらわなな。さっきどのくらいくらってた?

シルヴィア:全55HP中、残り14点。(苦笑)

GM:他は?

月明&夕樹:無傷。

GM:ぇえ?!

シルヴィア:だって、俺集中的にくらってたもん。(笑)

夕樹:僕に一回噛み付ききたけど、そっちが外したし。

月明:戦闘に参加さえしてない。(笑)

GM:そ、そんなにシルヴィアばっかりやった?

月明:まぁ前衛キャラクターの宿命やな。(笑)

GM:じゃあ伊吹さんが何か薬作ってくれたってことにしとこか……あ、でも一応判定しとくわ。

月明:失敗したら毒やな。(笑)

シルヴィア:トドメやん。(笑)

GM:(コロコロ)あ〜残念ながら成功してしまいました。

月明:ちっ!

シルヴィア:いやいやいやいやいや。(笑)

GM:で、(コロコロ)12点回復してくれていいよ。

シルヴィア:ありがたい……まぁそれでも全体の半分やけど。(苦笑)

夕樹:ま、一晩寝たら治るって♪

月明:そやな、百鬼はRPGの宿屋ルールやから、完全回復やで。

シルヴィア:それじゃなきゃ死んでまう。(笑)




5:ホテル内での攻防(スポーツ編&温泉編)


夕樹:じゃ、温泉でも行くかな〜。

月明:さぁテニスや!こっちから、スマッシュ!(コロコロ)あ、失敗。15−0。

シルヴィア:い、いきなり?何?敏捷力?

月明:うん、それでやろう。

シルヴィア:分かった。日中のペナルティくらっても敏捷16あるけど、それでいいなら。(笑)

月明:!!!!ちょ、俺人間型やと敏捷10しかないねんけど?!(一回変身したら一日元に戻れない)

シルヴィア:でも始まったしな。(笑)お返し〜!(コロコロ)5成功。

月明:(コロコロ)あかん、取れん!40−0!

シルヴィア:さらに(コロコロ)11、5成功やな。

月明:(コロコロ)〜〜!!成功はしてんで?!でも1成功やねん!

シルヴィア:ああ、じゃあ打ち返したんちゃう?じゃあ続けて(コロコロ)2成功で打ち返す。

月明:よし、2成功なら!(コロコロ)ここで15?!5失敗…。

シルヴィア:ゲームセット!!「手首が甘いぞ」(笑)

GM:何か賭けとかせんかったん?

月明:「じゃあ…脱ぐ」

シルヴィア:「分かった、それで」

夕樹:捕まるって。(笑)

月明:「いや、暑かったんで〜」で通す。(笑)

シルヴィア:コートの周りにお姉さんとかおらん?

GM:おるおる。

シルヴィア:っしゃぁ!

月明:あ、くそ!いいとこ見せれんかった!

GM:じゃあシルヴィアの周りにお姉さん達が集まってきて、モテだした。(笑)

シルヴィア:肩とか腰に手を回しながら教えてあげよう♪(「好色」モード全開)

月明:く、くそ〜…。

夕樹:敗者の姿や。(笑)

GM:で、夕樹はどうしてるん?

夕樹:いや、だから皆誘って温泉。

GM:ああ、そか。そらもう、泉とかは温泉大好きやからもちろん行きますよ。

シルヴィア:そらな、(自称)風呂の神様やし。(笑)

月明:しまった!それがあったか!Lipsの選択ミスったわ…。

シルヴィア:俺シナリオはこっちが正解。(笑)

月明:くそ〜、俺だけ敗者かぃ…。

夕樹:じゃあ、こっちは皆温泉?

GM:そやな、全員で行こか。

夕樹:てことは…男はあと、サラリーマンのおっちゃんか。あと4人は女性……良い状況や〜。

月明:いいもん、こっちは人間の女の子誑かしてるから…。

シルヴィア:そうそう。

月明:大体考えたら、俺芸能人やで!今思い出したけど。(笑)

シルヴィア:ほんまやん、まぁ子供向け専門やけど。(笑)

GM:あ〜、そういやそんな設定やったな。子供向けやっけ?

月明:うん。だから小さい子を持つ若い奥様方に……。

GM:いや、でも負けたしな……じゃあ、おばさん連中に、

GM/おばさん:「あ!あんた知ってるわよぉ〜!」

月明:お、おばちゃんか!なんてこった…。(苦笑)

GM/おばさん:「いやぁ、頑張ってね!」

月明:「ど、どうも〜」(苦笑)

シルヴィア:「いやぁ、モテモテじゃないか幻さん」(笑:勝者の余裕)

月明:ち、ちくしょ〜…………。

GM:では所変わって夕樹の方。

夕樹:温泉、大きいかな〜。

GM:うん、なかなか広くていい感じやで。徹さんも一緒やけど。

夕樹:湯気がモワモワ……隣を覗けと頭の中で何かが囁く。(笑)その徹さんって人は、どういう人なん?その人次第。

GM:なかなか厳しい人やで……あ〜、でも一応人間やしなぁ…。

シルヴィア:あ、小金井さんって人間やったん?

GM:ていうか、普段は人間やけど、仮面を被ったらジェイソンに変身するっていう……。

シルヴィア:そんな危険人物?!(笑)

夕樹:さて、と……やっぱりここは、サービスカット?(笑)

GM:って言っても、まずは男湯からやけど。

シルヴィア:『カポーン』(風呂の擬音)

GM:そうやな、何故かその音やな風呂って。(笑)じゃあ小金井さんが、

GM/小金井:「夕樹君、君はラグビーは好きかね?」

夕樹:「きょ、興味ないし!」(笑)

月明:あ、こっちのLipsも失敗やったわ。(笑)

GM/小金井:「そうかぁ〜、ラグビーは面白いんだけどなぁ〜…」

夕樹:まぁ「好奇心」があるから、話は聞くけどさ。(笑)「へぇ、そうなんですか〜」

GM/小金井:「あぁ、そうかぁ……まぁこれからも色々と頑張ってくれよ」

月明:話打ち切りにかかったで。(笑)

GM:今まであんまり話したことなかったから、ちょっと気まずいかもしれん。(笑)

シルヴィア:確かに。元からいるメンバーやのに、実は初登場やしな。(笑)

GM:ちょっと親交を深めた感じ。(笑)

月明:『チンチロチロチ〜ン』(好感度UP)

シルヴィア:で、隣の風呂場からは「きゃっきゃっ」っていう声が聞こえんねんやろ?

GM:それはな。……こっちの描写、俺がすんの?

夕樹:GMだからね。(笑)

GM:って言われてもなぁ〜…。

シルヴィア:副店長、名前何だっけ?

GM:『木曾 巴』さんやで。

シルヴィア:巴さん、伊吹、泉、若菜か…。じゃあ伊吹あたりが、

シルヴィア/伊吹:「わぁ☆巴さんって胸大きいんですね〜」

月明/泉:「あ、若菜ちゃんって案外着痩せするんだ〜♪」

GM:またそんなベタな。(爆笑)

夕樹:で、それを聞きながら僕は悶々としてる、と。(笑)一応徹さんに相談してみよ。

GM:……徹さんもちょっと赤面してる。(笑)

月明:真面目キャラちゃうや〜ん!(笑)

シルヴィア:ただのムッツリか。(笑)

夕樹:「どうしましょ〜?…やっぱ覗くべきですかねぇ?」(笑)

GM/小金井:(メガネをくいっくいっとしながら)「ん、ん〜…それは…まぁ、ねぇ……」

月明:何悩んでんねん。(笑)

GM:ほんとは凄い真面目な人やねんけど……これはちょっと…意思判定してみていい?!

PC3人:どうぞ。(爆笑)

GM:(コロコロ)…ぁあ!!失敗してるぅ〜!(笑)

PC3人:(爆笑)

月明:ただの変態親父やん。(笑)

夕樹:真面目なはずなのに。(笑)

GM:凄い誘惑に負けてしまった。(笑)誘惑が凄すぎてんて!

シルヴィア:まぁ、分かるけどなぁ。(笑)

GM/小金井:「ん、ん!ちょ、ちょっとくらいなら……」

PC3人:(爆笑)

月明:ちょっとくらいって…!(笑)

夕樹:板の隙間とかがあるのかな?(笑)

GM/小金井:「ゆ、夕樹君。な、何か覗くための物はあるかね?」

夕樹:ん〜…【超跳躍】で壁の上に乗って、【幻影】でマジックミラー状の壁を作れば……。

シルヴィア:覗いた途端に顔面に〔激流〕とか飛んでくるんじゃね?(笑)

GM:それは大いにあり得る。まぁ、結局覗けなかった、ということで…いや、待てよ?あれをしたらいけるか…?

月明:めっちゃ本気で考え出したやん。(笑)

シルヴィア:じゃあその間に巴さんが、湯船に浸かって顔流して、

シルヴィア/巴:「…?何だか、磯の香りが……」

夕樹:伊吹さん!ダシ出てるよ!!(笑)

GM:多分その湯船のお湯、凄い美味しいことになってるよ。(笑)

月明:秘伝のダシ出ちゃったかぁ〜。(笑)

GM:あ、じゃあ夕樹は、「敏捷力」で成功したら一瞬見えたってことでいいよ。

夕樹:これでクリティカルすればきっと面白いことに…(コロコロ)きたぁ!クリティカルー!!!!(爆笑)

他:(爆笑)

GM:じゃあ、凄い穴場ポイントを見つけてしまった。(笑)

夕樹:そぉれは、堪能させてもらいました。(笑)

月明:……しまったなぁ〜……。

シルヴィア:まだ夜があるさ。(笑)

月明:そ、そうやな!(笑)

シルヴィア:まだ千歳さんが来てないからな。来たらまず温泉に入るだろうから、それを待とう。

夕樹:見つかった途端にLV20の精神攻撃飛んでくると思うけどな〜。

GM:じゃあ夕樹は、4人のあられもない姿を見ることができました。(笑)

夕樹:いやぁ、こんないい思いをしたのはいつ以来かなぁ。(笑)

GM/小金井:「ゆ、夕樹君…!こ、これは秘密だよ?!」

夕樹:「当然ですやん!」(笑)

月明:何やこいつら!!(笑)

夕樹:まぁ、これくらいにしとこか。(笑)

GM:しかし、あそこでクリティカル出すとは…ファンブルやったら確実に見つかってギッタギタにされててんけどなぁ。

夕樹:そりゃあ、ねぇ。(笑)じゃあ、ちょっとのぼせ気味で出るかな。

GM:ん、出てきたら……食事タイムやな。一応研修ってことで、伊吹さんと真田さんが作るわ。真田さんは、人間時は男で妖怪時に女になるっていう『堕悪魔』やねん。

月明:その人はどっちのお風呂に入ったらいいんですか?(笑)

GM:そう、それは難しい問題やねん。(笑)まぁ、千歳さんも一緒に帰ってきて、食事ということになりました。

シルヴィア:「あの狸、どうなったんですか?」

GM/千歳:「ん〜、もう絶対しないって言ってたから…」

シルヴィア:「でも過去に10人の女の子が犠牲に…」

GM/千歳:「あの狸……その、終わった女の子は記憶を消して帰したって言ってたから……まぁ、軽く罰を与えてこっちにきました。どの程度軽くは言えないけど(笑)」

夕樹:軽く精神LV20ダメージ…。(汗)

月明:そらもう、できんわ。(笑)

シルヴィア:えと、今日は研修はないねんな?

GM:うん、この日はない。

夕樹:じゃあ晩御飯食べて…温泉かな。

GM:好きやなぁ、温泉。(笑)

シルヴィア:温泉といえば……。

月明:卓球で勝負や!

シルヴィア:になるか、やっぱ。(笑)望むところだ。今度はこっちから(コロコロ)‐8の成功。

月明:(コロコロ)あかん!2失敗!

シルヴィア:(コロコロ)‐10の成功。

月明:(コロコロ)あかん〜!また+2の失敗やぁ!

シルヴィア:ラスト!(コロコロ)おぉ、−11の成功。(笑)

月明:(コロコロ)全然あかん!か、完敗やわ……。

夕樹:び、敏捷力に差がありすぎる…。(笑)

月明:な、何で敏捷力18もあんの?!!

シルヴィア:そりゃCP140も支払ったからな。(笑)

GM:じゃあ若菜ちゃんが見てて、

GM/若菜:「うわぁ、シルヴィアさんって凄いんですねぇ」

月明:し、しまった…!見てたんかい!

シルヴィア:「ふふふ♪」

夕樹:じゃあ、部屋でトランプでもしてよかなぁ。

シルヴィア:トランプか…【手品】技能でいくらでもイカサマできそうやな。(笑)

夕樹:確かに!でも千歳さんの【嘘発見】と常に勝負でもあるな。

シルヴィア:バレる=精神破壊?! リスクでかっ!

GM:でも今回は『シルヴィア活躍の巻』やな。

月明:まったくやで。

シルヴィア:今まで天然ものの不幸持ちだったからな、取り返すぞ〜。(笑)

夕樹:それでも戦闘ではボコボコだけどね。

シルヴィア:それは前衛だから仕方ない、ともう割り切った。(笑)

GM:そんなとこで、翌日になったということでよろしいでしょうか?

シルヴィア:はいよ。

夕樹:ぐっすり寝た。

月明:……いや、ちょっと待って!

GM:お?

月明:まだ温泉入ってない!

シルヴィア:あ、ほんまやな。

GM:そういや、そうやったな。

月明:汗を流して戦った後は友情が芽生えて、裸の付き合いやで。ということで風呂に行こう。何かないん?

シルヴィア:常にイベント希望か。(笑)

GM:じゃあ千歳さんだけが入ってることにしよか。(笑)

夕樹:一番怖い人やん!(笑)

月明:(即)ん、俺はいいわ。

夕樹:諦めんの、早!(笑)

シルヴィア:…夕樹の絶好の覗きポイント、教えてもらっといていい?

夕樹:って、覗いたこととか、誰かに言うわけないやん!

シルヴィア:ちぇ〜。確か「敏捷」やったな…。

GM:うん…やるん?!

シルヴィア:やらいでか!蝙蝠になって一瞬ぱっと見る!(コロコロ)9成功!

夕樹:バレたら即死亡〜♪

シルヴィア:生死をかけた男の戦いがここにあるんだよ!

月明:格好いい…格好いいよ、あんた。(笑)

GM:…こっちは「知力」で気づくか…(コロコロ)あ、3成功か。分からんかった。

シルヴィア:っしゃぁ!

GM:まぁ一瞬やし、湯気もあるから胸の辺りまでしか見えんだけどな。

シルヴィア:それでもいいさ、目と心に焼付けとく。

GM:何やってんだか…。(苦笑)

シルヴィア:いやぁ、温泉にこれはつきものでしょ。(笑)

夕樹:覗かないといけないような…。(笑)




6:研修開始


GM:っていうことで翌日な。

夕樹:起床はやっぱり早いんかな?

GM:ん〜、いや、適当でいいよ。千歳さん自身がダラダラキャラやし。

夕樹:そういや「怠惰」持ってたな、あの人。

GM:起床10時。

月明:おそ。(笑)

夕樹:朝飯は?!

GM:それもいらんくらい寝る人。(笑)他の人は食べててくれていいよ。

シルヴィア:俺も朝は食べん派〜。

夕樹:体に悪いで。

GM:じゃ、今日から研修ってことで。マネージャーの巴さんが、

GM/巴:「じゃ、今日から研修だから」

月明:「うぃーっす」

GM/巴:「まず…『いらっしゃいませ』千本!」

シルヴィア:えぇ〜?!

夕樹:「いらっしゃいませ!いらっしゃいませ!」(笑)

シルヴィア:「へい、らっしゃい!」

夕樹:寿司職人?!(笑)

シルヴィア:オーストリアから来て初めて覚えた言葉やねん。(笑)

月明:絶対間違った店行ってるわ。(笑)

GM/巴:「じゃ、次は「接客」と「調理」を覚えてもらうから」

シルヴィア:「調理」なら持ってるよ。

夕樹:僕は「礼儀作法」があるから、「接客」派かな?

GM:あ〜、どうしようかな…。

月明:っていうか、俺はこの研修どうしてたらいいんですか?この店で働いてないんですけど、俳優が本職やから。

GM:あれ、働いてないんか。

夕樹:アルバイト、アルバイト。

GM:そやな、ちょっとは手伝ってや。

月明:ちょ、ちょっとて。(笑)

GM/巴:「そんなに忙しい俳優ってわけでもないんでしょ?」

月明:「さ、最近はちょっとは売れてきてるんです!」(笑)

GM:ま、一応お手伝いってことで「接客」を覚えてもらうということで。

月明:は〜い。

GM:じゃあ全員、「知力」−3して。「接客」が覚えられるかどうかの修行。

夕樹:(コロコロ)余裕の6成功。

月明:(コロコロ)あ、全然あかん…。

シルヴィア:(コロコロ)あぶね、ギリギリ成功。

GM:じゃ、成功した人は「接客」覚えた。失敗の人は……、

GM/巴:「あんた、できない子ねぇ〜…」

月明:「だって!だぁって!!」(泣)

夕樹:本業別にあるもんなぁ。(笑)

GM/巴:「何で水を運ぶだけでこぼすのよ〜」

月明:いいねん、もう、おっちょこちょいキャラでいくねん。(笑)

夕樹:嫌なヒーローやな。(笑)

GM:で、成功した二人にはタダで「接客」をあげる。0,5CP分の「知力」分やな。

夕樹:タダ?ラッキー♪

月明:せこ。

GM/巴:「これからも店でどんどん働いてね」

夕樹:「はぁ〜い」

シルヴィア:「う〜っす」

GM:でまぁ、そうこうしてる内に夕方になって…。

夕樹:晩飯、晩飯♪

GM:晩飯…の前に風呂にも入ってて…。

月明:こ、今度こそ!!

夕樹:そこに食いついたか。(笑)

月明:いや、風呂もいいけどその前に…勝負やで、シルヴィア!

シルヴィア:またか。(笑)

月明:「敏捷力」じゃ勝てんことがわかったから…オセロはどうや?!

夕樹:おお、「知力」勝負か?

月明:ワイは「知力」が10やから、これなら対等…。

シルヴィア:え?俺「知力」12やで?

月明:あれ?!や、やめ!そうやな…よし、腕相撲にしよ!

夕樹:必死や。(笑)

シルヴィア:腕相撲…筋力勝負は何で判定だ?

夕樹:ん〜…(「体力」+「敏捷力」)÷2くらいかなぁ…。

月明:で、俺妖怪の姿に戻る!

シルヴィア&夕樹:ぇえ?!!(笑)

GM:お、大人げねぇ〜。(笑)計算面倒臭いから「敏捷力」だけでいいんちゃう?

シルヴィア:はいよ。

月明:妖怪の姿に戻ったら18あるで〜。よし(コロコロ)どや、6成功!

シルヴィア:(コロコロ)甘いな、7成功。(笑)

月明:あれぇぇ〜?!!!

夕樹:それでも負けるか。(笑)

月明:いや!まだ15度やで!90度までいかな終わらんで!

GM:ああ、それでいいな。(笑)

月明:次や!(コロコロ)8成功!

シルヴィア:(コロコロ)あちゃ、3成功だ。

月明:よっしゃ、持ち直した!(コロコロ)あら、3成功。

シルヴィア:(コロコロ)やば、2成功。そっちに傾いてきた。

月明:次!(コロコロ)10成功!

シルヴィア:やばいな、それは…(コロコロ)5成功か。

月明:よっしゃ、30度までいったで。45度で止めよか、長いし。

シルヴィア:はいはい。

月明:(コロコロ)3成功!

シルヴィア:(コロコロ)あら、ジャストの成功。

月明:よっしゃ、ようやく勝った〜!

シルヴィア:面白いくらいに、ダイス目が順々に落ちてったなぁ〜。

夕樹:確かに。(笑)

月明:「今日は俺の勝ちだね、兄弟!」(笑)

シルヴィア:「ああ、また今度も勝負だ兄弟!」(笑)

月明:これぞ、男の熱い友情。(笑)

GM:じゃあ見てた伊吹さんが、

GM/伊吹:「うわぁ、幻さんって凄いんですねぇ〜☆」

月明:妖怪の姿ですけどね。(笑)

夕樹:まったく。(笑)まぁ僕は人並みにしか筋力ないから、ちょっと羨ましいけど。

月明:じゃあ…。

月明&シルヴィア:風呂に行くか。(笑)

夕樹:汗もかいたし?(笑)

GM:ま、今回は全員で風呂ってことで。(笑)

月明:……あ、何か狐汁が食べたいな。

シルヴィア:尻尾9本もあるんやから、1本くらい…。

夕樹:!!?み、皆で入った時は教えるに決まってるやん。あははは〜…。(汗)

月明:ていうか…いいんかこれで、ヒーローとして。(笑)

GM:ようやく気づいたか。(笑)意思判定でもしてみ。

月明:(コロコロ)…こんな時に限って…「あかんあかん!皆、覗きとかよくないで!!覗いたら撃つで!!」

シルヴィア:はぁ、まぁ俺は昨日心に焼き付けたからいいで。(笑)

夕樹:僕もガン見したし。(笑)

月明:…………………………。

GM:まぁ相変わらず、壁の向こう側からは凄い誘惑の声が聞こえてくるんですけどね。(笑)

夕樹:じゃ、今日のところは…。

シルヴィア:耐えときますかー。

月明:「兄弟、いい体……はしてないな」

シルヴィア:「うん、してないぞ」(笑)

月明:「何や、そのなまっ白い体は!」

シルヴィア:「いやほら、俺って筋肉つきにくい体だからさ」(笑)

月明:「じゃあ今日は筋トレしよう。ヒーローに必要なのは筋肉だ!」

シルヴィア:「俺は力より技タイプなんだがなぁ…」

夕樹:確かに。(笑)

GM:まぁ、そんなこんなで風呂出た、と。

月明:余計に汗かいてもたな。

シルヴィア:そりゃ風呂場で筋トレすればな。(汗)




7:壁と靴と閉ざされた部屋


GM:風呂上りで全員、「知力」判定してみて。

月明:(コロコロ)まぁ、もちろん失敗で。

シルヴィア:失敗かい。(笑)(コロコロ)5成功。

夕樹:(コロコロ)6成功。

月明:…正義の味方は単純でいいねん!

夕樹:何か凄い偏見入ってるけど。(笑)

GM:じゃあ、ちょっとそろそろ話進めなな…。

夕樹:また狸か!?

GM:いや、狸ではないけど。(笑)

月明:いや、今度はエロ狐や!(笑)

シルヴィア:ここにおるやん。(笑)

夕樹:…あ、僕か。(笑)

月明:他に誰がおんねん。(笑)

シルヴィア:狸も狐もそんなんばっかか。(笑)まぁそれはともかく、何の判定?

GM:じゃあ成功した二人は気づいてんけど、靴が壁に刺さってるのを見つける。

夕樹:靴?!!

シルヴィア:誰の?

GM:誰の、とは分からんけど、ちょっと小さめの子供用の靴が。刺さってるというより、こう…。

夕樹:めり込んでる感じ?

シルヴィア:取り込まれてる感じ?

GM:どっちかといえばシルヴィアが近い。

月明:えぇ?!早く助けたらな!!

シルヴィア:…え、靴やろ?

月明:え、そこに足はないん?

GM:ない、靴だけ。

月明:あ、何や…。

シルヴィア:今凄い怖いこと考えたやろ。(笑)

月明:うん。子供ごと取り込まれてんのかと思った。(笑)引っ張ってみる。

GM:「っ!!…取れねぇな、これ…」

月明:あ、俺の台詞言ってくれたんや。(笑)

GM:うん。(笑)

夕樹:オーナー呼ぼうか。「オ−ナー!」

シルヴィア:…靴はこのままにして、とりあえず持ち主探した方が…。

月明:「さぁ、引っ張るぞ兄弟!!」

シルヴィア:「(溜息)分かったよ」

夕樹:「じゃあ僕は千歳さん達に報告してきます!」

GM:引っ張る二人は、「体力」の成功度の合計にしよか。

月明:(コロコロ)9成功!

シルヴィア:(コロコロ)ありゃ、4失敗。

月明:「だから体鍛えとけって言ったんだ、兄弟!」(笑)

シルヴィア:「風呂場の筋トレでのぼせたんだよ、兄弟」(笑)

GM:二人合わせて5か。じゃあまぁ抜けたってことでいいわ。

月明:ぼこっ。

シルヴィア:壁の方を見てみる。

GM:ん〜、まぁ普通に壁に穴が空いてるだけ。靴の分だけ。

シルヴィア:む………?

GM:で、夕樹は誰呼びに行ったん?

夕樹:え、オーナー達。

シルヴィア:呼びに行くのを口実に女湯に入ってくねんな。(笑)

夕樹:「大変です、オーナー!ガラッ」って?叩き出される…のはマシで、殺されてまうって。(笑)

GM:まぁ部屋にいたってことで。

GM/千歳:「あら?どうしたの?」

夕樹:「え〜、かくかくしかじかという訳なんですが…」

GM/千歳:「なるほど、靴が……今から行くわ」

GM:って言って現場に来てくれた。

月明:…あ!!!

シルヴィア:どした?

月明:人間形態やからさっきの判定失敗してた…。

GM:ああ、じゃあ靴は壁に埋まったまんまやな。

シルヴィア:でもこの場合、むしろその方が都合いいかもな。

GM:じゃあ千歳さんがそれを見て、

GM/千歳:「…靴が、埋まって、いるわねぇ」

夕樹:「ですねぇ」

月明:「犯人は『ぬりかべ』と見た!」

シルヴィア:「また安直な…」

夕樹:「山彦のオーナーも呼んできますか?」

月明:そっちの方が正しかったな。

GM/千歳:「行ってきなさい」

シルヴィア:パシってきて。

夕樹:私は従順な下僕でございます。(笑)呼びに行った。

GM/桑野:「はいはい、何か御用でしょうか!?」

GM:って言ってる横のロビーで、一人のお客さんぽいおばちゃんが桑野さんに、

GM/おばちゃん:「あのー、ウチの娘がいなくなったんですけど、見かけなかったでしょうかぁ?」

GM:って言ってる。

夕樹:無視して、「あの、子供の靴が壁に埋まってるんですけど?!」

GM/桑野:「は?靴、がですか?」

GM:って言って、それを聞いてたおばちゃんも一緒にそこに来た。で、そのお母さんがそれを見て、

GM/母親:「あ、あれ?これは…む、娘の靴です!ちょっと、これは一体どういうことなんですか?!」

夕樹:こっちが聞きたいくらいやわ。(笑)

シルヴィア:「俺達が見つけた時には、もう…」

夕樹:手遅れっぽい発言やな。(笑)

月明:とりあえず、もっかい掘り出してみよか。

シルヴィア:だな。

夕樹:今度は僕も手伝う。

シルヴィア:(コロコロ)1成功。

夕樹:(コロコロ)2失敗。

月明:(コロコロ)あら、3失敗。

夕樹:人数多い方があかんやん。(笑)

月明:大人3人が引っ張ってんから、抜けたってことにしようや。(笑)

GM:確かに、普通抜けるわな。(笑)じゃあその靴を見て、

GM/母親:「確かに…これは娘の靴です」

シルヴィア:で、今はその娘さんがいない、と?

月明:じゃあ探しに行こか、ホテル内と近辺やな。

シルヴィア:じゃあ、俺が外回りを見てくるわ。空から見れるし。

月明:んじゃ、俺は女湯を。お風呂入ってるかもしれんし…。

夕樹:それはお母さんが見に行けばいいでしょ!しばかれるよ。(笑)

シルヴィア:あ、娘さんの容貌を聞いとかんと。

GM:はいはい、『赤い服を着てて』『4歳くらいで』。

月明:名前は『みつば』やろ。

夕樹:また微妙なパクリ方を…。(笑)

GM:じゃあ『みつば』でいいわ。(笑)

シルヴィア:よし、じゃあ2階の窓から飛び降りて、落ちるまでに蝙蝠になって飛び立つかな。

月明:また無駄な演出を!(笑)しかも服は脱ぐんやろ?

シルヴィア:飛び去って少ししてから浴衣だけパサッて地面に落ちる。

月明:また新しい事件になるやん。(笑)

シルヴィア:確かに。(笑)

月明:まぁ、外はシルヴィア、中は俺と夕樹で手分けして探すってことで。

GM:誰か【探索】系の技能持ってる?

夕樹:【探索】ならあるよ。

シルヴィア:近いので【調査】ならある。

月明:ない。(きっぱり)

GM:じゃあ夕樹、判定してみて。

夕樹:(コロコロ)4成功〜。

GM:4か…じゃあ探索してるうちに……あ、ごめん、その前にホテルの造りを説明してなかったな。まず1階がロビーと食堂、お土産屋、フロント、お風呂。2階以上が客室。

月明:どのくらいの規模?

GM:100人規模で、3階建て。各階に10部屋ずつある。でもよく見たら、2階だけ9部屋しかない。

夕樹:一部屋分だけ扉がない違和感?

GM:そうそうそう、そういうこと。3階を見たら廊下の一番奥にも部屋があるのに、2階にはそれがないってことに気づいた。

夕樹:桑野さんに聞いてみる。「ここの不自然な空間は何ですか?」

GM/桑野:「…実は私、このホテルは買ったんですよ、ある人から。で、この壁は最初から埋まってたんですよ。で、私も不思議だなーとは思ってたんですけども…」

月明:不思議に思ってたんなら確かめぇや。(笑)

GM/桑野:「いや、でもまぁ別に問題ないかなーって」(笑)

月明:〜〜〜ま、まぁ、そうかな?(笑)

GM/桑野:「で、そのまま使っちゃってました」

夕樹:……どうしようかな、これ。いきなり「開けてみましょう」とも言えんよなぁ。

GM/桑野:「あ、さすがにいきなり壁を壊されるのはちょっと…」

夕樹:だよねぇ。(笑)

月明:…外から見てみぃや。

シルヴィア:だな、了解。

GM:うん外から見たら普通に窓もある。

月明:やっちまいな。




8:特攻!直情蝙蝠と俳優の嘘


GM:窓はあるんやけど、格子が付いてる。

シルヴィア:〔エネルギー波〕打ち込む。

月明:え、いきなり?(笑)

シルヴィア:あ、隙間から覗くかな…いや、よく考えたら俺「直情」持ってるわ。(笑)

月明:あ、それは突っ込まなあかんな。(笑)

GM:え、でも格子は?

シルヴィア:そこは〔エネルギー波〕で破壊しながら突っ込む。(笑)

GM:破壊しながら?!無茶苦茶するなぁ〜…。

シルヴィア:「直情」=力押し。(笑)

月明:間違いないな。(笑)

GM:今時間は…夕食前の夜か。ちょっと他の客が気づくか判定してみるわ。

月明:まぁバレたところで「蝙蝠がイタズラしてるんです〜」でいけるな。

夕樹:確かに。(笑)

GM:(コロコロ)あ、大丈夫。他の客は気づかんかった。

シルヴィア:じゃあ中に入った。

GM:体当たりに近いし、1Dくらいくらっといてや。

シルヴィア:はいよ(いっコロ)6点やし。(苦笑)部屋に入って人間形態に戻るわ。

月明:全裸やで。(笑)

シルヴィア:まぁいいや。(笑)部屋の様子は?

GM:まぁ普通の部屋やな、他の部屋と同じ感じ。ベッドが2個とクローゼットとか…。

シルヴィア:とりあえず家宅捜索。まずクローゼットを開ける。

GM:……………(深〜い溜息)

シルヴィア:何今の溜息?!(笑)

月明:やっちゃった?!(笑)

GM:ほんっと、あんたは飛び込むよなぁ〜。

夕樹:(第1話で)屋根裏とかな。(笑)

シルヴィア:やっちゃったぽいな。(笑)

GM:予想外の展開やからな…いきなりこんなことがあっていいんかな…?

夕樹:それがTRPGの醍醐味やん。(笑)

月明:決められたシナリオがないってな。

GM:じゃあ、いいや。確認するけど、他の人はまだ部屋の外やな?

夕樹:うん、外から『超跳躍』とかで入れるならやるけど。

月明:中で暴れる音がしたら壁ブチ破る。

GM:じゃあクローゼットを開けちゃったら……奥の壁からニョ〜ンっていう感じで人型で出てきて、『不意打ち』でパンチ(コロコロ)まぁ成功してる。そっちは−4で回避行動。

シルヴィア:−4て…『受け』(コロコロ)無理か。

GM:じゃあダメージやな(コロコロ)16点やな。

月明:結構きたな…。

シルヴィア:(口元拭いながら)「へっ、いいもん持ってるじゃねぇか…」

GM:で、殴ったらその人型は壁に引っ込んだ。

シルヴィア:いなくなった…?じゃあ…とりあえずベッドのシーツを引っぺがして体に巻きつける。

夕樹:どうせ誰も見てないのに。(笑)

シルヴィア:で、危険信号や。扉の向こう側はコンクリで埋められてんねんな?

GM:うん、そうやで。

シルヴィア:じゃあ俺の〔エネルギー波〕は『音・振動』やから両方使って扉に打ち込む。危険あるから壁破ってきてくれ〜っていう信号。

GM:…自分、〔エネルギー波〕好きやな〜…。

シルヴィア:それしか攻撃方法ないねん。(笑)

月明:確か『壁破壊ルール』っていうのがあったな。

GM:この場合コンクリやから…あ、ダメージ出してみて。

シルヴィア:OK(コロコロ)…おぉ。

夕樹:何で5Dダメージで6が4つ出るの?(笑)

シルヴィア:必死やねん。(笑)28点。

GM:28点?!鉄の壁でも凹むダメージやな。その壁の凹んだ、破れはせんだけど。

シルヴィア:この技『手加減無用』ついてるからな…本気で打ち込みすぎたか。

月明:でもそれでこっちも気づいたで。さぁブチ破…。

GM:しかし…今のは軽率な行動やったな。さすがに他の客も気づかしてもらうで。

シルヴィア:あ、そりゃそうだな。

GM:で、2階の客が部屋から出てきて集まってきたで。

GM/客:「な、何ですか今の音は…?!」

月明:しゃあない、ワイが【演技】したろ。(コロコロ)おっしゃクリティカル!「あ、これ映画の撮影なんで、よろしくお願いしま〜す。お騒せして申し訳ありませ〜ん」(営業スマイル)

GM/客:「映画の撮影〜???」

夕樹:そういや俳優やもんな。(笑)

月明:「あ、サインもあげちゃいますから!」(笑)

夕樹:一緒に【言いくるめ】でも(コロコロ)よし、成功。

GM:【言いくるめ】か…じゃあ何か言ってや。

月明:(夕樹に)「ほらマネージャーからも説明を!」

夕樹:「え〜、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、彼は現在売り出し中のアノ人です!今の音は次回使われるシーンの最中に出てしまったものです!」

月明:「そ〜なんです!ほんと御迷惑おかけして申し訳ありません〜!」

GM:そしたらテニスの時に出てきたおばちゃんがいたことにしよか。(笑)

シルヴィア:ここで活きたか、おばちゃん。(笑)

GM/おばちゃん:「あ、あんた、撮影やってたの〜?」

月明:「そうなんですよ〜!極秘だったんですが、予想外に大きい音が出てしまいまして、ほんともう…」(笑)

GM/おばちゃん:「あらあら、もう撮影は終わり?」

月明:「はい!もう今日の分の撮影は終わりましたので…あ、でもまた少し、さっきほどではないけどドタバタはするかもしれないんですけど…」

夕樹:初めて「名声」が役立った瞬間や。(笑)

GM/おばちゃん:「ん〜まぁそういうことなら仕方ないわねぇ〜」

GM:って言って、他の客とかも皆部屋に帰ってった。

月明:あ〜、良かった、良かった。(笑)

シルヴィア:で、俺はまだ部屋の中で待機やな。さすがにそっちの会話は聞こえん?

GM:うん、そやな。さすがに会話は聞こえんかった。

シルヴィア:ん〜…さすがに追撃したら、今の台無しになるな…それにもう、あんまり壁に近づきたくないし…。

夕樹:トラウマっぽくなってる。(笑)

GM:あ、でも「直情」やねんなぁ?…意思判定してみて?

シルヴィア:(コロコロ)げ、失敗した…。

GM:あ〜あ〜…じゃあ、何が何でも壁を破壊しようとする。(笑)

月明:何故窓から逃げようとしない?!(笑)

シルヴィア:この壁が俺を殴ったんだ!(笑:八つ当たり)でも今度は「振動」のみで…。

GM:え〜っと…壁は防御4点のHP25点やな。

シルヴィア:なるべく少ない回数で壊さんと、また客に苦情言われるな…(コロコロ)成功の16点。

夕樹:ブブブブブ〜…!!(振動音)

GM:まだやな、半分。

夕樹:こっち側までヒビが入ってきたな。

GM:それを見て桑野さんが、

GM/桑野:「ちょっ、君ぃ!何をするんですか?!止めてくださいよ〜!」

シルヴィア:聞こえん。(笑)

GM:そうやねんなぁ〜…。(涙)

シルヴィア:てわけで2発目(コロコロ)成功の22点。壊れたかな?

夕樹:(計算して)5点オーバーやな。

シルヴィア:ようやく合流か。

月明:「どうもー」(笑)

シルヴィア:「あ、どうもー」(笑)

GM/桑野:「ちょっと君ぃ!!」

シルヴィア:「はいはい、苦情は御尤も。でもとりあえず全員この部屋から離れようぜ?中に何か…いやがる」





<下>へ続く