第1話 : 電脳世界の訪問者


目次

1:舞い込む初依頼
2:対 餓鬼戦とノートと女の影
3:交渉教室(秋葉原にて)
4:忍の足跡追跡
5:洋館の老人と交換条件
6:いざ、電脳世界へ(そして現るアイツ)
7:忍と『ミリオン』
8:対 暴走ミリオン 戦
9:愛のカタチと結末



1:舞い込む初依頼


GM:え〜そしたら、女神転生TRPG『電脳世界の訪問者』を始めます。

プレイヤーA(以下 ゼファ): つまり私が関係してくると…。

GM:それは御想像に(お任せ…)…。

ゼファ:(遮って)電魔が来るのか…。

GM:ええから、もう…始めんで。

プレイヤーB(以下 斉):はいはい。

GM:君達はさぁ、今東京で<結社>って呼ばれる組合に入ってるわけや。

ゼファ:<結社>て…そのまんまやん…。

GM:うん。(笑)んで君達の直属の上司になった、この前助けてくれた『大内池 翔子』さん、おるやん?その人から君達に命令がきてん。内容は、「行方不明になった息子を捜してください」っていうものがとある女性から…。

ゼファ:(即)嫌。

斉:質問〜、何歳?

GM:17歳。

斉:……17歳で子供?!

GM:?17歳、子供やん?

斉:……(話がかみ合ってない…)…あ、その息子が17歳ってことか!俺てっきりその依頼に来た女の人が17歳かと…。

GM:いやいや。(笑)その母親は30歳ぐらい。

斉:はいはい。(苦笑)

プレイヤーC(以下 惣一郎):そんなん、警察に任せとけばええやん……。

GM/母親:「もし見つけてくれれば報酬は150万…」

斉&惣一郎:(即)いきましょう。

GM/母親:「見つけてくれなくても、集めてくれた情報に応じて報酬を払います」

惣一郎:どのくらい?

GM:だから応じてって言ってるやん。

斉:何かまず手がかり、ていうか情報ないん?

GM:えっとなぁ、親が言いますには名前は『瀬和  忍』、17歳。性格は内向的で、良く言えば消極的、悪く言えば根暗な存在である。別に家出なんかする人間ではなく、今回の事件の原因理由はさっぱり不明である。

斉:ふんふん…。(必死でメモっている)

GM:そのお母さんが言うには、朝起こそうとして呼んだけど返事がなくて、不審に思って部屋に入ってみると誰もいなくなってた。んで友達とかに聞いてみたけど、全く心当たりはないと言われました。

惣一郎:質問〜。

GM:ん?

惣一郎:そいつが通ってる学校て『軽子坂高校』ですかぁ?(ゲーム「女神転生 if」の登場高校)

GM:いいえ、違います。全く関係ありません。一応警察にも届けを出したけど、もう1ヶ月も経つので……。

惣一郎:何か変わった様子は?

GM:別に。そういう理由(わけ)で、ちょっとしたコネを使って君達に依頼したというわけ。

惣一郎:え〜、よく行きそうな場所。

GM:ん〜そうやな、ゲーセン。

惣一郎:内向的じゃなかったのか?

GM:関係ないし。んで、どうする?

斉:そうやなぁ…とりあえずその部屋に行ってみる。

GM:部屋……あ、そうや。必要経費として一人10万渡されたからな。

惣一郎:おお〜。

斉:んじゃ、忍君の部屋に。

GM:ん。別にどってことない、普通の部屋。

斉:窓を壊された形跡は?

GM:ナシ。

斉:ベッドに誰か寝てた形跡は?

GM:ナシ。

ゼファ:コンピューターは?

GM:あるよ。

ゼファ:スイッチ、オン。

GM:スイッチ入れても動かへん。ぶっ壊れてる。

惣一郎:後ろから基盤出す。

ゼファ:(自分の)COMPに繋げ……あ、ぶっ壊れてんねんなぁ?じゃあ『機械修理』。

斉:色々やんなぁ〜…。(変に感心)

GM:(ゼファに)LV…ていうか威力値なんぼ?まぁ無駄やと思うけど…。

ゼファ:今から(ダイス)ふる。(コロコロ

プレイヤーD(以下 力矢):なぁ、この経費は今使えへんの?

GM:え〜それはどっかに買い物に行った時にして。

ゼファ:…威力は10。

GM:(即)じゃあ全然アカンわ。

ゼファ:…何で?(怒)

GM:何でって…そういうもんやねん、10じゃあかんねん。

斉:(ゼファに)まぁええやん、諦めよ。え〜っと、靴は全部あるん?

GM:靴?あるよ。

斉:ある?じゃあこっから(家から)連れ去られたとしか考えられんなぁ。

惣一郎:部屋に何か物はないの?

GM:だから一般的な(部屋だと…)。

ゼファ:(遮って)じゃあ皮ジャンある?

GM:皮ジャン…はないなぁ。

斉:Gジャン程度か。

GM:そうやな。(笑)

惣一郎:窓は何個ある?

GM:窓…2箇所。

惣一郎:大きさは?

GM:ん〜そやなぁ、これ(部屋の窓:縦130cm横110cm)の半分ぐらい。両方ともな。

惣一郎:……装飾品はあるよな?

GM:止めて…お願いやから止めて…。(涙)

力矢:もう勝手にしろ…。(呆れてる)

斉:ん〜じゃあそのよく行くっていうゲーセンに行ってみよか。

GM:え〜…でも場所知らんやん。

斉:お母さんに聞く。「知りませんか?」

GM:知らんって。

斉:じゃあ友人達に聞こう。

GM:友人…どうやって捜すん?

斉&力矢:(同時に)名簿。

ゼファ:名簿、下さいって…。

GM:(即)あかん、あげはせぇへん。(名簿は高く売れる…が、個人情報は駄々漏れなので、禁じられている)

惣一郎(女である)ゼファが(男を)公園に呼び出して、ナイフでもつきつけて…。

GM:あかん、あかん。(苦笑)そもそも誰を呼び出すんさ?

斉:え〜っと、お母さんに「この中で忍君のお友達の名前ってありますか?」って。

GM:ああ、そう言ってもらえれば…。そしたらこいつ、数研部の部長やねんけどさぁ…。

斉:うわ、暗ぁ…。

GM:んで数人の後輩の電話番号が分かりました。かけるん?

ゼファかける。

GM:じゃあ後輩の一人にかかりました。

惣一郎:じゃあ「悪魔召喚プログラム、持ってないの?」って聞く。

GM:え、じゃあ、『…………………』。

惣一郎:直(ちょく)か!(笑)

ゼファ:じゃあ、「デビルサマナーなんだけど、ピクシーと何か交換しぃへん?」って聞く。

GM/後輩:『そうっすねぇ〜…じゃあうちのジャックフロストとどうです?』

ゼファ:「いいよ。どこで会う?」

GM/後輩:『今ちょっと忙しいんで、家まで来て下さい』

ゼファ&惣一郎:「何処ですかぁ?」

GM:えっと、住所教えてくれる。

ゼファ:じゃあ行った。



2:対 餓鬼戦とノートと女の影


GM:ん。じゃあ家の前まで行った時、何か叫び声が聞こえてくんで。「ギャー!!!!」って。

斉:!?そこに向かって走る!

惣一郎:振り返って元来た道を戻ってく。

斉:ぅおい!(笑)

ゼファ:「直感」やな?

GM:別に何もせんでもええで。

斉:じゃあそこまで走ってく。

GM:はい、玄関のドア開けた、階段上がってった、んで部屋のドアの前まで行った。開ける?

ゼファ:うん。

GM:入ってみると、悪魔が数匹。

ゼファ:何?

惣一郎:どんな奴?見たことある?

GM:ある…と思う。

ゼファ会話する。

GM:会話するにも中級やから……。

斉:……まさか後輩、咀嚼(そしゃく)されてる?

GM:うん、咀嚼してる。バリバリいってます、頭からいってます。

ゼファ「ちょっと待って。食べる前にお話しようよ」って言う。

GM:じゃあ「ギロッ」と睨んで…。

ゼファ:見たことないん?

GM:え〜っと、『ガキ』。

ゼファ:ちょっと待って。ガキなら前に話したぞ。

斉:うん、確か食堂で話しとったな。

ゼファ:うん、そうそう。

GM:でもほら、こいつはあれとは全く別物やから。というわけで、いくでイニシアチブ…。

ゼファ:ちょっと待て、ちゃんと会話しろ。

GM:だってもう食べてるもん。イニシアチブは「敏捷」順やったな。ガキは3匹な。

斉:「敏捷」順…(PCのキャラシーを見渡して)力矢からや。

力矢:…え、俺?何すんの?

ゼファ:攻撃、攻撃!

GM:ちゃんと聞いとかんかい。

斉:ガキABCがおんねんな?

GM:うん。

力矢:じゃあガキAに攻撃な。

GM:隊列はABC全員前やから。

力矢:どうしよっかな〜……ナイフと改造エアガン、どっちがいいと思う?

斉:お好きな様に。

惣一郎:ガキって確か銃が効かへんはずやわ。

GM:あ〜…うん、効きにくい……って、俺何で教えてんねん!

力矢:(笑)じゃあナイフでいいわ。(コロコロ)おっ、成功。

GM:コロコロ)避け、失敗。

力矢:ダメージ(コロコロ)15。

GM:…まだピンピンしてるわ。

ゼファ:じゃあ次は俺。悪魔データ入力、『デビル・アナライズ・ソフト』で。(コロコロ)…かろうじて成功。威力値が(コロコロ)LV9以下ならOKです。

GM:はいはい、LV9以下です。何教えてほしい?

ゼファ:全部やって。

GM:ん〜っと……。


ガキ(幽鬼)D/CLV4HP30MP22
×


GM:はい次、惣一郎。

惣一郎:えと、『拍手払い』いきます。Bに(コロコロ)成功、そいつLV4?(コロコロ)ギリギリで、そいつ死んで。

GM:一撃?!

惣一郎:一撃死。

GM:…じゃあガキいくで。Aが斉、Cが力矢な。

斉:はいはい。

GM:攻撃(コロコロ)成功。

斉:避けないから、ダメージ頂戴。

GM:何で…(コロコロ)15点。

斉:微妙に高いな…『サイコ・シールド』!(コロコロ)成功。

GM:どうなるん?

斉:防御力が24になった。

GM:じゃあカキンか。

斉:うん。

GM:んじゃ次、力矢な。(コロコロ)成功。ダメージは(コロコロ)…。

力矢:カキンがいいな。

GM:15点。

力矢:うわ、ヤバ!(コロコロ)避けたよ。

GM:はい次、斉。

斉:じゃあCに『サイコ・ソード』で唐竹割りいきまーす!

GM:でも斉の目の前にいんのはAやで。

斉:あれ?(笑)じゃあAに(コロコロ)成功。

GM:『物理』?

斉:格闘回避の魔法ダメージ。

GM:え…(コロコロ)避けれるか、ボケぇ!(下品)

斉:え〜っと(コロコロ)魔法の22点。

GM:ダメージ?

斉:うん。

GM:……まだ生きてるよ。

斉:ちっ、これ1回に凄い疲れんのに…。

GM:はい、お次は力矢。

力矢:え…俺何すんの?

GM:はは…舐めとんのかぁ!自分で選べっちゅうねん、何で俺に聞くねん!

  力矢:え、攻撃していいの?

GM:うん。

力矢:俺、ピストル買うの止めたからナイフしか持ってないってことで。そういうわけで攻撃(コロコロ)あ、ミスった。

GM:ん。はい次、ゼファ。

ゼファ:……モーゼル・ルガー撃っていい?

惣一郎:弾、勿体無い。

ゼファ:200発あるし。

GM:でも銃は半減……あっ。(つい言っちゃった)

ゼファ:あ、そやなぁ。

惣一郎:俺BB弾1000発持ってんねん。(笑)

力矢:アホやん。

斉:で、敵に攻撃されて、袋に穴開いて全部ぶちまけんねんな。(笑)

惣一郎:あああぁぁぁ〜…!(笑)

GM:(笑)で、ゼファは何するん?

ゼファ:改造エアガン、Aに撃つ。パシュン!って。(コロコロ)………。

GM:……成功?

ゼファ:違う。(=ミス)

力矢:って、まだ1匹も死んでへんの?

惣一郎:いや、1匹殺した。

GM:はい次、惣一郎。

惣一郎:2匹目いきます……やっぱ止めて普通に攻撃します。

GM:え、自分何か持ってるん?

惣一郎:改造エアガン持ってるもん。えと(命中率が)17%、当たらんやろ、これわ…(コロコロ)はは、やっぱ当たらん…。

GM:じゃあ次はガキA、また斉に(コロコロ)成功。

斉:コロコロ)回避失敗、ダメージ頂戴。

GM:ダメージは(コロコロ)低ぅ、10点。

斉:1点通ったか…。

GM:じゃあ次、Cが力矢な。(コロコロ)…お、これは……ミスったわ。

力矢:…ぅおい。(回避の準備をしていた)

GM:はい次、斉。

斉:全員まとめて『ストーン・レイン』(コロコロ)危な、成功。

GM:それは何回避?

斉:射撃回避やな。

GM:コロコロコロコロ)…A避けた……ごめん、Bも避けた。

斉:あ〜…。

ゼファ:何でそんなことすんの?MP勿体無いやん。

斉:うん…でも俺武器何も持ってへんねん。(苦笑)

GM:お次は力矢。

力矢:攻撃(コロコロ)成功、02やし。

GM:コロコロ)避け失敗、ダメージは?

力矢:コロコロ)17点。

ゼファ:コロコロ)お、改造エアガン、クリティカル出てんけど。

GM:そういうのは自分のターンにやらんかい…。

ゼファ:だって、どうせ次俺のターンやもん。ダメージ2倍。

GM:…でも結局普通のダメージと一緒…。

ゼファ:コロコロ)20点。

GM:A?

ゼファ:C。

GM:ん、じゃあまだ生きてるわ。……え、2倍して20?

ゼファ:いや、2倍したら40。

GM:ん、まぁ結局まだ生きてんねんけど。

斉:じゃあ次、惣やん。

惣一郎:ん〜そやなぁ、やることないから防御。

斉:ぉい…。

GM:(苦笑)じゃあまぁええわ。次ガキAな。斉に攻撃(コロコロ)当たりません。C、力矢に(コロコロ)当たりません。(笑)次、力矢?

斉:俺、俺。Aに『サイコ・ソード』(コロコロ)成功。

GM:コロコロ)ダメージは?

斉:コロコロ)魔法の30点。

GM:はい、A死亡。残るはC。

惣一郎:まぁ、俺は自分のノルマこなしたから。

斉:俺も、かな?

力矢:…あ、俺また攻撃?

GM:うん。

力矢:攻撃(コロコロ)成功。

GM:コロコロ)ダメージ頂戴。

力矢:コロコロ)19点。

GM:19?

惣一郎:生きてるん?

GM:際どいけど………死んだわ。

ゼファ:マグネタイト吸収しとく。

GM:勝手にしといて。で、経験値が…一人18。

力矢:次のLVには後なんぼ?

斉:え〜350−18やな。

惣一郎:あと332か…。

ゼファ:…で、後輩喰っててんな?

GM:うん。もう下半身しか残ってへんけど…どうする?

力矢:何か持ってへんの?

GM:何も。

ゼファ:コンピューターある?

GM:うん、ある。

ゼファ:COMPに繋ぐ。

GM:え〜コンピューターの前に行くと、一冊のノートがあるのに気づく。

PC全員:中見る。

GM:ん。中をパラパラ見てみると、別に大したことのない、ただの数研部の活動記録をまとめてるだけやねん。だけど、最後のページに走り書きで『秋葉原の末広町、駅の少し手前で左に曲がり、目の前にある雑居ビルの3階に上がる』と、『帽子をかぶっていく』、んでから『3階の郵便受けで2:1:2のリズム』『秋葉原は飯屋が少ない』、んで最後に『スピリット・ガイド』って書いてある。

斉:……ほうほう。(必死にメモ中)

惣一郎:じゃあパソコン点ける。

ゼファ:『ハッキング』する。

GM:しようとしてるとこ悪いねんけど、パソコンの画面に一瞬、女の人の顔が映った。

ゼファ:ふ〜ん、じゃあ『ハッキング』する。(コロコロ)成功。

GM:……ええで、威力値なんぼ?無駄やと思うけど。

ゼファ:コロコロ)12。

GM:ん、じゃああかんわ。

ゼファ:じゃあ、パソコンの悪魔に関するデータを見る。

GM:え〜そしたらバグってんのに気づく。

斉:…なぁ、それ(パソコン)こいつらに任せて、俺買い物に行っていい?どれだけ武器が重要か、よぉく分かったわ。

GM:ええで。

斉:じゃあ買い物しとく。

ゼファ:あ、こいつが持ってたジャックフロストがいるはず…。

GM:もう逃げてる。

ゼファ:他のプログラムを探す。

GM:あとは大したものはない。あ〜じゃあここで1日経ったってことにしよ。どうでもいいけど、こいつら(PC)死者を冒涜してるとしか思えへん…。

力矢:…?その言い方からして、誰か死んだらあかんかった?

GM:いや、別にそういうわけじゃ…。

斉:まぁ多少の犠牲は目を瞑るということで…。

GM:報酬貰えへんで。



3:交渉教室(秋葉原にて)


GM:で、次の日になったで。どこに行く?

斉:え、1日経ってんな?

GM:うん。あ、全員HP、MP全快してくれていいし。

斉:おお、助かる…。んじゃ、あのノートに書いてあった所に行こか。秋葉原の何やらかんやらに。

ゼファ:まだ!!

斉:…え、まだ?どっか他に行くとこって…。

ゼファ:………やっぱいいよ。

斉:ん、んじゃ行く。

GM:行く?んじゃ着いた。

斉:え、もう?帽子かぶって〜とかはよかったん?

GM:あ、それもそうやな。

PC全員:じゃあかぶってく。

GM:あ、全員かぶるんや。一人でいいのに…。

ゼファ:普段からかぶってる。

GM:

ゼファ:バニーちゃんの耳。

GM:……こんなん街中にいたら変態やろ!?(笑)

斉:確かに。(笑)んじゃ行こか。

ゼファ:誘惑しながら行く。

GM:誰かほら、警察呼んで警察。(笑)

斉:『ゾンビ・コップ』でいい?(笑)

GM:(笑)んで行ってんな?そしたら、目の前に今にも崩れそうなビルがあんで。

斉:(メモを見ながら)確か3階やったな。上がってく。

力矢:え、1階1階調べてこぉや。

GM:え、調べるん?

ゼファ:調べる。1階。

GM:空っぽ。

惣一郎:2階。

GM:空っぽ。

ゼファ:4階。

GM:4階ない、3階建て。

斉:いい?じゃあ3階に行く。

力矢:え、ちょっと待って。何か……何か怖いから用心しとく。

斉:そうやな。じゃあポケットの中に手ぇ突っ込んで、バトル・ヨーヨー握っとくわ。

力矢:俺も。

斉:で、扉をコンコンと叩く。

GM:……反応なし。

斉:開ける。

GM:開かへん。

力矢:…あのノートに何て書いてあった?郵便ポストを何たらかんたら…。

斉:はい。(メモを渡す)

惣一郎:(それを見て)…ああ、ポストをタンタン・タン・タンタンと叩く。

GM:ん、そしたら郵便受けがガチャって開くで。んで、

GM/謎の男:「秋葉原は?」

PC全員:「飯屋が少ない」

GM/謎の男:「…何の用だ?」

斉:「忍君、知りません?」

GM/謎の男:「知らんな」

ゼファ:「ここは何ですか?」

GM:……裏のそういう所と思っといて。

ゼファ&惣一郎:ああ…。(納得)

力矢&斉:……??(分かっていない)

惣一郎:「悪魔召喚プログラム、いくらで売ってくれますか?」

GM/売人:「…残念ながら、今は切らしている」

惣一郎:「このMO、買ってくれません?」(実は忍の物をパクっていた)

GM:…けどなぁ、この人からしたら大したことないデータやしなぁ〜…。

惣一郎:「3000円で」
GM/売人:「高い」

惣一郎:「2500!」

交渉が続きますので、しばらくお待ち下さい。m(_ _)m

惣一郎:「2360ぅ!」(いつの間にか10円単位に…)

GM/売人:「50!」

斉:…もう50にしとけって…。  

惣一郎:う〜…じゃあ2350で。

GM:ん…。

GM/売人:「用事はそれだけか?」

斉:「忍君のよく行くゲーセン、どこか知りません?」

GM/売人:「知るかボケ。大体誰やねん、そいつ」

惣一郎:「悪魔召喚プログラム買った人教えて」

GM/売人:「それは秘密だ」

惣一郎:「金はある」って言う。

GM:そしたら1枚の紙が落ちてくんで。

惣一郎:ん?

GM:『5万』。

ゼファ:じゃあ『3万』て書いて入れる。

GM:いや、5万。

惣一郎&ゼファ:3万5000!!

GM:4万。

再び始まりましたので、もうしばらくお待ち下さい。m(_ _;)m

惣一郎:3万8850でどぉや!

GM/売人:「ん〜…まぁそれでいいだろう…」(=疲れた)

惣一郎:よし!

GM:そしたら後輩の名前があんで。

惣一郎:「後輩、どうやって来たか分からん?」

GM/売人:「分かるか、ボケ」

惣一郎:じゃあ……一回アジトに帰ろ。おばちゃん(大内池さん)の所へ。

GM:おばちゃん言うな!(苦笑)まだ30代やぞ。

力矢&斉&惣一郎:十分おばちゃんやん。(苦笑)

ゼファ:私からしたら十分おばちゃんよ、あんな老けてる人!

GM:………『ストーン・レイン』落としていい?

知らない人のために。大内池さんは、『超能力(PK,ESP,チャネリング)』を極めた人である。

ゼファ:だ、大丈夫、聞こえないし…。

惣一郎:んで、今のところ分かったことを報告する。

GM:ん、報告した。んで?

惣一郎:報酬は?

GM:それは全部終わってからや。じゃあ報告しに来ただけ?

ゼファ:うん、報告しに来ただけ。

惣一郎:…あ、何か情報くれって言う。

GM:じゃあ5000。

惣一郎:……え?その人上司やねんやろ?

ゼファ:組織内やのに金払えって?

GM:うん。

ゼファ:……あ、聞かんでええわ。それよりあのノートの最後、何て書いてあったけ?

GM:……また全部読むん?

惣一郎:最後のやつだけ。

GM:最後には『スピリット・ガイド』って書いてある。

惣一郎:『スピリット・ガイド』が何か聞く。

GM:誰に?

惣一郎:あのビルの奴に。

GM:また秋葉原に行って?

惣一郎:うん。

GM:………電車賃、払ってもらおか…。

PC全員:いやいやいやいや。

GM:じゃあ着いた。で、何するん?

力矢:またあれする。

斉:タンタン・タン・タンタン♪

GM:そしたら『またお前達か…』っていう顔で……。

力矢&斉:顔見えへんって。

GM:…あ、そや。

惣一郎:今回はいきなり「『スピリット・ガイド』って何や?」って聞き出す。

GM:ふ〜ん。そしたら紙が落ちてくんで。

PC全員:??

GM:『電脳世界に入れるソフト』。

惣一郎:いくら?

GM/売人:「残念ながら、今切らしている」

GM:大人気やから。

惣一郎:え〜3万8せ……。

他全員:もう止めろ!(笑)

惣一郎:…じゃあ買った奴教えて。3万8050でどうや。これで手を打ってもらおう。

GM:ええよ……けど買った奴なんていっぱいいんのに、どうやって教えればいいの?

斉:リストアップして。

GM:…んじゃ、ずらぁ〜っと名前があがってって、んでその途中に『瀬和 忍』の名前がある。

惣一郎:先輩の方やね?

GM:うん、そう。



4:忍の足跡追跡


惣一郎:じゃあ1回忍の家に行って、すべてのソフトを見る。

GM:そしたら、すべてのソフトが初期化されてる。

ゼファ:じゃあ数研部の部室に行く。

GM:学校どこか分からん。

ゼファ:おばさん(これは忍の母親)に聞く。

GM:聞いた。

ゼファ&惣一郎:行った。

力矢:行っても何もない!絶対ない!(断言)

惣一郎:でも行く。

GM:管理人さんとかおんで。

惣一郎:「OBです」ってことで。

GM:同じ歳やのに?(笑)

ゼファ:そんなん分からんって。

斉:俺18歳やから大丈夫。留年したもんで。(笑:そういうキャラ)

惣一郎:俺19歳、もう社会人。(笑)

ゼファ:………。(17歳)

力矢:…(全員のキャラシーを見回して)俺が一番年下?!(16歳)

斉:ほんまや。(笑)

惣一郎:んじゃあ、OBのふりして入る。

GM:入りました。

惣一郎:数研部の部室に行く。

GM:…行った。

惣一郎:パソコン、何台ある?

GM:4,5台。

惣一郎:中に何入ってる?

GM:え、ゲーム。

惣一郎:他は?

GM:特になし。

惣一郎:悪魔召喚プログラムもなし?

GM:あるか、こんな所に。(笑)

惣一郎:…じゃあとりあえず、ハードディスクとMO、CPM抜いてぇ…。

力矢:……俺、その時そこにおらんから。

斉:同じく。

GM:泥棒ちゃうん、それって?!却下します。

力矢:俺、もう別行動で調査するし。

斉:あ、俺もそうする。

GM:そうして、そうして。

斉:で、まずどこ行く?

力矢:ゲーセンあたらな。

斉:ああ、じゃあ学校からの帰り道にゲーセンあるかな?

GM:あるよ。

力矢&斉:じゃあ行く。

GM:んじゃあ、小規模のゲーセンがある。

力矢:じゃあ中で「忍君、知りませんか?」って。

GM:「知らねぇよ、そんな奴」

力矢:…じゃあ、ここの管理人みたいな人に聞く。

斉:ヨーヨーをシャーシャーしながら聞く。(笑)

GM:何脅してんねん。(笑)

惣一郎:いや、ここはやっぱり万札やろ。(いつの間にか合流)

GM:いや、万札渡されても困んねんけど……。

斉:(店長に)「知りません?」

GM/店長「知ってるよ。たまに見かけた」

力矢:「どういう奴を連れてた?」

GM/店長:「いや、いつも一人だった」

斉:「どういうゲームをしてた?」

GM/店長:「パズルゲームとか、クイズゲームとか……」

惣一郎:暗っ!

力矢:個人的なこと…は何か知らんかなぁ〜…。

GM:当たり前やん、ゲーセンの人に何期待しとんねん。

斉:…じゃあ回りにいる…。

力矢:悪そうなガキ達に聞く。

GM:そらまぁいるわな。

ゼファ:その間俺は…ゲームする。

GM:はいはい。

ゼファ:怪しそうなゲームする。

GM:ねぇよ、そんなゲーム。

惣一郎:そこらの悪そうな兄ちゃんに万札渡して聞く。

斉:「これこれこんな奴、知らん?」

GM/悪そうなガキ:「知らねぇよ、そんな奴」

惣一郎:金返せぇ〜!!(涙)

斉:諦め。(苦笑)

GM:いやほんまに、そんなぐらい目立たん奴やってん。

惣一郎:…じゃあそいつがやっていたと思われるゲーム機を探る。

GM:それはパズルとかクイズとかやな?

惣一郎:うん。データ、スコアとか見る。

GM:全部『SINOBU』となっています。

惣一郎:うわ、暗っ!(×5)

ゼファ:え、全部『SINOBU』?!

GM:うん。(笑)

斉:そいつしかやってへんねんな…。

力矢:…もう出る。もう何もないって、このゲーセン。

斉:ん〜…ない、かな、もう。

惣一郎:一回そいつの家に行って、何か変わったことがないか確かめる。

GM:特にない。

ゼファ:……俺ら何すればいいんやったっけ?忍探せばええねんな?

斉:うん。

GM:…俺、ヒント言いまくってんぞ。

斉:…そういえば、あの後輩は…。

GM:死んだ。ああ、今朝の朝刊の見出しに載ってるわ。(笑)

惣一郎:『発見の数分前に怪しげな男女4人組が!』とか。(笑)

GM:あんたらが犯人や。(笑)まぁそんなん、ないけどな。

惣一郎:…もう手がかりないんちゃう?

GM:いやいや、よぉ思い出してみぃや、俺が言ったこと。

惣一郎:……もう一回あの…。

力矢:ノート見る、最初から。

GM:え、そしたら『今日はどんなプログラムを作った』とか…。

力矢:ちゃうちゃう、最後の走り書き。

GM:……最初っから読むん?!

力矢&惣一郎:うん。

GM:……ダルぅ!(笑)

惣一郎:…あ、んじゃあ、もう一回あのノートの通りに行動してみる。

GM:ああ。(安堵)じゃあ、秋葉原に行って末広町行って少し手前で左に曲がって雑居ビルの3階に上って郵便ポストを……。(ここまでもはや一息(ワンブレス))

惣一郎:あ、ポストじゃなくてドア叩いてみる。

GM:ごめん、ドアない。ポストだけ。

惣一郎:ん〜…じゃあポスト叩く。

GM:分かった。

GM/売人:「秋葉原は?」

惣一郎:「飯屋が…」

斉:「少ない」

GM/売人:「またか。何の用だ?」

惣一郎:「『スピリット・ガイド』はあるか?」

GM/売人:「だから品切れだ。どうしても欲しいなら…」

斉:「いくらだ?」

力矢:ていうか、これって前も聞いたやろ。

GM:ああ、でもあの時自分ら簡単に引き下がったからなぁ。

GM/売人:「えぇ〜…5万」

惣一郎:あれ?もちっと高い物じゃなかった?

GM:うん。ここで売るんじゃなくて、取りに行ってこいってこと。

惣一郎:え〜っと、3万85……。

他全員:もぉええって…。(疲)

GM:え〜っと、それで1枚の紙切れが渡されんで。

惣一郎:何て?

GM:そこには住所が書かれてる。

ゼファ:行く。

惣一郎:そこらの車に乗って行く。

GM:………誰が運転するん?

PC全員:…………。

惣一郎:……ジャ〜ンケン…。(掛け声)

GM:ちょぉ待て〜!(笑)

斉:やった〜!(ジャンケンに勝った)行くで〜、シートベルト忘れんなよ、安全な保証は全然ないから。(笑:技能がないので無免許運転)

GM:ええんか、おい。(笑)

斉:大丈夫、18歳やから。(笑:理由になってない)



5:洋館の老人と交換条件


GM:…じゃあ着きました。(斉:着いてんや!(笑))そこには古びた洋館があります。

力矢:全員、武器装備しとけ。(警戒心バリバリ)

斉:はいはい。んで、ドア叩く。

GM:ん。ドア叩くっていうか、チャイム鳴らすと、メイドさんが出てきて「何の用ですか?」って聞いてきはんで。

力矢:え〜単刀直入に。「『スピリット・ガイド』くれ」

GM:そしたら奥に通されて、待合室みたいな所に入れられる。

惣一郎:何かくすねる。

GM:くすねようとしたところで、車椅子に座ったおじさんが入ってくんで。

惣一郎:え〜とぼける。(笑)

GM/主人:「お主ら、『スピリット・ガイド』が欲しいのか?」

PC全員:はい。

GM/主人:「確かにここに『スピリット・ガイド』はある。しかし、ただでやるわけにはいかん。そこで一つ、条件がある」

斉:「何です?」

GM/主人:「ここからしばらく行った所に一つ、大きな家がある。そこでは夜な夜な怪物が出没するらしい。そこで…」

力矢:「倒しゃあいいんやろ?」

GM/主人:「そいつらを…捕まえてこい」

斉:「捕まえる?ムリっすよ、俺ら殺し専門っすよ」(笑)

GM:そう言うと思って、一つプログラムを渡してくれんで。

斉:何?

GM:『皆捕まえる4.0』。

斉:何やそれ。そのまんまのネーミング。(笑)

GM:これを使うと敵を捕まえることができる。あくまで捕まえるだけな、仲魔にはならんで。

惣一郎:え、それはくれんねんなぁ?

GM:いや、貸すだけ。

惣一郎:じゃあ即座にそのおっさんに使ってみる。(笑)

斉:使ってどぉすんねん、おっさん連れてくんかい。(笑)

GM:魔物ちゃうねんぞ?大体、魔物かどうかは俺にも分からんねんで?(さりげない伏線)

惣一郎:あ、魔物ちゃうのん?

斉:勝手に人を魔物にするんじゃない。(笑)

ゼファ:『皆捕まえる4.0』…事故値は?

GM:自分が一番高いのは?

ゼファ:99。

GM:じゃあそれで。

斉:はい、それじゃあ夜にそこに行く。

GM:行きました。

斉:何か出る?

GM:いや、別に。え〜っとな、そこはボロっちい建物やねん。もう雑草ぼうぼうで、窓なんかなくって……。

惣一郎:壁蹴る。

ゼファ:中に入る。

GM:入ると中は吹き抜けで、目の前に階段があって、左右それぞれに扉があんで。

力矢&斉:(同時に)右。

ゼファ&惣一郎:(同時に)左。

斉:…二手に分かれる?

ゼファ:いや、右行こ。

GM:はいはい、じゃあ右に行くとそこは応接間で、これまた蜘蛛の巣があちこちにあって…。

惣一郎:装飾品。

斉:あるかぁ〜?

ゼファ:はい、盗むの止めよ。

GM:(一応)横には銀の燭台はある…。

惣一郎:ポケットに入れる。

GM:入らん、重い、大きい。

力矢:何か手頃なん、ないん?

GM:え〜っと、一番小さくてそれ(部屋にある船の模型:縦60cm横100cmをさす)ぐらい。

惣一郎:一番小さくてこれか…。

力矢:もぉええわ、諦めよ。

ゼファ:はい次、左の部屋。

GM:左。そこは書斎風で、机があって…。

ゼファ:机の引き出しを見る。

GM:鍵かかってる。

斉:『サイコキネシス』でぶっ壊す。

ゼファ:いやいや、んなことせんでも壊せるやろ。

GM:ん〜、中は空っぽ。

斉:んじゃ…。

力矢:上に行こう。

GM:あ、いや、まだそこに扉が一つあります。

惣一郎:ひたすら開ける。

GM:扉を開けると、そこには何もない。んで、また左右に扉がある。

力矢:次は左。

GM:左の扉を開けると、また左右に扉があります。

斉:右。

GM:右、トイレです。

惣一郎:左。

GM:左、お風呂です。

力矢:じゃあ一回戻って右。

GM:一回戻って右…書斎です。(笑)

力矢:あれぇ?!(混乱)

斉:…惣、紙とって。(マッピングしだす)

ゼファ:(その地図を見て)ああ、書斎から入って右側の扉。

GM:はいはい、そこは台所。

力矢:…俺、そこのこと言っててんけど…。

斉:まぁまぁ。(笑)

ゼファ:台所…何かない?包丁とか。

GM:あるけど、錆びてる。

ゼファ:…じゃあいいわ、上あがろ。

GM:あがった。そこには廊下があんで。

斉:……廊下だけ?扉とかは?

GM:いくつかあるよ。廊下は左右に通路がある。

惣一郎:(力矢と同時に)右。

力矢:(惣一郎と同時に)左。

GM:どっちや?

斉:(ゼファと同時に)右行こ。

ゼファ:(斉と同時に)左行こ。

GM:だからどっちや!(笑)

惣一郎:右でええやん。

GM:右?右…行くと扉が二つあります。

惣一郎:左から開ける。

GM:左から開けました。いや、開ける前にドアの所にプレートで『足元注意』って書いてあんのが分かる。

力矢:じゃあ足元を見つつも…。

ゼファ:…あ、いや、んなことせんでも、こいつ(斉)のバトル・ヨーヨーで床叩けばええねん。

斉:ん〜、じゃあ叩く。

GM:特に何も起こらない。

ゼファ:?足元見る。

GM:何もない。

ゼファ:……入る。

GM:誰が?

斉:…じゃあ、堂々と入っていこう。

GM:………斉だけ?

力矢:ああ〜!俺も行く、俺も!

GM:え〜そしたら…君達ちゃんと足元注意してるかい?

力矢&斉:してるよ。

GM:ん、じゃあええわ。回避してみて。

斉:いきなりかい!(笑)何回避?

GM:え〜っと、普通の格闘回避でええわ。

力矢:(念をこめて…コロコロ)おっしゃ〜、成功! 

斉:コロコロ)う…失敗。

GM:はい、じゃあ斉は、落ちていった。

斉:おぁあぁぁぁ〜!(笑)

GM:床が抜けた、下の階まで。

斉:ああ……。(絶望的な声)

GM:斉は一人だけ台所に落ちました。(笑)

力矢:台所か。じゃあ戻ってこれるやん。

斉:うん。(安堵)

GM:えと、ダメージは2Dな。

斉:2Dダメージか?!(焦)

GM:装甲値ありな。

斉:あ、ありか。(コロコロ)5点、カキンやわ。(再び安堵)

GM:…ちっ。(小さく舌打)

ゼファ:じゃあ「戻ってこぉ〜い!」って叫んでみる。

斉:その声聞いて、どぅぁぁぁぁ〜!!って走ってく。

GM:じゃあもう一回落ちてもらおか。(笑)

斉:いやぁぁぁ〜!!(笑)

ゼファ:(無視して)え〜っと、その(『足元注意』の)部屋の中は?

GM:特に何もない。落とし穴だけ。

力矢:反対側の扉は?

GM:こっちにもプレートがあって、『上の向いて歩こう』って書いてある。(笑)

力矢:何か降ってくんねんで、絶対!(断言)

斉:じゃあここも入ってみよう。(いつのまにか合流)

GM:上見る?

力矢&斉:うん。

GM:そしたら…腐乱死体がぶら下がってる。

ゼファ&惣一郎:(急に生き生きと)俺も行く。

GM:そしたらさぁ、ぶしゅっていって、ロープにぶら下がってたのが千切れて落ちてくる。

惣一郎:ゾンビやな?

GM:うん、多分この家の主人の死体。

斉:その死体は新しい?古い?

GM:古い。おそらく、自分で仕掛けた罠に引っかかって死んだと思われます。

惣一郎:ていうことは、その奥に何か大切なものがある?

GM:いや、ただ罠仕掛けてる途中に自分で掛かっただけ。

斉&惣一郎:アホや。

惣一郎:え、そいつ罠フェチなん?

GM:そう、罠フェチ。(笑)

力矢:…え、その部屋にはもう何もないの?

GM:うん、何もないよ。 

ゼファ:じゃあ…廊下の反対側。

GM:ん、階段上がって左側やな。そっちにもまた左右に扉があります。

力矢:左。

GM:左の扉を開けると、パソコンが1台あります。

ゼファ:起動。

GM:…点けようにも電気が…。

斉:通ってない?

GM:うん。

力矢:この部屋にはパソコン1台しかないの?

GM:うん、んで…ここで誰か「直感」やぁ〜。

斉:「直感」?じゃあ俺いくぅ〜(コロコロ)成功。

GM:そしたらパソコンの画面に、いつか見た女の人の顔がふっと現れて消えていくのが見えたで。

力矢:……それだけ?

GM:うん。

ゼファ:じゃあ、隣の部屋に行く。

GM:そしたら、ここにはぐーぐー寝てる、この世のものとは思えない魔物が…。

ゼファ:寝てんねんな?

GM:うん。

惣一郎:どんなやつ?

GM:………どんな奴やねんやろなぁ、ちょっと形容しがたいなぁ。

ゼファ:ちょっと待って、『デビル・アナライズ』するし。

GM:やって。

ゼファ:コロコロ)成功の(コロコロ)LV8以下なら。

GM:……あ、分かります。

ヘルハウンド(妖獣)LV7D/NHP54MP38
×××

斉:…何でまた、んなごついの出すかなぁ〜…。

力矢:『氷』…水でもいいよな…誰か水、水ないん?

惣一郎:唾かけるとか。(笑)

GM:効くか、んなもん。(笑)で、君達がどたどたやってると…。

ゼファ:何もやってへんで。

GM:でも(パソコンが)ピコピコいうんちゃう?

ゼファ:いわへんって。

斉:起動時にヴーンって鳴ったとか。

ゼファ:常に起動してあるで。

力矢:部屋内には他に何もない?

GM:うん、何もない。ヘルハウンドがど〜んと寝転がってるだけ。

力矢:じゃあ、とりあえず俺が…。

ゼファ:モーゼル・ルガー、バンバン撃つ。

力矢:…あ、そやな。そっちのが当たりやすいし、ダメージでかいか。

斉:……え?捕まえるんじゃないの?

ゼファ:…あ、そっか。『皆捕まえる4.0』。

GM:ん、じゃあそれは、「100−相手のLV(この場合7)で93。さらに自分のLV(この時は5)を引いて」88%や。

ゼファ:コロコロ)成功したで。

GM:ん、でも何も起こらない。

ゼファ:えっ……?!

斉:……あ、ひょっとして、ポ○モンみたいに、適度に痛めつけなあかん?!

GM:まぁ、お約束やろ?(笑)

ゼファ:まだ寝てるよな?

GM:…もう起きるやろ…。

ゼファ:何かされたん、分からんやろ?

GM:こいつ、一応地獄の魔獣やぞ…?

ゼファ:関係ない。

GM:……。

惣一郎:じゃあまだ寝てるってことで♪

力矢:これは当たるやろ。(コロコロ)成功してる。

GM:つか、避けんよ。

力矢:ん。ダメージは(コロコロ)22点。

GM:ん、さすがに今ので起きたから。

惣一郎:ぇえ?!

GM:いくらなんでも起きるっちゅうねん。(苦笑)

ゼファ:改造エアガン撃つ(コロコロ)おお、クリティカル。

GM:マジ?回避(コロコロ)あ、全然あかんわ。

ゼファ:コロコロ)22の2倍。っていうか、皆防御しといて。次捕まえるから。

惣一郎:いや、でも撃つ。和弓(コロコロ)当たった。

GM:コロコロ)あ、ごめん避けたわ。じゃあ次ヘルハウンドな。本当はぜファの前やってんけど…。

ゼファ&惣一郎:ああ、ごめんごめん。

GM:ただの攻撃、目の前にいる力矢に(コロコロ)失敗。

斉:じゃあ、いくで〜。え〜っと……。

ゼファ:攻撃すんな。

斉:え……ん、じゃあ全力防御。

GM:ん、じゃあまた力矢。

力矢:あ〜っと、どうしようかなぁ〜。

惣一郎:俺もう、ぼけ〜っとしとく。

GM:で、力矢は?

力矢:あ〜…俺もパス。防御しとくわ。

GM:あ、言い忘れてたけど、防御してたらすべての回避に毎ターン+10%な。(Max+50%まで)

惣一郎:うぃうぃ。

GM:んで攻撃、射撃な(コロコロ)成功。

力矢:…あ、俺か。射撃回避(コロコロ)余裕。

惣一郎:もう捕まえれるんちゃう?

ゼファ:うん、『皆捕まえる4.0』(コロコロ)成功。

GM:なんぼで?

ゼファ:53。

GM:あ、んじゃぁあかんわ。

惣一郎:ぇえ?!

斉:…攻撃していい?

惣一郎:お願いします。

GM:じゃあ斉。

斉:バトル・ヨーヨー、2回攻撃な。

GM:に、2回っすか…それは格闘回避?

斉:うん。(コロコロコロコロ)2回とも成功したで。

GM:コロコロコロコロ)1回目避けた、2回目は…あかんわ。

斉:ダメージ(コロコロ)12点。  

GM:ああ、カキーン。

斉:あれ?(笑)

GM:お次は力矢。

力矢:俺か(コロコロ)おぉ〜っと、クリティカル!

GM:コロコロ)げ…。(=回避失敗)

力矢:ダメージは(コロコロ)22×2で44点〜。

GM:死んだんちゃうかな?……(計算中)……ギリギリ生きてる。(苦笑)

斉:つっかまえろ〜。

ゼファ:捕まえる!

GM:でもこっちが先。目の前にいる、痛めつけてくれた力矢に射撃(コロコロ)成功…ていうかクリティカルやわ。(笑)

力矢:コロコロ)避けた。

GM:普通に?じゃあ普通ダメージや。………あ、これ「拡散」やから全員や。

惣一郎:うちらは?(ゼファ&惣一郎、ようは後列)

GM:もちろんいくよ。

惣一郎:コロコロ)…あう…あうあう…。(笑)

ゼファ:コロコロ)………。

斉:射撃?『サイコ・シールド』!(コロコロ)成功!

GM:ダメージ凄いで、これ。死んでも俺の責任ちゃうで。(笑:じゃあ誰のだ)(コロコロ)……ていうか、多分死んだと思う。14+13は?

斉:27。

GM:×2で?

斉:54点。

GM:生きてる?

力矢:死んだ…。

惣一郎:あうあうあうあう〜…。

ゼファ:………。(途中でダメージ計算放棄)

斉:防御力27になったから……11残った!ああ、でもあと11…。(嘆)

力矢:ええやん、11あんねんから。俺なんか−2やぞ?(嘆)

GM:ていうか、倒れた人手ぇ挙げて。

力矢&ゼファ&惣一郎:(黙って手を挙げる)

GM:皆、こういう時こそ<命運>を使うんや!

惣一郎:………いや、臨死体験しま〜す。(笑)

GM:…え?それで失敗すると、ほんまに死ぬで?

惣一郎:ええよ。

力矢&ゼファ&惣一郎:(一斉にコロコロコロコロコロコロ)成功!

GM&斉:ぇえ?!

斉:え、何、皆<覚醒>したん?!

ゼファ:あんただけ[愚者]。(笑)

斉:[愚者]…ああ、どうせ俺だけ[愚者]だよ!!

惣一郎:[愚者]め、近づくな[愚者]って感じ?

斉:うう…(涙)…(両手を広げて)「さぁヘルハウンドさん、攻撃を…」

GM:あかん、あかん。(苦笑)

3人それぞれ<覚醒>の手続きを行っています。 しばらくお待ち下さい。
(GMもそれぞれの手伝いを行ったので、斉はかなり暇だった)


GM:え〜っと、これで全員終わったな?

力矢&ゼファ&惣一郎:うん。(喜色満面)

斉:…けっ…どぉせ俺は[愚者]…。(まだいじけてる)

GM:んで、ヘルハウンドの攻撃が終わったから、次。

ゼファ:前に出るわ。

惣一郎:え〜っと、することないから全力防御。

GM:え、斉回復したらへんの?ちなみに<覚醒>した3人は生命力、精神力どっちも全快してるからな。

惣一郎:しょうがないなぁ〜(コロコロ)はい、4点回復。

斉:ありがとうございますぅ〜。(笑:腰が低い)

GM:で次、斉は?

斉:後ろに下がっていつでも逃げれる準備。(すっかりビビりになった)

GM:ん、じゃあ力矢。

力矢:防御。

GM:次…は俺か。目の前にいる力矢…を止めて斉。

斉:俺後ろやで。

ゼファ:前は俺とこいつ(力矢)。

GM:あ、そか。じゃあ力矢な(コロコロ)成功。

力矢:何?

GM:魔法回避。

力矢:+10%で(コロコロ)避けた。

ゼファ:じゃあいくで、『皆捕まえる4.0』(コロコロ)ん、成功。

GM:なんぼ?

ゼファ:23。

GM:ん、捕まったわ。

惣一郎:あ〜良かった。ようやく終わった。

斉:ボロボロや…。

GM:一人だけボロボロ。(笑)

ゼファ:んじゃあ、帰って渡す。

惣一郎:早よ、あれ渡さんかい。

GM:ん、じゃあ渡したよ。

惣一郎:んじゃ、貰ったソフトでダイブしよか。

ゼファ:いや、一日休んで回復しよ。

斉:そうしてもらえると助かる。(苦笑)



6:いざ、電脳世界へ(そして現るアイツ)


GM:じゃあ1日経ちました。

斉:さぁ、行こう。

ゼファ:ん、じゃあ起動しよ。

斉:行こ行こ〜♪

ゼファ:………斉だけ行かす。

斉:行……え、お、俺だけっすか…?!

GM:一人だけ?

ゼファ:いやいや、全員で行くよ。(笑)

GM:ん、そしたら、しばらく視界が真っ白になったと思ったら、白い壁と一本の通路が見える。

斉:他に何か周りにない?

GM:うん、あとは壁。

斉:じゃあ通路を行こう。

GM:ん。しばらく行くと右に曲がって、左右に道が分かれてる。

ゼファ:じゃあ右。

GM:右やな?じゃあまたしばらく真っ直ぐ行くと一回左に曲がって、今度は真っ直ぐと右に道が分かれてんねん。

斉:(マッピング中)ここが、こう…。

ゼファ:(それを見て)真っ直ぐ。

GM:ん、真っ直ぐ行くと今度は真っ直ぐと左に分かれてる。

ゼファ:左。

GM:じゃあしばらく行くと、左右に道が分かれてる。

ゼファ:右に行く。

GM:行くとしばらくして行き止まった。

ゼファ:じゃあ一回戻って左に行く。

GM:左に行くと…戻っちゃうで?

ゼファ:……え?

斉:(地図を見ながら)…ああ、じゃあ左じゃなくて真っ直ぐってことか。

GM:はいはい。

しばらく迷いまくりますので、割愛させて頂きます。


GM:……で、そこに行くと1つの扉の前に着いた。

ゼファ:開ける。

力矢&斉:俺前列な。

GM:中に入ると、3匹の悪魔がいる。

惣一郎:何?

GM:言っちゃうと、『ポルターガイスト』。んで話しかけてくる。

GM/ポルターガイストA:「ねぇねぇ、解剖ごっこしようよ」(笑)

PC全員:(何故か同時に)「いいよぉ〜」(笑)

GM/ポルターガイストB:「じゃあ誰が解剖されたい?」

斉:は〜い。(笑:<覚醒>目当て))

ゼファ:…あ、なぁなぁ「魅力」チェックしていい?

GM:え?別にいいけど…。

ゼファ:コロコロ)お、クリティカル!どれか1匹仲魔になってや。

GM:……んじゃあ1匹仲魔になった。残りの奴らはそれを見てどっかに行った。

斉:えぇ〜、解剖してくれへんのぉ?(残念そうに)

GM:うん。(苦笑)んで、部屋の奥には左右、真ん中と扉があんねんけど。

惣一郎:(同時に)真ん中。

ゼファ:(同時に)左。

斉:(同時に)右。

GM:だからどれやねん。(笑)

力矢:右。

GM:ん。そしたらそこには、あのおじさんがいる。

斉:どの?

GM:『スピリット・ガイド』をくれた…。

力矢:ああ。で?

GM:んで君達に話しかけてきた。

GM/謎の老人:「君達は…結社の者だね?」

PC全員:はい。

GM/謎の老人:「それでは、結社など止めて私のところへ来ないか?幹部クラスの席を用意するよ?」


しばし各自で思案中


ゼファ:行く。

力矢:行かん。

惣一郎:幹部かぁ〜…行く。

斉:悪いけど絶対行かない。怪しすぎ。(笑)

GM:んじゃ「行く」って言った奴に対して老人の目が、かっ!と開きます。

GM/謎の老人:「この愚か者め!このような甘い言葉ごときであっさりと仲間を裏切るとは見下げた奴!本来ならここで殺してやりたいが、今回は見逃してやる。しかし、次に会う時、貴様らの命はないと思え!」

GM:そう言って消えました。

惣一郎:……え、連れてってくれへんの?(素)

斉:今それで怒られててんけど……。(汗)

GM:んでその部屋の右奥に、一つの白い扉がある。

惣一郎:んじゃあ、『テレパシー』で障害に関係なく扉の向こう側を見る(コロコロ)失敗…。

  GM:ちゃんとMP消費しときや。

斉:んじゃいつも通り、俺が開けるわ。

GM:……開けんの?

斉:うん。

GM/YB:「やぁ斉君、また会ったねぇ〜」(笑)

PC全員:ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜っ!!!!!!(爆笑)

GM/YB:「ねぇ、何かして遊ぼうよぉ〜」

斉:『レビテート』使って天井すれすれまで飛んで逃げます!(コロコロ!)成功!(マジ逃げ)

GM:そしたら、すぅーーっと近づいてくる。(笑)

斉:嫌ぁぁ〜!!

ゼファ&惣一郎:(息ぴったりで)急いで扉閉めます。

GM/YB:「何するんだい、君達?」

GM:と言いながら扉をドンドン叩きます。

斉:おい、開けてくれぇ!俺まだ部屋の中やぁ〜!

GM:あ、ほんまやな。(笑)んじゃ次の瞬間、斉の目の前に現れて、そして今必殺のぉ〜…。(笑)

斉:嫌ぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!

GM:『YBタッチ』。触れられた途端(コロコロコロコロ)生命力、精神力に9点のダメージ。あと『宿命』に1点。(笑)

斉:あうあうあうあう……。地面にぼとって落ちる。(涙)

ゼファ:俺ら、もうこいつは死んだものと考えるから。(笑)

GM:YBは斉の養分(?)を吸い取って満足したかのように消えました。(笑)

知らない人のために。YBとは何故か突然PC達の前に現れ、 『YBタッチ』というワザ(?)で養分(??)を吸い取り消えていく謎の人物(????)である。

ゼファ:んじゃ、扉開ける。

斉:俺が地面で痙攣しとる。(笑)



7:忍と『ミリオン』


GM:入ったら、部屋の奥には扉が一つあります。

惣一郎:入る。

GM:そしたら急に視界が真っ暗になって…誰か(6面)ダイス1回ふって。

力矢:俺やる。(いっコロ)4。

GM:4…そしたらそこには、どこかで見たような顔があります。

力矢:あのパソコンに映った女の人か?

GM:違う、男の人です。

斉:……忍君?

GM:そうです。

斉:んじゃあ、「君のお母さんが心配していた。さぁ帰ろう」

惣一郎:…無理やり連れてきゃえぇやん…。

GM:…忍君、話していい?

PC全員:えぇよ。

GM/忍:「俺がここにいる理由は…」

斉:根暗やからやろ?

GM/忍:「…実は俺、バーチャル・アイドルである『ミリオン』の恋人なんです。1ヶ月前もいつものごとく、夜中の2時にミリオンに会いに来たんですけど、突然黒服の男達に襲われてずっとここに閉じ込められていました」

惣一郎:それは『Y』という奴じゃない?

GM:違います。(笑)

力矢:『Y』最強。

GM/忍:「しかし、その間に色々なことが分かりました。ミリオンは実は、とある宗教団体が魔神を召喚するためにマグネタイトを集めるため、若い人間を集めるための囮だったのです」

斉:で、助けろ、と?

GM:うん。

GM:/忍「その事実を知った時こそ愕然としましたが、今はもう平気です。お願いです、ミリオンを止めて下さい!彼女は本当は「こんなことはしたくない…」と言っていました。それに早く止めないと、もうすぐ儀式が始まってしまいます!」

斉:……場所を言え場所を。

GM:誰か(6面)1Dふって。

力矢:(同時に)(いっコロ)3。

ゼファ:(同時に)(いっコロ)4。

GM:どっちや。

ゼファ:…じゃあもう一回(いっコロ)5。

力矢:ついでにいっコロ)4。

GM:だからどっちやねん…。

ゼファ:……(力矢に)ジャーンケーン……。

惣一郎:ぅおい。

ゼファ:(ジャンケンに勝って)んじゃ俺が(いっコロ)5。

  GM:ん。そしたらそこは白くて大きいドームになっていて、その中に何百人もの若者がおり、一際高くなっている所にミリオンと思われる女性が立っている。それを見た忍がそこに駆け寄っていく。

斉:…んじゃ、その後ろから攻撃を…。

GM:あかん、あかん。(苦笑)んで忍が止めにはいります。

GM/忍:「止めるんだミリオン!こんなことは君の本意じゃないだろう?!」

斉:そうか、二人まとめてやったか……。

惣一郎:そうやな、寂しくないように…。

GM:こらこらこら…。

力矢:一緒に行ったる。 

斉:だな。

惣一郎:うん、そうする。

GM:そしたら、

GM/ミリオン:「邪魔しないで忍!私は所詮プログラム…造り主の命令には逆らえないわ!」

GM/忍:「そんな奴、俺がぶっ飛ばしてやる!だからミリオン、もうこんなことは止めてくれ!」

GM/ミリオン:「止めて忍!プログラムされたことを実行できない私なんて、何の存在意義もなくなってしまう……それは嫌なの、忍。あなたと一生離れたくないの!」

力矢&ゼファ:クサっ!!!!

斉:……忍連れて帰らな報酬がぁ〜……。

惣一郎:それはどう考えても無理やから、一思いに忍を後ろから……。

GM:あかん、あかん。(苦笑)何でそこで殺す方にいくかなぁ…?

惣一郎:だってCHAOS(属性)やもん。(笑)

斉:…あ…。(実はLIGHT属性)

GM:止めてや、LIGHT。(笑)

斉:プレイヤーがCHAOSやから。(笑)

GM/忍:「じゃあミリオン、俺がそんなプログラムなんて消してやる。そして代わりに、一人の女性として生きることをプログラミングしてやる!そして俺と結婚してくれ!」

惣一郎:うるさいわボケぇ。

斉:ていうかできるんか…?

GM/ミリオン:「本当…?本当なの、忍?」

GM/忍:「ああ、本当だよミリオン…」 

GM/ミリオン:「忍…私………私っ…!」

GM:って言って、んでまぁこう…ぶちゅうっっとキスする。(長い一人芝居に疲労)

PC全員:………(沈黙の中にも冷めた雰囲気)……。

GM:(苦笑しつつ)んで、その次の瞬間、銃声が響きました。そして忍が苦痛に顔を歪めたかと思うと倒れる。

斉:ば、バカヤロー!忍が死んだら報酬が……!

GM:見ると後ろに、一人の銃を持った男が立っています。そしてミリオンに言います。

GM/男:「そこまでだ、ミリオン。そのゴミなんざとっとと捨てて、早くコンサートを始めろ。客が待ちくたびれている……」

力矢:そいつに向き直る。

斉:忍と報酬の恨みや。

GM:と、そこまで言ったところで男の首が吹っ飛びます。

斉:…………あれ?

惣一郎:周りを見て、誰の仕業か確かめる。

GM:誰も何もミリオンやねんけど。(苦笑)で、それを見て慌てた他の男達がミリオンに遅いかかります。するとミリオンが何か叫びました。その叫びにシンクロして周りの観客達から膨大なマグネタイトがミリオンに流れ込みます。ミリオンは襲い掛かってきた男達を一瞬で殺すと、君達に襲い掛かってきます。

斉&惣一郎:怖……!

GM:じゃあ……。

斉:(唐突に)あ、なぁなぁ、この『悪魔との遭遇』で<覚醒>していい?

GM:…え?いいけど…凄い確立低いで?

斉:コロコロ…ドキドキ…)…よっしゃぁー!03で<覚醒>したぁ!

<覚醒>の手続きをしております。しばらくお待ちを。




8:対 暴走ミリオン 戦


斉:…よっしゃ、せっかく日本刀手に入れたし、前に出る。

力矢:俺も前。

GM:んじゃ、戦闘な。まずミリオンから。(いっコロ)…『回復』してどぉすんねん…もう一回…。

力矢&ゼファ:あかんって。

GM:……えぇもん、えぇもん、絶対全員殺したんねん……。(ぐちぐち)

斉&惣一郎:お、俺等もか…?(とばっちり)

力矢:いくで〜(コロ)あ、やば(コロ)…失敗〜。

ゼファ:そいつ調べる。(コロコロ)成功の(コロコロ)LV13以下なら。

GM:はい、いけます。

ミリオン(電魔)LV11HP51MP44
×××
斉:LV11ぃ?!

ゼファ:◎なしかぁ〜。

惣一郎:特に弱点なし、と。

GM:うん。

惣一郎:じゃあ普通に和弓(コロコロ)…ファンブル。

GM:じゃあ味方に当たる。

ゼファ:敵にもやろ?

GM:うん、ランダムで。

惣一郎:いっコロ)…力矢。

力矢:え、俺?!何回避?

惣一郎:射撃〜。ダメージは(コロコロ)…。

力矢:コロコロ)あ、避けたわ。

惣一郎:ちっ…。(舌打ち)

力矢:な、何や今のは?!(笑)

GM:はい、んじゃ次、斉。

斉:はいはい。んじゃ毎度お馴染みの『サイコ・ソード』を(コロコロ)成功。

GM:回避(コロコロ)失敗。

斉:ダメージは(コロコロ)28、魔法な。

GM:ん。じゃあまた俺か。え〜っと…これやったら多分、死ぬんちゃうかな…?

ゼファ:何?

GM:ちょっとした魔法。目標は(いっコロ)力矢。

力矢:また俺か?!(コロ)やばいやばい…(コロ)うぉっしゃー、避けた!

GM:ん、じゃあ次。

力矢:俺(コロコロ)あ、失敗した。

ゼファ:んじゃあ『ポルターガイスト』出す(コロコロ)成功。

GM:で、終わりやな。んじゃ次。

惣一郎:和弓(コロコロ)失敗。

斉:いっくで〜。

GM:何を?

斉:もちろん、『サイコ・ソード』。(コロコロ)成功。

GM:コロコロ)…回避した。次は…俺か。目標は(いっコロ)斉。

斉:俺か…。

GM:コロコロ)成功、ダメージは……。

斉:え、魔法?

GM:いや、格闘。

斉:コロコロ)…失敗した。

GM:ダメージは(コロコロ)28。死んだ?死んだ?(妙に嬉しそうに)

斉:………ま、まだ生きてるぞぉ〜。

力矢:次いくぞ。(コロコロ)成功。

GM:(コロコロ)ごめん、避けた。

ゼファ:『ピクシー』出す(コロコロ)成功。「なぁに〜?」って出てくる。んで『ポルターガイスト』の攻撃(コロコロ)成功。

GM:コロコロ)回避失敗。

ゼファ:ダメージは(コロコロ)16点。

GM:ん。んじゃ次、惣一郎。

惣一郎:…どぉせ外れるし(コロコロ)ほらな。(苦笑)

斉:んじゃ同じことを(コロコロ)失敗したぁ!

しばらく進展がありませんので割愛させて頂きます。(GMがよく避けるのか、PCが外しすぎなのかは謎)ただし力矢&ゼファ&斉は順調にダメージを与え続け、惣一郎は外し続け、ミリオンは相変わらず暴れまわっています。


GM:コロコロ)よっしゃ、仲魔呼んだ。来た。

惣一郎:どんな奴?

GM:お馬さんに乗って剣振り回してるアホなおっちゃん。

斉:ああ、デュラハンか。

GM:………そうとは限らんぞ〜。

ゼファ:ちょっと待て〜。仲魔呼ぶのには1ターンかかんねんぞ〜。

GM:…分かったよ。んじゃ次のターン来るからな。

力矢:いくで(コロコロ)失敗。

ゼファ:じゃあ俺(コロコロ)クリティカル!

GM:コロコロ)……ダメージ頂戴。

ゼファ:コロコロ)…18×2。

GM:36…(計算中)…はい次。

惣一郎:……(コロコロ)…!やった!初めて(和弓)成功した!

GM:(コロコロ)ダメージは?

惣一郎:コロコロ)14ダメージ。

GM:14?カキーン。はい次。

惣一郎:え、マジっすか?! 

GM:マジやねんて。

惣一郎:…………………。

斉:いくで〜(コロコロ)成功。

GM:(コロコロ)…ちぃっ!(舌打ち=失敗)

斉:ダメージは(コロコロ)…。

力矢:(1が二つあるのを見て)うわ、弱!

斉:魔法の22ダメージ。

力矢:強!(笑)

斉:どっちや。(笑)

GM:……HPやばいな、回復しよ。んで仲魔来たからな。

ゼファ:それ(行動)って選べるん?

GM:うん、「知力」の高い悪魔やから。んで次。

力矢:コロコロ)成功。

GM:どっちに?

力矢:今来た方。

GM:コロコロ)避けた。

ゼファ:モーゼル・ルガー。一発目お馬さん、二発目…え〜っと何やったけ?マゼラン?

GM:誰がマゼランやねん!ミリオンじゃ!(笑)

ゼファ:ああ、そうか。(笑)(コロコロコロコロ)一発目成功、二発目失敗。

GM:コロコロ)避けた。

またしばらく硬直状態が続きます。内容としてはミリオンが全体魔法を使用、PC全員がそれを<命運>で打ち消したり、ゼファの仲魔がまっったく動かなかったり、惣一郎は……まぁ相変わらずで(外し続ける。途中で「…群集に向かって撃つ」と言い出す)力矢と斉は一度ミリオンを無視して馬に乗った悪魔を集中攻撃していました。というわけで……。


力矢:攻撃(コロコロ)成功。

GM:どっちに?

力矢:ミリオンじゃない方。

GM:コロコロ)……死んだ。

力矢:よっしゃぁっ!

ゼファ:あとはミリオンだけやな?

GM:うん。

ゼファ:んじゃあ(コロコロコロコロ)あかんわ…こいつら(仲魔:『ピクシー』&『ポルターガイスト』)全然いうこと聞かんし…。撃つ(コロコロコロコロ)当たり、外れ。

GM:コロコロ)避けたで。

惣一郎:…………あ、俺?まぁどうせ当たらんし…(コロコロ)…ほらな…って違うわ、当たった…っていうかクリティカルや!(喜)

他全員:おぉぉぉ〜!!(笑)

GM:何か回避すんのが悪い気が(笑…コロコロ)おおっ、2倍ダメージ!(回避失敗)

惣一郎:コロコロ)15×2。

斉:30点ですな。

GM:ん〜。(何か計算しだす)

斉:(惣一郎に)よかったな。(笑)

惣一郎:ほんまに。(笑)

GM:……っていうところで、急にドームが妙なサイレンを鳴らし始める。

PC全員:………(沈黙)………。

力矢:…ひょっとして……。

惣一郎:…爆発?

GM:(あっさり)分かったか。

斉:急いで倒して出なヤバいんちゃう?

GM:(やはりあっさり)やろなぁ。

PC全員:………(沈黙)………。

GM:え〜、で?次は?

斉:いや、俺やけど…(他PCに)この中で一番「敏捷力」高いの誰?

力矢:は〜い。

斉:じゃあ次のターンに倒れてる忍を抱えていつでも逃げれるように準備してくれん?

力矢:え、忍助けるん?

斉:うん。

GM:で、斉は何するん?

斉:このターンはミリオンに『サイコ・ソード』(コロコロ)成功。

GM:コロコロ)避けた。じゃあミリオンは……今死んだ奴を蘇らせる(コロコロ)むくっと起き上がったで。

斉:えぇ?!

GM:で、力矢。

力矢:じゃあ忍抱えて後ろ下がる。

GM:そしたら弱弱しいけど忍の体に鼓動を感じる。

ゼファ:じゃあミリオンに「忍、まだ生きてるよ!」て叫びながら回復する(コロコロ)成功の(コロコロ)16回復。

GM:そんだけ回復したら起き上がることはできんでも、意識は戻った。

ゼファ:んで、『ピクシー』(いっコロ)…「ちょーダルダルってカンジぃ〜」。で、『ポルターガイスト』(いっコロ)お、いうこと聞いてくれて(コロコロ)攻撃成功。

GM:コロコロ)ダメージは?

ゼファ:コロコロ)また16や。

GM:ん。じゃあ次、惣一郎や。

惣一郎:まぁもう当たらんやろ(コロコロ)おぉ?!またクリティカル!(笑)

斉:2回連続?!(笑)

GM:コロコロ)ダメージは?

  惣一郎:ダメージは(コロコロ)14×2で28。

GM:……ん。じゃあ斉。

斉:そろそろMPまずいし、日本刀で斬る(コロコロ)当たった。

GM:コロコロ)避けた…って今のは…。

斉:ああ、ねぇちゃん(ミリオン)の方。

GM:ん、じゃあ次。

力矢:俺今は後ろか……どうしよぉ、前に出て攻撃するか…いいや、後ろで防御。

GM:ん、じゃあミリオンが斉に攻撃(コロコロ)。

力矢:(斉に)よかったな。

斉:な、何がだ…?!

GM:…あ、失敗したわ。んでもう一人は……。

力矢:ていうか、今前列って斉だけ?

斉:だなぁ。

GM:あ、そか。じゃあこいつも斉に(コロコロ)失敗するし…。

ゼファ:じゃあまずピクシー(いっコロ)…やる気なし。ポルちゃん(いっコロ)こっちもか…。んで私がモーゼル・ルガー(コロコロコロコロ)失敗、成功。

GM:コロコロ)ダメージ頂戴。

ゼファ:コロコロ)32点。

GM:……痛っ!

力矢:(パーティ内で)これが一番痛いんちゃう?

斉:飼い主の威厳保つのに必死なんやろ。(笑)

惣一郎:で、俺か。(コロコロ)やっぱさっきまでのはマグレか。

力矢:2回(クリティカル)出してんから、いいやん。(笑)

斉:さっきので運使い切ったんちゃう?(笑)で、俺か。日本刀(コロコロ)あ、俺も失敗や。

力矢:俺やな?前に出て攻撃する。

GM:前出ながらやし、マイナスつくで?

力矢:ええよ(コロコロ)失敗するし。



9:愛のカタチと結末


GM:ん。じゃあ次俺…ていうかミリオンやねんけど……。

斉:…けど?

GM:その時急に忍が起き上がって、ミリオンを後ろから抱きしめて言う。

斉:「もう止めてくれ…」って?

GM:うん。ミリオンを後ろから抱きとめて、息も絶え絶えに言う。

GM/忍:「もう…もう止めるんだ、ミリオン…。…一緒に、天国に行って…幸せになろう……」

GM:ていうわけで、次誰やった?

ゼファ:俺。じゃあ邪魔なおっさんの方にモーゼル・ルガー(コロコロコロコロ)おぉ!クリティカル!!…と失敗。

GM:コロコロ)ダメージは?

ゼファ:コロコロ)31×2の62ダメージ!

GM:…そら死ぬわ。

惣一郎:ねぇちゃんに和弓(コロコロ)失敗…。

斉:………え、今はもう避けれんよな?じゃあ最後のMP使って『サイコ・ソード』(コロコロ)成功!

GM:ダメージは?これで倒さなキレるで…。(長時間プレイの疲れ流出中)

斉:ん。(苦笑)ダメージは(コロコロコロコロ)振り足し3回て……魔法の39ダメージ!

GM:(笑)そしたら斉の『サイコ・ソード』はミリオンを忍の2人を貫いた。そしてそのまま2人は倒れる。

力矢:…え、じゃあ報酬はどうなんの?!

斉:あ……え、いやだって…しゃあないやん……。

ゼファ:ははははははははははははははは。(乾いた笑)

惣一郎:…………。(深〜い溜息)

力矢:30万が!30万がぁ!……俺次の報酬は入ったらバタフライナイフ買ってこいつ(斉)刺したんねん!

GM:30万のために仲間刺すか。(笑)

惣一郎:俺今回のシナリオで11万8000円も使ってんぞ?!どうしてくれんねん!…あ、あかん、人の的で和弓の練習したくなってきた。(笑)

GM:(笑)え〜、で、続けていいですか?

斉:うん、どうぞ続けて…!(汗)

GM:えと、二人が倒れた後で君達の前に、あの『スピリット・ガイド』をくれたおじさんが現れて、その二人の死体を持ってどっか行っちゃう。

斉:え、ちょいおっさん、待たんかい。

力矢:え、死体持って消えたん?

GM:うん。そしてその次の瞬間、君達は強制的に元の世界に戻されんねん。

惣一郎:11万8000円〜!!(涙)

GM:で、戻った先は君達(結社の)アジトやねん。そこには大内池さんと忍の両親がいて、『スピリット・ガイド』の中での出来事を聞いてくる。

ゼファ:ちょっといらん所省いて、全部話す。んで自分の手柄にする。

力矢:…後ろから刺す…!

斉:斬る!

GM:(笑)んじゃあ、それを聞いた両親はそれで納得してくれたらしく、君達に150万渡して帰っていきました。

PC全員:(歓声)

惣一郎:あ、じゃあ俺の11万8000円、こっからひいていい?

力矢:ああ。

斉:いいよ。

ゼファ:じゃあその残りを4で割ろか。

GM:それが君達1人分の報酬やな。

ゼファ:(電卓を叩いて)1人34万5500円。

GM:微妙に細け〜。(笑)しかしおかしいな…もっとシリアスなシナリオになるはずやったのに……。(苦笑)

惣一郎:ま、仕方ないんちゃう?(笑)

Fin.