第一話 : 『魔風の悪神』



〜目次〜

0:まずは自己紹介
1:日常の一コマと事件の香り
2:喫茶店マスターと退魔師協会
3:調停者会議と邂逅
4:神崎夫人と一願つむぎ
5:つむぎの父の手記
6:“堤馬風”
7:守るべきもの
8:変わる日常と新たなる風
座談会




0:まずは自己紹介


GM:…じゃ、いこうか。デモン・パラサイト異聞“鬼御霊”第一話『魔風の悪神』を始めます。

プレイヤー2:あくしん?

GM:えっと、悪い神と書いて悪神。

プレイヤー2:あぁ、その“あくしん”か。

GM:うん。さて、まずは何をすべきか…。

プレイヤー1:GMに聞かれても…。(汗)

プレイヤー2:まぁまずはキャラ紹介かな。

プレイヤー1:毎度お馴染み、キャラクター紹介のお時間です。(笑)

GM:まぁ、そうやな。まずはそこからいこか。どっちからいく?

プレイヤー2:そちらからどうぞ。

プレイヤー1:では、お先に。名前は鳳 天渡(おおとり あまと)、種族は人間で年齢は16歳。鬼御霊は<アメノトリフネ>。家は八武衆の宗家ということで。(笑)それが父親方で、オカンは分家の出。箱入れられ息子です♪何故か経験で『投獄』となったので、箱に入れられてました。なので今は自分用の屋敷があります。

GM:ブタ箱に入れられてました。(笑)

プレイヤー1(以下 天渡):いや、家の中の座敷牢ってことで。(笑)力の関係で一時的に投獄されてたってことで。覚醒理由は八武衆なので生まれた時から。あとは…外的特徴は、髪が黒以外の鮮やかな色ってことで、黒に近い深緑色です。変身後の外見特徴は羽が一対あって、それが異様に巨大となりました。あとは〜…職業か、『ディレッタント』の趣味人です。(笑)

GM:ディレッタントかぁ〜…一応普段は高校生なんかな?

天渡:うん、普段は学生、たまに行く。(笑)

GM:はい、たまには行ってください。(笑)

天渡:はい。(笑)ま、こんな感じかな。

GM:ではお次。

プレイヤー2:プレイヤー2やな。名前は大泉 純一(おおいずみ じゅんいち)、年齢28歳の男。一応退魔師協会の<鬼砕き>に籍を置いてる。鬼御霊は“魂顕”<モノザネ>。生まれは政治家の親父と、その不倫相手の母との間に生まれた隠し子。

天渡:隠し子て…。(笑)

プレイヤー2(以下 大泉):経験は…実家の庭先で槍のような突起物を振り回す荒御霊に襲われ、蔵に逃げ込んだら…そこに一振りの刀が置いてあった。そこでそれを抜いてみたら…英霊が出てきた。

英霊・甲斐姫(GM):「問おう…汝が私の新たな主人か」(笑)

大泉:「…あぁ」ってことで覚醒し、敵を撃退したところからです。(笑)俺の外的特徴は眼光が鋭く、体格が大きく筋肉質。

天渡:筋骨隆々?

大泉:いや、見た目は分からんけど「脱いだら凄いんです」タイプ。(笑)異形化時の特徴で甲斐姫が稲妻をまとって時折放電する…まぁ感情高ぶったりしたらってことです。

GM:はい、分かりました。

大泉:だから、俺の使う刀も甲斐姫が生前愛用してた『浪切』って刀だから。

GM:は、はい。細かいな。(汗)

天渡:僕はそこまでは作りこんでないなぁ。(笑)

大泉:すげぇ調べた。(笑)あ、あと一つ。普段は街の一角で、『アーネンエルベ』っていう喫茶店をやってて、客が滅多にこないから煙草ふかして一日過ごしてる。

GM:OK〜。

天渡:あ、じゃあ僕も一つ。八武衆は全員<アメノトリフネ>で、鳳の性で名前に“天”の字が入るってことにした。

GM:おぉ、はいはい。




1:日常の一コマと事件の香り


GM:じゃ、学生の方から始めましょうか。

天渡:は〜い。

GM:朝の風景から。今は何歳やった?

天渡:16歳、高2かな。

大泉:…12も歳離れてるのか…。

天渡:おじちゃん♪(笑)

GM:じゃあ情景描写から。それはいつもの学園風景だった…朝のHRが始まる少し前、君は教室に到着した。君がクラスメイトにいつも通りの挨拶を交わしながら席につくと、隣から挨拶の声が聞こえてくる。

天渡:名前が分からない…。

大泉:クラスメイトだろう。(笑)

GM:名前は一願 つむぎ(ひとなら つむぎ)、その子から話しかけてくるわ。

つむぎ(GM):「お早うございます、鳳さん」

天渡:「ん?あぁ、おはよ〜」

GM:そこには長い黒髪をリボンで束ねた少女がいた。見る者全てに安心感を与えるような微笑を浮かべる彼女の名前は一願つむぎ。ここ、伐上市にある風伐神社の一人娘で、神社の巫女を勤めているそうです。その端正な容姿と温厚な性格から、異性だけではなく、同姓からも人気が高い。

天渡:席はどこなんやろ?

GM:隣〜…はヤラしいな…。

天渡:ヤラしいんや。(笑)

大泉:前とかでいいやん、んで後ろでハァハァしてる。(笑)

天渡:しねぇよ!(笑)

GM:まぁ前でいいや。(笑)

つむぎ(GM):「うふふ…もしかして、まだ眠たいですか?」

天渡:「…非常に眠い気がする…夜更かししちゃって」

つむぎ(GM):「ふふ、夜更かしは体に悪いですよ?」

天渡:「ちょっと夜稽古で…」武術家だし。

つむぎ(GM):「あら、夜稽古ですか。…夜の稽古、ですか」(笑)

GM:何かヤラしいな。(笑)

天渡:ヤラしくないわ!(笑)

つむぎ(GM):「鳳さんは確か、弓道をしてらっしゃるんですよね?」

天渡:「うん、部活には所属してないけどね」

つむぎ(GM):「そうですか。あ、ところで今日は、夕方から強い雨が降るそうですよ?傘はちゃんと持ってきましたか?」

GM:…差し出がましいなぁ、コイツ…。(笑)

大泉:とにかく絡ませたいんやろ。(笑)

天渡:「今朝降ってなかったから、持ってきてないや〜」

GM:…え〜、君はつむぎに返事をしながら、今日の夕方から強い雨が降り、場合によっては雷を伴うといっていた朝のニュースを思い出した。……思い出すんかい!(笑)

天渡:傘持ってこいよ!(笑)

GM:傘なんていらねぇぜ…。(笑)

天渡:「雨に打たれるのって気持ちいいから〜」(笑)

GM:そうやってつむぎと談笑をしていると、彼女は何かに気づいた表情になる。

つむぎ(GM):「あら?鳳さん、制服のボタンが取れそうになっていますよ?」

天渡:「え?…あ、ほんとだー」

つむぎ(GM):「先生が来られるまでまだ少し時間がありますから、今のうちに直してあげますね」

天渡:じゃあ直してもらおう。「ありがとう、助かるよー」

大泉:で、脱ぎだす、と。(笑)

天渡:そら着たままやったらやりにくいやろう。(笑)

GM:そのままやって、針刺されんねん。(笑)

天渡:「うふふ」って言いながら刺してくるん?(汗)

大泉:むしろ体ごと縫い付ける。(笑)

天渡:こ、怖過ぎる…!(汗)

つむぎ(GM):「…はい、終わりましたよ」

天渡:「ありがとう、助かったよ〜」

つむぎ(GM):「このくらい、朝飯前です。またボタンが取れそうになったら、いつでも言ってくださいね」

天渡:そんなしょっちゅう取れてたまるかぁ!(笑)

GM:むしろそれ狙いでワザと取るんやろ。(笑)

大泉:前のシャツをブワァ!!て開いてボタン全部飛ばすねん。(笑)

GM:あ、それを聞いてた周りの奴らが自分のボタンを千切り出すかもしれん。(笑)

生徒A(GM):「ちょ、ボタン取れてたら一願が縫ってくれるってさ!」(笑)

生徒B(大泉):「よっしゃ!ふん!…俺5個逝った〜」(笑)

天渡:5個?!嫌すぎる…。(笑)日常はこんなもん?

GM:もうちょっと。時間が過ぎて、学校が終わりました。

天渡:雨は降ってるの?

GM:え〜っとね、夕方から振り出した雨は今や、嵐といってもいい程になっています。

天渡:か、帰れへん…。(汗)

GM:君は強い風の音と、時折聞こえる雷の音にわずらわしさを感じながらも…眠りにつく?

天渡:寝るんかい!?早よ帰れ!授業中に寝て、そのままやったか?!(笑)

担任(大泉):「おぅ、鳳。早く家に帰れ〜」(笑)

天渡:誰か起こしてくれよ〜…数学の授業が眠かってん…帰る。

GM:じゃあ雨の中走って帰りました。(笑)

天渡:…半径10km以内ならワープできるけど…まぁいいや、濡れるのもいいとか言っちゃったし、たまには雨に濡れるのも気持ちいい…。

GM:じゃあ帰ってお風呂に入りました、と。 

天渡:自分で沸かさんと…それともお手伝いさん、いるんかな?

GM:あぁ、いてもいいな。御婆ちゃんやけど。

婆や(GM):「坊ちゃま、お帰りなさいませ。あぁ、何て濡れてらっしゃるんです…すぐお風呂をご用意致しますわ」

天渡:「あぁ、頼むよ〜」って言って服脱いどこ。家では和服です。

GM:じゃあお風呂入れてもらえたわ…途中で御婆ちゃん、入ってくるかもしれん。(笑)

婆や(大泉):「お背中、御流し致しますぞ。…坊ちゃまもこんなに逞しくなられて…」(笑)

天渡:「い、いや、遠慮する…それより晩御飯の準備を…」

婆や(大泉):「私もあと50若ければ、放っておかないものを…」(笑)

天渡:どんな婆ちゃんや?!(笑)SPとかもいそうやな、これ…。

大泉:隣の部屋とかで待機してんねんな。(笑)

天渡:御庭番や。(笑)

GM:じゃあ次の日。朝御飯を家出で食べているとこ。

天渡:やっぱ朝は和食だね♪

GM:和食やな。じゃあ…納豆と納豆と納豆と納豆と…。

天渡:納豆ばっかか!どんだけネバネバやねん!(爆笑)御飯と御味噌汁と魚やろ〜。

大泉:それと納豆。(笑)

GM:うん、絶対納豆は出てくんねん。(笑)

天渡:御婆ちゃんの趣味?(笑)

婆や(大泉):「納豆は体にいいんですぞ〜?今婆やが練ってさしあげます」(笑)

天渡:「自分で練るわぁぁー!!」…しまった…単なる変な御婆ちゃんやった…。(笑)

GM:まぁそうしてると、ニュースがついてる。TVの中のニュースキャスターは淡々とこう告げました。

NK(GM):『伐上市で起こる、連続猟奇殺人事件。嵐の中の惨劇!』

GM:告げるっていうか、題名やな。

NK(GM):『風伐神社に落雷!本殿炎上!』

GM:っていうのが流されてる。

天渡:知ってていいんかな?一願と神社の関係。

GM:うん、知ってていいよ。クラスメイトやし。

天渡:そか、じゃあ…今日は平日?休日?

GM:平日やな。

天渡:平日なら、落雷って聞いて学校行く前に神社に寄るわ。「大丈夫かな…」

GM:神社に行きました。じゃあ…誰もおらんな。しかも学校に遅れる。

天渡:そんなん、別にいいよ。

担任(大泉):「おらぁ!鳳ぃ!!何遅れとんじゃあ!!」

天渡:「寝坊しました」(ケロリ)

担任(大泉):「バケツに水入れて持って、廊下に立っとれぇ!」

GM:古いなぁ〜。(笑)

天渡:モンスター・ペアレンツに怒られんで。(笑)

大泉:本物のモンスター(“荒御霊”)やん。(笑)

天渡:そうやで、下手したら命取られんで。(笑)

婆や(GM):(納豆を練りながら)「ウチの坊ちゃまを廊下に立たせるとは…!」

天渡:婆や来たぁー!ていうか、納豆練るなぁー!(笑)

大泉:納豆婆と名づけよう。(笑)

天渡:妖怪やん。(笑)

GM:まぁそんなこともありながら…今日、その日一日は一願は学校に現れませんでした。じゃあここで一回シーン切れ、次は退魔師協会のお話らしい。




2:喫茶店マスターと退魔師協会


大泉:お、こっちか。それは俺が呼び出されるのか、店にいたら電話がかかってくるのか?

GM:ん〜…呼び出されるらしい。

大泉:「ちっ、仕方ねぇ…」ってブツブツ言いながら、銜え煙草でskyline飛ばして行くわ。

GM:ん、車で向かいました。退魔師協会・伐上市支部に呼び出されました。伐上市支部長の鏡部 運命(かがみべ さだめ)の自宅で、大きな日本家屋だ。ここにやな、女の子がいて、その子が支部長やねん。

大泉:なるほど…(ルールブックを見て)…17歳、女子高生か。

GM:そうやな、女子高生の上司や。(笑)君が案内される部屋は畳が敷き詰められた大部屋で、上座は君より一段床が上がっている。

天渡:そら、低かったらビックリするわ。(笑)

大泉:ドカッと胡坐かいて、体勢崩しとくわ。

天渡:怒られんで…。

大泉:だぁいじょうぶだって。

GM:しばらくして、制服に身を包んだ運命が現れ、君がいることを確認すると真剣な顔で口を開く。

運命(GM):「お忙しい中、呼び出して申し訳ありません」

大泉:「いやぁ、店自体は暇そのものさ」

天渡:客の来ない喫茶店。(笑)

運命(GM):「そうですか…では昨夜、ここ伐上市で殺人事件が発生したのを御存知でしょか?」

大泉:「あぁ、そういや今朝の朝刊に書いてあったなぁ」

運命(GM):「そうですね…今朝の新聞にも出ていましたね…」

GM:新聞には『鋭利な刃物で殺害された死体が、旧市街の方で発見された』って書かれてた。

大泉:(日本刀を抱えて)「お、俺じゃないぞ?!それでも俺はやってない!」(笑)

運命(GM):「えぇ、それは勿論分かっています。(笑)話は御存知なんですね?」

大泉:「あぁ、新聞とニュース程度なら」

運命(GM):「被害にあったのは、会社帰りのサラリーマンの男性です。事件の発生時間帯は深夜から朝方にかけてです。被害者は鋭利な刃物で上半身を裂かれ、死亡していました」

天渡:どういう斬り方かなぁ?

GM:ん〜…まぁ袈裟斬りやな。

大泉:(地図を見ながら)旧市街、ねぇ…?

天渡:そういや、僕の学校はどこ?

GM:地図には…2箇所あるんか。じゃあ私立八雲塚学園にしとき。

天渡:は〜い。

GM:まぁ、旧市街でした、と。

運命(GM):「その男性が襲われた時間帯は暴風雨でした。ちなみにこちらで独自に調査をしたところ、襲われた男性はただ残業が長引いただけで襲われるような理由が無いそうです」

大泉:……残業をしたことが理由じゃない?

天渡:「残業代、払いたくねぇ〜…スパッ」…会社側の陰謀や。(笑)

大泉:さぁって、上司連中から当たるかぁ。(笑)「犯人は、この会社の中にいる!」

天渡:またアッバウトやなぁ。(笑)

運命(GM):「そこで大泉さん」

大泉:「おぅ」

運命(GM):「貴方をお呼びした理由はここからです。男性の死体は、体内の血液が全て抜かれており、ほぼミイラのような姿になっていたのです」

大泉:ヴァンパイア…いや、キョンシーか…?

GM:シルヴィアや。(笑)

天渡:お前かぁー!(笑)

大泉:いや待て!シルヴィアは男の血は吸わねぇ!(笑)

運命(GM):「つまり、この事件は………怪異事件だと思われます!!」

大泉:いやどう考えても“鬼御霊”事件やろ!(笑)

GM:でも周りにいた奴らが、

周囲(GM):「な、何だってぇぇぇー?!!!」

GM:ってなってる。(笑)

大泉:そこまで驚くことかよ!(笑)

天渡:見たら分かるやろ。(笑)

大泉:「まぁ俺が呼ばれた時点でそこは分かってた」

GM:うん、<荒御霊>が起こす事件のことを総称で怪異事件って呼んでるってことみたいやな。そして血の無い死体が表す意味は、吸血の魔性を持つ彼らが“おぞましい食事”を行った残り香…すなわち、悪徳の残滓である…。

大泉:何で途中から百物語調?(笑)

GM:そこで運命は掛け軸を取り出し、広げて見せる。

天渡:掛け軸…。

GM:そこには、風を纏う3体の獣が邪悪な笑みを浮かべて人を切り刻んでいる絵が墨で描かれていた。

大泉:「3体の獣…切り刻む……これって、鎌鼬じゃねぇか」

運命(GM):「あぁ、御存知でしたか。そう、妖怪の名前は鎌鼬…風を操り、人を切り裂く妖怪で、平安のおり、この伐上市を恐怖に陥れた恐るべき悪神です!」

大泉:「鎌鼬…奴らは確か、三位一体じゃなかったか?」

運命(GM):「その通りです!奴らは三位一体で行動します。風伐神社に封印されていたのは最も狡猾で気性が荒いとされる…」

大泉:「次男?」

運命(GM):「その通りです。その名を…“鎌風”といいます。もし昨日の落雷でその封印が解かれたのだとするのなら…今、伐上市は危険な状態です。このままでは、魑魅魍魎の闊歩していた平安時代のようになってしまうかもしれません!」

GM:…って大袈裟やろ、それは!(笑)

天渡:それは言い過ぎやろ〜!(笑)

大泉:ちょっと、誰か陰陽師呼んできて〜。(笑)

GM:“鎌風”は鎌鼬3兄弟の中でも最も残忍で狡猾な性格だったと言われています。

大泉:まぁ斬る役目やからな、次男は。

GM:もしコイツが街に解き放たれたとするのならば、彼女の言う通り、街は危険な状態になるだろう。

大泉:「……それは、3兄弟別々に封印されていて、次男だけ封印が解けたのか?」

運命(GM):「…そうみたいですね」

GM:つーか、ここまで全部当たってる。すげぇな。(笑)

大泉:まぁよく知ってる妖怪やからな。(笑)じゃあ3番目味方に引き入れたら回復役になるんじゃね?

GM:ん〜…まぁ、伝承通りなら、そうかもしれんけど…確証はないな。

天渡:そうそう甘くはない、むしろ傷口に塩すり込んでいくかもしれん。(笑)

大泉:痛い、痛い。(笑)まぁ何や、要は鎌鼬について調べてこいって?

運命(GM):「そうです。大泉さん、貴方にはこの事件の犯人を探し出し、倒して頂きたいのです」

大泉:「……ま、期待はせんでもらおうか…」

運命(GM):「期待…させてください。(笑)いつも頑張ってくれてたじゃないですか〜」

大泉:そうやったんや。(笑)やる気無い系のつもりやってんけどな…。

GM:きっとそれでも、何か成果を出してたんやろ。

大泉:そういうことか。

天渡:それでお礼貰わんと!喫茶店やっていかれへん!(笑)

GM:そうやん、誰も来ぉへんねんから。(笑)

大泉:いや、政治家の親父にその時は送金させるから。(笑)

運命(GM):「我々<覚醒者>の総合組織、調停者会議からすでに辞令が下っています」

大泉:「早!ていうか、事後承諾かよ!」(汗)

運命(GM):「他の組織からも<覚醒者>が集まっているはずなので、至急ホテル・ニュー伐上の30階にある会議室に向かってください」

大泉:…それ、俺が出なくちゃダメなのか?(笑)

GM:…確かに、運命が出ればいいよなぁ。(笑)まぁ、何か他にもこの人は用事あるんやろ。

大泉:「はぁ…じゃ、ご命令とあらば、行きますかねぇ」

運命(GM):「えぇ…お願いしますね?」

大泉:「ま、任せときな。嬢ちゃんの負担、少しでも軽くしてやるよ」

GM:格好いいやんけ!ていうか、やる気あるし!(笑)

大泉:仕事は真面目にこなします。(笑)何やっけ?ホテル・ニューカレドニア?天国に一番近い?(笑)

GM:カレドニアじゃない!ニュー伐上や!(笑)じゃあ続けて大泉のシーンでいこか、会議室や。

大泉:何を勘違いしている!俺のターンだ!

天渡:何てこったい。(笑)

GM:ホテル・ニュー伐上の30階、6号会議室な。

大泉:はいはい。「ここは、喫煙はOKか?」

事務員(GM):「はい、OKですよ」

大泉:じゃあ席について煙草ふかしておこう。

GM:………あ、ゴメン、嘘。

大泉:え?禁煙?

GM:いや、そっちじゃない。場面登場が嘘。(笑)

大泉:あれぇ?!俺が勘違いしてた?!(笑)

天渡:何を勘違いしている!(笑)

GM:次は意外にも学生のシーンでした。(笑)




3:調停者会議と邂逅


GM:とりあえず学校が終わって、どうするかやな。

天渡:「つむぎが学校に来ていない…もう一度見に行こう」

GM:偉いな。じゃあ風伐神社に行きました。昨日の落雷で焼け落ちた本殿は、木の焼け焦げた匂いが今でも残っています。プスプス…。

大泉:ガラガラガラガラッ!

天渡:崩れた?!(汗)

GM:風伐神社は人気もなく、ただ寂しさだけが場を支配していました。君が不安にも似た感情を抱きながらも…まぁ不安になっといて。

天渡:オロオロ…オロオロ…。

GM:で、風伐神社を後にしようとしました。その時!突然、携帯電話が鳴り響いた!

天渡:「うぉ!…何や、携帯かよ」

GM:リンリンリリン、リンリンリリン♪

天渡:また微妙なメロディやなぁ!(笑)ここはウチの携帯みたいに、暴れん坊将軍の音楽鳴らさんと。(笑)で、出るわ。ピッ。

GM:出た。すると、

電話(GM):『鳳さん!突然の御電話、申し訳ありません!』

天渡:「あぁ、大泉さんじゃありませんか」

大泉:え、俺?!

GM:違う、運命さんや。(笑)

天渡:あ、そうそう。素で間違えた。(笑)「あぁ、運命さんじゃありませんか」

GM:運命さんと知り合い…?あ、そらそっか。

天渡:うん、僕のが偉いさんやもん。

運命(GM):『怪異事件が発生しました。いつもの場所で仲間と落ち合い、詳しい事情を聞いてください!』

GM:いつもの場所って…まぁさっき言ってたホテル・ニューカレドニアな。

天渡:カレドニア?!そこまで行かなアカンの?!(笑)

GM:違う、ニュー伐上や。伝染ってもぉた。(笑)まぁそこまで行ってくださいってことや。

天渡:分かった…ここはざっと見て、つむぎはおらんねんな?

GM:そうやな、おらんかったわ。

天渡:分かった、じゃあ向かうわ。

GM:は〜い。じゃあここで二人は会いますね、ここで情報は共有になるから。

大泉:ようやく俺のターンか…。

GM:正確には2人のターンやけどな。(笑)ここで情報交換が行われるみたいやな。

天渡:御偉いさんから、何か聞き出さんとな…。

大泉:交換つっても、そんなに持ってないぞ?

GM:まぁさっきまで話してたものでいいよ。他には警察の人…公安零課の人。名前つけたろか…。

大泉:あ〜、じゃあたまにウチの喫茶店に飲みにくる人ってことにしよう。「よぅ、いつも悪いね」

GM:数少ない常連客や。(笑)名前は…じゃあ中川 大次郎(なかがわ だいじろう)ってことにしよか。

天渡:でも零課やったら下っ端やろ?

GM:いや、決してそんなことはない。まぁまずはこの人の話するね。伐上警察署の地下に警察組織「公安零課」の部署がある。で、呼び出しを受けたこの人が今回の事件の詳細を説明してくれるらしい。

中川(GM):「今回の事件だが…発見された遺体は左肩から、斜めに腹部まで鋭利な刃物で切り裂かれていた。だが、血液がほとんど残されていなくてな…ほとんどミイラ状態だった。住宅街にある事件現場は今も調査中だ。あと、落雷で炎上した風伐神社だが、その麓の…」

GM:あ、風伐神社は小高い山の上にあるんかな。まぁ、そういうことにしとこう。

中川(GM):「その麓に住んでいた老人が、風伐神社が炎上した時の第一発見者だ。その老人の名前は神崎 次郎(かんざき じろう)という。事件が発生した時期と行方不明になった時期が近いから、その神崎次郎とは、何か関係があるかもしれない」

天渡:あぁ、行方不明なんや。

GM:そうそう。

中川(GM):「重要参考人なんだがな…。犯人は、人間じゃない」

天渡&大泉:分かっとるわ!(笑)

GM:まぁ、この人が持ってる情報はこんなもんや。

大泉:ふぅん…神崎次郎、ね…。(メモメモ)

GM:で、もう一人おるな。坊主で、光連宗っていう寺の組織の…まぁ退魔師系やな。この坊主の名前は何にしよかな………じゃあ…如連(にょれん)にしよか。(笑)

天渡:いいけど…字を逆にしただけで何か間抜けやな。(笑)

大泉:確かに。(笑)

如連(GM):「その神崎老人は、ウチの寺の檀家さんだった。その神崎夫人が相談事を持ちかけてきた。何でも、悪霊に取り憑かれた奴に、旦那が連れ去られたらしい」

大泉:「ん?旦那は連れ去られたのか?」

如連(GM):「そうだ。神崎次郎は、連れ去られた」

天渡:「その連れ去った奴の人相、風体は?」

如連(GM):「詳しい情報は、夫人本人から聞いた方がいいだろう」

天渡:「まぁ…それもそうか」

GM:この如連も詳しいことを聞きに行く前にここに来たらしい。だから如連も詳しい話は聞いてないらしい。まぁ要するに、神崎次郎は誰かに連れ去られたってことみたいやな。で、会議はこんなもんかな。

大泉:色々出てきたな…。

GM:あ、あと成功報酬は魔結晶100点らしい。(笑)

大泉:魔結晶が報酬なんや。(笑)

天渡:まぁ貰えるものは貰うけど。(笑)

大泉:あ、ついでに今のうちに今回の所持金決めとかんとな(コロコロ)2万円か…出目悪かったな…。

天渡:僕は(コロコロ)1万円や。

大泉:趣味人と1万しか差がないって…。

天渡:ボンボンやから、婆やがくれんねん。(笑)

婆や(GM):(納豆を練りながら)「坊ちゃ〜ん、お小遣いですよ〜」(笑)

天渡:納豆はいいから!何かお札もネバネバしてそうやし!(笑)




4:神崎夫人と一願つむぎ


GM:じゃあこっからはそれぞれ、好きに行動してくれていいですよ。

大泉:じゃ、俺は神崎邸まで車を走らせるかな。

天渡:…って、このままやと、出会ったはいいけど繋がりがないよな。(笑)

GM:確かに、顔見知りになった程度やな。(笑)

大泉:「お?こんな所に学生がいるぞ?」

天渡:「学生やけど、偉いんやぞ〜?」

GM:どうしよ、今はまだバラでいく?

天渡&大泉:バラでいいよ。

天渡:僕はつむぎを捜しに行くし。

GM:OK、じゃあ大泉からいこか。


<ターン:大泉>

大泉:ん、その神崎邸の住所を聞いて、黒いモンスターを駆って行くわ。

GM:はいはい、ニューskyline。(笑)

大泉:ブロロロロロッ…!キキィー!ドカーン!

天渡:ぶつかったぁー!(笑)

GM:夫人、撥ねた?!(笑)

大泉:え〜っと、車は5Dやっけ?(笑)

GM:夫人轢いたら情報無くなりますよ。(笑)

天渡:終了〜、いきなり迷宮入り。(笑)

大泉:まぁ、ちゃんと玄関脇に停めるさ。(笑)

GM:はい、じゃあ無事に神崎邸に着きました。

大泉:ピンポーン♪

GM:ピンポンした…じゃあ少しやつれたお婆さんが出てくるわ。場所は風伐神社の麓、家は2階建ての日本家屋です。築年数は大分経ってるように見えます。

神崎夫人(GM):「あらぁ、何ですかぁ?」

大泉:「あ〜…退魔師協会の者なんだが…アンタの旦那が連れ去られたそうだな」

神崎夫人(GM):「っ!!あ〜らもぉ〜…とにかくお上がりください〜」

大泉:「あぁ、邪魔するぜ」

GM:じゃあお茶やお茶菓子を振舞ってくれるわ。

大泉:バクバク食っとくわ。

天渡:悪魔憑きだもんねぇ。(笑)

GM:夫人は沈痛な面持ちで話し出す。

神崎夫人(GM):「私達は真宗寺に…」

GM:あ、真宗寺ってのは如連さんの寺の名前な。

神崎夫人(GM):「真宗寺にお布施をしております。そのため、今回のことを光連宗の方々に御相談させていただいたのです…。主人は、風伐神社に毎日のように参拝に行っていました。それというのも、神主様と気の合う友人で、その娘つむぎちゃんを実の孫のように可愛がっているからです。…ですから昨日、雷が落ちて主人と私は風伐神社に向かいました。神主様とつむぎちゃんが心配だったからです…」

大泉:(メモを取りながら)「……続けてくれ」

神崎夫人(GM):「神社に行きますと…そこには傷つき血を流すつむぎちゃんと、邪悪な目で主人と私を見る神主様がいました…」

大泉:「…神主が?ほぅ…」

神崎夫人(GM):「何が起こったのかは分かりません。神主様の周りを黒い刃が舞い、それが私達に向かって飛んできたのです!」

大泉:「あんた…よく無事だったな…」

神崎夫人(GM):「それというのも、つむぎちゃんが身を挺して守ってくれたからです…」

大泉:(天渡に)残念やったな、死んだわあの子。(笑)

天渡:いやいやいやいや。(笑)

神崎夫人(GM):「体を切り裂かれたつむぎちゃんは気を失い、神主様は主人を連れ去ってどこかへと行ってしまいました…ウチで飼っていた犬達が主人を追いかけたのですけど…まだ戻ってきていません…」

大泉:犬に追いかけさせたんかい!(笑)

GM:それはもう…。

神崎夫人(GM):(指で指し示し)「行け!ジョン!」

天渡:ポケモ●・マスターみたいや!(笑)

大泉:無駄に格好いいな。(笑)

神崎夫人(GM):「その後、私は救急車を呼び、つむぎちゃんを病院に連れて行きまして…警察を尋ねました。…唯一の救いは、つむぎちゃんの怪我が見た目ほどひどくはなかったことです…。彼女は先ほど、お礼を言いに来てくれました。今頃は神社に戻っているころですかねぇ…」

GM:ってことらしいです。

大泉:「はぁ…なるほどな…ん、参考になった」

神崎夫人(GM):「おぉ、そうですかぁ〜…」

大泉:(立ち上がって)「……アンタの主人…なるべく帰れるようにするよ…」

神崎夫人(GM):「…し、主人のこと…お願いしますぅぅ〜!!」(号泣)

大泉:「あぁ…あと、オマケで犬達もな」

GM:犬達…今頃どうなってるやら…。(苦笑)じゃあここで一回大泉のシーンは終わるわ。

大泉:あ、出る前にあと1シーンだけやっていい?

GM:何かある?どうぞ。

大泉:じゃあ門を潜って車に乗ってから、煙草に火を点けて…「どう思う、カイ…?」って呟く。

GM:フレアあげよか。(笑)

天渡:残念ながらゲームが違う!(笑)

大泉:まぁ一見独り言を言ってるようで、実は英霊の甲斐姫と話しながら車を神社に向けよか。

GM:OK〜…呼び方はカイでいいの?

大泉:うん、姫は総称であって名前じゃないからな。

GM:それもそうか…じゃあ次は天渡の番ね。


<ターン:天渡>

天渡:神社に行ってつむぎを捜す。

GM:はいはい、神社ね。では…君は100段ほどの石段を登って神社に行きます。(笑)

天渡:100段…飛んだらいいねん!…10秒やけど。

大泉:途中で止まって結局足で登ることになりそうや。(笑)

天渡:無駄やな、頑張って歩くわ。

GM:頑張ってください。では登りきって古ぼけた鳥居をくぐった先は、落雷で焼け落ちた本殿があり、不気味な雰囲気を放っている。ただ神主達が住んでいる離れは焼けた様子はないねんて。

天渡:まぁここまでは今朝来た時に見てたかな。

GM:そうやな。その時!焼け落ちたであろう本殿から、少女の悲鳴が聞こえてくるぅっ!

少女(GM):「っきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

謎の声(大泉):「Guruooooooooo!!!!」

天渡:さぁ、慌てて駆けつけよか。ちなみにその声っていうのは…。

GM:そらもぉ、聞き覚えのある声ですね。

天渡:「あれは…つむぎの声!!」

GM:その場へ急いで駆けつけると、そこには異形の怪物たちがつむぎを取り囲んでいる!

天渡:犬や。

大泉:じ、ジョぉーン!!(笑)

GM:そう、ジョンです!(笑)ここで戦闘にならざるをえないかな?まぁつむぎを助けるのならば、やけど。(笑)

天渡:見捨てたらアカンやろ〜。(笑)

GM:目の前にはLipsが!『助ける!』『逃げる!』テッテッテッテッテッ…プシュー♪(笑)

天渡:下選んだらBadEndや。(笑)

大泉:(プロローグ口調)『君は何事もなかったかのように日常に戻ることができた…。しかし、隣の席のクラスメイトは…もう、いない…』

全員:(爆笑)

天渡:エンディングNo.13くらいやぁー!しかも間違いなくBadEnd!(笑)勿論、助けるよ!

GM:OK、じゃあ戦闘しよか!犬が…一人か…じゃあ3体にしよか。バトルしよぉぜ!

大泉:いざ、デュエル!(笑)

天渡:あ〜、でもまだ<鬼御霊>解放してないからなぁ…しかし3体か。

GM:どぉも犬、3匹飼ってたらしい。(笑)

天渡:多いな…まぁいいや、つむぎは?それが重要。

GM:ん〜、じゃあこんな配置で。




┌─―──―─北――┐――──┐
│         |    |
│      犬  |    |
│         |    │
|     犬  つ| 建物 |
|         |    |
|       犬 |    |
│         |    |
│         |    |
│         └─―─―┘
|              |
|      鳳       |
|     ===      |
└─―─―――南―――――─―┘
               


 風伐神社  

=:鳥居

鳳:天渡

つ:つむぎ

犬:<荒御霊>

建物:本殿



天渡:か、囲まれてる…。(汗)

GM:じゃ、どうします?

天渡:う〜ん、変身していいもんかどうか…。

大泉:一応世界観的には<鬼御霊>であることは隠すのが常識やけどな。

天渡:まぁなぁ…ただ僕は家系的にその辺の意識は薄いかも、家系全員<鬼御霊>で、むしろ憑いてないと蔑まれる対象やったから…。

GM:つむぎを気絶させたらいいんちゃう?こう、「ごめん!」ドゴッ!て鳩尾殴って。(笑)

天渡:ダークヒーローになってまう。(笑)

GM:じゃ、始めよか。今、大泉さんが何となく車で向かってるから、何ターンかしたら割り込んでくれるかもしれんし。

大泉:そうやな、ヤバくなったら割り込むわ。

天渡:とりあえずはつむぎの所まで辿り着けたらいいねん!

GM:まぁそういうこっちゃな。じゃ、いくで!


≪戦闘:槐×3≫


<1ターン目>

天渡:え、変身はやっぱ禁止?

GM:ん〜、羽生えるしなぁ…しかも巨大な。

天渡:羽っていっても霊力の羽やで?…まぁつむぎには見えても不思議じゃないけど。

GM:……じゃあ戦ってみて、勝てそうになければ変身してもいいよ。

天渡:いや、むしろ変身せずに勝てるわけがない!(笑)

大泉:大丈夫、エナジーが0になっても<暴走>がある!(笑)

GM:それもそうやん!一回くらい大丈夫やって。(笑)

天渡:大丈夫じゃないって!(笑)でもまだ変身はしやんとく、最終的にはつむぎと逃げれればいいし。

GM:それもそうやな。

天渡:問題はイニシアティブやな…最初の1ターン目で寄ってたかってボコられて終わるのが怖いけど。(笑)

GM:よし、そっちの行動値は?

天渡:7、変身前やし。

GM:あ〜…11。(笑)

天渡:変身してたら余裕やねんけどなぁ…。


<槐×3(11)⇒天渡(7)>

GM:…これって、犬が3体共つむぎ殴ったら…。

天渡:詰み、終了や。(汗)

GM:さ、さすがにそれはナシにしよう。そっちに気が逸れたことに……あ、いや、最初のターンだけ、そっちから行動してくれていいわ。

天渡:お、じゃあターン開始時に《光羽招来》しとくわ。妖気を羽へと変化させて空を自由に飛びまわれるようになる!時速120kmになる…1ラウンドやけど。

GM:OK、それで?

天渡:瞬時につむぎの前に移動する!

GM:はいはい、最終的につむぎを連れてここから離れれば戦闘は終了にするから。

天渡:分かった、まぁ今は立ちはだかるようにしてる。

大泉:…羽、デカくて邪魔やねん…つむぎちゃん、前が何も見えへんようになってもたで。(笑)

天渡:あ〜っと…これで次の敵の行動にいくと…。

GM:どうやって3体の攻撃を耐えるか、やな。(笑)

天渡:やっぱ変身しか無理やな!やっぱ変身して、一体に攻撃する!数減らさんとな…(コロコロ)射撃で達成値23!

GM:それは当たり。

天渡:ダメージは…15点の射撃ダメージ!

GM:ん〜、まぁまぁ、かな?…じゃあ死にはせんけど、演出上後ろに吹き飛ばされたことにしよか。「ギャイン!」

大泉:じ、ショーン!!(笑)

天渡:あと2匹は名前何なんやろ。(笑)

GM:ジョンとトラとボルタ。(笑)じゃ、あと2体の攻撃がきますね。

天渡:頑張って耐えよう、まだ飛んでるから回避+5やし。

GM:じゃあ攻撃だ!肉弾で2回、どっちも達成値は19。

天渡:19とか厳しい!(コロコロ)あ、でも2回目とも回避した!飛んでたおかげで…。

GM:…飛んでたら、つむぎ守れへんのちゃう?

天渡:いやいや、抱えて浮いてんねん!

GM:あぁ、なるほど…じゃあ避けれました。

天渡:今の俺、輝いてる…!…妖気で、やけど。(笑)

つむぎ(GM):「貴方…鳳君、なの?」

天渡:「見たら分かるやん」

GM:いや、飛んでますやん!(汗)

天渡:そこまで派手には飛んでない、地上1cmのところをホバリングしてんねん。

GM:それ飛んだって言わへん!地に足がついてない状態や。(笑)

大泉:あぁ、ディレッタントだけに。(笑)

天渡:所詮、浮き寝草や。(笑)


≪戦闘終了≫

GM:じゃあこのまま逃げるなり、戦うなり、ご自由に。

天渡:脱出するわ、何かルールある?

GM:ん〜、いや、いいわ。本当なら戦闘中になるけど、それも解除で考えていい。

天渡:分かった、じゃあつむぎに「目を瞑っていろ!」って言ってから飛ぶわ。

GM:どこに?

天渡:《鳥船》使って、自分の家までワープする。10km以内には家あるやろ〜。

GM:い、いきなり家に連れ込むんや…。

大泉:最近の若い子は大胆や…。

天渡:いや、ぱっと安全な場所で思いつくのが自分の家ってだけやから!(汗)

大泉:あ、そこで第一段階じゃね?

天渡:おぉ、そうやった。(コロコロ)衝動表は3。

大泉:『落涙:過去の悲しい思い出が去来し、涙が溢れる』…急に泣きながら帰ってきたぁー!(笑)

天渡:しかも女の子連れて。(笑)

GM:どんな状況やねん。(笑)

婆や(大泉):「こぉの目狐めがぁ!ウチの坊ちゃまに何をしたぁー!」(笑)

天渡:「いや、何もしてへんから!」(笑)

つむぎ(GM):「わ、私、何もしてません!わ、私…!」

婆や(大泉):「えぇい、問答無用!くらえぇーー!」納豆を顔にベシャッ!(笑)

つむぎ(GM):「く、臭いー!ネバネバするぅー!」(涙)

天渡:…きっと、そんな婆やが昔からそうやったのを思い出して泣いててんな、僕…。(涙)ていうか、客にそんなことする婆や、クビにするで?

大泉:それができへんねん。(笑)

GM:まぁ、天渡は自分の家までつむぎを連れて来ました、と。

天渡:ここが思いついた安全な場所だったから…。

大泉:………俺、神社に向かう、って言ったよなぁ……犬3匹おるやん…。(汗)

GM:うん、何も知らずに。(笑)

大泉:うん、知らんよなぁ……銜え煙草で神社行ってまうわ。

槐×3(GM):バゥバゥバゥバゥ!!!(飛び掛ってくる)

大泉:「どわぁー!何じゃこりゃ?!これがジョンか?!」(笑)

GM:どうする?別に無理に戦わんでもいいけど?

大泉:ん〜、このキャラの戦闘力知りたいから試しに戦ってみる。

天渡:一体は吹っ飛ばしたで。

GM:まだ生きてるけどな。

大泉:ま、それに戦闘狂な性格ってことにしてるしな、嬉々として妖刀・浪切抜き放つ!「活きのいい獲物がいるじゃねぇか…行くぞ、カイ!!」

GM:で、戦う、と…その前にシーンはもう少し天渡の家の方で。

天渡&大泉:は〜い。

GM:家に連れて帰ってきて…つむぎと話すシーンやな。

つむぎ(GM):「あぁ…鳳さん、助けてくださってありがとうございます!」

天渡:「一体、どうしたんだ?」

つむぎ(GM):「実は…私が焼け落ちた本殿を眺めていたら…あの犬達、神崎のおじさまが飼っていた犬達がいきなり襲い掛かってきたんです!」

天渡:3匹に「行け!」ってやった御婆ちゃん、すげぇ。アニマル・テイマー恐るべし…。(汗)

つむぎ(GM):「貴方も…私と同じ力を持っているんですか?」

GM:あぁ、バレても大丈夫やったな。

天渡:うん、確かこの子の神社って退魔師協会と関係してたやろ?

つむぎ(GM):「実は私の家も古くから退魔を生業とした家系なんです。そして…ごめんなさい!実は昨日、病院に運ばれてから記憶が曖昧なんです……」

GM:ここから落ち着かせて話すには、「礼儀」か「統率」の判定をしてください。

天渡:じゃあ「礼儀」で(コロコロ)低、10。

GM:10?!

つむぎ(GM):「ごめんなさい…運ばれてから記憶が…!」(笑)

天渡:じゃあ<衝動>使うさー…(コロコロ)低いなぁ…13。

つむぎ(GM):「す、少しだけ思い出しました…もう少しあれば、何かを思い出せるような…」(笑)

天渡:今日はダイス目悪いなぁ…ここで<衝動>使ったら第二段階いってまうねんけど…いいや、使ったろ!(コロコロ)達成値18!

つむぎ(GM):「…あ、あと少し!あと少しで何かが思い出せそうな!!」(笑)

大泉:20以上必要やったか!(笑)

天渡:その前に第二段階の衝動表を(コロコロ)5。

大泉:『拡散:突如として全身から妖力が噴出、目の前の対象を吹き飛ばす』

全員:(大爆笑)

大泉:「これで思い出したやろ!!」っていうショック療法か!(爆笑)

GM:最悪やな、この男!そ、それだけはしたらアカンでぇ〜!(爆笑)

つむぎ(大泉):「ぐっはぁぁぁー!!…な、何をするんですかぁ!!」(笑)

天渡:し、しかし出てしまったものは仕方ない…あ、いや!ここは隣にいた婆やに吹っ飛んでもらう!(爆笑)

婆や(GM):「うぐぉぉぉぉー!!」

GM:納豆が辺りに飛び散った!(笑)

天渡:すまない、婆や…。(汗)

大泉:老人虐待やで、これ。(笑)

天渡:ほんまや…達成値は18で止めとく、ここで第三段階になるのは痛い。

GM:ん、まぁ18でも出る情報はあるしな。じゃあまず思い出したことが、

つむぎ(GM):「本殿には邪悪な鎌鼬が封印されていると、父から聞いたことがあります。その鎌鼬を封印したのが、平安時代に陰陽師として名を馳せていた一願一族、つまり私の御先祖様だったそうです。御先祖様は倒しても倒しても復活する鎌鼬を封印するため、この風伐神社を建てたと聞いています」

GM:ここまでで一つ。で、昨日のことも少し思い出した。

つむぎ(GM):「昨日、雷が風伐神社の本殿に落ちました。本殿は…見て頂いた通りです。その時父と私は離れにいたのですが…今思えば、父は何かを感じていたのかもしれません。危険だといって、私を離れに残して本殿に向かって行きました。私はしばらく父の帰りを待っていたのですが、あまりに遅く、心配になって様子を見に行ったのです。……そして…えっと〜…あ〜…あ〜…あと、2あれば…!」(笑)

天渡:20は厳しいって!(笑)

GM:まぁ、そうかな。(笑)ま、まとめを言えば、

つむぎ(GM):「落雷で鎌鼬の封印が破れ、父親は鎌鼬に憑依されてしまったと思います…」

GM:ってことやな。

つむぎ(GM):「鳳さん…どうか、お力を貸して頂けないでしょうか!?私一人では、父を助けることはできません!父は優しい人で…私の家族は父しかいないんです!!」

天渡:「そうなんや…ん、まぁその辺はOKやで」

GM:つむぎは涙を流した両目を両手で覆い、小さな体を震わせている。

大泉:…その隣では、婆やが痙攣で体を震わせて倒れている。(笑)

天渡:それは確かに!でも放っとく。新しい家政婦さん募集しようかな…。(笑)

GM:まぁ願いを受け入れてくれたので、彼女は涙を流しながらお礼を言ってきます。

天渡:「ちなみに危ないから……」どうしたらいいかなぁ…。

大泉:「ここに住めばいいよ☆」

天渡:凪君?!(笑)まぁでも実際、ここに置いておくのが一番安全な気もする。まさか本宅に連れて行くわけにもいかんし…ここにも御庭番もいるし。

GM:じゃあそうしようか。

つむぎ(GM):「ありがとうございます…あ!書斎に父が残したノートがあるはずです。もしかして、鎌鼬について何か手がかりがあるかもしれません!」

天渡:おぉ、じゃあ勝手に漁る許可を得てから動こうかな。

GM:うん、自由に見てくれていいですよってことで。

天渡:「じゃ、危ないから屋敷の…脱出場所とかも教えておくよ。もしもの時のために」(笑)

GM:分かった、じゃあ仮に襲われても逃げれるようになったわ。(笑)

天渡:「ここの壁、押したら回転して隠し通路になってるから」(笑)

つむぎ(GM):「ど、どうしてこんなカラクリ屋敷みたいになってるんですか?!」(笑)

天渡:「ん、趣味」(笑)

GM:さすが趣味人。(笑)

大泉:廊下は全てウグイス張りやろ?

天渡:キュッ、キュッ♪

GM:歩くたびにうるさいな〜。(笑)

大泉:いや、家系の人間は皆ホバリングしてるから音が鳴らない。足音鳴ったら他人や。

GM:あ、それ賢いな。

天渡:じゃあそれで。(笑)

GM:OK、じゃあここで一回シーン切ります。さて、その頃!大泉は…犬に囲まれていた。(笑)


<ターン:大泉>

大泉:めっちゃ恍惚とした表情で浪切をスラリと抜き放つわ。(笑)「かかぁってきやがれぇ!いくぞ、カイ!」

GM:…甲斐姫は誰が演じるん?

大泉:…やっぱ、一人二役かなぁ…。

天渡:大変や。(笑)


≪戦闘:槐×3≫

大泉:じゃあ<衝動>1点使って“魂顕”の力解放する!行動値は11!

GM:11、一緒か。じゃあそっちからでいいわ。


<1ターン目>


<大泉(11)⇒槐×3(11)>

大泉:確か一体、風穴空いてたよなぁ?どいつ?

GM:じゃあABCがいて、Bが穴空いてる。

大泉:じゃあまずはBに斬りかかりにいく!(コロコロ)達成値は肉弾で16。

GM:16じゃぁ避けちまうでぇ〜?

大泉:<衝動>!(コロコロ)あんまり変わらない!17!

GM:ギリ当たり。(笑)

大泉:回避値16か!ダメージは…肉弾で26点!

GM:あ、じゃあBは倒れた。「ギャイン!ギャイン!」

大泉:「まず一匹!」

GM:ちなみに見た目は、頭部と四肢の末端が外骨格へと変異し、おぼろげな妖気を身に纏っている。頭部は単眼となっているらしい。

大泉:もう犬じゃねぇよ、そんなの。(笑)

GM:肉食を思わせる牙を揃えた巨大な口が現れ、四肢の末端は鋭い爪を有する篭手のような形状になっているらしい。ってことで、Aの攻撃…《殺戮武器》を使って、達成値19。

大泉:19は高いなぁ〜…(コロコロ)16…足りやんか、振り直す。これで第一段階や(コロコロ)衝動表は10。『喪失:次のターンの行動値が半減する』〜?!

天渡:あっちゃー!先手取られた!フルボッコ♪(笑)

大泉:それで避ける!(コロコロ)こ、効果的失敗…もっかい振り直す(コロコロ)今度は効果的成功、達成値は34。

GM:じゃあC…も同じく19なんですけどね。(笑)

大泉:これはマズイ!(汗)(コロコロ)しかも効果的失敗〜?!!<衝動>!これで第二段階!(コロコロ)お、『拡散』きた!『半径5m以内の対象全てのエナジーを1d点減少させる』!AとCに、これは防護無視や!(いっコロ)3点ずつダメージな。

GM:嬉しいような嬉しくないような。(笑)

大泉:まぁオマケや。(笑)で回避が(コロコロ)OK、20で避けた!

GM:はい、避けれました〜。


<2ターン目>


<槐×2(11)⇒大泉(6)>

大泉:で、行動値は半減やからそっちや。(汗)

GM:はい、また達成値19ですよ〜。(笑)

大泉:無理だ、この戦闘ー!(コロコロ)…15?!もうこれはくらう、<衝動>がヤバイ…。

GM:ダメージは肉弾で16点です。

大泉:ぐ、13点通った…。(汗)

GM:Cも達成値は19で殴る。

大泉:(コロコロ)…こ、効果的失敗……っていうか出すぎやろ?!!すでに3回目?!(汗)<衝動>!(コロコロ)15…もうダメージくらう…。

GM:ダメージは6点。

大泉:3点で済んだか…。(安堵)じゃあA殴るわ(コロコロ)達成値23!

GM:はい、当たり〜。

大泉:ダメージは肉弾で22点!

GM:22点かぁ〜…若干残ったなぁ〜。


<3ターン目>


<大泉(11)⇒槐×2(11)>

大泉:で、行動値が元に戻るから続けて俺だ。もう一回Aに斬りかかる(コロコロ)達成値は20!

GM:それは当たってる。

大泉:ダメージが…低ぅ!1、2、2て…肉弾で19点。

GM:OK、それでAも倒れた。

大泉:残り一体!

GM:で、こっち。達成値19で攻撃。

大泉:出る時は出る!(コロコロ)…出た!19で避けた!

天渡:おぉ〜、頑張った。(笑)

大泉:危ねぇ〜。(汗)


<4ターン目>

大泉:斬る!(コロコロ)達成値は18。

GM:当たってる!

大泉:ダメージは肉弾で24点!

GM:…あ、一撃でやられた!

大泉:っしゃぁ!


≪戦闘終了≫

天渡:で、<衝動>何点使った?(笑)

大泉:ん?7点。(笑)

天渡:アホかぁー!(笑)

大泉:まぁいいやん。(笑)じゃあ3匹から<魔種吸引>するか。

GM:あぁ、<魔種吸引>は…経験値は5点×3の15点。魔結晶は1d振ってみて、5と6はナシ。

大泉:(いっコロ)4。

GM:《刺突撃》射撃で移動しながら針飛ばす技。

大泉:いらね…次が(いっコロ)…5…ナシか…最後が(いっコロ)また5か!何でこんな時に高い目出んねん!さっき1ばっかやったやん!(魂の叫び)

天渡:まぁそんなもんや。(笑)

GM:結局1個でしたね。(笑)

大泉:チクショー…まぁいいや。じゃあ一応犬の両手足縛って、車の中に放り込んどくわ。

天渡:<魔種吸引>したから、もう普通のワンコやで?しかも気絶してるし。

大泉:それでも起き出してきて暴れられたら嫌やん。で、車に放り込んどく。それから本殿調べに行くかな。ここらで合流する?

GM:あぁ、そうやな。じゃあ…天渡がここで来ました。




5:つむぎの父の手記


天渡:一体一日でこの100段の石段を何往復するんやろ…すでに3往復目に行こうとしてる。(笑)

大泉:太腿、パンパンになってまうわ。(笑)

天渡:ほんまや。(笑)まぁさっきの犬が気になってるってことで。

大泉:すると石段の下で縛った犬を車に放り込んでいる男がいる。(笑)

天渡:大泉さん…顔は知ってるけど、名前は知ってるんかなぁ。

GM:ん〜、まぁ知っててもいい。確か大泉、とかいう名前の人が…何か犬を拉致しようとしてる。(笑)

全員:(爆笑)

天渡:縛った犬をトランクに!不審すぎる…!(笑)

大泉:気づかず、銜え煙草で黙々と積んでるわ。(笑)

GM:…相当ヤバイ絵面です。(笑)

天渡:声かけよか…。「あ、あんた、何やってるんですか…?」(汗)

大泉:「ん?…おぉ、お前確か、さっきの会議にいた小僧だな」

天渡:「小僧て…」

大泉:「見ての通り、俺は犬を運ぶのに忙しい」最後の一匹を放り込む。

天渡:「うわ、怪し!どう見ても不審者ですよ?」

大泉:「いや、俺はこの飼い主に連れて帰ってこいって言われてるんだよ」

天渡:…僕はその犬がさっきの犬って分かるんかな?

GM:ん〜、まぁ感じとか、3体ってとこで分かるかな。

天渡:「あれ?これって…さっきの犬?」

大泉:「何だ、知ってるのか?」

天渡:「一体、吹っ飛ばしました」

大泉:「あぁ〜…でも3体共動いてたぞ?」

天渡:「吹っ飛ばしただけ、倒したとは言ってない」

大泉:「まぁ、そんなもんか」

天渡:ってことで、ここまでの事情を話しておくか。「つむぎを助けて、かくかくしかじかな事情で、今から調べに行くところ」

GM:書斎のことね。

大泉:「なるほどな…」紫煙を吐いてから捨てて、足で踏み潰してから「しょうがねぇ、付き合ってやるよ」

天渡:「そりゃ、どうも。…ところで、あの犬はどうするんですか?」

大泉:「あとでちゃんと飼い主、あの御主人が攫われた神崎さんの所に帰すさ。あそこの飼い犬なんだよ」

天渡:「あぁ、なるほどー…何で“悪魔化”してるんだ…?」

大泉:「そりゃ、追いかけた先で何かをされたからだろう」

GM:まぁそういう会話を階段登りながらしてた、と。じゃあ離れの書斎に着きました。

天渡:鍵はつむぎから借りてきたってことで。

GM:はいはい、じゃあ普通に開きました。それで、中に入ると書斎は大量の本で埋め尽くされています。

天渡:多分、場所聞いてるし。

GM:そやな、大体分かるかな。

天渡:「これだ!」…と言って、間違って日記を取ってしまった。しかも親父の。(笑)

親父の日記(GM):『昨日、娘の部屋を覗き見ちゃった♪』

天渡:どんな親父やねん!!(笑)

親父の日記(大泉):『どうも、クラスメイトに気になる男がいるらしい……消すか』

天渡:親父、怖ぇぇー!!(汗)

親父の日記(大泉):『どうもそいつの名前は、オオ*****』

天渡:名前が途中で切れていて、読めない。むしろ怖くて読めない。(笑)

GM:え〜っとつむぎの父親の名前は義久(よしひさ)っていうらしい。義久さんの残した研究ノートがあるらしい。捜すには「探索」または「感覚」判定で目標値は15!

天渡:きつ!(汗)(コロコロ)14…。(涙)

大泉:まず先に<衝動>1点使って第三段階に入る。(コロコロ)衝動表は9、『加速:全身に妖気が駆け巡り反射神経が増し、10秒を1分のように感じる』…すっげぇ速度で探し出した!(笑)それで《技能継承》を使って「探索」技能を中級にする!(コロコロ)18、成功!

GM:OK!

天渡:僕はついつい、戦々恐々としながら日記の続きを読んでしまってる。(笑)「こ、この日記は危険だ…!」

大泉:「これ以上読むと、命の危険を感じる…だが、目が離せない」(笑)

GM:はい、えーっとね…じゃあノートの内容を読み上げます。




 義久の手記:1  


私は先代の神主、私の父から聞かされた鎌鼬の伝説を調べた。
ここに記すのは紛れも無く事実だ。
私の先祖、陰陽師一願一族は3体いる鎌鼬を封印することに成功した。
狡猾で残忍な次兄“鎌風”を本殿に、力がある末弟“提馬風”を風伐神社の裏山にある、小さな祠へ。
そして長兄“渥禅風”を風伐神社の拝殿にそれぞれ封印した。
これらの鎌鼬はそれぞれ強力な固体だが、“渥禅風”は別格だ。
“渥禅風”を封印するためだけに、一願一族は半数近くの陰陽師を犠牲にしたと文献にあった。
他の2体とは違い、この“渥禅風”には特別な封印が施されている。
その封印とは……。


GM:ここでノートが切れている。ノートはまだ、あるはずだ!もう一度、捜すんだ!…目標値20で。(笑)

天渡:何てこった…<衝動>使うこと前提かよ…。(汗)

大泉:もう一回《技能継承》で「探索」を中級にする(コロコロ)出た!ジャスト20!

天渡:ナイス!

GM:すげぇ!

大泉:《技能継承》便利やわぁ〜。(笑)

天渡:助かるわ。(笑)

GM:OK、じゃあ続きのノートが見つかった。本棚の裏に隠されてたってさ。

天渡:何でそんな所に…エロ本かぁ〜?(笑)

大泉:似た性格かもしれん、点数悪いテストをいつも本棚裏に滑り込ませてた。(笑)

GM:そう、そういった心理を見事についたってことで。(笑)

天渡:僕は日記の続きを見つけて、また戦々恐々としてる。(笑)

親父の日記(大泉):『“彼のボタンを縫ってあげた♪”だとぉぉぉぉぉぉっ!!!』

全員:(爆笑)

天渡:こ、これはヤベぇ!!(汗)

GM:じゃ、ノ−トの続きね。




 義久の手記:2  


“渥禅風”の封印とは…人身御供を使用した、強力な封印である。
当時の一願一族の巫女の命を犠牲にして作り出した封印を破るのは、容易ではない。
…だが、この封印も完璧ではない。
封印を施した一願一族の血を受け継ぐ女性の血を捧げれば、この封印は破られてしまう。
一願一族の血を受け継ぐ女性……つまり、私の娘…つむぎのことだ。
もし、“堤馬風”が復活し、力任せに封印を破ろうとしても、おそらく無理だろう。
それほど、強力な封印なのだ。
しかし、残忍で狡猾な“鎌風”が復活した場合は、つむぎの血を捧げるという手段に気づくに違いない。
むろん、解封の容易な“堤馬風”を復活させることも忘れはしまい。

 …私は、神主である前に、つむぎの父親だ。
伐上市で鎌鼬が暴れることも恐怖だが、それ以上につむぎが犠牲になることの方が怖い…。

願わくば、鎌鼬という存在が未来永劫復活しないことを祈る…。


GM:というところで、締めくくられています。こっからどうするかが、問題。

大泉:つむぎは今、天渡の家なんだな?

天渡:そうやで、SPに守らせてる。

大泉:SP…それは、<鬼御霊>なのか?

天渡:そら、一族全員<アメノトリフネ>だし。

GM:まぁ、認めましょう。

大泉:じゃ、とりあえず一回帰るか。

天渡:そだねー。

GM:じゃ、どこに帰る?

大泉:…あ、帰る前に神崎邸に行って犬返さんと。(笑)

神崎夫人(GM):「お、おぉぉぉぉ〜!これは…ジョン!と、トラとボルタ!」

大泉:「少し暴れたから大人しくさせたが…まぁ目を覚ませば、いつも通りだ。命に別状はない」

神崎夫人(GM):「あぁ〜…無事で良かったぁ〜!」

大泉:「この調子で御主人の方も引き続き、当たろう」

神崎夫人(GM):「ありがたや、ありがたや…貴方はまるで、光連宗の方のようじゃ〜」

大泉:「…あんな坊主共と一緒にされても困る…」

天渡:確かに。(笑)

GM:じゃあ無事に犬3匹を返しました、と。

天渡:「じゃ、このままウチに来る?」

大泉:「…いや、つむぎって嬢ちゃんのことは任せる。俺は裏山にあるっていう、“堤馬風”の封印を確かめに行ってくる」

天渡:「ん、じゃあ先に帰っておくよ」

大泉:「あぁ、また後でな。確認が済んだらすぐ戻る」

天渡:…何てバラバラパーティ。(笑)

大泉:というか、これを果たしてパーティと呼んでいいものか。(笑)




6:“堤馬風”


GM:天渡は帰って、大泉さんが祠、と…。はいはい、じゃあ大泉さんから行きましょか。裏山にある小さな祠へ向かったってことで。

大泉:おぅ。

GM:じゃあ…裏山の祠に向かう途中、階段を下るんやけど…下から昇ってくる、老人と思わしき人影が現れます。

大泉:…お?

GM:その老人は目が合うと…神崎次郎に見えた!

大泉:「あれ?…爺さん、ちょっと待ってくれ」

GM:そこで、君は全身に鳥肌が立つのを感じた!

大泉:…そういうことか!!<衝動>がマズイ!!(汗)

GM:老人の顔半分は鼬のような体毛に覆われ、君を見て邪悪に表情を歪めた!その老人の足元から小さな鼬が現れ、老人の全身が膨張を始めた!恐らく奴は……“堤馬風”だぁぁぁぁー!!

天渡:なるほど、憑依して行動するタイプなんか…。

GM:あ〜、えらいこっちゃ。

大泉:何がえらいこっちゃて、<衝動>がえらいこっちゃ…。(汗)

天渡:馬鹿力らしいっすよ?一回撤退したら?

大泉:したいけどな…まぁやるだけやってみるか。

GM:うん、戦闘してみよか!まぁ、何とかなるやろ。

大泉:何とかなってくれ…変身しただけで第四段階だよ…。(汗)


≪戦闘:“堤馬風&小鼬”≫


<1ターン目>

GM:“堤馬風”が現れた!

大泉:悪魔化で第四段階!(コロコロ)衝動表は10、『展開:次のターンの終了時まで、本人が受けるあらゆるダメージを半減できる』!

天渡:おぉ、有難いな!

大泉:あぁ、ただ…<暴走>も視野に入れて戦うか…。

提馬風(GM):「んん…邪魔だ、どきなさい…」

GM:行動値は14。

大泉:俺は11やから、そっちやな。

GM:じゃあ達成値22で肉弾攻撃ー、どーん。

大泉:22っすか…。(汗)(コロコロ)…アカン…13…。まぁ半減やからくらっとこ。

GM:じゃあ肉弾で8点。

大泉:あ、勝てるかもしんねぇ!(笑)

GM:で、チビの鼬は最後でいいわ。

大泉:OK、じゃあ…ちなみにチビの鼬は強そう?

GM:いや、小さい普通の鼬に見える。

大泉:ん〜…いいや、爺殴ろう!

提馬風(GM):「ジッジッジッジッ…」

大泉:それが笑い方か?!(笑)(コロコロ)達成値、25!

提馬風(GM):「ジッジッジッ…ならば避けずに《肉弾反撃》!」

大泉:なっ、何ぃぃぃー?!(汗)とりあえずこっちのダメージは…肉弾で20点。

GM:こっちはカウンターで7点やな。

大泉:半減やからいいものの…。

GM:じゃあチビ鼬が達成値19で殴る。

大泉:6ゾロ出たらラッキーくらいで(コロコロ)はい、無理ー。

GM:ダメージは肉弾で7点。

大泉:ち、チクチクくるなぁ…。(汗)


<2ターン目>

GM:で、また爺か。

堤馬風(GM):「ジッジッジッ…《狂乱化》」

大泉:攻撃力UPか…!(汗)

GM:達成値とダメージ+10や!回避下がるけど。攻撃の達成値は32!

大泉:もう笑うしかねぇ。(笑)(コロコロ)はい、当たりました〜。

GM:肉弾で18点!

大泉:残りエナジー10点…。(汗)

天渡:撤退考えた方が良くない?

大泉:させてくれるかな…で、俺のターンか。通常で《心霊治癒》(コロコロ)9点回復した。(苦笑)で、攻撃行動で爺に斬りかかるわ、うりゃっ!(コロコロ)達成値は17!

GM:−10やねんな…当たるわ。

大泉:ダメージは肉弾で23点!

GM:ほぼ素通りやねんなぁ…何やかんやで…負けそうや…。(汗)で、チビ鼬の攻撃だー。せっかくやから達成値は19で射撃攻撃にしよう。

大泉:こっちの数値下がるやん…!(汗)(コロコロ)当たった、当たった。

GM:ダメージは射撃で11点。

大泉:さっきの回復分が丁度相殺されたか…!(汗)


<3ターン目>

GM:で、続いて爺か。

提馬風(GM):「ジッジッジ…《狂乱化》!」

GM:<暴走>してもらいましょうかぁ!達成値は32!

大泉:くっそぉー!(コロコロ)無理かぁ!

GM:ダメージは肉弾で18点。

大泉:はいはい、<暴走>や。(溜息)

GM:これで何とかなるんちゃう?(笑)

大泉:うん…あ、俺じゃなくて甲斐姫が暴走状態になったから。刀を通じて辺りに凄い放電を始めた。

提馬風(GM):「な、何だこれは…?!」

大泉:「あ〜あ、こうなっちまったら…もう知らねぇぞ?」斬りかかるわ(コロコロ)達成値は26!

GM:それは避けれん!

大泉:ダメージは肉弾で25点!

GM:25?!何ぃぃー?!…ここは最後の《肉弾反撃》!(笑)

天渡:ウゼェェー!(笑)

GM:最後に肉弾で6点あげるわ。

大泉:3点減ったか。

提馬風(GM):「ジッジッジッ…ジジ…ジ…」

GM:バタッ。爺が倒れたわ。

大泉:残りはチビか。

GM:そうやな、爺の仇を討つ!無理と思うけど!達成値19の射撃!

大泉:<暴走>で4Dなら!(コロコロ)22で避けた!(笑)

GM:な、何ぃ?!(汗)


<4ターン目>

大泉:じゃ、俺だな。斬るわ(コロコロ)達成値28!

GM:当たった、当たった。

大泉:ダメージは肉弾で25点。

GM:……ちょっとだけ残った。ちなみに、実際戦ってるのは誰なん?

大泉:俺の体やで、憑依状態やから。たまに技使ったりすると、ニョーンと出てくるけど。

天渡:ニョーン…。(笑)

GM:OK,じゃあ《刺突撃》!まぁ突撃してどうなんねんって感じやけどな。(笑)

天渡:神風アタック。(笑)

GM:達成値は19の射撃やで。

大泉:回避(コロコロ)あ、効果的失敗した。まぁ射撃防御点元々2点やから、大して変わらん。(笑)

天渡:そんな悲しいこと言わないで。(笑)

GM:射撃で13点な。

大泉:残りエナジーは22点か…。


<5ターン目>

大泉:「そろそろ去ねや、チビ!」(コロコロ)達成値は22。

GM:それは当たり!

大泉:ダメージは肉弾で23点!

GM:それはやられた!


≪戦闘終了≫

天渡:本当に一人で倒しちゃったよ…。(汗)

GM:え〜、そうですね……まさかの展開で、ここで“堤馬風”が死にました。本(サプリメント)にも無い展開。(笑)

天渡:復活早々一人に殉職させられた中ボスってのも珍しいな。(笑)

大泉:<魔種吸引>〜♪

GM:はいどうぞ、1d振ってください。

大泉:(いっコロ)3。

GM:《肉弾反撃》。(笑)

天渡:やったやん、カウンター入れれんで。(笑)

大泉:避けへんこと前提かい、ていうかどんだけカウンター好きやねん、このジジイ…。(笑)チビは(いっコロ)1。

GM:1は…《殺戮武器》、肉弾ダメージに+1d。経験値は…Lv3とLv1やったから…。

PC2人:Lv3やったん?!(汗)

大泉:あ、<暴走>一回で済んだのは安い買い物やったわ。(笑)

天渡:まったくやな。(笑)

GM:経験の魔結晶は10点と5点で15点な。

大泉:さっきの犬の倍か…。(汗)

GM:じゃあここで“提馬風”が倒れました。…あ、だから神崎さんが元に戻るわ。

大泉:あぁ、そうか。

天渡:お爺ちゃん、復活や!

大泉:ただ…俺も<暴走>したから(いっコロ)30分気絶やな。

GM:あぁ、そうか。(笑)

大泉:まぁ<魔種吸引>後に30分間石段で気絶して、目覚めてから声かけるか。「おぃ爺さん、しっかりしろ」

GM:まぁまだ気絶してますね。

大泉:ん、じゃあ担いで行くか。んで、車の助手席に乗せる。そこで一回運命に経過報告入れとくわ。

GM:おぉ、はいはい。

大泉:「神崎次郎の回収、完了。ついでに“提馬風”と思われる者を退治しといた」

運命(GM):『ありがとうございます。…“堤馬風”を倒してしまうとは…さすがですわ!』

大泉:「ふっ…引き続き、“鎌風”の方に当たるとしよう」

運命(GM):『えぇ、是非お願いします』

GM:残るは“鎌風”…“渥禅風”はまだ封印は解かれていない。

大泉:こっからはつむぎ争奪戦か…まぁ帰り道に、神崎邸に行って爺さん送り届けに行くか。

神崎夫人(GM):「あぁぁぁぁ〜!お爺さ〜ん!!」

大泉:「気絶しているが、傷一つない。しばらく休めば目を覚ますさ」

神崎夫人(GM):「ありがとうございます!ありがとうございます!…感謝感激!」

大泉:「…で、悪いんだが…飯、食わせてくれないか?」(笑)

GM:あぁ、もうそれはいっぱい食べさせてくれますね。8000円分としてエナジー5点と<衝動>4点回復してくれていいわ。“提馬風”倒したしな。

大泉:有難い…じゃあここで一回場面変えようか。

GM:そうやな、じゃあ天渡の方に行こう。




7:守るべきもの


天渡:こっちはつむぎと家にいるよ、生贄云々の話の後ですぐに。

GM:はいはい、つむぎと一緒にいる、と。今はまだ大丈夫ですよ。

天渡:よしよし、安全は確認取れたな…。

GM:え、それだけ?

天渡:いや、それはSPとかにもよく言っておくし。「コレコレこういうことやから、絶対に守れ」

大泉:…それは…SP全滅フラグじゃないか…?

SP(大泉):「申し訳…ございません…守れ…ず…ぐふっ!」(笑)

天渡:大丈夫!そのために隠し通路の場所も教えといたし!(笑)じゃあすることないし、一緒にいようかなぁ。離れるのも怖いし。

大泉:そうだな、目は離さない方がいい。ここで離れると、また戻った時に、それこそ…『荒らされた屋敷…倒れるSP達……そして、つむぎの姿がどこにもない』とかになりそうやから。(笑)

天渡:そうそう!パターンやな!(笑)で、婆やも倒れてんねんな。

婆や(大泉):「すみません、坊ちゃん……必死で納豆を投げつけたのですが…」

天渡:いや、普通に戦わんかい!(笑)

婆や(大泉):「しかし…敵の去り際に一つ、納豆をくっつけました……。(人差し指を立て)この糸が敵の居場所を教えてくれます…追ってくだされ…」

GM:また無駄に格好いいな、婆や!!(爆笑)

天渡:確かにあの糸、しつこいけど!(爆笑)

GM:じゃ、描写ね。君が帰ってくると、彼女は心から安堵した表情を浮かべた。

つむぎ(GM):「鳳君……!」

GM:つむぎが作った食事を振舞ってくれる。……まぁ納豆や。(笑)

天渡:婆と一緒かよ!(笑)

つむぎ(GM):「ここの冷蔵庫、納豆しか入ってなくて…」(笑)

天渡:やっぱり婆の解雇を考えよう…。(汗)

GM:彼女の作る料理はどれも温かみに溢れており、一時だけ鎌鼬の存在を忘れさせてくれた。彼女は料理を食べている君を見て、嬉しそうに顔をほころばせていた。

天渡:ニヤニヤ。(笑)

大泉:そういう笑い方?!(笑)

つむぎ(GM):「誰かと食べる食事はいいものですね、美味しく感じます。あ、おかわりいっぱいありますから。張り切っちゃって、ちょっと作り過ぎたんです」

GM:ってことで、エナジー20点、<衝動>4点回復する。

大泉:そっちで食えば良かったぁー!!神崎の婆さんの料理ではダメだったか…。(涙)

天渡:すっげぇ、エナジーも<衝動>も全快した。(笑)

大泉:くそ、そっちに行って食いなおそうかな…さっきの時点でメアドも交換したやろうし。

天渡:そやね、来てくれてもいいよ。家の場所も教えとくし。

大泉:何より…俺、まだつむぎと会ったことないし。(苦笑)

天渡:あ、じゃあ『つむぎは無事だった』っていうメールだけしとこ。

GM:で、食事が終わると、お風呂にでも入ってくださいって勧められるわ。

天渡:……困ったなぁ…変な意味じゃないけど、離れるのが怖いなぁ…。

大泉:一緒に入ればいいんじゃない?(笑)

天渡:だから、変な意味じゃなく、ってば。(笑)あ、じゃあ婆やとつむぎは一緒に入ってもらおう。でもって、お客さんやし先に入ってもらう。

GM:あぁ、そうする?はいはい。

天渡:で、エロい意味じゃなくて、前で見張りに立っておく。

GM:はいはい。(笑)じゃあ風呂から二人が上がってきました。で、その後天渡も入って…風呂上り、二人で縁側にでも腰かけてましょうか。

天渡:あぁ、じゃあそうしよう。

GM:…何でこっちが決めてくんやろ。(笑)

天渡:僕の家やのに。(笑)

大泉:すでに主導権握られてる。(笑)

GM:好きにしてくれていいけどな。

天渡:あぁ、じゃあ夜稽古でもしてようかな、弓道の。ちゃんと道着も着てな。

GM:はいはい、じゃあつむぎはそれを少し離れて見てるってことで。

大泉:じゃあ時間帯的に、俺は車でそっちに向かってる感じで。

GM:OK。

大泉:しかし…天渡は着実にフラグ立ててんのに…俺が立てたフラグて神崎夫婦かよ!(笑)

GM:犬も次郎も助けて…。(笑)

大泉:くそっ、ジジババのフラグなんていらねぇよ!(笑)

天渡:まぁまぁ、きっと喫茶店の常連客にでもなってくれるって。(笑)

大泉:あぁ、じゃあそれでいいや、もう。距離、大分離れてるけどな。(笑)

GM:まぁ週一くらいで来てくれるってことで。(笑)仕事は確実にこなしてくれてるけどな〜。そら運命も頼りにしますよ。じゃあ天渡につむぎが話しかけてくるわ。

つむぎ(GM):「…ごめんなさい、鳳さん…私のせいで、ご迷惑をおかけして…」

天渡:「気にしなくていいよ〜」

つむぎ(GM):「私、皆さんと同じような力を持っているのに…怖くてたまりません…。この力を持って、暗い気持ちになったこともあります…。でも、今は少し嬉しいです。少なくとも、神崎のおばさまを守ることができましたし………鳳さんと、一緒だって分かりましたしね」

GM:と、つむぎは潤んだ瞳で君を見つめる。月の光に照らされた彼女は神秘的な美しさを放っている。

天渡:…らしいですよ?(笑)

大泉:そ、そのポジションを渡せー!割りが合わねぇー!

天渡:確かに。<暴走>までして……僕は家でくつろいでただけやのに。(笑)

GM:そしてつむぎが何かを言おうと口を開いた時!君は家に近づく<荒御霊>の気配を感じた!

天渡:「これは……妖気?!」妖怪アンテナが立つわ。(笑)

GM:ピーン!(笑)

天渡:しかし、こんな<鬼御霊>だらけの屋敷に来るとは…。

大泉:屋根の上でスナイパーライフル構えて伏せてる婆やが!(笑)

天渡:婆や、かっけぇー!(笑)

婆や(大泉):「私の納豆弾をくらいなされ!」

天渡:結局納豆かい!小豆洗いか!(笑)

GM:じゃ、描写ね。大きな満月が空に浮かぶ深夜、邪悪な気配が近づいてくる。君は内に秘めた<鬼御霊>が騒ぎ出すのを感じた。それは…圧倒的な存在と戦えるという、喜びであり武者震いだ。

天渡:ザワッ!(笑)

GM:そう、ザワザワします。(笑)すると月の光に照らされ、その場所にゆっくりと1つの人影が現れる。それは間違いなくつむぎの父親、一願義久だった人物。…だが、その姿はすでに一願義久のものではない。体の半分はイタチのような体毛に覆われ、残った半身ももはや人間とはかけ離れすぎている。そしてもはや、人間ではない重低音で君に話しかけてきた。

鎌風(GM):「貴様…退魔に属する者か…。我は…力を取り戻した。もはや何人たりとも我の邪魔はできぬ…そして貴様らを食らえば、我々はさらなる力を手に入れよう!…そうであろう?退魔師!」

天渡:また分かりやすい悪党やなぁ…。

鎌風(GM):「今こそ積年の恨みを晴らす時!さぁ、我が礎となってもらおうか!」

GM:って言った所で、つむぎに気づいて言います。

鎌風(GM):「一願一族の巫女か…我が兄……兄…え〜…名前を忘れたではないか…」

天渡&大泉:………え…えぇぇぇぇ〜?!!(爆笑)

鎌風(GM):「ん〜…兄…兄の名前は、何じゃったか…」(笑)

大泉:“渥禅風”だろ。(笑)

鎌風(GM):「おぉ〜、そうじゃった。“渥禅風”、確かそんな名前だった」

天渡:兄貴が哀れすぎる!(笑)

大泉:もうグダグダだな。(笑)

鎌風(GM):「“渥禅風”の復活のため、貴様の命貰い受ける!」

天渡:…まさか待ち伏せされてるとも知らずにノコノコ来るとは…。

大泉:馬鹿め!その娘は貴様を誘き寄せる餌よ!

SP(大泉):パン!パン!パン!パン!

天渡:SPめっちゃ頑張ってる!(笑)

鎌風(天渡):「え、ちょ、いた!た、タンマ、タンマ!ちょっ…ちょ待てよ!!」(笑)

SP(大泉):「これ勝てるぞー!」(笑)

GM:じゃ、正式に戦闘いきましょか。(笑)義久の人間だった半身が体毛に覆われ、“異形化”が始まる。夜の闇に鎌鼬の邪悪な赤眼が光り、月の光を受けた白い体毛は美しいほど輝いている!

天渡:「八武衆宗家、鳳家の名の元に!貴様を滅する!」

GM:よっし、戦闘や!つむぎは戦えませんから。

天渡:SPに守らせとく。

GM:はいはい。

天渡:…何でそれぞれが1対1でボスと戦ってるんやろ。(笑)

大泉:確かに。(笑)

GM:本当ならここで2対2で戦うハズやってん。(笑)

大泉:で、俺がいらんことしちゃった、と。(笑)

天渡:まぁある意味面白いからアリやけどな。(笑)


≪戦闘:鎌風≫


<1ターン目>

天渡:行動値は14ね。

GM:鎌風が行動値は14、一緒やな。1Dしよか(いっコロ)4。

天渡:(いっコロ)1〜!先攻取られてもた…じゃあターン開始時に《光羽招来》で浮かぶわ。

GM:はいはい。じゃあこっちから、まずは《風の刃》で特殊攻撃な。[風圧]も付いてる。

天渡:そっちも撃つ攻撃か…。

大泉:完全なる撃ち合いやな。

天渡:しかし、おあつらえ向きやな…道着着て、武器の弓持ってるから。

GM:弓?はいはい。じゃあ達成値は15やわ、ただ回避に−5な。

天渡:−5か…(コロコロ)アカン、いきなり効果的失敗や。<衝動>で振り直す(コロコロ)お、今度は効果的成功避け。

GM:おぉ、じゃあそっち。

天渡:じゃあ矢を放つ!(コロコロ)達成値20!

GM:それは避けるで?

天渡:あれ?じゃあ<衝動>で振り直そう。(コロコロ)え〜っと、達成値22!

GM:それは当たり。

天渡:ダメージは射撃で15点、ちなみに[電撃]。

GM:ん、まぁ[電撃]は関係ない。


<2ターン目>

GM:じゃ、2ターン目やな。

大泉:サシやから早いな。(笑)

天渡:また<衝動>使って飛んでおく。

GM:ん、じゃあまた《風の刃》、達成値は23。

天渡:飛行の回避修正が打ち消されてるのに23とか…(コロコロ)無理無理、クリティカル出な無理。

GM:ん〜、ちょっと苦しい戦いかもなぁ…まぁまだいけるやろ。ダメージは特殊で6点、案外低いなぁ…。

天渡:まだまだいける、じゃあこっちの攻撃!(コロコロ)達成値は23!ダメージは射撃で19点!

GM:はいはい〜、なかなかやってくれるなぁ…。


<3ターン目>

GM:じゃあ次のターンです。

天渡:まだ飛んどく。

GM:こっちはターン開始時に《潜伏》使うわ、次の攻撃を不意打ちにする。

天渡:ぎゃー!(汗)

大泉:月夜の闇に紛れ隠れた…。

GM:そうそう、そういうこと!で、通常タイミングで《連続行動》、2回攻撃にして殴る!

天渡:ぎゃー…一回目は不意打ちで、2回目は通常になるんやな?

GM:そうやな、そうしよか。じゃあ一回目は不意打ちで《風の刃》、達成値は+5で28。

天渡:(コロコロ)無理無理、くらうわ。

GM:一回目のダメージは…あ、さっきの間違いやったわ。どうりで低いと思った…特殊で15点な。

天渡:まだいけるけど…痛いな。

GM:続けてこっち、《風の刃》!達成値は23。

天渡:(コロコロ)え〜…21…はちょっと足りやんのか…振り直そう、これで第三段階。先に衝動表振るわ(コロコロ)衝動表が5。

大泉:『精密:次のターン終了時まで射撃ダメージに+5点』(笑)

GM:今回の衝動表、有利すぎやろ〜!!(汗)

天渡:よっしゃ!(笑)で、回避行動(コロコロ)おし、効果的成功!避けれた!で、撃ち返す!(コロコロ)達成値は21!

GM:21…は避けちゃいますねぇ。

天渡:それは<衝動>使おう!(コロコロ)…効果的失敗?!もう一回…これで第四段階や(コロコロ)衝動表は7。

大泉:『強行:次のターンは攻撃タイミングを2回行える』(笑)

天渡:2回攻撃ー!?(笑)

GM:どういうことやね〜ん!(汗)

天渡:ほんまに有利やなぁ。(笑)(コロコロ)ん、23は当たりかな?

GM:うん、当たってるね。

天渡:ダメージはちょっと高め!射撃で28点!+5あるしな。

大泉:<衝動>ドーピングや。(笑)


<4ターン目>

GM:で、次のターンやけど……くそ〜、ターン開始時に《潜伏》をもう一回!

天渡:おおぅ、僕はもう飛ばない。<衝動>がヤバイ。(汗)

GM:じゃあ…《風の刃》で攻撃…しかないねん、コイツは!達成値は不意打ちで28や!避けれまい!

天渡:(コロコロ)そら、無理だぁー!…あ、じゃあ第五段階になるけど<衝動>使う(コロコロ)衝動表はまた7や。

大泉:『爆散:次のターン終了時まであらゆるダメージに+2d』(爆笑)

天渡:これは楽しい!(笑)

大泉:このターンの間は2回攻撃で+2dやな。(笑)

GM:か、勝てるわけないやろぉー!!ふざけんなぁー!(汗)

天渡:これは酷いなぁ。(笑)(コロコロ)あ、でも回避は失敗やな。

GM:じゃあダメージは特殊で22点。

天渡:残り8点か…ヤバイな…。

大泉:このターンで沈めやんとな。

鎌風(GM):ピュンピュン!どうやぁー!効いたやろー!どうせコレしかできへんしのぉー!」

大泉:あぁ…鎌風の心の嘆きが聞こえた…。(笑)

鎌風(GM):「わしゃあ、鎌鼬じゃけんのぉ…」

大泉:何で急に博多弁に?!(笑)

天渡:ま、これで詰みやろ。最終能力で《幻羽分身》!自分そっくりの分身作り出して、攻撃する!衝動段階分の数作り出せるから、今は5体やな!これで一体につき+1dダメージやから…+5d!それに<衝動>の+2dで+7d!それを2回攻撃!(爆笑)

GM:はい、終わったー。(笑)

天渡:しかもダメージくらっても分身を身代わりにできるしな。もうダメージくらわへん。(笑)

GM:あ、こりゃ無理だ。(笑)

鎌風(GM):「ぶっ、分身だとぉー?!このワシでもできないのに…!」(笑)

天渡:まぁまずは一回目〜(コロコロ)21は当たらんやん、<衝動>使って(コロコロ)達成値は26。

GM:それは当たりやな。

天渡:ダメージは合計11dを2回!一回目は42点!

GM:その時点で死んでるわ!

天渡:まぁせっかくやから2回目も…無駄に高い!射撃で57点!(笑)

GM:57……−90になった…。

天渡:オーバーキルにも程がある!!(笑)

大泉:うわぁ〜…お父さん、全身に矢刺さって針鼠状態ですよ…鼬やのに…。(汗)

天渡:分身も一緒に囲って撃ったからな。(笑)


≪戦闘終了≫

鎌風(GM):「ばっ、馬鹿な!このワシが………ぐあぁぁぁぁぁぁぁ…っ!!」

天渡:鎌風終了のお知らせ。「これが宗家の力だ!」

GM:ドサッと倒れるわ。

天渡:じゃあお父さんを<魔種吸引>して助けたらんと。

GM:ん、吸引しました。1d振ってください。

天渡:(いっコロ)1〜。

GM:HeavyArmor。(《重装甲》)

天渡:防御点UPか〜。

GM:経験点は10点やけどな。

天渡:ん、お父さんに影響はないよなぁ?

GM:うん、ない。

天渡:そか…でも起きたらやっぱり、斬りかかられるんかなぁ…。

親父(GM):「てめぇは娘に何をしたぁー!!」

天渡:「何もしてへんよ!!」(汗)

大泉:家連れ込んで、擬似妻ごっこした。(笑)

天渡:それは誤解もいいとこやろ?!(笑)じゃあ奥の間にお父さん寝かせるわ、布団ひいて。

GM:はい、寝かせました。じゃあつむぎが話しかけてくるわ。

つむぎ(GM):「お父さんを助けて頂いて、ありがとうございます…!」

天渡:目の前でボロ屑のようにしてしまったけどな。(笑)

大泉:まぁ<魔種吸引>しても傷は治るからな。

GM:そうやったな。でも…お父さんはしばらく寝てるけどな…何せ−90やからな…。

天渡:それまでウチで寝てるといいさ、むしろ動かしたらアカン。

GM:じゃあつむぎが、「今夜はお父さんと一緒にいさせてください…」って。

天渡:「どうぞ、どうぞ」

GM:で、神社に運ぶことになりました。

天渡:動かしたらアカンって言ったやろー!(汗)そもそも神社燃えたし!

GM:いや、離れは無事やからな。じゃあ車、来てや。

大泉:はいはい。(笑)キキーッ!!ドン!「おおぅい、坊主ー」

天渡:「ん?あぁ、大泉さん」

大泉:「いやぁ、あの別れた後、こっちは大変でなぁ。(笑)弟倒した、“提馬風”とかいうやつ。んで神崎の爺さんはもう家に帰しといた」

天渡:「おぉ〜。こっちはたった今、“鎌風”が襲ってきて…ゴミ屑に変えました」(笑)

つむぎ(GM):「か、神崎さんは無事だったんですか?!」

大泉:「あぁ、無傷だ。今は寝てるがな、明日には通常に戻ってるだろう」

つむぎ(GM):「そうですか…ジョンも?」

大泉:「犬3匹も同じだ」(笑)

つむぎ(GM):「あぁ…良かった…有難うございます…!」

天渡:「つむぎのお父さんも助け出したよ」

大泉:「おぉ、お疲れ」ってことで、二人を神社まで送ろうか。

GM:ってとこで解決やな。

天渡:え、まだ長兄残ってるけど…。

大泉:封印解かんかったらいいだけだしな。

GM:そうそう、“鎌風”と“提馬風”おらんかったら誰も封印解こうとせんしな。これで大丈夫に等しい。

天渡:あぁ、まぁそうやな。

GM:では次の日、鎌鼬と化した二人から<魔種吸引>を行いましたね。すると魔結晶は勾玉を思わせる形となって現れた。おそらくこれが、鎌鼬を封印せざるをえなかった理由…奴らはこの形状になって<鬼御霊>を持たない生物に憑依していたのだろう。

天渡:なるほどね。




8:変わる日常と新たなる風


GM:で、後日。鎌鼬を倒し、事件を解決した君達は退魔師協会の伐上市支部に集められた。大きな畳張りの部屋の中、上座に座る鏡部運命は君達に労いの言葉をかける。

天渡:何ぃ、生意気な…何様のつもりや!部下のくせに…!

GM:そのへん、どうなんやろ…これ。

天渡:そいつ、確か八武衆の下部組織の調停者、中間管理職のはずやで。

GM:偉いんか、偉くないんかよく分からんな…。(汗)どう扱おうなぁ…。

大泉:本家の方から、天渡を好きに使ってくれていい、って言伝があったんやろ。まだLv1やし。

GM:そうやな、それでいこう。だから天渡は立場はあれでも運命の部下みたいなもんってことで。

運命(GM):「御苦労様でした。貴方方のおかげで無事に事件を解決することができました。今回の事件の真犯人、鎌鼬は浄化されました。残りの1体は責任を持って私達が管理します」

大泉:「あぁ、またこんなことにならないように頼むぜ…」

天渡:「まぁ、そうそう無いやろうけどね」

GM:事の起こりは…落雷か。

天渡:そう、何で落雷が起こったかがわからん。

GM:あ、それはたまたま。(笑)

天渡:たまたまか!(笑)

大泉:まぁ小高い山の上やったからな、落ちやすい場所やったんやろ。(笑)

GM:そういうことにしといてください。(笑)

運命(GM):「まずはちゃんと避雷針を立てておきます」(笑)

大泉:「あぁ、まずはそこからだな」(笑)

GM:確かに。(笑)

大泉:「さて、俺はそろそろ行くが…依頼の報酬はいつもの口座に入れておいてくれ」

天渡:魔結晶やってば。(笑)

GM:いや、まぁ金もあるやろ。(笑)

運命(GM):「はい、入れておきます。これでお店、立て直してください」(笑)

大泉:いや、別に立て直すとかじゃなくて!趣味でやってるような店やから、別に客とかいらんねん!(笑)その日食べれるお金があれば、それでいい…。

天渡:でも神崎さん、来るで?(笑)

大泉:その時くらいはちゃんと接客するさ、珈琲も豆から挽いてな。普通の客ならインスタントだけど。ていうか普段はカウンター奥で煙草ふかしてるだけやし。

天渡:いいキャラやなぁ。(笑)

大泉:営業する気はありません。(笑)自分と常連客にだけ豆を挽く。(笑)

運命(GM):「あ、あと少しだけ御報告が。一願義久さんと、神崎次郎さん。共に無事に助け出すことができましたが…二人共、乗っ取られている間の記憶がない、とのことなんです…」

大泉:「あぁ、まぁ無い方がいいだろう」

運命(GM):「えぇ、そうなんですが……ただ、残念ながら一願義久さんは、事件を起こしましたので…」

GM:あの一番最初の、サラリーマン殺したやつな。

天渡:「あぁ、あれかミイラの」

運命(GM):「はい、それである程度の罪を償うことになると思います…」

天渡:それは上から圧力かけれへんの?

大泉:中川大次郎さんとか、いたやん。

GM:それでもな…罪は償わなアカンねん。まぁ仕方ないことかもしれんなぁ…。

天渡:「そうかぁ…じゃあ一人は物騒やから、つむぎはウチに来るかぁ」

GM:いやそれは無いやろ?!(笑)

天渡:婆さんクビにするから、代わりにつむぎをー!(笑)

GM:それは俺が認めん。あの婆さんはこの先もずっと出てくる…キャラ的に美味しいし。納豆ネタで引っ張り続けるから。(笑)

大泉:納豆だけに、これは切れんで〜。(笑)

天渡:クビにしても帰ってくる…「何度でも蘇るさ!」って?(笑)

大泉:多分、親から屋敷与えられる時に婆とセットて契約やったんやろなぁ…何て抱き合わせ。(笑)

GM:まぁ運命は「なるべく刑が軽く済むようには努力します」とは言ってくれる。

運命(GM):「あと、娘さんのつむぎさんですが…まぁ、彼女も<鬼御霊>のことを知ってしまったので…捨て置くわけにはいきません。ですので!」

GM:……(サプリメントを見て)…あれ?何でここで切れてんの?…ここで『続く』かもしれん。(笑)

天渡:ここまできて『ToBeContinued』?!(笑)

大泉:次エンディングだけで終わるやん。(笑)

天渡:ほんまや。(笑)

GM:…あ、あった。(笑)運命が部屋の外へ通じる障子に目を向ける。すると障子が音もなくゆっくりと開かれた。そこには、穏やかな表情で正座するつむぎの姿、彼女は丁寧に頭を下げると口を開いた。

つむぎ(GM):「今日から退魔師協会でお世話になる、一願つむぎです!みなさん、よろしくお願いいたします!」

天渡:「…え、えぇぇぇえぇぇぇー?!!!」

大泉:「……ほぅ?」と片眉上げよう。

つむぎ(GM):「というわけで…鳳さん、これからもよろしくお願いしますね!」

天渡:「あぁ…またウチにも遊びにおいで!」

GM:その言葉につむぎが心からの笑顔を浮かべたところで、シナリオ終了です!



〜Fin.〜






座談会:反省会ともいう


天渡:え〜っと、報酬は魔結晶100点やっけ?

GM:えっとな、まずはシナリオ経験点で一人150点ずつ得られます。ちなみに“渥禅風”の封印が解けたらこれが50点になってた。

天渡:良かった、つむぎ家に連れてってて。(笑)

大泉:<衝動>の点数合わせると結構な数字になるなぁ…合計で330点や。

天渡:僕300点や〜。

大泉:ていうか、今回の衝動表見てみ、ほとんど有利になるから。(笑)普通のデモパラの『絶叫』とかみたいな、訳の分からんものはない。(笑)

天渡:ほんまや。(笑)あれ?でも通常の方は少しおかしいな…。

大泉:ん?…あ、確かに。でも戦闘の方は有利やろ。

天渡:うん、すげぇ。<衝動>1d点回復とか。(笑)

GM:ちなみに、大泉さんが一人で裏山の祠に行ったけど…あの時、つむぎ一人を残して祠に行くか、つむぎを一人にするシーンがあったらその隙を疲れて“鎌風”に攫われてた。

天渡:まぁ、ずっとウチにおったから。

GM:そう、それで全ての予定が狂った。

大泉:まぁある意味、上手く立ち回れたってことやな。

GM:そういうこっちゃな。

天渡:最初に連れて帰って正解やった。(笑)

大泉:しかし…何故かそれぞれが各個撃破。(笑)

天渡:ほんまや!一騎打ちやで!(笑)

大泉:じゃ、最後に俺は今日も今日とて喫茶店で一人で珈琲飲んでおこう。

天渡:僕は普通の学生生活に戻るわ。

GM:…しかし惜しいのは、甲斐姫が出されへんかったな。

大泉:あぁ、それがなぁ…。

天渡:なかなか難しいよな、タイミングとか。

大泉:いや、普段から横で浮いてんねんけどな。人には見えないってだけで。だから周りから見たら俺が一人でブツブツ言ってるように見えるけど、実は会話してるっていう感じ。

天渡:それでも傍から見たら危ない人。(笑)

大泉:そこは否定しない。(笑)

天渡:さて、じゃあ成長させようか。これでLv2になれるな。

大泉:そうやな、俺も<位>2−1にするか。早く<位>4にして共生で人形作りたいな…。

天渡:僕もしたいことあるなぁ…とりあえず<位>2−1に。

GM:結局あやにゃ出せんかったなぁ…。

天渡:そういや、そうやなぁ…せめてもう一人PCがいればなぁ…そういや<暴走>しちゃったね。

大泉:2人しかおらんからな、バラけざるをえなかった。

天渡:そうやんなぁ…それは確かにある。あと犬3匹は無駄やったな。(笑)

大泉:あの時点で第三段階やったからな。(笑)…もっとハードボイルドキャラでいきたいなぁ…。

天渡:いや、結構できてたよ。(笑)

大泉:そりゃ良かった。(笑)しかし《技能継承》は便利やった…。

天渡:そやね、何でも中級になるのは便利やね。(笑)

大泉:…よし、成長申告しとく。<モノザネ>の<位>を2−1にした、これで5m以内の敵に全体攻撃ができるようになった。

天渡:ウチも。<アメノトリフネ>の<位>2−1にして、《葉団扇》覚えた。敵を吹き飛ばす技やね。10m移動させれるで。

GM:はいは〜い。じゃあ今回はこんなもんで!

大泉:第一話、終了!

3人:お疲れ!



〜おしまい〜