第3話 : ギデオン・バルクの人形




目次

1:不安過る依頼
2:佐久間屋敷捜索
3:続く捜索、戦闘、得られる情報
4:遺された使い魔と3つの選択
5:真に人形を欲する者
6:ここに生まれる大きな繋がり



1:不安過る依頼

GM:………最初にあれ、言うん?

プレイヤーA(以下 斉):え〜、一応言ってや。(笑)

GM:それじゃあ…これは『ギデオン・バルクの人形』っていうお話やから。んでまぁ、君達はいつものごとく<結社>の本社ビルにいんねんけど……。

プレイヤーB(以下 惣一郎):給料安い。

GM:給料……報酬やから仕方ない。んでや、部屋に入ると依頼人が来てんねん。依頼人の風貌は、浅黒い顔をした小柄な男。その依頼人が言う。

GM/依頼人:「『ギデオン・バルクの人形』を回収してほしい」

斉:「それは何ですか?」

GM/依頼人:「それは、オカルト研究家、『佐久間 法山』の館にあるはずなのだが…」(答えになってない)

惣一郎:つまり、泥棒してこい、と。

GM:………。え、え〜依頼人の名前は『栗山 昭次』、佐久間の甥にあたる不動産屋である。彼は叔父の死後にその館を相続したが、館は悪霊の棲家となっていて処分したくてもできない状態にある。そこで君達に悪魔退治をするついでに、人形を回収してくれっていう話やねん。

プレイヤーC(以下 力矢):…で、何々、その人形は?

GM/栗山:「それは昔、叔父が話していたのだが、イギリスの錬金術師の名前だと言っていた。彼が作った人形は非常に価値が出るという。実際、他のアンティーク人形などは結構な価値がついていて、是非とも回収してほしい」

惣一郎:報酬は?

GM:40万。んで、この中に『ESP』おる?

惣一郎:は〜い。(挙手)

GM:じゃあ『未来予知』やって。

惣一郎:コロコロ)…大成功。

GM:おおぅ。じゃあこんな情景が頭に浮かびます。


『「またか…間に合わなかったか…」と血を吐き出す老人。「もう少しで…もう少しで永遠が手に入るのに……!』血まみれの手形を壁に残し、老人はそのまま倒れます。そして暗がりの中、眠るように人形が浮かび上がっています』


惣一郎:(他のPC達に)…という様なことやねんけど…。

GM:それから惣一郎は、クリティカル出したから<宿命>に『人形恐怖症』に10点支払っといて。

惣一郎:くっ……!(苦笑)

斉:かなりリアルに感じたようやな。

力矢:嬉しいなぁ〜♪人の不幸って嬉しいなぁ〜♪(笑)

GM:栗山さんが屋敷の見取り図を書いて、君達に渡してくれたで。

惣一郎:……栗山さん、殺してぇ〜……。

GM:あかん、あかん。(笑)

斉:ん、じゃあそこに行こうか。

GM:ん。そしたらさ、そしたらさ……。

力矢:何があんの?

GM:え〜っと、君達が情報収集し始めたら変なおばちゃんに話しかけてんけど、そのおばちゃん曰く、

GM/おばちゃん:「あの高台に行くって?!止めといた方がいいわ、怪物が出るのよ…」

GM:と、少し青い顔して言ってくんで。

斉:「じゃあ、その怪物について何か知りませんか?」

GM:それは知らん知らん。

斉:じゃあ「御忠告、ありがとうございました」って言って、無視して高台に行く。

GM:ん。町から少し離れた高台にある広い洋館が、佐久間の屋敷です。

斉:…で、行動を起こせ、と…。

惣一郎:………(ぶちぶち)…。(まださっきの「未来予知」結果のことを言っている)

力矢:何か秘密通路みたいなんがないか調べる。

GM:ん。じゃあ…「直感」かな?

力矢:(他PCに)「直感」が一番高いのって…。

斉:はいはい、俺ね。(コロコロ)成功。

GM:え〜そんなんない。

斉:……何のために俺は……。

力矢:じゃあ武装して正面から行く。

GM:行くん?

斉:じゃあ、ピンポーン(インターフォンの擬音)と。

GM:別に誰も出てこない。

力矢:こう、トカレフ構えてバ〜ン!とドア蹴り開ける。

惣一郎:んで床砕けんねんな。(笑)

力矢:あぁぁぁ〜!!(笑)

GM:え、ていうかもう情報収集はせぇへんの?(遅)

斉:え?…あ〜じゃあ少ししよか。

GM:んじゃ、どんな人に話しかける?

力矢:そこらへんの…。

惣一郎:老若男女問わず……。

GM:じゃあ誰か1Dふって。5、6が出たら振りなおしで。

力矢:お前ふれ。

斉:あいよ。(いっコロ)3。

GM:3。え〜そしたら何か変なおっちゃん曰く、

GM/おっちゃん:「佐久間の死んだ後、何人かの外国人が栗山の所にやってきて、館を購入するために館に入ろうとした。だが何か事件があったらしく、入ることができなかったらしい…」

力矢:ん、じゃあ次。

斉:いっコロ)5(いっコロ)また5(いっコロ)4。

GM:4?「一年ほど前、佐久間 法山の館にどこかの業者が巨大な冷蔵庫を運び入れるのを目撃されている。そのため、近所の小学校生徒達の間で『彼は悪の秘密結社の人間に違いない』と噂された」

斉:どんどんいってみよー(いっコロ)1。

GM:1?明治時代に建てられたその屋敷は、かつて華族が住んでいたものを何者かによって一家が惨殺されたことから、幽霊屋敷となってしまった。そしてその屋敷を佐久間が買って住んでいたのです。

力矢:次ぃ〜。

GM:あ、いや、3回までやねん。(本当は1プレイヤー1回ずつだった)

斉:仕方ない。んじゃ、もっかい屋敷行こか。



2:佐久間屋敷捜索
GM:じゃあ君達は栗山から預かってきた鍵で門を開きました。……ていうか、今は昼間やんな?

斉:昼間ちゃうん?

力矢:絶対昼間。(断言)…あ、でも夜ちゃうと悪魔出てこんかな……。

惣一郎:え〜昼間の悪魔出てこんうちに人形取って帰ろうや。

GM:じゃあ昼間に行くん?

斉:ん。

GM:じゃあ昼間を選んで行ったのに、この館の周りだけまるで夕方のような弱弱しい光しか届きません。

斉:屋敷ってどんな大きさ?

GM:うーん…でかいな。

力矢:結構でかい?

GM:いや、かなりでかい。

斉:とりあえず、中に入った。

GM:入った。

力矢:誰かライト持ってへん?

斉&惣一郎:ないなぁ。

GM:え〜入った所はエントランスになってて、二階に行く階段と左右正面に扉がある。


| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |WC|WC| 廊 |   食    |  キ  |
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   |       |  ッ  |
   | 浴室  | 下 |   堂    |  チ  |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|       |  ン  |
 |         | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|  書斎    | 階段 |  | |
 |        | ̄ ̄ ̄ ̄   |     |
   |         | エントランス | 応接室  |
  |        |       |     |
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|入 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

惣一郎:食堂らしきところは、どこらへん?

GM:え〜と、正面がそれっぽい。

惣一郎:食料漁ってこ。

斉:いやいやいやいや、何年前のやねん。(笑)

力矢:多分腐ってるやろ。(笑)

斉:てか、絶対に。(笑)

GM:惣一郎、『チャネリング』できる?

惣一郎:何?ちゃねりんぐって?

GM:何って……『チャネリング』は『チャネリング』やん。

斉:(惣一郎のキャラシーを見て)違う、惣は『ESP』。『チャネリング』じゃない。

GM:違う?じゃあいいわ、無視して……で、食堂行くん?

斉:んじゃ一応。

GM:え〜食堂には大きな食卓があって、ここにも左右に扉があり、右の扉はキッチンに続いており、左の扉の奥にはトイレと風呂場がある。

惣一郎:銀の燭台とかないん?

GM:ないんちゃう?

力矢:金目の物は?

GM:金目の物…よく探すん?

力矢:うん。

GM:そしたら……誰か「直感」ふって。

斉:俺が(コロコロ)成功。

GM:成功したん?そしたら床に血の跡が点々とついているのに気づきます。

斉:金目の物とはかけ離れたもん見つけたな…。

惣一郎:え、それはどこで?

GM:えっと、キッチンで。

惣一郎:じゃあそこの上の天井を見てみる。

GM:天井、何もない。

力矢:冷蔵庫とか無いん?

GM:普通の冷蔵庫ならある。

力矢:中調べる。

斉:何もないやろ〜…。

GM:干しシイタケが1パックぐらい…。

斉:あんのかい!(笑)

力矢:それより、何で干しシイタケ?(笑)

惣一郎:正月の残りちゃうん?(笑)

GM:(笑)え〜誰か「加護」チェックして。

斉:俺15しかないよ〜?

力矢:……(他のキャラシー見て)ああ、お前やれ。

惣一郎:ぇえ?!(コロコロ)成功。

GM:成功……普通の成功?

惣一郎:うん。

GM:ああ、じゃあ何もない。

斉:じゃあ一回ここ(キッチン)出よか。

惣一郎:あ、その前に床を調べてみる。

GM:床?特に何もない。

力矢:じゃあ出る。

GM:そしたらまたエントランス。で、どこ行くん?

力矢:2階に行ったら何か起こんのは分かってんねん。(笑)

GM:じゃあ1階は左の扉か右の扉か。

惣一郎:じゃあ左で。

GM:左、そっちは書斎や。そこは佐久間の書斎で……誰か「加護」チェックしてください。

惣一郎:じゃあ(コロコロ)ああぁぁぁぁ〜失敗…。

GM:失敗?じゃあ何も分からんかった。

力矢:それは一人だけ?

GM:うん。そして、急に後ろの影がびにょ〜んって伸びて、中から敵が出てきた。

力矢:やった♪

斉:俺ら、ほんまに加護ないよな……。

GM:ところでこれ、言っちゃうとゾンビ(アーミー)やねんけど、あんたら倒せるかなぁ…?

力矢:大丈夫やって。(根拠なき自信)

斉:そんなにLV高いん?

GM:LV18ぐらい。

斉:……(PC達はまだLV11)…ま、まぁ大丈夫やろ。

GM:んじゃ、やってみよか。隊列は?

斉:当然前。(じゃなきゃ攻撃できない)

力矢:俺どっちでもいい。

斉:じゃあ前にいといて。一人は嫌や。(笑)

惣一郎:俺もどっちでもいい。(笑:どっちにいても、あまり役に立たない)

斉:じゃあ後ろで。(笑)

GM:「敏捷力」言ってって。

力矢:26。

惣一郎:20。

斉:17。

GM:じゃあ14のこいつらが最後か。

斉:は、初めて俺より遅い奴が現れた。(笑)

力矢:俺からやな?んじゃ、2回連続でバキュン、バキュンと…。

斉:え、2回連続なん?

力矢:うん。へへ、いいだろいいだろ、高かったんだぞぉ〜。(笑)

惣一郎:性能じゃなくて金額自慢かい。(笑)

力矢:一発目(コロコロ)成功!二発目(コロコロ)成功!

GM:あ、ちなみに2匹な。AとB。

力矢:両方Aな。

GM:ん。回避(コロコロコロコロ)一発目成功、二発目失敗。ダメージ1回頂戴。

力矢:コロコロ)……あぁ!?(凄く無念そうな悲鳴)30点…。

GM&斉&惣一郎:十分やん。(笑)

GM:……こんだけ引いて(計算中)……ん、まだピンピンしてる。

惣一郎:マジっすか……。

GM:はい、次〜。

惣一郎:Bに『拍手払い』。

GM:それは…何で抵抗したらいいん?

惣一郎:魔法回避、だな。(コロコロ)成功。

GM:回避(コロコロ)おお!クリティカル成功!

惣一郎:……けっ…。(いじけた)

力矢:じゃあ次。

斉:俺か…。

力矢:斬れ。

斉:…どっちがいい?日本刀か精神で作った剣か。

力矢:じゃあ強い方。

斉:んじゃ、『サイコ・ソード』だ!Aにな(コロコロ)成功。

GM:これは格闘回避やな?

斉:うん。

GM:コロコロ)ごめん、避けた。

斉:ちっ!(舌打ち)

GM:次…は俺か。まずA、1〜3が力矢、4〜6が斉(いっコロ)いくで、力矢〜。

力矢:俺か。(コロコロ

GM:マシンガンで撃つ(コロコロ)…失敗しましたぁ〜。

力矢:何や、せっかく避けたのに。(笑)

GM:じゃあ次……。

力矢&斉:コロコロコロコロ)(先に回避判定をしている)

GM:…なぁ、こっちが攻撃してからにしようや…。(笑)(いっコロ)『仲魔を呼ぶ』(コロコロ)こ、これは…?!…失敗や。

力矢:じゃあ、いくで。Aに(コロコロコロコロ)一発目、失敗。二発目、クリティカル!

GM:コロコロ)ダメージは?

力矢:コロコロ)うわ低!31ダメージ。

斉:クリティカルやから×2で…。

GM:うお!?62ダメージか?!……何ていうか、あれだね、死んだね。

斉:そんだけ喰らえば当然や。(笑)

惣一郎:『拍手払い』second(コロコロ)成功…。

GM:コロコロ)あ〜回避失敗してる。

惣一郎:コロコロ)7。

GM:7ダメージ?

惣一郎:いや、7LV以下なら即死やねんけど…。

GM:ああ、じゃあ死なんわ。

惣一郎:……へっ、どぉせ俺ぁ役立たずだよ…。(再びいじけだす)

GM:あ〜……で…。

斉:俺だね。もちろん『サイコ・ソード』(コロコロ)成功してる。

GM:コロコロ)回避失敗してる。

斉:コロコロ)魔法で33ダメージ。

GM:マジっすか……。はい次。

力矢:いや、お前や。

GM:あ、そうか。え〜っと…(いっコロ)…。

力矢:誰にや?誰にや?

GM:…いや、『自分を回復』やって。(コロコロ)…ファンブル〜!(笑)

惣一郎:それは…いわゆる失敗というやつじゃ…。

斉:失敗どころか、大失敗や。(笑)

力矢:それは、自分にダメージとかはないん?(笑)

GM:ないない。(笑)回復はただの失敗で終わる。はい次〜。

力矢:一発目(コロコロ)ふ、ファンブル〜!?(笑)

GM:確かPCは味方の誰かに当たるなぁ。(笑)

力矢:ダイスで(いっコロ)惣一郎。

惣一郎:回避回避!(笑:当たったら確実に死亡)(コロコロ!)成功!

力矢:よかったな。当たったら30何ダメージとか飛んでたぞ。(笑)

斉:弾が後ろに…狙ったとしか思えん。(笑)

力矢:二発目(コロコロ)は普通に成功。

GM:コロコロ)当たった。

力矢:コロコロ)33ダメージ。

GM:…はい、次。

斉:あれ?まだ生きてんの?

GM:うん。

惣一郎:和弓(コロコロ)…………。

斉:『サイコ・ソード』いくで〜(コロコロ)成功。

力矢:あれ?惣一郎は?

斉:ああ、失敗していじけてんで。(プレイヤーを指さす)

惣一郎:(こちらに背中を向けている)

GM:……。(コロコロ)ダメージは?

斉:え〜っと(コロコロ)…。

力矢:あ、そいつが死ぬ前に『スライディング』かけてこけたところでマシンガン奪う。

GM:え、こんなん、いつ暴発するか分からへんで。(笑)

斉:普通に撃ってもこっちに弾飛んでくるんちゃう?(笑)とりあえず魔法で28ダメージな。

GM:ん、死んだ。

力矢:マシンガン〜!

惣一郎:止めようや、また回避しなあかんやん。(笑)

GM:といあえず経験値30な。

斉:あ、結構もらえんな。

力矢:経験値より鉄砲〜!

斉:……何か段々ゼファに似てきたな…。

惣一郎:もうちょっとでLVアップや。

斉:え、俺のが全体的に少ない……?…あ、初めのやつ(『Yes,You can Fly!』)でゾンビ1体分俺少ないんや。(部屋の外で見張ってたら一人締め出された)

GM:また懐かしいなぁ〜。(笑)


3:続く捜索、戦闘、得られる情報

惣一郎:…さぁて、で、その書斎には何があんの?

GM:え〜っと「直感」。

斉:コロコロ)成功。

GM:そしたら、何気にさり気に、佐久間の日記が見つかんで。

斉:読んでみる。

GM:読んで分かることは、佐久間 法山は電魔や悪魔を研究し、『インプ』……弱いな…もとい『キキーモラ』の召喚に成功した、と書いてある。

斉:ほうほう。

GM:んで『七つの大罪の名において』という言葉が書いてある。あと悪魔合体の実験に成功したこと、実験は地下室で行ったこと…。

斉:……その日記、持って行っていいかな?

GM:いいよ。

惣一郎:地下室への行き方は載ってない?

GM:んなん、載ってない。

斉:じゃあ床全部ぶち壊そかー。

GM:止めなさい。(汗)

力矢:撃ったら穴開くで、多分。

斉:床板はがしていけば、いつかは出てくるさ。

GM:………(黙殺)で、次どこ行くん?

力矢:えと、もう一個部屋あったやろ?

斉:玄関入ってすぐ右の扉、かな?

GM:うん、そこは応接室。

惣一郎:…あ、一応書斎の床も音がおかしくないか蹴っとく。

GM:特に変な所はない。

斉:んじゃあ応接室に行こか。

GM:じゃあ、また……。

斉:「直感」?

GM:いんや、「加護」チェック。

惣一郎:コロコロ)成功。

GM:あ、じゃあ何も出てこんわ。

力矢:ぇえ〜、出てこいよぉ〜。

斉:こらこら、何を言うかね…。

GM:…あ、ところでさぁ。惣一郎、今までの部屋の床、全部蹴ってた?

惣一郎:あ〜…いや、食堂だけ蹴ってへん…ていうか言ってない。

斉:あれ?確か……。

力矢:やってたやろ?

惣一郎:いや、あれはキッチンでやってん。

GM:あ、キッチンでやった?じゃあそこだけ音違ったわ。

惣一郎:ふぅ〜ん……ん?(笑)じゃあキッチンに戻って…床壊そか。

GM:あれ?2階行かへんの?

斉:……じゃあとりあえず2階行こうか。

力矢:え、でも床下行って、出てくるに決まってる(断言)ラスボスらしきものを倒した方がいいんちゃう?

斉:でも、地下室で他の実験もしてたみたいやし、ラスボス以外の何かがいるかもしれん。

力矢:あ〜それもそっか。

惣一郎:(上の2人の会話を無視して)あ、普通の冷蔵庫がキッチンにあったよな?

GM:うん、干しシイタケ入ってるやつな。(笑)

惣一郎:あれを勢いつけて倒したら、床壊れるんちゃう?

GM:え、でも大人の男3人がかりでようやく持ち上げれるくらいの重さやで?

惣一郎:何も持ち上げやんでも、倒せたらいいんやし。

GM:それでも結構な力いんで?

斉:……まぁ倒すだけなら、俺の『サイコキネシス』でできるけど…?

GM:……んじゃあ、やってみ?

斉:うぃ(コロコロ)成功。

惣一郎:床は?

GM:特に何もなってない。

斉:骨折り損、か…。

惣一郎:あれぇ?何でや…?

斉:じゃあ、その冷蔵庫の上を大の大人3人が乗る。

惣一郎:しかもジャンプする。

GM:ムリムリ、何か方法があんねん。(苦笑)

斉:「……あ、何か取っ手が……」

GM:ないない。(笑)

力矢:多分、2階にヒントあんねんって。

斉:そう、かな?じゃあ2階に行こう。

GM:ん、行く。じゃあ2階には5つの部屋があります。

惣一郎:1個1個いこか。

GM:どこから?

惣一郎:一番奥から。

GM:どっちの?

惣一郎:どっち……どういう造りなん?

GM:ああ、え〜っと、階段を上ると左右に廊下が伸びてて、左右それぞれに扉が2個ずつ。階段上がってすぐ正面に1つ。

斉:(マッピング中〜)

力矢:(その地図を見て)じゃあここ行こ。

GM:ここ…ってどこや〜?

斉:階段上ってすぐ右のとこ。

GM:って、どこやねん。(GMだけ席が離れてるので地図の共有ができない)

斉:え〜っと、上を北として…東廊下の下の扉。

GM:ああ、特になし。

力矢:東の上。

GM:特にな〜し。

斉:次、階段の正面。

GM:中央に来ました。特になし。

斉:そん次ー。西の上ー。

GM:はい、何もない。

惣一郎:最後の部屋ぁ〜…。

GM:何でそんなやる気なさそうやねん。(笑)入ると、老人の姿をしたゾンビが襲ってくんで。

力矢:やったぁ!

GM:……嬉しい?

力矢:嬉しい、やった♪

GM:……え〜っと…ゾンビ弱いな、ちょっと改造して…俺2番目やわ。

力矢:まずは俺からか。(コロコロ)ゾロ目〜。

斉:おぉっと、即効クリティカルか?!

力矢:でも命中率より高いねん。

斉:ファンブルか!避けろ、避けろ!(笑)

力矢:誰にかな〜(いっコロ)…。

惣一郎:あぁぁぁぁ〜!!

力矢:避けないと死ぬよ。(笑)

惣一郎:コロコロ)!成功成功…。

力矢:危なかったな。(笑)

惣一郎:何か俺に恨みあんのかい!(笑)

GM:2発目は?

力矢:コロコロ)こっちは普通に成功。

GM:コロコロ)こっちも回避成功。で、俺か。誰にかな〜(いっコロ)斉にや。

斉:こいやぁー。

GM:よっしゃ(コロコロ)あ、失敗したわ。

斉:……ほっ。(安堵)

惣一郎:和弓(コロコロ)……。

GM:それは射撃回避やな?(コロコロ)ん、避けたわ。

惣一郎:ていうか、当たってなかった…。(涙)

斉:じゃあいくで〜。唸れ日本刀!(コロコロ)!…ファンブル〜。(笑)

GM:またかよ〜。(笑)

斉:大きく振りかぶりすぎたわ。(笑)(いっコロ)あ、力矢にや。

力矢:避けやんでいいわ、別に。

斉:え、何で…?(コロコロ)[物理]の19点やで。

力矢:あれ?……HP、残り2しかない…。

斉:何で回避しなかったんだか。ごめん、ごめん。

力矢:…まぁいいや。いくで〜(コロコロコロコロ)2発とも成功〜。

GM:コロコロコロコロ)1発目避けた〜、2発目ダメージ頂戴。

力矢:コロコロ)うわぁ〜、1ゾロ!…27ダメージ。

斉:それでも27…。

GM:痛った…。んで俺か。何をするんかな(いっコロ)…また『自分を回復』やって。(苦笑)ファンブルしませんよぉに(コロコロ98。(笑)

斉:ギリギリやな。(笑)

惣一郎:和弓…(コロコロ)。

GM:コロコロ)クリティカルで避けたわ。

惣一郎:ていうか、当たってへんし。(苦笑)

GM:何や、せっかくクリティカルやったのに。(笑)

惣一郎:俺のはそうそう当たらんのさ…。

斉:後で矢、拾っとけよ。勿体ない…。んじゃまた日本刀でいいや(コロコロ)あ、失敗。

力矢:じゃあいくで。(コロコロ)一発目、成功。

GM:コロコロ)ダメージは?

力矢:コロコロ)31。で二発目(コロコロ)は失敗や。

GM:じゃあいくで〜。

斉:誰に、何を?

GM:コロコロ)俺に、回復を。

力矢:またかよ…。

GM:コロコロ)あ、いっぱい回復したわ。ほぼ全快。

惣一郎:和弓……。

力矢:お前…頼むからもっと別の、当たるやつにしてくれ…。

惣一郎:そういわれてもなぁ〜(コロコロ)って、成功した!…でもどうせ避けんねんで…。

GM:(ボソっと)めずらし…コロコロ)あ、ほんまに避けたわ。(笑)

惣一郎:(Dを投げ出して机に突っ伏す)

斉:じゃあMP削って『サイコ・ソード』を(コロコロ)でぇ〜失敗。

力矢:じゃあ俺か。一発目(コロコロ)失敗。二発目(コロコロ)成功。

GM:コロコロ)ダメージは?

力矢:コロコロ)あ〜低い。32点。

GM:32、低いん…?はい次どうぞ…って俺か。(いっコロ)まぁた回復か…(コロコロ)んで54で失敗してんねんな…。(苦笑)

力矢:やった♪

斉:はい、次惣やん。

惣一郎:コロコロ)…もぉやだよぉ〜。(泣)

斉:(Dを見て)は、外れてる…!(笑)

GM:弱ぇ〜。(笑)

斉:ちょっと弓道場に行って鍛えてこい!(笑)

惣一郎:次行ってきます!(笑)

GM:あ、そういえば1ターン集中すれば命中率10%上がんねんで。

惣一郎:もぉええわ…。(燃え尽きた)

斉:俺か。『サイコ・ソード』(コロコロ)だぁ!ファンブル〜!(笑)

GM:多いなぁ〜。(笑)

斉:ほんまに。(笑)(いっコロ)力が自分に返ってきた…(コロコロ)しかもダメージ振り足して……。(涙)

力矢:一人で死にかけてる。(笑)んじゃいくで(コロコロ)…あ、俺もファンブルや。(笑)誰にかな〜(いっコロ)斉にや。

斉:コロコロ)見える!ていうか、その銃もう寿命ちゃう?

力矢:多分まだ大丈夫。(笑)二発目……は、あの「自分の命中率を10%下げて、相手の回避率を10%下げる」っていうやつやってみる。(<高度な技>)(コロコロ)おお、それでも成功した。

GM:なんていうか、10%も下げられたら回避率、マイナスの域に達してるんですけど……。

力矢:コロコロ)34ダメージ。

GM:…死んだ。

惣一郎:(突如むっくり起き上がって)で、経験値は?

力矢:役に立たんやっちゃなぁ〜。(笑)

GM:ていうか、何もしてへんやん。(笑)とりあえず58点。

斉:お、LV上がった。あ、そや惣。今のうちに回復してくれへん?

惣一郎:失敗したらごめん(コロコロ)あ、クリティカルや。

力矢:おお!こんな時に!

惣一郎:コロコロ)12×2で24回復。

斉:おお、ありがと〜。ほぼ全快したわ。

GM:じゃあ一段落したところで誰か「直感」やって。

斉:コロコロ)あ、失敗した。

力矢:コロコロ)俺もや。

惣一郎:コロコロ)…へん、さっきのは虎の子やったのさ…。

斉:というわけで、全員失敗。

力矢:もう一回あかん?

GM:じゃあ、今度はもっと念入りに調べたってことで+10%していいわ。

斉:コロコロ)あれぇ!?何でや、またファンブル!今日のダイス運、おかしい!

GM:…(汗)…じゃあどっかの誰かさんがぐちゃぐちゃにしてくれたおかげで−5%がついたわ。

斉:す…すみません…。m(_ _;)m

力矢:コロコロ)失敗した…。残るは…。

惣一郎:コロコロ)……あ。

力矢:おおっ!成功やん!

斉:やればできるやん!(笑)

GM:おお〜。(笑)じゃあ2通の手紙を見つけます。一通は法山宛に。読む?

力矢:当然。

GM:じゃあ内容は、肺を病んでいる法山に、至急入院するよう、勧めているものです。

惣一郎:ふ〜ん。

GM:で、もう一通はドイツから来たもの。誰かドイツ語分かる?

力矢:分からんさ、そんなもん。

惣一郎:英語読みで。(笑)

GM:英語読み?!(笑)

斉:中国語なら分かる。(そういうキャラ)

GM:程遠いなぁ。(笑)じゃあ誰か『サイコ・メトレー』持ってる?

惣一郎:あ、それならできるはず…(コロコロ)お、成功した。

GM:成功した?そしたら何か、鳥のようなイメージ黒いというイメージが感じられた。

力矢:黒い……『ヘルハウンド』?

GM:あ、しまったバレバレやん!

PC全員:(爆笑)

GM:(気を取り直して)あと法山らしき声で、「不死だ…もう少しで不死が……」という声が聞こえてきます。

惣一郎:……やってさ。

GM:で、君達が騒いでいたので、後ろから『ポルター・ガイスト』が近づいてきたで。

力矢:やった!撃つ。

斉:またいきなりやな、おい。(笑)まーまーとりあえず様子見ようや。どんな感じ?

惣一郎:襲いかかってきそう?

GM:いや、別に。「何かな〜?」っていう感じで君達見てんで。誰か悪魔と会話できへんの?

斉:俺LOW属性なんで悪魔はちょっと…。

GM:CHAOS系なら仲いいで。

力矢:やった♪CHAOS10でDARK1や。(笑)

惣一郎:CHAOSは2やなぁ。(笑)

斉:どんなパーティだ?!(笑)

GM:そしたらな、その『ポルター・ガイスト』は惨殺された華族の一家の子供と名乗んで。

斉:じゃあ…俺話せへんから力矢か惣、地下への行き方聞いて。

力矢:聞く。

GM/ポルターガイスト:「知らなーい」

斉:………役立たずには死、あるのみ…。

GM:やるん?(笑)

力矢:やらへん、やらへん。殺ったっていいねんけど、どぉせ経験値少ないやろうから。

惣一郎:いや、俺あと30でLVUPやから…。

力矢:ああ、じゃあ殺そか。

GM:お、鬼や…あんたら全員鬼や。(笑)でもこの子の死に方聞いちゃったから、LOW系の人にはできへんで。

斉:しまった!!

GM:他、何するん?

惣一郎:何か聞き出す。

GM:え、知ってるこっといえば、ここが佐久間 法山の部屋やってことぐらい。

力矢:他には?たとえば、ここに住んでるお友達(要するに悪魔)のこととか。

GM:いや知らない。だって、この部屋で殺されたからここから出られへんねん。

惣一郎:……そいつ、敏捷力いくら?

GM:何するんや。(笑)

力矢:確かLV2やったな…。(笑)

GM:殺んのかい!(笑)

斉:じゃあ「ちょっと向こうを向いといて」って言って。(笑)

GM:子供だから従っちゃう。(笑)

力矢:んで撃つ(コロコロ)成功で(コロコロ)ダメージいっぱい。(笑)

GM:……成仏しました。(笑)

惣一郎:で、経験値いくら?

GM:9。

力矢:少ねぇ〜。

GM:……これは成仏したのか…それとも殺されたのか…。

力矢:俺は何も知らんし。(笑:実行犯)

GM:…何かLOWのくせにちゃっかり貰ってるし〜。

斉:悪魔退治の一環やから。(笑)んで、この部屋にはもう何もないん?

惣一郎:ないやろ、確か?

GM:うん、ない。

惣一郎:じゃあしばらくHPとMP回復のために休憩する。

斉:ああ、そやな。俺も少し休も。

力矢:休憩ターイム。でも何か怪しいとこで休憩タイム。

惣一郎:とりあえず2時間ぐらい休もか。

GM:じゃあそれぞれ2D6ずつ回復な。

斉:コロコロコロコロ)体力は回復したけど、精神力はまだまだやわ。

惣一郎:コロコロ)俺もや。2時間追加〜。

力矢:俺もHPやばいし、休んでるから。

GM:…………………………。

惣一郎:コロコロ)あ、まだアカンわ〜。どぉせなら夜中まで休憩しとこか。

GM:……死にたい?じゃあ空腹分マイナスくらってもらおか。

斉:あ、俺外に停めてあるパジェロ(前回の教訓を活かして『運転技能』を入手した)に携帯食入れてあんで。(笑)

GM:………で、結局のところ何時間休憩したん?

惣一郎:じゃあ4時間でいいや。

斉:そうだな。それで両方全快したし。

力矢:同じく。

GM:惨殺された部屋で回復するなんて…。



4:遺された使い魔と3つの選択

力矢:(笑)じゃあ次どこ行く?

惣一郎:もう2階はこれで全部やな…。

斉:じゃあキッチンか。

力矢:やな。行こ。

GM:じゃあさ、君達が廊下に出た途端「うわ、人間だぜ」っていう奇妙な声が頭上から聞こえてくんで。

斉:そうか、全員成仏させてほしいか。(笑)

GM:するん?(笑)

力矢:まず情報聞いてからや。

GM:じゃあ…誰かそれ系の技能ない?

力矢:ないない。

斉:それはゼファと浦城の分野や。

惣一郎:代わりに何となく勘で…「直感」かな?(コロコロ)成功。

GM:じゃあ分かったことにしよ。

惣一郎:にひにひって笑いながら近づいていく。

斉:怖!(笑)

GM:で、何話すん?

斉:直に、「あなたは何ですか?」

力矢:「Who are you?」

GM:誰って聞かれてもなぁ〜。その前に、この奇妙な声発言していい?

斉:はい、どうぞ。

GM/声「お前達、一体どこから来たんだ?」

斉:「もちろん玄関からです」(笑)

力矢:いや、今出てきた部屋からやから…。(笑)

惣一郎:寝室やな。(笑)

GM:それはええとして………くそ、何で誰もこいつの正体分からへんねん。

斉:それは何で分かるん?

GM:ん〜「直感」かな。

斉:コロコロ)成功したけど。

GM:…あ、何かその人ファンブルしてるし。(笑)

惣一郎:何かその人あかん。(笑)

GM:じゃあ成功した斉には分かんねんけど、こいつを動かすのに何かコツがいりそうやねん。

斉:斬る。

力矢:撃つ。

GM:倒してどぉすんねん。(苦笑)ほら、あのノートに…。

斉:……あ、分かった。『七つの大罪の名において』って言う。

GM:ようやく言ったか……その他にも何か色々書いてあったやろ?召喚に成功したとか……。

惣一郎:ああ、『キキーモラ』か!

GM:長かった……ここまで言わな分からんか……。

力矢:俺らって……。(苦笑)

斉:凄い力押しパーティ。(苦笑)

GM:ん。で、何でも言うこと聞いてくれんで。

惣一郎:(即)金よこせ。

力矢:そら持ってないやろ…。

斉:地下への行き方を。

GM:ん、地下への行き方やな?知ってるって。キッチンの床に仕掛けがあるらしい。

惣一郎:あれやろ?どうやって開けるん?冷蔵庫倒しても、その上でジャンプしても壊れねんけど…。

力矢:…引くんちゃうん、あれって。

GM:普通、そう考えるやろ。

惣一郎:いやでも、いつかは抜けるやろ。

斉:いつやねん…。

GM:で、どぉするん?

惣一郎:「じっとしていろ」

斉:「お前には糧となってもらう…」

力矢:あかんって。まず地下に案内してもらわな。

惣一郎:ああ、最後に殺すんか。(納得)

斉:結局は殺すんかい。(笑)

GM:お、鬼や…。(笑)

斉:どっちが悪魔か分かりゃしねぇ。(苦笑)んじゃ、3人がかりで冷蔵庫どけて地下に行こか。

惣一郎:え、『キキーモラ』は『ディ』とか使えへんの?

GM:使えるよ。

惣一郎:じゃあ全員にかけろ。

GM:え、やってもいいけど、その後何もできなくなるで。

斉:今は別に回復いらんよ。後で戦闘になった時でいい。んじゃ、取っ手に手をかけて、かぱっと開けて地下に行く。

GM:はい、地下に行きました。地下室には怪しげな薬瓶などが並んでいますが、それが何かは分かりません。そして奥に3つの大きな冷蔵庫が並んでいるのを見つけました。

力矢:中はどうせ悪魔やろ。

惣一郎:開け口を少しだけ開けて中覗く。

GM:え、少しでも開いたら中から出てくるで。

力矢:その時は倒せばいい。

斉:…って、あれ?『ESP』の技に透視技なかったっけ?

惣一郎:(ため息)またMPが減る。

力矢:ええやん、他に使うことないねんから。(笑)

GM:そうか、そんなおいしい技があったんか……。…もちろん普段は違うことに使ってんねんやろ?(笑)

斉:女相手に?見えすぎで内臓とか見えたりして。(笑)

惣一郎:全部まとめてできるように少し離れてやる。(コロコロ)一回目失敗。

斉:成功するまでやれ。(鬼1)

力矢:死んでも構わん。(鬼2)

惣一郎:……二回目(コロコロ)成功。

GM:成功?じゃあ順番に『変な人形』『鳥の羽の生えた女』『でかい犬』

斉:『ギデオン・バルクの人形』『ハーピィ』『ヘルハウンド』か。

力矢:じゃあまず右からやな。

GM:え、いきなり戦闘?

惣一郎:まず人形確保やろ。

斉:でも確保してから戦闘ってのは止めた方がよくない?

惣一郎:何で?

斉:戦闘中に壊れたらあかんから。

GM:……ちっ…。

力矢:やな。じゃあ一番マシそうな『ハーピィ』から。

斉:ん。真ん中開けよ。

GM:開けるん?じゃあ開けました。『ハーピィ』がいました。『ハーピィ』が出てきました。『ハーピィ』が襲ってきました。

斉:(即)『キキーモラ』前に出す。

GM:鬼や悪魔や。(笑)

斉:冗談だよ。(笑)俺の後ろにでも置いておく。

GM:じゃあ始めよか。言っとくけどこの『ハーピィ』、実験で改造されて普通のより強いからな。

惣一郎:まぁ、どうせ俺は何もせぇへんから。

GM:じゃあ順番は…『ハーピィ(改)』からや。

力矢:え、嘘ぉ!俺より早いん?!

GM:うん。じゃあ攻撃すんで。誰が開けた?

力矢:は〜い。

GM:いっくで〜(コロコロ)…失敗。

力矢:何や。じゃあ一発目〜(コロコロ)成功、二発目(コロコロ)成功。

GM:コロコロ)一発目当たった、(コロコロ)二発目避けた。

力矢:ダメージは……(コロコロ)。

GM:一発で死にませんよぉに…

力矢:38点。

GM:あ、んじゃまだ生きてるわ。

惣一郎:和弓……。

斉:まだやるか!(笑)

力矢:もっと当たりやすいのにしろよ。(笑)

惣一郎:コロコロ)………。(失敗)

GM:今度から[集中]してやれば?

力矢:そうや、そしたら命中率10%上がんねんから。お前の場合最低2ターン集中しろ。

惣一郎:は〜い。

斉:んじゃ『サイコ・ソード』(コロコロ)当たり。

GM:コロコロ)避けた。んでまた俺か。何すんのかな(いっコロ)攻撃。

力矢:誰に?

GM:いっコロ)斉に。(コロコロ)まぁ失敗してんねんけどな。(苦笑)

力矢:一発目(コロコロ)あ、失敗した。二発目(コロコロ)また失敗した。

惣一郎:じゃあ和…。

GM:え、[集中]せぇへんの?

惣一郎:ん〜、でもなぁ…。

力矢&斉:[集中]!!(怒笑)

惣一郎:……分かったよぉ、[集中]するよぅ…。(弱気)

GM:ん、はい次。

斉:んじゃまた『サイコ・ソード』(コロコロ)成功。

GM:コロコロ)避けたよ。

斉:またかよ…。

GM:だって敏捷力高いもん。じゃあいくで(いっコロ)全体魔法やわ(コロコロ)失敗した。

力矢:次誰や?

斉:あんたや。

力矢:そうか。(コロコロコロコロ)二回とも成功。

GM:コロコロコロコロ)一回当たったわ。

力矢:コロコロ)おおっ、42ダメージ!

GM:…あ、ちょっきし死にました。

惣一郎:俺何のために集中しててん!(笑)

GM:経験値は全員の40点。

PC全員:LVUP!

PC3人がLVUP作業をしております。しばらくお待ち下さい。


惣一郎:じゃあ、また2時間ほど休憩しよか。

GM:またかよ…今度から1シナリオで休憩は一回だけにしよかな…。

斉:ダ〜メ(コロコロ)おお、MP全快。

GM:………で、どぉするん?

力矢:一番右のも開ける。

斉:でかい犬。

惣一郎:でも開けた奴攻撃してくんねんやろ?

力矢:大丈夫、『キキーモラ』に開けさせるから。

惣一郎:あ、なぁるほど。『キキーモラ』の方が強そう。

GM:うん、『キキーモラ』の方がLV5分高いわ。

斉:じゃあ『キキーモラ』の手を握って「これからもついてきてくれ」。(この時斉は『キキーモラ』のイメージがモンコレの犬少女だと信じていた)

GM:え、こんなん連れてくん?(メガテンの『キキーモラ』は木の枝でできた人形のような姿)連れてくんならそれなりのもん(マグネタイト)払ってもらうで。

力矢&斉:そんなん、ない。

GM:じゃああかんわ。ちなみにそろそろマグネタイト尽きてきたな…。

斉:……あ、そか。こいつ佐久間に召喚されてから放ったらかしやってんな。

力矢:古いからな。

惣一郎:じゃあ今のうちに殺そか。

GM:使えんかったら即殺すんかい。(笑)

惣一郎:使えんかったら即経験値や。(笑)

斉:でももう少し働いてもらわなな…。

力矢:『ヘルハウンド』の扉開けさせて、『ヘルハウンド』殺して『キキーモラ』殺す。

GM:さ、最悪や……!(笑)

斉:じゃあどうすば言うこときかせれるん?

GM:COMP使ってマグネタイト払えば。

斉:ゼファも浦城も出張中や。(仲間のデビルサマナー)

力矢:ムリやな。

GM:で、どうするん?

斉:とりあえず『キキーモラ』に真ん中の扉開けさせる。

GM:ん。『ヘルハウンド』が出てきました。

力矢:俺からやな?一発目(コロコロ)成功〜。二発目(コロコロ)おぉ!クリティカル!クリティカル!クリティカル…!(endless)

GM:コロコロコロコロ)両方当たった。

力矢:一発目は(コロコロ)30。二発目は(コロコロ)おお!38ダメージ!

斉:×2で76ダメージ。

GM:あ、そら死んだわ。

PC3人:(爆笑)

惣一郎:弱い〜!(笑)

力矢:っていうか、俺って強い〜!(笑)

GM:この間(『電脳世界の訪問者』)はこいつに殺されたくせにぃ〜。

斉:ていうか、役立たずになった『キキーモラ』斬っていい?

惣一郎:まぁ最後のやつ開けさせてからな。あ、経験値は?

GM:35。

力矢:低!

惣一郎:あれ?もっと高くなかった?

GM:いや、こんなもんやったで。

斉:じゃあ最後に人形の入った冷蔵庫開けさせる。

惣一郎:人形に何かあったら嫌やしな。

GM:じゃあ開けました。人形があります。どうする?

斉:さぁ運ぼか。

力矢:あかん、お前は前列やねんから。お前持て。

惣一郎:え〜、でも俺力弱いし〜。

斉:あ、ていうか『キキーモラ』に持たせりゃいいんや。

力矢&惣一郎:あ、そっか。

GM:鬼め…。でも『キキーモラ』、この屋敷から出られへん。

惣一郎:出やんでも、玄関まで運ばせたらええねん。



5:真に人形を欲する者

GM:んで、それ持って帰るん?

斉:うん、俺のパジェロに乗せて。

GM:じゃあ屋敷の玄関を出たら栗山が待ってたで。

斉:「やぁ栗山さん、どうしたんだ?」

GM/栗山:「やぁ、頼んだ人形はどうなった?うまく回収できたかい?」

力矢:「当然」

GM:ん。で、どぉするん?人形差し出すん?

惣一郎:まさか。人形を後列の俺のさらに後ろに置く。

斉:「先に報酬だ」

GM/栗山:「いや、人形と交換だ」

斉:「嫌だね、金を見せな。ていうか俺達との間の放れ。そしたら俺らも放るわ」

GM:じゃあ放るわ。

惣一郎:じゃあこっちは後ろに放るわ。(笑)

GM:……するん?

力矢:いや、放りはせん…けど渡さん。

斉:刀の鯉口を切りながら近づいてこんように注意しながら金を拾いに行く。

GM:そしたらさ、栗山の後ろから外国人が出てきて、

GM/謎の外国人:「やはり人間は信用ならんな…」

GM:って言って、悪魔に変身すんで。

斉:おいおい!人が金取ろうとしてんのに、まったく…!

力矢:栗山は何してる?

GM:悪魔見て卒倒してる。

力矢:じゃあまず……。

惣一郎:するべきことは……。

斉:…金を拾う!

力矢:頼むぞ!

斉:おぅ!

惣一郎:…なぁ、その人形って高いん?

GM:うん。

惣一郎:じゃあ…(斉に)「パジェロの鍵貸して」

斉:ん。(渡す)「何するん?」

惣一郎:「先に人形、車に積んどくわ」

力矢:「ああ…分かった」

惣一郎:んで、この場は2人に任せて先帰る。(笑)

力矢:お前、次事務所で会ったらいきなり頭撃つからな。(笑)

惣一郎:止めときます!(笑)人形を普通に車に積みに行く。

斉:んで俺が金拾う。

力矢:そして俺が戦闘の準備して邪魔を防ぐ。

GM:ていうか、普通に戦わんかい!(笑)

斉&惣一郎:分かった、戦う。(笑)

力矢:いや、でもやっぱりお前は…。

斉:金拾え、と。

力矢:うん。

斉:分かった、そうしよう。

GM:…で、結局どうなったん?

斉:前に出て金拾う。

GM:じゃあ…こいつ余裕で敏捷力1番やし。んで金拾ってる馬鹿に(コロコロ)失敗するし。

斉:「うおっ?!横で何かが!」

力矢:じゃあ撃つ。一発目(コロコロ)失敗、二発目〜(コロコロ)00のクリティカル〜。

GM:コロコロ)ダメージは?

力矢:コロコロ)低い〜、29×2で58。

GM:あ、んじゃまだまだ生きてるわ。

斉:んじゃあ、金を拾って、そのままラグビーの要領で惣一郎にパス。

惣一郎:え、でも俺和弓構えてるから受け取れへんで。([集中])

斉:あ、そか。んじゃ止めて俺の内ポケットにでも入れとく。

GM:じゃあまだ金で何かしてるお馬鹿さんに攻撃。

力矢:え、それって選べるん?

GM:うん、こいつ頭いいから。

斉:まぁなぁ、ゾンビとか脳も腐ってるやろうし…。

GM:ていうわけで(コロコロ)…何で失敗するかなぁ?

力矢:俺か。当たれ!(コロコロ)!成功。

GM:コロコロ)避けた。

力矢:二発目!(コロコロ

GM:コロコロ)避けた。

力矢:ていうか、失敗やった。

GM:あれ?(笑)

惣一郎:撃つで〜。さっき[集中]したから命中率+10%で(コロコロ)お、当たった!

GM:射撃回避やな(コロコロ)ダメージは?

惣一郎:コロコロ)おお!30ダメージ!

GM:…良かったな、いくらか通ったで。

斉:よっしゃ、いくで〜。『サイコ・ソード』(コロコロ)!成功。

GM:コロコロ)回避失敗。

斉:コロコロ)33ダメージ。

GM:それって魔法やったな?……ヤバ…。じゃあいくで、力矢に…。

力矢:先にコロコロ)避けたで。

GM:たあぁぁぁぁぁっ!(変わった悔しがり方)

力矢:いくで。(コロコロコロコロ)二回共成功。

GM:コロコロ)一回当たったわ。

力矢:コロコロ)30ダメージ。

GM:…ん、まだ生きてる。

力矢:えぇ?!

惣一郎:いくで…(コロコロ)成功!

GM:コロコロ)はい避けた。

惣一郎:(また机に突っ伏す)

斉:いっくぞ〜(コロコロ)あ、失敗した。

GM:じゃあ再び力矢に……止めて前列2人に、くらえ『アギラオ』!

斉:それは魔法回避やな?(コロコロ)成功。

力矢:コロコロ)俺も成功。

GM:くっ…!(コロコロ!)…あ、ていうかどうしよう……ファンブルやぁ〜!!

PC3人:(爆笑)

力矢:それって自分にちゃうん?

GM:うん。(コロコロ)……あ、死んだぁ〜!(涙)

PC3人:(再び爆笑)

斉:情けね〜な、おい。(笑)

力矢:自殺してるよ、こいつ。(笑)

斉:一応誰にくるか分からんし、ランダムでやってみたら?もしかしたら俺らにくるかもしれんし。

GM:うん。じゃあ俺が1で、あとは順番に。栗山も含んで(いっコロ…ドキドキ…)…1、俺やぁ〜!(笑)

斉:結局自殺か。(笑)

惣一郎:さ、経験値は?て、俺今回こればっかやな。(笑)

GM:え〜っと…122。

力矢:おお!でかい!

斉:ふぅ…。(ため息)



6:ここに生まれる大きな繋がり

GM:…っていう感じで一息ついてると、「どうやら間に合ったようだな」という声が聞こえてきました。

惣一郎:誰じゃ?

GM:振り返ると、そこには髭をはやした中年白人男性とメイド姿の女性がいます。

惣一郎:誰や?

斉:「誰です?」

GM/男性:(それには答えず)「佐久間 法山がどうしたか知らないかい?」

斉:「いえ、亡くなったとしか…」(何故か敬語)

惣一郎:(唐突に)なぁ、その人横浜でホテルやってへん?

GM/男性:「そう、よく知っているね。確かに私は横浜で海上ホテルをやっている。が、実際には悪魔合体の研究をやっている魔導師だ。かつての友人の依頼を受けて佐久間 法山を訪ねてきたのだが……。諸君らは運がいい。さぁメアリ、彼らの傷を治してあげなさい」

GM:って言うと、メイド姿の女性が君達の傷を治してくれんで。

惣一郎:魔法?

GM:ううん、『応急手当』。んでそのおじさん、『ヴィクトル』はこの人形が{ドリー・カドモン}やって説明してくれんで。

斉:何それ?

惣一郎:造魔の素っていうか…。

GM:うん、そう。そこでヴィクトルは「その人形を売ってくれないか」って言ってくんで。

斉:じゃあ3で割れるように60万で…。

GM:帰れアホ。………今のヴィクトルちゃうで、俺やで。

惣一郎:でもそれがないとあんたも困るんだろ?え?おい…。

GM:別に。ただあんたらが持ってると、次々に色々な悪魔が襲ってくんで。んでヴィクトルは「40万でどうだ?」って。

惣一郎:え〜、でもなぁ〜……。

斉:(遮る)「分かりました、40万で手を打ちましょう」

惣一郎:…………。(交渉したかった)

GM:ん、そしたら人形を渡しました。んでヴィクトルさんがこう言います。

GM/ヴィクトル:「造魔合体なんぞしたくなったらいつでも来なさい」

GM:って言って、『業魔殿』の名刺を君達に渡して去って行ったで。

惣一郎:ああ、ようやく終わった〜…。(伸び〜)

斉:造魔合体、か……。

力矢:…………………。(思案顔)



Fin.