第1奏 : 邂逅の独奏者(ソリスト)




目次

0節:何はともあれキャラ紹介 1節:日常と非日常
2節:現場調査 3節:森下先輩とヤス



今作登場人物

@沢渡 玲緒奈[ガントレット]
A壬生 柳一郎[グラディウス]
B織田 茜凛[ヴァンブレイズ]
C森 萌花[モリオン]



0節:何はともあれキャラ紹介


GM:さぁ、では…始まってしまいました…。

黒白:新章やね。

GM:だな。では…パラサイト・ブラッド…キャンペーン名<ポリリズム>を始めます!!

黒白:ポリリズム?!

しゅう:な、何で?!

GM:ん?あぁ、ポリリズムって、そもそも“複合リズム”っていう音楽用語なんだわ。

しゅう:そ、そうなんや…でも、アノ曲しか思い浮かばん…。

GM:ええねん、意味的にはおかしくないから。(笑)ってことで、キャンペーンの第1話『邂逅の独奏者(ソリスト)』を始めたいと思います!

PC4人:はーーい。

GM:じゃ、まずは恒例、皆さんのキャラ紹介からお願いしますわ。

黒白:まぁ、まずはそっからだよね。(笑)

GM:あぁ、これをしやんと何も始まらん。(笑)


◆PC@:沢渡 玲緒奈

GM:じゃ、PC@からお願いしますわ。

ひょうすべ:はい、PC@いきます!

GM:お、そっちがPC@になったか。じゃ、どうぞ。

ひょうすべ(以下 玲緒奈):はい!名前は沢渡 玲緒奈(サワタリレオナ)、種族は人間で年齢17歳です!悪魔寄生体は<ガントレット>です。職業は学生…しかも優等生にしました。

GM:あぁ、敢えて優等生の方か…。17歳っつーと、高2だな。

玲緒奈:高2ですね。組織の所属はDUSTです。

黒白:これ、最初からDUST所属でスタートなの?

GM:あぁ、所属してるとこからスタートしてくれ。出会いからやると、長い。(笑)

黒白:それは確かに。(笑)

玲緒奈:生まれは資産家の娘。戦う目的は、人生経験は特定年齢以前の記憶がないこと。寄生された理由は、謎の現象に巻き込まれたから。“悪魔憑きとしての特徴”は両目が…青緑が何か嫌やから、金色ってことにしました。

GM:あぁ、金色にしたんや。了解。

玲緒奈:悪魔寄生体への感情は、新たな未来への希望として考えています。戦う目的は、家族や恋人を守るため…ただ、まだ恋人はいません。(笑)

GM:家族だけだな、今のとこ。(笑)

玲緒奈:悪魔化の特徴は、全身が薄い外骨格に覆われて、両肩に透き通った羽が生えた感じになります。色は全体的に…薄い緑っぽい色。

GM:ライト・エメラルドグリーンってやつやな。

玲緒奈:そんな感じ、なんかな?まぁ<ガントレット>なんで…女子高生格闘家で、今話題沸騰中ってイメージでお願いします。

GM:あぁ、そっちの方面でちょっと名が売れてるんや。はいはい。

玲緒奈:ん、以上です!


◆PCA:壬生 柳一郎

黒白(以下 柳一郎):じゃ、PCAいきまーす!壬生 柳一郎(ミブリュウイチロウ)です。種族人間の年齢17歳の男です。玲緒奈とは幼馴染の同級生。“悪魔寄生体”は<グラディウス>、職業はDUSTのアサルト。普段はカモフラージュ的な意味合いで学生やってる感じ?

GM:ま、そうだな。ワークスとカバーみたいなもんで。(DX参照)

柳一郎:そうそう。なので組織はDUSTに所属しています。生まれは会社重役の息子。人生経験は…やはり玲緒奈と同じく、特定年齢以前の記憶がないこと。

GM:二人揃って神隠しにでもあったんかな。

柳一郎:かもしれない。(笑)でも寄生された理由は、自ら望んで寄生されています。

玲緒奈:連れ去られた後に、何があったんや…。(笑)

柳一郎:それは僕にも分からない。(笑)特徴は、体格が大きく筋肉質。寄生体への感情は、打ち勝つべき宿命…やっぱり昔、何かあったんやろね。(笑)

GM:神隠し後に何かあって寄生されて、玲緒奈は希望を持って、柳一郎は打ち勝つものとして見てるんやな…。

柳一郎:そうやね、ちょっと違うとこがあるかも。戦う目的は、今の生活を守るため。今の平和な生活を…俺は、守る!!

GM:いいねぇ、熱いキャラ。(笑)

柳一郎:まぁ、たまには。(笑)悪魔化時の姿は、全身甲冑の騎士風の外骨格に覆われるみたいです。あと、胸部に宝石のような器官が付いています。以上!


◆PCB:織田 茜凛

GM:ではお次、PCBの方〜。

しゅう:………この瞬間が一番恥ずかしい…何回やっても慣れん…ほんま、プレイヤーには向いてないわ…。

GM:なら、代わってくれ。俺ぁGMのが慣れねぇよ。(笑)

しゅう:まぁ…色々考えて、ね…。一人称をわっちにした…から余計に恥ずかしいという…。

玲緒奈:それは…恥ずかしいな。(笑)

GM:俺は好きだけどな、廓言葉。(笑)

しゅう(以下 茜凛):………わっち、は…織田 茜凛(オダアカリ)でありんす。種族は人間、年齢はヒミツ、性別は女。“悪魔寄生体”は<ヴァンブレイス>。……他に、何を言えば…?

GM:前二人のをちゃんと聞いとかんかい。(笑)じゃー…普段の御職業は?

茜凛:あ、スカウトでありんす。

GM:…え、S.W.2.0と混ざってない?

茜凛:違うでありんす!(笑)

玲緒奈:街中で声かけるやつ?「ウチの店で働かな〜い?」っていう…。(笑)

茜凛:いや、あの、組織の若頭っていう意味の<DUST>スカウトです!(笑)

GM&柳一郎:あ!DUST(スカウト)のこといってんのか!!(笑)

茜凛:そうでありんす。(笑)普段の仕事も、とある組織の若頭でありんす。なので、生まれもその組織。人生経験は、奇妙な予言をされた。不思議な老人に急に言われたのじゃ…「この先、何かに巻き込まれる」と…。そして、それを聞いたら覚醒したでありんす。

GM:あ、そこで覚醒したんや!(笑)

茜凛:特徴は、目が真っ赤です。悪魔寄生体への感情は、新たな未来。戦う目的は、邪悪な存在が許せないから。あと…普段の姿の時から額に2本、小さな角が生えてますが……変身すると、もっと伸びて目立つ…ので、ありんす。

GM:語尾に物凄い頑張ってる感があって、いいよ〜。(笑)

茜凛:キャラづけは大事でありんす。(笑)

玲緒奈:その通り。(笑)

茜凛:とりあえず、廓言葉は次までに研究してくる、ということで…以上でありんす。(笑)

GM:あいよ。(笑)


◆PCC:森 萌花

GM:じゃ、最後にPCC。

茜凛:オチ担当。

るしふぇる(以下 萌花):オチじゃありません!(笑)えー…ホノカは、萌花です!

柳一郎:……はい?

GM:……あん?

萌花:ホノカは、森 萌花(モリホノカ)です。生まれは、被検体(孤児)です。人生経験は、特殊機関の被検体になりました。寄生理由、特殊機関で強制的に。(笑)

GM:純度100%の被検体です。(笑)

柳一郎:一体それはどんな組織だったんだろう…。

萌花:今は<DUST>に吸収合併されました。(笑)

GM:あれ、案外弱小企業やった。(笑)

萌花:“悪魔憑き”としての特徴は、異様に眼光が鋭い。戦う目的は、全てのヴィシャスを葬るため。悪魔化時の特徴は、頭にペンギンの被り物のようなものが現れる。

柳一郎:い、意味が分からない…。(汗)

萌花:あと…「妾はエクリプスじゃ」

GM:は?

萌花:「つまり、<モリオン>じゃ…」と、頭のペンギンが喋る。(笑)

茜凛:また変なんが出てきたで、これ…。

GM:…え、頭にかぶってるペンギンが喋るん?

萌花:そうそう。(笑)

柳一郎:……貴方それ…冬虫夏草のセミですよね?

GM:ほんまや。(笑)

萌花:そう!本当に、乗っ取られ型の寄生体やから。(笑)このペンギンがいなくなると、リアルに死亡が確定します。被検体識別番号は、「Eclipse-M2」です。

GM:そこまで考えたんか…ていうか、2なんや。

萌花:はい、二代目です。初代は実験途中で死亡しました。(笑)

GM:し、初代ぃー!(笑)

萌花:憑りつかれて2、30年は経ってると思うけど、外見年齢は15歳くらいのままです。

玲緒奈:M2……ミ●ーツー…。

柳一郎:確かに実験体!(笑)

玲緒奈:もうそのまま洞窟の奥にいてくれ。(笑)

萌花:あ、完全に特殊型の<モリオン>なんで。

GM:特殊特化型か、了解。

玲緒奈:ま、色んな意味で特殊ってことで。

柳一郎:本当に、色んな意味やで、これ…。

萌花:変身したら、全ての意識なくなるから。このペンギンが喋るから。

玲緒奈
沢渡 玲緒奈
(さわたり れおな)

(プレイヤー:ひょうすべ)
性 別
種 族
人間
年 齢
17歳
職 業
学生(優等生)
組 織
<DUST>
共生生物(メイン)
“強運の荒拳者”ガントレット
(1)プライム/(2)エース/(3)モンク
ヒーロースタンス
《ガーディアンヒーロー》
生まれ
資産家
人生経験
特定年齢以前の記憶がない
寄生された理由
謎の現象に巻き込まれた
戦う目的
家族や恋人を守るため
悪魔憑きとしての特徴
両目が金色である
悪魔憑きへの感情
新たな未来(希望)
キャラ設定 “女子高生格闘家”として、名を上げつつある現役女子高生。
壬生柳一郎とは幼馴染。
過去に2人して神隠しに合い、その後“悪魔憑き”へと覚醒した。
そして玲緒奈はその得た力を、未来を切り開く力として受け止めている。


柳一郎
壬生 柳一郎
(みぶ りゅういちろう)

(プレイヤー:黒白)
性 別
種 族
人間
年 齢
17歳
職 業
学生
組 織
<DUST>
共生生物(メイン)
“蒼炎の戦鬼”グラディウス
(1)プライム/(2)ヴェロシティ/(3)スティールハート
ヒーロースタンス
《イモータルヒーロー》
生まれ
会社の重役
人生経験
特定年齢以前の記憶がない
寄生された理由
自ら望んで
戦う目的
今の生活を守るため
悪魔憑きとしての特徴
体格が大きく、筋肉質
悪魔憑きへの感情
打ち勝つべき宿命
キャラ設定 『普通の日常』を謳歌する男子高生。
沢渡玲緒奈とは幼馴染。
過去に2人して神隠しに合い、その後“悪魔憑き”へと覚醒した。
記憶にないまま“悪魔憑き”となり、その力で『日常』を守ろうとする。


茜凛
織田 茜凛
(おだ あかり)

(プレイヤー:しゅう)
性 別
種 族
人間
年 齢
??歳
職 業
<DUST>(スカウト)
組 織
<DUST>
共生生物(メイン)
“鏡盾の守護者”ヴァンブレイス
(1)プライム/(2)サポーター/(3)バックラー
ヒーロースタンス
《トゥルーヒーロー》
生まれ
組織の頭
人生経験
奇妙な予言をされた
寄生された理由
眠っていたものが目覚めた
戦う目的
邪悪な存在が許せない
悪魔憑きとしての特徴
両目が真紅で彩られている
悪魔憑きへの感情
新たな未来
キャラ設定 女性ながらに組織を納める若頭。
和風の邸宅と手下達を持つ。
紅い着物を愛用し、廓言葉を語る。
“悪魔憑き”としての力を組や自分の未来を切り開く力として使用している。


萌花
森 萌花
(もり ほのか)

(プレイヤー:るしふぇる)
性 別
種 族
人間(?)
年 齢
2〜30歳(外見:15歳)
職 業
被検体
組 織
<DUST>
共生生物(メイン)
“輝く天使”モリオン
(1)プライム/(2)シャーマン/(3)クレリック
ヒーロースタンス
《ダークヒーロー》
生まれ
被検体(孤児)
人生経験
特殊機関の被検体
寄生された理由
特殊機関で強制的に
戦う目的
全てのヴィシャスを葬るため
悪魔憑きとしての特徴
異様に眼光が鋭い
悪魔憑きへの感情
復讐の力
キャラ設定 正式名称『被検体Eclipse-M2』。
<DUST>において管理されている、純度100%の被検体。
“悪魔化”時に頭部に現れるペンギンのかぶりもの…これが本体となる。
普段から培養漕に入り、生活を送っている。


GM:えー…じゃあまぁ、自己紹介はこのくらいにして…そろそろ話進めていいかね?

柳一郎:どーぞ、どーぞ。大変やな。(笑)

GM:何か自己紹介だけで疲れた。(笑)まずは…舞台となる街はここ、咲坂市を使用します………が。

玲緒奈:…が?

GM:俺は正直、ルールブックにあるような地図とか使うの、好きじゃないので…想像のみで街を作って話していきます。(笑)

柳一郎:あぁ、そういうのもいいんじゃない?(笑)

萌花:新・咲坂市。(笑)

柳一郎:咲坂市ネオ。(笑)

GM:まぁ、呼び方は何でもいいけどさ。(笑)ま、そういう感じで始めていきたいと思いまーす。

PC4人:はーい。



1節:日常と非日常


GM:…いざ始めるとなると…難しいな…。しゅう(GM時)風にいくか…。

茜凛:…え?(笑)

GM:ん、皆普段何やってんの?

玲緒奈&柳一郎:あぁ、それで始めるよな、この人。(笑)

茜凛:……そ、そうかなぁ…?

GM:うん、迷った時はこれ。(笑)


◆萌花の日常

萌花:はい!(挙手)ホノカは普段、培養液の詰まったカプセルの中で浮いてます。プカプカ〜。(笑)

GM:はい、一人は浮いてます。(笑)

柳一郎:というか、存在自体が浮きすぎだ!(笑)

萌花:周りには、白衣を着て眼鏡をかけた研究員達がモニター見てる。

研究員A(GM):(モニターを見ながら)「被検体のバイタル、現状安定しています」

研究員B(GM):「こいつは不安定ですぐ揺れる。注意を怠るな」

柳一郎:不安定そうやもんなぁ…。完全に実験動物やん、未だに。(笑)

萌花:だって…頭の共生生物外すわけにいかんもん…外すと死ぬから。

研究員B(GM):「む…やはり浸食率が高すぎるな…切り離すか…」

研究員A(萌花):「しかし…“魔種吸引”すると彼女は死んでしまいます…!」

研究員B(GM):「やむを得ん…もしもの時のためにサード化の計画も同時に進めておけ」

萌花:私が死んでも代わりがいるものー!(笑)

柳一郎:普通、“魔種吸引”されたら健康体になるのに…死ぬんや…。(笑)


◆茜凛の日常

GM:じゃ、お次。織田さんは普段、何してるんですか?

玲緒奈:織田さんて。(笑)

GM:じゃあ茜凛さん。(笑)

茜凛:普段?黒服の連中に指示出してる。

柳一郎:く、黒服…。(汗)

黒服A(GM):「姐御…あそこの地上げがなかなか進みやせん…」

柳一郎:って完全にヤクザやん!(笑)

茜凛:「んん?そういう時は…アレをあぁして…コレをやっておくでありんす」

黒服A(GM):「そ、そんな…へへっ、さすが姐御だ。俺達では考えつかねぇようなことを思いつきなさる…」

柳一郎:そこにシビレる、アコがれるぅ〜!(笑)

黒服B(萌花):ガチャッ!「姐さん、てぇへんです!」

茜凛:「んん〜?」

黒服B(萌花):「奴ら…隣のシマの奴らが口出ししてきやがって…!」

茜凛:「仕方ないの…では、わっちが出るでありんす」

黒服B(萌花):「姐さん、お頼み致します!」

茜凛:「ん」

黒服A(GM):「姐御が出るぞ!車を門に回せー!」

柳一郎:完全に出入りになっとる…。(笑)

茜凛:「者共、行くでありんすよ」

黒服ズ(GM):「へい、姐さん!!」

柳一郎:もう…花魁なのかヤクザなのか…。(笑)

茜凛:ま、両方や。(笑)

GM:じゃ、茜凛はこれから抗争に行くということで。(笑)


◆玲緒奈&柳一郎の日常

GM:学生のお二人は同じシーンにしようか。

柳一郎:ん、了解。

玲緒奈:…って言われても、何をしたらいいやら…。

萌花:キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン…

柳一郎:あ、授業終わった。(笑)

教師(GM):「え〜、以上で本日のHRは終了する」

玲緒奈:「んっ……あ〜、今日もしんどかった…」

柳一郎:普通の学生生活送ってるからねぇ。

GM:二人は同じクラスでいい?

柳一郎:うん、そうしよう。

玲緒奈:しかも幼馴染。

GM:席はさすがに離す?

玲緒奈:いや、隣でいいよ。(笑)

GM:どんだけベッタリやねん…いいけど。(笑)

柳一郎:じゃ、机に突っ伏して寝てたから起きる。「ん〜〜…終わったかぁ」

玲緒奈:「柳一郎…あんた、また寝てたの?」

柳一郎:「しょーがないんだよ…<DUST>の仕事で昨日も夜遅くまで戦ってたんだからよぉ〜…」

玲緒奈:「まぁた仕事、仕事って…」

茜凛&萌花:どこの熟年夫婦?!!(爆笑)

GM:たまには家庭も顧みやんと。(笑)

柳一郎:「っていうか、お前だって仕事だったろ。昨日も一緒に」

玲緒奈:「ん〜?私は元気なもんよ」

柳一郎:「羨ましいねぇ、ったく…」

GM:…こ、これだけで終わりそうや…じゃ、玲緒奈の女友達でも出すか。名前何にしよかな…。

萌花:なんとなく、エリカ。

GM:ん、じゃあ…玲緒奈の友達の獅子河原 瑛梨香(シシガワラエリカ)が…。

柳一郎:すんごい名前やったぁー!(笑)

エリカ(萌花):「レオナお姉様ぁ!」

GM&柳一郎:あれ、そっち系?!(笑)

玲緒奈:いや、違う。そういうのは、もういい。(汗)

エリカ(GM):「もぉ〜、レオナったらぁ〜。まぁた柳一郎君と仲良くしてるんだからぁ〜」

玲緒奈:「ちっ、違うわよ!」

柳一郎:「腐れ縁だよ、腐れ縁!」

エリカ(GM):「は〜いはい、そういうことにしといてアゲルわよ♪」

GM:………思ったより恥ずかしいな、これ。

玲緒奈&茜凛:そうやろ、そうやろ!?(笑)

GM:ここんとこ、GMあんまりやってなかったからな…リハビリがいるな、心の。(汗)

柳一郎:リハビリて。(笑)

男子生徒(萌花):「お〜ぃ、柳一郎〜。お前、最近ちょっと付き合い悪いぞ〜?」

柳一郎:「あ〜?バイトが忙しいんだよ〜」

男子生徒(萌花):「にしては最近、レオナとばっか一緒にいるじゃねぇか〜?昨日の夜も一緒にいるの見たぜぇ〜?」

玲緒奈&柳一郎:(ハモって)「「たまたまバイト帰りに会ったんだよ!」「のよ!」

エリカ(GM):「今日もそのバイトあるのー?」

玲緒奈:……あるん?

柳一郎:さぁ〜?

GM:あー…このタイミングでは考えてなかったな…ま、いいや。

エリカ(GM):「たまには帰り道、ちょっと付き合いなさいよ〜」

玲緒奈:「ん〜…どうしよっかなぁ…」

柳一郎:呼び出しないかぎり、大丈夫なんやった?

GM:そだな。突発的に呼ばれんかぎりは普通にしてていいよ。だから今のとこも、特にない。

柳一郎:「はぁ、しゃーねぇなぁ…」

玲緒奈:「で、何するの?」

エリカ(GM):「ん〜…じゃあ、どっかでお茶して、カラオケ行ってから帰ろうよ!」

玲緒奈&柳一郎:(ハモって)「「じゃ、それで」」

エリカ(GM):「あんたら…本当に仲いいわねぇ〜…」(笑)

柳一郎:「そ、そんなんじゃないっての!」

玲緒奈:「そうそう!」

GM:じゃ、何かさっき絡んでた男子生徒Aも含めて4人で遊びに行きました、と。

萌花:ダブルデートや。(笑)

柳一郎:そ、その括りはエリカがその男子生徒を…。(笑)

エリカ(GM):「べっ、別に私はアンタのことなんて何とも思ってないんだからね!?」

玲緒奈:「またまたぁ、そんなこと言っちゃってぇ〜」(笑)

エリカ(GM):「たまたまよ、たまたま!」

男子生徒(萌花):「エリカ〜、そんなツレないこと言うなよぉ〜」(笑)

エリカ(GM):「気安くファーストネームで呼ぶなぁ!」(笑)

男子生徒(萌花):「なんだよ〜、幼稚園から一緒の仲だろぉ〜?」

玲緒奈&柳一郎:お前らもかい!(笑)

GM:ちょ…だ、誰かこの男子生徒の名前考えたって!美味しいぞ、こいつ!(笑)

萌花:山田君や!下は…ドキュネームで。(笑)

柳一郎:何かいいのあったかな…何かネットで「アトム」とかあったような…。

萌花:あぁ、「原子」と書いて「アトム」ってやつやな。

GM:じゃ、それで。こいつは山田 原子(ヤマダアトム)になった。

萌花:今の御時世、間違いなくイジメられる。

GM:……他意はございませんからねー!!

柳一郎:ちゃんと言っておかんと。(笑)

GM:ほんまに…誰が見てるか分からんからな…。ま、ここまでは皆の日常パートやりたかっただけ。この日は4人で楽しく遊んで帰りました、と。

玲緒奈&柳一郎:はーい。

柳一郎:まぁ、お小遣いはいっぱい貰ってるやろうし…。

萌花:あ、所持金振ってない!

GM:あぁ、じゃあ今決めちまおう。

柳一郎:(コロコロ)9万。

萌花:さ、さすが会社重役の息子…!(笑)

玲緒奈:(コロコロ)4000円。

萌花:(コロコロ)玲緒奈には勝った、7000円!

茜凛:(コロコロ)9万!

柳一郎:あ、一緒や。

秘書(GM):「柳一郎さん、今月のお小遣いを指定口座にお振込み致しました。またご確認下さい」

柳一郎:「あぁ、ありがとよー」

萌花:「わぁい、ホノカ7000円も貰えたぁー!」

研究員(GM):「これで少しでも金の使い方を学習してくるといい。購入時に全て領収書を貰ってくるんだぞ?」

萌花:「はぁい♪」

GM:ま、日常パートはこんなもんにしときましょか。


◆日常の終わり告げる知らせ

GM:はい、では次の日の朝。時間は大体6時半くらい。

柳一郎:高級住宅街の一軒家。自室で目を覚ます。

GM:おのれ、ボンボンめ。(笑)では…全員、携帯持ってるよなぁ?

萌花:……え?(笑)

柳一郎:一人水中の奴がいまーす。(笑)

GM:〜〜〜えぇい!じゃあ浮いてる奴除いた3人!3人に朝一でメールが届きます。『本日、夕方5時に<DUST>咲坂支部に集合願います』。

柳一郎:ん?夕方?今から緊急召集じゃなくて?

GM:違うよ、17時に集合してくれって内容。

玲緒奈:じゃ、それまでは…学校にでも行きましょうかねぇ…。

柳一郎:何かメールで目覚めてしもたしね…。

GM:あーっと…その前に……何で判定しようかな…。

萌花:朝起きれるかどうかの判定?(笑)

柳一郎:さっきのメール見てから二度寝してもた?!(笑)

GM:いや、違う。(笑)新聞とかニュースって、何の判定かなって…。ていうか、見る?

玲緒奈:そりゃ、何とはなしにニュースは流すやろうけど…。

萌花:「社会」判定かなぁ?

柳一郎:朝といえば新聞を読みながら朝食。

茜凛:もちろん、見るでありんす。

GM:あー……じゃ、自己申告でいいや。では、見た人はこんなニュースを見ます。

柳一郎:お、どんな?

GM:『昨夜、咲坂市から少し離れた山間にて、トラックとバイクの正面衝突事故が発生』…っていう内容。

柳一郎:ほぅ…?

GM:『しかし、事故の規模に反して死傷者は奇跡的にゼロ』ってなってた。ニュースでいうと数秒、新聞だと小さな見出し程度のものやけど。

柳一郎:あぁ、3面記事扱いのやつか。

GM:そうそう、そんな感じ。

玲緒奈:事故か…。

萌花:…トラックとバイクが…正面から衝突…バイクの運転手、死ぬでしょ。

柳一郎:でも、死傷者はゼロなんやー。運転手、運が良かったんだなー…って感じで新聞見てる。

GM:うん、まぁそんな感じ。

萌花:…一方、その頃!

GM:お?その頃?

萌花:「Guaaaaa……!!!」…暴走を始めた。(笑)

柳一郎:まだ何もしてないのに?!(笑)

研究員(GM):「どうした!?グラフが異常な数値を表しているぞ!?」(笑)

萌花:「あぁっ…あああぁぁァァァァァァァ…!!!」

研究員(GM):「精神の崩壊を始める前に、急いで鎮静剤を投与しろ!」プシュッ!

萌花:「あ……あ……」がくっ。

研究員(GM):「…落ち着いたか…一体何に感応したのか、急いで調べ上げろ!」

萌花:<自我>が一つ潰れました。

GM:何故!?(笑)

柳一郎:コイツ、マジでヤバいよ…取扱い注意だよ…。(笑)

研究員(GM):「…サード化計画、急いで進めることを検討するぞ…」

柳一郎:アカン、お払い箱まっしぐらや…。(笑)

GM:あー…まぁ、いいけど…とりあえず2日目です。何かする?何もなければ一気に17時になっちゃいますが。

柳一郎:そう言われてもね…普通に学校行くくらいしか…。

玲緒奈:トレーニング!

GM:レオナはトレーニング、と。さすが格闘家。(笑)

柳一郎:というか、今は何曜日?

GM:あぁ、そうだった…。えー、じゃあさっきの日常パートが月曜日。今日は次の日の火曜日ってことで。

柳一郎:火曜日ね、了解。


◆日常の終わり〜玲緒奈

玲緒奈:17時までトレーニング!

GM:またシンプルやな。(笑)

柳一郎:さすが女子高生格闘家。(笑)


◆日常の終わり〜萌花

萌花:今日は暴走してしまったので、一回検査中止されてカプセルから出されて…時間まで滅菌室みたいなとこに入れられてる。

GM:滅菌…それで共生生物死んだら嫌やな。(笑)じゃ、その滅菌室をモニターで見てた研究員が外部スピーカーで言ってくる。

研究員(GM):『…聞こえるか、Eclipse-M2。本日1700時に<DUST>支部長室へ出頭すること。理解したなら、復唱せよ』

萌花:「……E-M2…1、7…00、時…支部ちょ、室…出頭、する…」

研究員(GM):『…宜しい、遅れんようにな』

萌花:「外に、出れる、のね…?外に出れるのね?!!」

柳一郎:久しぶりの外の空気。(笑)

研究員(GM):『………ブツッ』(切断音)

萌花:返事がないぃー!?(笑)

柳一郎:上官の通信は、言いたいこと言ったら切れるからな。(笑)

GM:そういうこと。(笑)…他はある?無ければ本当に17時になるけど?


◆日常の終わり〜柳一郎

柳一郎:んー…特にすることないし…バイトはする必要ないし…。じゃ、学校終わったら早めに<DUST>行って、そこでゆっくりしてるわ。

GM:おぉ、偉いな。

柳一郎:学校で一日グダグダして、真っ直ぐ行く。で、一番乗りでゆっくりしてる。

GM:はいはい、柳一郎は真っ直ぐ<DUST>、と。


◆日常の終わり〜茜凛

GM:じゃー…茜凛さんは?

茜凛:(急に携帯を耳にあて)「もしもし?」

GM:……え、今の誰にかけた?(汗)

茜凛:あれ?電話かかってきたんじゃなかった?

GM:話を聞けぇぇぇー!!

柳一郎:朝一でメール来たんだってば。(笑)

茜凛:あ、そうじゃったか。(笑)じゃ…手をパンパンと叩く。

黒服A(GM):「はっ、御呼びですかい、姐御!」

茜凛:「わっちはこれからちょっと用事ができたから、後は任せたでありんす」

黒服A(GM):「ははっ、お早いお帰りを…」

黒服B(柳一郎):「どうぞ、お気をつけて!」

茜凛:「では、前に車を回しなんし」

黒服A(GM):「ははっ、直ちに!」

GM:玄関門の前に黒塗り、スモークのかかったリムジンが着きました。

黒服A(GM):「お待たせ致しやした、姐御。どうぞお乗りくだせぇ」

茜凛:「ん、ありがとう」

黒服B(柳一郎):「野郎共!姐さんのお出かけだ!お見送りしろ!」

GM:玄関口から門まで黒服が2列で整列しました。ザザザッ…!

黒服ズ(GM&柳一郎):「「行ってらっしゃいませ、姐御!!!」」

茜凛:「ん、それでは行……」

鉄砲玉(萌花):(急に)「タマ取ったらぁぁぁぁー!!!」(ドス片手に突っ込む)

柳一郎:何か急に出てきたぁぁー!(笑)

鉄砲玉(萌花):「死にさらせぇぇー!!」

黒服ズ(GM):ズキュンズキュンズキュンズキュン!!!

鉄砲玉(萌花):「ぐっふぅ……!」バタッ。

柳一郎:し、瞬殺…。(汗)

茜凛:「……ゴミが一匹、湧いていたようでありんすな?」

黒服A(GM):「これは大変失礼を…おい、野郎共!そこのゴミをすぐに片しちまえ!!」

黒服C(萌花):「ははっ!」(スコップ片手に)ザクッ、ザクッ、ザクッ…。

黒服A(GM):「って、庭に埋めようとしてんじゃねぇぇぇー!」

柳一郎:間違いないわ!!(笑)

黒服C(萌花):「し、しかし!最近はサツも煩くて、外に埋めるのは…!」

茜凛:「馬鹿でありんすね……●●に捨ててらっしゃい?」

黒服C(萌花):「!!姐さん、それ最高っす!」

玲緒奈:いや今、人として最低のこと言ったけどね。(笑)

黒服C(萌花):「じゃ、今すぐ●●行ってきやす!!」

GM:お前ら…これ以上伏字(●●)乱発するな。(苦笑)

柳一郎:マズすぎるわ。(笑)

GM:まったく。(笑)


◆<DUST>支部長

GM:では、そのまま17時になりました。<DUST>支部長室です。

玲緒奈:これはもう、場所とか分かってるんかな?

柳一郎:支部長のこととか。

GM:あぁ、そっか。ごめん、言い忘れてた。君らはもうレベル3スタートなんで、これまでもここで何回か一緒に仕事してると思ってくれていいよ。

玲緒奈:ん、了解。

柳一郎:じゃ、真っ先に部屋で待ってる。

玲緒奈:「あら?柳一郎、早かったわね」

萌花:…いや、ホノカ、誰よりも先に来てた気が…。(笑)

茜凛:ていうか、皆何て呼べばいい?レオナと、リュウと……モエカ?

萌花:ホノカですぅー!でもここの人たちにはE-M2って呼ばれてるけど…。

玲緒奈:森でいいんちゃう?

他全員:森?!!(爆笑)

萌花:た、確かに苗字、森やけども…!(笑)

柳一郎:何か一気に普通の人みたいになった。(笑)

GM:<モリオン>のモリってのもあるんだろうに。(笑)えー…では、支部長室には君達の直属の上司である若槻小春(ワカツキコハル)という人がいます。

柳一郎:男の人?

GM:いや、女性。

柳一郎:じゃ、小春さんと緑茶でも飲んで皆を待っていよう。ずずず…。

小春(GM):「ずず…リュウ君、おかわり淹れて」

柳一郎:「…え、俺が淹れるの?」(笑)

茜凛:「茶くらい、わっちが淹れてあげるでありんす」

玲緒奈:「私のも頼むわー」

萌花:じゃ、そこで両手部分の繋がった拘束衣を着せられて、数人の研究員に連れられて入ってくる。「ホノカ…ただいま到着致しました…」

小春(GM):「あら、いらっしゃい。よく来たわね」

萌花:「これ…取って、下さい…」

小春(GM):「まだダメよ」

萌花:「うぅぅ〜…」

柳一郎:「…コイツ、まだ自由には動かせないんですか?」

小春(GM):「まだまだ不安定な所が多くてね…今朝も一度暴走してるって報告が上がってるし…」

玲緒奈:「そもそもこの隊にいる必要性はどこにあるのかしらね?」(笑)

柳一郎:「あ〜、まぁなんだ…その…早く良くなるといいナ」(笑)

萌花:「良く、なる……というよりも、回復要因として、配属された…」

小春(GM):「<モリオン>に適合させて配置したのよ。でないと、貴方達3人だと…あまりに前のめりすぎる隊になるから」(笑)

柳一郎:それは確かに。(笑)

茜凛:わっちも回復汁、出せるけどね。

小春(GM):「じゃ、皆集まってくれたみたいだし、とりあえず座って。ちょっと話したいことがあるの」

玲緒奈:「はい!」

小春(GM):「えーっと…知ってる人もいるかもしれないけど、昨日の夜、ここ咲坂市の外れでトラックとバイクの事故がありました」

柳一郎:「ん?…あぁ、そういえば今朝見た新聞にも載ってたな…」

小春(GM):「えぇ、それよ。知っているなら話は早いわ。実はあの事故…<DUST>が関わっているので、少々情報操作を行ったものなの」

柳一郎:「ほぉ…?」

小春(GM):「その真相は、これから話します」

萌花:「知ってるー!研究員のおじさんが話してるの、聞こえたー」

柳一郎:ソイツ、口かるっ!(笑)

GM:確かに問題ありやな、そいつ。(笑)しかし…あながち、外れでもないんだわ、これが。

萌花:適当言っただけやのに。(笑)

小春(GM):「そう、実はこの事故…<DUST>が保有している研究施設への護送中、“とあるモノ”を何者かに襲われ、奪われてしまったものなの…」

柳一郎:「護送…とあるモノ…」

玲緒奈:「トラックの中に、大事なものが入ってたってこと?」

小春(GM):「その通り。トラックは3台、それぞれに大事なモノが乗っていて…何者かの襲撃を受け、3つとも全て奪われてしまった、ということよ」

玲緒奈:「へぇ〜…」

柳一郎:大事なモノが3つ共、か…。

小春(GM):「実をいうと、今朝のE-M2…じゃなかった、萌花の暴走もそれに関係しているという結果が、研究員達から上がってきています」

柳一郎:よぉ拾ったな、GM。(笑)

GM:使えそうなもんは、何でも拾うぞ、俺ぁ。(笑)

萌花:「……違うの!」

GM:…あぁん?

柳一郎:めっちゃ面倒くさそうな顔した。(笑)

萌花:「声、聞こえた、の!ホノカに、助けを求める声、聞こえたの!そしたら…そしたら、エクリプスが…!」

柳一郎:「…とか、言ってますケド?」

小春(GM):「……まぁ、そういうことも、あるかもしれないワネ」

GM:小春さん、慣れてるから流しちゃう。(笑)

柳一郎:こっちも慣れてきてそう。(笑)

茜凛:(唐突に)わっちのことは、アカリンと呼びなんし。

玲緒奈:意外と砕けてますね?!(笑)

柳一郎:まぁでも、この中では一番年上やろうから、普通に茜凛さんって呼ぶと思う…。

萌花:……いや、一番年上は、ホノカや!

茜凛:あれ?何歳?

萌花:見た目15歳、実際は数十年生きてる。

茜凛:……そういうキャラ、好きやなぁ。(呆)

柳一郎:つまり呼び方は…森さん

玲緒奈:森先輩、ちぃーっす!

萌花:嫌やぁぁー!!(笑)

柳一郎:いやぁ、やっぱ森先輩は一番の年長者っすからねぇ。(笑)

玲緒奈:森先輩、今日もいぶし銀っす!(笑)

萌花:いぶし銀ちゃう!幼気な少女風やぁ!(笑)

GM:…じゃ、進めるぞー?いいか、森先輩?

萌花:ホ・ノ・カ!!(笑)

GM:はいはい。(笑)

小春(GM):「護送していた<DUST>の護衛隊員の話によると、襲ってきたのは全員フルフェイスのヘルメットをかぶった、バイク集団。複数に囲まれトラックを止めさせられ、その内の数人が人とは思えない怪力で瞬時に運転手、及び護衛達を…」

柳一郎:「蹴散らした、と?」

小春(GM):「そういうこと。そしてその後、3つの荷品を奪われた、と。これは咲坂市の市外にある研究所、そこに運び込む途中での出来事だった…。事の顛末は、こういうことよ」

茜凛:「…それで?奪われたモノとは?」

柳一郎:「3つの品の中身については?」

小春(GM):「…ごめんなさい、私にもまだ知らされていないの…」

柳一郎:「いぃ?!」

萌花:…じゃ、少し羽がニョキっと出てきて、(急に強気口調で)「それは、妾の身体の一部じゃ!」

小春(GM):「恐らく違うと思うわ」

玲緒奈&柳一郎:即否定された!!(笑)

小春(GM):「ただ、本部の方からはそれらが、とてつもなく大事な…人類…いえ、しいては世界にとっても至宝だと言われています。なので、何が何でも奪還せよ、との命令が下っています」

柳一郎:「宝、ねぇ…」

萌花:「共生武器、とかかな…」

柳一郎:「うーん…正直、形状も分からんものを探してこい、と言われてもなぁ…」

小春(GM):「…そう言いたい気持ちも、重々承知しているのだけども…!」

玲緒奈:とにかく探してきたらいいんや。(笑)

小春(GM):「何かまた情報が入れば、お知らせはします」

柳一郎:「それは本当にお願いしますよ〜…」

茜凛:まさかのノーヒントとは…。(汗)

玲緒奈:まぁ、こうなったらまずは…現場での調査かな?

柳一郎:後は、バイクの集団について調べる、とか。目撃情報とか。

GM:あ、報告によると、バイク集団の人数は約30名前後って言われてる。

柳一郎&萌花:お、多いな…。(汗)

茜凛:「では皆、わっちの車に乗りなんし」

玲緒奈:あ、車持ってる?

茜凛:うん、ルール的にも持ってる。何かリムジンになってた、さっき。(笑)

萌花:しかも、運転手付。(笑)

GM:まぁ、そのくらいいいよ。(笑)

玲緒奈:「さっすがアカリン!」

柳一郎:「あ、僕は自分のバイクがあるんで、これで行きます」

玲緒奈:「えっと…私、自転車で来たから…どうしよう、車の後ろに乗っけてもいいかなぁ?」(笑)

茜凛:「置いていきなんし!」(笑)

萌花:「支部長〜!コレ、外してぇ〜!」(拘束衣を差出)

GM:確かそれ、覚醒器と連結してたよな?

萌花:うん。

小春(GM):「残念ながら、それはまだ許可できないわね」

萌花:「うぅぅ〜…」

小春(GM):「…せめて、この<DUST>コートを羽織っていきなさい」

GM:バサッ、とかけてくれるわ。

玲緒奈:「じゃ、連行してあげるわ」(萌花を引っ張り)

茜凛:「ちゃんとコート、羽織るのじゃ」(コートを頭までかける)

柳一郎:見た目、ただの犯罪者の連行シーンですよ、これ。(笑)

萌花:俯き加減に歩かんと。(笑)…あ、じゃあ覚醒器の鍵、このお姐さんに持っててもらっていい?

GM:あぁ、そうしようか。

小春(GM):「茜凛、いつもの様にコレ、お願いね?」(鍵を渡す)

茜凛:「ん、分かった」(受け取る)

柳一郎:チームリーダーみたいなもんやね。

小春(GM):「それでは皆…健闘を祈ります」

GM:小春さんが見送ってくれるよ。

玲緒奈:じゃ、まずはその現場に行ってみましょうかー!



2節:現場調査



◆襲撃現場調査

茜凛:では、現場へ向かうでありんす。ブッブー。

玲緒奈:現場、第一主義!

柳一郎:どうする?皆で一緒に現場で良かった?

茜凛:ん?何か別れる必要あった?

玲緒奈:いや、ない。

柳一郎:ん〜、現場での調査と、バイク集団についての聞き込みの2組もありかな、と。

萌花:駄菓子屋さん…。

柳一郎:(無視)どうしましょう?

玲緒奈:バイクを売るなら〜♪(某CMソング)

柳一郎:バイク●ー!?(笑)

GM:え、何?即効バイク売りに行くん?(笑)

柳一郎:売らん、売らん!(汗)

萌花:会社重役の子共やで…毎シナリオの最後に売って、その下取り価格が次回の所持金になる。(笑)

柳一郎:何で毎回乗り捨てやなアカンねん。(笑)えー…で、どうする?

玲緒奈:とりあえず、一緒に現場でいいんじゃないかなぁ?

柳一郎:そっか…まぁ、一人で聞き込みも要領悪いか…。じゃ、皆で現場に行ってみましょうか。

茜凛:ん、じゃあ車で向かった。

玲緒奈:…え、アカリンが運転してんの?

茜凛:いや、お付の者。

GM:黒服の運転手…名前付けたっていいで。(笑)

玲緒奈:じゃ、ヤスで。(笑)

ヤス(萌花):「姐さん、どこに向かいやしょうか?」

茜凛:…どこなん?

GM:詳しい場所は小春さんから聞いてたってことでいいよ。咲坂市の外れ、山の方やな。

茜凛:「ヤス、ここに向かうでありんす」

ヤス(GM):「へぇ、分かりやした!」

黒服B(萌花):「皆さん、お乗り下せぇ!」

GM:あれ、もう一人いた!?(笑)

玲緒奈:じゃ、タカで。(笑)

萌花:助手席にもう一人乗っててん。(笑)

GM:いいけどさ。(笑)

ヤス(GM):「それでは出発致します。…あ、車内の冷蔵庫のお飲物はどうぞ、ご自由に」

玲緒奈:あ、「これ飲んでいいの?」って聞こうとしたのに。(笑)

GM:それを制してこそのサービス。(笑)

柳一郎:すげ〜。(笑)まぁ、そのリムジンをバイクで追いかけるわ。

茜凛:では、日本酒を飲むでありんす。

玲緒奈:え、いきなり?

萌花:…手、繋がってるから飲めない…。

茜凛:しょうがない奴じゃ…口に流し込んでやるかの。(萌花の口流し込む)

玲緒奈:い、いいのかしらねぇ。とりあえず、アンタ飲みなさい!(萌花の口に流し込む)

GM:二人がかりで…。(笑)

萌花:「ごっ…ごっ…ごっ…うぅぅ〜…お姉ちゃん達…これ、何ぃ〜?」

茜凛:それ見て、「ほっほっほっ…」って笑っておく。「米のジュースみたいなもんじゃ」

萌花:「いっつも…これ、飲む、と……クラク、ラ…する、よぉ〜…」

柳一郎:“悪魔寄生体”が瞬間でアルコール分解するやろうけどな。

GM:だな。ただ、その時に…<DUST>の研究所の方で、

研究員(GM):「おい!E-M2の心拍数が異常に乱れているぞ!」

GM:って、大騒ぎになってるくらい。

玲緒奈:(笑)

萌花:ちょっと特殊で、通常の“悪魔寄生体”の持つ浄化作用が働かんねん。

GM:返って不便だな、おい。

柳一郎:“悪魔憑き”のいいとこ、自分で潰した。(笑)

GM:はい、じゃあ何だかんだで現場に着きました。

柳一郎:キキーッ、と止まる。

タカ(萌花):ガチャッ。「姐さん、どうぞ!」

茜凛:「ん、御苦労」

柳一郎:もうトラックとかは片づけてあるの?

GM:うん、もう片付けられてる。

柳一郎:ここで事件が起きた、ってことか。

茜凛:「ヌシらは、少し離れた所で待っていなさい」

ヤス(GM):「ははっ!どうぞお気をつけて、姐さん!」

タカ(萌花):「またお帰りの際は、御連絡下さい!すぐに参ります!」

柳一郎:大変やな、黒服さんも…。ここはどんな場所?

GM:街から山の上の研究所に行く途中の、山道だな。舗装もされていない、轍だけありそうな道やけど。

萌花:ガタガタ?

GM:ガタガタ。

柳一郎:よくバイク走れたな…。

萌花:いや、むしろリムジンの方が良く走れたわ。(笑)

GM:地味に車の底、擦ってたかもしれん。(笑)

茜凛:そんな下手くそはさすがに運転手に雇わん。(笑)

タカ(萌花):「おぃ…これ、擦ってるの姐さんにバレたらマズイぞ…」

ヤス(GM):「エンコつめるか、コンクリか…い、今のうちに隠すぞ!」

タカ(萌花):「よし、ワックス塗っておくか…!」

茜凛:擦ってたんかい!(笑)

萌花:必死に隠してます。(笑)

GM:いかん、ヤスとタカだけで話が膨らむ。(笑)えーっと…山の中には、普通の舗装されてる道路もある。途中まではそこを走っていて、途中から舗装されていない脇道に入った所、と思っておいて。

柳一郎:はいはい。

GM:で、リムジンとバイクはその舗装されてるギリギリの所で止まったってことで。

茜凛:ん、それでいい。

柳一郎:こっからは歩きやね。

GM:その通り。そこから先は舗装されていない山道を歩いていくと、しばらくして…回りの木に焦げ跡があったり、地面の土もタイヤでグチャグチャになってたりしてる。

柳一郎:こ、焦げ跡…?!

萌花:足場悪い…バタッ…。

GM:あ、こけた。

萌花:手塞がってるから、モゾモゾしてる。モゾモゾ…。

GM:じゃあ萌花は土まみれになった。

柳一郎:これ、何か判定で調べられる?

GM:「知覚」で目標値12です。

茜凛:そのバイク跡を調べるでありんす。(コロコロ)あら、10で失敗。

GM:いっぱいタイヤの跡があるな、と思った。

萌花:(コロコロ)ダメ、8。

玲緒奈:(コロコロ)惜しい、11で失敗や。

柳一郎:「初級」であるから…(コロコロ)13で成功!

GM:じゃ、柳一郎一人気づいたな。じゃあ柳一郎はそのタイヤ跡を見ていて、トラックは山道を走っているのに対して…バイクは、左右と後ろの3方向からアタックしてることに気付いた。

萌花:…何?(汗)

柳一郎:え…つまり、普通に木の生えてる山の中、バイクで突っ切ってきたってこと?!!(汗)

GM:そういう風に見える。よくよく見ると、周りの木にも傷がいっぱい付いている。

萌花:ほ、本当の奇襲やな、これは…。まず1、2両目を動けなくして…って感じか…。

玲緒奈:まぁ30人もいれば、できるか…。

GM:恐らく、10人3組で動いたと思われる。

柳一郎:…他に何か、痕跡とか落ちてない?

GM:他…トラックの破片、とかかな。

柳一郎:トラックの破片かぁ…。

茜凛:…あ、《悪魔分析》で+2されてたから、成功してた。

GM:あらら、まぁ今言ったのが分かったってことで。

茜凛:うん、何となく悔しいから言っておいた。(笑)

柳一郎:「ふぅむ…なるほど。茜凛さん、これはどうやら…」

茜凛:「ん、そうでありんすね。これら、奴らの仕業…」

GM:え、そこまで分かるの?(笑)

柳一郎:茜凛さん、すげぇ。さすが隊長だぜ。(笑)40:21

萌花:「リュー君、リュー君!」

柳一郎:「ん?何ですか、森さん?」

萌花:「立たせ……森さんって言うなぁぁー!!」(笑)

柳一郎:何て呼べば?(笑)

萌花:ホ・ノ・カ!!(笑)

柳一郎:「はいはい、それで…どうかしましたか、萌花さん?」

萌花:「立たせてー!」

柳一郎:「はいはい…よっこいしょ、っと…」

GM:…両手塞がってても、腹筋で起きれそうなもんやけど…ちょっと反動使えば…。

柳一郎:そりゃ、アンタだからだ。(笑)「さて…どうやら、ここで分かるのはこのくらいのようですね?」

茜凛:「う〜ん…そうでありんすねぇ…」

玲緒奈:「…ということは?あんまり良く分かってない?」

茜凛:「バイクがいっぱいいた!」

玲緒奈:「山の中走ってきた!」

柳一郎:……どうしたもんかなぁ…。

茜凛:…ここから、その研究所までまだ結構あるん?

GM:いや、歩いてももうすぐ着くくらい。

萌花:じゃ、その研究所に行ってみようよ。

柳一郎:あ、じゃあその前にちょっと小春さんに電話する。ピッピッピッ。

小春(GM):『はい、こちら<DUST>咲坂支部』

柳一郎:「こちら、柳一郎です。小春さんはいらっしゃいますか?」

小春(GM):『あぁ、私よ。今、事務の子達が皆出払っちゃってるのよ〜』

GM:直接外線電話を取る支部長。(笑)

萌花:セラフィムと同じや。(笑)

GM:きっと定時上がりの事務の子が多いんやろ。(笑)

柳一郎:「小春さん、例の件なんですけど…」

小春(GM):『何か分かったの?』

柳一郎:「襲われた場所って、研究所の近くじゃないですか」

小春(GM):『えぇ、研究所への搬送途中で襲撃を受けた、と報告は受けているわ』

柳一郎:「そう…そこでですね…ここを昨日のあの時間、トラックが走ることを知っていた人間はどのくらいいるんですか?」

小春(GM):『……実は、私も事故が起こり、情報操作を行うにあたって報告を受けた状態だったの…』

柳一郎:「支部長がその状態ということは…知っている人は極々限られている、ということですよね?」

小春(GM):『そう…なるわね…』

柳一郎:「……すみません、小春さん。内部犯の可能性が出てきました。その辺り、調べてもらうことってできませんか?」

小春(GM):『分かったわ、こちらでも何か情報を仕入れておくわ』

柳一郎:「宜しくお願いします。それでは…」ピッ

玲緒奈:「……え、柳一郎。今、何話してたの?」

柳一郎:「ん?いや、実はさ…かくかくしかじか、まるまるうまうま…なんだ!」

玲緒奈:「ん〜……よく分かんない」

柳一郎:「れ、玲緒奈ぁ〜…」(汗)

萌花:頭弱い子やった…。(笑)

柳一郎:「つまり〜…」

玲緒奈:「ふんふん…つまり、内部犯ってこと?」

柳一郎:「…の、可能性があると思うんだ。だから、ちょっと小春さんに頼んで調べてもらったのさ」

玲緒奈:「はぁ〜、なるほど…。柳一郎はやっぱり頭良いね〜」

柳一郎:「知力」1やけどな。(笑)

玲緒奈:あれ、マジか?!(笑)

GM:ここでまさかの「知力」1。(笑)

萌花:(ふと茜凛を見て)「茜凛おねーちゃん!それ…車から持ってきたの〜?!」

茜凛:(酒を飲みながら)「んん〜…?わっちはコレがないと、死ぬでありんすよ〜?」

GM:ただの飲んだくれじゃねぇか。(笑)

茜凛:「ほれ、ヌシも飲みなんし」(萌花の口に流し込む)

萌花:「あぶぅ……ごっ…ごっ…ごっ…!」(汗)

研究員(柳一郎):「これは…また、バイタルの数値に乱れが…!」(笑)

研究員(萌花):「やはりまだ、彼女を外に出すのは早かったのでは?!」(笑)

研究員(GM):「いやむしろ…もう限界なんじゃないか、アイツ…」(笑)

柳一郎:そら一日に何回も乱してたら、そうなるわなぁ!?(笑)

萌花:本気でサード化計画が進んでしまう…。(笑)


◆咲坂市外<DUST>研究所

GM:えーっと…茜凛(のプレイヤー)が酔い潰れる前に話進めちまおう。(笑)今はまだ山の中、山道の途中の事故現場だな。

柳一郎:「茜凛さん、どうしましょう?」

茜凛:「ん…あー……っと…えー…」……舌が回らん。(笑)

GM:酒を置け。(笑)ていうか、茜凛が決めるの?

柳一郎:まぁ、隊長だし。

GM:あ、茜凛が隊長なのな。了解、了解。

茜凛:「では…あの研究所に行くでありんす」

柳一郎:「研究所に…全員で行きますか?」

茜凛:「うむ、全員でじゃ」

玲緒奈:「それで……私は、研究所のどいつをぶっ倒せばいいの?!」(笑)

柳一郎:「…うん、玲緒奈、落ち着こう?な?」(笑)

萌花:「ホノカ…また研究所に、閉じ込められる、の…?」

柳一郎:「まったく別の研究所だから大丈夫ですよ〜」

GM:……大変だな、柳一郎。

柳一郎:まったくですよ…この森さんは…。

萌花:だから、森さん呼ぶなぁぁー!!

GM:あ、そうだ。萌花、「知覚」で目標値15で判定してみて。

萌花:「知覚」?初級あるよ。(コロコロ)効果的成功ていうのを振った。

GM:こ、こんなところで…。いや、どうでもいい情報やけど…昔短期間やけど、あの研究所にも閉じ込められてたことあったなー、っていうのを思い出しただけ。

柳一郎:ほ、本当にどうでもいい情報やった…。(笑)

萌花:暴走して、こっちに送られて閉じ込められたんやな…。

GM:ん〜、逆かな。ここでバイタル関係が安定するまで過ごして、基準値満たしてから咲坂市に送られた感じで。

萌花:あぁ、なるほどね。隔離されてたんや。

GM:そうそう。つまり…ここの研究所は、そういうちょっとヤバめのものを取り扱う施設だってことを知ってくれていいよ。

柳一郎:なるほどね…そう繋げてきたか。

GM:ま、せっかくなんで。(笑)

萌花:「ホノカ…あそこ、嫌だ…あそこは…イヤ…」

柳一郎:「さ、さくさく行こうね〜」

茜凛:「はいはいはい、早く行くでありんすよ〜」

GM:お構いなし、と。(笑)ん、歩いたらすぐ着くよ。“悪魔憑き”やから、歩いて疲れるってこともないやろ。

萌花:疲れた…“悪魔憑き”としての良い条件、何も受けてないから…。(笑)

柳一郎:えぇい、世話の焼ける…。(汗)

GM:じゃ、研究所の前に来ました。入口で守衛さんが立ちふさがって……て、あれか。皆DUSTコート着てるんか。

柳一郎:うん、着てるよ。

茜凛:必要なら身分証明書も見せるでありんす。

守衛(GM):「お、お疲れ様でございます!中へどうぞ!」

GM:ま、普通に中に入れてくれはるわ。

柳一郎:ここの責任者って誰なんかな?

GM:ここの所長になるかな。面会する?

柳一郎:うん、する。

GM:では、応接室に通されて、所長さんと面会できました。

柳一郎:この人は普通の人?

GM:うん、至って普通の研究者。ちょっと表情が疲れてはるけど。

柳一郎:あぁ、昨日の不祥事でか。(笑)

玲緒奈:「こいつをブッ倒せばいいのね!?」

柳一郎:「違う!違うぞ、玲緒奈!」(笑)

所長(GM):「ふむ…若槻君から話は聞いている…。君が沢渡君だね?残念ながら…私は君に殴られる云われがないのだよ…」

玲緒奈:「あら、そうなの?…残念☆」

柳一郎:「よく見ろよ、あの人を…どこからどう見ても…疲れ切ったただのサラリーマンの顔だろ?」(笑)

GM:…え、それって所長のこと?俺(GM)のこと?(笑)

柳一郎:所長のことや!(笑)

萌花:「…うぅ…ホノカ…あの人、キライ……」

所長(GM):「おや?そこにいるのは…E-M2かね?」

萌花:「ホノカ…キライ…あの人…イヤ…!」

所長(GM):「ふむ…相変わらずの不安定さだ…まだ処分されていなかったのかね…」

萌花:「イヤ…イヤ…イヤァァァァァー!!!」

GM:…あ、小春さんから鎮静剤は各自何本か渡されてますので。

茜凛&柳一郎:(即、同時に)ブスッ!×2

GM:二人がかりかい!(笑)

萌花:ガクッ…ピクピク…。(気絶)

柳一郎:ふぅ…静かになった…。(笑)

茜凛:「さて…お久しぶりでありんすね」

所長(GM):「おぉ、これはこれは…貴方まで出てこられるとは…」

柳一郎:おぉ、さすが隊長…。

茜凛:「もう、事情は聞かされておるのじゃろ?」

所長(GM):「うむ、さすがに話が早い…。もう聞いているとは思うが、実は昨夜、DUST本部からこちらに届けられるハズだった物資3つが、襲撃を受け、すべて奪われた」

柳一郎:「所長さん、その奪われたものなんですが…何かしらの形状を教えていただかないと、こちらも捜しようがないのですが…!」

所長(GM):「それなのだが…我々も本部からは、箱詰めの状態でしかサンプルを見せられていない…」

柳一郎:「せ、せめてその箱の大きさくらいは…!」

所長(GM):「うむ、それくらいならば…」

茜凛:よーやくヒントが…。(笑)

GM:ヒントの出し方って難しいよな〜。(笑)

所長(GM):「3つあるうちの1つ目は…大きさ、形状共に言うなればコフィン…棺桶型だな」

柳一郎:「か、棺桶?!」

所長(GM):「…のようなもの、ということだ。2つ目は、50cm四方の立方体の鉄箱だったな。3つ目は…底面が5cm四方、高さ30cmほどの直方体の鉄箱…だったかな」

萌花:シルヴィア・あやにゃ・公太郎が入るサイズやな。(笑)

あやにゃ(玲緒奈):「だ、出してくれにゃ〜!」(笑)

シルヴィア(GM):「お、俺ぁどこに搬送されてんだ、こりゃぁ?!」(笑)

公太郎(柳一郎):「で、デビルズ・ネストの仕業なのだぁ〜!」(笑)

GM:そんなことはありません。あと、シルヴィアだけ世界が違います。(笑)

萌花:あ、そっか。棺桶って聞いたから。(笑)

所長(GM):「この3つが、とてつもない至宝だと聞かされている」

柳一郎:「その箱が開けられると、すぐに何かの効果が?」

所長(GM):「それを研究するところだったので、まだ何とも言えんが…悪用されると、とんでもないことになることだけは確かだ」

柳一郎:「なるほど…玲緒奈、ここまでは分かったかい?」

玲緒奈:「う〜ん…まぁ、なんとなく…」

柳一郎:「ようは、その箱を奪った奴をぶっ飛ばせばいいってことさ!」

玲緒奈:「なるほど!頑張る!箱を持ってる奴を端から殴ればいいのね!」(笑)

GM:全国の宅配便業者、今すぐ逃げろー!(笑)

柳一郎:佐●が、西●が、クロ●コがぁー!(笑)

茜凛:「で、何か心当たりは?」

所長(GM):「ふむ…私もその現場にいたわけではないのだが…その襲撃の際、実際に襲われた者から聞くのが早いかもしれん」

茜凛:(ぱんぱんと手を叩く)

玲緒奈:そんな都合良く出てきてくれるん?!(笑)

GM:まぁ、いいよ出てきて。松葉杖つきながら部屋に入ってくるわ。

萌花:このお姐さん…支部長より権限ありそうや…。(笑)

茜凛:ただのスカウトなんやけどなぁ…。(笑)

兵士(GM):「私……護送第2部隊所属の、勝山二尉であります…!」

茜凛:「ご苦労でありんす」とりあえず、《回復液》、ブシャッ!

柳一郎:いきなり回復汁ぶっかけた!(笑)

玲緒奈:ビチャビチャビチャ!(笑)

茜凛:…18点回復で。

GM:結構回復するなぁ!じゃあ、それを浴びた勝山さんが。

勝山(GM):「こ、これは…!ふん!!」

GM:松葉杖放り出して、力込めたらギブスが弾け飛んだ。(笑)

柳一郎:「アンタ、強ぇじゃねぇか!」(笑)

勝山(GM):「いえ、自分は寄生されておりません。一般人でございます。(笑)しかしこれは…さすが織田様…」

茜凛:「御苦労でありんした」

勝山(GM):「感謝致します。では改めまして…昨夜の惨状を、御報告させて頂きます…。昨夜、自分達がトラック3台を護送し、ここまでの途中の山道を走行している際に、山林の2方向と後方の合わせて3方向からバイクの集団が現れ…まず先頭車両が止められ、続けて2、3両目も足止めをくらいました。その後、我々護送班が応戦しようとしたのですが…とても人とは思えぬ力で襲われ、我々とトラック運転手、搬送班等も含め皆戦闘不能状態へと陥ることとなりました…。(腕で目を覆い)な、情けないことに…ぐすっ…我々が目を覚ました時には…うぅ…トラックも荷物もうば、奪われて…うぅぅっ…!!」

柳一郎:なるほどねぇ…。

茜凛:「よく分かりんした。後はわっち達に、お任せ?」

勝山(GM):「も、申し訳ございません!自分、いつでも責任を…自害する覚悟はできております!」

柳一郎:えぇぇ〜?!(笑)

茜凛:あ、熱いなぁ…。(笑)

勝山(GM):(銃を取り出し)「頭蓋骨は弾が滑ることがありますから…口から…!」(銃口を口に咥える)

玲緒奈:どっかで聴いたぞ、その話。(笑)

茜凛:与作と名付けよう。(笑)

GM:じゃ、コイツの名前は勝山与作二尉になった。(笑)

柳一郎:「それよりも…襲撃してきた奴らの特徴は?全員揃いのジャケット着てたとか。バイクに『俺参上!』て書いてたとか」

勝山(GM):「い、言われてみれば確か…奴ら全員、ジャケットの背中に……己の尻尾を咥え、円状になっている蛇のマークが…」

玲緒奈&柳一郎&萌花:ウロボロス!?(笑)

勝山(GM):「名前までは分かりませんが…そういったマークが全員の背中に入っておりました」

柳一郎:そのマークについて知っているか、判定できますか?

茜凛:ネットで検索、とか…。

萌花:ネットは…いっぱい出過ぎると思う。(笑)

玲緒奈:えらい、ありそうやもんなぁ。(笑)

茜凛:そこを…「情報技術」とかで、なんとか。これなら初級あるし。

GM:あぁ、いいね。じゃあ検索対象数も多そうやし…目標値15で。

茜凛:か、簡単に言ってくれる…!(コロコロ)あ、出た!達成値18でありんす!

柳一郎:一応僕も…(コロコロ)あ、達成値9じゃ全然ダメだ。

玲緒奈:(コロコロ)う〜ん、13まではいったけどねぇ。

萌花:やめとくー。

GM:ん、まぁ茜凛が成功したからいいよ。何で調べたって?

茜凛:じゃー、ちょっとはインテリなとこ見せるために、モバイルPC立ち上げて、目にも止まらない速さで操作、検索した。カタカタカタ…タン!「ん、出たでありんすよ」

柳一郎:じゃ、それをベー…っとプリントしてもらって、資料を読んでみる。

GM:はいはい。じゃあ…その蛇をマークに使ったグループは日本全国にいくつかあるが…ここ、咲坂市にもそのマークを背負った一つの族のグループがいる。ってことが分かった。

柳一郎:え、名前はウロボロスでいいの?

GM:いや、そのままじゃ面白くないから…“ヨルムンガルド”にしよう。

茜凛:そっちの蛇やったか!(笑)

GM:もちろん、漢字でな。ん〜……“夜無我流怒”で。

全員:(爆笑)

萌花:あ、ありそうや…。(笑)

玲緒奈:…夜が無いから我は怒りに流される…。

茜凛:それ、ただの寝不足でイライラしてる人や。(笑)

玲緒奈:っていうか、デモパラの時からとりあえず暴走族は出てくるな、これ。(笑)

柳一郎:集団のお手軽な悪の集団にもってこいやから。(笑)

GM:ヤクザにしようと思ったら、こっちにすでに一つ組があったからな…ヤクザ同士やったら、ただの抗争になるから。(笑)

萌花:間違いない。あ、でもそれでシマ広げていくのも…。(笑)

茜凛:アリやなぁ。(笑)

GM:それもう、別のキャンペーンになるから。(笑)


◆“夜無我流怒”について

柳一郎:「にしても、“夜無我流怒”かぁ…玲緒奈、聞いたことある?」

玲緒奈:「うーん、どうだったかなぁ…」これは判定していいの?

GM:あぁ、改めて“夜無我流怒”に対象を絞っての判定だな。えーっと…この場合…。

茜凛:『知識:暴走族』。(笑)

柳一郎:どんな限定的な技能なの、それ?!(笑)

GM:いや、でもそれっぽいよな。(笑)

玲緒奈:だ、誰が取んねん、そんな技能!?(笑)……あ、『知識:○○』の空欄決めてなかった……いやでも、暴走族は、なぁ…。

茜凛:『知識:咲坂市』にできるん?

GM:あぁ、街の情報を集める意味で?……うん、面白いな、何か便利すぎる気もするけど。まぁ、その時は目標値上げればいいか。OKですよ。

玲緒奈:じゃ、『知識:咲坂市』にする。でもって、それで調べれる?

GM:いいね、じゃあ目標値は12にしよう。

玲緒奈:(コロコロ)13、いけた!

GM:成功?それなら……玲緒奈って、格闘技は部活か何かでやってるの?

玲緒奈:うん、そうやな…総合格闘技的なやつに。

GM:はいはい……武器アリ?

玲緒奈:いや、武器はナシで!(笑)

GM:あれ、そっか…面白いのに…。(笑)えーっと、じゃあその格闘技の部活中に、とある噂を聞いてたことを思い出した。

玲緒奈:どんな?

GM:そういえば昔、部活の先輩…結構強い、副部長が“夜無我流怒”の下っ端と諍い起こして、「ははっ、俺が勝ったぜ!」って言ってた一週間後に、報復として前歯折られてたことを思い出した。

玲緒奈:「そうそう!私の部活の先輩…森下先輩が昔、負けて歯を折られたって聞いたことあるよ!」

萌花:森下先輩なんや…。(笑)

柳一郎:「玲緒奈、その先輩に会えないかなぁ?」

玲緒奈:どうなん?

GM:その話自体は半年くらい前のもので、今は歯もインプラント埋めて、普通に部活も出てきてはるよ。

玲緒奈:「うん、会えるよ!電話しようか?」

柳一郎:「お願いするよ」

玲緒奈:じゃ、ピッピッピッ……トゥルルルル…。

柳一郎:あ、そういえば男の先輩?女性?

玲緒奈:男で。

GM:うん、俺も男を想定してたから、歯折った。(笑)

森下(GM):ガチャッ。『ん?沢渡か?どうした?』

玲緒奈:「あ、森下先輩?ちぃーっす!ちぃーっす!」(笑)

森下(GM):『うぃっす。(笑)で、どうした?』

玲緒奈:「森下先輩って昔、“夜無我流怒”の人達に負けたことありましたよねぇ?」

森下(GM):『い、嫌なことをさらっと思い出させてくれるなぁ…。』

柳一郎:それは確かに。(笑)

玲緒奈:「ちょっとその時のことを話してほしいんですけど…」

森下(GM):『あー…そういうことなら…』

GM:…夕方5時に事務所で話聞いて…そっから現場来たよな…。時間的に…まぁ、夜の10時くらいか。

森下(GM):『俺は今、トレーニングが終わって帰るとこだから…じゃあ、咲坂駅前の喫茶店にでも来てくれるか?』

玲緒奈:「あ、はーい!行きまーす!…先輩の奢りですよね♪」

森下(GM):『ちっ、しゃーねぇなぁ』(苦笑)

柳一郎&萌花:ちゃっかりしてんなぁ。(笑)

玲緒奈:じゃ、行こーっと♪

茜凛:では…ガチャ。(車のドアを開ける)

柳一郎:って、さすがにリムジンで乗り付けたら先輩ビビりはるやろー!(笑)

GM:普通に怖いよな、それ。(笑)

柳一郎:っていうか、皆で行くの?

茜凛:え、どう別れるん?皆一緒でいいんちゃう?

柳一郎:いや、その先輩もいきなり知らん人らに囲まれたら…。

茜凛:あぁ、いやいや!そこまでは一緒に行かん!近くまで送るだけで、その後は近くにいたらいいやろ。

萌花:商店街の入口に車停めて、後ろに積んだ自転車降ろして、それに乗って行ったらいい。(笑)

玲緒奈:それいいな!それでいこっと。

茜凛:ていうか、本当に自転車積んでたんや…。(笑)

玲緒奈:え、うん。(笑)

GM:ん、じゃあその研究所を出て、咲坂駅前商店街に向かう、でいい?

PC4人:いいよー。

GM:はいはい。では、研究所を出る際、所長と勝山二尉が見送ってくれるわ。

勝山(GM):「どうぞ、御武運を…!」(敬礼)

柳一郎:あ、熱いなぁ〜。(笑)「あ、所長!また何か分かったら連絡ください!」

所長(GM):「…ふむ?つまり…友達のいない私のメル友になってくれるということかね?」

柳一郎:「……は??」

玲緒奈:(爆笑)

柳一郎:「し、所長?何か悩みでもあるんスか?」

所長(GM):「いや何、職業柄友人と呼べる者もいない…家庭内では最近反抗期の娘を抱えて…愚痴る相手もいなくてね…」

玲緒奈:ど、どうしようもなさすぎる…!!(笑)

柳一郎:「あ〜…か、家庭のこと聞かれても俺には分かりませんわ〜…」(汗)

GM:まぁ、とりあえず連絡先はくれるよ。

柳一郎:一応登録しとく…。

GM:以降、5分おきにメールがきます。

柳一郎:全部愚痴?!!(笑)

GM:とりあえず構ってほしいだけの内容が大半。(笑)では、商店街に移りまーす。



3節:森下先輩とヤス


茜凛:じゃ…商店街の入口付近に、黒塗りのリムジンを止める。(笑)

柳一郎:こ、こえぇ〜…。(汗)

GM:ん〜…でも街の人たち、もう見慣れてるかも。「あら、織田さんの所の御嬢さんね」みたいな感じで。(笑)

柳一郎:そしてそのリムジンから、自転車で出てくる玲緒奈…もはや意味が分からない。(笑)

萌花:そうやって考えたら、シュールや…。(笑)

茜凛:「では玲緒奈…行ってくるでありんす」

玲緒奈:「はーい。…あ、柳一郎だけ一緒についてきてくれない?」

柳一郎:「ん?別にいいぞ?」

茜凛:「あぁ、では二人で行ってくるといい」

玲緒奈&柳一郎:「「行ってきまーす!」」

GM:はいはい、では玲緒奈と柳一郎が喫茶店ね…。

茜凛:(はたと)…コレと二人きりになってしまった…。

萌花:そだねー。(笑)

茜凛:とりあえず…射しとくか…。(鎮静剤取り出し)

萌花:待って待って待って!(汗)何もないのに射したら逆効果やからぁー!!

GM:あー…じゃあ無駄射ちを避けるためにも…各自3本ずつ鎮静剤渡されてることにしよか…それ超えて暴走したら…廃棄処分されます。

萌花:はーい。(笑)

茜凛:残り2本か…。

柳一郎:あー…俺もさっき1本使ったな…。

GM:残弾数はしっかりな。(笑)じゃ、話戻すけど…玲緒奈と柳一郎で喫茶店に行ったんやな?

柳一郎:そうやね。自転車とバイクをそれぞれ押しながら。

玲緒奈:そういや、バイクやったな。(笑)

GM:ん、じゃあ喫茶店に行くと、先に着いてた先輩がチョコパフェ食べて待ってるよ。

玲緒奈:チョコパフェなんや!(笑)

柳一郎:また可愛いもん食ってんな!(笑)

玲緒奈:「先輩、お待たせでーす!それ、もーらい♪」

森下先輩(GM):「おう、来たな沢渡……って、あぁ!?取っておいた、俺のバナナが!?」

玲緒奈:「先輩が食べるのが遅いのが悪いんですよ〜」

森下先輩(GM):「俺は好きなもんは最後に取っておくんだよ!」(笑)

玲緒奈:「好きなものは真っ先に食べないと〜」(笑)

森下先輩(GM):「ったく…本当に食い意地の張った奴だなぁ。(苦笑)……ん?そっちにいるのは、壬生…だったか?」

柳一郎:あ、知ってるんや。じゃ、昔少しだけ一緒の道場に通ってたことにしよ。

GM:あぁ、それでもいいよ。単純に、普段から玲緒奈といるから知ってたことにしようと思ってた。

柳一郎:ま、せっかくだから最初ちょっと行ってたってことで。

GM:はいはい。

柳一郎:「お久しぶりです、先輩」

森下先輩(GM):「おぅ、久しぶりだな。またウチの道場にも顔出せよ〜」

柳一郎:「いやぁ、最近ちょっと何かと忙しくて〜」

森下先輩(GM):「そうか〜…しょうがねぇなぁ…。あっと、それで何が聞きたいんだったか?」

玲緒奈:「あ、えっと〜…柳一郎、何だっけ?」

GM:ぶっちゃけ、そのために連れてきたろ。(笑)

玲緒奈:はい、その通りです。(笑)

柳一郎:まぁ、何となく分かってたけど。(笑)「あれだよ、“夜無我流怒”についてだよ」

玲緒奈:「あ、そうそう!先輩が“夜無我流怒”に襲われた時の話!」

森下先輩(GM):「襲われたんじゃねぇ!戦ったんだ!」

柳一郎:そこ拘るんや!(笑)

玲緒奈:「え〜、でも前歯折られたんでしょ〜?」(笑)

柳一郎:嫌なこと言う後輩やなぁ〜!(笑)

森下先輩(GM):「傷は格闘家の勲章だ!…俺はあれから、更に強くなった…もう遅れを取ることはねぇ………と、言いたいとこなんだがな…」

柳一郎:お?

GM:いや、さすがに核心に話持ってかんとな。(笑)

柳一郎:頼んます。(笑)

森下先輩(GM):「実は、最初にやりあった下っ端っぽい奴はどうってことなかったんだが…次に出会った奴はべらぼうに強かった…」

茜凛:べらぼう…。(笑)

森下先輩(GM):「あの強さ…とても人間とは思えなかった程だぜ、べらんめぇ…」

柳一郎:森下先輩、江戸っ子やった。(笑)

玲緒奈:ということは…?

柳一郎:「そいつらと出会った場所、というか状況は?」

森下先輩(GM):「最初の奴は…元はといえば、ウチの後輩がカツアゲにあったって聞いたから街中を捜して見つけて…ボコボコにした。取られたもんも取り返し、これで丸く収まったぜ、ハッハァー!と思っていた」

茜凛:ハッハァー…。(笑)

森下先輩(GM):「だがそれから数日後、俺が学校の帰り道に一人で自転車で帰宅していると…人気のない所でバイク3台に囲まれた。だが向こうが一人、タイマンを望んできたから受けて立ったら…情けねぇ、今度はこっちがボコボコにされちまった…」

玲緒奈:なるほど…。

柳一郎:「…奴らのよくいるような場所…本拠地とかは御存知ないですか?」

森下先輩(GM):「…それを聞いて、どうするつもりだ?」

玲緒奈:「もちろん!見つけ出して、ボコボコにしに行くのよ!」

森下先輩(GM):「…それじゃあ、悪いがこれ以上協力できないな…」

玲緒奈:「えぇ〜?!何でですか、せんぱ〜い!」

森下先輩(GM):「そりゃおめぇ、当然可愛い後輩を危ない目に合わせないためだ」

柳一郎:い、いい先輩や…!!

GM:多分、これが“悪魔憑き”を知らん人間の普通の反応だろ。

柳一郎:それは確かに…。

玲緒奈:「大丈夫!私、先輩より強いんですよ!」

森下先輩(GM):「へっ、言ってくれんじゃねぇか…」

柳一郎:う〜ん…どうこの場を納めるべきか…。

森下先輩(GM):「………だが………ここから先は、俺の独り言だ……」

玲緒奈&柳一郎:いい先輩やぁぁぁー!!!(笑)

森下先輩(GM):「昔後輩の一人が“夜無我流怒”に勧誘されて連れて行かれたのが、海の近くにある使われていない倉庫の一つだったって話だが…どこまで信憑性がある話かは分からん…ま、危ない所には近寄らないのが一番だぜ、お前ら?」

柳一郎:「そうですね、先輩!」

玲緒奈:う〜ん…海の近くの倉庫…。

森下先輩(GM):「さて…他には何かあるか?つっても、俺が知ってることなんざ、こんなもんだがな」

玲緒奈:「あ、先輩とタイマンしたその相手って…どんな『人間』でした?」

柳一郎:あぁ、変身したかどうかか。

森下先輩(GM):「ん?そいつは…普通の男だったぜ。そいつだけちゃんとヘルメットも取って戦ったしな」

GM:タイマンだ!って言いながらヘルメットで頭守るとかダサすぎやし。

玲緒奈&柳一郎:それは確かに。(笑)

森下先輩(GM):「唯一拝んだそいつのツラは……金髪、手入れされた細い眉…そう、まぁ美形の分類だろうな。体型も決してゴツくはない、むしろ細いくらいだった」

GM:あ、森下先輩はどっちかというとゴツイ系の人な。

柳一郎:あぁ、なるほどね。

森下先輩(GM):「本当、あんな細っこい体のどこからあんなパワーが出るのかと、不思議なくらいだった…」

玲緒奈:なるほど…細身の方か…。

森下先輩(GM):「あいつもよっぽど鍛えて絞ってんだろうな…また機会があったら戦りあってみてぇもんだな、へへっ」

柳一郎:戦闘民族や!(笑)「名前を呼び合ったりはしていなかったですか?」

森下先輩(GM):「いや、それはなかったな」

柳一郎:「そうですか…」

玲緒奈:(ウェイトレスに)「あ、ステーキ1kg分お願いしまーす」

森下先輩(GM):「おいおい、勘弁してくれよ…バイト代入るの、もう少し先なんだよ…」

茜凛:むしろ、出してくれるんや。(笑)

柳一郎:「と、とりあえず珈琲を…」(笑)

森下先輩(GM):「壬生…お前はいい奴だな…」

柳一郎:「というか、コイツの分も俺が出しますんで、先輩はお気になさらずに!」

萌花:そもそも、こっちの方が金持ってるんじゃない?

GM:そりゃそうだろ、森下先輩は一般人の高校生だぞ。

玲緒奈:な、なんと…!私は4000円しか持っていないというのに…!

GM:何でステーキ頼んだ。(笑)

柳一郎:だ、大丈夫。俺が出すから…。ただでさえ、俺らは良く食うんだから…。珈琲代だけ奢ってもらおう。

GM:あぁ、それくらいなら喜んで出すよ。まぁ、ここで出る情報はこんなもんかなぁ。

森下先輩(GM):「じゃ、俺はそろそろ帰るわ。…あんま無茶するんじゃねぇぜ、お前ら?」

GM:自分のパフェと二人の珈琲代の伝票だけ持って帰りはるわ。

玲緒奈:細かいな、描写。(笑)

柳一郎:じゃあ、ついでに晩御飯食べていこうかなぁ。

茜凛:じゃ、わっちはバナナパフェ10人前で。

GM:唐突に表れたな。先輩と入れ違いで店入ってきたってことで。(笑)

柳一郎:あ、でもそうやね。ここで情報を渡しておこう。

萌花:一緒にこうやって(拘束衣に包まれ引っ張られながら)入っていく。

柳一郎:ヤバイ人がきたー…どう見てもヤバイ人来ちゃったー。(汗)

萌花:自分で食べられへん。

茜凛:「テネシーウィスキー一杯」

柳一郎:「茜凛さん!ここ、ファミレスですから!」(汗)

ウェイトレス(GM):「も、申し訳ございません、お客様…。当店にございますのは、メニューにあるもののみとなっておりまして…」

茜凛:「じゃ、ジン。もしくはウォッカ」

柳一郎:喫茶店ですからー!(汗)

ウェイトレス(GM):「当店ではアルコール類はビールかグラスワインしかお取扱いが…!」(汗)

萌花:「ミルフィーユ〜♪」

ウェイトレス(GM):「ミルフィーユ、かしこまりました!」

柳一郎:普通の恰好じゃない人が普通の注文した。(笑)

ウェイトレス(GM):「お待たせ致しました、ミルフィーユでございます」

萌花:「………」(どうやって食べようか悩んでいる)

玲緒奈:「ほら、ミルフィーユがきたよ!食いな!」(萌花の頭を掴んで皿に押さえつける)

萌花:う、うわぁーん!萌花、イジメられっ子やぁぁー!(涙)

柳一郎:まぁ、毎度のことというか…仕方ないというか…。(汗)

茜凛:「とにかく、お酒」

GM:じゃあ…困り果てたウェイトレスが店長に相談に行った…そしたら、店長がウィスキーをボトルで持ってきた。グラスと、氷入れたバケツと一緒に。

柳一郎:店長、すげぇ!(笑)

茜凛:「ん、ヌシはなかなか気が利くでありんす」

店長(GM):「は、どうぞご贔屓に…」

柳一郎:…ようやく全員分の注文が落ち着いたところで、話させてもらおか…。(疲)

茜凛:「ん、で?」

柳一郎:「港の方の倉庫に昔、拠点があったっぽいです」

茜凛:「ふぅん?それ以外は?」

柳一郎:「他は…人の姿のままだったけど、凄く強い奴がいたみたいです」

茜凛:「そりゃ、そうだ」

柳一郎:「どうします?その倉庫、行ってみます?」

茜凛:「……一応、裏を取っておくべきじゃない?」

玲緒奈:「裏、というと?」

茜凛:「“夜無我流怒”の構成員、流れや繋がり、他の組織との連携とか…」

玲緒奈:「それは…」

萌花:「姐さんの力じゃないと…」

柳一郎:「俺らでは分からないです」

茜凛:(手をパンパン)「ヤス、ヤスー?」

ヤス(GM):「は、お呼びでしょうか、姐御!」

茜凛:「ちょっとその辺、調べてくるでありんす」

GM:ごめん、具体的に何について調べるか言って?

茜凛:“夜無我流怒”にバックの組織がないか、とか…構成員について、とか。

GM:ん〜…じゃあ、そこはヤスの代わりに判定してもらおうか。「知力」判定で…目標値は少し高めで18といっておこう。

柳一郎:け、結構高いなぁ…。(汗)

GM:そんな、誰しもが知ってるようなことでもないやろうしな。

茜凛:2Dで11なら…あながち無理でもない数値…(コロコロ)ん、一回振り直すわ…(コロコロ)達成値は17…あ、1足りない…!

柳一郎:もう一回いっとく?ここで晩御飯食べたら<衝動>回復するし。(笑)

茜凛:それもそっか。じゃ、振り直し…(コロコロ)ん、余裕。達成値20いった!

GM:OK、じゃあ…ヤスがめっちゃ頑張って情報集めてきた。(笑)

柳一郎:そうやね、動いたのはヤスやもんね。(笑)

茜凛:とりあえず、これで第一段階に突入。

ヤス(萌花):「おぃ、なぁタカよぉ…」

茜凛:誰や急に?!(笑)

GM:…あ、ヤスのつもりやったか。(笑)

タカ(GM):「あん?何だ、ヤス?」

ヤス(萌花):「俺よぉ、ここに来てまだ日が浅いんだけどよぉ…」

タカ(GM):「あぁ、そうだったな」

ヤス(萌花):「姐さんの喋り方…何か違和感ねぇか?何か、作ってる感じがどうも…」

全員:(爆笑)

タカ(GM):「ばっ…!お、おめぇ!それ…姉御の耳に入ったら消されるぞ?!」

ヤス(萌花):「おぉっと、すまねぇ!聞かなかったことにしてくれ!」(笑)

タカ(GM):「あぁ。…だがな…それは…俺達兄弟、皆一度は考えてることさ…」

ヤス(萌花):「だよなぁ!?」(笑)

玲緒奈:やっぱ皆思ってるんや!!?(笑)

タカ(GM):「ま、あれだ。あと半年もすりゃあ、慣れてるだろうさ」

ヤス(萌花):「そっか…ま、そんなもんだな…」

茜凛:「ヤスー?ヤスー?まだでありんすかぁ〜?」

ヤス(萌花):「あ!すいやせん、姐さん!ただいま!」(笑)

GM:じゃ、ヤスがとりあえず衝動表を持ってきてくれたところで。(笑:萌花からルールブックを受け取った)さ、茜凛どうぞ?

茜凛:ん。(コロコロ)4!

GM:第一段階の4は…『悲哀』、経験値10点。突然の悲しみに動きが止まったらしいで?

茜凛:急に泣き出すわ…しくしくしくしく…。

柳一郎:「あ、茜凛さん?!どうしたんですか、突然?!」

ヤス(萌花):「お、おぃタカ!姐さん…急に泣き出したぜ?!」

タカ(GM):「ま、マズイ…まさかさっきの会話、聞こえたか!?…ヤス、エンコつめる準備だ…」

ヤス(萌花):「俺…2本くらい逝っとくわ…」

柳一郎:「タカさん、ヤスさん、落ち着いてぇー!玲緒奈、あの二人を取り抑えるんだ!」(笑)

玲緒奈:ばーん!(殴った)

タカ&ヤス:「「ぐっはぁー!!」」

茜凛:何やってんだか…まぁ1ターンやから10秒で泣き止むけど。(笑)

玲緒奈:急に10秒だけ泣き出すとか…凄い情緒不安定な人みたいや…。(笑)

茜凛:違いない。(笑)

GM:衝動的なもんやからな。(笑)じゃ、話を戻して…ヤスが…多分タカも手伝って…情報を仕入れてきたってとこやな。さて、どこまで話そうかな…。

柳一郎:まぁ、せっかく第一段階にもなった人いるんやし…。

GM:うーん…じゃ、まず一つ目は、昨日の夜に海沿いに向かって走っていくバイク集団がいた、という目撃情報があった。

柳一郎:お、海の近くの倉庫にいるんか…。

GM:もう一つ、背後の組織とか関連の方は…はっきりとしたことは分かってない。ただ、ここ数か月になって急に組織だった動きをしていることは目立つといえば目立つ、ってとこか。

茜凛:活発になってる、ってこと?

GM:ん〜…これまでは街中で適当に暴れたり、気が向いたら首都高を集団で走ったり…程度だったのに、最近はやけに事件性の高いことに多く関わっているのが目立つ、というとこ。

茜凛:これは…何かバックがついたでありんすね…。

柳一郎:そう取るのが良さそうですね…。

GM:まぁ、この短時間で集まった情報はこんなもんかな。

茜凛:ん。

柳一郎:「じゃ、茜凛さん。行きましょうか」

茜凛:あ、その前に…ここでパフェ食べたら、どんだけ<衝動>回復していい?

柳一郎:あぁ、それ大事。(笑)

GM:まぁ、<衝動>1点、エナジー5点で。(笑)

柳一郎:会計しないとね、玲緒奈の分も出すって言ったし…。

玲緒奈:奢ってもらっちゃった♪

茜凛:というか、全員分出すでありんすよ。

萌花:やた♪ミルフィーユ分よろしく〜♪

茜凛:どうせ、この金使い切ることもないやろうし。(笑)

GM:まぁ便宜上2000円減らしといて。500円×4人分ってことで。(笑)…正直<DUST>入った時点で金の心配いらんしな、パラブラ。

柳一郎:そう!所持金の無意味さが半端ない!(笑)

GM:経費として認められたら、やけどな。(笑)




〜第1話 To Be Continued.〜