第5話 : 万引き少女と赤い服




目次

1:地下街の鬼ごっこの夢 2:地下街探索
3:呪いの泉の謎 4:美術展の再会
5:核心の朝 6:謎と共に去りぬ
7:座談会



今作登場人物

黄泉
シルヴェール
白夢
アシュター
九頭川黄泉
シルヴェール=テスタロッサ
古蟲那白夢
アシュター=クロニス



1:地下街の鬼ごっこの夢


GM:はい、じゃあシルバープレイ……。

シルヴェール:何?(笑)

黄泉:御爺ちゃんで遊ぶの?(笑)

GM:シルバーレインです。(笑)シルバーレインTRPG第5話、題名は…まぁ後で考えよう。

シルヴェール:ちょ、おま。(笑)

アシュター:相変わらずやね。(笑)

GM:はい、ではいきなりですが、授業風景から。あ、その前の朝から何かする?

シルヴェール:授業前ってこと?

GM:そうそう。

シルヴェール:そういわれても…登校してすることって、特に…。

GM:ん、じゃあ朝のホームルームです。で、何か「来い」って言われんねん。

アシュター:は?

シルヴェール:え〜、ホームルーム中にクラスのTVにみなもが映って「放課後、部室に来てください」て言った……て、ちゃんと言わんかい!!

GM:何か全てがどうでもよくなってきた…。

白夢:「せんせぇ〜、おはよ〜ございます!」

アシュター:え…あぁ、朝のホームルームやからか。で、TVで呼ばれた、と…。

白夢:「にゃも〜、にゃも〜」…みなも、って言えへんねん。

GM:はい、じゃあ放課後になりました。

アシュター:部室に行かないと…。

GM:…みなも、ってどんな子やっけ?最近、勝気なイメージしかないねんけど…。

シルヴェール:いや元々すっげぇ臆病な、暗い子やったのに…シルバーレインで急に強気になって出てきた。原因探ったら、女神転生第U部で犬神が「強く生きろ」って言ったから、間違った方向に強くなったみたい。

アシュター:間違えてるー!(笑)

GM:そうや、アンタが原因や。(笑)

みなも(GM):「ちょっとアンタ達、遅いわよ!?」

シルヴェール:「いぃ?!んなこと言われても…」(汗)

アシュター:「授業終わってすぐに来たんですけど…」(汗)

白夢:「にゃも〜♪」

みなも(GM):「今日来てもらったのは、他でもないわ。見てしまったの…」

アシュター:「呪われたゲーム…?」

みなも(GM):「赤い服…赤い服を見てしまったの…」

アシュター:「赤い服、といえば…花子さん?」

みなも(GM):「ん〜…何かね?赤い服を着た人が延々と追いかけてくるのよ…」

シルヴェール:「それ、妖怪・赤いチャンチャンコじゃね…?」(笑)

黄泉:「赤いチャンチャンコ、着せましょか〜」(笑)

アシュター:「いいえ、黄色と黒色の縞模様がいいです」

黄泉:「それ、ただの阪神ファンやん」

アシュター:「鬼太郎のつもりやった…」

みなも(GM):「ということで、なにやらえらく怨念の篭った赤い服を見かけたから…何とかして」

アシュター:どこで何をどうしたらいいんや?!(汗)

シルヴェール:せめて、どこで見た、とかはないのか?(汗)

GM:ん〜……地下街!物凄く広い地下街!

シルヴェール:…平塚学園前駅の地下街じゃないんですか?(笑)

アシュター:そういえば、女神転生第V部で出てきたね。(笑)

黄泉:あぁ、あれのこと言ってるんか。(笑)

GM:いや、そうとは限りませんよー。(笑)

みなも(GM):「あ、あと……逃げている子もいるわね…。もし、逃げている子があの赤い服を着た奴に追いついてしまったら、恐ろしいことが起こるでしょうね…。何とかしてあげて」

黄泉:セカンド・インパクトが起きる。

白夢:サード・インパクトの方じゃ…。

GM:グッチャ…グッチャ…て感じ。

アシュター:や、止めてあげて〜…。じゃ、急いで行きましょか。

シルヴェール:ん、地下街に行こう。

GM:…って、どこの地下街やねん!(笑)

シルヴェール:平塚学園前駅の地下街。

GM:あぁ、そういやここにもあったな…。(笑)しまったな…俺が出してんな…しかし、ここでは関係がない…。

シルヴェール:大丈夫、歩き回ってたら、<運命の糸>が導いてくれる!(笑)

アシュター:つまり、運任せ。(笑)

GM:ま、とりあえず地下街といっても平塚以外にもあちこちありますんで。

アシュター:じゃ、聞いた光景から何かプロファイリング的なことはできへんの?

GM:こういう夢って漠然としてるからなぁ…。

黄泉:神秘、神秘!

アシュター:結局ただの感やん!(笑)

GM:えっと、地下街のことを調べる、ってこと?

アシュター:うん、あと赤い服のことも。

白夢:赤マント!

GM:マントではない、あくまで赤い服や。

黄泉:とりあえず、グーグルで地下街検索してみる。

GM:はい、ググりました。(笑)神秘チェックやな、誰でもいい。

アシュター:はい、出したよ。

GM:ん、では地下街の情報がズラズラズラ〜っと出てきました。そうやな…やっぱここら辺で一番有名な地下街といえば、大阪、梅田、難波…あるいは平塚かな。京都はないかな…。

シルヴェール:いや、ある。

黄泉:アベ地下がある。

GM:じゃあ、それも入れて…ま、とりあえず大阪の地下街がズラ〜っと出てきたわ。

黄泉:デパ地下?

GM:デパ地下ではない。(笑)

アシュター:「大阪の地下街がいっぱい出てきました、先輩」

黄泉:「ふむ…では、デパ地下にいきましょうか」

シルヴェール:違うって言ってたやん!(笑)

黄泉:「惣菜コーナーでキュウリを買うのです!」

シルヴェール:何のために?!(笑)

GM:ま、候補としては3つ。南か北か、阿倍野か。

黄泉:…ダイス!

シルヴェール:何故ランダム。(笑)もう少し絞り込めんか?赤い服の噂と照らし合わせて…過去にそういう事件がなかったか、とか。

GM:それは現地でお願い。

アシュター:とりあえず現地に行け、と…。

白夢:…どこでチャプター切れんの?

GM:どっかの地下街に行くまで、にしよう。

シルヴェール:じゃ、梅田。

GM:梅田…だけ?そこの全員で行くん?

アシュター:バラけたら怖いやん…。

GM:阿倍野は?…じゃあ犯人、阿倍野に出てくることにしよ…。

アシュター:酷い話やで、それ。(笑)

白夢:「白夢ね、切符買えるようになったの…」

シルヴェール:「じゃ、金もちゃんと自分で出すんだぞ?」

白夢:「いやー」

GM:なんぼなんでも、ヒントが地下街だけじゃ可哀相すぎますので…もう一個ヒントを出そう。

アシュター:お願いします。(笑)

GM:その赤い服が現れたのは、水の滴る音のする所やった。

アシュター:水…?

白夢:泉の広場。

アシュター:難波か!

黄泉:…あ〜…梅田にもある…。

シルヴェール:阿倍野が消えた。(笑)

GM:はい、阿倍野が消えた!(笑)

黄泉:梅田も難波もあるなぁ…。じゃ、2:2か。

アシュター:別れるのか…回復技は…全員持ってるか。

シルヴェール:そやな。《旋剣の構え》も回復するし…。

黄泉:ん?そんなん、関係ないよ。(シルヴェールを引っ張り出す)

シルヴェール:え、ちょ、あぁぁぁぁー!!(汗)

黄泉:ささ、難波のホテル街に行きましょう!

シルヴェール:違う、違うぞ黄泉!……じゃ、俺はアシュターと梅田に行くから!(汗)

黄泉:何て奴…。

アシュター:男組と女組に別れた。

白夢:じゃ、黄泉のスカートをずっと引っ張ってる…。

黄泉:スカートを引っ張るな、このカスが!(ドカッ)

シル&アシュ:いぃぃぃぃー?!!(笑)

アシュター:お嬢じゃなかったのか…。(笑)

シルヴェール:えっと…俺とアシュターが梅田、黄泉と白夢が難波だ。

GM:はい、了解。



2:地下街探索



<難波組1:黄泉&白夢>

GM:じゃ、難波組からいくで。せっかくやから、何かランダムイベントでも…(ぺらり)…『向こうへ行こうか』って出てんけど、どうする?(笑)

黄泉:何?日本橋に行け、って?(笑)

白夢:「黄泉〜、あのね〜!あっちに色んな服を着た人達がいるんだよ〜」

黄泉:「色んな服を着た人〜?」

白夢:「あのね〜、猫耳とかあるんだよ…」

黄泉:「ふぅん…じゃ、着てこい!」(ドカッ)

アシュター:もはや、ただのイジメです。(汗)

GM:ということで、この二人はちょっと場所がズレた所に行きました。

アシュター:あっれぇ〜?(汗)

黄泉:…『向こうへ行こうか』って何やねん、そもそも!

白夢:(出されたリードカードを見て)…っていうか、台詞のとこじゃなくて、下の部分を適用せんかい、ルール的に!(笑)

GM:ええがな!向こう行ったらいいねん、向こう行ったら!何か気になる感覚があって、向こうに行ったんやー!

アシュター:それは運命的なものだから、いいのかな?

シルヴェール:いいんかなぁ…。(汗)

GM:じゃ、この二人は放っといて梅田組にいこか。


<梅田組1:シルヴェール&アシュター>

アシュター:梅田組の二人はオーストリア語で話せるから、周りには聞き取られにくいね。

シルヴェール:そういや、そうやな。(笑)

GM:はい、梅田組は何するよ?

アシュター:「人が多いですね、先輩」

シルヴェール:「あぁ、多いなぁ…」っていうのをオーストリア語で会話してる。

GM:じゃあ周りからは奇異の目で見られてるわ。

シルヴェール:何で?!(汗)

アシュター:外国人が普通に話してるだけで?!(汗)

GM:しかし、組み合わせがちょっと変やわ。

アシュター:同じ国籍やのに?

GM:いや、高校生と小学生で…。

アシュター:別に兄弟で通ると思うけど…。

シルヴェール:ま、日本人からみたら外国人なんて皆一緒やろ。(笑)

GM:そうかも。(笑)じゃ、そうやってワイワイ歩いてたら、女の子がぶつかるわ。

アシュター:「うわ…!」

女の子(GM):「きゃっ…!」

シルヴェール:「とと、大丈夫かい、お嬢さん…」

GM:…名前何にしよかな…可愛らしい女の子です。

黄泉:舞。

GM:舞…苗字は?

黄泉:金沢。

アシュター:何で金沢。(笑)

黄泉:じゃあ石川。

シルヴェール:市から県になっただけ。(笑)

GM:…でも石川 舞はアリやな…。ま、今はまだ名前分からんねんけどな。

アシュター:そうやな。「あいたたた…」

GM:見た感じは高校2年生くらいですかね。

シルヴェール:同じ歳か…少女じゃなかった。(笑)

GM:いや、少女やろ。

白夢:アンタの少女は幼稚園とかじゃなかったん?

GM:それは幼女や。俺の少女は中高生や。

シルヴェール:基準が分からん。(笑)

GM:ま、とにかく女の子にぶつかったわ。個人的好みで赤髪にしとこか。

シルヴェール:ちょっと待て。(笑)

アシュター:日本人ちゃうやろ。(笑)

GM:そこは漫画的表現で。(笑)ちょっと赤毛っぽいってことで。

舞(GM):「…ってぇな!どこ見て歩いてんだ!!」

シル&アシュ:「……えぇぇ?!!」(予想外)

黄泉:殺すぞ!!

舞(GM):「殺すぞ、ほんまに!!」

白夢:ワタシ、日本語ワカラナイデース。

GM:……確かに二人とも外国人やったー!!(笑)ま、それにも負けずに噛み付いてくるけどな。

シルヴェール:じゃあ俺も負けじと、噛み…やめとこ。(笑)普通に日本語で返すよ。「それはすまなかったが…そちらも不注意だったのではないか?こんな所を何走ってるんだ?」

舞(GM):「〜〜〜もういいよ!私は急いでるんだ!」

シルヴェール:「何故…」

GM:タッタッタッタッ…。(走り去った)

シルヴェール:「おい!ちょ、待てよ!」

GM:ということで、どっか行っちゃいました。

アシュター:…ちなみに少女の姿は聞き覚えあったりする?

GM:いやぁ、少女としか聞いてませんでしたからねぇ。

アシュター:…どんな背格好かくらい、聞いておけって話やったな…。

シルヴェール:確かに。(苦笑)相変わらず情報収集下手だな、俺ら…。ま、とりあえず今の顔は覚えとくとして…。

GM:(サプリを読んで)…うわ、メガネかけてんのか、嫌やな…この情報ナシ。

アシュター:またメガネか!(笑)

シルヴェール:今ので割れたんだろ。(笑)

GM:実は昨日からコンタクトに変えたんや、残念やったな!

アシュター:別に残念でも何でもない。嫌がってるんは、アンタだけや。(笑)

GM:そっか。(笑)じゃあそうこうしてるところで、一回難波組に戻そか。


<難波組2:黄泉&白夢>

GM:さぁ、難波組。クジラの噴水広場に着きました。子供達がキャッキャと水辺で遊んでいます。

白夢:いや、あそこでは遊ばんやろ〜…。(笑)

黄泉:じゃ、遊ばしたるわ!「おら、飲めやぁ!」(白夢の頭を水に突っ込む)

白夢:「う、うわぁぁぁん!!…ガボガボガボ…」

全員:(爆笑)

黄泉:「飲めよぉ!」

白夢:「黄泉〜…冷たいぃ〜…」

アシュター:虐待やで、もはや…。

GM:…ってことで、梅田組いこか。

黄泉:はい。

アシュター:て、もう終わり?!(笑)

白夢:何かないん?!(笑)

GM:ん〜、じゃあランダムイベント起こそか?(ぺらり)…『特に何も起こらない』…。

アシュター:やっぱり何も起こらなかった。(笑)


<梅田組2:シルヴェール&アシュター>

GM:はい、こっちの二人はどうする?

シルヴェール:梅田を散策するよ。

アシュター:赤い服〜、赤い服〜。

GM:赤い服、といわれても…服屋さんは多いからなぁ。

シルヴェール:じゃあ…『赤い服を着て誰かを追いかけてる何か』を探す。(笑)

GM:適当すぎる!!(笑)さすがにそれでは情報を渡せませんよ。

アシュター:街の人が話してる会話内容とかを拾い聞きするとか。

シルヴェール:そだな、噂が無いかを調べてみるか。

GM:ん、では神秘チェックで……って、ちょっと待ってな。ここに『お昼御飯を食べること』って書いてあんねんけど…。

シルヴェール:放課後に来たから晩御飯じゃね?

アシュター:もしくは、次の日が土曜だったから、次の日の朝から散策してたか。

GM:あぁ、そうしよか。『お昼御飯食べるまで』がチャプターの切れ目な。あと言うの忘れてたけど、まだ犠牲者は出てません。なので、今回の目的はその女の子の保護と、出るであろうゴーストの退治です。女の子を助けるだけでも、ゴーストを倒すだけでも駄目です。

シルヴェール:はいよ、2つとも達成しないかんのか…。

黄泉:ゴースト倒したら、一緒じゃないの?

アシュター:いや、女の子がゴーストに殺された後やったら意味がない。

GM:うん。何で襲われてたか、も解明しやんと。

黄泉:…そんなん、知ったこっちゃ無いけどなぁ…。

シルヴェール:まぁ、そう言わんと。(苦笑)

アシュター:とりあえず、さっきの神秘チェックはしたからね。「そういえば…」

GM:はいはい。じゃあ分かるんやけど…今も言うたように、まだ何も事件が起きてないので、何も分かりません。

アシュター:あ〜、残念…。

白夢:事件を起こしたらいいねん。

アシュター:それはな、マッチポンプっていうねん。

白夢:白夢、難しいこと分からない〜。

黄泉:つまり、マッチとポンプの話や。

シルヴェール:何の話や。(笑)

アシュター:「先輩、やっぱりまだ事件は起こっていないから、噂にもなってないみたいです…」

シルヴェール:「うん、そうだな……さて、どうしたもんか…」

GM:さて、どうするよ?そして、そっちの二人はまだ合流せんの?

黄泉:え〜……。

GM:…あ〜、まぁ確かにまだどっちが正解かも分かってないしなぁ。じゃ、梅田組はちょっと悩んでてな。難波組に一回戻すわ。


<難波組3:黄泉&白夢>

黄泉:戻されてもなぁ…歩き回りはするけど。

GM:一応調べるだけ調べてください。(苦笑)

黄泉:何を調べんねん!『少女』のことしかないやろ!『少女』『幽霊』…。

GM:まぁ…ここまでのニュアンス的に、梅田であることは確定しつつあるんやけどな…。そっちではない理由を確定してください。

黄泉:しゃーないなぁ…じゃあ、水辺で……まだ水を飲ませ続けとこ。それにより、何か分かるかもしれない!

アシュター:いぃ〜?!(汗)

白夢:………。(涙)

GM:それなら…気魄8、術式7、神秘6やな。

白夢:それ一般能力値の目標値ちゃうやろ?!(汗)

GM:いや、今回のこれはサプリに書かれてるもん!俺は知らんも〜ん!…やっぱこのくらいが正しいねんて、俺が正しい!

シルヴェール:……いや、多分それ、イグニッション込みの数字と思うけど…。(汗)

白夢:…まぁ手札2枚使えば…術式で。サポートいける?

黄泉:1枚だけなら。

白夢:じゃ…「ヒ・ミ・ツ♪」

シルヴェール:…ってのを、水に顔突っ込んで言ってんだな。(笑)

黄泉:「ビ・ビ・ブ!」

全員:(爆笑)

白夢:じゃ、じゃあ『沈黙』と『謎』で…「な、何で飲まされてるのー?!!」って内心疑問に思っとく。(笑)

黄泉:サポート『指示』、「そこだ!」(さらに白夢を突っ込む!)

白夢:「ガボガボガボガボ…!!!な、なんで飲まされガボガボガボ…!!」

GM:ん〜…一応成功か…。じゃ、そうやって遊んでる二人の所に…友達、誰かおる?

シルヴェール:真理子?(笑)

GM:卒業したわ!(笑)

黄泉:友達?そんなん、おらん。(笑)

白夢:友達100人できた…。

アシュター:いや、あんた未達成やったから。(笑)

GM:じゃ、友達がいるとして…名前は…。

アシュター:メイちゃぁ〜ん…。

シルヴェール:皐月、とか…。

GM:皐月メイ……え?(笑)

黄泉:5月、5月かよ。(笑)

GM:ま、皐月芽衣ちゃんでいいわ。どっちの友達にする?

黄泉:ウチに友達はおらん!

GM:あ〜…じゃあ白夢の、か。じゃあ小学生の女の子やな。何歳やった?

白夢:12歳。

アシュター:実は僕が最年少。

GM:ん、じゃあこの皐月芽衣ちゃんは、ちょっとタカビー系の女の子。

黄泉:何やそれ…。

シルヴェール:またか…。

GM:俺がそういう子好きやねん!(笑)リーダーシップを発揮するタイプの子。

黄泉:うわぁ〜、ウザイな、そういうの…。

アシュター:リーダーシップVS電波、や。(笑)

黄泉:…即効水に沈めたろ…。

アシュター:何のために?!(笑)

芽衣(GM):「あら?そこにいるのは…」

GM:…名前何やった?

白夢:白夢。

GM:苗字。

白夢:古蟲那。

GM:……え?

白夢:古蟲那!

GM:………2回聞いてもよく分からんかった…。(覗き込む)

アシュター:まぁ、確かに珍しい名前ではある。(笑)

芽衣(GM):「あらぁ、古蟲那さんじゃない」

GM:ちなみに金髪縦ロールな。

シルヴェール:どんな小学生?!!(笑)

GM:あくまで漫画的表現です。(笑)

白夢:「さっちゃ〜ん!」って言って、縦巻きロールを引っ張る。(笑)

芽衣(GM):「あなた、こんな所で何してるの?」

GM:ふふん、って笑いながら…もちろん、手は甲を口元に当ててる感じ。

黄泉:「あんた、生意気ねぇ…」

アシュター:やばい、沈める気や。(笑)

黄泉:ガッ!ズボッ!(頭掴んで沈めた)

白夢:「黄泉と遊んでるの〜」って言いながら、縦巻きロール引っ張る。

GM:ま、この子はそんなん気にしやん子やから…。

シルヴェール:え、頭水に突っ込まれて気にしやんの?!強いなぁ!(笑)

GM:え…ち、違う違う!髪のことや!ていうか、初対面の小学生を突っ込むな!!警察呼ばれますよ!(笑)

黄泉:じゃー、しやんとく。(笑)

芽衣(GM):「何をこんな所で遊んでるの?」

黄泉:「何でやろ…」

白夢:「遊んでるの〜」

黄泉:「あの〜……」

芽衣(GM):「そちらの方は?」

白夢:「黄泉〜」

黄泉:「……黄泉です…」

芽衣(GM):「あ、どうも初めまして。私、皐月芽衣と申します」

黄泉:「あ、これはどうも…」

白夢:「さっちゃんだよ、さっちゃん」

芽衣(GM):「いつもこの古蟲那さんには困らされてばかりで…」

白夢:「さっちゃんね、いっつもプンプンしてるんだよ〜」

GM:プンプンはしてへんかな、「やれやれ…」って感じではあるけど。

アシュター:呆れられてんのかい。(笑)

白夢:「でもさっちゃん、色んなこと知ってるんだよ」

黄泉:「…で、佐智子さんは何の御用かしら?」

他全員:佐智子って誰や!!?(爆笑)

芽衣(GM):「あんまり泉で遊ぶと、呪われるのよ?」

黄泉&白夢:「「………………」」

シルヴェール:反応せんかい。(笑)

アシュター:何二人して固まってんの。(笑)

黄泉:「いやぁ、そんなことはないやろ〜」

白夢:「楽しいよ〜」って言って引っ張り込む。(笑)

アシュター:バッシャ〜ン!(笑)

芽衣(GM):「………何すんねん!!」

シルヴェール:素になったぞ。(笑)

芽衣(GM):「ま、とにかく……ここではないけど、どこかの泉で遊ぶと呪われる、という伝説が最近小学校内では流行っています」

黄泉:都市伝説みたいなもんか…。

GM:そう、携帯でチェーンメールで送られてくんねん。

シルヴェール:胡散臭ぇ〜。(笑)

アシュター:ただの迷惑メールやん。(笑)

GM:大阪の梅田ってとこで遊ぶと呪われるんやと。

黄泉:梅田って決定した!(笑)

白夢:ほんまや。早く合流しろってことか。(笑)

アシュター:そういうことやな。(笑)

白夢:「さっちゃん、ウメダってどこ〜?」

芽衣(GM):「さぁ、分かんない」

黄泉:「こっから3駅くらい」

シルヴェール:さすが地元民。(笑)

GM:確かに。(笑)

アシュター:心斎橋、淀屋橋、梅田やからな。(笑)

芽衣(GM):「じゃ、私は塾に行くから。早く帰りなさいよ〜」

黄泉:「帰れ帰れ、早く帰れ!」

シルヴェール:塾に行く、って言ってんのに。(笑)

白夢:「じゃ〜ね〜」…って言いながら、縦巻きロール持ったまんまやから。行こうとしたら、ビン!ってなる。(笑)

GM:じゃあ、その手をベチッ!って叩いて行くわ。

シルヴェール:手離したらバチン!て戻るんじゃね?

アシュター:バネ!?(笑)

シルヴェール:縦巻きロール…通称、金コロネ。

アシュター:食べ物になってる!?(笑)

黄泉:「さ、行こ!」


<梅田組3:シルヴェール&アシュター>

シルヴェール:「さぁ、アシュター。泉を探すんだ!泉が怪しい!」(笑)

アシュター:まぁ前情報で水とは聞いてたからね。(笑)

GM:あ、地下街やからな?ちなみに皆、ソフトバンクやからな?

シルヴェール:俺携帯持った時からau派やのに…!

黄泉:ていうか、電波届くから!大丈夫!梅田の地下街くらい届く!(笑)ただ、田舎行くと完全に届かんけどな…。

GM:ま、とにかく梅田組に戻そか。今は夕方6時です。やっぱ放課後の続きでいくから。あ、あと合流するのは3ターン後です。

シルヴェール:じゃ、何も知らないけど…疲れたから、店に入るとお金かかるから、泉付近のベンチで休む。(笑)

アシュター:「ふぅ…小学生の僕にはお金がそんなにありません…」

シルヴェール:「俺も今月はピンチなんだ…」

GM:じゃ、ランダムイベント起こそか。(ぺらり)『何かが足を引っ張った!』(笑)

シル&アシュ:いぃぃぃぃ〜?!!(笑)

アシュター:明らかに泉から手出てきたんじゃない?!(笑)

GM:いや、足手まといの意味や!(笑)足を引っ張るNPCを登場させる…誰にしよう…。

白夢:「シル〜!シル〜!」

シルヴェール:NPCじゃねぇ!(笑)

黄泉:じゃあ、舞。

シルヴェール:戻ってきた?!(笑)

GM:足手まとい…どうしようかな…。

白夢:宮前彩。

GM:……誰、それ?

アシュター:あんたが自分で作ったキャラや!(笑)

GM:え?……あ、あぁ、いたなぁ、そういや…いや、それ以外で。

黄泉:足出纏さんていう人を作ったらいいねん。

シルヴェール:うわ、足引っ張るために生まれたな、その人。(笑)

GM:じゃ、纏さんで。(笑)苗字は?

白夢:足出……あ、じゃあアダチさん。

GM:ん、じゃあ安達纏さんにしよか。安達、やからな?足立じゃないから。はい、じゃあ安達纏さんがやってきました。

PC4人:で、誰やねん、お前は!!(爆笑)

アシュター:知らんからな、そんな人!(笑)

白夢:また、どっちかのクラスメイトでいくしかない。(笑)

アシュター:どっちがいい?

シルヴェール:どっちでもいいよ。(苦笑)

GM:じゃあ足手まといやし…小学生やな。

アシュター:ウチのクラスメイトか…。

シルヴェール:…小学生率高いなぁ、大阪。(笑)

アシュター:ほんまや。(笑)

GM:小5やったな?じゃ、泣きながら安達さんが向こうからやってきたで。

アシュター:「おや、あれは…?」

安達(黄泉):「うえぇぇっ…うっく…うぐぇぇぇー!!」(涙)

安達(白夢):「へんなおじさんに…色んなとこ、さわられたぁー!!」(涙)

アシュター:泣いてないで、警察に行け!!「あ、あれは、クラスの安達さん…」

シルヴェール:「し、知り合いか?何かマジ泣きしてるが…」

アシュター:「どうしたんですか、安達さん?」

安達(GM):「迷子になっちゃった…」

アシュター:「えっと、お家はどこでしたっけ?」

安達(GM):「わかんない…」

アシュター:「え〜…じゃあ、一回学校に戻りますか?」

安達(GM):「ママとはぐれちゃった…」

シルヴェール:あぁ、母親と来てたのか。

GM:今はどこにいるか分からんけどな。

アシュター:「じゃ、ちょっと鉄道警察に連れていってきますね、僕」

シルヴェール:「あぁ、行ってらっしゃい」

GM:…どこにあったっけ?JR、近鉄、地下鉄…。

黄泉:あるのは御堂筋線やな。

白夢:ていうか、泉の広場の近くに交番あるやん。

GM:…ほんまや、ここにも書いてあるわ…。

アシュター:じゃ、そこに行くわ。

シルヴェール:近くやし、俺はベンチに座って待ってるよ…。

アシュター:「同級生なんですけど、お母さんとはぐれたちゃったらしくて」

黄泉:…嫌過ぎるなぁ…。

GM:小5で迷子て。(笑)

アシュター:しかも泣いてるだけ、家が分からないときてる。(笑)

GM:仕方ない、安達さんは普段奈良で暮らしてるから。

シルヴェール:たまたま買い物に来たんだな。

アシュター:「で、迷子になったらしいです。お願いします」

GM:ん、じゃあ保護したって。これでアシュターは1ターン消費な。

黄泉:…これってターン制やったんや。

GM:そういうことにしました。(笑)

シルヴェール:俺はベンチに座りながら…ベンチ後ろの泉に手伸ばして手突っ込んでる。これは、プレイヤーがいつもやる癖です。(笑)

GM:しかし、何の解決にもなってませんよ。(笑)それでターン進めていいん?

シルヴェール:え…じ、じゃあ…沈んでるお金を拾う。(笑)

黄泉:1円とか5円やん。(笑)

シルヴェール:うん、誰がいれんねん、あんなとこ…。じゃあ、「何か分かったか?」って黄泉に電話する。

黄泉:あぁっ…ソフトバンクやから…!(笑)

GM:『電波の届かない所におられるか、電源が入っていないため…』(笑)

黄泉:かかっていい?

GM:いいけど…じゃあ<運命の糸>1本消費して。

シルヴェール:何で?!(汗)

白夢:それはおかしいやろ!(汗)

GM:無理やり運命で繋がったんや!

黄泉:いいけど…払ったよ。

GM:はい、じゃあ繋がった。

黄泉:『はい、もしもし〜?』

シルヴェール:「何か分かったか?」

黄泉:『何か…ん〜、何も分からないなぁ…』

アシュター:いや、情報手に入れたやろ!!(笑)

シルヴェール:「ちっ…使えねぇなぁ…」(笑)

アシュター:嫌われますよ。(笑)

白夢:『あのね、さっちゃんがね、さっちゃんがね…』

黄泉:電話取られた。(笑)

白夢:『さっちゃんがね、さっちゃんがね、呪いの泉って言ってた』

シルヴェール:「ほぅ……どこが?」

黄泉:『泉の広場が』

シルヴェール:「広場が呪われてるのか?」

白夢:『しらない』

シルヴェール:「ん、じゃあいいや。ご苦労さん」

白夢:『さっちゃんがね、さっちゃんがね…』

シルヴェール:プツッ…ツーツー…

白夢:うわぁーん!(笑)

シルヴェール:ってことで、聞いたんで泉を調べますわ。

GM:ん、泉をどうやって調べる?

シルヴェール:泳ぐ。

アシュター:えぇぇぇ〜?!(笑)

シルヴェール:…懐からハンカチ取り出して、洗い出す。

GM:……では、これでターンは終わりということで…。

シルヴェール:ハンカチ洗うのは無効ですか?!(笑)

GM:何やねん、ハンカチ洗うて!(笑)

シルヴェール:いやぁ、そういえば一週間くらい洗ってなかったなぁ、って。(笑)

GM:どこの浮浪者やねん!(笑)はい、シルヴェール終わり!

アシュター:ま、そこに戻るとこまではするよ。「交番に送り届けてきました〜」

シルヴェール:「お〜、おつかれ〜」バシャバシャ…(笑:洗ってる)

GM:さぁ、何やかんやで6時半になりました。御飯食べるのは7時な。

アシュター:「先輩、何か分かりましたか?」

シルヴェール:「あぁ、何でも泉が呪われているらしい」

アシュター:「呪い、ですか…う〜ん……じゃあ精神を集中して、何かを感じ取れないかやってみますか?」

GM:残念ながら、そんな判定はありません。(笑)

アシュター:ないかー…。「じゃあ、そういう話を聞いたことがないか、誰かに聞いてみますか」

GM:最初からそうせぇや。

シル&アシュ:(笑)

シルヴェール:じゃ、今アシュターが行ってきた交番にもう一回行って、おまわりさんに聞いてみよう。

GM:あ、おまわりさんに聞く?じゃあ気魄の8やな。

白夢:高!(汗)

アシュター:僕は自分では4までならいける…。

シルヴェール:あ、じゃあサポート頼む。「あの交番で聞けば、何か『有利』に事が運ぶ気がする…」自分で6になった。

アシュター:2サポート、『激励』で「先輩ならいけますよ!」

シルヴェール:これで8いった。

GM:ん、じゃあおまわりさんが…どんな情報渡そうなぁ…。

アシュター:呪いについて。

GM:呪い…何でおまわりさんが呪いについて知ってるんやろ…。

黄泉:オカルトマニアやってん。

GM:実は、って?(笑)じゃあ教えてくれるわ。

おまわりさん(GM):「何でもこの泉の広場では、元々妖怪話があるらしい。あの付近を歩いていた人が、急に消えてしまうらしい」

アシュター:河童…いや、神隠しか…?

GM:かもな。前のベンチに座ってた人が急に消えていなくなる、とかも…。

おまわりさん(GM):「本官はまだ聞いたことがありませんが、そういう噂話を聞いたであります!」

シルヴェール:「なるほどね…」

黄泉:そんなふうに話す警察、見たことない。(笑)

アシュター:そうやな。(笑)どういう条件で発生するか、とかまではわからんのかな?

GM:うん、それは自分で探ってもらわな。

シルヴェール:ん〜、座ってたら消えるのか?

GM:いやいや、そういう時もあるらしいし、とにかく泉付近で神隠しが起きるってこと。

シルヴェール:それによって、被害届等が出されたことは?

GM:大阪やからなぁ、ありすぎて逆に分からんのちゃう?

アシュター:確かに、日常茶飯事。

GM:…で?

シルヴェール:「ありがとうございます」

アシュター:とりあえず、お礼を言って…。

シルヴェール:もう一回、泉を調べ直すか。

アシュター:そうですね〜。ただ、噴水の何を調べるか、ですね…。

シルヴェール:神隠し、か…。

GM:さぁ、そうこうしてる内に、もう7時や。2人合流していいで。


<難波組:梅田組と合流>

黄泉:出た。こういう時はなぁ……スクエアをしたらいいねん。

アシュター:…え?

シルヴェール:あぁ、泉の周りを4人で回る?(笑)

黄泉:そうそう。(笑)

GM:あ、怪しすぎる…何してんねん、こいつら…!(笑)

黄泉:まずウチが、走ってシルヴェールにタッチ。

シルヴェール:で、俺が走ってアシュターにタッチ。

アシュター:僕は走って白夢にタッチ?

白夢:走って〜…あれぇ?タッチする相手いない〜!

黄泉:そう、そしたら最後の一人は消えんねん。

全員:(爆笑)

白夢:…いや、よく分かってないから、泉突っ切って黄泉の方に泳いで行く!バシャバシャ!

黄泉:じゃあ泉の真ん中辺りで消えんねん。

GM:あくまで消えんねんな。(笑)

シルヴェール:ていうか、その話…知らない間に一人増えてるって怪談じゃなかったか?(笑)

アシュター:4人じゃできないはずが…。(笑)

シルヴェール:ま、とりあえず合流したってことで。

アシュター:情報を交換して、と…。

黄泉:え、スクエアじゃアカンの?

GM:そんなんアカンわ!

白夢:「黄泉〜…また遊ぶの〜?」

シルヴェール:「ていうか、白夢は何でそんなビショ濡れなんだ?」(笑)

白夢:「遊んだの〜」

シルヴェール:「お前らは一体何をしてたんだ?!俺らは真面目に調べてんのに…」(笑)

黄泉:「この子勝手に一人で遊ぶんですよ、どうにかしてやってください!」

シルヴェール:「両成敗だ!」

黄泉:「うわぁー!」(白夢を掴んで)バシャーン!

白夢:バシャーン!

アシュター:また水に突っ込んだ…!(笑)

GM:…また勝手に遊んで…。

黄泉:(ニュッとシルヴェールを掴んで)バシャーン!

シルヴェール:どわぁ!(アシュターを掴む)バシャン!

アシュター:ぼ、僕もー!?バシャーン!…全員ズブ濡れ。(笑)

GM:はぁ…じゃ、そろそろ御飯食べてや。

シルヴェール:つまり手札調整やな。(笑)



3:呪いの泉の謎


アシュター:御飯食べながら情報交換しよう。

GM:ん、じゃあここでにゃもから電話がかかってくるわ。

白夢:にゃも、で確定なんや。(笑)

GM:みなもか。電話というか、念波やな。幽霊やし、よく考えたら……いや、念波を利用した電話ということにしよう。

アシュター:誰にかかってくるの?部長?

GM:あぁ、そういや部長がおったな。

黄泉:…え、誰?

シルヴェール:お前だ。(笑)

GM:じゃ、部長に電話がかかってきました。

黄泉:「はい、もしもし〜?」

みなも(GM):『どう、何か分かった?』

黄泉:「何も分からないですね〜。あ、とりあえずシルヴェールに電話代わりますんで」

アシュター:即効諦めたー!!(笑)

シルヴェール:「お電話代わりました、シルヴェールです」(笑)

みなも(GM):『まったく…あの部長、役に立たないんだから〜…』(笑)

シルヴェール:代わりますか?(笑)

GM:いやぁ…それしてまうと、ゲーム的に前と同じになってまうからなぁ。(苦笑:女神転生U部参照)

シルヴェール:なんだよねぇ……でもね?やってること、あんまり変わってないんだよねぇ?(笑)

アシュター:いや、ほんまに。(笑)

みなも(GM):『で、何か分かったの?』

シルヴェール:「梅田の泉が怪しい…神隠しの噂がある」

みなも(GM):『へぇ〜……こっちも新しいことが分かったわ』

シルヴェール:「ほぅ、それは?」

みなも(GM):『まず第一に、タイムリミットは明日!』

シルヴェール:「…タイムリミット……少女が捕まるってことか」

みなも(GM):『そう、予知が明日には実現してしまうわ。だから、このままじゃ困るから早く何とかしてね』

アシュター:その少女の格好とか、情報を…!

みなも(GM):『あ、それも分かったわ。どうやら、平塚学園の生徒みたいねぇ』

シルヴェール:「ひょっとして…赤髪じゃないですか?」(笑)

みなも(GM):『そこまでは分からないけど…高校生くらいの子である、ということは間違いないわ』

アシュター:制服は着てましたか?

黄泉:そら、着てたから学生って分かったんやろ?

GM:そうやな、制服着てることにしよか。

アシュター:それだけでも、絞り込めた…。あと、赤い服着てる方に関しての情報はない?

GM:そっちは全然分からへん。ただ、そのゴーストが少女を狙うのには、何か訳があるやろな、ってことは分かっていいわ。意味もなく通り魔的なものではない。

シルヴェール:今までの情報を統合すると…あの泉でイタズラでもしたかぁ?

黄泉:こいつもしました!(白夢を差し出す)

GM:でも年齢的にはアンタら高校生くらいやで?

黄泉:……え?

白夢:平塚の生徒…高校生…女…。(笑)

アシュター:あ、な〜んだ、ターゲットは部長なのか〜。(笑)

黄泉:あぁ…なら、丁度いいや…。迎え撃つだけや。

GM:一人だけ異空間に放り込まれたら、死ぬで?

黄泉:まぁ、その時はしゃーないわ。

シルヴェール:諦めんの、早ぇな!(笑)

アシュター:仮にも<七星会>にいたのに…。(笑)う〜…ちょっかい出したら……どうやったら現れるのか…。

シルヴェール:まぁ、何かちょっかいの出し方があるんだろうなぁ。キーとなる行動が…。

アシュター:あれじゃない?お賽銭入れるとか。

黄泉:あぁ、なるほどね。(笑)

シルヴェール:それも、後ろ向きで入れる、とか。(笑)

アシュター:トレビの泉。(笑)

シルヴェール:とりあえず10円玉を入れてみよう。ポチャン

GM:何も起きません。

シルヴェール:拾うわ。(笑)

アシュター:セコイ…。(笑)

GM:あ、次のチャプターは『敵ゴーストを出現させるまで』な。

シルヴェール:長いチャプターになりそうだな〜…。

アシュター:頑張ろう…。

白夢:じゃあ、その辺にいる人に聞いてみる。

GM:何を?

白夢:呪いの泉について。

GM:さっき言った噂程度やわ。

アシュター:…昔、この噴水のあった場所で何かあったとか…。事件がなかったか、警察に聞いてみよう。

GM:警察に聞く、と…じゃあ気魄の7やな。

シルヴェール:ま、今は4人いるし…。

アシュター:そやね、気魄高い人?ウチは1ならサポートできる。

シルヴェール:3ならサポートできる。

白夢:4ならサポートできる。

シルヴェール:誰でもいけるってことか!(笑)じゃ、俺がいこう。自分で4。

白夢:4サポート。

シルヴェール:これで8いったな。『熱血』で警官に、「すみません!どうしても…どうしても知りたいことがあるんです!!」て詰め寄る。(笑)

白夢:『拳』「おしえろー、おしえろー!」(ドンドン叩く)

GM:はい、じゃあ何を聞くよ?

シルヴェール:「昔…この泉で何かあったんですか?!」

白夢:それに『拳』も入ってるから。

シルヴェール:コブシて…演歌の?「あったんですかあぁん♪」(笑)

アシュター:コブシ入った。(笑)

警官(GM):「あぁ、ありましたよ?」(さらりと)

シルヴェール:「あ、そうなんですか?」(素に戻る)

GM:いっぱいありすぎて、逆に分からんけど。

シルヴェール:この泉にどれだけ事件あるんだ?!(汗)

GM:まぁこの近辺についてやと、いっぱいあるなぁ。

シルヴェール:その中も泉に関するもの。

GM:それは逆にないなぁ。もっとピンポイントできてくれな。

白夢:泉の広場で事件ありませんか?

アシュター:高校生くらいの女の子に関する事件。

GM:それはそれでいっぱいあるんじゃないかと。(苦笑)

シルヴェール:援交の待ち合わせに泉使っただけやん。(笑)

アシュター:じゃあ、高校生くらいの女の子で誰か亡くなってしまったような事件。

GM:だから、それはいっぱいあるやろ!

アシュター:平塚学園の生徒が関わった事件は?

警官(GM):「ん〜…これとこれとこれかなぁ…」

GM:って、適当に何個か教えてくれるけど…。

アシュター:ハズレっぽいなぁ…。

シルヴェール:どう聞けばいいかなぁ…。

白夢:…赤い服着てた人の事件。

GM:それもなぁ…多いわなぁ…。

シルヴェール:…赤い服着たお母さんが、いなくなった子供を捜す事件。

GM:それは逆にピンポイントすぎるやろ!(笑)しかも、どっからお母さんが出てきたん?

シルヴェール:いや、子供を捜す妄念に取り付かれたゴーストかなぁ、って。(笑)

GM:あぁ…そこにいったんか…。もっと鬼気迫るものやで?そんな悲しいイメージじゃない、怒りのイメージしか伝わってこやんかった。みなも曰く。

シルヴェール:怒りのイメージか…。じゃあ、子供が女子高生に殺されたお母さんの事件。

GM:何でそっちいった?!(笑)

シルヴェール:血まみれになった子供抱いてお母さんの服が血で染まったんや!

GM:だからそれ、悲しいイメージやから!

シルヴェール:いや、女子高生への怒りやろ〜…。

アシュター:「赤い服着た犯罪者に心当たりは?」

警官(GM):「いえ、特にございませんが…本官は忙しいのであります。用がないなら、帰ってください!」

シルヴェール:…俺らの達成値7は何だったんだ?事件があったってことしか分かってないんだが…。(汗)

GM:も〜ちょっと絞ってほしい…アバウトすぎるわ。

アシュター:大分絞ったと思うけどなぁ…。

GM:事件に関して、とか泉に関して、ではなぁ…。

シルヴェール:「……昔、このあたりで火事とかありました?」

警官(GM):「いえ、ありませんが…」

シルヴェール:「そうですか…」火事になって、熱くて泉に飛び込んだ、とかでもないか…。

黄泉:戦争中みたいやな…。(汗)

アシュター:何でその女子高生を追いかけるのか…。

GM:そう、その理由を探せってこっちゃ。

アシュター:何か泉にいらんことしたんやろなぁ…。

シルヴェール:…よし、さっきぶつかった赤毛を捜す。

GM:何でいきなり?!

シルヴェール:何か傷むなぁ…って思って服の下みたら痣になってたから、ちょっと文句言いにいく。(笑)

アシュター:言いがかりやん!(笑)

GM:さぁ、困ったからNPC頼りだしたぞ〜?(笑)

シルヴェール:いつも通りだろ?(笑)

GM:とりあえず出しただけのキャラやったら、どないすんねん。皐月芽衣が真犯人やったら、どないすんねん。(笑)

アシュター:な、何という…。(笑)

白夢:さっちゃんが犯人なわけないぃ〜!

アシュター:ん〜……泉は関係ない、ってことか…?

シルヴェール:いや、あるだろう…。泉に呪いが云々て話だし…。

アシュター:この警官さんも、オカルト好きならもっとそういう話も…。

GM:いや待て、一言もオカルト好きとか言ってないぞ。(笑)

黄泉:それ、ウチが勝手に言っただけやから。(笑)

アシュター:あれ、そっか。(笑)

シルヴェール:ん?じゃあベンチに座って消えた、とかは?

GM:それもあくまで、そういう話がある、ってだけやからなぁ。

アシュター:具体的に何かがあったわけじゃない、ってことか…。その神隠しに合う人に理由はあるかなぁ。

GM:まぁ何らかの理由があって異次元に放り込まれてるのは、間違いないわ。

シルヴェール:一人になった、とか…。

GM:それだけじゃなぁ。(苦笑)

アシュター:知らん間にいなくなってるから…。

シルヴェール:泉でオシッコでもしたんかぁ?

GM:被害者男限定になりますよ?!(笑)いや、女性にできんこともないけど…まぁ、ないやろなぁ…。

アシュター:…昔、泉があった場所に祠があった、とか?

黄泉:それ、相当前の話やな…。

シルヴェール:そしてその場合、俺らにどうしろと。(笑)う〜ん…どうしたもんかねぇ…。一回、梅田近辺を捜索し直すか…。

アシュター:他にこの近辺で呪いのスポットがないですかねぇ?

GM:特にないなぁ。さぁ、どうするよ?

アシュター:そう言われてもなぁ…絞って、といわれても…。


〜PC4人、沈黙…〜

アシュター:イマイチ情報が足りん気がする…。追加できたのが、タイムリミットのことだけやし…。明日って日にちに、何か意味が…?

GM:いや、あんまりダラダラされても困るからってだけ。(笑)

シルヴェール:GMの都合か!(笑)

黄泉:…今集まってる情報って、何やっけ?

シルヴェール:赤い服が追いかけてくんねん。

黄泉:赤い服が追いかけてくる……追いかけてるのは?

シルヴェール:女子高生、平塚の。

黄泉:泉の広場で消えるっていう都市伝説がある…。

GM:ちなみに、ゴーストの属性を言うと『地縛霊』やな。

シルヴェール:つーと、やっぱ泉近辺の場所に意味があるわけか…。

GM:『リリス』じゃないんで、その辺は期待しないでください。

アシュター:期待するのはGMだけです。(笑)ん〜…しかし、泉では事件は無いって言われたしなぁ…。ん〜…赤い地縛霊…。

黄泉:何か違うもんになった。(笑)服は赤いのは、上だけ?下も?

GM:さぁ、それは分からん…いや、上だけにしよう。下は分からんかったことにしよう。

シルヴェール:赤い服を着たゴースト……『ゾンビガール』か『レッドキャップ』くらいしか思い浮かばんけど…。

GM:逆に俺が分かりません。(笑)

アシュター:敵だけピンポイントで分かっても…。(笑)

シルヴェール:…他に赤い服着たゴースト、何がいたかなぁ…。

他全員:いやいやいや!(笑)

アシュター:そんなメタな。(笑)

白夢:完全プレイヤー知識やん。(笑)

GM:しかも、それ多分関係ない。(笑)サプリに書いてあるボスの名前『赤い服の女』やで?

シルヴェール:あぁ、そんなゴーストPBWには出てこねぇ。(笑)

黄泉:…女なんや、そのゴースト。

GM:……………あ。

シルヴェール:ほらな、何か言ってれば出てくんねん。(笑)

アシュター:あかん方向やけどな。(笑)

GM:ま、まぁいいわ…そのくらいの情報はあげよう…。(汗)

アシュター:血で染まってしまったから赤かったらどうするんさ?

シルヴェール:ていうか、多分そのタイプやと思うで?だからさっき、その例使ってん。

黄泉:何じゃ、それ。(笑)

アシュター:ん〜…『地縛霊』ってことは、この泉で亡くなった人?…でも事件は無かったっていうし…。

GM:まぁ一口に『地縛霊』っていっても、広範囲に縛られてるかもしれんし。

アシュター:え、『地縛霊』は縛られてそうな気がするけど…。

GM:ん〜、1km四方とまでは言わんけど、100m四方くらいは移動できると思うで。

アシュター:泉の100m四方…店しかない気がする…。まぁ、ゴーストが女という情報は聞かなかったとして…。

GM:え、別にいいで、もう。(笑)

アシュター:そう?(笑)ん〜…何でそんな怒ってんねんやろなぁ…。何かチョッカイ出したんやろうけど、どんなチョッカイを出したらそんなことに…。

GM:何ででしょうか〜。

黄泉:ほんまは怒ってないねん、好きやねん、きっと。

アシュター:それはそれで嫌やな。(笑)しかし…これ以上絞りようがないんだよなぁ…。



4:美術展の再会


GM:じゃあ、困った時はランダムイベントや。(ぺらり)『リードカードを2枚引き、GTイベントを適用してもよい』、やった。

アシュター:GTイベント?

シルヴェール:ゴーストとの戦闘か…。

GM:1枚目(ぺらり)『この先に何かあるようだ』…気魄の行為判定に成功すれば、フラグを一つ獲得できる。目標値は大ボスの気魄達成値+リードカード2枚のカードパワーの合計、か……(ぺらぺらり)…気魄で目標値16!

アシュター:は?!!

GM:しゃーないやん、2枚分足せ、って書いてあんねんから。これは俺のせいじゃないで?

黄泉:…無理やな。

白夢:イグニッションしても、いいと思う…。

GM:イグニッションしたら罰金で<運命の糸>3点。

シルヴェール:何で?!イグニッションしても、いけるかどうか、ってとこやで?

GM:でもここにも『極力イグニッションしないように』ってあるからな。

シルヴェール:あんな?一般能力値1とか2でな?…カード最高値の4を3枚出しても足りへんねんで?

黄泉:…あ、ほんまや。

GM:おかしいなぁ。(笑)じゃあ可哀相やし、話進まんから目標値12にしたるわ。

シルヴェール:それならまだ…16とか物理的に無理やねん。しかも4のカード数枚がすでに捨て山にあるしな。

アシュター:そうやねぇ…12でも厳しいけどねぇ…ダメ元で<運命の糸>で引いてみようか。

GM:そうや、運命を手繰り寄せるんや!

白夢:3枚引く〜…(ぺらり)…凄い、青い…。

アシュター:(ぺらり)3が来た。

シルヴェール:(ぺらり)…何とか4引いたぞ。

黄泉:(ぺらり)2ならいける…。じゃ、自分で5までいけた。

シルヴェール:おし、4サポート!

アシュター:3サポート!ギリギリ12いった!

GM:おぉー!それぞれ何か言ってや。

アシュター:『お願い』、何か見つかって!

黄泉:…『脅迫』あんねんけど。(笑)

シルヴェール:俺も『脅迫』だった。(笑)

黄泉&シル:「「早く何か教えやがれぇぇぇー!!」」

GM:誰に対してやねん。(笑)ま、いいや、OK。じゃあちょっと泉の広場から目を逸らすと…すぐ側に 美術館があることにしよう。実際では有り得んけどな。(苦笑)

シルヴェール:ん〜、美術館というより、誰かの画家の個展とか、絵画の展示所とかって感じ?

GM:そうそうそう、そんな感じ!!

白夢:あぁ、綺麗なお姉さんがポストカードをばら撒いてるやつか。(笑)

GM:そうそう。(笑)

お姉さん(GM):「ラッ●ンの絵はいかがですかぁ?こちら、300枚中の1枚となっております〜。今ならナンバリングもついて…」

GM:って、そんなんじゃない!(笑)絵の展示コーナーと思っててな。で、そこを通り抜けていくと…お、あそこにいるのは石川舞じゃないのか?

シルヴェール:まだ名前知らんけどな。(笑)

GM:あ、そっか。(笑)

シルヴェール:いいや、絡もう。後ろからズカズカ近づいて、肩をガッ!と掴むぞ。「おぃ、お前…さっきの女だな…」

GM:ヤ●ザか!(笑)

舞(GM):「ちょっ…お前、何すんだ!?」

アシュター:「先輩…犯罪臭いです…」(汗)

シルヴェール:(胸元を肌けて)「この痣ぁ作ったんは、お前やぁ…」

GM:どこの変態やねん、いきなり脱ぎやがって!大きい声で叫ぶで?(笑)

アシュター:「お姉さん、お姉さん、何してるんですか?」

舞(GM):「あんた達には関係ないでしょ!ていうか、何か増えてるしー!?」

アシュター:確かに。(笑)

黄泉:まぁ、確かに関係ないね…。

白夢:「私、白夢ー!」

GM:この子と知り合いかどうかは、高校生のお二人は…神秘チェックかな。

シルヴェール:(ぺらり)ごめん、正気に返る。「っと、よく見たら石川さんじゃないか!」(笑)

黄泉:(ぺらり)うちも知ってるみたいや。

GM:あぁ、二人とも高校2年生か。(笑)じゃあ知ってるわ。

舞(GM):「あ……よくよく見たら、あんた達…A組の…」

GM:…苗字何やった?

シルヴェール:テスタロッサ。

GM:言いにくいわ!(笑)

アシュター:外国人ですから。(笑)

舞(GM):「A組の外人と、九頭川じゃないか」

シルヴェール:外人扱いかぁー!(笑)

アシュター:外人て差別用語ですよ…。

GM:そういう子やねん。

シルヴェール:留学生、とかでええがな。(苦笑)

黄泉:「そういうアンタは…」

シルヴェール:「石川さん、だったね?」

GM:石川舞のプロフィール、身長は170cm、体重52kg。

アシュター:背、高!

シルヴェール:…の割りには、ちと細いな。

GM:俺の趣味や!

シルヴェール:そうか。(笑)

黄泉:身長…やった、2cm勝った!

GM:美術部所属で……他は何か知りたい?

白夢:スリーサイズ。

シルヴェール:聞いてどうする…。

GM:8じゅう…。

シルヴェール:そして言うんかい…。

GM:B86・W60・Hが……。

シルヴェール:102とか。(笑)

GM:ヒップだけ、でか!!(笑)

黄泉:土偶か!(笑)

アシュター:土偶て…。(笑)

GM:じゃあHは72くらいに…。

黄泉:それはおかしい、H80くらいにしといて。

GM:じゃあB86・W60・H80で。

アシュター:……あ、僕一般技能に『絵画』がある。話合うかも!

黄泉:一般技能…『スリ』『サバイバル』『ナンパ』がある…。

シルヴェール:『家屋潜入』『探し物』とか…。

白夢:『運動能力』とかある…おかしいなぁ…。

GM:…あの、特に話しかけないなら、このまま去りますけど…。

シルヴェール:いや、話しかけるよ!「やぁ、石川さん…」

アシュター:「おや、お姉さん。この絵はあの人の作品ですね!」

舞(GM):「あんた誰だよ!?」

シルヴェール:「そういえば、君は美術部だったね…だから、こういう所の絵に興味があるわけだ…」

GM:え、えらい急に慣れなれしいな。(笑)

シルヴェール:正気に返ったから。(笑)

舞(GM):「私はちょっと忙しいんだ。じゃね!」

白夢:「おねーさん!おねーさん!」(ぐいぐい)

シルヴェール:まだ話しかけてるんだが…。

GM:もう、たったったっ…て走ってったけど…。

白夢:服引っ張ってたのに…。

シルヴェール:平行して走りながら話しかける!「あの泉の近くで人がよく消える、という噂を聞いたんだが?何でも赤い服を着た奴が…」

GM:この子にそんなこと言っても仕方ないわ。てことで…さらば。もうどっか行っちゃった。

アシュター:見てた絵はどんな絵?

GM:見てた絵?え〜では…丁度この展示会がやってるのは、中世の絵画展。中世ヨーロッパの宗教画にまつわる絵が ずらーっと並んでいます。

アシュター:一般技能『絵画』で何か分かる?

GM:そうやな、せっかくあるんやし…。この絵はどうやら、アレですね。キリストにまつわる絵のようやな。これ以上は神秘チェックかな、それも判定できる資格ある人はアシュターだけやな。他、絵に関する知識技能があれば別やけど。あるいはキリスト教に関する知識。

黄泉:そんな技能が、そもそもない。(笑)

シルヴェール:アイテムで『逆十字のロザリオ』ならありますけど。(笑)

GM:あぁ、それこそ逆に何か分かるかもな。(笑)チェックじゃなくて、アシュターは目標値は神秘の8で。シルヴェールは神秘の7で。

アシュター:一人で8いけた。

シルヴェール:…2枚引く(ぺらり)一般能力値なら無理だな…。

アシュター:僕は『直感』で、「この絵は…!」

GM:この絵は…どうやら、キリストとその弟子達をモチーフに描かれた絵のようやな。色んな聖人達の絵が飾られてるわ。

シルヴェール:最後の晩餐…。

GM:うん、最後の晩餐も贋作でよければある。

シルヴェール:カラーコピーか。よく見たらドットがすげぇ荒いやつ。(笑)

GM:カラコではない!(笑)とにかく、そういう類の絵やわ。

アシュター:なるほど……で?

GM:いや、で?って言われても…そんだけや。

アシュター:こんな高いチェックしといて…何かの気配を感じたりは?

GM:何もない。これもぽっちもありません。…とはいえ…このままってのもな…じゃあ今度は全員神秘チェックしてください。ただし、全員成功しなあかん。

シルヴェール:…〜〜使いたくなかった!このLucky!だけは…!(笑)

白夢:白夢も〜…。(笑)

黄泉&アシュ:ん、出した。

GM:じゃ、全員何か頭の中がグニャンとなる感触を味わったわ。

白夢:『それは愛です!』

GM:何やいきなり?!

白夢:チェックの台詞。(笑)

GM:あぁ……え〜、何かとてつもない力の片鱗を味わった!睡眠術とか幻覚みたいなチャチなもんじゃねぇ!…何やっけ?

シルヴェール:え?…あ、あぁ!催眠術とか超スピードとか、そんなチャチなもんじゃねぇ…もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…!(笑)

GM:そんな感じ。(笑)何かゾッとした。このままここにいたら、アカンような…でもいたいような…悩ましい…。

アシュター:それはどの辺から、とか分かる?

GM:その場全体的に。

シルヴェール:…ゴーストの特殊空間、ってやつか…。

アシュター:もう入り込んでた…?

GM:それは秘密。でも、別に怖いだけじゃないで?物凄く心惹かれるものがある…怖いけど惹かれる…惹かれるけど怖い…。

白夢:つまり、ここが詐欺の巣窟…。(笑)

アシュター:絵画技能でも分からない…いや、絵は関係ないのか…?

GM:…このままやとキリがないな…リアルタイムでちょっと期限決めよう。このままいくと後何時間かかるか分からんし…残り1時間。これ超えたらゲームオーバーな。

シルヴェール:リアルタイムできたか…。(汗)

アシュター:う〜ん…今のチェックにはどういう意味が…絵をじっと見たからか…?

シルヴェール:ん〜…絵の中にさぁ、周りの絵とはそぐわない…それこそ赤い服来た女性の絵画とかない?

GM:無いです。

シルヴェール:そうですか…。絵に残留思念でもあるかと思ったけど…。

GM:ん〜…残留思念というか…まぁさっき分かった程度のことやな。とにかく、凄いものを何か感じる。

アシュター:…絵の裏は?

シルヴェール:怒られるで。(笑)

GM:うん、あんまり触ると警備員来るで。(笑)

アシュター:そか〜…。う〜ん…絵が悪いのか…。

GM:別にまだ手詰まりじゃないと思うけど…。

白夢:何か判定はないん?

GM:俺はな?判定で分かるとかじゃなくて、知恵を出してほしいねん。ゲーム的にカードで達成したからOK、とかは嫌いやねん。

白夢:それを言うには、出す情報が少ないねん!!

GM:そんなことはないって!色んな所から考えてみって。ゴーストの正体が分かることは言ってるもん!

アシュター:…え?……えぇ??

GM:色々考えてみたらいいねん。

黄泉:水の精霊や!

GM:ここにきてウンディーネ?!

白夢:マグダラのマリアや!

シルヴェール:確かに赤い服着てるけど…。(笑)

アシュター:絵は関係ないのか…?

シルヴェール:「ここのオーナーを呼んでくれ!」

GM:誰やねん。(笑)

シルヴェール:オーナーじゃなくても、説明してくれる店員とかおらんの?

GM:ん〜、じゃあお姉さんくらいはいてもいいけど…。

シルヴェール:「この絵の展示者はどなたですか?」

店員(GM):「あぁ、こちらはヨーロッパのさる大富豪のコニャニャ・コニャニャチワ様の特別な絵を…」(笑)

シルヴェール:それ、絶対ヨーロッパの人じゃない。ガーナとか、アフリカ系だ。(笑)

店員(GM):「展示しております」(笑)

アシュター:「この絵はいつも、ずっと置いてあるんですか?」

店員(GM):「いいえ、今の時期だけ特別に置いております。本来ならば、イギリスの奥深くまで行かないと見ることができないのですが…コニャニャ・コニャニャチワ様の御好意により、特別展示をさせて頂いております」

シルヴェール:「この展示って、ひょっとして明日までですか?」

店員(GM):「そんなことはありません。明後日までです」

シルヴェール:「明後日…」

アシュター:ちょくちょくやってる?

GM:いや、今回特別。何せ、コニャニャ・コニャニャチワさんの好意やから。

店員(GM):「このような高度な展示会は、日本ではもう二度とないでしょう…」

アシュター:そうなるとなぁ…絵は関係ない、ってことになるねん。これまでの神隠しとかと考えると。

シルヴェール:全然かみ合わないんだよなぁ…。

GM:困った時はイベントカードを(ぺらり)『他の能力者と会わせてよい』……あ、じゃあここで宮前が出てきた。出さんと出詰まりっぽい。

アシュター:いや、情報をどんどんくれって。無理やから。

シルヴェール:ここで出たか、宮前。

GM:うん、まぁ情報は…相変わらず俺のヤラしい出し方やから…。後で聞いたら納得できると思うけど。

アシュター:最後に聞かな納得できんて、どうよ。(笑)

シルヴェール:全て理解できる場所は座談会。(笑)

アシュター:遅いから!(笑)

GM:こっちは、何で気づいてくれへんねん〜!て気分やけどな。

アシュター:気づきようがないねん!

GM:うん、その為にここで宮前さんを出したから。

宮前(GM):「…何してんの、アンタ達?」

シルヴェール:「おぅ、蜘蛛女」

宮前(GM):「く、蜘蛛女…?!…まぁ、確かに」

黄泉:!!そういうことか!!

GM&シル:え、何が?

黄泉:さっきから、ずーっと…宮前って誰のことかなぁ、って考えてた…。

アシュター:忘れてたんかい!(笑)

シルヴェール:「で、そっちこそ何してるんだ?」

宮前(GM):「今日はお姉様の餌を狩りに来たの」

アシュター:子供嫌いの女か…。

シルヴェール:「…あの女、巣にいたら腹減らないんじゃなかったのか?!」(汗)

アシュター:「ほんまや!ていうか、狩りに来たとか言うなよ!討伐対象になるぞ?!」(汗)

GM:まぁ半分は冗談や。(笑)「暇やから漫画買ってきてー」って言われたらしい。

シルヴェール:「漫画読むのか、あの女?!」(笑)

アシュター:「えらく現代満喫してますね?!」(笑)

宮前(GM):「何せ巣の中は暇だから」(笑)

シルヴェール:「では、是非これをお勧めする…」って言ってシグ●イ渡すわ。

GM&黄泉:また濃いな!(笑)

アシュター:どんな漫画?

シルヴェール:超リアルすぎる侍剣術漫画。主人公が扉絵で腸に囲まれて恍惚としてたりする。

GM:逆に喜ばれるかもしれん。(笑)

宮前(GM):「あ、ありがとう…なかなかいいとこ、あるじゃない」(笑)

シルヴェール:「ふっ、たまにはな」(笑)

宮前(GM):(パラパラと見て)「あ、でもこれ、男ばっかり…やっぱ、止〜めた」

シルヴェール:「む…女だって出てくるんだがな…」

宮前(GM):「もっと、女の子だけ、な漫画かしら」

シルヴェール:「………To ●oveる?」

GM:あれだって、男の周りを女の子が集まってウハウハする漫画だから、お姉様の趣味じゃない。

シルヴェール:…んなこと言い出したら、マ●みてしかないやん。

GM:一人のお姉様に女の子が集まってウハウハする話とか。

黄泉:どんな漫画やねん…。まり●†ほりっく でも渡しとけ。

白夢:確かにそういう漫画かも。(笑)たまに男も出てくるけど。

黄泉:大半女やから大丈夫やろ。あんな可愛い子が女なはずがない!ってやつ。

シルヴェール:デモパラかよ。(笑)…っていうか、そんなんはどうでもいいんだ!(笑)

GM:そうやな、話を戻そう。(笑)

宮前(GM):「で、結局アンタ達、何してるの?」

白夢:「のろい、探してるの〜」

シルヴェール:「この辺りで人が消える噂とか、聞いたことないか?」

GM:いや、そう聞かれてもなぁ…。

アシュター:「蟲蝶姫さんの好きそうな女性が攫われるという予言を聞いて、助けにきたんです」

GM:あ、その言い方はいいな!

宮前(GM):「それは困るわねぇ…将来のお姉様の贄が…」

アシュター:「ということで、こういう呪いとか神隠しについて調べているんですが…何か御存知ないですか?」

宮前(GM):「ま、十中八九ゴーストが自分の世界に連れ込んでるんでしょうねぇ」

シルヴェール:「それくらいは分かってる」

アシュター:「問題はどういう原因で連れ込まれるのか、ってことで…」

宮前(GM):「そのゴーストのタイプは分かっているの?」

アシュター:「赤い服…」

シルヴェール:「いや、タイプなら『地縛霊』だ」

宮前(GM):「『地縛霊』…なら、生前の行為をそのまま繰り返すはずだから、その『地縛霊』が生前何をしていたか、をヒントにしてみたらいいと思うわよ?」

黄泉:…追いかけてる…走り回ってる…。スプリンターや!

アシュター:追いかけるのが趣味…警察官?

シルヴェール:いや、警察は別に趣味で追いかけるわけじゃ…。(汗)

宮前(GM):「じゃ、そういうことで。またね〜。とりあえず、このシグ●イっていう漫画は預かっておくわ」

シルヴェール:「あぁ、また感想を聞かせてくれ」(笑)

GM:これで宮前は去っていきました。ちなみに、重大なヒントを出したつもりです。

シルヴェール:生前の行為を繰り返す……追いかける……。

アシュター:おまわりさんに、そういう犯人に心当たりはないか、聞く?

黄泉:マラソンの選手じゃない?

シルヴェール:赤い服…。

黄泉:ほら、マラソンのゼッケンやん。(笑)

シルヴェール:確かに赤いの多いけど。(笑)

アシュター:女子高生を追いかけるがよく分からん、それじゃ…。

シルヴェール:…噴水の周りを走る…?

GM:何してますねん。(笑)


〜…PC4人、完全に沈黙〜

GM:………え、何故止まる?!(汗)

黄泉:いや、これ以上は分からんよ…。

GM:そこから考えてや!(汗)

アシュター:走って追いかける……鬼ごっこ?

黄泉:鬼ごっこする人を消す。(笑)

アシュター:何で追いかけるのか…そこが…。

シルヴェール:生前の行為を繰り返すことが…追いかける?


〜…PC4人、三度完全に沈黙〜

アシュター:追いかけて走る……あれ、じゃあ神隠しが…神隠しを追いかける…?

シルヴェール:ていうか、多分石川が何かをやらかしたんだな。もしくは、これからやらかす。

黄泉:え、何で?

GM:確定?!(笑)

シルヴェール:だから追いかけられる対象になってるんだろ?

黄泉:だから、走ってきてぶつかったん?

シルヴェール:いや、そこまでは…さっき、ノンビリ絵を見てたから、まだ行動は起こしてないってことになるかなぁ……よく分からんけど。

アシュター:……おまわりさん、おまわりさん!

白夢:何でそこでおまわりさんに行く?!(笑)

GM:何を聞くん?

アシュター:「昔、この辺りでよく走ってた人、知りません?」

GM:ここにきてよく分からん質問をー!(笑)

警官(GM):「よ、よく走っていた人?…そこの人かなぁ?」(笑:指差す)

シルヴェール:あ、さっき走りましたね、そういえば。(笑)

アシュター:う〜……!展示されてた絵は関係あるのかぁ〜?

シルヴェール:……あ、展示されてた絵を1枚持ち出して、小脇に抱えて泉の付近を走ってみる。

GM:んなことしたら、アンタが警察に捕まるわ!(笑)

シルヴェール:それはマズイ!いくら夢の世界で前科10犯でも、リアルではマズイ!(笑)思いとどまって絵を触れるだけで留める!「いやぁ、いい絵ですねぇ〜」(笑)

GM:実際は触った時点でアウトやけどな。(笑)

シルヴェール:まだゲーム内感覚残ってたシルヴェールです。(笑)

アシュター:石川……用事が、用事が、って言ってたけど…それは何の用事なんやろう…。

シルヴェール:石川を探そう。奴がいないと話が進まん。

アシュター:そうしましょうか〜。

GM:……では、今日はもう、終わりにして宜しいでしょうか?

シルヴェール:いや、探すよ?

GM:……見つからんかったら、どうするん?(汗)

シルヴェール:少なくとも今日明日には現れるだろうから、張り込む。

黄泉:…もう、今日は終わっていいんちゃう?一人誰か死んだら、何か分かるやろ〜。

全員:(爆笑)

GM:それ、シナリオ失敗って言うねん。(笑)

シルヴェール:リミットの明日まで、っていうのは今日の日付が終わった瞬間をいうのか、明日1日はまだあるのか、どっち?

GM:明日1日がリミットやな。

シルヴェール:そか。じゃ、今日は解散〜!明日は朝一からこの辺りを張る、ということで。

GM:何という中途半端な作戦!!(笑)

アシュター:いやでも、実際何していいか分からんからなぁ…。地縛霊は生前の行動を繰り返す…追いかけるんやろ?

GM:追いかけるんやん。

アシュター:誰を?どういう理由で…?

黄泉:…ここで待ってたらいいんじゃない?夜、ここで寝て。水もあるし。(笑)

シルヴェール:浮浪者と仲良くなりそうや。(笑)

アシュター:条件……追いかける……。(ブツブツ)

GM:『地縛霊は…生前の行為を繰り返すのよ…のよ…』(回想)宮前の言葉がフラッシュバックした。

黄泉:生前の行為て、何なん?

アシュター:追いかけられるようなことをした。

シルヴェール:や、やはり絵を持って走るしか…!(笑)

GM:結局犯罪ですか?!(笑)

アシュター:ていうか、赤い服を着て追いかけてくるような人って、何?

黄泉:赤い服の特徴をもう一回教えて?

GM:赤い服やん。上半身だけは分かってる。真っ赤な、真っ赤な服…まるで血のように赤いな。

黄泉:血のように赤い服…血の服…。その行動を繰り返す…。

GM:そうす。

アシュター:しかも、怒ってるんやろ?

黄泉:生前からよく人を殺す人やった、その返り血や!

GM:(苦笑)

アシュター:怒ってて…追いかけて…血まみれ………。

黄泉:これは…無理やな…。

GM:よくよく考えてな?ここは…梅田やで?泉の広場やで?

シルヴェール:実は全然分からんねんけどな。梅田って歩いたことない。

アシュター:まぁショッピング街や……。

黄泉&アシュター:万引き?!!

GM:…………。

アシュター:万引きして、追いかけてきた?!

シルヴェール:……じゃあ絵を持って…。

黄泉:(爆笑)

GM:結局そこに行き着いた?!!(笑)

アシュター:犯罪起こすことがゴーストの発生条件とか、嫌やで?!それならまだ、そういう現場を押さえるとかの方がいい。(笑)基本的にいい子やから、そんなことしようなんて考えに至らんねんけど…。

シルヴェール:安心し、実績はないけど、前科10犯がここにいる!(笑)

黄泉:『スリ』の能力使ったら追いかけてくるかも…。スッ…と通行人の財布をスッて…何も起こらず気づかれんかったら、そのまま貰えてラッキーってことで…。

全員:(爆笑)

GM:さ、最悪や…!(笑)

黄泉:だって、この『スリ』の能力、まったく使い道が無いねん!(笑)

GM:悪い奴から何かをスるとかならまだ分かるけど…何で一般人から財布スんねん!(笑)

白夢:じゃあ…警官から拳銃スってくるとか…。

アシュター:大事やで、それ?警官のクビも飛ぶし…。(汗)

GM:…で、どうするよ?

シルヴェール:……通行人の影を片っ端から斬っていこうかな…。

GM:何で?!ていうか、どうなんの?

シルヴェール:一般人なら気を失う。能力者なら失わない。

アシュター:大量に意識不明者が!(笑)

GM:あ〜…よろしいでしょうかね、もう?(汗)

アシュター:どうしようもないわ!

黄泉:うん、どうしようもない!

GM:…え、どうしようもないか?(汗)今、大分核心にいってたやん!

アシュター:だって…犯罪行為に手を染めないといけないなんて!(汗)

黄泉:…やってみよか、じゃあ?

シルヴェール:…やっちゃう?

黄泉:誰かが一人犠牲になればいいんやろ?

白夢:…じゃあ、黄泉に白夢の大事なものを取らせるわ。

黄泉:大事なもの…何?目玉とか?

白夢:……スカート、スラれた…。

アシュター:何でスカート。(笑)

GM:もう今日は終わってよろしいでしょうか?

シルヴェール:はぁ…もういいよ…。(疲)

GM:はい、じゃあ今日のところは夜も遅くなったので、これで解散ということで。

シルヴェール:はいよ。

GM:一回ここでチャプター切るわ。手札調整しといてください。

黄泉:(ぺらり)…あぁ〜もぉ〜…何でこんないらんもんばっかり…。(脱力)



5:核心の朝


GM:はい、では次の日の朝一…。

白夢:「黄泉〜…眠い〜…」

黄泉:「起きろ、おらぁ!」(ドカッ!)

GM:では、今日はたまたま日曜日だったということで。やっぱり昨日は土曜日でした。(笑)

アシュター:やっぱりそうなるか。(笑)

GM:さ、今日は一日出ずっぱりで頼むで。みなもに、「くれぐれも犠牲者を出さないように解決して!」て言われたから。

シルヴェール:「……あまり期待しないで欲しい…無理かもしれない…」

アシュター:犯罪起こさなかアカンとか……。

シルヴェール:…分かった。じゃあ、やってみよう。

黄泉:お、さすが。(笑)

天の声ミチル(特別出演):犯罪は、犯罪と思うから犯罪やねん…。

シルヴェール:そういうことだ。(笑)ただ、お金を払い忘れただけの善良な市民だ!

黄泉:それや!(笑)

シルヴェール:では、赤い服を着た店員さんのいる店で何かパクって逃げるか。

GM:…えぇ?ほんまにするん?

シルヴェール:やらな、話進まん気がしてきた。

黄泉:実験やな。

GM:…その場合、警察を呼ばれるというフラグになって…。

シルヴェール:警察を殺しながら逃げるというフラグに…。

GM:そしてシナリオ破綻。(笑)

白夢:実はこれ、まだボードゲームの中やってん。(笑)

シルヴェール:実はまだ帰っていなかった!(笑)

GM:長い夢だった…。(笑)

アシュター:追いかけられるようなこと…ここはショッピングモール…。

シルヴェール:…泉に塩素剤でも入れる?

白夢:もう入ってると思う。(笑)

GM:…今って何時?

シルヴェール:そうだなぁ…ああいう所って、朝何時から開くものかな?

GM:地下街自体は朝5時か6時くらい、かな。

黄泉:店は7〜10時くらいじゃない?

GM:あぁ、店はそんなもんか。じゃあ今は朝7時にしよう。さぁ、再び集合した君達の目に映ったものは…!

シルヴェール:映ったものは…?

GM:…どこらへんで集合なん?

シルヴェール:泉の広場で。

GM:OK。じゃあ辺りに人気は少ないんですが、さっきの絵の展示してる辺りだけはガードマンがきっちり守ってます。

シルヴェール:「お疲れ様でーす」

守衛(GM):「えらい、朝早いね…」

シルヴェール:「ま、ね。この場所が好きになって…」

GM:…と、そうやって話してる横で…何かモゾモゾと動く影が!

白夢:「舞〜!」

GM:ガクッ!…ガタッ!…バタッ…ドタ〜ン!

シルヴェール:な、何があった?!そっち見てみるけど?

GM:ん、舞が倒れてる。

白夢:あぁ、合ってたんや。(笑)

シルヴェール:助け起こすわ。「ど、どうしたんだ?」

舞(GM):「な、何だ、お前達?!私のことが見えるのか?!」

シルヴェール:「み、見える、とは?」

舞(GM):「まぁいい!私は今、それどころじゃないんだ!」

GM:バシッ!と手を振り払って逃げて行くわ。

シルヴェール:えぇ!ちょっ…!追いかける、追いかける!もう逃がさん!!

GM:逃げる舞の小脇には、絵が抱えられてるわ。

黄泉:…ほらぁ、やっぱり絵盗ればよかったんやん…。

アシュター:やっぱりか…。

シルヴェール:とにかく、追いかける!

GM:何かガードマンが呆然としてる。

守衛(GM):「君達…何をしているんだ?…何を言って…ちょっと、待ちたまえ君ぃ!」

GM:シルヴェールの腕をガシッ!

シルヴェール:「邪魔だ!」ドカッ!

守衛(GM):「何であの絵は一人でに倒れたんだ?!」

シルヴェール:(即)あ、影切る。

全員:(爆笑)

GM:ひ、ひでぇ…。(笑)

シルヴェール:イグニッション!【影切り】!ズパッ!

守衛(GM):「あ…あぁぁぁ〜…バタッ」

アシュター:うん、そこは使い時やったね。

白夢:いや、そこでガードマンは気を失わずに「何をするんだ!?」(笑)

アシュター:能力者だった?!(笑)

GM:いや、それやったら舞のことも見えてたはずやから。

シルヴェール:ってことで、影切ってすぐに舞を追いかけるぞ!…まぁ走り出した時に影戻すけど。

GM:え、戻す?

シルヴェール:影を戻せば、しばらくすれば意識を取り戻すから。…おっさんの影とか持ってても仕方ないし。

アシュター:ほんまや。(笑)

GM:じゃ、そうこうしてる内に舞の姿が…結構早いわ、何か運動でもしてたのか…いや違うな。あれは能力者の動きだ!てことで、めっちゃ早い。

シルヴェール:追いかける!

GM:たったったっ…。

シルヴェール:どったどった……はぁっ!はぁっ!(凄く荒い息)

GM:おっさんやん!(笑)

シルヴェール:「ま、待ちぃや…はぁ…ちょ、待ちぃや!はぁはぁ…」(笑)

GM:で、舞が泉の広場に到着したと思った瞬間!何かさすまじい叫び声が聞こえてくる。

声(GM):「待ぁぁぁてぇぇぇぇ〜!!!!」

アシュター:「●パァァァァ〜ン!!」

全員:(爆笑)

アシュター:言うとくとこかな、と思いました。(笑)

GM:え〜、この世のものとは思えへんくらいの声やった。まるでガラス戸を鉄の爪で引っかくような…キィィィー!!っていう叫び声。

シルヴェール:それごと追いかける!

GM:その声の奴を見た舞の顔が引きつるわ。

舞(GM):「な、何だあの化け物は?!」

シルヴェール:どういう状況?舞⇒化け物⇒俺達?

GM:そうやな。

黄泉:追いかけられてる子を、追いかけてる奴ごとウチらが追いかけてる、と。

アシュター:何が何だか…。(笑)

GM:ってことで、舞が泉の前を通りかかった瞬間、舞の姿が消えた。

黄泉:消えた。

アシュター:ウチらも消えよう!

シルヴェール:そのまま追いかける!

GM:じゃ、その赤い服の女も消えた。

シルヴェール:消えたポイントに走っていく。

GM:そしたら、空間に穴が開いてる。今ならまだ入れそうや。

シルヴェール:飛び込む!「っらぁ!」

アシュター:シュポ〜ン!

GM:じゃ、こっからはダンジョンイベントにしよう。

白夢:ここにきてダンジョンかぁ…。(汗)

GM:これで終わりにしよう。フラグを2つ入手したらOKとする。はい、では一つ目(ぺらり)…『大きな音を立ててしまった!ゴーストが侵入者に気づいた!次のリードカードパワー体出現する!』(ぺらり)1体!…舐めとんのかぁ!!

アシュター:ええやん、早回し早回し。(笑)

GM:では、ゴーストが1体現れた!

シルヴェール:イグニッション!

白夢:いぐにっちょん!

GM:前回『ジャイアントカルシウム』倒してたから、それくらいのLvで…『泥田蟲』が現れた!

黄泉:イグニッション!

アシュター:イグニッション!

GM:体長2m。

アシュター:でか!(汗)

シルヴェール:いや、確かカルシウムの方がでかかった。大丈夫だ。

GM:眼球が身体中に張り付いてんねんて。

黄泉:泥田坊みたいや…。


《戦闘:泥田蟲》

《1ターン》

GM:こっちのIniは34。

アシュター:Ini31。

シルヴェール:俺もIni31。今回から右手にレイピア、左手に銀の薔薇を持ってる。

白夢:Ini70〜♪白夢の速さ舐めんなよ〜♪

黄泉:…Ini10。(笑)

GM:31が二人…どっちが先?

アシュター:術式順だから、そっちかな?

シルヴェール:だな、俺が先か。


《白夢⇒泥田蟲⇒シルヴェール⇒アシュター⇒黄泉》

GM:じゃ、レイムから。

シルヴェール:誰やそれ。(笑)

白夢:は・く・む!確かに着物着てるけど…あ、今回から着物になったから。

GM:あ、能力値言ってなかったな。「8/6/7」ですわ。

黄泉:気魄8もあんの?!もういいって、気魄高い奴…。(汗)

GM:蟲やから仕方ない。(笑)

黄泉:基本、気魄高い奴多くない?

シルヴェール:いや、全体的には気魄型と術式型は同数くらい、神秘型がちょっと少ないはず。

黄泉:あ、そうなんや…。

白夢:じゃ、術式でペチッてする。50点。『見得』、「私より早い者はいないの〜!」

GM:あ、ポジション決まってるな?じゃあこっち…(ぺらり)お、クリティカル出た。技と相手選べるので…《回転突進・改》を、一番気魄の低いのは…?

アシュター:3〜。

シルヴェール:俺も3だな。

黄泉&白夢:4!

GM:じゃあ俺が決める。アシュターな。気魄9で蟲が突っ込んできた!当たったら[毒]ダメージや。

アシュター:…自分で7までいけた。『崖っぷち』「うわぁ〜…うわぁ〜…あわわわ!!」(汗)

シルヴェール:OK、3サポートだ。「アシュター、そこで一回『膝まづけ』!!」(笑)

GM:じゃ、避けれました。はい、お次。

シルヴェール:で、術式6か、何でも捨てたら当たるなぁ…基本6だし。

白夢:…え、そんな高いん?!

シルヴェール:前回の詠唱銀使ってアクセサリーで強化したからな。《呪殺符》投げて当てる、ダメージは92点。

アシュター:高!…あ、でもそれって《クロスアビリティ》の…。

シルヴェール:大丈夫、これも強化して8回にしたから。

GM:残り7回やな。はい、お次〜。

アシュター:…術式で殴りたいけど、誰かサポート頼める?

他3人:あるよ。

黄泉:じゃあ、させて。<運命の糸>一番少ないし。

シルヴェール:はい、どうぞ。

アシュター:じゃ、『指示』で「お願いします!そこを攻撃で!」

黄泉:『嫌味』「…年下の分際で…」

シルヴェール:嫌な奴だなぁ〜。(笑)

アシュター:術式で45点!

GM:はい、まだ生きてますよ〜。

黄泉:ん〜…3枚引こう(ぺらり)はい、気魄こない〜。はいはい、術式で攻撃したらいいんやろ〜。術式6やっけ?

シルヴェール&白夢:っていうか、術式で攻撃するなぁ!8点しかダメージないやろ〜!(笑)

黄泉:はい、当たった。(笑)「ほら、これが分かるかい?」で8点。(笑)

GM:はい、倒した。

シル&白夢&アシュ:えぇぇぇぇー!!?(爆笑)

黄泉:ほら、やった。(笑)

シルヴェール:「フフッ、ゴチソウサマ」

黄泉:「つまんねぇ相手だったよ…」

アシュター:「さ、歌いましょう」

白夢:「私に適うはず、なかったのよ〜!」


《戦闘終了》

GM:さ、どんどん次いこ〜。(ぺらり)『ゴーストが3体出現』…やってられっか、バカヤロー!(汗)え〜…今ゴーストを倒した後に、血の痕がある。テンテンテン…と。今落ちたかのような新鮮な血。

アシュター:何色?緑とか?

GM:いや、赤色。

シルヴェール:…ペロリ。

GM:舐めちゃう!(笑)

シルヴェール:この味…この匂い…これは、石川だ!(笑)

GM:残念、違うなぁ。(笑)ってことで次。

アシュター:赤い服の女のやつやと思う。

白夢:え、今のはフラグ?

GM:そうやで。(ぺらり)『リードカード3枚引いて、ゴーストイベントを起こしなさい』と……『何かが落ちている!』術式の行為判定に成功すると、フラグを一つ手に入れる。目標値は大ボスのLv+カードパワーやから…目標値は術式で13。

シルヴェール&白夢:いけるよ。

シルヴェール:一人で11までいった。『緻密』にそこを探した。

白夢:じゃ、2あげる。『成長』、「シルも成長したね〜」

シルヴェール:何で上から目線やねん、てめぇ。(笑)

GM:はい、ではフラグを2つ手に入れました。すると、向こうの方からすざまじい叫び声と金切り声が聞こえてきました。

シルヴェール:そっちに走り出す!

アシュター:大丈夫。「きゃー」て悲鳴あげてる内は余裕あるから。(笑)

GM:あと、ポジションがAとBの人はチェックをしてください。Aは神秘、Bは気魄な。

シルヴェール:じゃ、こっちも負けじと『奇声』を。「ほあちゃぁぁあー!!」(笑)

黄泉:こっちも普通に成功したで。(笑)

GM:じゃ、その二人はそれぞれ残留思念を1個ずつゲットしといて。

シルヴェール:やった♪

GM:じゃ、目の前で今にも舞が真っ赤な女に殺されそうになってます。真っ赤な女の手には包丁が…。

シルヴェール:身体ごと割り込ませる!

GM:じゃ、ここで最後の戦闘です。一回ここでシーン切れるんで、手札調整してください。


《戦闘:赤い服の女》

GM:舞は絵を抱えてガタガタ震えています。

シルヴェール:並びは?

GM:舞がおって、敵がいて、あんたらや。

シルヴェール:…後ろから敵、殴れるぞ。(笑)

白夢:不意打ちやぁ〜。(笑)

GM:そうしようとすると、首が180度回ってそっちを見る。

赤い女(GM):『ナンダ、オ前達〜…?!』

アシュター:「絵を返すから許したって」

赤い女(GM):『許サナイ〜!万引キスル奴は許サナイ〜!!』

シル&黄泉:ほんまに万引きが原因やったん?!

アシュター:分かるか、そんなん!!

赤い女(GM):『許サナ〜イ…』

シルヴェール:「あぁ…うん、万引きは悪いことと思う」

赤い女(GM):『アイツのセイデ、私ハ死ンダンダァー!アイツを追イカケテ…私ハ車に轢カレテ…アイツを殺シテ私モ…!』

GM:流れ出す血が、まるで赤い服を着ているかのようになっている。その女がそっちを向くで。

シルヴェール:…やっぱ血で染まってる系か…。

アシュター:とりあえず、止めましょ。

GM:こいつが大ボスね。

シルヴェール:「成仏させてやらぁ…」

GM:その女が一際大きな叫び声を出すと、ゴーストウォールがポンポンポン!と出てきました。

白夢:3列…?

GM:3列やな。前2体、中1体、後ろ1体、そして大ボス。

シルヴェール:そいつらの見た目は?

GM:前から順に『ゾンビ』『ホーリーゴースト』『サイコメーラー』やな。

シルヴェール:えっと、前から気魄型、術式型、神秘型の奴だな。

アシュター:分かるんや。(笑)

GM:能力値は「4/3/3」…低いな、もっと強くしよ…。

白夢:いや、いいから!そいつらどうせ、ボスの外付けHPやねんから!(笑)

GM:そっか。(笑)次は「4/4/4」、「4/4/4」やな。大ボスは「9/7/6」。

アシュター:ボスのLv、どうせまた30以上やろ…。(汗)

黄泉:また9とかあるしぃ〜!(汗)

シルヴェール:ボスは達成値にカード2枚引くってのに…。(汗)

GM:Ini言うで〜。大ボスの『赤い女』Ini20、『ゾンビ』が6、『ホーリーゴースト』が11、『サイコメーラー』14な。

シルヴェール:サイコメーラー…ずっと携帯いじって、こっち見ない暗い奴。(笑)

アシュター:あぁ、メーラーってそういう意味か。(笑)

GM:あと、2ターンに一回『ゾンビ』が出てきますので。

シルヴェール:応援か…。

アシュター:さくっと落としていかんとな…。

シルヴェール:えっと、順番は…こうか。


《白夢⇒シルヴェール⇒アシュター⇒赤い女⇒サイコメーラー⇒ホーリーゴースト⇒黄泉⇒ゾンビ》

白夢:3枚引く…手札青空やし…(ぺらり)…《白燐拡散弾》、気魄で…『猛攻』付ける。ダメージ55点、20m全周やな。『寝言』言いながら撃った。

GM:1、2列目まで全員やな。甘んじて受けとくわ。

シルヴェール:次俺か……2枚引く…(ぺらり)…神秘でゾンビAを殴るか。『勘』で「その辺か?!」て殴って34点。

GM:それでゾンビA死んだ。

アシュター:…どうしよっかな…《ブラスト・ヴォイス》で、「やったのは貴様か!」…『猛攻』付けて20m全周で25点ずつ!

GM:それでゾンビBも、ホーリーゴーストも死んだ。

シルヴェール:これで壁はサイコメーラーだけだ…。

アシュター:遠距離技なら大ボスにも届くね。

GM:でもこっちやな。まずは(ぺらり)『PC人数分だけリードカードを引く』…4枚か。(ぺらり)H、B、F、Aの人!

白夢:白夢だけ避けた。(笑)

アシュター:相手にされてない、とか…。

シルヴェール:何か2回来た。(汗)

GM:その人達に…術式14で攻撃。

アシュター:は?!!

黄泉:無理に決まってるやろー!

GM:……これ、見て?(カードを見せる)

シルヴェール:…あぁ、一番デカイ数字引いたんだな。(笑)

アシュター:どんな頑張っても無理なんで『ガード』するか。

シルヴェール:一回分だけ『Lucky!』で避ける。2回目は受ける。

黄泉:3枚引く…(ぺらり)はい、『Lucky!』出ない…くらうか。

アシュター:『ガード』で怖くない!…怖いけど。

GM:当たった人は60点な。次、サイコメーラーか…(ぺらり)Cの人に神秘で4!

白夢:こっちきた…!…そして神秘が手札にあると思ってんの?

シルヴェール:青空っていってたもんな。(笑)

GM:こいつ、神秘て何で攻撃してるんやろ……脅迫メールやって。(笑)

白夢:3枚引く!(ぺらり)…やっぱ白夢、手札凄いわ。(笑)「電波には『電波』だぁー!」…どんなメールでくるん?

GM:『死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ…!』

白夢:「蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲…!!」で避けた。(笑)

GM:じゃ、こっち終わり。

黄泉:あとは…前1体か。『見切り』使って、行動終わってる見方分×10点ダメージ上がるから+30点で…気魄でサイコメーラーに80ダメージ。『怒り』、「メールばっかり、してたらアカン!」パン!(弾き飛ばした)

GM:はい、死んだ。

サイコメーラー(GM):『グッハァァー!…ケ、携帯ガァー!!』


《2ターン》

白夢:ん〜、じゃあ…赤い人に《クレセントファング》、とりあえず今は術式で達成値10。『先読み』「こっちだ!」しかもこれは、一番低い能力値で避けなあかん。

アシュター:3サポート。「ガラ空きだ!」

黄泉:2出す。「それは当たらないんじゃ?」

GM:達成値15?それは無理だ。(ぺらり)10では無理ですね。

白夢:そこに『クリティカル』乗せる。248点。

シルヴェール:じゃ、俺か。…アシュター、いけるか?

アシュター:いける!

シルヴェール:OK、『クロスアビリティ』!

GM:きたぁー!(汗)

シル&アシュ:ニヤニヤ。(笑)

シルヴェール:俺の《呪殺符》は術式で達成値13いくわ。

アシュター:僕の《光の槍》…神秘で10。

シルヴェール:それに2サポートして12にする。「これまでの戦いで『経験』積んできてるんでね!」

アシュター:「先輩と二人で攻撃!」

シルヴェール&アシュター:《ジャッジメント》!!

GM:(コロコロ)こっちは回避無理ですね。

シルヴェール:こっちは92点。

アシュター:こっちは76点。

GM:…はいはい。

シルヴェール:で、続けてアシュターだ。

アシュター:よし、ここで術式チェックだけして《リフレクト・コア》展開。ガードアップ、神攻アップ、回復する。

GM:じゃ、こっちやな…トドメさしてほしかったけど…。え〜(ぺらり)Gの人に気魄の14!

白夢:また…『Lucky!』〜♪「何を言ってるんだ、おまえはー!」

赤い女(GM):『何故、邪魔ヲスルゥー!!』

シルヴェール:まぁ考えてみたら万引き捕まえようとしただけなんだけどなぁ…。

黄泉:3枚引く…(ぺらり)…どうしよっかなぁ。じゃ、《紅蓮撃》いっときましょか。自分で気魄9までいきましたんで…ちょっと誰か欲しい。

シルヴェール:2サポート。「え、黄泉、何かした?」と『戸惑い』(笑)

黄泉:「これからするんですよ…!」と『恨み言』。(笑)

白夢:「これで、勝ちだぁー!」3サポート。

黄泉:達成値14になった。

GM:(ぺらり)あかん、こっち11や。

黄泉:当たるね。ダメージは130点、あと[魔炎]くらっといて。

赤い女(GM):『ナ、何故……』

GM:ってことで、死んだ。

アシュター:よっし!


《戦闘終了》

赤い女(GM):『ナンデェェェ〜?!!…ガハァッ!ズシュ!』

GM:その言葉と同時に、霊的空間?から出ました。

シルヴェール:一応この世界ではゴーストの特殊空間って言い方だけどね。(笑)



6:謎と共に去りぬ


GM:で、気づいたら皆、泉の広場で倒れてんで。

白夢:た、倒れてるんや…。(汗)

アシュター:早朝でよかったぁ〜…。(汗)

シルヴェール:石川さんの様子を見る。

GM:絵を抱えてる。

シルヴェール:「…その絵に、何か?」

舞(GM):「これは……ちょっと、言えない…」

アシュター:えぇ〜?

舞(GM):「とにかく、ありがとう!」

白夢:「それ、あんたが描いた贋作でしょ〜?!」

舞(GM):「じゃ、またね!」

アシュター:無視。(笑)

シルヴェール:「お、おい、ちょっと待て…!」

GM:走っていきまし…。

シルヴェール:待て。悪いがここは、首元にレイピアを突きつけてでも止める。

アシュター:「ダメですよ、先輩…そんなことをしても、またゴーストに狙われますよ…」

舞(GM):「…この絵は、どうしても私達に必要なものなの!」

アシュター:「その理由を教えてよ!」

舞(GM):「それは言えない…!」

シルヴェール:「なんで?!」

舞(GM):「…言えないから」

シルヴェール:「理由になってねぇよ!」

黄泉:…その絵を壊したらいいんちゃう?

GM:いぃ〜??(汗)さぁ、そうこうしてる内に…石川さんの手に剣が現れた!

アシュター:うおぉ〜…。(汗)

GM:で、その剣を振り回した!

シルヴェール:あぶね!(汗)剣で受けながら、間合いを取る。

GM:その隙に石川さんの姿が掻き消えた!

アシュター:……えぇぇぇぇぇ〜〜…???

シルヴェール:…掻き消えた?何の能力者だ、それ…?

黄泉:【闇纏い】じゃない?

シルヴェール:剣…あぁ、魔剣士か!

GM:ん〜【闇纏い】でも能力者には見えるけどな。だからさっき見つかってん。だから、よく分からん。ということで、後に残されたのは君達であった………。

アシュター:…どうしようもないわ。報告だけしましょ。

黄泉:そやな…。

GM:とにかく、ゴースト倒したし、被害者であろう女性も助けたわ。

白夢:じゃ、電話で、「にゃも〜、にゃも〜」

GM:とりあえず一回帰ってきなさい。

アシュター:ん、じゃあ帰りましょう。

みなも(GM):「御苦労様。結果は予言していたわ」

黄泉:「…え?結果を予言していたぁ?」

みなも(GM):「きっとやってくれると思っていたわ」(笑)

白夢:「予言してたんなら、やり方全部教えてくれても〜!」

みなも(GM):「それは分からない。アンタ達に任せたら大丈夫ってことだけ、予言したから」

シルヴェール:過程は分からず、結果だけ、ってことか…。

みなも(GM):「ま、とにかく…今日の報酬よ」

GM:と、清算するとこで、一回今日は終わりです。




〜第5話…To Be Continued...〜




座談会


GM:普通成功として…300+115で415点が経験値。×20の8300点が詠唱銀。

シルヴェール:一人2075点ずつだな。結局あの絵は何だったんだ…?

GM:それは今後のシナリオへと繋がる…。ということで、これはキャンペーンの第0話です。果たしてあの絵の正体は?あの少女は一体何者なのか?背後に蠢く謎の集団……次回、シルバーレイン第6話『隠された絵の秘密』、乞う御期待!

黄泉:人よ、未来を侵略せよ!(笑)

アシュター:それゲーム違うから。(笑)

GM:ちなみに今回の題名、ネタバレやから最後に言いたかってん。『万引き少女と赤い服』でした。

シルヴェール:まんまやん…。(汗)

アシュター:万引きせなアカンとか…犯罪はダメっていうプレイヤーやったら、絶対無理やで?

黄泉:別に万引きじゃなくてもよかったんちゃう?

GM:うん、万引きみたいなフリでもよかってん。

黄泉:どんなフリやねん!(笑)

GM:走り回らなアカンかってん。

シルヴェール:走り回ったわー!

GM:…走り回らなあかんのは、高校生の女の子や!

シルヴェール:あぁ、俺じゃなくて黄泉が走ればよかったのか…。

アシュター:やっぱり『スリ』持ちが走るべきやったか!(笑)

GM:あ、サクリファイスが3×4で12点やな。

シルヴェール:前回は…最後クリアしたのが3人で9点残ってるから、21点だな。

GM:え、4人…あ、そっか。(笑)

白夢:誰や、寝たんわ。

他全員:お前や。

アシュター:わぁい、家具にしますか?

シルヴェール:いや、そろそろ<結社アビリティ>を考えていこう。

アシュター:あ、それがあったね〜。

GM:…で、黄泉は話分かった?

黄泉:ん、相変わらずよく分からんかった。

アシュター:ま、これでLv上がったね。

GM:ん、やれやれ…ノってきたとこで時間か…じゃ、今回はこれで終わりやな。




〜第5話.おしまい〜