第6話 : 海の聴こえる町



目次

1:非日常の来訪
2:【調査】開始
3:海遊館と民族学者
4:船はどこに?
5:公式ドッグと怪しい視線×2
6:ブンヤ・漆野と特別顧問官・蒼瀬
7:遼子の叱咤と好色蝙蝠
8:3方調査:現れた人魚の忠告
9:情報収集〜3連続の電話〜
10:人魚に会いに
11:人魚大戦勃発
12:集団戦闘ルール
13:対 蒼瀬一派!
14:戻る海の平静
座談会〜色々できた人との繋がり〜



1:非日常の来訪


GM:もう6弾か…早いなぁ……えぇ〜、では百鬼夜翔TRPG第6弾『海の聴こえる町』を始めます!

PC3人:おぉ〜!

GM:………。

PC3人:………。

GM:あ、好きに始めて?

PC3人:何を?!(汗)

GM:日常生活。(笑)

夕樹:ああ、日常生活ね。

GM:時間は昼間な。

夕樹:じゃあウェイターでバイト中かな。

泉:バイト中やね。

シルヴィア:うぅ〜、日の光が気持ち悪ぃ…アパートで寝てる、おやすみ。俺の基本出勤時間、17時からやから。

夕樹:夜担当やな。(笑)いつも通りバイトしてる。

泉:いつも通り仕事してるね。

GM:………もっとこう、日常生活を描いてほしいねんけどなぁ。

夕樹:もっと日常生活?!

GM:じゃあお客さんが入ってきたで。

GM/客:「すみませ〜ん、お昼っていけますかー?」

泉:「あ、はい。ランチがございますよ」

GM/客:「じゃあ今日の日替わり定食を2人前お願いしま〜す」

夕樹:「定食2、入りま〜す」

泉:作るのは伊吹さんや。

夕樹:そうやね、僕らは運ぶだけやし。

泉&夕樹:………(一人を見る)。

シルヴィア:…い、一体いつから伊吹係に…。(汗)

伊吹:「はぁ〜い、定食が2つですね〜。かしこまりましたぁ〜、少々お待ちくださぁ〜い」

GM/客:「今日の定食は何ですかー?」

夕樹:和食店なら、お茶とおしぼり持ってかなな。

泉:あ、そうやな。せっかく【技能】あんねんから振ったら?

GM:そうやな、あるならやってもらおか。

夕樹:【技能】でやるの?!(汗)(コロコロ)ん、3成功。

伊吹:「今日はぁ〜…サバの味噌煮定食になりまぁ〜す」

GM:サバの味噌煮?はいはい。で、そんなこんなで日も暮れました。

シルヴィア:(ダルそうに)「おはようございまーす」(出勤)

GM:………この店って、妖怪関係者はどこから入ればいいの?普通に正面から?

泉:人間に擬態できるのなら、普通に来ていいと思う。

シルヴィア:イエティみたいな、でっかい奴だったら?(笑)

夕樹:まず店入れん。(笑)

泉:ていうか、町歩けん。(笑)

シルヴィア:冷凍車に乗ってくる、とか。

泉:そういう場合は事前にアポを取ってもらって、店を閉めて裏口から、かな。

GM:ん〜……そうじゃなくて、妖怪「関係」の仕事を持ってきた人は?

泉:ああ、それはオーナーにすぐ連絡するだけやで。

GM:ふぅん、じゃあ女の人が店に入ってきたで。見た感じは…どうしような…決めてへんかった。(笑)

シルヴィア:(間を繋ぐ)「いらっしゃいませ、お席のご案内を…」

GM:!じゃあ、その時に秘密のカードを渡すことにしよう!

シルヴィア:え、それは入ってきたときに?

GM:うん。

シルヴィア:「(カード見て)かしこまりました、ではこちらへどうぞ」

夕樹:奥の座敷やね。

シルヴィア:うん、そのつもり。

GM:性格は結局何にしようかな…うん、やっぱクール&ビューティでいいや。

泉:何歳くらいの人?

GM:20歳後半、大人の色気満々。で、誰が担当するん?

夕樹:今は…全員動ける状態か。

シルヴィア:ん〜、夜で忙しくなってきたら調理にまわらないかん。

泉:外に女がいないとマズイな…やっぱここは夕樹で。

夕樹:僕か!はいはい、じゃあ奥座敷にご案内やね。「こちらでございます」

GM:ん、じゃあ話進めさせてもらうで…。

夕樹:え、オーナーとか呼んでこんでいいの?

GM:それは任せるけど。

夕樹:じゃあオーナー呼んできます。で、二人分のお茶も…。

GM:…………。

シルヴィア:オーナー来たってことで、始めていいで。

GM:はい。

GM/女性:「あの、噂で聞いたんですけど…ここって、妖怪関係の仕事をしてくれる、とか何とか…」

夕樹:ここは僕より…オーナー。

泉:…ああ、私?はいはい。

GM/女性:「貴方達は、妖怪を信じていらっしゃるんですか?」

泉:……え、彼女は何々?

GM:ん?普通の人間やで?

泉:え、でも…。

GM:つまり彼女の感じとしては、『妖怪関係の仕事なんて頼んで、変な目されるんちゃうかなぁ〜』っていうもの。

千歳:ああ。「無論、信じております」

GM/女性:「じゃあ私の話を聞いても、笑わないですか?」

千歳:「もちろんです」

GM/女性:「では話します…」

GM:あ、タイマン?

千歳:え、別に他の人もいていいと思うけど。

夕樹:あ、じゃあお茶持っていって、そのまま横で話聞いて…あ、でも外の人が減る…。

シルヴィア:「サバの味噌煮定食、あがりましたー!」(働いてる)

他:(笑)

千歳:じゃあ泉が横にいるってことで。

GM:なるほど、一人二役。(笑)それでいいわ。じゃあそこでこの人は前山 遼子って名乗りはるわ。内容は、

GM/遼子:「仇討ちをしてください」

GM:やって。

千歳:「仇討ち、ですか……それは…えと、誰を狙いですか?」

シルヴィア:微妙に日本語間違っとるぞ。(笑)

GM/遼子:「誰か…は分からないんですが、おそらくアレは妖怪だろう、と思います。それで色々な噂を頼りにここに辿りつきました」

GM:詳しく話すと、この人には婚約者がいてん。で、婚約者と一緒にデートに行って、船に乗っててん。そしたらその船がいきなり転覆して、その恋人が何者かによって殺されちゃってん。で、その前山さんは恋人に守られて命は助かってん。

泉:その恋人は、船の転覆で死んだんではない?

GM:少なくとも彼女はそうは思ってない。

千歳:で、それが妖怪のせいだ、と?

GM:うん、そんなん普通の人間じゃ無理やから。

千歳:「何か変わったものとかは見ませんでしたか?」

GM/遼子:「はい、人影だけなら」

GM:その人影が恋人を、くいっと殺したらしい。

夕樹:それで、依頼にきた、と…。

GM:うん。

シルヴィア:「あ、伊吹君。ちょっとそこの油取ってもらえる?」

GM:仕事してますね〜。(笑)

千歳:「……では、仇討ち、までできるかは分からないですけど、どりあえず原因究明にはあたらせていただきます。ということで」

GM/遼子:「お願い致します……」

GM:ところでこれって、報酬は?

千歳:ん〜、妖怪は基本的にお金取らんからなぁ。

夕樹:でも何か証みたいなもんもいるし。

GM:うん、結婚費用として溜めてた100万を一応渡してくるよ。

千歳:ん、受け取るわ。本当に貰うかどうかは別として、一時的に。

GM:はいはい。で、そっちの二人は?

夕樹:「ありがとうございます、2600円になりま〜す」

シルヴィア:「お〜い、夕樹!これを早く5番さんに運んでくれー!」

夕樹:「はいはい、ただいま〜!」

GM:うん、普通やな。(笑)

夕樹:あ、連絡先とか聞かな。

シルヴィア:というか、簡単にプロフィールっぽいのを書いてってもらえばいい。

GM:うん、書けと言われれば書くよ。住所は大阪府内なや。

泉:府内…ってでかいな!せめて市内に。

GM:ん、じゃあ市内でいいよ。(笑)

泉:で……依頼受けちゃったのか。

夕樹:自分で受けてんやん!(笑)

泉:そうやな。(笑)

夕樹:あ、その人が帰る時にさり気なく〔オーラ感知〕する。

GM:(コロコロ)まぁ人間やな。

夕樹:はいは〜い。

シルヴィア:今のダイス、何…?

GM:はい、で、前山さんは帰っていき、オーナーもあんたらバイトに「依頼も頑張ってねー」って言って奥に引っ込んでった。

シルヴィア:頑張って、といわれてもな…。



2:【調査】開始


夕樹:まず、その事件を洗いなおす?

泉:ていうか、事件現場の場所も聞いてへんしな。(笑)

GM:そうやん。(笑)南港沖。

夕樹:海遊館があるとこやな。

泉:そんな事件があったなら、新聞とかに載ってたかな?

GM:ああ、そうやな。1週間くらい前の新聞に載ってたわ。

泉:(恋人の)死体とかは?

GM:特に載ってない。

シルヴィア:変死体なら載る…から、見つからんかった、ってことかな。

GM:そうやな。この先は【調査】とかふってもらおか。

夕樹:ネットで【コンピュータ】検索していい?

GM:ああ、いいよ。

シルヴィア:【調査】(コロコロ)−1成功。

夕樹:【コンピュータ】(コロコロ)ジャストで成功。

GM:ん、じゃあ新聞とかの方からだと、さっき言ったこと以外は特に載ってない。『船、転覆!!』くらい。

シルヴィア:ほぅほぅ。

GM:パソコンは、どういうサイトを?

夕樹:とりあえず普通のとこ。

泉:いやっ…!

シルヴィア:それは…っ!

GM:うん。(笑)新聞とそう変わらん情報ばっかやったで。

シルヴィア:だと思った。(苦笑)

夕樹:じゃあ今度はオカルト関係から調べる。

GM:ん〜、じゃあ−3修正でやってな。

夕樹:−3か〜…(コロコロ)お、−5成功。

GM:じゃあ『あの事件で死体が浮かび上がってこないのは何故か?!』っていう感じで色んな推測が飛び交ってんで。

夕樹:どんな推測がある?簡単に。

GM:ん〜、まぁ『どっかに漂ってった』『サメに食われた』…変なんになると、『妖怪に食われた』っていうのもある。

泉:え、この事件って死者、行方不明者は何名くらい出たん?

GM:まぁ多数、やなぁ。

シルヴィア:じゃあ逆に助かったのは?

夕樹:それも多数やろ…。

GM:さっきの彼女入れて2桁…いかんくらい。

シルヴィア:全部で何人くらい乗ってたん?

GM:まぁ大体50人くらい。

夕樹:じゃあ…もっとアングラなサイトにも飛ぶ?

シルヴィア:いや、それよりも港に行こうぜ、事件のあった、えっと…。

泉:南港?

シルヴィア:ああ、そうそう。

夕樹:情報より、行動、か…。

GM:あ、ちなみにその船に乗ってたのは上流階級の人たちで、船上パーティをやってたらしい。

夕樹:あぁ、そうなんや〜。

泉:じゃああの、前山さんもセレブやってんや。

GM:まぁそういうことやな。

夕樹:で、どうする?もうパソコンいい?

泉:もう十分調べたやん。

シルヴィア:ここまできたら、あとは現地で確かめた方が早い。

泉:そういえば事件は昼か夜か、どっちで起こったん?

GM:まぁ船上パーティやねんから、夜やな。

夕樹:じゃあ夜のうちに行こう。

シルヴィア:だな。南港に行くで。

GM:はいはい。でもこれは2日目の夜でいい?

夕樹:え、何で?

GM:【調査】とかで1日目使ったってことで。

シルヴィア:ああ、そううことなら。じゃあ2日目の夜に南港に行こう。

GM:はいはい。で、どうするん?

泉:沖ってどのくらいなん?実は〔水上歩行〕があるから船なくても海の上歩けんねんけど。

GM:そ、そんな便利な能力が?!初めて使う時がきたな。(笑)

泉:ほんまやで。(笑)

シルヴィア:まぁ俺は例のごとく蝙蝠になって飛んでいけばいいし。

夕樹:…一人だけ、筏?

泉:抱えてこうか。

GM:っていうか、船が転覆したのは2,3km沖やで。

泉:そ、それはえらい歩かなあかんなぁ。(汗)

夕樹:じゃあちょっと港付近歩いてみる。

GM:周りには、こんな時間にここで何しとんねん、と言いたくなるくらいカップルがおる。

夕樹:確かに!あそこっていつもそうだよね。(笑)

泉:さて、どうしようか。3kmくらいなら歩けるけど…。

夕樹:僕だけ泳いでいく、とか?まぁ3kmくらいなら…。

GM:泳げるとは思うけどな。

シルヴィア:でも水に浸かってたら〔火炎〕使えんやろ。

GM:というか、もし敵が出てきて、水の中に引きずり込まれたら終わりですね。(笑)

シルヴィア:その辺からボートを1台持ってきて、それに夕樹乗せて、泉がそれを〔水上歩行〕で引いていく、とか。(笑)

GM:絵的には面白いけど、新たな妖怪生まれますよ、それ。(笑)で、実際どうするん?

シルヴィア:ま、その辺でゴムボートでも借りて乗っていくかな。

夕樹:そやね。3人で交代してオール漕げばいいし…。

シルヴィア:いやいや、タダのジェットエンジンがあるやん。泉の〔水流〕という名のエンジンが。(笑)

泉:そういう使い方?!別にいいけど。(笑)

GM:じゃあ上手くできたか、判定してー。「敏捷力」でいいわ、失敗したらあらぬ方向に行くから。

泉:ぇえ…(コロコロ)ん、成功。

GM:あぁ、じゃあここら辺ちゃうかなーっていう所に着いたで。

夕樹:〔オーラ感知〕で辺りを見てみる。

シルヴィア:蝙蝠になって上空から異変がないか、見てみる。

GM:ん。〔オーラ感知〕は…まぁ、魚、かなぁ?見えるのは。(笑)

夕樹:至って普通やな。(笑)

GM:〔オーラ感知〕っていうのは、水の中まで見えるん?

夕樹:え〜っと(ルールブックを見る)視界の範囲内だって。

泉:浅いとこまでなら、っていう感じかな。

シルヴィア:ようは目視できなきゃいけないわけだ。

GM:ああ、なるほどね。じゃあ水中は、たま〜に魚らしきオーラが見える程度やな。あ、赤潮とか…。(笑)

泉:ま、まぁ南港ですからね!(笑)

シルヴィア:うわ、入りたくねぇなぁ。(笑)ってか、泉は水の上を歩くだけで潜る能力はないの?

泉:【潜水】関係は、ないなぁ…上歩くだけやわ。

シルヴィア:そうか…水中に潜って船の残骸とかを調べたら、何か分かるかも、と思ってんけどなぁ。

GM:あ〜、それは確かにあるなぁ。

夕樹:!シルヴィアが水に頭突っ込んで〔ソナー〕や!

シルヴィア:沖合いの水底まで〔ソナー〕いくかなぁ?多分、魚の群れ発見して終わるで。(笑)

夕樹:それもそうか。(笑)

GM:あ、あと今は夜やから潜っても水中は何も見えませんね。昼間でも怪しいくらい深いし。

シルヴィア:あ、それもそうか。

泉:潜水艦とか……あったところでどないすんねんって。誰から借りんねん。

GM:ほんまや。(笑)

夕樹:そういえば、依頼人の恋人を殺した奴がどんな奴やったか、っていう話を何も聞いてへんかったな。

泉:あ、そういえば。

シルヴィア:その恋人は、殺されるようなことをしたんかなぁ?

GM:いや、それは分からんで。別にその恋人だけじゃなかったかもしれんし。

泉:そいつに殺された人もいれば、船の転覆で死んだ人もいるってことか。

GM:そういうことやな。

シルヴィア:じゃ、とりあえず泉、潜るか。水着ないから裸やけど。

GM:サービス♪サービス♪

夕樹:こ、こんな汚い海にか…。(汗)

泉:いや、〔清潔〕取ったからどんなとこでも汚れへんねんけどな…。(汗)ただ潜っても無意味ちゃう?

シルヴィア:うん、ただのサービスカット。(笑)

GM:ゴミめっちゃ浮いたとこでのサービスカットやな。(笑)

泉:「汚いから無理ネ」

シルヴィア:「そっか、じゃあ帰ろうか。多分ここにいても、何もないわ」(笑)

夕樹:「そうやね、帰ってもっかい話を聞きに行こう。どんな姿だったか、とか聞いてないし」

GM:はい、じゃあ3日目の朝になりましたー。

夕樹:電話かけてみる。

GM/遼子:『はいもしもし、遼子です』

夕樹:「えっと、調査をしている者なんですが…」

GM/遼子:『何か分かったんですか?』

夕樹:「いえ、えっと船を沈めた者の姿を見たと聞いたんですが、どんな姿でしたか?」

GM/遼子:『あれは…(コロコロ)…魚、ですかねぇ?魚のようでした』

夕樹:「魚?大きな?」

GM/遼子:『ええ、そうですね』

夕樹:「大きさはどのくらいでしたか?」

GM/遼子:『あれは…そう、人間くらいでしょうか』

泉:魚にどう殺されたんやろ、齧られたんかな。

GM:まぁそこまではっきり見たわけちゃうからなぁ。

泉:何や、そりゃ。

夕樹:まぁ見てたらトラウマになりそうやな。

シルヴィア:…電話はとりあえず、それでいいわ。

夕樹:「はい、ありがとうございました。また何かお聞きするかもしれませんが…」

GM/遼子:『はい、よろしくお願い致します…』

シルヴィア:で、だ。その事件のあった近辺で、過去に似たような事件がなかったか【コンピュータ】で検索してみてくれんか?

夕樹:ああ、なるほどね。人間くらいの魚に船沈められたような感じで。ではさっそく(コロコロ)うん、成功。

GM:ん〜、転覆事故はそこかしこで起こってるからなぁ。

夕樹:魚に関しては?もしくは変死体の発見とか。

GM:はっきりと発見されたわけじゃないから、目撃者がいても「見間違いじゃないか?」で片付けられてるのがほとんどやな。

夕樹:…じゃあ次は、この辺りの海の伝承とかに関して検索するかな(コロコロ)成功してるよ。

GM:じゃあ……これはあくまで俺の考えたフィクションやで?この南港近辺では、何かが昔から住んでた、っていう伝承があった。

泉:何か…何か……妖怪”ナニカ”。

夕樹:そういう名前ってことはないやろう。(笑)

GM:それも1匹や2匹ではなかったらしい。

シルヴィア:群れで生息するタイプ、か…。

夕樹:妖怪”シーラカンス”。

泉:人よりでかいし。(笑)

夕樹:…それ以上は、詳しいのは無い、かなぁ?

GM:まぁ今のじゃなぁ。

夕樹:せめて習性とかが分かればなぁ。『満月の夜に人を襲う』とか。

シルヴィア:狼男かよ。(笑)

GM:ん〜…確かにこれじゃヒント少なすぎか。じゃあその民間伝承に続きでこんなんが書かれてたわ。『その妖怪は、唄を唄うらしい。その唄に引っかかった者は、水中に引きずり込まれるそうだ…』

シルヴィア:せ、セイレーン?それともローレライ?でもあれってどっちもドイツの妖怪やしな…。

泉:南港に人魚の銅像あるで。(笑)

GM:へぇ、そうなんや…。

シルヴィア:あれちゃうん、唄うたってたら出てくるんちゃうん。(笑)

GM:何でやねん。(笑)

夕樹:海の上で煩くしたら殺しにくる、とか。船上パーティが煩かったから。(笑)

シルヴィア:あ、じゃあ唄わんでも海に向かって〔振動波〕打ち込んだら…。

GM:魚がプカーって浮かんでくる。(笑)

シルヴィア:ガチンコ漁法やな。(笑)

泉:魚群探知機もあるし…漁師になったらいいねん。(笑)

GM:まったくや!(爆笑)

シルヴィア:その道があったか!(爆笑)さて、今のところ分かったのが…。

夕樹:『唄を歌う』『多数で生息』とかやね。もう、いっそ海遊館でも行ってみる?

泉:ああ、資料室もあるしな。

シルヴィア:あ、そうなんや。じゃあ行ってみようか。




3:海遊館と民族学者


GM:じゃあ海遊館に着いたで。

夕樹:じゃあ入館して…。

泉:入館料、大人2000円やで…。

GM:ほんま、ふざけんなってくらい高いよな…。

夕樹:とりあえず資料室に…。

シルヴィア:カップルの男を端からしばき倒してく。

GM:気持ちは分かるけども。(笑)

夕樹:はいはい、資料室に行くで。(笑)この辺りの伝承について。

GM:【調査】ですね。

シルヴィア:(コロコロ)−3成功。

泉:(コロコロ)−1成功。

夕樹:技能無し値で(コロコロ)−1成功。

GM:合計で−5成功か。じゃあ見つかったで。この辺りの海を調べてる民族学士の書いた本。

泉:「海洋民族学者」

GM:そんな感じ。で、どういうことを調べたい?

シルヴィア:数ある民間伝承の中でも、今回の事件との共通点の多そうなものを見る。

GM:それが理解できるかな?「知力」判定やな。

泉:(コロコロ)3成功。

シルヴィア:(コロコロ)げ、1失敗。

夕樹:(コロコロ)ん、5成功。

GM:ああ、じゃあシルヴィア以外は理解できたわ。

シルヴィア:日本語難しいデース。

夕樹:オーストリア人やもんな。(笑)

GM:トータルとして見た感じでは、さっき言った『唄を歌って云々』が多いねんけど、他には『その姿はとても美しい』とか『いやいやとても醜い』とか色々情報が錯綜してる。でも結論して言えるのは、『アレは人間じゃない』っていうこと。

泉:どういう時によく現れる、とかは?

GM:それはやっぱり、『満月のときによく現れる』とか書いてある。

シルヴィア:ほ、ほんまに満月なんや…。全部襲われる話?

GM:いや、襲う時もあれば助けてくれる時もあるっていう感じ。まぁ民間伝承やしな。

シルヴィア:そういう時も群れやったんかな?

GM:そうやな、集団でその何かを見たっていう記述もあるな。

夕樹:その記述の時代とかは?

GM:まぁこういうのは大体江戸時代くらいからやろなぁ。昔、まだ海が綺麗やったころには多数生息してたのが目撃されてたらしいけど。ちなみに最近の作者はまだ生きてるみたい。

夕樹:さぁその人の所に行ってみよかー。

泉:うん、そやね。

GM:さすがにその本には住所とかは書いてないけどな。

夕樹:それは出版社に問い合わせればいいやろう。「すみません、この方の書いた本を見て興味が湧いたので、お話を聞きに伺いたいのですけれどー」

GM:…名前、何にしよっか。ん〜……じゃあ海野 邦夫な。

GM/出版社:「あー、海野先生ですかー。あー、でもあの人は偏屈ですよー?」

夕樹:「ま、まぁとりあえず会ってみたいので、差し支えなければ教えて頂けないでしょうかー?」

GM/出版社:「あー、そうですかー。分かりました、でわ…」

GM:って言って、大阪の市内からちょっと外れた所の住所を教えてくれたで。

夕樹:じゃあ行こうか。

シルヴィア:折り菓子買ってかんと。

GM:その辺はキッチリすんねんな。(笑)

シルヴィア:うん。(笑)

夕樹:ウチの料亭の料理を詰めて持っていけばいいんじゃない?

泉:あ、それいいな。賢い。

GM:元手がかからず、美味しい。(笑)

シルヴィア:じゃあそれ持って行こか。

GM:ん、着いたで。家はボローい感じの日本家屋。昭和やなーっていう感じの。ちなみに海野先生はもう70歳以上のお方やから。

シルヴィア:じゃあインターフォン…ある?(笑)

GM:それはある。(笑)

シルヴィア:鳴らす。「海野先生、いらっしゃいますか?」

GM/??:『どなたですか?』

GM:っていう、奥さんらしき声。

シルヴィア:「海野先生の御本を読ませていただいて、少々お聞きしたいことがあるのですが…」

GM/奥さん:『主人の本の?少々お待ちください』

GM:しばらくして玄関開けてもらって、そのまま奥さんに書斎に通してもらえんで。

夕樹:あ、奥さんに手土産渡しとくで。(笑)

GM/奥さん:「あ、これはどうもご丁寧に」(笑)

GM:書斎に通されたら、いかにもっていう感じの白い髭をたくわえた頑固そうなお爺ちゃんが座ってはるわ。

夕樹:あ〜っと…あの本の名前って何?

GM:本の名前…じゃあ『大阪の海の伝説から見る民俗学』で。

夕樹:「…を読んだ者なんですけども…」

泉:「それで大阪の海に住む妖怪に興味が湧きまして、お話を聞きに来たのですけども」

GM/海野:「ほぅ、君達はまだ若いのに関心じゃなぁ」

泉:「あ、ありがとうございます」(笑)

夕樹:「つきましては、もう少し詳しくお話を伺いたく参りまして…」

GM:ああ、そういう風に言ってもらえると、この頑固そうなお爺ちゃんも嬉しそうに喋ってくれるわ。(笑)で、何聞くん?

夕樹:あの本に書いてあったこととかに触れながらも…。

泉:こう、妖怪の正体なんかも…。

GM:妖怪の正体?

シルヴィア:まぁ、あの本に書かれてること以外の詳しい話とか。

GM:うぅん、そうやなぁ。

GM/海野:「ワシの長年の研究によると、この正体は『人魚』なんじゃないか、と」

泉:「人魚、ですか?」

GM/海野:「うむ。色々な伝承を見ていて、そういう結論になった」

夕樹:西洋から流れてきたんかな?

シルヴィア:いや、日本にも昔からその話あるよ。『八尾比丘尼伝説』とかそうやん。

夕樹:あ、そういえばそっか。

シルヴィア:正体見たり…ジュゴン。(笑)

泉:また夢のない。(笑)

シルヴィア:「しかし、人魚、ですか」

GM/海野:「ではないか、というあくまでワシの推測じゃがの。確信はないが伝承からして、の…」

GM:とか言いながら、何かいっぱい例を出してくるわ。(笑)

シルヴィア:出た、学者の厄介な癖。(笑)

夕樹:まぁそこはちゃんと聞いておこう。(笑)

GM:で、「という結論なんじゃないか」というとこから1時間経って、「人魚じゃないかな」と。

夕樹:やっぱ長いな。(笑)

GM:ここで全員「知力」判定!

夕樹:(コロコロ)1成功。

泉:(コロコロ)3成功。

シルヴィア:(コロコロ)珍しい、5成功。

GM:OK、じゃあ全員欠伸を堪えることができた。(笑)

PC3人:(爆笑)

シルヴィア:た、確かにここで欠伸したら…。

夕樹:機嫌損ねてまうな。(笑)

GM:うん、誰か失敗せんかなーって思った。(笑)

GM/海野:「他に何か聞きたいことはないかな?」

シルヴィア:「出現する条件、もしくは時期みたいなものは?」

GM/海野:「それが分かれば苦労せんよ」(笑)

夕樹:そりゃな、それ分かれば正体も分かってるやろうさ。(笑)

シルヴィア:「夜だけ、とか、満月の時だけ、というのも特には?」

GM/海野:「今はどうかは知らんが、江戸時代では昼間でも見かけることがあったらしい。海も綺麗でまだ数も多かっただろうし」

GM:ちなみにシルヴィアの時、外国人まで興味持ってくれてるってことでホクホク顔やで。(笑)

シルヴィア:こんなところで、好感度アップ?(笑)

GM:チンチロチロチン♪(笑)

夕樹:他に聞くことは〜……人を救ったっていう話もあるんやなぁ。

GM:そら人魚かて、ピンからキリまでいるやろう。

泉:数が多かったらそれだけな。

GM:うん、良い奴から悪い奴まで。あんまその辺は気にしやんでいいと思うで。

シルヴィア:…………もし人魚が人を襲うとしたら、その原因、理由は何だと思いますか?

GM:そ、それはまた深すぎる疑問やで!(笑)それは『妖怪が何故人を襲うのか』っていう更に大きな問題に発展してまうわ。(笑)まぁ一応、

GM/海野:「考えられるのは、防衛。または…固体の趣味。趣味というより、本能が強く出てしまったがために襲ってしまった、というのが考えられるかのぉ。まぁこればっかりは人魚に聞いてみるしかないの」(笑)

夕樹:それはそうだ。(笑)

シルヴィア:「じゃあ私からはもう一つだけ。人魚の肉を食べると歳を取らなくなる、と言いますが本当だと思いますか?」

GM/海野:「そういう伝承も残されているの。真実かどうかは分からんが」

GM:まぁ何より、この世界がそういうのが現実になる世界やからな。そういう人もいるかもしれん。本当に人魚の肉食べたからか、どうかは分からんけど。実際そうなったら悲劇やけどな。

夕樹:「会おうと思ったら、会えますかね?」

GM/海野:「それは…そうじゃなぁ、会えたら嬉しいのぉ」

GM:ってお爺ちゃん、遠い目しちゃうで。(笑)

夕樹:じゃあ…捕まえた伝説とかないんかなぁ?

GM:それは…うん、じゃああることにしよか。

夕樹:どうやって捕まえたか、とか。

GM:それはやっぱり、漁師の網に引っかかったんちゃう?(笑)

夕樹:やっぱりそれか。(笑)

GM:で、その人魚を海に帰してあげて、恩返しされたっていう話が残ってたってことで。

夕樹:はいはい、まぁありがちといえばありがちやけど…。

GM:まぁ所詮民間伝承やからな。

夕樹:まぁなぁ…他に聞くことないかなぁ?

泉:う〜ん、接触する方法さえ分かればなぁ…。

シルヴィア:あの近辺を何回も船走らせればいいんちゃう?

GM:そやな、そしたら何百回に一回か、あるいは…。

シルヴィア:まぁそんな金ないけどな。(笑)

GM:「千歳」は…。

シルヴィア:一生タダ働きになってまう。

GM:そやな。(笑)

夕樹:…あ、その前に、何が原因で船が沈められたのかを調べたいかも。

シルヴィア:考えられるのは…唄、だろうなぁ。

夕樹:あ、そういえば沈められた船ってどうなったん?沈んだまま?

GM:それはサルベージされたんちゃう?

夕樹:そのへんは管轄は警察、もしくは海上自衛隊かな。

GM:まぁそうやな。

夕樹:他に聞くことは、ないかな?

シルヴィア:ま、とりあえずは。

夕樹:「では今日はこれで失礼します。ひょっとするとまたお話を伺うかもしれませんが」

GM/海野:「何じゃ、もう帰るのか。何なら今日は泊まっていけばいいのに。これから一晩かけて大阪の海について教えてやろうと思っておったのに…」

夕樹:「せっかくですが、今日のところは…夜には用事もありますので」

GM/海野:「そうか、そうか」

シルヴィア:「またの機会にぜひ」

GM/海野:「うむ、またいつでも来るがよい」

夕樹:「は〜い」

シルヴィア:じゃあ帰り際に、金目の物懐入れて、代わりに猫のマーク入ったカード置いてくか…。

GM:キャッ○アイっすか?!(笑)

夕樹:こらこらこらこら。(笑)




4:船はどこに?


GM:で、どうするん?

夕樹:ん〜、警察に船の沈没した直接原因でも聞きに行くかな〜。まず公式見解から。

GM:公式には、エンジン機器のトラブルかな。

夕樹:公式は、か。実物は見せてはもらえんかぁ。

GM:そら実物は見せれんさ。(笑)

夕樹:ん〜、どうすれば見れるかな…。1CP使ってオーナーのコネを使う、もしくは〔魅了〕を使うか…。

GM:〔魅了〕は厳しいな、一人それ使っても周りの人に止められるやろうし。

シルヴィア:別に警察とかじゃなくても、船持ってる奴一人引っかけたらそっちから情報入ってきそうなもんやけどな。

GM:船…クルーザーとか?こう愛人とか侍らせてそうな…。

シルヴィア:愛人候補になって引っかけてこぉへん、泉?

泉:えぇ?そ、そりゃ〔フェロモン〕使えばいけるやろうけど。(笑)

夕樹:そして僕らが後から出てって船に乗る…。

シルヴィア:そして沖でその持ち主を海に沈めて船を頂く…。(ニヤリ)

夕樹:って、それは美人局から殺人という、2重の罪犯してません?!(汗)

GM:ほんまやん、まったく!(笑)

夕樹:ん〜、公式見解は多分、隠蔽されたやつやろうし……その船が格納されてんのって、あるとしたらどこやろう?

GM:ん〜、あるとしたら大阪湾近港の倉庫とかちゃう?(苦笑)

夕樹:その細部を警察から聞き出せんかなぁ。

GM:そのくらいなら〔魅了〕できるかもしれんけど……ただそこまで、どうやって警察に聞くか、やねん。

夕樹:そうやねんなぁ、問題はそこや。そこらの交番で聞いても教えてくるわけないし…。その事件の対策本部とかないんかな?

GM:まぁこれだけの大事件やから、あることにはあるやろけど。

夕樹:うん、もしくは海自に聞くとか…。

GM:でもそれこそ、どうやってそこから聞き出すか、っていう問題に…。

泉:確かに、いきなり海自には行けんよなぁ。

GM:「誰やねん!」ちゅうことになるで。(笑)

シルヴィア:そこは自然に「うぃーっす」でいけば…。(笑)

GM:捕まりますよ。(笑)

シルヴィア:じゃあ中に入って一人捕まえて、いきなり胸倉掴み上げて「おい、あの船どこに置いてあんだ、あぁ?」って聞き出す。

夕樹:恐喝作戦?!相手も周りも自衛隊ですよ?!強い、強い!(笑)

GM:日本国内で一番喧嘩売ったらあかん相手や。(笑)

泉:じゃあ、誰か自衛隊に勧誘されてきてや。(笑)

GM:そっからなん?!(笑)

シルヴィア:じゃあ、行くか。(笑)

夕樹:「体力」10しかないから無理!(笑)

シルヴィア:「「体力」は12ですが、「敏捷」には自信があります!」(笑)

GM:直射日光の下では足引っ張りまくるんやろ。(笑)

シルヴィア:「あぁ…空飛ぶ飛行機が十字架に見える…ぱたっ」

GM:ダメダメですやん!(笑)

夕樹:ん〜、警察の本部に行って…受付に聞いても分からんよなぁ。

GM:うん、そりゃ無理だ。

夕樹:う〜…どうやって警察から聞き出すか……。

シルヴィア:え、何も警察から聞き出そうとしなくても、港近辺の船のドッグ管理してる奴から〔魅了〕で聞き出せばいいんじゃないの?

GM:………ん、ん〜…難しいとこやな。それこそ管理会社なんていくらでもあるし…。そもそも管理会社の誰に聞くん?ドッグの警備員とかやったら知らん可能性の方が高いで。

シルヴィア:会社の上の方の奴らなら知ってるやろ。

GM:で、どうやってそことコンタクト取るん?

夕樹:そう、そこが問題…。

シルヴィア:窓から飛んで入ってって、いきなり目の前に現れてこう…。(ジェスチャー)

夕樹:また胸倉掴むの?!(爆笑)

GM:力で解決しないでくださ〜い。(爆笑)

夕樹:ん〜…とにかく、どこに船があるのかを知りたいんだけどなぁ。

シルヴィア:あ、そういや今って月はどのくらいの満ち欠け?

GM:月は出ているか。え〜っと事件から1週間経ってるから、大分欠けてきてますね。

泉:あ、っていうことはやっぱり事件のあった日は満月やったんや。

GM:そういうことやな。

泉:じゃあ…次の出現は1ヶ月待たなあかんやん。(笑)

シルヴィア:いや、これは逆に1ヶ月解決まで猶予あるってことじゃないの?(笑)

GM:1ヶ月シナリオ?えらい気長なシナリオやな。(笑)

夕樹:依頼人も諦めそうやな。(笑)

シルヴィア:最終的に仇取ればええねん。

GM:考え方の一つではあるけどな。(笑)

夕樹:お勧めはできんなぁ。僕らがこれやってる間は店が人手不足やねんで?オーナーに怒られてまう。(笑)

GM:そうやな、それがあるわ。(笑)

シルヴィア:大丈夫、若菜と真壁という人手が着々と増えてるし。(笑)

泉:若菜ちゃんはともかく、真壁は接客できんから。(笑)

夕樹:ってか、やってたら怖い。(笑)さてどうしよう、警察…いや、海やから海自か?に行ってみる?

GM:待てよ?海の事件って海上保安庁か?あれ、どこや?

夕樹:あ、そっか…それがあったか…うわ、どうしよ。とりあえず大阪府警本部に行って、「新聞記者なんですけど…」でいく?

シルヴィア:…ん?あ、そか。警察じゃなくて、新聞社に聞けば?真相知らんでも俺らより情報持ってる可能性高いし。

泉:あ、そっちがあったか。

夕樹:そやね、警察よりは取っつきやすそうやし。

GM:あ、新聞社にする?どこの?

泉:○日新聞、かなぁ?

GM:じゃあ『夕日新聞』にしよう。(笑)

シルヴィア:気使ってるなぁ。(笑)

夕樹:じゃあ夕日新聞社に電話かけてみよう。

GM:あ、かける?じゃあ、

GM/夕日新聞社:『はい、夕日新聞・広報部の者ですが?』

シルヴィア:「少々お尋ねしたいことがございまして…え〜っと、先週あった船の沈没事故に関してなんですが…」

GM/夕日新聞社:『ああ、あの事故ですか…』

シルヴィア:「ええ、あの時の船、引き上げられた後どこに保管されているか、ご存知ありませんかねぇ?」

GM/夕日新聞社:『あ〜…少々お待ちくださいませ』

GM:って言って、ちょっと保留のメロディが流れる。

シルヴィア:はいはい。

GM:で、しばらくしたら今度は、渋めのおっさんの声が聞こえてくんで。

GM/渋い声の記者:『はい、もしもし?担当の者に代わりました』

シルヴィア:「どうも。あの事件について少々調べている者なんですけども」

GM/渋い声の記者:『はい』

シルヴィア:「あの時引き上げられた船がどこに保管されているか、ご存知ありませんか?」

GM/渋い声の記者:『えっと、公式では××倉庫です』

シルヴィア:「公式では、ですか」

GM/渋い声の記者:『まぁ私も怪しいと思いますけどねぇ、こんな情報』

泉:怪しいんや!(笑)

GM:ほら、長年のブンヤ生活の勘が、さ。(笑)

シルヴィア:「では、貴方の長年のでは、本当はどこだと思いますか?」

GM/渋い声の記者:『勘、をさすがに見ず知らずの方に言うわけにはいきませんが(笑)、私が思うにこの事件、どうも上から圧力をかけられているように思えるんですよねぇ。私はそういうのがあんまり好きじゃないんで、腹も立つのですが…』

シルヴィア:「やはりそうですか…実は私もあの事件には少々、キナ臭いものを感じておりまして…」

GM/渋い声の記者:『ああ、やっぱり…ではまた何か情報があれば、教えて頂ければありがたいですねぇ』

シルヴィア:「こちらこそ、また何かありましたらお願いいたします。それでは失礼いたします」

GM/渋い声の記者:『はい、ではまた』

シルヴィア:ガチャ、と電話を切って…じゃあフェイクでもいいから、××倉庫に行ってみようか。

夕樹:うん、そうやね!




5:公式ドッグと怪しい視線×2


GM:はい、じゃあ辺りも暗くなった頃に、春蟹運輸第2埠頭倉庫に着いたで。

夕樹:皆、忍装束は着てきたか?

GM:いや、っていうか…。

シルヴィア:俺(蝙蝠)だけで十分や。

夕樹:あ、それもそうか。

GM:蝙蝠、行く?

シルヴィア:行くさ、夜は俺のホーリーランド(聖地)さ♪

夕樹:おかしいな…本当は僕が偵察要因としてキャラ作ったのに…。

シルヴィア:完全に俺のが偵察回数多いぞ。(笑)

夕樹:ほんまや。(笑)

GM:空も飛べるし考えてみたら、蝙蝠って凄い使い勝手いい能力やな。

シルヴィア:うん、作った時は何も考えてへんかったけどな。(笑)じゃあパタパタと飛んでいくわ。

GM:ん、倉庫には…まぁ入れるか。

シルヴィア:うん、倉庫って基本的に天井付近は空いてるし。窓あっても、そこは人型戻って開けたらいいだけやし。

夕樹:監視カメラとかあったらヤバイでしょ!

泉:いや、妖怪は映らん。

夕樹:あ、そっか。

GM:まぁ問題なく入れたで。

シルヴィア:周り見渡してみる。

GM:特に変わったものはないな。

シルヴィア:引き上げられた船は?

GM:とりあえずそこには普通の船がある。

シルヴィア:…これは普通の船なんかな?それとも引き上げられた後のやつかな?

GM:まぁ公式見解はエンジンのトラブルやしな。

シルヴィア:見分けられん?

GM:新聞とかの写真とか…覚えてるかな?一応「知力」で判定してみて。

シルヴィア:(コロコロ)‐3成功。

GM:ん、じゃあ細部まで似てるように感じた。

シルヴィア:………同じ船を偽装したか?

夕樹:本当に引き上げたやつを別の場所に移して、か…これはあのブンヤさんにタレこんで、新たな情報引き出すのがいいかな?

シルヴィア:かもな。とにかくここには普通の船があるだけや、フェイクやったな。じゃあ一回外に戻るわ。

夕樹:あ〜、どうしよ。一応ここの警備員に聞いてみよか…まぁ知らんやろなぁ。

泉:聞くだけ聞いてみたら?

シルヴィア:じゃあ俺が戻るまでに聞いといて。

GM:あ、その前にシルヴィアのキャラシーちょっと見せて。

シルヴィア:ん?はい。(渡す)

GM:…………自分、「有利な特徴」何も無いねんな。

泉:この人プラスは0で、マイナス100ですよ。(笑)

シルヴィア:その分「敏捷」にいったから。(笑)

GM:ん〜…(コロコロ)…あ、じゃあ倉庫内にいる時、何かに見られてる気がした!

シルヴィア:!!周りを見渡す!ってか〔ソナー〕飛ばして人探す。

GM:人はそれこそ警備員が何人もいるしなぁ。

シルヴィア:……その視線は、一瞬?

GM:うん、一瞬やったな。

シルヴィア:もう少しその倉庫内動いて、まだ視線感じるか確かめる。

GM:いや、もうない。

シルヴィア:ない、か。

泉:きっと犯人、『浮き目』ですよ。(第1話『いつも貴女を…』参照)

シルヴィア:「み、見られてる?!」(笑)

GM:もう復活したんや。(笑)

シルヴィア:ん〜、まぁ俺が見られてる間に、警備員の方やっといて。

夕樹:警備員さんに〔魅了〕して聞き出してみるかな。

泉:待って、〔魅了〕するくらいなら〔フェロモン〕使わせて。実はまだ使いどころがないねん。

夕樹:ああ、分かった。

GM:…まぁフェロモンなさそうやからなぁ。

泉:そんなこと言わんといてくださ〜い!

GM:〔フェロモン〕ってどんな効果?

泉:抵抗は意思判定−3。失敗したら、全力でこのキャラの関心を引こうとします。

GM:ん、で、誰にするん?

泉:じゃあ入り口付近の警備員のおっちゃん。

GM:(コロコロ)まぁおっちゃん、〔フェロモン〕にバリバリに引っかかってるから。

夕樹:まぁ人間やったらなぁ。(笑)

泉:え、と、何聞くんやっけ?

夕樹:だから、本当の引き上げられた船がどこにあるのか。

泉:「ちょっと、いいかしら?」

GM/警備員:「お、お嬢ちゃん。こんな夜中に何してるんだい?」

泉:「ちょっとね、探し物があるんだけどぉ…」

GM/警備員:「何だい、何だい?おじちゃんが一緒に探してあげるよ〜」

夕樹:やったね。(笑)

泉:「えっとね、この前沈んだ船の在る位置を探してるんだけど、おじちゃんは知らないかしら?」

GM/警備員:「何言ってんだい、それならここの倉庫にあるじゃないか」

泉:まぁ公式見解しか知らされてないわな、警備員じゃ。

夕樹:本当に?とか聞いたら?

泉:いや、そら本当やろ。全力で関心引くのに嘘ついてどうすんの。(笑)

GM/警備員:「そんなことより、どうだいお嬢ちゃん、これから一緒に……」(笑)

夕樹:警備は?(笑)

シルヴィア:きっと丁度交代の時間なんやろ。(笑)

GM:うん、夜勤明けやねん、そろそろ。(笑)

泉:「まぁせっかくだけど、お断りね」

GM/警備員:「じゃあこれ…俺のメル番ね」

泉:ま、まぁ受け取るだけ受け取っとくわ。(汗)

シルヴィア:帰りに海に捨てるんやろ。(笑)

夕樹:え〜、売ったらいいのに。(笑)

泉:〔フェロモン〕は…解くとか解かんとかはないのか。まぁ離れていけば自然と解けていく感じかな。

シルヴィア:じゃあその少し離れた所でパタパタと合流するわ。

GM:はいはい。

夕樹:まぁ結論からして、この倉庫じゃなくて、本当のは誰も知らんと。

シルヴィア:朝になったら、またあのブンヤに連絡取ろう。

夕樹:そうやね。

シルヴィア:ま、とりあえず帰って次の日を待とう。




6:ブンヤ・漆野と特別顧問官・蒼瀬


GM:はいは〜い、じゃあ4日目です。

夕樹:じゃ、ブンヤさんに電話かけて。

シルヴィア:はいはい。プルルルルル…。

GM/渋い声の記者:『はい、漆野です』

シルヴィア:漆野さんなんや。「あ、昨日電話させていただいた者なんですけども」

GM/漆野:『ああ、昨日の…』

シルヴィア:「え、っと…少し電話ではお話しにくいことですので、お会いできませんか?」

泉:えらいアクティブやな。

GM/漆野:『何時くらいかね?』

シルヴィア:「では昼飯時に、○○駅前のあお…赤山喫茶店で」

GM/漆野:『分かった、会おう』

GM:はい、じゃあ昼になったで。

夕樹:僕らもいていいのかなぁ?

泉:別にいいとは思うけど。

シルヴィア:じゃあ隣か後ろの席で、別の2人組客装っといて。

夕樹:ブンヤ相手に警戒してんなぁ…。

泉:まぁ分かったわ。

GM:ん、じゃあしばらくして、いかにもハードボイルド風のおっちゃんが歩いてくんで。トレンチコート着て、探偵帽子かぶってる。(笑)

シルヴィア:席を立って、「初めまして、シルヴィアと申します。お忙しい中すみません」

GM/漆野:「が、外人さんだったのか〜。(笑)で、どこで君はこの情報を手に入れたんだい?」

シルヴィア:「あの船に関係していた、知人からでして…」

GM/漆野:「知人…ふぅん……」

シルヴィア:「それで昨日、貴方から頂いた情報を元に私なりに、その公式にされているドッグを調べてみましたところ……やはり、サルベージされたと思われる船はありませんでした」

GM/漆野:「やはり、な…俺が睨んだ通りだ」

シルヴィア:「そこで貴方の、長年の勘、を少々頼りにさせていただきたいのですが」(笑)

GM:長年の勘、と言われてもなぁ。(笑)

シルヴィア:「正確に言いますと……貴方は、本当に引き上げられた船、どこにあるとお考えですか?」

GM/漆野:「…さすがに私にも、本物がどこにあるかは分からないなぁ…だがまぁ、この事件は臭うな……。とてもだが、普通の人間の仕業とは思えない。最近巷を騒がせている、『南港の悪魔』の奴らの仕業なんじゃないかなぁ?」

シルヴィア:「『南港の悪魔』とは?詳しくお聞かせください」

GM/漆野:「いや、詳しくは私も知らないが、どうも海の辺りに何者かが出没するらしい」

シルヴィア:「それは…いつごろからですか?」

GM/漆野:「結構前からだなぁ」

シルヴィア:「そうですか…その頻度は?」

GM/漆野:「ん〜、頻繁、というほどではないが、ちょくちょく出てくる」

シルヴィア:「『南港の悪魔』達が出てくる、条件などで何かお気づきの点は?」

GM/漆野:「私もそこまで詳しく調べたわけではないが…まぁ夜、それも深夜が多いかな」

シルヴィア:………ん〜、他に何か聞くことあったかな〜…。大まかに聞くことまとめると、『ドッグの船は偽者』『本物はどこだろう』『そこから犯人をどう突き止められるか』くらいだしなぁ。

GM:っていう感じでシルヴィアと漆野さんが話してる時、自分らはどうしてるん?

夕樹:え、隣のテーブルでお茶飲んでる。

GM:それはどこのテーブル?

夕樹:漆野さんの後ろのテーブルにする。

泉:で、聞き耳立ててる。

GM:ん、じゃあちょっと図説するけど。




┌──────―――――──┐
│             入
│     |夕     レ|
│     |■      │
|     |泉      |
│     |       │
│     |漆      │
│美■   |■      │
│     |シ      │
│             │
└──T―─―――――───┘

 喫茶”赤山”店内之図  


入:入り口
レ:レジ
シ:シルヴィア
漆:漆野
泉:泉
夕:夕樹
美:美人のお姉さん
T:化粧室
■:テーブル


GM:ここ(図「美」)に美人のお姉さんが座ってる。

夕樹:依頼人?

GM:いや、全然違う人。で、自分らにチラチラ視線向けてきてんねん。

夕樹:はぁ〜……異性に+6だもんなぁ…。

泉:どんだけ自信過剰やねん!(爆笑)

夕樹:「自信過剰」取ってるし。(爆笑)

泉:ま、まぁ私も異性に+2ですからね。(笑)

GM:結局百合ですか。(笑)続けるで。続けるって行ってもチラチラ見てくるだけで、目があったら笑いかけてきてんけどな。

夕樹:近づいてって、「何か御用ですか?」

GM:あ、話しかけるん?

夕樹:うん。

GM:じゃあ、こうくいっと合図送ってくる。

夕樹:…くいっ?

シルヴィア:『ちょっとツラ貸せや』

GM:いや、まぁ『ついてこい』って意味ではあるけどな。(笑)

夕樹:どうしよ…一人で?

泉:いやまぁ、話はこの人(シルヴィア)が聞いてるから、私もついて行くわ。

GM:ん、じゃあ化粧室の方に連れて行かれるわ。

夕樹:一緒に…トイレに3人入ってくってちょっと不思議な絵やな。

泉:確かに。(笑)まぁ入っていくわ。

GM/美女:「貴方達、”千歳”のメンバー?」

夕樹:これは…バラさん方がいいんかな…でも向こうも知ってるみたいやし……。(ブツブツ)

泉:大丈夫、大丈夫。こういう時は「うん」って言っといたらいいねん。(笑)

夕樹:「ん、そうだとしたら?」

GM/美女:「私は政府の者です」

GM:って名刺差し出されるわ。

夕樹:名刺見てみる。名前は?

GM:蒼瀬 詩音里(あおせ しおり)って書かれてる。肩書きは『海上保安庁〜〜特別顧問官』っていう感じのことやわ。

夕樹:「ふぅん?で、その蒼瀬さんが何の用だ?」

GM:何の用だ、ってまた偉そうやな。(笑)

泉:「何の用ですか?」(笑)

夕樹:シルヴィアが伝染った。(笑)

シルヴィア:俺は知らん。(笑)

GM/蒼瀬:「貴方達最近、何やらウロチョロ嗅ぎまわってるようね?」

GM:あ、この人は知的な感じな。

夕樹:またクール&ビューティ?

泉:キャラ、依頼人とかぶってんで。

シルヴィア:いや、ようはインテリっぽいってことじゃないの?

GM:そうそう、インテリタイプってこと。

夕樹:調べてる、じゃなくて嗅ぎまわってる?!こりゃ、とぼけた方がいいかな…?

泉:え、でも…あ、そうか。

GM:うん、政府からしたら隠してることを暴こうとされてんねんから。

夕樹:「何のことかな?」

GM/蒼瀬:「あら、惚けたって無駄よ?貴方のお仲間を昨日、しっかり見たんだから」

シルヴィア:ああ、そういうことか。昨日の視線こいつか。

泉:「じゃあ何です?調べるのを止めろ、ってことですか?」

GM/蒼瀬:「いいえ、そういう訳じゃないわ。最近、貴方達のところに変な女が来たでしょう?」

泉:「変、ではないけど、依頼に来られた方ならいらっしゃいますけど?」

GM/蒼瀬:「あの女…怪しいわよ」

夕樹:「あの人が?」

泉:「怪しい?そうですか?」

GM/蒼瀬:「貴方達、何か騙されてるんじゃないの?」

泉:「そうだったとしても依頼人は依頼人ですし…」

夕樹:そういやあの時【嘘発見】はせんかったな…てか、まずこの人に【嘘発見】していい?

GM:どうぞ、「知力」で成功度の勝負やったな。

夕樹:うん。(コロコロ)あ、ジャストだから成功度0。

GM:(コロコロ)あ、嘘かどうかはじゃあ分からんかった。ただ少なくとも嘘には見えんかった。

夕樹:嘘はついてない、ってことか。「じゃあ、何で怪しいと思うんですか?」

GM/蒼瀬:「あの女…正体は恐らく人魚よ?!」

夕樹:話飛んだなー。(笑)

シルヴィア:というか、質問の答えなってへんな。(笑)

泉:…あ、こっちの正体が妖怪ってことはバレてんのか。さっき”千歳”がどうとか言ってたもんなぁ。

GM:うん、そうやな。でないと、こんな接触してこぉへんからなぁ。

GM/蒼瀬:「だから貴方達、騙されているのよ」

夕樹:「人魚と断定した理由は?」

GM/蒼瀬:「それは政府の調べた結果よ」

GM:で、色々調べているうちに、あの前山さんが邪魔しようとしてるんじゃないかってことになってん。

泉:…でもまだ、あの前山さんが悪いとかぎったわけじゃないで?この蒼瀬さんが第3勢力として現れただけかもしれんし。

夕樹:ん〜、まだまだ調べてみなあかんなぁ。

泉:「ま、心には留めておきます」

GM/蒼瀬:「ええ、何かあったらここに連絡してちょうだい」

GM:って言って、携帯の番号渡してくるわ。

シルヴィア:今回、Tel No.多いな。(笑)

泉:まず登場人物多いしな。(笑)

夕樹:でも少なくとも、あの警備員のおっちゃんのTel No.はいらんからな。(笑)

GM:ということで、蒼瀬さんは帰っていったから。

シルヴィア:じゃ、俺の方も。「また何か分かりましたら連絡致しますので」

GM/漆野:「おぅ、よろしく頼むぞ坊主」

シルヴィア:「はい、ではこれで…あ、ここは俺が払っておきますんで」(笑)

GM/漆野:「おお、気が効くじゃないか!」(笑)

GM:ん、じゃあ3人合流していいで。

シルヴィア:で、お互いさっきまでのことを話した、ってことでいいのかな?

GM:そりゃ当然、話し合ってください。(笑)

シルヴィア:「そうかー昨日の視線はその人だったのか…よく分かったな、蝙蝠状態の俺を。その人、人間か?」

GM:まぁ〔オーラ感知〕してたらただの蝙蝠かどうかは分かるやろうさ。

夕樹:っていうか、そうか〔オーラ感知〕すんの忘れてたな。

泉:あ、そういやそうやわ。

夕樹:あ!でも最初前山さんを〔オーラ感知〕した時は人間の反応やった!やっぱ蒼瀬怪しい〜!

泉:いや、でも〔オーラ隠蔽〕っていうのもあるからなぁ。

夕樹:まぁそうだけどぉ…でもそんなん持ってる奴そうそうおらんやろ…。

シルヴィア:そういうのが必要な奴だっているってことさ。俺だってそれでちゃんと人として生きてれば、人間に追われてオーストリアから出てくる必要もなかったんだがなぁ。(遠い目)

泉:そ、そんな過去(設定)があったんや。(笑)

シルヴィア:うん。シルヴィアの設定は結構考えたから。(笑)十字架が少ない仏教の国逃げた、っていう感じやし。

夕樹:なるほどね〜。

GM:で、どうするん?

夕樹:と言われてもなぁ。

シルヴィア:まぁ依頼続行やろ。依頼人を洗う必要も出てきたけど。

夕樹:そうやねぇ、戸籍とかから調べたらいいのかなぁ?

シルヴィア:一回考え直すぞ。今俺らの持ってる情報は何や?

GM:台詞取られた…。(笑)

泉:『犯人は人魚』

GM:それも断定じゃないしなぁ。

泉:じゃあ『犯人は魚っぽい奴』

GM:魚っぽい…。(笑)

シルヴィア:で、今から何しなあかんか…。

泉:依頼人を信じるなら、仇討ちやけどね。

夕樹:というか、依頼人が人魚でも別に仇討ちは手伝ったってもいいよな。

泉:しなあかんのは、『本物の船の在り処』『前山さんと蒼瀬さんの正体』、かな。

夕樹:あ、じゃあ途中経過の報告ってことで一回前山さん呼んでみようか。




7:遼子の叱咤と好色蝙蝠


GM:はいはい、ちなみに今は4日目の夕方過ぎの夜な。

シルヴィア:いいよ、夕飯を御馳走しながら、って形やな。

GM:OK、分かった。ちなみにこの人、OLやからな。

シルヴィア:ああ、そうなんや。セレブちゃうやん。

泉:玉の輿狙いやってんて。

GM:ま、まぁそういうことになるんかな。(笑)

夕樹:ますます普通の人間っぽいなぁ、妖怪とは思えん。

GM:はい、じゃあ遼子さんが来たで。

夕樹:「いらっしゃいませ、奥へ御案内致します」

GM:「ご注文は何になさいますか?」(笑)

泉:「今ならポテトのセットがお安くなっております」

シルヴィア:マ○ク?!(笑)

夕樹:和食じゃなかったの!(笑)

泉:つい乗せられた。(笑)

夕樹:えっと、じゃあとりあえず今までの調査結果の報告をしてみる。

GM/遼子:「人魚、ですか…?」

GM:ちょっと白い目で見てはるわ、「人魚かよ」みたいな。

夕樹:「で、ですね。調査をしている途中で怪しい女に会ったのですが…」

GM/遼子:「怪しい女、ですか?」

夕樹:「政府の人間と名乗ってたのですが」

GM/遼子:「それは怪しいですねー」

泉:って、そんなことこの人に言っても仕方ないやろー。

夕樹:「いや、で、その人が貴方のことを人魚だ、と言ってるんですよー!」(笑)

GM/遼子:「わ、私がですかー?!何言ってるんですか!」

泉:あーあー、チクっちゃった…。(汗)

GM/遼子:「そんな私が…」

シルヴィア:じゃあフォロー入れる。「そう間違えても仕方ないほど、貴方は美しいのですよ…」

夕樹:そこで口説くの?!(笑)

GM:そんな、恋人いなくなって寂しいところに。(笑)

夕樹:仇取るって言ってる人を口説くな!(笑)

泉:まぁよくあるネタや。(笑)

夕樹:「え〜、で、そう言ってきたのですが…」

GM/遼子:「いや、ちゃんちゃらおかしいですわね」

泉:ちゃんちゃらかー。(笑)

GM:鼻で笑ってるわ。

夕樹:あ、この時に〔オーラ感知〕と【嘘発見】してみる(コロコロ)3成功。

GM:オーラは人間色(コロコロ)で、心の底からちゃんちゃらおかしいと思ってる。

夕樹:だよねー。(笑)

GM/遼子:「そんなことより、早く仇を取ってくださいよー」

夕樹:「そ、それは分かっています」

シルヴィア:「しかし事が事だけに、焦りは禁物です」

泉:っていうか、犯人が妖怪と思ってて、そんなすぐに捕まると思ってるんかな。(呆)

GM:まぁほら、婚約者殺されて早く復讐したいねん。

夕樹:え〜っと、他に何か聞くことある?

シルヴィア&泉:(黙考)

GM/遼子:「す、スリーサイズは秘密ですよー」

夕樹:聞かん、聞かん。

シルヴィア:「急に一人になって寂しいのではないですか?私でよければ、その心の隙間を埋めて差し上げますよ?」

夕樹:そしてまだ手を出すか。(笑)

GM:クール&ビューティなんで、「別にー?」ていう感じやで。

シルヴィア:あれぇ?

GM:あくまでクールに。

泉:(黙ってシルヴィア殴る)

シルヴィア:な、何をするんだ泉!?(笑)

GM:で、どうする?もう帰っていいの?

夕樹:うん、まぁいいよ。

泉:ま、いいかな。

シルヴィア:「では、夜も遅いので家までお送り致します」

GM/遼子:「あ、ではお願いします」

シルヴィア:じゃあ一人で送ってくるわー。

夕樹:何もせずにすぐ帰ってこな、千歳さんにチクるからな。

泉:あと、蒼瀬に襲われんように、気ぃつけて。

シルヴィア:はいはい。




8:3方調査:現れた人魚の忠告


GM:ん、じゃあ次の日になったで。

夕樹:ま、調査続行ってことで。

泉:とはいっても、何するん?船の場所も分からんかったし、依頼人の招待も怪しいままやし…。

シルヴィア:船なんだけど、上空から見ながら飛ぶだけならさすがに全部まわっても多分1時間かかるか、かからんかじゃないか、って気がするんだが。

GM:…それもそうやな。

夕樹:そのうえ〔透視〕もあるし?

シルヴィア:いや、〔透視〕はLVが低いから近づかなあかんけど、まぁ上の隙間から覗きながら飛んでいくくらいならすぐやし。

夕樹:じゃあ『シルヴィアが覗いてく』『オーナーに問い詰める』『船を走らせる』のどれか、かな。

泉:最後に1票。

シルヴィア:囮操作、か。まぁ楽っちゃあ、楽だけどな。いっそのこと3手に別れるか?俺が船探し、泉が海(船不要だから)、夕樹がオーナーで。

泉:あの、明らかに私一人って危なくないですか?(汗)

GM:じゃあ伊吹ちゃんの同行を認めるわ。貝やねんから、溺れることはないやろ。

泉:そ、それはそうやけど…この子堅いだけで、戦闘は…まぁいいか、じゃあそうしよか。(伊吹のキャラシーを見て確認中)あるのは〔呼吸不要〕と………!!この子〔水中行動〕もってる!!あ、しかも〔耐圧〕もあるから深海底でも行けるわ!

他:(爆笑)

GM:適任者おったやん。(笑)

夕樹:何で今まで気づかんかったん?!(笑)

泉:すっかり忘れてたわ。(笑)

シルヴィア:自分で作ったくせに。(笑)

GM:あ、でもやっぱ使うなら1CP払ってもらうで。

泉:1CPくらいなら……あ、でもじゃあそれは最後の手段に取っとくかな。

GM:ん、じゃあ3手に別れんねんな?さて、誰から解決してこうか。ちなみに今は4日目夜の10時くらい。

シルヴィア:絶好調の時間帯♪

GM:じゃ、まずシルヴィアから。船を捜す…っていってもアバウトすぎやからな、ダイスふってクリティカル出たら見つかったってことでいいで。

シルヴィア:無茶言うな(コロコロ)無理無理。

GM:じゃあ見つからんかった。じゃあ次、夕樹。

夕樹:オーナー……じゃない、蒼瀬を呼び出して話聞く。

GM:ああ、蒼瀬さんにするんや。はいはい、どこに?

夕樹:この二人が海近くやからな…埠頭近くの喫茶店。まずこの人に〔オーラ感知〕してみる。

GM:ん、まぁ普通の人間やな。

夕樹:人間かぁ〜……どうしよ、特に聞くこと考えてなかった…。

GM/蒼瀬:「ちょっと、私だって忙しいんだから、用もなく呼び出さないでちょうだい」

夕樹:「あ、いや、前山さんを改めて調べてみたけど、やっぱり普通の人間みたいやった」

GM/蒼瀬:「そぅ?もっとちゃんと調べたら?」

夕樹:「いや、だから調べたって」

GM/蒼瀬:「本当に?私は絶対あの子が怪しいと思うけどね」

夕樹:「その根拠は?!」

GM/蒼瀬:「女の勘、かしら」(笑)

夕樹:それ根拠じゃないけど、それが本当になりそうで怖い。(笑)「じゃあ話変わるけど、沈んだ船は今どこにある?」

GM/蒼瀬:「それはさすがに教えられないわ、企業秘密よ」

夕樹:企業て、政府やろ!

泉:国家機密。(笑)

夕樹:何?核でも積んでたん?!(汗)

シルヴィア:核融合炉で動いてた船やねん。(笑)

GM:∀かよ。(笑)他に聞くことは?

夕樹:「何故、教えられない?」

GM/蒼瀬:「それは貴方達が知る必要ないからよ」

夕樹:……〔魅了〕したろかな、これで抵抗されたら人間ちゃう、ってことで……。

シルヴィア:それは最終手段やろー。(笑)

泉:しかも別に人間でも抵抗する時はするしなー。(笑)

夕樹:他に聞くこと、聞くこと、聞くこと…。

GM/蒼瀬:「こんなことしてる暇があったら、あの女のことをもっとしっかり調べなさいよ」

夕樹:女の勘ってだけで、そこまで言われないかんのか!

泉:女の勘ってのは、そういうこともあるってことよ♪きっと。(笑)

夕樹:う〜…もうちょっと根拠を説明してもらわんと…。

GM:根拠と言われてもな〜。「知らない」「教えられない」の一点張りやな。

シルヴィア:……体に聞けばいいやん。

夕樹:あんた今日、いつもに増して本能むき出しやな!(笑)

シルヴィア:今日はちょっと脳みそピンクやねん。(笑)

GM:ピンク光線でも浴びたんかい。(笑)

夕樹:「そういや、この海でこういう伝承があるらしいんだけど…」

GM/蒼瀬:「あら、それは興味深いわね」

泉:ん?知らなかったのかな?

夕樹:そういうフリしてだけかも………うぅぅぅ〜……。

GM:タイムリミットやな、帰りはった。

夕樹:ま、いいや。特に聞くこと思いつかん!

GM:ん、じゃあ次…。

泉:あ、やっぱ1CP払って伊吹ちゃん連れて行くわ。

GM:あ、はいはい。で、水着ですか?(笑)

シルヴィア:泉なら裸だよな?(笑)

夕樹:読者サービスの嵐。(笑)

泉:いや、あの、妖怪時はちょっと透けた着物姿ですよ。伊吹ちゃんは、アレだけど。(伊吹の妖怪時姿は裸の上半身を覆うような貝殻が一つ付いているだけ)

GM:ある意味読者サービスやけどな。(笑)

泉:じゃあ夜の海を半裸の女の子二人でいる、と。(笑)で、ボートに乗って沖まで行って、私は海の上に立ってて…伊吹ちゃんに潜ってもらう。判定いる?

GM:いや、そういう妖術ならいらん。でも夜の大阪南港の水中やからなぁ、1m先くらいまでしか見通し良くないで?

泉:まぁそれでも、一応船の沈んだ辺りを調べてもらう。

GM:ん、じゃあ3Dふって10以下出るか判定。

泉:10以下、こぉれは運の要素デカイな…(コロコロ)ごめんなさい、15です。5,5,5、です。

夕樹:また無駄に綺麗なゾロ目を。(笑)

GM:んじゃ、1時間くらいしたら、何かが近づいてきたで。

シルヴィア:それはどっちに?

GM:もちろん、伊吹に。

泉:まずい、今彼女を失うわけにはいかない……料理人が…。(笑)

夕樹:重大やな。(笑)

GM:近づいてくんで〜、人間のものとは思えへんくらい早いな。どんどん近づいてきて、はい着いた。

泉:え、もう着いたん?!

GM:何かしたかったら、一回だけ行動許したるわ。

泉:できるかぎり水上に上がる。

GM:ん〜、でも結構深くまで潜ってたから出るのは無理やで?まだ6,7m下ってことで。

夕樹:まぁ襲ってくると限ったわけでもないし…。

GM:じゃあ、辿りつかれたわ。何が来たと思う?

夕樹:オーナー。

GM:そうか、そのネタがあったか。(笑)

夕樹:いつ、どこにでも現れる。(笑)

GM:魚とか咥えてるんやろ。(笑)

シルヴィア:まぁ人魚やろ?

GM:うん、皆が考えるような人魚やで。綺麗な女性やで。

伊吹:…水中じゃ喋れません。「ブクブクブク…」

夕樹:〔水中会話〕は別の技能なんや。

GM:ん、じゃあ『上に行こうか』ってジェスチャーしてくる。

泉:攻撃してきたわけじゃないんや。じゃあ上に上がらせてもらうわ。

GM/人魚:「何しに来たの?貴女も人間じゃないみたいだけど」

伊吹:「あ、はい。私は、その『はまぐり女房』っていう妖怪なんですけど…」

GM/人魚:「あぁ、知ってる知ってる〜」

伊吹:「ご存知なんですか?!」(笑)

GM:まぁはまぐり女房は有名やからなぁ。(笑)

泉:上に上がってきてるから、横に泉もいるけどな。「どうも、『後神』の泉です」

GM:『後神』は人魚は縁ないからなぁ、珍しそうに見てるわ。

GM/人魚:「で、ここで何をしているの?」

泉:「あ、えっとここで沈没したっていう船を探しているんですけど…」

GM/人魚:「沈没した、船……」

GM:ちょっと顔色変わりはるわ。

GM/人魚:「ふぅん、それで?」

泉:「何かご存知ではありませんか?」

GM/人魚:「まぁ知っているといえば、知っているし、知らないといえば知らない」

泉:何じゃそりゃ。「ええと、知ってるんだったら場所を教えてほしいんだけど」

GM/人魚:「場所は〜…ここ。何ならついてくる?」

泉:行きます。

夕樹:えぇ〜……でも助言できる場所におらんしなぁ……。

GM:じゃあ30分ほど泳いで底に指指してるで。って、こっちは喋れるから、

GM/人魚:「ここよ、ここ」

GM:確かに船があるわ。中に入る?

伊吹:ん〜…まぁ、入っちゃうか。

GM:そしたら……まぁ専門的なことは分からんかな。

伊吹:うん、そういう技能は持ってないなぁ。

GM:じゃあエンジン機器のトラブルがあったかどうかは分からんけど……船の横っ腹にでっかい穴が空いてるな。これが原因じゃないかな〜、って思う。

泉:……船は、引き上げられてなかったん?

GM:少なくとも、今目の前にはある。

泉:なるほど、ね。それは探しても見つけられんわ。穴はどのくらい?

GM:まぁ船自体がそこまで大きくなかったからな、人くらいの大きさの穴。2mないくらい。

伊吹:これは…何かにぶつかって空いたのか、誰かが空けたのかは分かる?

GM:そういうのは、専門知識がないから分からんなぁ。じゃあ上に上がってきたってことで。

GM/人魚:「で、もう一度聞くけど、貴女達は何をしているの?」

泉:「だから、船を捜していて、今見つかった」

GM/人魚:「あの船と貴女達とどういう関係があるの?」

GM:あ、ちなみにこの人は…どういうタイプにしようかな?……ちょっと釣り目の怖い感じの人。でも船教えてくれたからきっと根はいい人。(笑)

シルヴィア:微妙に細かいな。(笑)

GM/人魚:「ここは私達の縄張りだから、あんまりウロチョロしないでほしいんだけど」

泉:「それは申し訳ないとは思う…けど、今ちょっとあの船について調べているから、許可が欲しい…っていうか。誰が沈めたかは、知らない?」

GM:それは意味ありげに微笑むだけで教えてくれへん。

泉:えぇ〜…。

シルヴィア:『やっちゃった♪』っていう顔とかな。(笑)

GM:いや、別にそういうわけではないねんけど。(笑)

夕樹:〜〜〜〜そこにいたら、もう1個聞いてほしいことがあんねんけど〜!

GM:ん〜、本当は場面としては同時進行やから…。

シルヴィア:あんたは蒼瀬さんに怒られてるとこや。(笑)

夕樹:そうやねんなぁ。(笑)

GM:ん〜まぁいいや電波飛ばしても。

夕樹:いや、その人たちが沈めたのか、ってこと。

泉:いや、だからそれで意味ありげに微笑まれてんやん。

夕樹:え、さっきのは誰が沈めたのか、ってことじゃない?

シルヴィア:んじゃあ遠まわしに『人って美味しいよね♪』とか。(笑)

夕樹:そぉれはむしろ嫌がらせに近くないか?(笑)

GM:じゃあ逆にこっちから質問するわ。

GM/人魚:「人間、ってどうなの?」

泉:どうなの、って言われても……まぁ態度は「友好・善良」やから、「私達のことを理解してくれたら、仲間になれる存在だと思っている」

GM:じゃあそれを聞いて、また笑いはる。今度はちょっと小馬鹿にした感じで。『コイツ何言ってんの〜?マジきもい〜』的な。(笑)

シルヴィア:微妙にコギャルっぽいんや。(笑)

夕樹:まぁ人魚からしたら海汚していく元凶やもんなぁ。そこは上手いこと言いくるめるんだ。

泉:「まぁ今の時代は確かに妖怪にとって住みにくい時代だし、人間との協調も難しいものになってるけど………」

GM/人魚:「一つだけ、いいことを教えてあげるわ」

泉:「何?」

GM/人魚:「今この近海の人魚族は凄く荒れているから、一刻も早くこの海域から出ていった方がいいわよ」

GM:って言って、また潜っていきはった。

泉:潜っていきはった?はぁ、ほんじゃ忠告は聞いておこうか。一旦戻るわ。

シルヴィア:じゃあ一回海岸近くで合流しよう。

泉:そうね。

シルヴィア:「結果報告、飛ぶだけ無駄でした」

夕樹:「蒼瀬、肝心のことを言いやがらねぇ」

泉:「こっちは海底に船がありました」

GM:今は5日目の早朝な。

泉:はいはい。「で、船に穴が空いてて、人魚がいて、で、あの近辺は人魚達の縄張りで、人魚達が荒れてるから早く出ていった方がいいって言われました」

シルヴィア:「で、お前はスゴスゴ帰ってきたのか〜」

泉:「女の子二人なんで勘弁してください」

シルヴィア:「しかし人魚か…よし、次が俺も行こう」

GM:人魚やと行くの?(笑)

夕樹:交渉がしたいだけ〜。

GM:ああ、「好色」がしたいだけか。(笑)

シルヴィア:ああ、どっちもしたいな。(笑)

夕樹:違う、違う。(笑)

泉:「あ、そういえば人間のことをバカにしてる感じではあった」

シルヴィア:「ほぉ…ガキだなぁ…」

夕樹:「ま、人間の嫌いな妖怪も多いからね」

泉:「まぁあんな態度だし、人魚がやったっぽいといえば、やったっぽいけどね」




9:情報収集〜3連続の電話〜


夕樹:というわけで、今から会いにもっかい行こう。

シルヴィア:今からかよ、さっき早朝つってたよな?夜のがいいと思うけどな〜…。

夕樹:いや、その近辺を船でウロチョロしてたら怒って出てくるんちゃう?

GM:向こうから会いにこな、会うことはできんと思うけど。

夕樹:伊吹さんにもう一回潜ってもらいたいねんけど…。

シルヴィア:いや、今度潜ったら間違いなく水中で各個撃破されるぞ?

GM:そうやな、さっきはたまたままだ話聞いてくれる奴が出てきたからいいけど…。

シルヴィア:次もそうとは限らない。

GM:まぁそういうこったな。

泉:ぶっちゃけ伊吹さん、戦闘はまったくできませんよ?〔包丁〕と〔激流〕だけやし。

夕樹:え、戦えそうちゃう?

泉:〔包丁〕は1D−5ですよ?

シルヴィア:MAXで1ダメージ。常に相手の眼球狙わなダメージ通らん。(笑)

GM:あと〔水流〕とか〔激流〕は人魚相手にまったく効かんと思ってくれていいで。

泉:まぁ、そうやろなぁ。

夕樹:ちょっと水の勢いで押し返す程度か。

シルヴィア:……そういやさっきの話やけど、水に〔振動波〕撃ったら魚浮くよな?人魚もやっぱそうなるんかな。

GM:やったら…この近辺の人魚族と戦争ですね。(笑)

シルヴィア:何や、人魚が『プカー』って浮いてくると思ったのに。(笑)

GM:そういや話全然変わるけど、人魚って女ばっかやな。どうやって子孫残すんやろ。

シルヴィア:え、一時的に人間になって、人間の男と契って、じゃないの?

GM:契って、って何かヤラしいな。(笑)

シルヴィア:じゃあ子作りに励む。(笑)で、女の子の子供なら人魚で男なら…魚人かなぁ?

泉:人魚が卵産んで、マーマンが精子ぶっかけんねん。(笑)

GM:うわ最低…ってかそれ、ただの魚やん。(笑)

シルヴィア:あ〜、年々数減ってんのって、卵食べられてるからちゃうん。(笑)

夕樹:マンボウかいな、3億分の1個。(笑)

GM:どうやねんやろ…細胞分裂とかかな…。

泉:それは…嫌やな。(笑)

夕樹:まぁそれは各地の伝承によって違うかもね〜。

シルヴィア:いや、そんな話はええねん。(笑)

GM:そうやな。(笑)で、どうするん?

シルヴィア:ま、その人魚共を怒らせん程度に問い詰めるのが一番やねんけどな。

夕樹:やねんけどなぁ…というわけで伊吹さんにもっかい…。

シルヴィア:いやだからアカンて。てか潜る意味ないよ、もう。

夕樹:だって!人魚にまた会わなあかんねんから……!

シルヴィア:別に方法はそれだけじゃないやろうし、これ以上伊吹を危険な目に合わせる必要もないやろ。とにかく今、『海底に船があった』『沈んだ理由は穴が空いたから』『原因は人魚かもしれない』が分かっただけでも、十分や。

夕樹:……あ、じゃあ蒼瀬に「本当の船見つけたぞ」ってプレッシャーかけたろかな。

GM:ん〜、まぁ一つの手ではあるかもな。

夕樹:じゃあ朝の10時くらいになったらまた電話して呼び出してみる。

シルヴィア:この女に関しては任せた。

夕樹:いや、見ててや。(笑)

シルヴィア:遠巻きに見てる。(笑)

夕樹:じゃあ電話する。「話があるんだが」

GM/蒼瀬:『貴方達、まだ嗅ぎまわってたの?しつこい男達ねぇ』

夕樹:「女も混ざってるけどね。」

GM/蒼瀬:『で、今度は何の用?』

夕樹:「船を見つけた」

GM/蒼瀬:『あらそう、それは良かったわね』

夕樹:…で、どうしよう。(笑)

泉:もう終わりかい。(笑)

夕樹:プレッシャーかけてみたけど、あんまり効かなかった。(笑)

シルヴィア:てか、プレッシャーにさえ、なってない気がするんだけど。(笑)

GM/蒼瀬:『というか、そんな船の話はいいから、早くあの女を問い詰めなさいよ!!』

夕樹:「何でそんなにあの人が嫌いなの?!(笑)話きいたけど、普通だったってば」

GM/蒼瀬:『分からない男達ねぇ〜…』

シルヴィア:「むしろお前の方が怪しいな。俺がじっくり問い詰めてやるよ」

GM:何でそんなヤラしいやねん。(笑)

GM/蒼瀬:『こっちは忙しいんだからもう切るわよ!』

GM:ピッ。電話切られた。

シルヴィア:よし、ワン切り50連発いってみよー。

GM:着信拒否されますよ。(笑)

夕樹:ん〜、困った。

GM:じゃあ今度は遼子の方から電話がかかってくるわ。

GM/遼子:『ちょっと、事件の調査は少しは進展したんですかー?』

シルヴィア:「今結構いい所まできてます。もう少し待っていただけますか?」

GM/遼子:『犯人は結局誰なんですか?早くしてくださいよ!』

シルヴィア:「案外、貴女が思っている通りかもしれませんよ?」(ニヤリ)

GM:何カマかけとんねん。(笑)

GM/遼子:『犯人は人魚なんでしょ?!じゃあ早く人魚を殺してよ!』

泉:殺せばいいってもんじゃないと思うけど…。

シルヴィア:「まだ確証があるわけではないので」

GM/遼子:『もう!早くしてよ?!』

シルヴィア:「ああ、分かった。もう少しだけ待ってください」

GM:ピッ。じゃあ今度は漆野から電話がかかってくるわ。(笑)

GM/漆野:『よぉ兄ちゃん。新しい情報は入ったかい?』

シルヴィア:忙しいなぁ、もう。(笑)「ああ、入りましたよ漆野さん」

夕樹:あ、蒼瀬について調べてもらえんかなぁ?

シルヴィア:「あ、すみませんが政府の人間で蒼瀬という女性についてちょっと調べて頂けませんか?」

GM/漆野:『おぉ分かった。ただし、それなりの対価は払ってもらうけどな』

シルヴィア:「じゃあ代償といっては何ですが、本当の船の在り処ではどうですか?」

GM/漆野:『おぉ〜』

シルヴィア:「海底で発見されました。まだ引き上げられてはいなかった、ということです」

GM/漆野:『なるほど、やはりあれはフェイクだったか…』

シルヴィア:「はい。さらにおまけですが、船の腹に2m前後の穴が空いていました。恐らくそれが沈んだ直接的な原因でしょう」

GM/漆野:『坊主…よくそんなことまで調べたな。なかなかやるじゃないか!』(笑)

夕樹:スカウトされそうやな。(笑)

シルヴィア:「色々なツテがありまして」(笑)

GM/漆野:『しかし妙だな…あの辺りに穴が空くような岩があったかな…』

シルヴィア:「案外、伝承というのもバカにできない、ということかもしれませんよ」

GM/漆野:『坊主、面白いことを言うじゃないか。例の女のことはよく調べておく。では、また連絡する。じゃあな』

シルヴィア:「よろしくお願いします」

夕樹:うん、こっちはシルヴィアさんに任せておけばいいか。(笑)

泉:うん、何か漆野さんだけ順調やな。(笑)

GM:まったくや、「好色」も買い戻しか?(笑)

シルヴィア:それ取られたら楽しみなくなる。(笑)

夕樹:ってわけで、人魚に会いたいぞ〜!




10:人魚に会いに


GM:え、行くん?

シルヴィア:はぁ、じゃあ行こうか。

泉:またボートに乗って。

シルヴィア:釣り人装ってたら、いつかはかかるかな?

夕樹:一人一隻ずつ。

シルヴィア:バラけるん?!

夕樹:全員で1隻やと、沈められたら嫌やん。

シルヴィア:その時は俺と泉だけ助かる。(笑)

泉:そういうことやね。(笑)

夕樹:ぇえ〜。(笑)

GM:全部沈められたら結局一緒やしな。(笑)伊吹はどうする?連れてく?

泉:さっき払った1CPがまだ効いている、っていうならついてきて欲しい。

GM:ん〜、そうやな。また払えじゃ可愛そうやし、いいことにしよう。

泉:じゃあついてきてもらおう。

夕樹:で、沖に行くと危ないから、ちょっと浅めの所で伊吹さんに海面近くに潜ってもらおう。

シルヴィア:何でそんな伊吹ちゃん潜らせたいねん。(笑)大体沖に行かな人魚おらんのちゃう?

泉:岸近くやと養殖の網とかあるんちゃう?その中に人魚いたら嫌やな。飼われてるやん!(笑)

夕樹:生簀か。(笑)

GM:ちなみに今、5日目の昼な。

夕樹:じゃあ沈んだ船からちょっと離れた所で船浮かべよか。

GM:何その『ちょっと離れた』って。(笑)

泉:警戒しすぎやろ〜。(笑)

GM:結局は縄張りやしな。(笑)

夕樹:まぁそうやけど……。

GM:水中で行動取れるのは?

シルヴィア:伊吹のみやな。

夕樹:僕も潜って…でもそんなに潜れんし…いざとなったら伊吹さんにしがみついて……まず人魚に接触を……他にないかな…。

GM:で、結論は?

シルヴィア:伊吹にまた潜ってもらう。(溜息)

夕樹:まぁそうなるわな……できればもうちょっと策を弄したかったけど……。

シルヴィア:いらん。で、どうなった?一応身構えておくけど。

GM:ん、じゃあしばらく経って、ご期待通り人魚出てきましたよ。(溜息)

夕樹:前の人と一緒?

GM:一緒やな。で、伊吹はこう抱えられてます。

シルヴィア:ようは羽交い絞めか!

GM/人魚:「警告はしたはずよ!何でまた来たの?!」

夕樹:「もう一度聞きたいことがあるからだ!」

GM:あ、ちなみに人魚(+伊吹)は海面に出てきて、船に立つあんたらに話しかけてるからな。で、周りにはあと10匹くらい人魚いる。

夕樹:「抵抗する気はありませ〜ん、攻撃する気はありませ〜ん」(バンザイの姿勢)

GM:こっちは攻撃する気満々やけどな。やっぱ攻撃力ない子一人で行かしちゃいかんやろ〜。

夕樹:だって他におらんもん……う〜、どうしよ、うぅ〜〜〜……。

シルヴィア:「単刀直入に聞くが、あの船沈めたのはお前らか?」

夕樹:そ、そんな直に…いやでも……あ〜、聞き方が……。

GM/人魚:「Yesでもあり、Noでもあるわね!」

夕樹:「嫌いで沈めた奴がいる、とか?」

GM/人魚:「そういうわけでもないけど…」

シルヴィア:「では、船の上に人々を殺したのは?それも?」

GM/人魚:「Yesであり、Noね」

夕樹:Yesであり、No?ってことは…。(ブツブツ)

シルヴィア:「ふん。じゃあさらに質問を変えよう。お前ら、『前山遼子』という女を知っているか?」

夕樹:そんなん、知ってるわけないや(ん)…!

GM/人魚:「あら貴方、彼女の知り合いなの?」

シルヴィア:「知り合い…というか、俺達は彼女の依頼でこう、動いている」

GM/人魚:「そう……じゃああの女を殺しなさい。そうすれば、この子を助けてあげましょう」

シルヴィア:「理由を聞かせてくれないか?」

GM/人魚:「それは貴方達には関係ないことよ」

シルヴィア:「じゃあ飲めないな」

GM/人魚:「ではこの子を殺しましょう」

シルヴィア:「殺す…以外の方法はないのか?」

夕樹:「何でそんなに人間が嫌いなの?」

GM/人魚:「ふん…」

GM:鼻で笑われるわ。

夕樹:だぁ〜…交渉って難しい…。(汗)

シルヴィア:「まぁ人間は愚かで生意気な生き物だからな…」

夕樹:あなた「中立」でしょ?(笑)

シルヴィア:だからどっちの気持ちも分かんねん。(笑)

GM:でもこの子の態度からしたら、別に人間を嫌ってるってわけでもないねん。バカにはしてるかもしれんけど。

シルヴィア:バカにしてる…で、人間になったバカな前山遼子?

夕樹:リトルマーメイド?

シルヴィア:「分かった。殺しはしないが、とりあえず今から前山遼子を連れてくる。だからそのままでいろ」

GM/人魚:「分かったわ、さっさと連れてきなさい」

夕樹:どっちもこっちも殺せって…ウチら中間管理職状態ですか?

シルヴィア:まぁいいやん、とりあえず連れてこよう。当事者おらんかったら話が進まん上に伊吹が危険や。

夕樹:YesでもありNoでもある、っていうことの真相を知りたい。どういうこと?

GM:それ言ってしもたら謎かけの意味ないやん。

泉:そういう訳や、いくで。

GM:まぁ遼子さんが来てくれるかどうか怪しいけどな。

夕樹:そうやん、それがあるやん。

シルヴィア:じゃあ一回埠頭に戻って電話かな。

夕樹:僕ここに残る。伊吹さん置いておくのも何やし、もっと色々聞き出したいし。

シルヴィア:…いっそ、船から手伸ばして水に〔振動波〕撃って、相手が痺れてるとこで伊吹救出とかな。(笑)

GM:相手痺れるくらいの振動送ったら、船転覆しまっせ。(笑)

シルヴィア:それもそうか。(笑)じゃあ一回戻って…来てくれんかったら…証拠として髪だけでも持ってくるか。

GM:髪て、首くらい持ってこんかい。(笑)

シルヴィア:そんなん持ち歩いたら俺が捕まって結局ここに戻れんやん。(笑)

GM:そこは人魚の知ったこっちゃない、というかその時点でゲームオーバーというか…いくらでも隠せるやろ。(笑)

夕樹:え〜と、【幻影】で伊吹さん出して…水中に出せるかな?まぁ出せるか。で、相手が驚いたところで……。

シルヴィア:船1隻なんだから、誰か残るとしたら夕樹じゃなくて泉か俺なんだけど…。




11:人魚大戦勃発


GM:っていうことをまだ人魚達の前で話してんねんな?

夕樹:うん。

シルヴィア:そう、なるわなぁ。

泉:うん。

GM:じゃあ向こうから、船が1隻ボボボボ〜って来るわ。

夕樹:どんな船?

GM:巡視船?っていうのかな?あれ。

シルヴィア:海上保安庁か。人魚達は?

GM:その船見てる。

夕樹:隠れろよ!

GM:隠れる気はないみたいやな。

夕樹:って、僕らも!

シルヴィア:どこにやねん。ってか必要ないやろ、多分。

GM:で、その船は真っ直ぐこっちにきて、近くで止まる。そしたら船の部屋の扉が開いて…。

泉:出てきたのは?

シルヴィア:まぁ一人しかおらんけどな。

GM:うん、ご想像の通り、蒼瀬やで。

GM/蒼瀬:「あら貴方達、丁度いい所にいたわね」

夕樹:「どういうことだ?」

GM/蒼瀬:「今までのこと、すべて水に流してあげるからその人魚達を捕まえなさい」

夕樹:何でよ?!!

泉:「いや、こっちも一人仲間捕まえられてるんですけど…」

GM:ちなみに船の上に乗組員が10人くらいいる。

夕樹:どうして誰も理由を言わない!!?

シルヴィア:「どうしてあんたはそんなに人魚を毛嫌いする?」

GM/蒼瀬:「別に嫌ってなんかいないわよ?」

夕樹:「命令か?」

GM/蒼瀬:「命令…まぁそうね」

シルヴィア:「……その命令は聞けない。その船を沈められたくなかったら、この人魚達を諦めろ」

夕樹:何かその恐喝、好きやな〜。

シルヴィア:別に好きでやってるわけじゃ…。(汗)

GM:あ、ちなみにその船の乗組員、全員不思議と女性やからな。

夕樹:!!まさか人魚同士の抗争?!船の乗組員全員を〔オーラ感知〕する!

GM:お、全員をか。じゃあ何人か人間じゃないオーラの奴がおるな。何人か、っていうか蒼瀬覗いて全員やな。

夕樹:「お前ら全員、人間じゃないな?!!」

GM:そらまぁ、全員人魚見て平然としてるしな。

夕樹:「ってか、この状況で一人だけ人間ってのもおかしいやろ!やぱりお前も人魚だな、蒼瀬!!」

GM/蒼瀬:「ふふ、それで貴方達はどっちの味方につくのかしら?」

シルヴィア:「俺達は中立だよ」

泉:三つ巴になってまう。(笑)

GM:伊吹が人質になってることを忘れたらあかんで。

夕樹:「義務感/仲間」あるし、伊吹さんを助けないと!

シルヴィア:ま、そうだな。

GM:ってことは蒼瀬さんに敵対するってこと?

シルヴィア:そうなるな。

GM/蒼瀬:「じゃあ…しょうがないわね」

GM:って言って、一斉に銃を向けられんで。ガチャガチャガチャって。

夕樹:距離は?

GM:まぁ普通に会話してたし、5mと離れてへんな。

夕樹:じゃあ修正はそんなにないな…蒼瀬に〔魅了〕をする!(コロコロ)成功!

シルヴィア:そんな、ラスボスに…。(汗)

夕樹:関係ない!

GM:「知力」−5で抵抗やな(コロコロ)ああ、全然効かんわ。

シルヴィア/蒼瀬:「何のつもり?」(メガネをくいっ)

GM:そう、そんな感じ。(笑)

GM/蒼瀬:「どうやら貴方達との交渉も終わりみたいね…」

シルヴィア:人魚達に「一回お前ら、海に潜れ!」

泉:「あ、伊吹さん返して」(笑)

シルヴィア:「前山さんに関しては、夜にしよう!ここは俺達に任せろ!」

GM:いや、確かに人魚たちは潜ったら助かるけど…あんたら死ぬで?こっち全員『対 船舶用マシンガン』やし。(笑)

夕樹:やっぱ人魚にボート引っ張ってもらって逃げたほうがよくない?(笑)

GM:銃口を向けられました。どうする?

泉:さすがに前面抗争では分が悪いなぁ〜…。

シルヴィア:一気に船攻撃して沈められへんかな?そしたら銃使えんし。

GM:恐らくその前に撃たれるかと。(笑)そのボート沈められたら終わりやで。

シルヴィア:パタパタパタ…。

夕樹:飛んで逃げるな!(笑)

GM:自己チュー。(笑)そろそろタイムアップやな。

GM/蒼瀬:「死になさい、役に立たない男達だったわ」

シルヴィア:ほーるどあっぷ。(笑)

夕樹:ここで諦めるの?!(笑)

泉:降伏しても助けてもらえるとはかぎらんしな。(笑)

夕樹:よし、【幻影】で壁を作って…。

シルヴィア:いや、壁でも【幻影】て意味ないやん!(笑)

夕樹:命中修正にマイナスいくやん。

GM:元の場所分かってて、マシンガンをフルオートしたら当たるっちゅうねん。(笑)一回、図書くわ。




 上(↑)沖合い  


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〜|              |〜〜〜〜
〜〜\             |〜〜〜〜
〜〜〜\ 兵 兵 蒼 兵 兵 兵|〜〜〜〜
〜〜〜〜\_兵_兵_兵_兵_兵_|〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜人〜〜| ̄ ̄ ̄|〜〜人〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜人〜|シ 夕|〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜| 泉 |〜〜人〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜人〜|___|〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜人〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜人〜人(2)〜〜〜人〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜人+伊〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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 下(↓)岸辺  


シ:シルヴィア

夕:夕樹

泉:泉

人:人魚

人(2):忠告してきた人魚

伊:伊吹

蒼:蒼瀬

兵:兵士

〜:波



GM:伊吹を押さえてるのは、一般人魚Aな。

シルヴィア:はいはい。

夕樹:やれやれ、こんなに心ある説得を繰り返してるのに…。

泉:こっち側にいる人魚達にも銃口は向けられてるん?

GM:うん、向けられてんで、それぞれ。

シルヴィア:ああ、まだおったんや。

GM:ここまでタラタラやってたようみ見えるけど、実際は数秒というかす1,2分だけやからな。

夕樹:まずは伊吹さんを取り返して、あとは潰しあいしてもらうのが一番やねんけどなぁ…。

シルヴィア:伊吹さんが無事で済むかな。

泉:伊吹さん、防護点だけなら高いねんけどなぁ。

GM:何ぼなん?

泉:15点。

他3人:15?!(プレイヤー平均5点)

GM:堅!銃弾跳ね返すんちゃうか?!(笑)

泉:しかも殻に篭もったら「切り」「刺し」無効やしな。

他3人:(爆笑)

泉:防護重視やからな。(笑)

シルヴィア:す、すげ〜…。(笑)

GM:じゃあ多少無茶な作戦立てても大丈夫ちゃうんか?(笑)

夕樹:ほんまやな。(笑)

GM:さて、じゃあちょっと膠着状態やしまた新たな展開が!

夕樹:今度は何や〜?

GM:この蒼瀬達が乗ってた船がいきなり沈みだした!

夕樹:ありがとう、海の主様…。

泉:え、人魚じゃないの?

GM:えっと、また少し離れた所に何人かの顔ぶれが出てきたで。先頭に立つ人魚には見覚えがあるで。

夕樹:……あ、あの『魚っぽい人影』かな。

泉:いや、それって人魚のことやろ?

GM:(深〜い溜息)

シルヴィア:いや、遼子さんしかおらんやん。(笑)

夕樹:え、何でやねん。え、船?

GM:人魚言うたやん、第3勢力の遼子派や!話進めるで。

GM/遼子:「ふふ、あなた達、なかなか良い囮になってくれたわね」

夕樹:もぉ〜…また新しいのが……てか遼子さんて…。

GM:あ、あと自分らの周りにいた人魚達も遼子一派に変わってるからな。

泉:え、じゃあさっきまで周りにいた人魚達は…。

GM:殺されたで。で、蒼瀬の船も皆慌てて船から飛び降りてんで。

シルヴィア:ちっ、じゃあ……。

GM/遼子:「おっと貴方達、動かないでちょうだいよ?」

シルヴィア:「………ふん」

GM/遼子:「さぁ、それでは交渉タイムといきましょうか」

GM:って言って、こう中央にそれぞれのリーダーが集まってくんで。まぁ結論から言うと、人魚同士で内部抗争しててん。

PC3人:やっぱり。

GM:で、この近海では誰がボスになるか、っていうことで勢力争いが起こっててん。

シルヴィア:……ん?じゃあ遼子のフィアンセっていうのは…嘘か?

GM:うん、ただのハッタリやで。船沈めたのもこいつらやし。『どこの勢力が一番多く人間を殺すか』で競っててん。

夕樹:最悪や…。

GM:で、途中から『そんな回りくどいことをしなくても、それぞれのボスを殺した方が早い』ってことに気づいてん。

シルヴィア:最初からそうすりゃいいのに…。

夕樹:ああ、それでウチらを刺客に使おうと考えたわけや。

GM:そういうこっちゃな。

夕樹:……怒っていいですか?

泉:あれ?3勢力って、『遼子派』『蒼瀬派』…あとは?

シルヴィア:最初忠告してくれた所やろ?殺されたけど。

GM:そうやで、ボスの名前は…鳴原 彩女(なるはら あやめ)やってん。『彩女派』が部下は数名殺されたけど、まだ健在やから。さぁ、どうする?

夕樹:「っていうか、僕らに何をさせたいの?!」

GM:いやだから、互いに潰しあいたいねんから「貴方達はどちらに付くの?!」っていう感じ。

シルヴィア:「知るか、お前ら勝手にやってろよ…あとで殺された人間の報復は受けてもらうけど」

夕樹:くっそ〜…ここまでしたたかに生きてきたのに、裏かかれたみたいで凄い悔しい…。

シルヴィア:……したたか、やったか?凄い「直情」やった気がするんやけど…。

泉:『人魚は良い人』みたいな先入観があったわ…。

シルヴィア:「伊吹連れて、俺達もう帰るから」

GM:あ、今伊吹を抑えてるのは遼子一派になったから。

GM/遼子:「返してほしければ、あの女達を殺しなさい」

シルヴィア:あ、そういや蒼瀬達って今どういう状況なん?

GM:ああ、皆人魚に戻って、ちょっと離れた所にいるで。

夕樹:遼子も蒼瀬も本当に〔オーラ隠蔽〕持っててんや〜…ムカつく〜…!

泉:〔オーラ感知〕もそこまで万能じゃないってことやな。

GM:まぁ最初にボスが正体バレたら、シナリオ終わりますからね。(笑)

シルヴィア:確かに。(笑)

夕樹:もう禁止漁法でいいやん〜、毒流すとか水振動させるとか〜……。(いじけてる)

シルヴィア:え、っと。今じゃあ4つ巴?

GM:あんたらなんか、1勢力にも数えられんよ。(笑)

シルヴィア:どっかに付かな殺されるだけか。

GM:まぁそういうことやな。ちなみに3勢力それぞれが10匹ずつな。

シルヴィア:凄い密集地帯やな。(笑)

夕樹:あ、伊吹さん捕まえてる奴に〔魅了〕したろかな。

泉:さすがにこの数は相手にできないねぇ。

夕樹:30匹か…どのくらいターン必要かな。

シルヴィア:雑魚1匹2ターン、ボス3人が5ターン、人魚同士の戦いも考えて……約70ターンくらいかな。1ターン1秒やからほら、1分と10秒でカタつくで。(笑)

夕樹:実際はそうでも、プレイヤーは何時間プレイ?!!(笑)

シルヴィア:あ、彩女さんのところ、最初伊吹を捕まえてたのが殺されたから9匹や。

GM:細かいな、じゃあ10:10:9で。(笑)

シルヴィア:あとは俺ら+伊吹の4人か。

夕樹:で、〔魅了〕やってみていい?雑魚なら何とかなるかも。

GM:やってもいいけど、行動を起こすってことは何らかの結果が出るってことやで?

シルヴィア:伊吹を返してもらう→俺らのゴムボートに乗せる→泉&伊吹の〔W激流〕で一気に逃げる。(笑)

GM:ゴムボートやねんから、一箇所穴空けられたら終わりやで?で、飛べる(シルヴィア)歩ける(泉)潜れる(伊吹)…この子どうするん?(夕樹)(笑)

泉:そう、それが問題。(笑)

GM:それを考えてから実行したほうがいいと思うで。(笑)

夕樹:パシャパシャ。(犬掻き)

シルヴィア:そしてそのまま魚のエサに…。

夕樹:哀れ…。(泣)

シルヴィア:さて、どうするかな……。

泉:CP払って救援を求める、とか。

夕樹:今から?

シルヴィア:来てもらったころには全て終わってそうやな。

泉:それまで時間を稼ぐ、とか。

シルヴィア:さっきまでの時間経過具合からして厳しいな。

泉:そうかー…。

GM:海のど真中やしな。

夕樹:個人的には彩女さんが一番いいねんけどなぁ、忠告してくれたし。

GM:じゃあ彩女さんが説得してくるわ。

GM/彩女:「貴方達、私達につきなさい!」

夕樹:……説得?(笑)

シルヴィア:今のは命令って言わん?(笑)

泉:まぁタカビーな性格っていう設定やし。(笑)

GM/彩女:「私達に協力すれば貴方達も無事に帰すし、仲間も助けてあげるわよ!」

夕樹:前山さんと蒼瀬は?

GM:ん〜…まぁ同じようなこと言ってる。(笑)

夕樹:何や。(笑)

シルヴィア:敢えて3つに分散する?(笑)

GM:バトルロワイヤル?!(笑)ちなみに勢力的に説明すると、蒼瀬は人間になりすまして政府の力を手に入れてて強くて、遼子も同じく人間になりすまして財政界とかにも手を出してたらから力がある。

泉:まぁ船上パーティ行くくらいやし。

シルヴィア:あ、そこを狙われて船が?

GM:うん、沈められてん。で、彩女ちゃんは不器用でそういうのが無理で、一番勢力が弱いねん。(苦笑)だから彩女の「YesでありNoである」っていうのは「私達」っていう意味ではYesで、「私」という意味ではNoってことやってん。

夕樹:個人的に蒼瀬だけは嫌!

シルヴィア:そら、あんたがあしらわれてたからやん。(笑)あ〜、じゃあそれぞれ適度に痛めつけて最後は互いに妥協しあった和睦狙い、とか。

夕樹:そうやな、もっと平和的に。選挙とか。

泉:選挙。(笑)

シルヴィア:「殺しあうだけが解決じゃないだろう!?」

GM:今あんたらがそう言っても説得力ないけどな。(笑)獲物の状態やし。特に蒼瀬の所は元が軍隊なだけに容赦ないで。

シルヴィア:でも、重火器は火薬濡れてもう使えんやろ。

GM:あ〜、そうやな。さすがに重火器はもう無理やな。

シルヴィア:ふっ、作戦通り…。

夕樹:やったん、前山さんのとこやん!(笑)

GM:何自分の手柄にしようとしてんの。(笑)えっとだからいざ戦闘になったら自分らがどうするか、やねん重要なんは。

夕樹:さて、どうする?

泉:どこにつくか……。

シルヴィア:どこについても、戦争やろ?だったらここは、伊吹を高速で救出して、二人のジェット(〔激流〕)でここを離脱するのが一番だな。二人が〔激流〕、追いかけてくる奴らを俺と夕樹が撃退、かな。まさか全員がこっち来ることないやろ、互いの潰しあいも兼ねて。

GM:ふぅん、そうする?

夕樹:うん!じゃあ伊吹捕まえてる奴に〔魅了〕!(コロコロ)成功!

GM:「知力」−5か(コロコロ)−5は雑魚には無理やわ。

夕樹:「さぁ、人質をこっちに連れてこい!」

GM:一応意思判定はさせてもらうで。(コロコロ)あ、

GM/遼子派人魚A:「喜んで」(笑)

シルヴィア:よし、伊吹をすぐ船に乗せる。

GM:っていうとこで1アクション。

GM/遼子:「で、結局どこにつくの?!」

GM:つかんかったら、集中砲火です。

シルヴィア:ちっ…。(舌打ち)

夕樹:どっかにはつかなあかんか…じゃあ彩女さんに1票!

泉:ん〜、じゃあ私も。

シルヴィア:…決定やん。じゃあ彩女さんやな。

GM:ん、じゃあ行動前にそれ言うようにな。あ、じゃあ

GM/遼子:「シルヴィア!あの一晩を忘れたの?!」(笑)

夕樹:家まで送ってった時か!!(爆笑)

泉:もぉ〜、この男はぁ〜〜〜!!!

シルヴィア:「ふ…お前とのことなど、所詮遊びだったのさ」

他3人:うわ、ひでぇ〜!

シルヴィア:「可愛い嘘をつく女は好きだが、やりすぎの女は嫌いなんだ」まぁ俺自身が「虚言癖」持ちやけど。(笑)

夕樹:どっちもどっちやと思うけどなぁ〜。(笑)

GM:じゃあ彩女がちょっと軽蔑の視線を送りつつ。(笑)

シルヴィア:タカビーはいいや。(笑)




12:集団戦闘ルール


GM:位置関係的には、今自分らを彩女一派が囲んでる感じな。このまま岸方向に運んでったるわ。

シルヴィア:OK,じゃあそれでいこう。

GM:ん、じゃあイニシアティブや!

泉:え、「敏捷」順やろ?

GM:いや、この場合勢力単位やから、その順番。そっち誰か一人振って。こっちは(コロコロコロコロ)げ、ありえん。どっちも1かよ。

夕樹:ふって。

シルヴィア:はいはい(コロコロ)4やな。

GM:ん、じゃあそっちから。じゃあちょっと俺の作った『集団戦闘ルール』でいくで。まずどういう状況?

シルヴィア:ゴムボート上に俺、夕樹、伊吹が立ってる。

泉:私だけ海上?

シルヴィア:うん、ボート軽い方がいいやろ。

泉:そうやね、分かった。

GM:じゃあゴムボートは防護点が1点、HPが5な。誰も船操る能力ないよな?じゃあ「敏捷」は「敏捷」−4で回避ができることにしよか。

夕樹:回避ね、はいはい。まぁ沈んだら彩女さん達に助けてもらおう。

GM:操縦者は一人な、それは決めといて。じゃあ始めるで。あ、ボートの移動力は…〔激流〕とか使うなら1ターンに10m進めることにしよう。

夕樹:おぉ、結構速いな。

シルヴィア:じゃあ全力後退〜。

夕樹:あ、さっき〔魅了〕した奴を蒼瀬一派からの足止め命令しとく。(笑)

GM:ああ、はいはい。(笑)じゃあ次こっちのターン。まず遼子一派があんたらを追いかけるように動くわ。次に蒼瀬一派がその横に移動。で、次攻撃ターンに移るで。

泉:あ、〔水変化〕使って水の壁作れへん?

GM:え、作れるけど水やったらそのまま通れるで?

泉:あ、そっか。じゃあそこに夕樹の〔火炎〕を撃って蒸発させて…。

シルヴィア:霧の煙幕にする、ってこと?

泉:うん、それでそっちに修正・・・つかん?

GM:ん〜……どうしよかな。ちょっと厳しいな、それは…。

泉:そうか〜…じゃあ最初は普通に攻撃しよか。

シルヴィア:だな、俺はもう狙い定めてるから。

GM:ん、じゃあ『団体HP』を定めるわ。で、命中判定とかいらんから誰か一人D6をふって。攻撃者一人ごとに1D6な。これで削りあいにしよう。

シルヴィア:はいよ、えっとこっちが3人と…。

夕樹:伊吹さんは?

シルヴィア:ボートの操縦。

夕樹:あ、そっか。

泉:彩女さん一派の人魚は?

GM:ああ、じゃあ3匹が攻撃にまわるわ。残り6匹があんたらを守るわ。

シルヴィア:はいよ、こっちの攻撃は6Dか…。

夕樹:あ、弱点とかないの?

GM:そんなん言うかいな。(笑)ダメージどうぞ〜。

泉:はい。(ダイスを渡す)

シルヴィア:責任重大やな…じゃあとりあえず近い方の遼子一派に(コロコロ)げ、あんま高くないな、18点。

GM:18点ね、はいはい。じゃあ次遼子一派、半分はあんたら、残り半分は蒼瀬一派に攻撃するわ。……考えたらこいつら、不利やな!(笑)

シルヴィア:うん、挟まれてるからな。(笑)

GM:うん、次はもうちょっと考えよ。えっとそっちは何人やっけ?

シルヴィア:9+4で13人やな。

GM:じゃあ『団体HP』130な。それなくなったら終わりやから。で、そっちに5人、蒼瀬の方に4人で攻撃するわ(コロコロ)あんたらのところに24点のダメージな。

シルヴィア:24か…結構痛いな。

GM:まぁ蒼瀬一派にもダメージ与えて(コロコロ)、と。で、次は蒼瀬一派は遼子…の今攻撃した4人を殴るわ。

泉:位置的にラッキーやったな。

夕樹:すぐ逃げれる所やったからな。

シルヴィア:遼子についてたらボコられてたな…。

GM:あとイニシアティブもでかいけどな。えと蒼瀬一派のダメージが(コロコロ)……ん、遼子のとこにダメージいったわ。




1ターン


 上(↑)沖合い  



    ●蒼  
    ↑↓  
   遼(4) 
 遼+4▲   
   ↑↓   
   P■   

   

 下(↓)岸辺  


P■:プレイヤー+彩女派

▲遼+4:遼子+兵4匹

遼(4):遼子兵4匹

●蒼:蒼瀬一派

↑or↓:攻撃方向



GM:じゃあ次のターンや、イニシアティブいくで。

シルヴィア:(いっコロ)6。

GM:(コロコロ)こっちも6。

シルヴィア:振りなおし(いっコロ)3。

GM:(いっコロ)3、あれぇ。(笑)

シルヴィア:もっかいか。(笑)(いっコロ)3。

GM:(いっコロ)5、こっちやな。順番で言うと遼子→あんたら→蒼瀬な。で、遼子たちはあんたらのちょっと左側に移動するわ。

シルヴィア:で、こっちか。

泉:まぁ岸目指して…。

夕樹:突っ走る、と。(笑)

シルヴィア:ついでに叫んどこ。「遼子、追いかけてくるな!君を傷つけたくないんだ!」

GM:聞く耳持たんけどな。(笑)

シルヴィア:あ、やっぱり?(笑)

夕樹:〔魅了〕されてた奴は?

GM:あ〜…じゃあさっきの蒼瀬一派の攻撃で死にました。(笑)

シルヴィア:遼子がいるのはこの5人の方?

GM:うん、そうやな。で、4人の方は蒼瀬の方を向いて同じように移動。蒼瀬達はその4人とあんたらの右側やな。

泉:え、その遼子だけを狙うとかは無理なん?

夕樹:そうやね、武将撃破は指揮に影響するし。

GM:ああ、集中狙い?じゃあその場合はマイナス修正してもらうけどな。「敏捷」−5やな。

シルヴィア:頑張ります!(コロコロ)ごめん、1でかいわ。

夕樹:いや−5で1失敗は凄いから。(笑)

GM:じゃあ集中狙いは失敗、でも全体としては当たったからダメージは頂戴。

シルヴィア:(コロコロ)23点やな。

GM:ん、まだ大丈夫やな。よし、じゃあ次は遼子やな。どうしよかな、各個撃破の危険性が出てきたからな……実は今一番ヤバイからなぁ。(笑)

夕樹:うん、一番殴られてるね。(笑)

GM:こういう状況になったら…まず弱いところを潰してから強いところ、やな。じゃあやっぱあんたらやわ。(笑)

シルヴィア:まぁそうなるな。(笑)

夕樹:え、人数的には上ちゃう?

シルヴィア:いや、ボートという急所あるから。(笑)

夕樹:あ、そっか。

GM:あ、先に回避してや。

シルヴィア:それは操縦して伊吹やな。

泉/伊吹:「敏捷」−5やな(コロコロ)お、2成功。

GM:おぉ、じゃあダメージ減らすわ。(コロコロ)19点。

夕樹:それでも結構くるなぁ。

GM:で、蒼瀬一派がちょっと置いていかれてるからな。このターンは全力移動ということで、攻撃捨ててまた移動するわ。ここな。




2ターン


 上(↑)沖合い  



  遼(4)→●蒼
遼+4▲   
     →   
     ← P■   

   

 下(↓)岸辺  


P■:プレイヤー+彩女派

▲遼+4:遼子+兵4匹

遼(4):遼子兵4匹

●蒼:蒼瀬一派

↑or↓:攻撃方向



GM:はい、イニシアティブや!(コロコロ)こっち無駄に両方6や〜!

シルヴィア:(いっコロ)1や〜。

GM:先に蒼瀬な。蒼瀬一派は10人の兵が2人組5つに別れるわ。蒼瀬は一番後ろに一人おる。で、遼子はそのままやとヤバイから左に逃げるわ。

泉:また囲まれたな〜…。

夕樹:よし!近くの奴を〔魅了〕して…。

シルヴィア:してる場合かよ!このまだ2人組で壁の薄い所を突破するぞ!

夕樹:移動しながら〔魅了〕すればいい。

シルヴィア:1人2人〔魅了〕してるくらいなら、潰したほうが早い。その行動がダメージ1D減らすんやぞ。

夕樹:そうやけどぉ〜…。

シルヴィア:とりあえず薄い右側に逃げるわ、囲まれてるのは上手くない。

GM:じゃあダメージいくで〜。

夕樹:ごめん、やっぱここの遼子派の一人〔魅了〕する(コロコロ)成功。

シルヴィア:………。

GM:(苦笑)えっと、「知力」−5やな(コロコロ)失敗やわ、〔魅了〕されたで。

夕樹:じゃあ彼女には蒼瀬一派を攻撃してもらおう。

GM:その前に蒼瀬一派の5人の攻撃な、回避して。

伊吹:(コロコロ)ん、成功したで。

GM:じゃあ(コロコロ)11点。で残りの6人が遼子一派に攻撃(コロコロ)…あぁ、遼子一派が大分ズタボロやな、組織的動きが難しくなってきた。

夕樹:あ〜あ〜、しかもこの4人組は一人〔魅了〕で実質3人だし。(笑)

GM:じゃあ次遼子一派の攻撃、回避してみて。

伊吹:(コロコロ)ジャスト成功〜。

GM:こっち残り7人だからそのうち6人で…12点、残り何点?

シルヴィア:64点。

GM:まだまだあるやん!?

シルヴィア:それでも半分逝ったけどな。

GM:うらやましい…で、一人立ち位置の悪い遼子は蒼瀬一派を一人で攻撃するわ。ダメージ1Dかよ(いっコロ)…ん、で、あんたらやで。

シルヴィア:今回は夕樹抜いて5Dやな(コロコロ)………!!

泉:低!!1,1,1,2,2、て何さ!(笑)

夕樹:5Dで7点?!(笑)

GM:ある意味クリティカルですよ!!(笑)それはどこに?

シルヴィア:とりあえず遼子(+4)やけど…ダイス運がヤバイいな、こりゃ。(汗)




3ターン


 上(↑)沖合い  



      ▲遼 →      
  (4)(2) ←<2> ●蒼 
       ←<2><1>   
   ↓↑         
   ■P  ←<1>    
       ←<2> <2>  

   

 下(↓)岸辺  


■P:プレイヤー+彩女派

▲遼:遼子

(〜):遼子兵

●蒼:蒼瀬

<〜>:蒼瀬兵

↑or↓:攻撃方向
←or→


GM:イニシアティブ(コロコロ)4と2。

シルヴィア:(いっコロ)2。

GM:もっかい(いっコロ)1。

シルヴィア:(いっコロ)1。

GM:もっかい(いっコロ)2。

シルヴィア:(いっコロ)4。

GM:じゃあ遼子→あんたら→蒼瀬の順番な。

夕樹:次あたりからイニシアティブとダメージ、泉に振らしたら?何かあんた、さっきからダイス目悪いで。

シルヴィア:考えとく…。

GM:じゃあまず遼子のとこからな。もちろん、あんたらを蒼瀬のとこと挟むように動くで。

夕樹:どうするー?挟まれたで。

泉:下に行ってもまた結局両方から殴られるしな…。

シルヴィア:……いっそ、遼子側に寄ってこっち先潰すか。

GM:ああ、それも手ではあるな。近づくことでより一人を狙えることにしよう。まぁ逆もあるけど、一人一人狙われる可能性もあるで。

シルヴィア:ま、それはそれで。

泉:じゃあとにかく、こっち動きますか。

シルヴィア:だな。

GM:ん、じゃあ……。

夕樹:(コロコロ)ごめん、また一人抵抗して。(笑)

GM:はいはい。(溜息)(コロコロ)操られたよ。

夕樹:じゃ、また蒼瀬の方にいってもらおう。

GM:で、蒼瀬達はこのままそっちに寄っていく感じで。じゃあダメージいくで、まず遼子のとこから。回避して。

伊吹:(コロコロ)避けはできんねんなぁ。

GM:じゃあダメージは11点で、おまけに自分らも個人で回避行動取って。失敗ならダメージな。

夕樹:(コロコロ)軽やかに避けてんで!

シルヴィア:〔妖術受け〕にしとく(コロコロ)まぁ成功だわな。

泉:回避を(コロコロ)1でかいです。

GM:それがあったか!じゃあ〔妖術受け〕の威力教えて。泉には(コロコロ)10点の叩きダメージな。

シルヴィア:5D。

泉:10点ね、はいはい。

GM:じゃあシルヴィアが1D、こっち返ってきたわ。

シルヴィア:(いっコロ)げ、また1点か!

GM:いやそれでもなぁ…〔妖術受け〕は強いなぁ〜!はい、そっちやで。

シルヴィア:じゃあ遼子狙えるやろ。

GM:まず誰か「敏捷」−3ふって。

シルヴィア:(コロコロ)問題なし。


<対 遼子戦>

GM:ん、じゃあ戦闘しよか。まずシルヴィアから。

シルヴィア:「許せ、遼子!」〔振動波〕(コロコロ)8成功。

GM:(コロコロ)まぁ避けたよ。次夕樹。

シルヴィア:え〜…。

夕樹:そら敵かて避けるさ。(笑)〔火炎〕撃つ(コロコロ)当たってるよ。

GM:(コロコロ)当たったわ。

夕樹:20点!

GM:はいはい。泉は〔水流〕のダメージ、半減にしよか。

泉:え、水圧の攻撃やで?

GM:だから圧力のダメージだけってこと。水の中のやつに水撃ったってあんま意味ないっしょ。

泉:まぁそう、なんかな?まぁいいけど。(コロコロ)当たってはいるけど。

GM:(コロコロ)ん、避けた。そっちはあと何人残ってる?てかダメージどんだけくらった?

シルヴィア:77点。

GM:じゃあ半分減った。残り4人。

シルヴィア:つーことは、彩女+部下3匹か。

GM:そういうことやな。

シルヴィア:ん、全員遼子集中狙いで。

GM:ダメージはさっきと同じ人数Dで。

夕樹:泉がふって。

泉:(コロコロ)14点。

GM:おぉ、じゃあそれで遼子一派は壊滅したわ。

シルヴィア:あらら〜…。

夕樹:死んだ?

GM:死んだわけではないし個々ではまだ何体かおるけど、指揮系統は混乱してる。集団としての能力がなくなった、ってことやな。もうおらんもんとして考えてくれていいで。

夕樹:ほんじゃ、そこで全員端から〔魅了〕したろかな。

GM:……………。

シルヴィア:全員一気に、じゃなくて、バラバラに時間差で蒼瀬側に突っ込ませて、相手の足並み崩れたところで一気に蒼瀬叩く、とかな。

GM:凄い作戦やな。(笑)じゃあ蒼瀬一派があんたらに攻撃するで。こいつらはピンピンしてるで。

夕樹:そうなんだよなぁ。

GM:回避して。

伊吹:(コロコロ)成功、今日回避凄い。

GM:(コロコロ)ごめん、ダメージでかいわ。23点。

シルヴィア:残り30か…持ってあと1,2回やな…。

GM:イニシアティブ(いっコロ)2。

泉:(いっコロ)4。

GM:そっちから。

夕樹:どう逃げる?下にいって、この2匹の奴らからいく?

シルヴィア:いや、それじゃ追いつかん。ここまできたらさっきと同じで蒼瀬の所に一気に突っ込んで、頭潰した方がいいわ。

泉:あ!ちょっと待って!

シルヴィア&夕樹:

泉:実は〔目くらまし〕っていう技持ってんねんやん。そんなんあんねんやったら、早よ使えって話やねんけど。

他3人:まったくや。(笑)

GM:それはどういう能力?

泉:単体にシャボン玉で…。

GM:この状況で単体はなぁ〜…。(苦笑)

泉:あ〜、まぁそうか…。

GM:で、どうするん?行動やで。

シルヴィア:蒼瀬に突っ込む。

夕樹:あ、先にさっき〔魅了〕した遼子の部下1匹突っ込ませる。(笑)

GM:ん、プチッ。まぁ一応ちょっとダメージくらっといたるわ。で、こっちは動かんで。ダメージそっちから。

シルヴィア:そっちの状況ってどんなん?

GM:ん〜、蒼瀬+6人やな。3:3で部下が別れてる感じ。このターンである程度減らさなヤバイで。

シルヴィア:だな、結構ゲームオーバーが見えてきたからな……。

夕樹:どうします?参謀長。とりあえず〔魅了〕やっとく?

泉:参謀長…軍師。(笑)

シルヴィア:いや、一緒に考えようや……でもそうやな、とりあえずこの向かって右側の3人組に〔魅了〕して。

夕樹:はいよ♪(コロコロ)成功〜。

GM:(コロコロ)抵抗できんな〜…。

シルヴィア:これで一人減ったと考えて、残り2人組に集中攻撃。

GM:うわ、やらしいなぁ〜…。

シルヴィア:一つずつ、確実に消してやらぁ。

泉:あ、次の敵の攻撃に対抗して〔水変化〕で水壁作ったらそっちのダメージ軽減できる?

GM:ん〜、そうやな、できることにしよう。

泉:じゃあごめん、この攻撃抜けるわ。

シルヴィア:了解。じゃあ俺と彩女と部下3人で5Dだな(コロコロ)14点。

GM:はいはい、じゃあこっち。その2人と残り3人の5人の攻撃な。

泉:あ、水壁張ったから。

伊吹:(コロコロ)回避も成功してる。

GM:(コロコロ)あ、それでも高いな、16点。

シルヴィア:次沈む。じゃあな、夕樹。

夕樹:彩女さんにしがみつくさ、その時は!あ、でも次また一人〔魅了〕すれば減るし…。

シルヴィア:はい、こっち終わりやで。

GM:じゃあイニシアティブな、これ重要やで(いっコロ)2。

泉:(いっコロ)1〜〜!!ごめんなさい!!

GM:あらら、じゃあ部下で囲むわ。どうする?

シルヴィア:……………………………………。

夕樹&泉:どうします??

シルヴィア:…………今、上に一人離れて蒼瀬、その下に3人、俺らの下に2人、か…。よし、後ろの2人は無視、上の3人の方を突っ切る。一人は夕樹頼む。

夕樹:はいよ〔魅了〕ね(コロコロ)ん、いけた。

GM:(コロコロ)また一人減ったわ。で、ダメージか。回避は?重要やで?

伊吹:(コロコロ)はいはい、ここできましたよ6,6,6のファンブル。

シルヴィア:うん、さすが。(笑)

夕樹:確率を越えた世界だね〜。(笑)

GM:あ、あらぁ〜……じゃあこっちダメージ+1Dで(コロコロ)18点。

シルヴィア:終わり、−4点。

夕樹:防護点考えてボートは残り2点て保ってるけど。

泉:で、どうなるん?ゲームオーバー?

GM:いや、彩女さんとかが崩れて集団的行動が取れなくなった。各自の行動になるな。

シルヴィア:各個行動の方が俺好き。




13:対 蒼瀬一派!


GM:今あんたらの周りには蒼瀬、部下が<1><1><1><2>でおるわ。

夕樹:一人さっき〔魅了〕したから…。

GM:ああ、蒼瀬、<1><1><2>やな。どうする?

シルヴィア:この蒼瀬の前の邪魔な<1>を消す。

GM:まぁそうやわな。(笑)

シルヴィア:〔振動波〕(コロコロ)成功。

GM:もう普通の戦闘でいくで。(コロコロ)避けてんで。

シルヴィア:今日攻撃当たらん…つまらん。

GM:そら水の中の人魚ですからね。

泉:じゃあ、まぁ無理やと思うけど蒼瀬に〔目くらまし〕やってみる。

GM:「知力」−3か(コロコロ)普通に抵抗してるわ。

泉:(コロコロ)いやごめん、まず発動してない。

GM:何や。(笑)で、夕樹がもう動けなくて終わりか。彩女だけまだ動けることにしていいよ。判定値は…。

夕樹:(コロコロ)(勝手にふってた)6なら絶対成功やろ!!

GM:……まだ彩女データ、何も言ってないのに……。

泉:いや、教えて。(笑)

GM:っていうか指示くれたら、こっちで勝手にやる。

泉:じゃあさっきと同じ<1>を攻撃。

夕樹:えぇ〜…僕が落ちた時のサポート〜…。

GM:どっち?(怒)

泉:攻撃で。

GM:(コロコロコロコロ)彩女の攻撃は成功したけど、敵が避けたわ。で、こっからはイニシアティブじゃなくて、いつもの移動力順な。

夕樹:じゃあシルヴィアから?

GM:何言ってますのん、人魚のが早いに決まってる。<1>が狙うのはもちろん、船に乗ってる坊ややな。というか船やな。一応回避していいで。

夕樹:それは僕が?

GM:船に乗ってる誰か、さっきと同じ「敏捷」−5な。

夕樹:頼んだシルヴィアさん!!

シルヴィア:(コロコロ)−5で避けた。

泉:さすがやな。(笑)

GM:じゃあ残り2匹は彩女さんの残ってた部下同士で戦っとくわ。で、自分ら。あ、〔魅了〕って効果どんだけ?

夕樹:10分。

GM:10分…まぁ戦闘中は無理か。

シルヴィア:蒼瀬に〔振動波〕撃つ(コロコロ)成功。

GM:(コロコロ)避けた。

泉:はぁ?!まだ避けんの、この人?!

夕樹:そしてダメージでかいし…このGMひどいなぁ。

泉:ほんまやで。

シルヴィア:いっつも夜1時過ぎると急にダイス運良くなるジンクスある人やから、仕方ない。

GM:あれ、そうやっけ?(笑)

シルヴィア:うん、昔からやで。(笑)昼はファンブル多いねんけど。

夕樹:〔火炎〕(コロコロ)成功。

GM:(コロコロ)当たったわ。

夕樹:僕のは当たるんだよ〜、23点。

シルヴィア:「夕樹、女性はもっと優しく扱え!」(笑)

夕樹:「僕狐やし、魚に興味ないから」(笑)

泉:半減でもいいわ、普通に攻撃(コロコロ)成功やで。4Dでいい?

GM:(コロコロ)うん、避けてる。

泉:最低。

GM:「避け」12ありますからね。

夕樹:は?2分の1で避けるん?

シルヴィア:正確には63%やな、また無駄に戦闘長引かせるようなことを…。(呆)

泉:水から引き上げたったらええねん…。あ、彩女さんは?

GM:ああ、やっとくわ。(コロコロ)成功で、蒼瀬が当たって…あぁ、またダメージのでかい…。

シルヴィア:頑張ってるな、彩女さん。(笑)

夕樹:僕のために…。

シルヴィア:いや違うやろ。

GM:よし、じゃあ次はこっちか……ちょっと待って、一回ルールブック見せて。

泉:はいはい。

GM:………〔魅了〕って別に、自分の意思で行動できんわけじゃないな。

夕樹:え、でも『僕らを守れ』って命令してれば…。

GM:いや、無理やな。術者は攻撃せんけど、他の人にはできるわ。

シルヴィア:まぁじゃなきゃ強すぎだわな。(笑)

GM:うん、おかしいと思っててん。(笑)

シルヴィア:ほんじゃ、俺か泉、と彩女さんをランダムで、って感じかな?

GM:そういうことやな。ランダムにするくらいなら、彩女にするわ。

シルヴィア:ああ、そうやな。本当の敵やもんな。

GM:うん。(コロコロコロコロコロコロ)まぁ彩女さんがいくらかくらったかな。で、蒼瀬が…またボートに攻撃するわ。

夕樹:避けるんだ!

シルヴィア:……あ、ああ俺か。(コロコロ)−3成功。

GM:振ってへんかったけど。(笑)じゃあ部下Aも船に攻撃(コロコロ)当たってる。

シルヴィア:(コロコロ)あ、ごめん。当たった。

GM:(コロコロ)部下Bは失敗してるわ。Aのダメージは、18点。

シルヴィア:沈んだな。

夕樹:プシュー。(空気漏れ)彩女さん、ヘルプ!ヘルプ!いや、伊吹さんにしよう。彩女さんは攻撃しなな。溺れないかな〜。

GM:あ、そうやな。「敏捷」力判定だけしといて。

夕樹:(コロコロ)大丈夫。

シルヴィア:(コロコロ)9成功、で、同時に〔瞬間〕蝙蝠になる。

GM:それは…妖力か。妖力と妖術って別物?同じ扱い?

泉:え〜、それは違うんちゃうかな〜…。

GM:でもそれやと、1ターンにエネルギーを2発打てることにならへん?

夕樹:妖力と妖術、書く欄違うし別物やと思うけど…。

GM:でもそれはただの書き分けっていうだけやろ。でもこの場合……。

シルヴィア:あ〜、もういいわ。撃てんてことにして、行動で蒼瀬の後ろに回りこむ。はい終わり。(疲)

夕樹:助けられてるとこやから、このターンは行動できんってことで。全力防御。

泉:蒼瀬に攻撃しとこか(コロコロ)成功。

GM:(コロコロ)普通に避けた。で、俺か。どうしようかな〜。じゃあ〔魅了〕され軍団は彩女を攻撃(コロコロ)はい終わり。で、蒼瀬が……じゃあ目障りなんが後ろにおるから、そいつ撃ち落とすか。

シルヴィア:ああ、じゃあ泉らに背中向けるんや。

GM:それは大丈夫。(コロコロ)当たってんで。

シルヴィア:〔妖術受け〕(コロコロ)成功。

GM:だから〔妖術受け〕強いってば…。

シルヴィア:あんたの回避力に比べりゃ可愛いやろ〜に。

GM:威力LVが5やから…。

シルヴィア:相殺やな。

GM:で、残りの2匹が…夕樹か伊吹かを狙うわ。部下Cが(コロコロ)当たってんで。

夕樹:さっき全力防御って言ってたから回避+2だよね。

GM:抱えられてんねんから、回避とか無理でしょ。(いっコロ)そもそも伊吹さんに攻撃いったわ。

泉/伊吹:回避(コロコロ)1でかい!

GM:じゃあダメージは8点!

泉/伊吹:カキーン。(笑)

GM:部下Dは彩女に攻撃(コロコロ)当たって、ダメージもでかくて……彩女さん、死にかけです。

シルヴィア:まぁとりあえず攻撃を…って、さっき俺に撃ってきたってことは、蒼瀬こっち向いてんのか。背後からは無理やな、泉らはできるけど。どうせ避けるやろうけど撃つ(コロコロ)成功。

GM:(コロコロ)うん、避けたで。

泉:ほんま避けすぎ。

GM:簡単に終わったらつまらんやん。

シルヴィア:当たらなさすぎてつまらん。じゃあ行動で噛み付きにいく。

GM:いいけど、失敗したら海に突っ込んでもらうで。

シルヴィア:はいはい。(投げやり)(コロコロ)ああ、クリティカルやわ。

夕樹:ここでクリティカルか!(笑)

GM:普通のクリティカル表やな。

シルヴィア:(コロコロ)14、『四肢を狙っていたら、その部分が使えなくなる。他は2倍ダメージ』か。でも1D+2(いっコロ)で、1かよ。3×2で6点。

GM:クリティカルなのに、カキーン。

シルヴィア:もぉええわ、今日…適当に役立たずになっとこ…惣一郎〜…。(投げ出した)

夕樹:「じゃあ背後から撃ってやるよ、蒼瀬ぇ!」(コロコロ)成功!

GM:背後からは−5ですね(コロコロ)あ、避けた。1,2,3やもん。

夕樹:何なん、こいつ!腹立つわ〜!

泉:普通に攻撃するわ(コロコロ)いけた。

GM:(コロコロ)あ、当たったわ。

泉:お、17点やで。

GM:はいはい、じゃあこのままじゃジリ貧やから部下が彩女を狙っていくわ。…いや、待てよ?蒼瀬が彩音を攻撃するわ(コロコロコロコロ)うん、攻撃失敗してる。で、部下Aが…誰にしよう、じゃあ蚊トンボに攻撃するわ(コロコロ)当たってんで。

夕樹:蚊トンボ…とうとう虫にまで降格。(笑)

シルヴィア:〔妖術受け〕(コロコロ)成功、こっちが1D強いんやったな(いっコロ)5点くらっといて。

GM:だぁ〜、もう強いなぁ〔妖術受け〕!

夕樹:〔妖術受け〕した次のターンは妖術使えへんけどな。

GM:え、使ってなかった?

シルヴィア:っていうか、そうやったん?初耳やわ、これまでの5シナリオ全部、多分普通にそうしてたで。(汗)

GM:どうりで強いはずやわ!(笑)

シルヴィア:まぁルールも本編も何も知らずにキャラ作ったゲームやしな…じゃあ次から気つける。

GM:はいはい、まぁ5点やったらカキンやし。部下Bも蚊トンボ(コロコロ)当たってんで。

シルヴィア:避け(コロコロ)当たってんで。

GM:19。

シルヴィア:保ってあと5回。そしたら死ぬ。

GM:何であんた、さっきからそんな投げやりやねん。(笑)

シルヴィア:どぉせ攻撃しても当たらんし、何よりさっきの集団戦闘で疲れた…もぉこのままどこかに飛び立っていこうかな……役立たず〜な俺〜…。

GM:あかん、ほんまに惣一郎化してきてる。(笑)じゃあ部下Cが伊吹を狙うわ(コロコロ)あ、クリティカル。表が(コロコロ)14、『ダメージ2倍』。じゃあ26点やな。

伊吹:さすがに通ったわ、11点。

GM:硬ぇ〜!(笑)

伊吹:HPもまだ105あるし。

GM:高ぇ!強〜!(笑)

夕樹:最強の壁やな。(笑)

GM:で、部下Dが泉に攻撃(コロコロ)あ、失敗。

泉:セーフ。で、こっちか。どうする?

シルヴィア:もーパタパタ浮いておく。

夕樹:せめて次のためにフェイントかけときぃや。

シルヴィア:ん〜(コロコロ)12、4成功。

GM:蒼瀬やな?(コロコロ)ん、まぁ効いてへんけど。

夕樹:じゃあ部下Cに〔魅了〕(コロコロ)成功!さぁ抵抗してみろ。

GM:(コロコロ)無理。

夕樹:はい、また1匹。

泉:あ、先に彩女さん、攻撃しといて。

GM:ん〜…(コロコロ)あ〜、避けられたわ。

夕樹:こっちの攻撃は当たらんのに、向こうのがほぼ確実に当たるんやから、そのうちこっち負けるな、これ。

シルヴィア:うん、だからもう帰ろうや。(ダレダレ)

夕樹:あかん、蒼瀬は僕の手で殺す!

泉:そんなムカついてんねんや。(笑)じゃあフェイント即攻撃の全力攻撃するわ(コロコロ)おぉ、1,1,1のクリティカルでフェイント10成功!

GM:おぉ!(コロコロ)うん、かなり効いてうで!そうやん、ようはクリティカル出せばいいねん。

シルヴィア:クリティカル出な勝てんて、バランスおかしいやん…。(汗)

夕樹:ほんまや…。(汗)で、泉の攻撃は?

泉:うん(コロコロ)えぇ〜!今度は6,6,6のファンブル!?

夕樹:何故そこで出る?!(汗)

泉:ファンブル表は…(コロコロ)11、『大きな音が響き、色取り取りの光が出る。悪臭がたちこめ、術者の衣服が吹き飛ぶ(下着は残る)』

GM:こんなところで読者サービス?!(笑)

シルヴィア:悪臭て…〔超嗅覚〕持ってる俺はそれ…ボトって落ちるんちゃうか?(笑)

夕樹:蚊取り線香かい。(笑)

GM:で、こっちか。1匹くらい減らしてぇや、面倒くさい…。

夕樹:じゃあ避けるな。

GM:じゃあ蒼瀬がまた泉に攻撃するわ(コロコロ)あれ、失敗した。

夕樹:まだ大丈夫っぽいな。

GM:で、残りの〔魅了〕されてない部下が伊吹に攻撃(コロコロ)当たってんで。

伊吹:(コロコロ)おぉ、避けた。

夕樹:軽やかな動き。

GM:で、〔魅了〕された3人が…能動防御しかできん泉に集中攻撃やな。

泉:悪臭たちこめてんで。

GM:うん、むしろそれで。(笑)1匹目(コロコロ)当たった、2匹目(コロコロ)も当たった、3匹目(コロコロ)も当たった。

泉:ダイス振ると逆にファンブルの可能性が高いな…良いわ、受ける。

GM:ダメージは12,12、12点。(笑)

泉:何とかまだいける。

GM:で、そっちやで。先彩女やる?

シルヴィア:じゃあ適当に蒼瀬殴っといて。

夕樹:え、どうせ当たらんねんから、雑魚減らそうや。

シルヴィア:もう俺が雑魚にまわる。彩女は蒼瀬担当で。

GM:じゃあ彩女の攻撃(コロコロ)は成功で、蒼瀬が(コロコロ)避けるんだよねぇ、これが。

夕樹:な?

シルヴィア:ええわ、もう。で、さっき泉の方に向いたな。後ろから〔振動波〕打ち込む(コロコロ)成功。

GM:しまったな…(コロコロ)当たったわ。

シルヴィア:何気に初ダメージ、15点。

GM:はいはい、それから?

夕樹:蒼瀬に〔火炎〕(コロコロ)成功はするんだよね〜。

GM:(コロコロ)当たった〜。

夕樹:お、高いよ30点。

GM:ぉお?!

泉:私も後ろから(コロコロ)当たってる。

GM:(コロコロ)〜〜!後ろからの−5さえなければ!当たったで。

泉:9点…低い…。

GM:じゃあ蒼瀬は前(泉&夕樹側)向いて彩女を攻撃(コロコロ)彩女避けたわ。で、部下が夕樹に攻撃(コロコロ)成功してる。

夕樹:(コロコロ)当たるわ。

GM:ダメージは低いな、11点。

夕樹:ちょっと通ったな…。

GM:残り部下3人は…蝙蝠2匹、泉1匹に攻撃な(コロコロコロコロ)全部成功してる。

泉:避け(コロコロ)当たるってば。

シルヴィア:(コロコロ)一発目は避けた、二発目は当たった。

GM:じゃあダメージはシルヴィアに9点、泉に16点。

シルヴィア:まだいける。

泉:いったいわね…。

GM:で、そっちやで。

夕樹:彩女さん、蒼瀬殴ってください。

GM:(コロコロ)あ、攻撃失敗しはったわ。

シルヴィア:蒼瀬、彩女を攻撃してこっちが後ろやな(コロコロ)攻撃成功。

GM:(コロコロ)それでも避ける時は避ける。

シルヴィア:もう無理やって、こいつ。

夕樹:僕、どうせ回避できんねんから蒼瀬に全力攻撃。フェイント即攻撃(コロコロ)フェイントは4成功で、攻撃は成功してる。

GM:(コロコロ)避けたで。

夕樹:だぁ〜!腹立つ!!

泉:どぉせこれも避けるんやろ…(コロコロ)一応成功してんで。

GM:(コロコロ)あ、当たったわ。

泉:はぁ…って、当たったん?じゃあダメージか。えっと4Dで17点。

GM:17点?!1点足りんかった!

GM/蒼瀬:「む、無念なり〜!」

GM:沈んだわ。

シルヴィア:うわ、今の戦闘ダメージ一回しか出してねぇや…。完全ジリ貧戦闘やったな。

泉:はぁ、ようやく終わった…。




14:戻る海の平静


GM:じゃあ、まぁ残った奴らも大半〔魅了〕されてるし、降伏するわ。

夕樹:まぁボスおらんくなったら、人魚同士で殺しあう理由もないやろ。

GM:まぁそういうことやな。じゃあそのまま彩女達と陸地に帰ってきました。

夕樹:「あんたが一番マシそうだったから、一応手は貸したけど…」

GM/彩女:「礼は言わないよ」

夕樹:「とりあえず人間襲うのはやめよう」

GM/彩女:「……まぁ、そういうことにしとこうか、一応」

シルヴィア:「ま、これからはボスとして頑張ってくれ」

GM:うん、契約通り彩女をボスとして迎えられるわ。

シルヴィア:遼子と蒼瀬浮いてるんだよなぁ?回収して手当てとかしなくていいの?

GM:何で自分、そんなたまにフェミニストなん?(笑)そんなん人魚同士でやるよ。

夕樹:仲間に「冷淡」やのに、何で敵に甘いかなぁ。

シルヴィア:敵に甘いんじゃなくて、女に甘いだけだ。

夕樹:あ、依頼料ってこの場合どうなるんやろう…。

GM:まぁ気持ちだけ後で遼子が千歳に渡してた、ってことで。あと彩女は「人間は襲わん」ってことで手打つわ。人間から手を出してきたら知らんけど。

夕樹:まぁその時は仕方ない。

シルヴィア:構わんよ。

泉:構わんのかい。(笑)

シルヴィア:じゃあ後日、海で散った人のために花束投げ入れておこう。

GM:自分、そのシチュエーション好きやなぁ。(笑)

夕樹:細かい描写。(笑)

泉:はぁ、疲れた。

GM:そうやな、まぁこれで終わりってことで。







座談会〜色々できた人との繋がり〜

GM:じゃあ座談会に移ろか。結局イメージしたのは『舞い首』やってんけど分かったかな?

夕樹:え、首?

泉:三つ巴ってことやろ。

シルヴィア:2人目の蒼瀬が出た所で何となく気づいて、3人目を楽しみにしてた。(笑)

夕樹:くっそ〜、〔オーラ感知〕に頼りすぎたな〜…。

GM:さすがになぁ。(笑)

シルヴィア:〔魅了〕の扱い方がちょっと微妙やなぁ。

GM:そうやねん!〔魅了〕は一回調べなおしてみて。あれ何か怪しいで。

夕樹:は〜い。というか、今回のシナリオは今までで一番爽快感がなかった。

泉:ああ、まぁ翻弄されっぱなしやったからなぁ。

GM:教訓『年上の女には気をつけろ!』ってことやな。

シルヴィア:俺は漆野さんと仲良くなったからいいけど。あのやり取りは楽しかった。(笑)

GM:そうやな!漆野さんとあの学者…えっと、海野さんは一つのコネとして考えていいで。人魚もおるし。(笑)

シルヴィア:あと泉はあれやん、船のドッグの用務員さんがおるやん。(笑)

泉:あ、あの人?!!(汗)

夕樹:確かに言い寄られてたしなぁ。(笑)

泉:何に使うんですか、そのコネ?!(笑)

GM:確かに。(笑)じゃあ、今回はこんな感じで終わりますかー。

PC3人:は〜い。



Fin.





おまけ

シルヴィア:90分テープが山のように…。(汗)

GM:頑張ってください。(笑)あれ、この120分テープ2本は何?

シルヴィア:5話の真壁のやつ。

GM:頑張ってください!!(笑)

シルヴィア:はいよ。(笑)